JPH0433217B2 - - Google Patents
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- JPH0433217B2 JPH0433217B2 JP17389288A JP17389288A JPH0433217B2 JP H0433217 B2 JPH0433217 B2 JP H0433217B2 JP 17389288 A JP17389288 A JP 17389288A JP 17389288 A JP17389288 A JP 17389288A JP H0433217 B2 JPH0433217 B2 JP H0433217B2
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は歯列矯正用成形品に関し、更に詳しく
は口膣内において耐加水分解性及び耐汚染性に優
れたポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形
品に関する。 (従来の技術) 従来、歯の不正咬合を治療するための歯列矯正
装置が種々考案及び使用されている。これらの歯
列矯正装置の大部分は、矯正すべき歯とその周囲
の歯或いは全体の歯に金属製のブラケツトを接着
させ、このブラケツトにワイヤを掛け渡し、ワイ
ヤの緊締力によつて不正な歯の向きを徐々に矯正
するものである。この際ブラケツトとワイヤとの
間には両者のズレや脱落等を防止し、不正向の歯
に均一な力を作用させるために、第1図乃至第3
図示の如き弾性体からなるOリングやOリングを
有するバンド等が使用されている。 以上の如きOリングやバンド等の歯列矯正用成
形品は従来はポリウレタンエラストマーから成形
されている。 (発明が解決しようとする問題点) 従来のポリウレタンエラストマー製歯列矯正用
成形品の材料としては、ポリエステル型とポリエ
ーテル型のポリウレタンエラストマーとが使用さ
れているが、ポリエステル型ポリウレタンエラス
トマーは強度や弾性に優れているが、口腔内の睡
液中の酵素の作用によつて加水分解作用を受け、
容易に劣化してその強度を失うという欠点があ
る。一方、ポリエーテル系ポリウレタンエラスト
マーは耐加水分解性に幾分優れるが、強度や弾性
に劣るという問題がある。 又、ポリウレタンエラストマーとしては熱可塑
性タイプと架橋した熱硬化タイプの2種類が知ら
れているが、前者は安価であるものの耐久性に不
足し、後者は耐久性に優れるものの成形コストが
著しいという問題点がある。 更に以上の如きポリウレタンエラストマー製歯
列矯正用成形品は、口腔内において着色し易いと
いう問題点がある。すなわち、歯列矯正装置を装
置した状態において食事をとると、特に食事が色
の強い食品、例えば、カレーライス等の如き各種
の着色食品である場合には、それら食品によつて
ポリウレタンエラストマー成形品が口腔内で強く
着色され、水で口腔内をすすいでもその着色がと
れず、使用者にとつて大きな精神的負担となつて
いるという問題がある。 従つて本発明の目的は口腔内においても睡液中
の酵素によつて加水分解されず、又、食品によつ
ても汚染されないポリウレタンエラストマー製歯
列矯正用成形品を提供することである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的は以下の本発明によつて達成される。 すなわち、本発明は、表面は反応性シリコーン
樹脂からなる被膜が形成されていることを特徴と
するポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形
品である。 (作用) ポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形品
の表面に、反応性シリコーン樹脂からなる被膜を
形成することによつて、耐加水分解性及び耐汚染
性に優れたポリウレタンエラストマー製歯列矯正
用成形品が提供される。 (好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳
しく説明する。 第1図乃至第3図は本発明の歯列矯正用成形品
の幾つかの例を示す図であり、本発明の歯列矯正
用成形品の形状は図示の形状に限定されず、口膣
内で使用される限り、他の形状の歯列矯正用成形
品、例えば、歯列矯正用マウスピース等でもよい
のは当然である。 第1図及び第3図示の例は、使用時に夫々のO
リングを切り取つて、歯列矯正装置のブラケツト
とワイヤの接触部分に嵌込んで使用するものであ
り、又、第2図示の例は、適当な長さに切断し、
その両端のOリングをブラケツトに設けられてい
る突起に掛け渡し、ブラケツト間を牽引するバン
ドである。 従つて第1図及び第3図の例は、Oリングの切
断が容易である様に一般に熱可塑性ポリウレタン
エラストマーで形成し、一方、第2図示の例は、
強い弾性を有する様に一般に熱硬化ポリウレタン
エラストマーから成形される。勿論、第1図及び
第3図示の例を熱硬化ポリウレタンエラストマー
で形成してもよいし、又、第2図示の例を熱可塑
性ポリウレタンエラストマーで形成してもよい。 本発明の歯列矯正用成形品はポリウレタンエラ
ストマーを射出成形、押出成形、シートの切り抜
き、注型等従来公知のいずれの成形方法によつて
も成形することができ、又、使用するポリウレタ
ンエラストマーは熱可塑性タイプでも熱硬化性タ
イプのいずれもよく、市場から入手し得るポリウ
レタンエラストマーはいずれも本発明で使用する
ことができる。又、第1図乃至第3図示の如き所
望の形状に既に成形されている市販のポリウレタ
ンエラストマー製歯列矯正用成形品も本発明でそ
のまま使用することができる。 本発明の主たる特徴は、上述の如きポリウレタ
ンエラストマー製歯列矯正用成形品の表面に、反
応性シリコーン樹脂からなる被膜を形成したこと
を特徴としている。 本発明において使用する反応性シリコーン樹脂
とは、ポリシロキサン鎖の未端又は内部に反応性
基を少なくとも2個有する化合物であり、例え
ば、ハイドロジエン変性ポリシロキサン、ビニル
変性ポリシロキサン、ヒドロキシ変性ポリシロキ
サン、未端アルコールポリシロキサン、アミノ変
性ポリシロキサン、カルボキシ変性ポリシロキサ
ン、クロル変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポ
リシロキサン、メタクリロキシ変性ポリシロキサ
ン、メルカブト変性ポリシロキサン、その他が挙
げられ、これらは単独或いは混合物として、又は
触媒や他の反応性成分と併用して用いられる。 以上の如き反応性シリコーン樹脂はいずれも公
知であり、例えば、信越化学工業(株)やチツソ(株)等
から種々の商品名で入手でき、いずれも本発明で
使用することができる。 以上の如き反応性シリコーン樹脂を用いて前記
ポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形品の
表面に被膜を形成する好ましい方法としては、前
記反応性シリコーン樹脂を有機溶剤の溶液とし、
これらの液を前記ポリウレタンエラストマー製歯
列矯正用成形品の表面に塗工する方法、逆に溶液
中にポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形
品を浸漬する方法等により、成形体の表面上に被
膜を形成し、これを適当な時間放置するか或い
は、例えば、50乃至150℃程度の温度で数分間乃
至数時間熱処理することによつて反応性シリコー
ン樹脂からなる所望の被膜が成形体の表面に形成
される。又、上記において有機溶剤としてポリウ
レタンエラストマーを一部溶解又は膨潤させるも
のを使用することにより、反応性シリコーン樹脂
を成形体の表面内に含浸させ、形成される被膜の
密着性を更に大にすることができる。 他の好ましい方法としては、前記の反応性シリ
コーン樹脂に、反応性基を含有しているポリウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、多官能の架橋剤等を混
合し、この混合物を用いて上記と同様に被膜を形
成することにより、歯列矯正用成形品に対して接
着性、弾性、強度、伸長性等に優れた被膜とする
ことができる。このように他のバインダーを併用
する場合には、反応性シリコーン樹脂と他のバイ
ンダーの比率は前者/後者=20乃至100/80乃至
0程度の重量比が好ましい。 又、以上の如くして形成する被膜の厚みは特に
限定されないが、あまりに薄すぎると本発明の目
的である耐加水分解性及び耐汚染性の付与が不十
分であり、一方、厚すぎると不経済であるので、
好ましい厚みは約0.1乃至10μm程度である。これ
らの被膜の厚みは反応性シリコーン樹脂の塗工時
の溶液の濃度や浸漬時間を調製することによつて
自由にコントロールすることが可能である。 (実施例) 次に実施例を挙げて本発明に更に具体的に説明
する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの
ない限り重量基準である。 実施例 1 N−β(アミノエチル)γアミノプロピルトリ
メトキシシランをメチルエチルケトンに加え30%
溶液を調製した。この溶液中に熱可塑性ポリエー
テル型ポリウレタンエラストマー製の第1図示の
如き歯列矯正用成形品(厚み0.4mm、Oリングの
外径2mm、内径1mm)を約25℃の温度で5分間浸
漬後、引き上げて室温で風乾した。メチルエチル
ケトンが蒸発後、100℃で10分間熱処理して被膜
を硬化させて本発明のポリウレタンエラストマー
製歯列矯正用成形品を得た。 実施例 2 テトラジメチルジシロキサン10部を窒素気流中
でトルエン90部に溶解して10%溶液とし、この中
に触媒としてオクチル酸錫0.01部を添加した。こ
の溶液中に第2図示の如きOリングを有する牽引
バンド(サイズは実施例1と同様、熱硬化ポリエ
ステル型ポリウレタンエラストマー)を25℃で5
分間浸漬し、取出し後、室温で24時間放置して被
膜を硬化させ本発明の歯列矯正用成形品を得た。 実施例 3 テトラジメチルジシロキサン134部、テトラメ
チルジビニルジシロキサン186部及び熱可塑性ポ
リウレタン320部をトルエン2.560部中に溶解し
た。この溶液中に第3図示の如き熱可塑性ポリエ
ーテル型ポリウレタンエラストマーから射出成形
した歯列矯正用成形品を25℃で10分間浸漬した。
取出後60℃で10分間、更に150℃で10分間加熱し
て被膜を硬化させ本発明の歯列矯正用成形品を得
た。 実施例 4 実施例1における成形品として熱硬化ポリウレ
タンエラストマー(ポリエステル型)のシートを
打抜き方式で形成した同様の形状のものを使用
し、他は実施例1と同様にして本発明の歯列矯正
用成形品を得た。 以上の如くして得られた本発明の歯列矯正用成
形品と、反応性シリコーン樹脂で被覆処理をしな
かつた夫々の歯列矯正用成形品(比較例1乃至
4)とを用いて、歯科医院で歯列矯正装置で実際
に使用し、夫々の耐加水分解性及び耐汚染性を評
価した。口腔内の装着期間4週間とした。得られ
た結果を下記第1表に示した。
は口膣内において耐加水分解性及び耐汚染性に優
れたポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形
品に関する。 (従来の技術) 従来、歯の不正咬合を治療するための歯列矯正
装置が種々考案及び使用されている。これらの歯
列矯正装置の大部分は、矯正すべき歯とその周囲
の歯或いは全体の歯に金属製のブラケツトを接着
させ、このブラケツトにワイヤを掛け渡し、ワイ
ヤの緊締力によつて不正な歯の向きを徐々に矯正
するものである。この際ブラケツトとワイヤとの
間には両者のズレや脱落等を防止し、不正向の歯
に均一な力を作用させるために、第1図乃至第3
図示の如き弾性体からなるOリングやOリングを
有するバンド等が使用されている。 以上の如きOリングやバンド等の歯列矯正用成
形品は従来はポリウレタンエラストマーから成形
されている。 (発明が解決しようとする問題点) 従来のポリウレタンエラストマー製歯列矯正用
成形品の材料としては、ポリエステル型とポリエ
ーテル型のポリウレタンエラストマーとが使用さ
れているが、ポリエステル型ポリウレタンエラス
トマーは強度や弾性に優れているが、口腔内の睡
液中の酵素の作用によつて加水分解作用を受け、
容易に劣化してその強度を失うという欠点があ
る。一方、ポリエーテル系ポリウレタンエラスト
マーは耐加水分解性に幾分優れるが、強度や弾性
に劣るという問題がある。 又、ポリウレタンエラストマーとしては熱可塑
性タイプと架橋した熱硬化タイプの2種類が知ら
れているが、前者は安価であるものの耐久性に不
足し、後者は耐久性に優れるものの成形コストが
著しいという問題点がある。 更に以上の如きポリウレタンエラストマー製歯
列矯正用成形品は、口腔内において着色し易いと
いう問題点がある。すなわち、歯列矯正装置を装
置した状態において食事をとると、特に食事が色
の強い食品、例えば、カレーライス等の如き各種
の着色食品である場合には、それら食品によつて
ポリウレタンエラストマー成形品が口腔内で強く
着色され、水で口腔内をすすいでもその着色がと
れず、使用者にとつて大きな精神的負担となつて
いるという問題がある。 従つて本発明の目的は口腔内においても睡液中
の酵素によつて加水分解されず、又、食品によつ
ても汚染されないポリウレタンエラストマー製歯
列矯正用成形品を提供することである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的は以下の本発明によつて達成される。 すなわち、本発明は、表面は反応性シリコーン
樹脂からなる被膜が形成されていることを特徴と
するポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形
品である。 (作用) ポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形品
の表面に、反応性シリコーン樹脂からなる被膜を
形成することによつて、耐加水分解性及び耐汚染
性に優れたポリウレタンエラストマー製歯列矯正
用成形品が提供される。 (好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳
しく説明する。 第1図乃至第3図は本発明の歯列矯正用成形品
の幾つかの例を示す図であり、本発明の歯列矯正
用成形品の形状は図示の形状に限定されず、口膣
内で使用される限り、他の形状の歯列矯正用成形
品、例えば、歯列矯正用マウスピース等でもよい
のは当然である。 第1図及び第3図示の例は、使用時に夫々のO
リングを切り取つて、歯列矯正装置のブラケツト
とワイヤの接触部分に嵌込んで使用するものであ
り、又、第2図示の例は、適当な長さに切断し、
その両端のOリングをブラケツトに設けられてい
る突起に掛け渡し、ブラケツト間を牽引するバン
ドである。 従つて第1図及び第3図の例は、Oリングの切
断が容易である様に一般に熱可塑性ポリウレタン
エラストマーで形成し、一方、第2図示の例は、
強い弾性を有する様に一般に熱硬化ポリウレタン
エラストマーから成形される。勿論、第1図及び
第3図示の例を熱硬化ポリウレタンエラストマー
で形成してもよいし、又、第2図示の例を熱可塑
性ポリウレタンエラストマーで形成してもよい。 本発明の歯列矯正用成形品はポリウレタンエラ
ストマーを射出成形、押出成形、シートの切り抜
き、注型等従来公知のいずれの成形方法によつて
も成形することができ、又、使用するポリウレタ
ンエラストマーは熱可塑性タイプでも熱硬化性タ
イプのいずれもよく、市場から入手し得るポリウ
レタンエラストマーはいずれも本発明で使用する
ことができる。又、第1図乃至第3図示の如き所
望の形状に既に成形されている市販のポリウレタ
ンエラストマー製歯列矯正用成形品も本発明でそ
のまま使用することができる。 本発明の主たる特徴は、上述の如きポリウレタ
ンエラストマー製歯列矯正用成形品の表面に、反
応性シリコーン樹脂からなる被膜を形成したこと
を特徴としている。 本発明において使用する反応性シリコーン樹脂
とは、ポリシロキサン鎖の未端又は内部に反応性
基を少なくとも2個有する化合物であり、例え
ば、ハイドロジエン変性ポリシロキサン、ビニル
変性ポリシロキサン、ヒドロキシ変性ポリシロキ
サン、未端アルコールポリシロキサン、アミノ変
性ポリシロキサン、カルボキシ変性ポリシロキサ
ン、クロル変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポ
リシロキサン、メタクリロキシ変性ポリシロキサ
ン、メルカブト変性ポリシロキサン、その他が挙
げられ、これらは単独或いは混合物として、又は
触媒や他の反応性成分と併用して用いられる。 以上の如き反応性シリコーン樹脂はいずれも公
知であり、例えば、信越化学工業(株)やチツソ(株)等
から種々の商品名で入手でき、いずれも本発明で
使用することができる。 以上の如き反応性シリコーン樹脂を用いて前記
ポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形品の
表面に被膜を形成する好ましい方法としては、前
記反応性シリコーン樹脂を有機溶剤の溶液とし、
これらの液を前記ポリウレタンエラストマー製歯
列矯正用成形品の表面に塗工する方法、逆に溶液
中にポリウレタンエラストマー製歯列矯正用成形
品を浸漬する方法等により、成形体の表面上に被
膜を形成し、これを適当な時間放置するか或い
は、例えば、50乃至150℃程度の温度で数分間乃
至数時間熱処理することによつて反応性シリコー
ン樹脂からなる所望の被膜が成形体の表面に形成
される。又、上記において有機溶剤としてポリウ
レタンエラストマーを一部溶解又は膨潤させるも
のを使用することにより、反応性シリコーン樹脂
を成形体の表面内に含浸させ、形成される被膜の
密着性を更に大にすることができる。 他の好ましい方法としては、前記の反応性シリ
コーン樹脂に、反応性基を含有しているポリウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、多官能の架橋剤等を混
合し、この混合物を用いて上記と同様に被膜を形
成することにより、歯列矯正用成形品に対して接
着性、弾性、強度、伸長性等に優れた被膜とする
ことができる。このように他のバインダーを併用
する場合には、反応性シリコーン樹脂と他のバイ
ンダーの比率は前者/後者=20乃至100/80乃至
0程度の重量比が好ましい。 又、以上の如くして形成する被膜の厚みは特に
限定されないが、あまりに薄すぎると本発明の目
的である耐加水分解性及び耐汚染性の付与が不十
分であり、一方、厚すぎると不経済であるので、
好ましい厚みは約0.1乃至10μm程度である。これ
らの被膜の厚みは反応性シリコーン樹脂の塗工時
の溶液の濃度や浸漬時間を調製することによつて
自由にコントロールすることが可能である。 (実施例) 次に実施例を挙げて本発明に更に具体的に説明
する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの
ない限り重量基準である。 実施例 1 N−β(アミノエチル)γアミノプロピルトリ
メトキシシランをメチルエチルケトンに加え30%
溶液を調製した。この溶液中に熱可塑性ポリエー
テル型ポリウレタンエラストマー製の第1図示の
如き歯列矯正用成形品(厚み0.4mm、Oリングの
外径2mm、内径1mm)を約25℃の温度で5分間浸
漬後、引き上げて室温で風乾した。メチルエチル
ケトンが蒸発後、100℃で10分間熱処理して被膜
を硬化させて本発明のポリウレタンエラストマー
製歯列矯正用成形品を得た。 実施例 2 テトラジメチルジシロキサン10部を窒素気流中
でトルエン90部に溶解して10%溶液とし、この中
に触媒としてオクチル酸錫0.01部を添加した。こ
の溶液中に第2図示の如きOリングを有する牽引
バンド(サイズは実施例1と同様、熱硬化ポリエ
ステル型ポリウレタンエラストマー)を25℃で5
分間浸漬し、取出し後、室温で24時間放置して被
膜を硬化させ本発明の歯列矯正用成形品を得た。 実施例 3 テトラジメチルジシロキサン134部、テトラメ
チルジビニルジシロキサン186部及び熱可塑性ポ
リウレタン320部をトルエン2.560部中に溶解し
た。この溶液中に第3図示の如き熱可塑性ポリエ
ーテル型ポリウレタンエラストマーから射出成形
した歯列矯正用成形品を25℃で10分間浸漬した。
取出後60℃で10分間、更に150℃で10分間加熱し
て被膜を硬化させ本発明の歯列矯正用成形品を得
た。 実施例 4 実施例1における成形品として熱硬化ポリウレ
タンエラストマー(ポリエステル型)のシートを
打抜き方式で形成した同様の形状のものを使用
し、他は実施例1と同様にして本発明の歯列矯正
用成形品を得た。 以上の如くして得られた本発明の歯列矯正用成
形品と、反応性シリコーン樹脂で被覆処理をしな
かつた夫々の歯列矯正用成形品(比較例1乃至
4)とを用いて、歯科医院で歯列矯正装置で実際
に使用し、夫々の耐加水分解性及び耐汚染性を評
価した。口腔内の装着期間4週間とした。得られ
た結果を下記第1表に示した。
【表】
評価基準
耐汚染性は、使用前と使用後のサンプルの色差
を肉眼で判定し、著しく着色しているものを×、
殆ど使用前と変化のないものを〇、全く変化して
いないものを◎で表した。 耐加水分解性は、使用前と使用後のサンプルの
強度を測定し、著しく強度が低下し、指先の力で
容易に破断するものを×、かなり弾力性を保持し
ているものを〇、殆ど強度低下のないものを◎で
表わした。 (効果) 以上の如き本発明によれば、ポリウレタンエラ
ストマー製歯列矯正用成形品の表面に反応性シリ
コーン樹脂からなる被膜を形成することによつ
て、歯列矯正用成形品の耐汚染性が著しく向上
し、且つ用いたポリウレタンエラストマーがポリ
エステル型ポリウレタンエラストマーであつて
も、その耐加水分解性が著しく改良されているこ
とが明らかである。
を肉眼で判定し、著しく着色しているものを×、
殆ど使用前と変化のないものを〇、全く変化して
いないものを◎で表した。 耐加水分解性は、使用前と使用後のサンプルの
強度を測定し、著しく強度が低下し、指先の力で
容易に破断するものを×、かなり弾力性を保持し
ているものを〇、殆ど強度低下のないものを◎で
表わした。 (効果) 以上の如き本発明によれば、ポリウレタンエラ
ストマー製歯列矯正用成形品の表面に反応性シリ
コーン樹脂からなる被膜を形成することによつ
て、歯列矯正用成形品の耐汚染性が著しく向上
し、且つ用いたポリウレタンエラストマーがポリ
エステル型ポリウレタンエラストマーであつて
も、その耐加水分解性が著しく改良されているこ
とが明らかである。
第1図乃至第3図は本発明の歯列矯正用成形品
の幾つかの例を示す図である。
の幾つかの例を示す図である。
Claims (1)
- 1 表面に反応性シリコーン樹脂からなる被膜が
形成されていることを特徴とするポリウレタンエ
ラストマー製歯列矯正用成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63173892A JPH0223956A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 歯列矯正用成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63173892A JPH0223956A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 歯列矯正用成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0223956A JPH0223956A (ja) | 1990-01-26 |
| JPH0433217B2 true JPH0433217B2 (ja) | 1992-06-02 |
Family
ID=15969036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63173892A Granted JPH0223956A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 歯列矯正用成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0223956A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8075307B2 (en) | 2007-09-28 | 2011-12-13 | Ultradent Products, Inc. | Polymerizable temporary coating methods and systems for intraoral devices |
-
1988
- 1988-07-14 JP JP63173892A patent/JPH0223956A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0223956A (ja) | 1990-01-26 |
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