JPH04332405A - 耐熱電気絶縁導体 - Google Patents
耐熱電気絶縁導体Info
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- JPH04332405A JPH04332405A JP3102535A JP10253591A JPH04332405A JP H04332405 A JPH04332405 A JP H04332405A JP 3102535 A JP3102535 A JP 3102535A JP 10253591 A JP10253591 A JP 10253591A JP H04332405 A JPH04332405 A JP H04332405A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機,電動機,変圧
器等のコイル用導電線,ケ−ブル等の導電性部品に係り
、特に液体金属を循環する電磁ポンプ用コイル等の高温
状態で使用する電気絶縁導体及びコイルに関する。
器等のコイル用導電線,ケ−ブル等の導電性部品に係り
、特に液体金属を循環する電磁ポンプ用コイル等の高温
状態で使用する電気絶縁導体及びコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の導線の絶縁には、導体上に、直接
もしくは油性エナメル塗料,ポリエステル塗料などの絶
縁塗料を塗布,焼き付けすることにより形成される絶縁
層を介して、ポリアミド樹脂,ポリビニルブチラ−ル樹
脂,ポリビニルホルマ−ル樹脂あるいはこれに耐熱性を
向上させるためにエポキシ樹脂,フェノ−ル樹脂,メラ
ミン樹脂などを混合した樹脂組成物を適当な溶剤に溶解
した樹脂液を同様に塗布、焼き付けしたものなど有機絶
縁材料が使用されているが、高温の液体金属を循環する
電磁ポンプ等に用いる高温用コイルの絶縁材料としては
、これらの有機絶縁材料は冷却しないかぎり使用できな
い。耐熱性に優れた絶縁材料としてマイカ、セラミック
などの無機硬質絶縁材料の使用が考えられるが、これら
は導体に比べ、熱膨張率が小さく、圧縮応力には強いが
、引張応力には脆い特性を有しているため、これらを絶
縁材としてコ−ティングした導体を高温にすると、両者
の熱膨張率の差による熱応力により絶縁材料に剥離、亀
裂が生じ、絶縁性能が著しく低下する。
もしくは油性エナメル塗料,ポリエステル塗料などの絶
縁塗料を塗布,焼き付けすることにより形成される絶縁
層を介して、ポリアミド樹脂,ポリビニルブチラ−ル樹
脂,ポリビニルホルマ−ル樹脂あるいはこれに耐熱性を
向上させるためにエポキシ樹脂,フェノ−ル樹脂,メラ
ミン樹脂などを混合した樹脂組成物を適当な溶剤に溶解
した樹脂液を同様に塗布、焼き付けしたものなど有機絶
縁材料が使用されているが、高温の液体金属を循環する
電磁ポンプ等に用いる高温用コイルの絶縁材料としては
、これらの有機絶縁材料は冷却しないかぎり使用できな
い。耐熱性に優れた絶縁材料としてマイカ、セラミック
などの無機硬質絶縁材料の使用が考えられるが、これら
は導体に比べ、熱膨張率が小さく、圧縮応力には強いが
、引張応力には脆い特性を有しているため、これらを絶
縁材としてコ−ティングした導体を高温にすると、両者
の熱膨張率の差による熱応力により絶縁材料に剥離、亀
裂が生じ、絶縁性能が著しく低下する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の導電線あるいは
巻線には、限られたスペ−スに大電流を供給したり、多
数の線をより合わせたりするので絶縁する必要があり、
導電体の他にこの絶縁物の占める比率が大きいこと、大
電流が流れる場合は電磁気力により線相互がこすれたり
、たたかれたりすること、上述の有機絶縁材料は電線の
抵抗発熱に対して耐熱性が乏しく、電流値に制約がある
こと、エナメル線などでは、これらの外的要因により絶
縁材料が容易に損傷し、絶縁破壊する恐れがあること等
の問題があった。
巻線には、限られたスペ−スに大電流を供給したり、多
数の線をより合わせたりするので絶縁する必要があり、
導電体の他にこの絶縁物の占める比率が大きいこと、大
電流が流れる場合は電磁気力により線相互がこすれたり
、たたかれたりすること、上述の有機絶縁材料は電線の
抵抗発熱に対して耐熱性が乏しく、電流値に制約がある
こと、エナメル線などでは、これらの外的要因により絶
縁材料が容易に損傷し、絶縁破壊する恐れがあること等
の問題があった。
【0004】これらの問題を解決するために導電材表面
に耐熱性に優れ、絶縁抵抗の大きな無機硬質絶縁材料か
らなる薄膜を緻密かつ強固に形成することが考えられる
が、前述したように、無機硬質絶縁材料は、導体に比べ
、熱膨張率が小さく、引張応力には脆いことから高温に
すると両者の熱膨張率の差による熱応力により絶縁材料
に剥離、亀裂が生じ、絶縁性能が著しく低下する恐れが
あった。一方、例えば、特開昭60−114561号公
報には、金属表面からのセラミックコーティングの剥離
や割れを防止するために、セラミックコーティング中に
金属粉末を混入し、その混入比率をコーティングの厚み
方向に変化させる技術が開示されている。しかしこの技
術をコイル用電線に適用しようとしても、コイルに用い
られる電線のように、コーティング後に曲げ加工を受け
ることは想定されておらず、曲げることによってコーテ
ィングに亀裂が生じ、絶縁低下を来す恐れがあった。 また、溶射によって形成されたコーティングには粒子間
に空隙が多く、絶縁性能の面からは好ましくなかった。
に耐熱性に優れ、絶縁抵抗の大きな無機硬質絶縁材料か
らなる薄膜を緻密かつ強固に形成することが考えられる
が、前述したように、無機硬質絶縁材料は、導体に比べ
、熱膨張率が小さく、引張応力には脆いことから高温に
すると両者の熱膨張率の差による熱応力により絶縁材料
に剥離、亀裂が生じ、絶縁性能が著しく低下する恐れが
あった。一方、例えば、特開昭60−114561号公
報には、金属表面からのセラミックコーティングの剥離
や割れを防止するために、セラミックコーティング中に
金属粉末を混入し、その混入比率をコーティングの厚み
方向に変化させる技術が開示されている。しかしこの技
術をコイル用電線に適用しようとしても、コイルに用い
られる電線のように、コーティング後に曲げ加工を受け
ることは想定されておらず、曲げることによってコーテ
ィングに亀裂が生じ、絶縁低下を来す恐れがあった。 また、溶射によって形成されたコーティングには粒子間
に空隙が多く、絶縁性能の面からは好ましくなかった。
【0005】本発明の課題は、高温でも耐熱性及び絶縁
性能が低下しないコイルを提供するにある。
性能が低下しないコイルを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、導電材と
、該導電材の表面に形成された導電材と無機硬質絶縁材
料の混合積層と、該混合積層表面に形成された無機硬質
絶縁材料からなる絶縁皮膜とを含んでなり、少なくとも
絶縁皮膜の表面層の粒子間の空隙が無機硬質絶縁材料に
より充填されている耐熱電気絶縁導体により達成される
。
、該導電材の表面に形成された導電材と無機硬質絶縁材
料の混合積層と、該混合積層表面に形成された無機硬質
絶縁材料からなる絶縁皮膜とを含んでなり、少なくとも
絶縁皮膜の表面層の粒子間の空隙が無機硬質絶縁材料に
より充填されている耐熱電気絶縁導体により達成される
。
【0007】上記の課題はまた、導電材と混合積層の間
に、前記導電材と同材質からなる無数の微小空隙を有す
る層が設けられている請求項1に記載の耐熱電気絶縁導
体によっても達成される。
に、前記導電材と同材質からなる無数の微小空隙を有す
る層が設けられている請求項1に記載の耐熱電気絶縁導
体によっても達成される。
【0008】上記の課題はまた、混合積層の導電材と無
機硬質絶縁材料の混合比が、該混合積層の厚さ方向に変
化している請求項1または2に記載の耐熱電気絶縁導体
によっても達成される。
機硬質絶縁材料の混合比が、該混合積層の厚さ方向に変
化している請求項1または2に記載の耐熱電気絶縁導体
によっても達成される。
【0009】上記の課題はまた、絶縁皮膜及びまたは混
合積層が、繊維強化セラミックス(FRC)からなる請
求項1乃至3のいずれかに記載の耐熱電気絶縁導体によ
っても達成される。
合積層が、繊維強化セラミックス(FRC)からなる請
求項1乃至3のいずれかに記載の耐熱電気絶縁導体によ
っても達成される。
【0010】上記の課題はまた、耐熱電気絶縁導体を用
いて形成された高温コイルにおいて、前記耐熱電気絶縁
導体を請求項1乃至4のいずれかに記載の耐熱電気絶縁
導体とすることによっても達成される。
いて形成された高温コイルにおいて、前記耐熱電気絶縁
導体を請求項1乃至4のいずれかに記載の耐熱電気絶縁
導体とすることによっても達成される。
【0011】上記の課題はまた、請求項5に記載の高温
コイルにおいて、コイル表面に無機硬質絶縁材料を充填
することによっても達成される上記の課題はまた、耐熱
電気絶縁導体を用いて形成された高温コイルにおいて、
前記耐熱電気絶縁導体を導電材と、該導電材の表面に形
成された導電材と無機硬質絶縁材料の混合積層と、該混
合積層表面に形成された無機硬質絶縁材料からなる絶縁
皮膜とを含んで形成し、該耐熱電気絶縁導体を用いて構
成された高温コイル表面に無機硬質絶縁材料を充填する
ことによっても達成される。
コイルにおいて、コイル表面に無機硬質絶縁材料を充填
することによっても達成される上記の課題はまた、耐熱
電気絶縁導体を用いて形成された高温コイルにおいて、
前記耐熱電気絶縁導体を導電材と、該導電材の表面に形
成された導電材と無機硬質絶縁材料の混合積層と、該混
合積層表面に形成された無機硬質絶縁材料からなる絶縁
皮膜とを含んで形成し、該耐熱電気絶縁導体を用いて構
成された高温コイル表面に無機硬質絶縁材料を充填する
ことによっても達成される。
【0012】上記の課題はまた、請求項5乃至7のいず
れかに記載の高温コイルにおいて、コイルの対地絶縁を
無機硬質絶縁材料の溶射皮膜で形成し、該溶射皮膜の粒
子間の空隙の一部あるいは全てを無機硬質絶縁材料によ
り充填することや、コイルの対地絶縁を繊維強化セラミ
ックスで形成することによっても達成される。
れかに記載の高温コイルにおいて、コイルの対地絶縁を
無機硬質絶縁材料の溶射皮膜で形成し、該溶射皮膜の粒
子間の空隙の一部あるいは全てを無機硬質絶縁材料によ
り充填することや、コイルの対地絶縁を繊維強化セラミ
ックスで形成することによっても達成される。
【0013】
【作用】導電材と、ZrO2−MgO,Zr−CaO,
ZrO2−Y2O3等の無機硬質絶縁材料からなる絶縁
皮膜の間に設けられた、導電材と無機硬質絶縁材料の混
合積層は両者の中間的な熱膨張性、熱伝導性を有し、導
電材の発熱による導電材と絶縁皮膜の間の温度勾配を緩
和する。温度勾配が緩和されると熱応力が分散されるた
め、高温においても無機硬質絶縁材料からなる絶縁皮膜
に働く熱応力が低減される。また、絶縁皮膜を溶射によ
り形成させた場合に生じる空隙に無機硬質絶縁材料が充
填されると、該絶縁皮膜の電気絶縁性が向上する。さら
に、コイル形成時に絶縁皮膜に生じる亀裂に、無機硬質
絶縁材料が充填されると、亀裂部分の応力集中が緩和さ
れ、該絶縁皮膜の強度が向上する。
ZrO2−Y2O3等の無機硬質絶縁材料からなる絶縁
皮膜の間に設けられた、導電材と無機硬質絶縁材料の混
合積層は両者の中間的な熱膨張性、熱伝導性を有し、導
電材の発熱による導電材と絶縁皮膜の間の温度勾配を緩
和する。温度勾配が緩和されると熱応力が分散されるた
め、高温においても無機硬質絶縁材料からなる絶縁皮膜
に働く熱応力が低減される。また、絶縁皮膜を溶射によ
り形成させた場合に生じる空隙に無機硬質絶縁材料が充
填されると、該絶縁皮膜の電気絶縁性が向上する。さら
に、コイル形成時に絶縁皮膜に生じる亀裂に、無機硬質
絶縁材料が充填されると、亀裂部分の応力集中が緩和さ
れ、該絶縁皮膜の強度が向上する。
【0014】また、導電材と絶縁皮膜の間に設けられた
、無数の微小空隙を有する、金属層,金属とセラミック
の混合積層,セラミック層などは、高温状態での導電材
と絶縁皮膜の熱膨張差を吸収し、絶縁皮膜を構成する無
機硬質絶縁材料に働く熱応力を低減する。
、無数の微小空隙を有する、金属層,金属とセラミック
の混合積層,セラミック層などは、高温状態での導電材
と絶縁皮膜の熱膨張差を吸収し、絶縁皮膜を構成する無
機硬質絶縁材料に働く熱応力を低減する。
【0015】空隙への無機硬質絶縁材料の充填方法とし
ては、例えばオルトケイ酸塩四エチル溶液(TEOS)
を溶射皮膜の空隙に真空充填した後、焼成してSiO2
を空隙に充填するゾル、ゲル法を用いる。
ては、例えばオルトケイ酸塩四エチル溶液(TEOS)
を溶射皮膜の空隙に真空充填した後、焼成してSiO2
を空隙に充填するゾル、ゲル法を用いる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6により説
明する。 実施例1 本実施例においては、導電材1として銅線を用い、絶縁
皮膜3を構成する無機硬質絶縁材料としてZrO2−M
gO,Zr−CaO,ZrO2−Y2O3等を用いた。 図2に示すように銅とZrO2−MgO,Zr−CaO
,ZrO2−Y2O3等の混合粉末を原料としてプラズ
マ溶射法により導電材1の銅線表面上に混合積層2を形
成した。この時、銅線側に近い層程銅粉の混合率を高く
し、遠い層程銅粉の混合率を小さくして溶射することに
より両者の成分比が連続的に変化した混合積層2とした
。次いで、その混合積層2の表面に絶縁に充分な厚さの
ZrO2−MgO,Zr−CaO,ZrO2−Y2O3
等の無機硬質絶縁材料からなる絶縁皮膜3をプラズマ溶
射法により形成させてコイル用の素線を作成した。
明する。 実施例1 本実施例においては、導電材1として銅線を用い、絶縁
皮膜3を構成する無機硬質絶縁材料としてZrO2−M
gO,Zr−CaO,ZrO2−Y2O3等を用いた。 図2に示すように銅とZrO2−MgO,Zr−CaO
,ZrO2−Y2O3等の混合粉末を原料としてプラズ
マ溶射法により導電材1の銅線表面上に混合積層2を形
成した。この時、銅線側に近い層程銅粉の混合率を高く
し、遠い層程銅粉の混合率を小さくして溶射することに
より両者の成分比が連続的に変化した混合積層2とした
。次いで、その混合積層2の表面に絶縁に充分な厚さの
ZrO2−MgO,Zr−CaO,ZrO2−Y2O3
等の無機硬質絶縁材料からなる絶縁皮膜3をプラズマ溶
射法により形成させてコイル用の素線を作成した。
【0017】この素線4を図3に示すダブルパンケ−キ
巻きによりコイルに成形した。図4に示すように、この
コイル素線4表面の混合積層2及び絶縁皮膜3内には溶
射時に生じた空隙5、コイル成形時に生じた亀裂6があ
る。このコイルを容器にいれ、容器内を真空ポンプで減
圧したのち、該容器にTEOS(Tetra Eitx
l OrthoSilicate:Si(OC2H5)
4)溶液を注入し、該溶液中に前記コイルを浸漬して混
合積層2及び絶縁皮膜3内の空隙5及び亀裂6にTEO
S溶液を含浸させた。次いで、電気炉内で400℃に加
熱して加水分解反応によりTEOSをSiO2に転換さ
せた。この真空中でのTEOS含浸⇒焼成(ゾル・ゲル
法によるTEOS処理)を数回繰り返して空隙5及び亀
裂6をSiO2で充填した。このゾル・ゲル法によるT
EOS処理で、少なくとも絶縁皮膜の表面層の粒子間の
空隙や亀裂がSiO2で充填されるまで、処理を繰り返
した。絶縁皮膜の表面層の粒子間の空隙がSiO2で充
填されることにより絶縁性能が向上し、かつ、前記亀裂
がSiO2で充填されることにより、亀裂部分への応力
の集中が緩和され、絶縁皮膜3や混合積層2の剥離が防
止される。図1は、空隙5及び亀裂6がSiO29で充
填された状態を示す。
巻きによりコイルに成形した。図4に示すように、この
コイル素線4表面の混合積層2及び絶縁皮膜3内には溶
射時に生じた空隙5、コイル成形時に生じた亀裂6があ
る。このコイルを容器にいれ、容器内を真空ポンプで減
圧したのち、該容器にTEOS(Tetra Eitx
l OrthoSilicate:Si(OC2H5)
4)溶液を注入し、該溶液中に前記コイルを浸漬して混
合積層2及び絶縁皮膜3内の空隙5及び亀裂6にTEO
S溶液を含浸させた。次いで、電気炉内で400℃に加
熱して加水分解反応によりTEOSをSiO2に転換さ
せた。この真空中でのTEOS含浸⇒焼成(ゾル・ゲル
法によるTEOS処理)を数回繰り返して空隙5及び亀
裂6をSiO2で充填した。このゾル・ゲル法によるT
EOS処理で、少なくとも絶縁皮膜の表面層の粒子間の
空隙や亀裂がSiO2で充填されるまで、処理を繰り返
した。絶縁皮膜の表面層の粒子間の空隙がSiO2で充
填されることにより絶縁性能が向上し、かつ、前記亀裂
がSiO2で充填されることにより、亀裂部分への応力
の集中が緩和され、絶縁皮膜3や混合積層2の剥離が防
止される。図1は、空隙5及び亀裂6がSiO29で充
填された状態を示す。
【0018】次に、図5に示すように、コイル周囲にZ
rO2−MgO,Zr−CaO,ZrO2−Y2O3等
からなる対地絶縁皮膜7をプラズマ溶射法により形成し
た後に、TEOS処理をさらに数回繰り返して空隙を完
全にSiO2で充填した。 この空隙の充填により、対地絶縁皮膜7の絶縁性能が向
上した。
rO2−MgO,Zr−CaO,ZrO2−Y2O3等
からなる対地絶縁皮膜7をプラズマ溶射法により形成し
た後に、TEOS処理をさらに数回繰り返して空隙を完
全にSiO2で充填した。 この空隙の充填により、対地絶縁皮膜7の絶縁性能が向
上した。
【0019】また、対地絶縁皮膜7に繊維強化セラミッ
クス(FRC)を使用することにより更に強度を向上さ
せることができる。
クス(FRC)を使用することにより更に強度を向上さ
せることができる。
【0020】上記絶縁処理を行うことにより、約600
℃の高温においても絶縁材料に亀裂、剥離が発生しない
耐熱性に優れた高温コイルとすることができ、かつ亀裂
、剥離に伴う絶縁性能低下がない高温コイルとすること
ができた。
℃の高温においても絶縁材料に亀裂、剥離が発生しない
耐熱性に優れた高温コイルとすることができ、かつ亀裂
、剥離に伴う絶縁性能低下がない高温コイルとすること
ができた。
【0021】なお、上記実施例においては、ゾル・ゲル
法によるTEOS処理をコイル形成後に実施したが、コ
イルの曲率半径が大きく、曲げた場合の亀裂発生の恐れ
を無視できる場合は、絶縁皮膜形成後の素線に対してゾ
ル・ゲル法によるTEOS処理を行った方が、素線の全
周の空隙に対して無機硬質絶縁材料を充填できる。
法によるTEOS処理をコイル形成後に実施したが、コ
イルの曲率半径が大きく、曲げた場合の亀裂発生の恐れ
を無視できる場合は、絶縁皮膜形成後の素線に対してゾ
ル・ゲル法によるTEOS処理を行った方が、素線の全
周の空隙に対して無機硬質絶縁材料を充填できる。
【0022】実施例2
本実施例においては図6に示すように、銅線1表面上に
銅粉のみを原料としてプラズマ溶射行い、銅線1表面に
微小空隙のある銅層8を形成した。この微小空隙のある
銅層8の上に、前記実施例1と同様な混合積層2及び絶
縁皮膜3を形成した。このような構造とすることにより
高温における銅の熱膨張を空隙5で吸収して絶縁皮膜3
に働く熱応力をさらに低減することができた。
銅粉のみを原料としてプラズマ溶射行い、銅線1表面に
微小空隙のある銅層8を形成した。この微小空隙のある
銅層8の上に、前記実施例1と同様な混合積層2及び絶
縁皮膜3を形成した。このような構造とすることにより
高温における銅の熱膨張を空隙5で吸収して絶縁皮膜3
に働く熱応力をさらに低減することができた。
【0023】上記各実施例における空隙5の大きさは、
原料粉末粒子径の大小,プラズマ出力,溶射ガンとの距
離,雰囲気圧力により調節することが可能である。また
、上記各実施例における絶縁皮膜及びまたは混合積層を
、無機硬質絶縁材料のかわりに、繊維強化セラミックス
(FRC)を使用して形成することによっても同様の効
果が得られる。
原料粉末粒子径の大小,プラズマ出力,溶射ガンとの距
離,雰囲気圧力により調節することが可能である。また
、上記各実施例における絶縁皮膜及びまたは混合積層を
、無機硬質絶縁材料のかわりに、繊維強化セラミックス
(FRC)を使用して形成することによっても同様の効
果が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、無機硬質絶縁材料から
なる絶縁皮膜と導電材の間に、両者の混合物である混合
積層が形成され、さらに前記絶縁皮膜の少なくとも表面
層の空隙が無機硬質絶縁材料で充填されるので、高温時
に絶縁皮膜に加わる熱応力が低減されるとともに、絶縁
性能が向上し、高温においても亀裂の発生や剥離がなく
、電気絶縁が破損しない耐熱電気絶縁導体が得られ、高
温でも使用可能な高温コイルが提供できる。また、絶縁
皮膜の空隙への無機硬質絶縁材料の充填をコイル形成後
に行うことにより、コイル形成時に絶縁皮膜及び混合積
層に発生する亀裂が充填され、絶縁皮膜の剥離や絶縁性
能の低下が防止される。
なる絶縁皮膜と導電材の間に、両者の混合物である混合
積層が形成され、さらに前記絶縁皮膜の少なくとも表面
層の空隙が無機硬質絶縁材料で充填されるので、高温時
に絶縁皮膜に加わる熱応力が低減されるとともに、絶縁
性能が向上し、高温においても亀裂の発生や剥離がなく
、電気絶縁が破損しない耐熱電気絶縁導体が得られ、高
温でも使用可能な高温コイルが提供できる。また、絶縁
皮膜の空隙への無機硬質絶縁材料の充填をコイル形成後
に行うことにより、コイル形成時に絶縁皮膜及び混合積
層に発生する亀裂が充填され、絶縁皮膜の剥離や絶縁性
能の低下が防止される。
【図1】本発明の実施例1の空隙及び亀裂が充填された
状態を模式的に示す断面図である。
状態を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1の素線横断面図である。
【図3】本発明の実施例1のコイル成形状態を示す斜視
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例1の空隙及び亀裂の状態を模式
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
【図5】本発明の実施例1のコイルの部分を示す横断面
図である。
図である。
【図6】本発明の実施例2の素線の横断面図である。
1 導電材
2 混合積層
3 絶縁皮膜
4 素線
5 空隙
6 亀裂
7 対地絶縁
8 空隙のある導電材層
9 SiO2
Claims (9)
- 【請求項1】 導電材と、該導電材の表面に形成され
た導電材と無機硬質絶縁材料の混合積層と、該混合積層
表面に形成された無機硬質絶縁材料からなる絶縁皮膜と
を含んでなり、少なくとも絶縁皮膜の表面層の粒子間の
空隙が無機硬質絶縁材料により充填されている耐熱電気
絶縁導体。 - 【請求項2】 導電材と混合積層の間に、前記導電材
と同材質からなる無数の微小空隙を設けた層が設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の耐熱電気絶縁
導体。 - 【請求項3】 混合積層の導電材と無機硬質絶縁材料
の混合比が、該混合積層の厚さ方向に変化していること
を特徴とする請求項1または2に記載の耐熱電気絶縁導
体。 - 【請求項4】 絶縁皮膜及びまたは混合積層が、繊維
強化セラミックス(FRC)からなることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれかに記載の耐熱電気絶縁導体。 - 【請求項5】 耐熱電気絶縁導体を用いて形成された
高温コイルにおいて、前記耐熱電気絶縁導体が請求項1
乃至4のいずれかに記載の耐熱電気絶縁導体であること
を特徴とする高温コイル。 - 【請求項6】 コイル表面に無機硬質絶縁材料が充填
されていることを特徴とする請求項5に記載の高温コイ
ル。 - 【請求項7】 耐熱電気絶縁導体を用いて形成された
高温コイルにおいて、前記耐熱電気絶縁導体が導電材と
、該導電材の表面に形成された導電材と無機硬質絶縁材
料の混合積層と、該混合積層表面に形成された無機硬質
絶縁材料からなる絶縁皮膜とを含んでなり、該耐熱電気
絶縁導体を用いて形成された高温コイル表面に無機硬質
絶縁材料が充填されていることを特徴とする高温コイル
。 - 【請求項8】 コイルの対地絶縁が無機硬質絶縁材料
の溶射皮膜で形成され、該溶射皮膜の粒子間の空隙の一
部あるいは全てが無機硬質絶縁材料により充填されてい
ることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の
高温コイル。 - 【請求項9】 コイルの対地絶縁が繊維強化セラミッ
クスで形成されていることを特徴とする請求項5乃至7
のいずれかに記載の高温コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102535A JPH04332405A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 耐熱電気絶縁導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102535A JPH04332405A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 耐熱電気絶縁導体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04332405A true JPH04332405A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=14329981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3102535A Pending JPH04332405A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 耐熱電気絶縁導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04332405A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996025750A1 (en) * | 1995-02-14 | 1996-08-22 | Sundstrand Corporation | High temperature electrical insulation system |
| JP2013530312A (ja) * | 2010-07-08 | 2013-07-25 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 導体の表面に電気絶縁材料層を塗布するための方法 |
| JP2013530313A (ja) * | 2010-07-08 | 2013-07-25 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 非金属基板の表面に材料層を形成する方法 |
| JP2018073903A (ja) * | 2016-10-26 | 2018-05-10 | 株式会社村田製作所 | 電子部品及びその製造方法 |
| EP3696833A1 (de) * | 2019-02-13 | 2020-08-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung einer spule |
| JP2022086082A (ja) * | 2020-11-30 | 2022-06-09 | 日本特殊陶業株式会社 | コイル |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP3102535A patent/JPH04332405A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996025750A1 (en) * | 1995-02-14 | 1996-08-22 | Sundstrand Corporation | High temperature electrical insulation system |
| JP2013530312A (ja) * | 2010-07-08 | 2013-07-25 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 導体の表面に電気絶縁材料層を塗布するための方法 |
| JP2013530313A (ja) * | 2010-07-08 | 2013-07-25 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 非金属基板の表面に材料層を形成する方法 |
| JP2018073903A (ja) * | 2016-10-26 | 2018-05-10 | 株式会社村田製作所 | 電子部品及びその製造方法 |
| EP3696833A1 (de) * | 2019-02-13 | 2020-08-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung einer spule |
| WO2020164899A1 (de) * | 2019-02-13 | 2020-08-20 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung einer spule |
| JP2022086082A (ja) * | 2020-11-30 | 2022-06-09 | 日本特殊陶業株式会社 | コイル |
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