JPH04332551A - 移動用椅子 - Google Patents
移動用椅子Info
- Publication number
- JPH04332551A JPH04332551A JP3130309A JP13030991A JPH04332551A JP H04332551 A JPH04332551 A JP H04332551A JP 3130309 A JP3130309 A JP 3130309A JP 13030991 A JP13030991 A JP 13030991A JP H04332551 A JPH04332551 A JP H04332551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- leg
- seat
- shaft
- interposed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、足、腰などに障害のあ
る者が使用して好適な移動用椅子に関し、特に障害のあ
る者が自力で乗り降りできるようにしてなる移動用椅子
の改良に関する。
る者が使用して好適な移動用椅子に関し、特に障害のあ
る者が自力で乗り降りできるようにしてなる移動用椅子
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】足、腰などに故障や障害をもち、自力で
は立ったり歩いたりすることができない負傷者や障害者
にとって、車椅子等の移動式椅子は、家庭や屋外等にお
いて日常生活を行なううえで不可欠なものである。たと
えば、家庭内では居住室を始めとして台所、洗面所、ト
イレ、風呂場、玄関等といったような狭いところで動き
回ることが必要であり、また屋外でも、種々の道路や歩
道などを移動したり、エレベータ等での乗り降りや、駅
舎等を始めとする各種の建物内等のような狭いところで
動き回ったり、あるいは階段や起伏のあるところを動き
回ったりすることが必要とされ、その殆どの場所で車椅
子等の移動用椅子が用いられている。そして、このよう
な移動用椅子としては、従来から一般的な前、後四輪を
有する車椅子と呼ばれるものを始め、種々の構造を有す
るものが知られている。
は立ったり歩いたりすることができない負傷者や障害者
にとって、車椅子等の移動式椅子は、家庭や屋外等にお
いて日常生活を行なううえで不可欠なものである。たと
えば、家庭内では居住室を始めとして台所、洗面所、ト
イレ、風呂場、玄関等といったような狭いところで動き
回ることが必要であり、また屋外でも、種々の道路や歩
道などを移動したり、エレベータ等での乗り降りや、駅
舎等を始めとする各種の建物内等のような狭いところで
動き回ったり、あるいは階段や起伏のあるところを動き
回ったりすることが必要とされ、その殆どの場所で車椅
子等の移動用椅子が用いられている。そして、このよう
な移動用椅子としては、従来から一般的な前、後四輪を
有する車椅子と呼ばれるものを始め、種々の構造を有す
るものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、福祉
社会の発展と共に、上述した移動用椅子としての車椅子
にも、種々の改良が施されているが、これを日常生活で
使用するにあたっては、まだまだ改良の余地が残されて
いる。すなわち、この種の移動用椅子による日常生活を
自由に行なうにあたって、その椅子への乗り降りは、足
等が悪く自力で立ったり歩いたりすることができないも
のにとって、これを自力で行なうことはかなりの負担で
、介添え者に頼っているのが実状である。また、この種
の移動用椅子による日常生活を自由に行なうにあたって
、椅子に乗った状態での座居から仰臥姿勢への移行、あ
るいは昇り勾配、下り勾配等の坂道での走行、段差の乗
り越し等の際における身体の重心の移動などが自在に行
えることも望まれるが、これに対する対策も不十分で、
これらの要請を満足し得るような対策を講じることが必
要とされている。特に、上述した要請に応えるうえで必
要とされることは、椅子への乗り降りや着座姿勢の変更
等を、可能な限り少ない力で、しかも迅速に行えること
が重要である。また、上述した移動用椅子にとって望ま
れることは、自動車、列車、飛行機等の輸送手段を利用
する際に、手軽に折り畳んで運べるような状態とし得る
ことで、小型かつ軽量化などを満足することも望まれて
いる。
社会の発展と共に、上述した移動用椅子としての車椅子
にも、種々の改良が施されているが、これを日常生活で
使用するにあたっては、まだまだ改良の余地が残されて
いる。すなわち、この種の移動用椅子による日常生活を
自由に行なうにあたって、その椅子への乗り降りは、足
等が悪く自力で立ったり歩いたりすることができないも
のにとって、これを自力で行なうことはかなりの負担で
、介添え者に頼っているのが実状である。また、この種
の移動用椅子による日常生活を自由に行なうにあたって
、椅子に乗った状態での座居から仰臥姿勢への移行、あ
るいは昇り勾配、下り勾配等の坂道での走行、段差の乗
り越し等の際における身体の重心の移動などが自在に行
えることも望まれるが、これに対する対策も不十分で、
これらの要請を満足し得るような対策を講じることが必
要とされている。特に、上述した要請に応えるうえで必
要とされることは、椅子への乗り降りや着座姿勢の変更
等を、可能な限り少ない力で、しかも迅速に行えること
が重要である。また、上述した移動用椅子にとって望ま
れることは、自動車、列車、飛行機等の輸送手段を利用
する際に、手軽に折り畳んで運べるような状態とし得る
ことで、小型かつ軽量化などを満足することも望まれて
いる。
【0004】このような要請に対し従来は、椅子の背も
たれ部を水平に倒すことができるようにした車椅子、椅
子の着座シート部を自由に変えられる車椅子、さらにベ
ットを折曲げて椅子とする車椅子などが開発されている
。しかしながら、椅子の着座シート部を下降させたりし
たときに、減少した位置エネルギをばねに蓄積しておい
て、椅子のシート部を上昇させるときに利用する等の機
構手段を採用したものは存在せず、椅子を上昇させると
きには新たにエネルギを加えることが必要であり、軽い
力で迅速に上昇させることはできないものであった。 さらに、従来の車椅子等では、折畳み機構を、椅子のシ
ート部分の上下動機構とは独立して設けているために、
機構構造が複雑となり、また重量も増大化し、しかも大
型化するといった問題もあるもので、このような点をも
考慮し、前述したように足等が悪く自力では立った状態
で乗り降りすることができない者が、介添えなしに手軽
に乗り降りできるといった要請に応えることができるよ
うな何らかの対策を講じることが望まれている。また、
上述した椅子を折畳む際には、シート側も折曲げる必要
があるので、シート材を自由に選択できず、着座者の脊
椎の変形防止、蓐瘡の防止、振動吸収、保温、座り心地
感等といった機能の要請に十分に応えることができない
という問題もあり、このような点についても考慮するこ
とが必要とされている。
たれ部を水平に倒すことができるようにした車椅子、椅
子の着座シート部を自由に変えられる車椅子、さらにベ
ットを折曲げて椅子とする車椅子などが開発されている
。しかしながら、椅子の着座シート部を下降させたりし
たときに、減少した位置エネルギをばねに蓄積しておい
て、椅子のシート部を上昇させるときに利用する等の機
構手段を採用したものは存在せず、椅子を上昇させると
きには新たにエネルギを加えることが必要であり、軽い
力で迅速に上昇させることはできないものであった。 さらに、従来の車椅子等では、折畳み機構を、椅子のシ
ート部分の上下動機構とは独立して設けているために、
機構構造が複雑となり、また重量も増大化し、しかも大
型化するといった問題もあるもので、このような点をも
考慮し、前述したように足等が悪く自力では立った状態
で乗り降りすることができない者が、介添えなしに手軽
に乗り降りできるといった要請に応えることができるよ
うな何らかの対策を講じることが望まれている。また、
上述した椅子を折畳む際には、シート側も折曲げる必要
があるので、シート材を自由に選択できず、着座者の脊
椎の変形防止、蓐瘡の防止、振動吸収、保温、座り心地
感等といった機能の要請に十分に応えることができない
という問題もあり、このような点についても考慮するこ
とが必要とされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した要請に応えるた
めに本発明に係る移動用椅子は、それぞれの下端部が回
転自在な軸支部として左、右走行装置側に支持される前
、後二対の脚部をそれぞれ構成する前、後クランク状シ
ャフトと、これら前、後シャフトの水平部間に介在され
て着座シート部を構成するとともにその両端部が各シャ
フト側にそれぞれ回動可能に連結される連結用フレーム
と、一方のシャフト側の脚部の一部と連結用フレーム間
に伸縮可能な状態で介在されその伸縮量が調整可能でか
つその調整位置で両部材を一体的に連結する連結レバー
と、前側シャフトの水平部側と後側シャフトの脚部下端
側間に介在して設けられ着座者が着座している通常時は
各脚部が略垂直姿勢状態を維持するような付勢力を与え
る引張りばね等による付勢手段を備えてなる構成とした
ものである。
めに本発明に係る移動用椅子は、それぞれの下端部が回
転自在な軸支部として左、右走行装置側に支持される前
、後二対の脚部をそれぞれ構成する前、後クランク状シ
ャフトと、これら前、後シャフトの水平部間に介在され
て着座シート部を構成するとともにその両端部が各シャ
フト側にそれぞれ回動可能に連結される連結用フレーム
と、一方のシャフト側の脚部の一部と連結用フレーム間
に伸縮可能な状態で介在されその伸縮量が調整可能でか
つその調整位置で両部材を一体的に連結する連結レバー
と、前側シャフトの水平部側と後側シャフトの脚部下端
側間に介在して設けられ着座者が着座している通常時は
各脚部が略垂直姿勢状態を維持するような付勢力を与え
る引張りばね等による付勢手段を備えてなる構成とした
ものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、伸縮自在な連結レバーによっ
て伸縮量を調整することで、前、後側フレームと連結用
フレームおよび走行装置によって構成される平行リンク
機構によって、着座シート部を構成する連結用フレーム
が、脚部の直立、倒伏動作に応じて昇降動作する。また
、この下降動作に伴って付勢手段に付勢力が蓄積され、
連結レバーが伸び方向に調整されると、該蓄積された付
勢力によって、フレーム全体が元の状態に復帰し、各脚
部が直立して通常姿勢に戻る。
て伸縮量を調整することで、前、後側フレームと連結用
フレームおよび走行装置によって構成される平行リンク
機構によって、着座シート部を構成する連結用フレーム
が、脚部の直立、倒伏動作に応じて昇降動作する。また
、この下降動作に伴って付勢手段に付勢力が蓄積され、
連結レバーが伸び方向に調整されると、該蓄積された付
勢力によって、フレーム全体が元の状態に復帰し、各脚
部が直立して通常姿勢に戻る。
【0007】
【実施例】図1ないし図5は本発明に係る移動用椅子の
一実施例を示すものであり、これらの図において、まず
、全体を符号10で示す移動用椅子の全体の概略構成を
、図1および図5等を用いて簡単に説明すると、この移
動用椅子10は、複数本のパイプ体によって折畳み可能
に構成されている椅子本体11と、この椅子本体11の
下側でこれを支えて接地され該椅子本体11を走行移動
させるための左、右一対の走行装置12,12などを備
えている。また、図中13a,13bは前記パイプ体か
らなる椅子本体11におけるシートクッション部(着座
部)とシートバック部(背もたれ部)とに張り渡され着
座者の着座シート部13を構成するシート状部材で、さ
らに椅子本体11を構成する脚部14の前部下側には足
載せ台15が、椅子本体11の着座シート部13のクッ
ション部両側にはアームレスト部16,16が付設され
ている。なお、図中17はシートバック部の傾動角度を
調整するリクライニング機構のレバーである。ここで、
上述したシート状部材13a,13bとしては、布張り
構造のものに限定されず、着脱可能な別体構造によるシ
ート体を適宜設置して付設するようにしてもよく、この
ようなシート体として、たとえば着座者の脊椎の変形防
止、蓐瘡の防止、振動吸収、保温、さらに座り心地感等
といった各種の機能要請に応えることができるようなも
のを適宜用いるとよいものである。
一実施例を示すものであり、これらの図において、まず
、全体を符号10で示す移動用椅子の全体の概略構成を
、図1および図5等を用いて簡単に説明すると、この移
動用椅子10は、複数本のパイプ体によって折畳み可能
に構成されている椅子本体11と、この椅子本体11の
下側でこれを支えて接地され該椅子本体11を走行移動
させるための左、右一対の走行装置12,12などを備
えている。また、図中13a,13bは前記パイプ体か
らなる椅子本体11におけるシートクッション部(着座
部)とシートバック部(背もたれ部)とに張り渡され着
座者の着座シート部13を構成するシート状部材で、さ
らに椅子本体11を構成する脚部14の前部下側には足
載せ台15が、椅子本体11の着座シート部13のクッ
ション部両側にはアームレスト部16,16が付設され
ている。なお、図中17はシートバック部の傾動角度を
調整するリクライニング機構のレバーである。ここで、
上述したシート状部材13a,13bとしては、布張り
構造のものに限定されず、着脱可能な別体構造によるシ
ート体を適宜設置して付設するようにしてもよく、この
ようなシート体として、たとえば着座者の脊椎の変形防
止、蓐瘡の防止、振動吸収、保温、さらに座り心地感等
といった各種の機能要請に応えることができるようなも
のを適宜用いるとよいものである。
【0008】ここで、本実施例では、走行装置12,1
2を、前記椅子本体11の脚部14が連結される椅子本
体11の前後方向に沿って長尺に形成されている左、右
走行フレーム20,20と、その周縁部に沿って移動可
能に設けられかつ複数の接地用足を相対的に可動可能に
連結することによって形成されている無限軌道21とか
ら構成されている。22,22は無限軌道21を走行駆
動させるための駆動用レバーで、着座者が該レバー22
,22を往復揺動駆動することにより、その一方向への
駆動力を一方向クラッチや変速歯車機構等を有する駆動
機構部23(片側のみを図示している)に伝達し、その
回動力をチェーン等の伝達ベルト24を介して走行フレ
ーム20,20の前端部に軸支した駆動ギヤ25に伝達
し、これによって無限軌道21をフレーム20回りで移
動させ、その結果移動用椅子10を走行移動させるよう
な構成となっている。なお、図中26はブレーキ機構等
(図示せず)が付設されて該無限軌道21の移動を停止
させるための制動ギヤで、たとえばワイヤ等を介して連
結される制動レバー等(図示せず)を、着座者が手動操
作可能な位置に設けることで、無限軌道21,21を停
止させ、移動用椅子10の走行を停止させ得るような構
成とするとよい。この場合、この無限軌道21としては
、フレーム20回りに複数個の接地用足を摺動可能に保
持させ、これを走行移動させることにより、該フレーム
20およびその上部に支持される椅子本体11を相対的
に走行させ得る構成であればよいもので、種々の構造に
よる走行装置を適宜採用すればよい。
2を、前記椅子本体11の脚部14が連結される椅子本
体11の前後方向に沿って長尺に形成されている左、右
走行フレーム20,20と、その周縁部に沿って移動可
能に設けられかつ複数の接地用足を相対的に可動可能に
連結することによって形成されている無限軌道21とか
ら構成されている。22,22は無限軌道21を走行駆
動させるための駆動用レバーで、着座者が該レバー22
,22を往復揺動駆動することにより、その一方向への
駆動力を一方向クラッチや変速歯車機構等を有する駆動
機構部23(片側のみを図示している)に伝達し、その
回動力をチェーン等の伝達ベルト24を介して走行フレ
ーム20,20の前端部に軸支した駆動ギヤ25に伝達
し、これによって無限軌道21をフレーム20回りで移
動させ、その結果移動用椅子10を走行移動させるよう
な構成となっている。なお、図中26はブレーキ機構等
(図示せず)が付設されて該無限軌道21の移動を停止
させるための制動ギヤで、たとえばワイヤ等を介して連
結される制動レバー等(図示せず)を、着座者が手動操
作可能な位置に設けることで、無限軌道21,21を停
止させ、移動用椅子10の走行を停止させ得るような構
成とするとよい。この場合、この無限軌道21としては
、フレーム20回りに複数個の接地用足を摺動可能に保
持させ、これを走行移動させることにより、該フレーム
20およびその上部に支持される椅子本体11を相対的
に走行させ得る構成であればよいもので、種々の構造に
よる走行装置を適宜採用すればよい。
【0009】また、上述した実施例における移動用椅子
10では、次のような機構を付設している。これを簡単
に説明すると、図1および図5等において30は方向転
換装置であり、椅子本体11の下方でこれを支えて接地
される走行装置12とは異なるシートクッション部中央
部に対応する位置に昇降可能に設けられ選択的に接地さ
れる方向転換用基盤31と、この基盤31上に椅子本体
11を相対的に回転自在な状態で連結する回転軸手段3
2と、椅子本体11と方向転換用基盤31との間に介在
され椅子本体11下部で基盤31を昇降動作させる昇降
機構33と、椅子本体11の着座シート部13に着座し
ている者の体重の一部または全部を地面上で支えるため
に選択的に用いられる杖34,34とによって構成され
ている。そして、このような装置30において、椅子本
体11の着座シート部13への着座者が腕を介して体重
を前記杖側に移したときに、昇降機構33を動作させて
方向転換用基盤31を下降させ、この基盤31の椅子本
体11における着座シート部13までの長さが、走行装
置12の接地面から着座シート部13までの長さよりも
長くし、この状態で地面から浮いている椅子本体11お
よび走行装置12を、回転軸手段32により所要の向き
に方向転換させ得るものである。
10では、次のような機構を付設している。これを簡単
に説明すると、図1および図5等において30は方向転
換装置であり、椅子本体11の下方でこれを支えて接地
される走行装置12とは異なるシートクッション部中央
部に対応する位置に昇降可能に設けられ選択的に接地さ
れる方向転換用基盤31と、この基盤31上に椅子本体
11を相対的に回転自在な状態で連結する回転軸手段3
2と、椅子本体11と方向転換用基盤31との間に介在
され椅子本体11下部で基盤31を昇降動作させる昇降
機構33と、椅子本体11の着座シート部13に着座し
ている者の体重の一部または全部を地面上で支えるため
に選択的に用いられる杖34,34とによって構成され
ている。そして、このような装置30において、椅子本
体11の着座シート部13への着座者が腕を介して体重
を前記杖側に移したときに、昇降機構33を動作させて
方向転換用基盤31を下降させ、この基盤31の椅子本
体11における着座シート部13までの長さが、走行装
置12の接地面から着座シート部13までの長さよりも
長くし、この状態で地面から浮いている椅子本体11お
よび走行装置12を、回転軸手段32により所要の向き
に方向転換させ得るものである。
【0010】ここで、この実施例によれば、上述した昇
降機構33を、図5等から明らかなように、椅子本体1
1と基盤31とが離間する上下方向への付勢力を作用さ
せるばね手段であって、その押圧力の最大強さが椅子本
体11の着座シート部13に着座している者の体重とこ
の椅子本体11の重さと椅子本体11下側の走行装置1
2の重さとの合計重量よりも弱く、かつ椅子本体11の
重さと走行装置12の重さとの合計重量よりも強いばね
力を有する圧縮ばね35と、この圧縮ばね35を介在さ
せた状態で互いに嵌合状態とされてエアダンパ機構を構
成する密閉空間を形成する上下筒状体36,37と、そ
の密閉空間(エアダンパ)をレバー操作によって外部と
連通、遮断するための排気弁となる弁機構38とから構
成している。なお、図中39は上述した杖34の上端側
に設けられ弁機構36をワイヤ39aを介して開閉操作
するための操作杆である。なお、上述した圧縮ばね35
が最大に伸びた状態で基盤31の接地面から椅子本体1
1側までの長さが走行装置12の接地面から椅子本体1
1側までの長さよりも長くなり、ばね60が最短に縮ん
だ状態で基盤51の接地面から椅子本体11側までの長
さが走行装置12の接地面から椅子本体11側までの長
さよりも短くなるように構成している。このような構成
によれば、椅子10に着座している者が、自己の体重を
椅子のシート部13と杖34とに、適宜作用させること
によって、走行装置12と方向転換装置30の基盤31
のいずれかを選択して接地させることができ、方向転換
装置30側が接地したときに、走行装置12の向きを相
対的な回転変位によって自由に変え、走行方向を任意の
向きに自由に変更し得るという利点がある。
降機構33を、図5等から明らかなように、椅子本体1
1と基盤31とが離間する上下方向への付勢力を作用さ
せるばね手段であって、その押圧力の最大強さが椅子本
体11の着座シート部13に着座している者の体重とこ
の椅子本体11の重さと椅子本体11下側の走行装置1
2の重さとの合計重量よりも弱く、かつ椅子本体11の
重さと走行装置12の重さとの合計重量よりも強いばね
力を有する圧縮ばね35と、この圧縮ばね35を介在さ
せた状態で互いに嵌合状態とされてエアダンパ機構を構
成する密閉空間を形成する上下筒状体36,37と、そ
の密閉空間(エアダンパ)をレバー操作によって外部と
連通、遮断するための排気弁となる弁機構38とから構
成している。なお、図中39は上述した杖34の上端側
に設けられ弁機構36をワイヤ39aを介して開閉操作
するための操作杆である。なお、上述した圧縮ばね35
が最大に伸びた状態で基盤31の接地面から椅子本体1
1側までの長さが走行装置12の接地面から椅子本体1
1側までの長さよりも長くなり、ばね60が最短に縮ん
だ状態で基盤51の接地面から椅子本体11側までの長
さが走行装置12の接地面から椅子本体11側までの長
さよりも短くなるように構成している。このような構成
によれば、椅子10に着座している者が、自己の体重を
椅子のシート部13と杖34とに、適宜作用させること
によって、走行装置12と方向転換装置30の基盤31
のいずれかを選択して接地させることができ、方向転換
装置30側が接地したときに、走行装置12の向きを相
対的な回転変位によって自由に変え、走行方向を任意の
向きに自由に変更し得るという利点がある。
【0011】さて、本発明によれば、上述したような図
1に示した構成による移動用椅子10において、図2な
いし図4から明らかなように、それぞれの下端部14a
,14aが回転自在な軸支部として左、右走行装置12
,12側に支持される前、後二対の脚部14,14;1
4,14をそれぞれ構成する前、後クランク状シャフト
40,41と、これら前、後シャフト40,41の水平
部間に介在されて着座シート部13を構成するとともに
その両端部が各シャフト40,41側にそれぞれ回動可
能に連結される連結用フレーム42(本実施例では二本
のパイプ体42,42によって構成している)と、一方
のシャフト40側の脚部14の一部と連結用フレーム4
2間に伸縮可能な状態で介在されその伸縮量が調整可能
でかつその調整位置で両部材を一体的に連結するねじ軸
による連結レバー43と、前側シャフト40の水平部側
と後側シャフト41の脚部14下端側間に介在して設け
られ着座者が着座している通常時は各脚部14が略垂直
姿勢状態を維持するような付勢力を与える引張りばね等
による付勢手段44,44を備えてなる構成としたとこ
ろに特徴を有している。ここで、上述したねじ軸による
連結レバー43は、上述した付勢手段44,44の付勢
力に抗して椅子本体11の着座シート部13を上下動さ
せて折畳むための調整機構を構成する部分で、図4から
明らかなように、その一端は脚部14側に保持される取
付けホルダ46にユニバーサルジョイント46aを介し
て連結され、かつ他端側は、連結フレーム42としての
パイプ体に嵌装して固定される取付けホルダ47に対し
ユニバーサルジョイント等により可動可能に付設される
ナットホルダ47aに螺合して貫通配置され、その先端
に回動調整用の操作部48が設けられてなる構成とされ
ている。そして、このような構成では、連結レバー43
を回転操作して伸縮動作させることで、前述したパイプ
体による組立て構造による椅子本体11を、図1に示す
状態から図2に示す状態までの間で、着座シート部13
の高さ位置を任意に上下動させて調整でき、しかもその
位置状態で各部材の関係を一定姿勢状態に維持し得るも
のである。また、図3において符号50,50は前、後
クランク状シャフト40,41における各脚部14,1
4;14,14の下端部間を、前後方向において連結す
る連結用下部シャフトで、これによって椅子本体11は
平行リンク機構を構成し、直立状態から倒伏状態まで変
形可能な構成となっている。
1に示した構成による移動用椅子10において、図2な
いし図4から明らかなように、それぞれの下端部14a
,14aが回転自在な軸支部として左、右走行装置12
,12側に支持される前、後二対の脚部14,14;1
4,14をそれぞれ構成する前、後クランク状シャフト
40,41と、これら前、後シャフト40,41の水平
部間に介在されて着座シート部13を構成するとともに
その両端部が各シャフト40,41側にそれぞれ回動可
能に連結される連結用フレーム42(本実施例では二本
のパイプ体42,42によって構成している)と、一方
のシャフト40側の脚部14の一部と連結用フレーム4
2間に伸縮可能な状態で介在されその伸縮量が調整可能
でかつその調整位置で両部材を一体的に連結するねじ軸
による連結レバー43と、前側シャフト40の水平部側
と後側シャフト41の脚部14下端側間に介在して設け
られ着座者が着座している通常時は各脚部14が略垂直
姿勢状態を維持するような付勢力を与える引張りばね等
による付勢手段44,44を備えてなる構成としたとこ
ろに特徴を有している。ここで、上述したねじ軸による
連結レバー43は、上述した付勢手段44,44の付勢
力に抗して椅子本体11の着座シート部13を上下動さ
せて折畳むための調整機構を構成する部分で、図4から
明らかなように、その一端は脚部14側に保持される取
付けホルダ46にユニバーサルジョイント46aを介し
て連結され、かつ他端側は、連結フレーム42としての
パイプ体に嵌装して固定される取付けホルダ47に対し
ユニバーサルジョイント等により可動可能に付設される
ナットホルダ47aに螺合して貫通配置され、その先端
に回動調整用の操作部48が設けられてなる構成とされ
ている。そして、このような構成では、連結レバー43
を回転操作して伸縮動作させることで、前述したパイプ
体による組立て構造による椅子本体11を、図1に示す
状態から図2に示す状態までの間で、着座シート部13
の高さ位置を任意に上下動させて調整でき、しかもその
位置状態で各部材の関係を一定姿勢状態に維持し得るも
のである。また、図3において符号50,50は前、後
クランク状シャフト40,41における各脚部14,1
4;14,14の下端部間を、前後方向において連結す
る連結用下部シャフトで、これによって椅子本体11は
平行リンク機構を構成し、直立状態から倒伏状態まで変
形可能な構成となっている。
【0012】そして、このような構成によれば、伸縮自
在な連結レバー43によって伸縮量を調整することで、
前、後側フレーム40,41と連結用フレーム42およ
び走行装置12,12によって構成される平行リンク機
構によって、着座シート部13を構成する連結用フレー
ム42が、脚部14の直立、倒伏動作に応じて昇降動作
する機構を構成し得るものである。また、この下降動作
に伴って付勢手段44,44に付勢力が蓄積され、連結
レバー43が再び伸び方向に調整されると、前述した下
降時に蓄積された付勢力によって、フレーム全体を上昇
させて元の状態に復帰させ得るもので、各脚部14が直
立して通常姿勢に戻ることになる。
在な連結レバー43によって伸縮量を調整することで、
前、後側フレーム40,41と連結用フレーム42およ
び走行装置12,12によって構成される平行リンク機
構によって、着座シート部13を構成する連結用フレー
ム42が、脚部14の直立、倒伏動作に応じて昇降動作
する機構を構成し得るものである。また、この下降動作
に伴って付勢手段44,44に付勢力が蓄積され、連結
レバー43が再び伸び方向に調整されると、前述した下
降時に蓄積された付勢力によって、フレーム全体を上昇
させて元の状態に復帰させ得るもので、各脚部14が直
立して通常姿勢に戻ることになる。
【0013】ここで、上述した構成による椅子本体11
に対して着座している者の重心位置を移動させ得る機構
動作について、以下に説明する。すなわち、各脚部14
が垂直に立っている状態では、着座シート部13の高さ
変化は少ないにもかかわらず、シート位置が椅子本体1
1の脚部14での接地点に対して水平方向に大きく動く
ことになる。したがって、椅子本体11のシートバック
部を倒してリクライニング状態とし、仰臥する際に重心
を後に移しても、シート部13の位置を前に移動させて
重心をシート前方に移すことが可能で、これにより後方
への転倒を防ぐことができる。また、移動用椅子10で
は、坂道等を走行する際にも、上り坂では重心を前に移
す必要があり、下り坂では重心を後に移す必要があるが
、この場合にも椅子本体11の脚部14を前方に倒した
り、後方に倒したりすることで、重心を前後方向に移動
させることができる。このような動作時でのエネルギの
消費量は、次の通りである。
に対して着座している者の重心位置を移動させ得る機構
動作について、以下に説明する。すなわち、各脚部14
が垂直に立っている状態では、着座シート部13の高さ
変化は少ないにもかかわらず、シート位置が椅子本体1
1の脚部14での接地点に対して水平方向に大きく動く
ことになる。したがって、椅子本体11のシートバック
部を倒してリクライニング状態とし、仰臥する際に重心
を後に移しても、シート部13の位置を前に移動させて
重心をシート前方に移すことが可能で、これにより後方
への転倒を防ぐことができる。また、移動用椅子10で
は、坂道等を走行する際にも、上り坂では重心を前に移
す必要があり、下り坂では重心を後に移す必要があるが
、この場合にも椅子本体11の脚部14を前方に倒した
り、後方に倒したりすることで、重心を前後方向に移動
させることができる。このような動作時でのエネルギの
消費量は、次の通りである。
【0014】まず、椅子本体11を形成する過程で、椅
子本体11の着座シート部13の高さ位置が一番高い位
置にある状態で、付勢手段44としての引張りばねを一
定の初期値をもって縮んでいる状態にセットする。すな
わち、このときに既にばね44にある初期値のエネルギ
が蓄積されているようにする。次で、ウエイト等をシー
ト部13上に載せ、シート部13に体重以外の力をかけ
る。すると、着座シート部13の位置は下がり、引張り
ばね44にそのエネルギが蓄積される。そして、このと
きには、上述した連結レバー43による調整機構部によ
って、引張りばね44が元に戻るのを防いでいる。その
後、人が椅子に着座し、その状態で連結レバー43のね
じを緩めてゆくと、引張りばね44に蓄えられたエネル
ギは、位置エネルギへと変化する。したがって、着座シ
ート部13を上昇させる際に椅子に着座している者の筋
力から発生させる新たなエネルギは少なくてよいことに
なる。特に、足等に障害のある者には、腕の筋力が弱い
者もいるので、少ない筋力エネルギで、椅子本体11の
姿勢変更を行えることは重要な要素の一つである。
子本体11の着座シート部13の高さ位置が一番高い位
置にある状態で、付勢手段44としての引張りばねを一
定の初期値をもって縮んでいる状態にセットする。すな
わち、このときに既にばね44にある初期値のエネルギ
が蓄積されているようにする。次で、ウエイト等をシー
ト部13上に載せ、シート部13に体重以外の力をかけ
る。すると、着座シート部13の位置は下がり、引張り
ばね44にそのエネルギが蓄積される。そして、このと
きには、上述した連結レバー43による調整機構部によ
って、引張りばね44が元に戻るのを防いでいる。その
後、人が椅子に着座し、その状態で連結レバー43のね
じを緩めてゆくと、引張りばね44に蓄えられたエネル
ギは、位置エネルギへと変化する。したがって、着座シ
ート部13を上昇させる際に椅子に着座している者の筋
力から発生させる新たなエネルギは少なくてよいことに
なる。特に、足等に障害のある者には、腕の筋力が弱い
者もいるので、少ない筋力エネルギで、椅子本体11の
姿勢変更を行えることは重要な要素の一つである。
【0015】すなわち、上述した構成による移動用椅子
10において、連結レバー43を操作し、椅子本体11
を折畳むことにより、図2に示すように着座シート部1
3が床面近くまで降下するような姿勢状態とすることが
可能であり、これにより足等に障害のある者が、自力で
安全にしかも容易にシートに乗ることができる。そして
、このときに蓄積されるばね44のエネルギを利用して
、椅子本体11を通常の着座状態にまで移行させること
が可能である。この場合、付勢手段44としての引張り
ばねは、脚部14と水平面とのなす角度θが小さいと、
該脚部14を引き起こして立てようとする力が小さくな
るので、該角度θをあまり小さくないようにすることが
望まれる。しかし、椅子本体11の折畳み状態によって
は、上述した角度θが小さくなり、有効に作用しないこ
とがある。この場合には、上述した連結レバー43とし
てのねじ軸が、椅子本体11の脚部14を引き起こすの
に有効に働かせることができるので、これを利用すると
よい。そして、始めはこの連結レバー43の回転操作に
よる伸び動作によって角度θを大きくして、椅子本体1
1を引き起こすが、角度θがある程度大きくなると、引
張りばね44が働き始め、シート部13を通常の高さ位
置まで上昇させ、椅子本体13を通常姿勢状態とするこ
とが可能となる。この場合、連結レバー43の回転操作
は、上述した角度θがある程度まで大きくなり、引張り
ばね44による作用力が大きくなると、軽い力で行える
ようになり、操作性の面で何らの支障ないものである。
10において、連結レバー43を操作し、椅子本体11
を折畳むことにより、図2に示すように着座シート部1
3が床面近くまで降下するような姿勢状態とすることが
可能であり、これにより足等に障害のある者が、自力で
安全にしかも容易にシートに乗ることができる。そして
、このときに蓄積されるばね44のエネルギを利用して
、椅子本体11を通常の着座状態にまで移行させること
が可能である。この場合、付勢手段44としての引張り
ばねは、脚部14と水平面とのなす角度θが小さいと、
該脚部14を引き起こして立てようとする力が小さくな
るので、該角度θをあまり小さくないようにすることが
望まれる。しかし、椅子本体11の折畳み状態によって
は、上述した角度θが小さくなり、有効に作用しないこ
とがある。この場合には、上述した連結レバー43とし
てのねじ軸が、椅子本体11の脚部14を引き起こすの
に有効に働かせることができるので、これを利用すると
よい。そして、始めはこの連結レバー43の回転操作に
よる伸び動作によって角度θを大きくして、椅子本体1
1を引き起こすが、角度θがある程度大きくなると、引
張りばね44が働き始め、シート部13を通常の高さ位
置まで上昇させ、椅子本体13を通常姿勢状態とするこ
とが可能となる。この場合、連結レバー43の回転操作
は、上述した角度θがある程度まで大きくなり、引張り
ばね44による作用力が大きくなると、軽い力で行える
ようになり、操作性の面で何らの支障ないものである。
【0016】また、椅子本体11のシート部13の高さ
位置を下げる場合には、連結レバー43のねじ軸を回転
操作して順次緩めることで、これに応じて脚部14が倒
れることになる。この場合、上述した角度θが小さくな
っても、連結レバー43のねじがストッパとなるために
、椅子本体11が折り畳まれたり、シート部13が落下
したりすることはない。一方、椅子本体11のシートバ
ック部を背面側に倒すときには、連結レバー43のねじ
を締め、確実にロックした状態で、重心を予め前側に移
しておくことで、後方への転倒を防ぐことが可能となる
。
位置を下げる場合には、連結レバー43のねじ軸を回転
操作して順次緩めることで、これに応じて脚部14が倒
れることになる。この場合、上述した角度θが小さくな
っても、連結レバー43のねじがストッパとなるために
、椅子本体11が折り畳まれたり、シート部13が落下
したりすることはない。一方、椅子本体11のシートバ
ック部を背面側に倒すときには、連結レバー43のねじ
を締め、確実にロックした状態で、重心を予め前側に移
しておくことで、後方への転倒を防ぐことが可能となる
。
【0017】ここで、上述したような椅子本体11の折
畳み機構を作動させる際には、前述したアームレスト部
16や方向転換装置30等が邪魔となる場合があるが、
これらを着脱自在に構成したり、その位置を回動あるい
は可動させたりして椅子本体11の折畳み動作に支障な
いようにするとよい。そして、以上の構成によれば、移
動用椅子10を用いて日常活動を行なう場合に生じる種
々の状況時に、シート前後方向に着座者の重心位置を移
す必要性があった場合に、これに簡単に対応して椅子本
体11の脚部14とシート部13との相対的な位置を自
力で変えて、全体のバランスを保ち、椅子の転倒等を防
止することが可能である。また、上述した構成では、椅
子10全体の構造を簡素化し、小型かつ軽量化が可能と
なり、移動や運搬が容易に行なえ、足等に障害をもつ者
の日常活動の自由度を増大させることが可能となるとい
う利点を奏する。さらに、上述した構造では、椅子10
を折畳む際に、従来の車椅子のような着座シート部13
を折曲げたりする必要がないことから、着座シート部1
3に設置するシート体の機能を自由に選択できるので、
医学的な要請に合致させることが可能で、しかも乗り心
地感のよいシートを提供し得るという利点もある。
畳み機構を作動させる際には、前述したアームレスト部
16や方向転換装置30等が邪魔となる場合があるが、
これらを着脱自在に構成したり、その位置を回動あるい
は可動させたりして椅子本体11の折畳み動作に支障な
いようにするとよい。そして、以上の構成によれば、移
動用椅子10を用いて日常活動を行なう場合に生じる種
々の状況時に、シート前後方向に着座者の重心位置を移
す必要性があった場合に、これに簡単に対応して椅子本
体11の脚部14とシート部13との相対的な位置を自
力で変えて、全体のバランスを保ち、椅子の転倒等を防
止することが可能である。また、上述した構成では、椅
子10全体の構造を簡素化し、小型かつ軽量化が可能と
なり、移動や運搬が容易に行なえ、足等に障害をもつ者
の日常活動の自由度を増大させることが可能となるとい
う利点を奏する。さらに、上述した構造では、椅子10
を折畳む際に、従来の車椅子のような着座シート部13
を折曲げたりする必要がないことから、着座シート部1
3に設置するシート体の機能を自由に選択できるので、
医学的な要請に合致させることが可能で、しかも乗り心
地感のよいシートを提供し得るという利点もある。
【0018】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、移動用椅子10の各部の形状、構造等を適宜
変形、変更し得ることは言うまでもない。たとえば上述
した実施例では、前、後クランク状シャフト40,41
による脚部14下端部を、連結用下部シャフト50,5
0によって連結している場合を例示したが、これら前、
後脚部14下端部を、前後方向に沿って一連に形成され
ている走行装置12,12におけるフレーム20,20
に軸支して連結している場合には、該下部シャフト50
,50は省略してもよいことは容易に理解されよう。 さらに、上述した実施例では、連結レバー43としてね
じ軸構造によるものを用い、その回転操作によって伸縮
量を調整する場合を説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、たとえばジャッキタイプの連結レバー機構による
ものを用いてもよいもので、要は平行リンク機構を構成
する脚部14と連結用フレームとの間でこれらを伸縮可
能に連結し、しかもその状態を維持し得る機構であれば
よいものである。また、上述した実施例では、着座者自
身が駆動用レバー22により走行装置12を走行させる
場合を説明したが、本発明はこれに限らず、着座者以外
の者が補助的に椅子10を押すことにより、走行等に必
要な全体の運動エネルギの一部を補助するようにしても
よいことは勿論である。
定されず、移動用椅子10の各部の形状、構造等を適宜
変形、変更し得ることは言うまでもない。たとえば上述
した実施例では、前、後クランク状シャフト40,41
による脚部14下端部を、連結用下部シャフト50,5
0によって連結している場合を例示したが、これら前、
後脚部14下端部を、前後方向に沿って一連に形成され
ている走行装置12,12におけるフレーム20,20
に軸支して連結している場合には、該下部シャフト50
,50は省略してもよいことは容易に理解されよう。 さらに、上述した実施例では、連結レバー43としてね
じ軸構造によるものを用い、その回転操作によって伸縮
量を調整する場合を説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、たとえばジャッキタイプの連結レバー機構による
ものを用いてもよいもので、要は平行リンク機構を構成
する脚部14と連結用フレームとの間でこれらを伸縮可
能に連結し、しかもその状態を維持し得る機構であれば
よいものである。また、上述した実施例では、着座者自
身が駆動用レバー22により走行装置12を走行させる
場合を説明したが、本発明はこれに限らず、着座者以外
の者が補助的に椅子10を押すことにより、走行等に必
要な全体の運動エネルギの一部を補助するようにしても
よいことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る移動用
椅子によれば、下端側が回転自在な軸支部として左、右
走行装置側に支持される前、後二対の脚部をそれぞれ構
成する前、後クランク状シャフトと、これら前、後シャ
フトの水平部間に介在されて着座シート部を構成すると
ともにその両端部が各シャフト側にそれぞれ回動可能に
連結される連結用フレームと、一方のシャフト側の脚部
の一部と連結用フレーム間に伸縮可能な状態で介在され
その伸縮量が調整可能でかつその調整位置で両部材を一
体的に連結する連結レバーと、前側シャフトの水平部側
と後側シャフトの脚部下端側間に介在して設けられ着座
者が着座している通常時は各脚部が略垂直姿勢状態を維
持するような付勢力を与える引張りばね等による付勢手
段を備えてなる構成としたので、簡単かつ安価な構成に
もかかわらず、以下に列挙する種々優れた効果を奏する
。 (1) 着座シート部が床面近くまで降下するように椅
子全体を折畳むことができるため、足等に障害のある者
が、自力で安全にしかも容易にシートに乗ることができ
、またばね等の付勢手段に蓄積されているエネルギを利
用して少ない力で椅子の着座シート位置を通常の高さ位
置まで移行させることができる。 (2) 椅子の着座シート位置を下げる場合にも、椅子
に着座している者の身体の位置エネルギや重心位置等を
利用して少ない力で迅速に下げたりすることが可能であ
る。 (3) 椅子を用いて日常活動を行なう場合に生じる種
々の状況時に、シート前後方向に着座者の重心位置を移
す必要性があった場合に、これに簡単に対応して椅子の
脚部とシート部との相対的な位置を自力で変えて、全体
のバランスを保ち、椅子の転倒を防止することができる
。 (4) 椅子全体の構造を簡素化し、小型かつ軽量化が
可能となり、移動や運搬が容易に行なえ、足等に障害を
もつ者の日常活動の自由度を増大させることが可能とな
る。 (5) 折畳み時に従来の車椅子のような着座シート部
を折曲げたりする必要がないことから、着座シート部に
設置するシート体の機能を自由に選択できるので、医学
的な要請に合致させることが可能で、しかも乗り心地感
のよいシートを提供することができる。
椅子によれば、下端側が回転自在な軸支部として左、右
走行装置側に支持される前、後二対の脚部をそれぞれ構
成する前、後クランク状シャフトと、これら前、後シャ
フトの水平部間に介在されて着座シート部を構成すると
ともにその両端部が各シャフト側にそれぞれ回動可能に
連結される連結用フレームと、一方のシャフト側の脚部
の一部と連結用フレーム間に伸縮可能な状態で介在され
その伸縮量が調整可能でかつその調整位置で両部材を一
体的に連結する連結レバーと、前側シャフトの水平部側
と後側シャフトの脚部下端側間に介在して設けられ着座
者が着座している通常時は各脚部が略垂直姿勢状態を維
持するような付勢力を与える引張りばね等による付勢手
段を備えてなる構成としたので、簡単かつ安価な構成に
もかかわらず、以下に列挙する種々優れた効果を奏する
。 (1) 着座シート部が床面近くまで降下するように椅
子全体を折畳むことができるため、足等に障害のある者
が、自力で安全にしかも容易にシートに乗ることができ
、またばね等の付勢手段に蓄積されているエネルギを利
用して少ない力で椅子の着座シート位置を通常の高さ位
置まで移行させることができる。 (2) 椅子の着座シート位置を下げる場合にも、椅子
に着座している者の身体の位置エネルギや重心位置等を
利用して少ない力で迅速に下げたりすることが可能であ
る。 (3) 椅子を用いて日常活動を行なう場合に生じる種
々の状況時に、シート前後方向に着座者の重心位置を移
す必要性があった場合に、これに簡単に対応して椅子の
脚部とシート部との相対的な位置を自力で変えて、全体
のバランスを保ち、椅子の転倒を防止することができる
。 (4) 椅子全体の構造を簡素化し、小型かつ軽量化が
可能となり、移動や運搬が容易に行なえ、足等に障害を
もつ者の日常活動の自由度を増大させることが可能とな
る。 (5) 折畳み時に従来の車椅子のような着座シート部
を折曲げたりする必要がないことから、着座シート部に
設置するシート体の機能を自由に選択できるので、医学
的な要請に合致させることが可能で、しかも乗り心地感
のよいシートを提供することができる。
【図1】本発明に係る移動用椅子の一実施例を示す椅子
全体の概略構成を説明するための概略斜視図である。
全体の概略構成を説明するための概略斜視図である。
【図2】本発明に係る移動用椅子の動作を説明するため
の概略斜視図である。
の概略斜視図である。
【図3】本発明を特徴づける椅子のフレーム構造を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図4】椅子の高さ調整および折畳み操作を行なうため
の伸縮調整可能な連結レバー構造を示す概略斜視図であ
る。
の伸縮調整可能な連結レバー構造を示す概略斜視図であ
る。
【図5】図1における概略正面図である。
10 移動用椅子
11 椅子本体
12 走行装置
13 着座シート部
14 脚部
14a 軸支部
20 走行フレーム
21 無限軌道
22 駆動用レバー
40 前側クランク状シャフト
41 後側クランク状シャフト
42 連結用フレーム
43 折畳み調整用の伸縮可能な連結レバー44
付勢手段(引張りばね) 50 連結用下部シャフト
付勢手段(引張りばね) 50 連結用下部シャフト
Claims (2)
- 【請求項1】 前、後二対の脚部を有し、それぞれの
下端部が左、右走行装置側に支持されてなる移動用椅子
において、前記前、後二対の脚部をそれぞれ構成すると
ともに各脚部下端側が回転自在な軸支部として前記左、
右走行装置側に軸支されている前、後クランク状シャフ
トと、これら前、後クランク状シャフトの水平部間に介
在されて着座シート部を構成するとともにその両端部が
各シャフト側にそれぞれ回動可能に連結されている少な
くとも一本の連結用フレームと、前記一方のクランク状
シャフトによって形成される脚部の一部と前記連結用フ
レームとの間に伸縮可能な状態で介在されその伸縮量が
調整可能でかつその調整位置で両部材を一体的に連結可
能な連結レバーと、前記前側クランク状シャフトの水平
部側と前記後側クランク状シャフトの脚部下端側との間
に介在して設けられ常時は各脚部が略垂直姿勢状態を維
持するような付勢力を与える付勢手段とを備えてなるこ
とを特徴とする移動用椅子。 - 【請求項2】 請求項1において、各脚部が略垂直状
態を維持して着座シート部を通常の着座姿勢状態に維持
する付勢手段として、引張りばねを用いるとともに、こ
の引張りばねを、着座シート部への着座者の体重に抗し
て前記前、後クランク状シャフトにおける各脚部を垂直
姿勢状態に保持できる付勢力を有するように構成したこ
とを特徴とする移動用椅子。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130309A JPH04332551A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 移動用椅子 |
| NO921621A NO301519B1 (no) | 1991-05-07 | 1992-04-27 | Bevegelig stol |
| DE69223846T DE69223846T2 (de) | 1991-05-07 | 1992-05-03 | Bewegbarer Stuhl |
| EP92107487A EP0512449B1 (en) | 1991-05-07 | 1992-05-03 | Movable chair |
| DK92107487T DK0512449T3 (da) | 1991-05-07 | 1992-05-03 | Bevægelig stol |
| CA002067937A CA2067937C (en) | 1991-05-07 | 1992-05-04 | Movable chair |
| KR1019920007750A KR940008964B1 (ko) | 1991-05-07 | 1992-05-07 | 이동용 의자 |
| FI922070A FI96479C (fi) | 1991-05-07 | 1992-05-07 | Liikkuva tuoli |
| US08/235,249 US5413367A (en) | 1991-05-07 | 1994-04-29 | Movable chair |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130309A JPH04332551A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 移動用椅子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04332551A true JPH04332551A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=15031242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3130309A Pending JPH04332551A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 移動用椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04332551A (ja) |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP3130309A patent/JPH04332551A/ja active Pending
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