JPH04333502A - 棒状焼結材の押抜き加工方法 - Google Patents
棒状焼結材の押抜き加工方法Info
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- JPH04333502A JPH04333502A JP13212191A JP13212191A JPH04333502A JP H04333502 A JPH04333502 A JP H04333502A JP 13212191 A JP13212191 A JP 13212191A JP 13212191 A JP13212191 A JP 13212191A JP H04333502 A JPH04333502 A JP H04333502A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引張強さ及び伸び特性
に優れる棒状焼結材を得る押抜き加工方法に関するもの
である。
に優れる棒状焼結材を得る押抜き加工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、防護物に射出する貫
通体が、棒状焼結材を縮径加工して製造されている。こ
の粉末成形材である棒状焼結材の縮径加工には、2頭又
は4頭のダイスを用いたスウエージング加工又は押切り
タツプを用いるのが一般的である。しかして、この加工
方法を引張強さT.S.100Kgf /mm2 程度
の高強度素材に適用する場合、加工荷重が大きいため、
大がかりな専用機が必要であり、大がかりな専用機を使
用した場合でも高い密度上昇が得られないという技術的
課題がある。加えて、非連続的で間欠的な加工方法であ
るため、寸法精度の大幅な改善は望めず、かつ、製品に
曲がりを生じ易い。
通体が、棒状焼結材を縮径加工して製造されている。こ
の粉末成形材である棒状焼結材の縮径加工には、2頭又
は4頭のダイスを用いたスウエージング加工又は押切り
タツプを用いるのが一般的である。しかして、この加工
方法を引張強さT.S.100Kgf /mm2 程度
の高強度素材に適用する場合、加工荷重が大きいため、
大がかりな専用機が必要であり、大がかりな専用機を使
用した場合でも高い密度上昇が得られないという技術的
課題がある。加えて、非連続的で間欠的な加工方法であ
るため、寸法精度の大幅な改善は望めず、かつ、製品に
曲がりを生じ易い。
【0003】更に、このような加工方法では、断面全体
に圧縮力が作用せず、中心部に半径方向の引張力が作用
するため、低延性で難加工性素材の場合には加工中に半
径方向に延在するいわゆるモミワレが中心部に発生し易
い。これは、粉体を焼結した焼結体は、強度が高くもろ
いため、加工に際して割れを生じ易いことにも起因する
。
に圧縮力が作用せず、中心部に半径方向の引張力が作用
するため、低延性で難加工性素材の場合には加工中に半
径方向に延在するいわゆるモミワレが中心部に発生し易
い。これは、粉体を焼結した焼結体は、強度が高くもろ
いため、加工に際して割れを生じ易いことにも起因する
。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、次第に縮径するテーパ孔部を有するダイス、及び、
テーパ孔部の小径端部よりも大径をなすように粉体を焼
結してなり、ダイスに対して長尺な棒状焼結材を用い、
棒状焼結材の一端部をダイスのテーパ孔部内に挿入し、
他端部を押圧部材に当接させる共に、棒状焼結材の外周
面に液状潤滑剤を塗布した状態にてダイス又は押圧部材
を棒状焼結材の中心軸線方向に移動させ、棒状焼結材を
ダイスのテーパ孔部から次第に押抜き、棒状焼結材に押
抜き加工によるひずみ硬化を与える棒状焼結材の押抜き
加工方法であつて、棒状焼結材に座屈を抑制する少なく
とも1個の補強部材を外嵌させる棒状焼結材の押抜き加
工方法である。そして、補強部材の外周面をしゆう動案
内するガイド部材を、押圧部材に固設することができ、
また、補強部材をガイド部材の任意個所に固定可能な固
定具を備えることができる。
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、次第に縮径するテーパ孔部を有するダイス、及び、
テーパ孔部の小径端部よりも大径をなすように粉体を焼
結してなり、ダイスに対して長尺な棒状焼結材を用い、
棒状焼結材の一端部をダイスのテーパ孔部内に挿入し、
他端部を押圧部材に当接させる共に、棒状焼結材の外周
面に液状潤滑剤を塗布した状態にてダイス又は押圧部材
を棒状焼結材の中心軸線方向に移動させ、棒状焼結材を
ダイスのテーパ孔部から次第に押抜き、棒状焼結材に押
抜き加工によるひずみ硬化を与える棒状焼結材の押抜き
加工方法であつて、棒状焼結材に座屈を抑制する少なく
とも1個の補強部材を外嵌させる棒状焼結材の押抜き加
工方法である。そして、補強部材の外周面をしゆう動案
内するガイド部材を、押圧部材に固設することができ、
また、補強部材をガイド部材の任意個所に固定可能な固
定具を備えることができる。
【0005】
【作用】外周面に液状潤滑剤を塗布した状態の棒状焼結
材を、補強部材を挿通させて押圧部材とダイスのテーパ
孔部との間にセツトする。次いで、ダイス又は押圧部材
を棒状焼結材の中心軸線方向に移動させて棒状焼結材を
ダイスのテーパ孔部に圧入させ、断面積を減少させて小
径端部から次第に押抜く。このようにしてダイスを通過
した棒状焼結材にスエージ加工が施されるので、棒状焼
結材の機械的特性(例えば、引張強さ、伸び、衝撃値等
)を改善することができる。
材を、補強部材を挿通させて押圧部材とダイスのテーパ
孔部との間にセツトする。次いで、ダイス又は押圧部材
を棒状焼結材の中心軸線方向に移動させて棒状焼結材を
ダイスのテーパ孔部に圧入させ、断面積を減少させて小
径端部から次第に押抜く。このようにしてダイスを通過
した棒状焼結材にスエージ加工が施されるので、棒状焼
結材の機械的特性(例えば、引張強さ、伸び、衝撃値等
)を改善することができる。
【0006】ダイスの通過に際し、非圧縮性の液状潤滑
剤を周囲に介在させた棒状焼結材は、摩擦力を大きく受
けることなく移動して縮径加工され、これによつて押抜
き加工によるひずみ硬化された製品が得られる。更に、
棒状焼結材の外周面に塗布した液状潤滑剤が、ダイスの
テーパ孔部との間に介在することにより、摩擦力を低減
し、高強度材で起こり易い表面の肌荒れ及び焼付きを防
止できる。このような棒状焼結材の押抜き加工において
棒状焼結材に外嵌させた補強部材は、ダイスと押圧部材
との間で中心軸線方向の圧縮力を受ける棒状焼結材の座
屈を抑制するように機能する。
剤を周囲に介在させた棒状焼結材は、摩擦力を大きく受
けることなく移動して縮径加工され、これによつて押抜
き加工によるひずみ硬化された製品が得られる。更に、
棒状焼結材の外周面に塗布した液状潤滑剤が、ダイスの
テーパ孔部との間に介在することにより、摩擦力を低減
し、高強度材で起こり易い表面の肌荒れ及び焼付きを防
止できる。このような棒状焼結材の押抜き加工において
棒状焼結材に外嵌させた補強部材は、ダイスと押圧部材
との間で中心軸線方向の圧縮力を受ける棒状焼結材の座
屈を抑制するように機能する。
【0007】このように、テーパ孔部から押出される棒
状焼結材は、ダイスからの中心軸線方向の圧縮力をも受
けることによつて大きな静水圧作用を受けて圧縮され、
テーパ孔部を通過して押抜き加工によるひずみ硬化を受
けるため、高密度化及び高強度化が良好に得られる。す
なわち、粉末成形材で気孔を有する棒状焼結材の密度上
昇が極めて良好に得られると共に、難加工性材料からな
る棒状焼結材の中心部にモミワレを生ずることが良好に
防止される。
状焼結材は、ダイスからの中心軸線方向の圧縮力をも受
けることによつて大きな静水圧作用を受けて圧縮され、
テーパ孔部を通過して押抜き加工によるひずみ硬化を受
けるため、高密度化及び高強度化が良好に得られる。す
なわち、粉末成形材で気孔を有する棒状焼結材の密度上
昇が極めて良好に得られると共に、難加工性材料からな
る棒状焼結材の中心部にモミワレを生ずることが良好に
防止される。
【0008】更に、棒状焼結材の外周に介在させた液状
潤滑剤によつて、棒状焼結材とダイスとの間の摩擦力が
極めて小さいものとなるので、加工中の棒状焼結材の内
部のひずみ分布の変動が小さく、製品の機械的特性にお
ける不均一性が著しく軽減される。また、補強部材の外
周面をしゆう動案内するガイド部材を、押圧部材に固設
すれば、補強部材の中心軸線方向と交差する方向への移
動をガイド部材が規制するので、棒状焼結材の座屈を更
に良好に抑制することができる。また、補強部材をガイ
ド部材の任意個所に固定可能な固定具を備えれば、棒状
焼結材の座屈抑制に好適な位置に補強部材を固定するこ
とができる。なお、棒状焼結材は、常温にて加工できる
他、500℃程度までに加熱して温間にて加工すること
もできる。
潤滑剤によつて、棒状焼結材とダイスとの間の摩擦力が
極めて小さいものとなるので、加工中の棒状焼結材の内
部のひずみ分布の変動が小さく、製品の機械的特性にお
ける不均一性が著しく軽減される。また、補強部材の外
周面をしゆう動案内するガイド部材を、押圧部材に固設
すれば、補強部材の中心軸線方向と交差する方向への移
動をガイド部材が規制するので、棒状焼結材の座屈を更
に良好に抑制することができる。また、補強部材をガイ
ド部材の任意個所に固定可能な固定具を備えれば、棒状
焼結材の座屈抑制に好適な位置に補強部材を固定するこ
とができる。なお、棒状焼結材は、常温にて加工できる
他、500℃程度までに加熱して温間にて加工すること
もできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図7は、押抜き加工方法の1実施例
に使用される押抜き加工装置を示す。図中において符号
1は、ダイスを示し、次第に縮径して小径端部1bを有
するテーパ孔部1aが形成されている。このダイス1は
、円筒状をなす支持部材2に中心軸線を合致させて載置
し、底面に固着したナツト部材3を支持部材2の上端部
に螺合して固着されている。支持部材2は、その下端部
を固定部材5を介して下基盤4に固定して垂直に立設し
てある。
て説明する。図1〜図7は、押抜き加工方法の1実施例
に使用される押抜き加工装置を示す。図中において符号
1は、ダイスを示し、次第に縮径して小径端部1bを有
するテーパ孔部1aが形成されている。このダイス1は
、円筒状をなす支持部材2に中心軸線を合致させて載置
し、底面に固着したナツト部材3を支持部材2の上端部
に螺合して固着されている。支持部材2は、その下端部
を固定部材5を介して下基盤4に固定して垂直に立設し
てある。
【0010】一方、下基盤4に対向させて上基盤6が配
置される。上基盤6の下面には、押圧部材であるブツシ
ユ7を固定するフランジ部材8が図外のボルトによつて
固着され、このブツシユ7に上端部を当接支持して、棒
状焼結材9を配置する。棒状焼結材9は、金属粉体を焼
結した粉末成形材であり、引張強さT.S.100Kg
f /mm2 程度の高強度材料(例えば、W−Ni−
Fe焼結合金)にて形成されている。また、棒状焼結材
9は、ダイス1のテーパ孔部1aの小径端部1bよりも
若干大径(具体的には、断面積で20〜30%程度大き
い)の棒状体をなし、ダイス1に対して充分に長尺であ
る。
置される。上基盤6の下面には、押圧部材であるブツシ
ユ7を固定するフランジ部材8が図外のボルトによつて
固着され、このブツシユ7に上端部を当接支持して、棒
状焼結材9を配置する。棒状焼結材9は、金属粉体を焼
結した粉末成形材であり、引張強さT.S.100Kg
f /mm2 程度の高強度材料(例えば、W−Ni−
Fe焼結合金)にて形成されている。また、棒状焼結材
9は、ダイス1のテーパ孔部1aの小径端部1bよりも
若干大径(具体的には、断面積で20〜30%程度大き
い)の棒状体をなし、ダイス1に対して充分に長尺であ
る。
【0011】また、棒状焼結材9の外周面には、補強部
材10を外嵌させる。補強部材10は、この実施例にあ
つては角柱状をなす同形のものが一対備えられ、図2,
3に示すように二つ割りをなす各補強部材要素10a,
10bは、組み合わせた状態で中心軸線方向に延在する
通孔10cを有し、外周面の中間部には軽量化のための
環状切欠き部10dを設けてある。また、各補強部材要
素10a,10bの外面には、それぞれボルト11を植
込んである。
材10を外嵌させる。補強部材10は、この実施例にあ
つては角柱状をなす同形のものが一対備えられ、図2,
3に示すように二つ割りをなす各補強部材要素10a,
10bは、組み合わせた状態で中心軸線方向に延在する
通孔10cを有し、外周面の中間部には軽量化のための
環状切欠き部10dを設けてある。また、各補強部材要
素10a,10bの外面には、それぞれボルト11を植
込んである。
【0012】更に、フランジ部材8には、一対の補強部
材10の外周面をしゆう動案内するガイド部材12,1
3を、フランジ部材8の外縁部に対峙させて固設する。 ガイド部材12,13は、ほぼ板状をなし、図4に示す
ように中心軸線方向に延在するスリツト部12a,13
aが対向するように形成されている。各補強部材10は
、通孔10cに棒状焼結材9をしゆう動自在に受入れて
組み合わせ、各スリツト部12a,13aにボルト11
を挿通させ、ガイド部材12,13をフランジ部材8に
図外のボルトによつて固着する。そして、棒状焼結材9
の座屈を良好に抑制できるように、各補強部材10を中
心軸線方向の適当位置として各ボルト11にナツト14
を螺締し、ガイド部材12,13に固定する。この各ボ
ルト11及びナツト14により、補強部材10をガイド
部材12,13の中心軸線方向の任意個所に固定可能な
固定具を構成している。
材10の外周面をしゆう動案内するガイド部材12,1
3を、フランジ部材8の外縁部に対峙させて固設する。 ガイド部材12,13は、ほぼ板状をなし、図4に示す
ように中心軸線方向に延在するスリツト部12a,13
aが対向するように形成されている。各補強部材10は
、通孔10cに棒状焼結材9をしゆう動自在に受入れて
組み合わせ、各スリツト部12a,13aにボルト11
を挿通させ、ガイド部材12,13をフランジ部材8に
図外のボルトによつて固着する。そして、棒状焼結材9
の座屈を良好に抑制できるように、各補強部材10を中
心軸線方向の適当位置として各ボルト11にナツト14
を螺締し、ガイド部材12,13に固定する。この各ボ
ルト11及びナツト14により、補強部材10をガイド
部材12,13の中心軸線方向の任意個所に固定可能な
固定具を構成している。
【0013】上基盤6を下降させる押圧駆動手段15に
ついて図5を参照して説明する。押圧駆動手段15は、
上基盤6の上面中央部に固設するシリンダ16aを有す
る複動式のシリンダ装置16を主構成要素とする。シリ
ンダ16aは、しゆう動自在に嵌合するピストン16b
によつて上室16cと下室16dとを区画している。1
6eはロツドカバーを液密に挿通するピストンロツドで
あり、その突出上端部が支持基盤18の下面に結合され
る。この支持基盤18は、支柱17を介して下基盤4に
固定されている。そして、シリンダ16aには、a位置
、b位置及びc位置を有する切り換え弁19、流量可変
調節弁20及びリリーフ弁21を介して液圧ポンプ22
が接続される。各23は作動液体を貯溜するリザーバで
あり、24は圧力計である。
ついて図5を参照して説明する。押圧駆動手段15は、
上基盤6の上面中央部に固設するシリンダ16aを有す
る複動式のシリンダ装置16を主構成要素とする。シリ
ンダ16aは、しゆう動自在に嵌合するピストン16b
によつて上室16cと下室16dとを区画している。1
6eはロツドカバーを液密に挿通するピストンロツドで
あり、その突出上端部が支持基盤18の下面に結合され
る。この支持基盤18は、支柱17を介して下基盤4に
固定されている。そして、シリンダ16aには、a位置
、b位置及びc位置を有する切り換え弁19、流量可変
調節弁20及びリリーフ弁21を介して液圧ポンプ22
が接続される。各23は作動液体を貯溜するリザーバで
あり、24は圧力計である。
【0014】次に、上記構成の押抜き加工装置を使用し
た棒状焼結材の押抜き加工方法について説明する。棒状
焼結材9の外周面には、図6に示すように液状潤滑剤2
5を薄膜をなすように予め塗布してある。液状潤滑剤2
5は、粘性の高いゾル状の二硫化モリブデン等である。
た棒状焼結材の押抜き加工方法について説明する。棒状
焼結材9の外周面には、図6に示すように液状潤滑剤2
5を薄膜をなすように予め塗布してある。液状潤滑剤2
5は、粘性の高いゾル状の二硫化モリブデン等である。
【0015】当初、ガイド部材12,13及び補強部材
10は取り外してある。また、切り換え弁19にa位置
を採らせて液圧ポンプ22によつて作動液体を上室16
cに送り込んで下室16dをドレインし、上基盤6を上
昇駆動してある。この操作によつて上・下基盤6,4間
が充分に拡大するので、この上基盤6のブツシユ7とダ
イス1のテーパ孔部1aとの間に棒状焼結材9を配置す
る。次いで、棒状焼結材9を通孔10cに受け入れるよ
うに補強部材10を組み合わせ、各スリツト部12a,
13aにボルト11を挿通させてガイド部材12,13
をフランジ部材8にボルトにて固着する。補強部材10
は、棒状焼結材9の中心軸線方向の適当位置とし、各ボ
ルト11にナツト14を螺締してガイド部材12,13
に固定してセツトする。この補強部材10の取付け位置
は、棒状焼結材9に座屈を生じ易い位置とする。
10は取り外してある。また、切り換え弁19にa位置
を採らせて液圧ポンプ22によつて作動液体を上室16
cに送り込んで下室16dをドレインし、上基盤6を上
昇駆動してある。この操作によつて上・下基盤6,4間
が充分に拡大するので、この上基盤6のブツシユ7とダ
イス1のテーパ孔部1aとの間に棒状焼結材9を配置す
る。次いで、棒状焼結材9を通孔10cに受け入れるよ
うに補強部材10を組み合わせ、各スリツト部12a,
13aにボルト11を挿通させてガイド部材12,13
をフランジ部材8にボルトにて固着する。補強部材10
は、棒状焼結材9の中心軸線方向の適当位置とし、各ボ
ルト11にナツト14を螺締してガイド部材12,13
に固定してセツトする。この補強部材10の取付け位置
は、棒状焼結材9に座屈を生じ易い位置とする。
【0016】セツトが完了したなら、切り換え弁19に
b位置を採らせて両室16c,16dを一旦ドレインし
た後にc位置を採らせ、下室16dに液圧ポンプ22か
らの作動液体を送り込み、上基盤6を下降駆動する。こ
れにより、上端がブツシユ7に当接支持された棒状焼結
材9は、ダイス1のテーパ孔部1aに圧入され、断面積
を減少させて小径端部1bから次第に押抜かれる。この
ようにしてダイス1を通過した棒状焼結材9には、縮径
加工が施され、機械的特性(例えば、引張強さ、伸び、
衝撃値等)が改善される。
b位置を採らせて両室16c,16dを一旦ドレインし
た後にc位置を採らせ、下室16dに液圧ポンプ22か
らの作動液体を送り込み、上基盤6を下降駆動する。こ
れにより、上端がブツシユ7に当接支持された棒状焼結
材9は、ダイス1のテーパ孔部1aに圧入され、断面積
を減少させて小径端部1bから次第に押抜かれる。この
ようにしてダイス1を通過した棒状焼結材9には、縮径
加工が施され、機械的特性(例えば、引張強さ、伸び、
衝撃値等)が改善される。
【0017】このような棒状焼結材9の押し抜き加工に
際し、棒状焼結材9に上下方向つまり中心軸線方向の圧
縮力が作用するため、ダイス1に対して長尺な棒状焼結
材9が湾曲変形して座屈を生ずる傾向を示す。しかしな
がら、棒状焼結材9の中間部の湾曲変形は、補強部材1
0によつて抑制され、座屈を生ずることなくダイス1の
テーパ孔部1aを通過する。補強部材10の中心軸線方
向と交差する方向への移動は、ガイド部材12,13に
よつて抑制される。
際し、棒状焼結材9に上下方向つまり中心軸線方向の圧
縮力が作用するため、ダイス1に対して長尺な棒状焼結
材9が湾曲変形して座屈を生ずる傾向を示す。しかしな
がら、棒状焼結材9の中間部の湾曲変形は、補強部材1
0によつて抑制され、座屈を生ずることなくダイス1の
テーパ孔部1aを通過する。補強部材10の中心軸線方
向と交差する方向への移動は、ガイド部材12,13に
よつて抑制される。
【0018】上基盤6の下降に伴つて図7に示すように
上基盤6と補強部材10とが干渉するようになつたなら
、切り換え弁19にb位置を採らせて押し抜き加工を中
断し、ボルト11とナツト14との螺締を解くと共にガ
イド部材12,13を取外し、1個の補強部材10の各
二つ割りをなす各補強部材要素10a,10bを取外し
、押し抜き加工を続行する。このようにして押し抜き加
工が行われ、全ての補強部材10を取り外した状態で上
基盤6がダイス1に接近したなら、テーパ孔部1aの小
径端部1bより小径の図外の棒状部材をブツシユ7と棒
状焼結材9の上端面との間に介在させ、押し抜き加工を
行つて棒状焼結材9の全部をテーパ孔部1aを通過させ
る。押し抜き加工が終了した棒状焼結材9は、支持部材
2の下端部から取り出し、防護物に射出する貫通体等に
加工する。
上基盤6と補強部材10とが干渉するようになつたなら
、切り換え弁19にb位置を採らせて押し抜き加工を中
断し、ボルト11とナツト14との螺締を解くと共にガ
イド部材12,13を取外し、1個の補強部材10の各
二つ割りをなす各補強部材要素10a,10bを取外し
、押し抜き加工を続行する。このようにして押し抜き加
工が行われ、全ての補強部材10を取り外した状態で上
基盤6がダイス1に接近したなら、テーパ孔部1aの小
径端部1bより小径の図外の棒状部材をブツシユ7と棒
状焼結材9の上端面との間に介在させ、押し抜き加工を
行つて棒状焼結材9の全部をテーパ孔部1aを通過させ
る。押し抜き加工が終了した棒状焼結材9は、支持部材
2の下端部から取り出し、防護物に射出する貫通体等に
加工する。
【0019】ダイス1の通過に際し、非圧縮性の液状潤
滑剤25を薄膜状に周囲に介在させた棒状焼結材9は、
摩擦力を大きく受けることなく移動して縮径加工され、
これによつて押抜き加工によるひずみ硬化が良好になさ
れた製品が得られる。更に、棒状焼結材9の外周面に塗
布した液状潤滑剤25がダイス1のテーパ孔部1aとの
間に介在するので、特にダイス1のテーパ孔部1aに位
置する棒状焼結材9には、上基盤6側からの中心軸線方
向の圧縮力が作用すると共に、圧縮力を外周から受けて
、静水圧作用を受けた状態で圧縮され、高密度化及び高
強度化が促される。
滑剤25を薄膜状に周囲に介在させた棒状焼結材9は、
摩擦力を大きく受けることなく移動して縮径加工され、
これによつて押抜き加工によるひずみ硬化が良好になさ
れた製品が得られる。更に、棒状焼結材9の外周面に塗
布した液状潤滑剤25がダイス1のテーパ孔部1aとの
間に介在するので、特にダイス1のテーパ孔部1aに位
置する棒状焼結材9には、上基盤6側からの中心軸線方
向の圧縮力が作用すると共に、圧縮力を外周から受けて
、静水圧作用を受けた状態で圧縮され、高密度化及び高
強度化が促される。
【0020】このように、小径端部1bから押出される
棒状焼結材9は、上基盤6からの中心軸線方向の圧縮力
を受けるのみならず、大きな静水圧作用を受けて圧縮さ
れ、テーパ孔部1aを通過して押抜き加工によるひずみ
硬化を受けるため、高密度化及び高強度化が良好に得ら
れる。すなわち、粉末成形材で気孔を有する棒状焼結材
9の密度上昇が極めて良好に得られると共に、難加工性
材料からなる棒状焼結材9の中心部にモミワレを生ずる
ことが良好に防止される。具体的には、焼結体である棒
状焼結材9内の大きな気孔が圧縮されて潰れ、混在する
気孔の大きさが揃うと共に、気孔率を0.5%以下に低
下させることができ、機械的特性を改善することができ
る。
棒状焼結材9は、上基盤6からの中心軸線方向の圧縮力
を受けるのみならず、大きな静水圧作用を受けて圧縮さ
れ、テーパ孔部1aを通過して押抜き加工によるひずみ
硬化を受けるため、高密度化及び高強度化が良好に得ら
れる。すなわち、粉末成形材で気孔を有する棒状焼結材
9の密度上昇が極めて良好に得られると共に、難加工性
材料からなる棒状焼結材9の中心部にモミワレを生ずる
ことが良好に防止される。具体的には、焼結体である棒
状焼結材9内の大きな気孔が圧縮されて潰れ、混在する
気孔の大きさが揃うと共に、気孔率を0.5%以下に低
下させることができ、機械的特性を改善することができ
る。
【0021】更に、棒状焼結材9の外周に薄膜状に介在
させた液状潤滑剤25によつて、棒状焼結材9とダイス
1との間の摩擦力が極めて小さいものとなるので、高強
度材で起こり易い表面の肌荒れ及び焼付きを防止できる
と共に、加工中の棒状焼結材9の内部のひずみ分布の変
動が小さくなり、製品の機械的特性における不均一性が
著しく軽減される。
させた液状潤滑剤25によつて、棒状焼結材9とダイス
1との間の摩擦力が極めて小さいものとなるので、高強
度材で起こり易い表面の肌荒れ及び焼付きを防止できる
と共に、加工中の棒状焼結材9の内部のひずみ分布の変
動が小さくなり、製品の機械的特性における不均一性が
著しく軽減される。
【0022】ところで、棒状焼結材9は、常温にて加工
できる他、500℃程度までに加熱して温間にて加工す
ることもできる。なお、上記したように棒状焼結材9の
座屈が良好に抑制されるので、図1のダイス1を固定し
たままで下基盤4を上昇駆動し、棒状焼結材9をダイス
1のテーパ孔部1aに押込んで押抜き加工しても、ほぼ
同様の作用が得られる。
できる他、500℃程度までに加熱して温間にて加工す
ることもできる。なお、上記したように棒状焼結材9の
座屈が良好に抑制されるので、図1のダイス1を固定し
たままで下基盤4を上昇駆動し、棒状焼結材9をダイス
1のテーパ孔部1aに押込んで押抜き加工しても、ほぼ
同様の作用が得られる。
【0023】また、ガイド部材12,13を角筒状に形
成してその剛性を高めることもできる。但し、その場合
には、補強部材10のボルト11を着脱自在とし、補強
部材10からボルト11を取り外してガイド部材12,
13を支持部材2側に充分に下降させ、二つ割りの補強
部材10を露出させてその着脱を行う。
成してその剛性を高めることもできる。但し、その場合
には、補強部材10のボルト11を着脱自在とし、補強
部材10からボルト11を取り外してガイド部材12,
13を支持部材2側に充分に下降させ、二つ割りの補強
部材10を露出させてその着脱を行う。
【0024】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明にかかる棒状焼結材の押抜き加工方法によれば、
次の効果が得られる。 (1)押抜き加工が実質的に連続して与えられるため、
寸法精度の良好な改善がなされる。 (2)棒状焼結材内部に中心軸線方向の押圧力のみなら
ず大きな静水圧が作用するため、粉末成形材の密度上昇
が良好に得られる。また、中心軸線方向にも圧縮力が作
用し、中心部に軸線方向の引張応力が発生しないため、
低延性で難加工性素材において、加工中に半径方向に延
在して生ずる中心部のモミワレの防止に有効である。更
に、テーパ孔部を通過して押抜き加工によるひずみ硬化
を受けるため、高密度化及び高強度化が良好に得られる
。その結果、引張強さと伸び特性とが良好に両立した棒
状焼結材が得られる。
本発明にかかる棒状焼結材の押抜き加工方法によれば、
次の効果が得られる。 (1)押抜き加工が実質的に連続して与えられるため、
寸法精度の良好な改善がなされる。 (2)棒状焼結材内部に中心軸線方向の押圧力のみなら
ず大きな静水圧が作用するため、粉末成形材の密度上昇
が良好に得られる。また、中心軸線方向にも圧縮力が作
用し、中心部に軸線方向の引張応力が発生しないため、
低延性で難加工性素材において、加工中に半径方向に延
在して生ずる中心部のモミワレの防止に有効である。更
に、テーパ孔部を通過して押抜き加工によるひずみ硬化
を受けるため、高密度化及び高強度化が良好に得られる
。その結果、引張強さと伸び特性とが良好に両立した棒
状焼結材が得られる。
【0025】(3)液状潤滑剤が棒状焼結材とダイス壁
との間に薄膜状に介在し、この間の摩擦を著しく軽減す
るので、加工中の棒状焼結材内部に発生するひずみ分布
の変動が小さく、製品の機械的特性における不均一性が
軽減される。 (4)焼結体である棒状焼結材内の大きな気孔が静水圧
によつて大きく圧縮されて潰れ、混在する気孔の大きさ
が揃うと共に、気孔率を良好に低下させることができ、
その結果機械的特性が向上する。 (5)棒状焼結材に少なくとも1個の補強部材を外嵌さ
せ、座屈を抑制させるので、長尺の棒状焼結材に曲がり
を生ずることなく押抜き加工を施すことができる。
との間に薄膜状に介在し、この間の摩擦を著しく軽減す
るので、加工中の棒状焼結材内部に発生するひずみ分布
の変動が小さく、製品の機械的特性における不均一性が
軽減される。 (4)焼結体である棒状焼結材内の大きな気孔が静水圧
によつて大きく圧縮されて潰れ、混在する気孔の大きさ
が揃うと共に、気孔率を良好に低下させることができ、
その結果機械的特性が向上する。 (5)棒状焼結材に少なくとも1個の補強部材を外嵌さ
せ、座屈を抑制させるので、長尺の棒状焼結材に曲がり
を生ずることなく押抜き加工を施すことができる。
【図1】 本発明の1実施例に使用される押抜き加工
装置を示す断面図。
装置を示す断面図。
【図2】 同じく補強部材を示す図。
【図3】 図2のIII− III線断面図。
【図4】 本発明の1実施例にかかるガイド部材を示
す図。
す図。
【図5】 同じく押圧駆動手段を示す断面図。
【図6】 同じく棒状焼結材を示す断面図。
【図7】 同じく作用説明図。
1:ダイス、1a:テーパ孔部、1b:小径端部、2:
支持部材、4:下基盤、6:上基盤、7:ブツシユ(押
圧部材)、9:棒状焼結材、10:補強部材、10a,
10b:補強部材要素、10c:通孔、10d:環状切
欠き部、11:ボルト(固定具)、12,13:ガイド
部材、12a,13a:スリツト部、14:ナツト(固
定具)、15:押圧駆動手段、16:シリンダ装置、1
6a:シリンダ、16b:ピストン、17:支柱、18
:支持基盤、19:切り換え弁、22:液圧ポンプ、2
5:液状潤滑剤。
支持部材、4:下基盤、6:上基盤、7:ブツシユ(押
圧部材)、9:棒状焼結材、10:補強部材、10a,
10b:補強部材要素、10c:通孔、10d:環状切
欠き部、11:ボルト(固定具)、12,13:ガイド
部材、12a,13a:スリツト部、14:ナツト(固
定具)、15:押圧駆動手段、16:シリンダ装置、1
6a:シリンダ、16b:ピストン、17:支柱、18
:支持基盤、19:切り換え弁、22:液圧ポンプ、2
5:液状潤滑剤。
Claims (3)
- 【請求項1】 次第に縮径するテーパ孔部を有するダ
イス、及び、テーパ孔部の小径端部よりも大径をなすよ
うに粉体を焼結してなり、ダイスに対して長尺な棒状焼
結材を用い、棒状焼結材の一端部をダイスのテーパ孔部
内に挿入し、他端部を押圧部材に当接させる共に、棒状
焼結材の外周面に液状潤滑剤を塗布した状態にてダイス
又は押圧部材を棒状焼結材の中心軸線方向に移動させ、
棒状焼結材をダイスのテーパ孔部から次第に押抜き、棒
状焼結材に押抜き加工によるひずみ硬化を与える棒状焼
結材の押抜き加工方法であつて、棒状焼結材に座屈を抑
制する少なくとも1個の補強部材を外嵌させることを特
徴とする棒状焼結材の押抜き加工方法。 - 【請求項2】 補強部材の外周面をしゆう動案内する
ガイド部材を、押圧部材に固設することを特徴とする請
求項1の棒状焼結材の押抜き加工方法。 - 【請求項3】 補強部材をガイド部材の任意個所に固
定可能な固定具を備えることを特徴とする請求項2の棒
状焼結材の押抜き加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132121A JPH0768569B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 棒状焼結材の押抜き加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132121A JPH0768569B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 棒状焼結材の押抜き加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04333502A true JPH04333502A (ja) | 1992-11-20 |
| JPH0768569B2 JPH0768569B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=15073904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3132121A Expired - Lifetime JPH0768569B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 棒状焼結材の押抜き加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768569B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49129063A (ja) * | 1973-04-20 | 1974-12-10 | ||
| JPS5253756A (en) * | 1975-10-29 | 1977-04-30 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Moulding method for metal powder |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP3132121A patent/JPH0768569B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49129063A (ja) * | 1973-04-20 | 1974-12-10 | ||
| JPS5253756A (en) * | 1975-10-29 | 1977-04-30 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Moulding method for metal powder |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0768569B2 (ja) | 1995-07-26 |
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