JPH04333989A - 画像拡大装置 - Google Patents
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- JPH04333989A JPH04333989A JP3105869A JP10586991A JPH04333989A JP H04333989 A JPH04333989 A JP H04333989A JP 3105869 A JP3105869 A JP 3105869A JP 10586991 A JP10586991 A JP 10586991A JP H04333989 A JPH04333989 A JP H04333989A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像拡大装置に関する
。 【0002】 【従来の技術】ビデオムービーの自動手振れ補正あるい
はテレビ会議システムなどの分野では、画像拡大処理が
必要とされており、より高画質の画像拡大処理方法の要
求が高まっている。 【0003】従来の画像拡大装置として、例えば特開平
2−250471号公報においてビデオカメラ装置の一
部として開示されているものがある。以下、この特開平
2−250471号公報に開示されている技術に従って
従来の画像拡大装置における拡大処理について図9を参
照して説明する。 【0004】図9において、丸印(○)は原画像の画素
を、三角印(△)は拡大画像の画素をそれぞれ示す。拡
大画像の画素の値は、その周辺の原画像の画素の値を線
形補間することにより求められる。図9に示されている
例では、拡大画像の画素zの値Zは、その周辺の原画像
の4点の画素a,b,c,dの値A,B,C,Dより求
められる。 【0005】なお、図9中、s及びtは拡大画像の画素
zと周辺の原画像の4点の画素a,b,c,dとの位置
関係を表す数値である。拡大画像の画素zの値Zは下記
式(1) により求められる。 【0006】 Z=(1−s)(1−t)・A+(1−s)t
・B +s(1−t)・C+st・D
…(1) 【0007】図10は、式(1) の演算を行うための
補間演算回路の構成を示すブロック図である。図10に
おいて、参照符号101, 102, 103, 10
4, 107, 108はいずれも乗算器を、参照符号
105, 106, 109 はいずれも加算器を示し
ている。 【0008】各乗算器101, 102, 103,
104にはそれぞれ原画像の4点の画素a,b,c,d
の値A,B,C,Dが入力され、乗算器101 は画素
aの値Aと(1−t)とを、乗算器102 は画素bの
値Bとtとを、乗算器103 は画素cの値Cと(1−
t)とを、乗算器104 は画素dの値Dとtとをそれ
ぞれ乗算する。乗算器101 と102 との乗算結果
は加算器105 で加算され、乗算器103 と104
との乗算結果は加算器106 で加算され、加算器1
05 の加算結果は乗算器107 により(1−t)と
乗算され、加算器106の加算結果は乗算器108 に
よりsと乗算される。最後に、乗算器107 と乗算器
108 との乗算結果が加算器109 で加算されて拡
大画像の画素zの値Zが算出される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】従来の画像拡大装置は
式(1) の演算を行うために図10に示されているよ
うな補間演算回路を使用している。しかし、この補間演
算回路は一種のローパスフィルタのような働きを持って
いるため、値Zとして出力される拡大画像の画質が劣化
し、エッジ等がぼけるという問題がある。 【0010】本発明は、このような問題点の解消を目的
としてなされたものであり、拡大された画像の画質の劣
化がきわめて少なく、エッジ等も鮮明な拡大画像が得ら
れる画像拡大装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の画像拡大装置の
第1の発明は、原画像のデータを周波数成分に相当する
データに変換するための直交変換手段と、周波数成分に
相当するデータを拡大画像のデータに逆変換するための
直交変換の逆変換手段とを備えており、直交変換の逆変
換手段が処理するデータのサイズを直交変換手段が処理
するデータのサイズよりも大きくしてある。 【0012】また本発明の画像拡大装置の第2の発明は
、上述の第1の発明に加えて、直交変換手段の出力であ
る周波数成分に”0”データを付加することにより直交
変換の逆変換手段によるデータ処理サイズにする”0”
データ付加手段を備えている。 【0013】更に本発明の画像拡大装置の第3の発明は
、上述の第1の発明に加えて、直交変換と逆変換のサイ
ズ比に応じて直交変換手段の出力を定数倍して係数調整
を行う乗算器を備えている。 【0014】 【作用】本発明の第1の発明では、原画像のデータが直
交変換手段により変換されることにより得られる周波数
成分のデータが、データサイズの大きい直交変換の逆変
換手段により逆変換されることにより拡大画像が得られ
る。 【0015】また本発明の第2の発明では、上述の第1
の発明の作用に加えて、直交変換により生成される原画
像の周波数成分に”0”データが加えられることにより
、高周波数成分の脱落が防止されて原画像に近い拡大画
像が得られる。 【0016】更に本発明の第3の発明では、上述の第1
の発明の作用に加えて、直交変換により生成される原画
像の周波数成分の係数を調整することにより、原画像と
同じコントラスト (信号レベル) の拡大画像が得ら
れる。 【0017】 【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。 【0018】図1は、本発明の画像拡大装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本
発明の画像拡大装置は、ブロック分割回路1,M×M点
DCT(離散コサイン変換) 回路2,”0” デー
タ付加回路3, 乗算器4, N×N点IDCT (逆
離散コサイン変換) 回路5, 画像再構成回路6をこ
の順に直列に接続して構成されている。 【0019】なお、本実施例では、線分比でN/M倍の
拡大を行う実施例を示している。ここで、M及びNは整
数であり、NはMより大きいものとする。また、原画像
のデータとしてはモノクロ画像の輝度レベルをディジタ
ル信号に変換したものとして説明する。但し、原画像が
カラー画像である場合には、原画像データは各色成分、
例えば、赤(R), 緑(G), 青(B) 成分
それぞれの明るさを示す3種のディジタルデータにて構
成されるので、図1に示されている回路は各色成分毎に
処理することになる。 【0020】原画像データはまずブロック分割回路1に
入力され、M×M画素からなるブロック毎のデータに分
割される。この原画像ブロックデータに順次以下に示す
処理が行われることにより、各ブロック毎の画像拡大処
理が行われる。以下、M×M画素の原画像ブロックデー
タを{x(m,n);m,n=0,1,…,M−1 }
として説明する。 【0021】ブロック分割回路1において分割された原
画像ブロックデータx(m,n)は次にM×M点DCT
回路2に入力される。M×M点DCT 回路2は、原
画像ブロックデータに対してサイズがM×Mの2次元D
CT(離散コサイン変換) を施し、原画像シーケンシ
成分{y(k,l);k,1=0,1,…,M−1 }
を生成する。 【0022】M×M点DCT 回路2により生成された
原画像シーケンシ成分y(k,l)は”0”データ付加
回路3に入力される。”0”データ付加回路3は、サイ
ズがM×Mのデータであるy(k,l)に”0”データ
を付加することによりN×Nのデータを発生する。 【0023】次に、”0”データ付加回路3の出力は乗
算器4により定数N/Mと乗算されることによりN/M
倍されて拡大画像シーケンシ成分{y′(k,l);k
,l=0,1,…,N−1 }が生成される。図2は原
画像シーケンシ成分y(k,l)から拡大画像シーケン
シ成分y′(k,l)が生成される上述の手順を示す模
式図である。 【0024】なお、拡大画像のシーケンシ成分y′(k
,l)を原画像シーケンシ成分y(k,l)で表すと下
記式(2) のようになる。 【0025】 y′(k,l)=N/M・y(k,l) (
0≦k,l≦M−1 ) y′(k,l)=0
(その他)
…(2) 【0026】なお、高次のシーケンシ成分に”0”デー
タ付加回路3により”0”のデータを付加する理由は以
下の如くである。 【0027】サイズがM×Mの原画像シーケンシ成分か
らサイズがN×Nの拡大画像シーケンシ成分を生成する
場合、原画像は高次のシーケンシ成分の情報を有してい
ないので、それに対応するなんらかの値を付加して補う
必要がある。ここで、自然画像のデータのような相関の
強いデータをDCT により変換した場合には、低次の
シーケンシ成分へのエネルギー集中度が大きいというD
CTの特性から、高次のシーケンシ成分は平均が”0”
で分散が非常に小さなるという性質がある。従って、高
次のシーケンシ成分として全てのブロックに同じ値を与
える場合は、”0”いう値を与えれば拡大画像を原画像
に最も近い状態にすることになり、高次シーケンシ成分
の欠落による劣化も少なくなる。また、この手法を用い
れば、拡大画像の高周波成分を”0”としているために
、滑らかで自然な違和感のない拡大画像が得られる。 【0028】また、乗算器4によってシーケンシ成分を
N/M倍する理由は、上述の DCTとこの後にN×N
点IDCT回路5により行われる IDCT(逆離散コ
サイン変換) とでは処理対象にしている画像サイズが
異なるためであり、N/M倍することにより原画像と同
じ信号レベルの拡大画像を得ることが出来るからである
。 【0029】以上のようにして得られた拡大画像シーケ
ンシ成分y′(k,l)はN×N点IDCT回路5に入
力される。 【0030】N×N点IDCT回路5は、拡大画像シー
ケンシ成分y′(k,l)に対してサイズがN×Nの2
次元IDCTを施すことにより拡大画像ブロックデータ
{z(m,n);m,n=0,1,…,N−1 }を生
成する。 【0031】N×N点IDCT回路5により生成された
拡大画像ブロックデータz(m,n)は画像再構成回路
6に入力される。画像再構成回路6はブロック分割回路
1とは逆の処理を行うことにより、拡大画像ブロックデ
ータをまとめた拡大画像を生成する。 【0032】次に、上述のような本発明の画像拡大装置
の具体的な動作について説明する。なお、、説明の便宜
上、ここではサイズが18×12画素の原画像に対して
M=3,N=4である場合の線分比4/3倍の拡大を行
う具体例について説明する。 【0033】図3はこの拡大率4/3倍で拡大処理を行
う場合のブロック分割回路1による画像データのブロッ
ク分割の状態を示す模式図である。原画像データ20は
まずブロック分割回路1に入力され、図3に示されてい
るように、計24個のサイズが3×3画素の原画像ブロ
ックデータ{x(0,0),x(0,1),…,x(2
,2)}に分割される。なお、図3の参照符号21は原
画像ブロックデータの内の1個を示している。 【0034】それぞれの原画像ブロックデータ21は、
M×M点DCT 回路2により原画像シーケンシ成分{
y(0,0),y(0,1),…,y(2,2)}に変
換される。但し、この場合はM=3であるので、M×M
点DCT 回路2は3×3点DCT 回路となる。 【0035】図4は、上述のように拡大率4/3倍で拡
大処理を行う場合に原画像シーケンシ成分から拡大画像
シーケンシ成分が生成される状態の一例を示す模式図で
ある。即ち、図 4(a) に示されている原画像シー
ケンシ成分は”0”データ付加回路3に入力されて図4
(b) に示されているような”0”のデータが付加さ
れた4×4のデータになる。更に、乗算器により図4(
c) に示されているようにN/M倍(この場合は4/
3倍)され、最後に図4(d) に示されているように
拡大画像シーケンシ成分{y′(0,0),y′(0,
1),…,Y′(3,3)}が生成される。 【0036】このようにして得られた拡大画像シーケン
シ成分はN×N点IDCT回路5により拡大画像ブロッ
クデータ{z(0,0),z(0,1),…,z(3,
3)}に変換される。なお、ここではN×N点IDCT
回路5は4×4点IDCT回路になる。 【0037】N×N点IDCT回路5により変換された
拡大画像ブロックデータは次に画像再構成回路6に入力
され、サイズが24×16画素の拡大画像データが生成
される。図5は 拡大率4/3倍で拡大処理を行う場
合に、拡大画像ブロックデータ30から拡大画像データ
31が生成されて画像データが再構成される状態を示す
模式図である。以上の処理により、18×12画素の原
画像から24×16画素の拡大画像が得られる。 【0038】次に、本発明の実施例により実際に画像拡
大した結果について図6, 図7及び図8を参照して説
明する。 【0039】図6は、原画像として用いた画像データか
ら2次元スペクトルを求めて等高線表示した一例を示す
模式図である。図7は、従来の技術として示した双線形
補間法により原画像を線分比4/3倍に拡大して得られ
た拡大画像から2次元スペクトルを求めて等高線表示し
た一例を示す模式図である。図8は、本発明の実施例で
示した方法においてM=3、N=4として原画像を線分
比4/3倍に拡大して得られた拡大画像から2次元スペ
クトルを求めて等高線表示した一例を示す模式図である
。 【0040】図7からは、従来例の画像拡大装置による
拡大画像は高周波の成分が脱落していることが判るる。 これは前述の如く、従来例の画像拡大装置に一種のロー
パスフィルタの効果があるためである。これに対して図
8からは、本発明の実施例により得られる拡大画像のス
ペクトルは、図7に比して図6に示した原画像のスペク
トルに非常に近いことが判る。即ち、本発明の実施例に
より得られる拡大画像は、周波数領域において原画像の
情報をほとんど失っていないということである。なお、
スペクトルが小さくなっているのは、画像を拡大したた
めである。 【0041】このように本発明の画像拡大装置によれば
、原画像の情報をほとんど失うことなく画像を拡大する
ことが可能になり、画質の劣化が極めて少ない拡大画像
を得ることができる。 【0042】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ることはなく種々の変形が可能である。例えば、上記実
施例では2次元DCT と2次元IDCTとを用いてい
るが、それらに代えて1次元DCT と1次元IDCT
とを用いることも可能である。この場合、乗算器におい
て(N/M)0.5 倍する必要があり、出力される結
果は縦または横の1方向だけの拡大になる。従って、縦
方向と横方向それぞれについて拡大処理を行うことによ
り上記実施例と同等の拡大画像が得られる。 【0043】また、直交変換としてはコサイン変換に限
定されることはなく、サイン変換等のような直交変換を
使用しても同様の効果を得ることが出来る。コサイン変
換以外の直交変換を用いる場合は、用いられる直交変換
に応じて乗算器の係数も変化させる。 【0044】更に、上記実施例ではブロック分割を行っ
た上で拡大処理を行っているが、ブロック分割をせずに
画像全体を一括して直交変換することも可能である。 【0045】 【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
画質の劣化が極めて少なく、自然で違和感のない、信号
レベルが原画像と同等である拡大画像を得ることができ
る。
。 【0002】 【従来の技術】ビデオムービーの自動手振れ補正あるい
はテレビ会議システムなどの分野では、画像拡大処理が
必要とされており、より高画質の画像拡大処理方法の要
求が高まっている。 【0003】従来の画像拡大装置として、例えば特開平
2−250471号公報においてビデオカメラ装置の一
部として開示されているものがある。以下、この特開平
2−250471号公報に開示されている技術に従って
従来の画像拡大装置における拡大処理について図9を参
照して説明する。 【0004】図9において、丸印(○)は原画像の画素
を、三角印(△)は拡大画像の画素をそれぞれ示す。拡
大画像の画素の値は、その周辺の原画像の画素の値を線
形補間することにより求められる。図9に示されている
例では、拡大画像の画素zの値Zは、その周辺の原画像
の4点の画素a,b,c,dの値A,B,C,Dより求
められる。 【0005】なお、図9中、s及びtは拡大画像の画素
zと周辺の原画像の4点の画素a,b,c,dとの位置
関係を表す数値である。拡大画像の画素zの値Zは下記
式(1) により求められる。 【0006】 Z=(1−s)(1−t)・A+(1−s)t
・B +s(1−t)・C+st・D
…(1) 【0007】図10は、式(1) の演算を行うための
補間演算回路の構成を示すブロック図である。図10に
おいて、参照符号101, 102, 103, 10
4, 107, 108はいずれも乗算器を、参照符号
105, 106, 109 はいずれも加算器を示し
ている。 【0008】各乗算器101, 102, 103,
104にはそれぞれ原画像の4点の画素a,b,c,d
の値A,B,C,Dが入力され、乗算器101 は画素
aの値Aと(1−t)とを、乗算器102 は画素bの
値Bとtとを、乗算器103 は画素cの値Cと(1−
t)とを、乗算器104 は画素dの値Dとtとをそれ
ぞれ乗算する。乗算器101 と102 との乗算結果
は加算器105 で加算され、乗算器103 と104
との乗算結果は加算器106 で加算され、加算器1
05 の加算結果は乗算器107 により(1−t)と
乗算され、加算器106の加算結果は乗算器108 に
よりsと乗算される。最後に、乗算器107 と乗算器
108 との乗算結果が加算器109 で加算されて拡
大画像の画素zの値Zが算出される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】従来の画像拡大装置は
式(1) の演算を行うために図10に示されているよ
うな補間演算回路を使用している。しかし、この補間演
算回路は一種のローパスフィルタのような働きを持って
いるため、値Zとして出力される拡大画像の画質が劣化
し、エッジ等がぼけるという問題がある。 【0010】本発明は、このような問題点の解消を目的
としてなされたものであり、拡大された画像の画質の劣
化がきわめて少なく、エッジ等も鮮明な拡大画像が得ら
れる画像拡大装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の画像拡大装置の
第1の発明は、原画像のデータを周波数成分に相当する
データに変換するための直交変換手段と、周波数成分に
相当するデータを拡大画像のデータに逆変換するための
直交変換の逆変換手段とを備えており、直交変換の逆変
換手段が処理するデータのサイズを直交変換手段が処理
するデータのサイズよりも大きくしてある。 【0012】また本発明の画像拡大装置の第2の発明は
、上述の第1の発明に加えて、直交変換手段の出力であ
る周波数成分に”0”データを付加することにより直交
変換の逆変換手段によるデータ処理サイズにする”0”
データ付加手段を備えている。 【0013】更に本発明の画像拡大装置の第3の発明は
、上述の第1の発明に加えて、直交変換と逆変換のサイ
ズ比に応じて直交変換手段の出力を定数倍して係数調整
を行う乗算器を備えている。 【0014】 【作用】本発明の第1の発明では、原画像のデータが直
交変換手段により変換されることにより得られる周波数
成分のデータが、データサイズの大きい直交変換の逆変
換手段により逆変換されることにより拡大画像が得られ
る。 【0015】また本発明の第2の発明では、上述の第1
の発明の作用に加えて、直交変換により生成される原画
像の周波数成分に”0”データが加えられることにより
、高周波数成分の脱落が防止されて原画像に近い拡大画
像が得られる。 【0016】更に本発明の第3の発明では、上述の第1
の発明の作用に加えて、直交変換により生成される原画
像の周波数成分の係数を調整することにより、原画像と
同じコントラスト (信号レベル) の拡大画像が得ら
れる。 【0017】 【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。 【0018】図1は、本発明の画像拡大装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本
発明の画像拡大装置は、ブロック分割回路1,M×M点
DCT(離散コサイン変換) 回路2,”0” デー
タ付加回路3, 乗算器4, N×N点IDCT (逆
離散コサイン変換) 回路5, 画像再構成回路6をこ
の順に直列に接続して構成されている。 【0019】なお、本実施例では、線分比でN/M倍の
拡大を行う実施例を示している。ここで、M及びNは整
数であり、NはMより大きいものとする。また、原画像
のデータとしてはモノクロ画像の輝度レベルをディジタ
ル信号に変換したものとして説明する。但し、原画像が
カラー画像である場合には、原画像データは各色成分、
例えば、赤(R), 緑(G), 青(B) 成分
それぞれの明るさを示す3種のディジタルデータにて構
成されるので、図1に示されている回路は各色成分毎に
処理することになる。 【0020】原画像データはまずブロック分割回路1に
入力され、M×M画素からなるブロック毎のデータに分
割される。この原画像ブロックデータに順次以下に示す
処理が行われることにより、各ブロック毎の画像拡大処
理が行われる。以下、M×M画素の原画像ブロックデー
タを{x(m,n);m,n=0,1,…,M−1 }
として説明する。 【0021】ブロック分割回路1において分割された原
画像ブロックデータx(m,n)は次にM×M点DCT
回路2に入力される。M×M点DCT 回路2は、原
画像ブロックデータに対してサイズがM×Mの2次元D
CT(離散コサイン変換) を施し、原画像シーケンシ
成分{y(k,l);k,1=0,1,…,M−1 }
を生成する。 【0022】M×M点DCT 回路2により生成された
原画像シーケンシ成分y(k,l)は”0”データ付加
回路3に入力される。”0”データ付加回路3は、サイ
ズがM×Mのデータであるy(k,l)に”0”データ
を付加することによりN×Nのデータを発生する。 【0023】次に、”0”データ付加回路3の出力は乗
算器4により定数N/Mと乗算されることによりN/M
倍されて拡大画像シーケンシ成分{y′(k,l);k
,l=0,1,…,N−1 }が生成される。図2は原
画像シーケンシ成分y(k,l)から拡大画像シーケン
シ成分y′(k,l)が生成される上述の手順を示す模
式図である。 【0024】なお、拡大画像のシーケンシ成分y′(k
,l)を原画像シーケンシ成分y(k,l)で表すと下
記式(2) のようになる。 【0025】 y′(k,l)=N/M・y(k,l) (
0≦k,l≦M−1 ) y′(k,l)=0
(その他)
…(2) 【0026】なお、高次のシーケンシ成分に”0”デー
タ付加回路3により”0”のデータを付加する理由は以
下の如くである。 【0027】サイズがM×Mの原画像シーケンシ成分か
らサイズがN×Nの拡大画像シーケンシ成分を生成する
場合、原画像は高次のシーケンシ成分の情報を有してい
ないので、それに対応するなんらかの値を付加して補う
必要がある。ここで、自然画像のデータのような相関の
強いデータをDCT により変換した場合には、低次の
シーケンシ成分へのエネルギー集中度が大きいというD
CTの特性から、高次のシーケンシ成分は平均が”0”
で分散が非常に小さなるという性質がある。従って、高
次のシーケンシ成分として全てのブロックに同じ値を与
える場合は、”0”いう値を与えれば拡大画像を原画像
に最も近い状態にすることになり、高次シーケンシ成分
の欠落による劣化も少なくなる。また、この手法を用い
れば、拡大画像の高周波成分を”0”としているために
、滑らかで自然な違和感のない拡大画像が得られる。 【0028】また、乗算器4によってシーケンシ成分を
N/M倍する理由は、上述の DCTとこの後にN×N
点IDCT回路5により行われる IDCT(逆離散コ
サイン変換) とでは処理対象にしている画像サイズが
異なるためであり、N/M倍することにより原画像と同
じ信号レベルの拡大画像を得ることが出来るからである
。 【0029】以上のようにして得られた拡大画像シーケ
ンシ成分y′(k,l)はN×N点IDCT回路5に入
力される。 【0030】N×N点IDCT回路5は、拡大画像シー
ケンシ成分y′(k,l)に対してサイズがN×Nの2
次元IDCTを施すことにより拡大画像ブロックデータ
{z(m,n);m,n=0,1,…,N−1 }を生
成する。 【0031】N×N点IDCT回路5により生成された
拡大画像ブロックデータz(m,n)は画像再構成回路
6に入力される。画像再構成回路6はブロック分割回路
1とは逆の処理を行うことにより、拡大画像ブロックデ
ータをまとめた拡大画像を生成する。 【0032】次に、上述のような本発明の画像拡大装置
の具体的な動作について説明する。なお、、説明の便宜
上、ここではサイズが18×12画素の原画像に対して
M=3,N=4である場合の線分比4/3倍の拡大を行
う具体例について説明する。 【0033】図3はこの拡大率4/3倍で拡大処理を行
う場合のブロック分割回路1による画像データのブロッ
ク分割の状態を示す模式図である。原画像データ20は
まずブロック分割回路1に入力され、図3に示されてい
るように、計24個のサイズが3×3画素の原画像ブロ
ックデータ{x(0,0),x(0,1),…,x(2
,2)}に分割される。なお、図3の参照符号21は原
画像ブロックデータの内の1個を示している。 【0034】それぞれの原画像ブロックデータ21は、
M×M点DCT 回路2により原画像シーケンシ成分{
y(0,0),y(0,1),…,y(2,2)}に変
換される。但し、この場合はM=3であるので、M×M
点DCT 回路2は3×3点DCT 回路となる。 【0035】図4は、上述のように拡大率4/3倍で拡
大処理を行う場合に原画像シーケンシ成分から拡大画像
シーケンシ成分が生成される状態の一例を示す模式図で
ある。即ち、図 4(a) に示されている原画像シー
ケンシ成分は”0”データ付加回路3に入力されて図4
(b) に示されているような”0”のデータが付加さ
れた4×4のデータになる。更に、乗算器により図4(
c) に示されているようにN/M倍(この場合は4/
3倍)され、最後に図4(d) に示されているように
拡大画像シーケンシ成分{y′(0,0),y′(0,
1),…,Y′(3,3)}が生成される。 【0036】このようにして得られた拡大画像シーケン
シ成分はN×N点IDCT回路5により拡大画像ブロッ
クデータ{z(0,0),z(0,1),…,z(3,
3)}に変換される。なお、ここではN×N点IDCT
回路5は4×4点IDCT回路になる。 【0037】N×N点IDCT回路5により変換された
拡大画像ブロックデータは次に画像再構成回路6に入力
され、サイズが24×16画素の拡大画像データが生成
される。図5は 拡大率4/3倍で拡大処理を行う場
合に、拡大画像ブロックデータ30から拡大画像データ
31が生成されて画像データが再構成される状態を示す
模式図である。以上の処理により、18×12画素の原
画像から24×16画素の拡大画像が得られる。 【0038】次に、本発明の実施例により実際に画像拡
大した結果について図6, 図7及び図8を参照して説
明する。 【0039】図6は、原画像として用いた画像データか
ら2次元スペクトルを求めて等高線表示した一例を示す
模式図である。図7は、従来の技術として示した双線形
補間法により原画像を線分比4/3倍に拡大して得られ
た拡大画像から2次元スペクトルを求めて等高線表示し
た一例を示す模式図である。図8は、本発明の実施例で
示した方法においてM=3、N=4として原画像を線分
比4/3倍に拡大して得られた拡大画像から2次元スペ
クトルを求めて等高線表示した一例を示す模式図である
。 【0040】図7からは、従来例の画像拡大装置による
拡大画像は高周波の成分が脱落していることが判るる。 これは前述の如く、従来例の画像拡大装置に一種のロー
パスフィルタの効果があるためである。これに対して図
8からは、本発明の実施例により得られる拡大画像のス
ペクトルは、図7に比して図6に示した原画像のスペク
トルに非常に近いことが判る。即ち、本発明の実施例に
より得られる拡大画像は、周波数領域において原画像の
情報をほとんど失っていないということである。なお、
スペクトルが小さくなっているのは、画像を拡大したた
めである。 【0041】このように本発明の画像拡大装置によれば
、原画像の情報をほとんど失うことなく画像を拡大する
ことが可能になり、画質の劣化が極めて少ない拡大画像
を得ることができる。 【0042】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ることはなく種々の変形が可能である。例えば、上記実
施例では2次元DCT と2次元IDCTとを用いてい
るが、それらに代えて1次元DCT と1次元IDCT
とを用いることも可能である。この場合、乗算器におい
て(N/M)0.5 倍する必要があり、出力される結
果は縦または横の1方向だけの拡大になる。従って、縦
方向と横方向それぞれについて拡大処理を行うことによ
り上記実施例と同等の拡大画像が得られる。 【0043】また、直交変換としてはコサイン変換に限
定されることはなく、サイン変換等のような直交変換を
使用しても同様の効果を得ることが出来る。コサイン変
換以外の直交変換を用いる場合は、用いられる直交変換
に応じて乗算器の係数も変化させる。 【0044】更に、上記実施例ではブロック分割を行っ
た上で拡大処理を行っているが、ブロック分割をせずに
画像全体を一括して直交変換することも可能である。 【0045】 【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
画質の劣化が極めて少なく、自然で違和感のない、信号
レベルが原画像と同等である拡大画像を得ることができ
る。
【図1】この発明の一実施例による画像拡大装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】原画像シーケンシ成分から拡大画像シーケンシ
成分を生成する様子の一例を示す図である。
成分を生成する様子の一例を示す図である。
【図3】拡大率4/3倍で拡大処理を行う場合の画像デ
ータのブロック分割の状態を示す模式図である。
ータのブロック分割の状態を示す模式図である。
【図4】拡大率4/3倍で拡大処理を行う場合に原画像
シーケンシ成分から拡大画像シーケンシ成分が生成され
る状態の一例を示す模式図である。
シーケンシ成分から拡大画像シーケンシ成分が生成され
る状態の一例を示す模式図である。
【図5】拡大率4/3倍で拡大処理を行う場合に、拡大
画像ブロックデータから拡大画像データが生成されて画
像データが再構成される状態を示す模式図である。
画像ブロックデータから拡大画像データが生成されて画
像データが再構成される状態を示す模式図である。
【図6】原画像として用いた画像データから2次元スペ
クトルを求めて等高線表示した一例を示す模式図である
。
クトルを求めて等高線表示した一例を示す模式図である
。
【図7】従来の技術として示した双線形補間法により原
画像を線分比4/3倍に拡大して得られた拡大画像から
2次元スペクトルを求めて等高線表示した一例を示す模
式図である。
画像を線分比4/3倍に拡大して得られた拡大画像から
2次元スペクトルを求めて等高線表示した一例を示す模
式図である。
【図8】実施例で示した方法においてM=3、N=4と
して原画像を線分比4/3倍に拡大して得られた拡大画
像から2次元スペクトルを求めて等高線表示した一例を
示す模式図である。
して原画像を線分比4/3倍に拡大して得られた拡大画
像から2次元スペクトルを求めて等高線表示した一例を
示す模式図である。
【図9】従来における双線形補間法の処理を示す図であ
る。
る。
【図10】従来例における双線形補間法の補間演算回路
の主要構成を示す図である。
の主要構成を示す図である。
1 ブロック分割回路
2 M×M点DCT 回路
3 ”0”データ付加回路
4 乗算器
5 N×N点IDCT回路
6 画像再構成回路
20 原画像データ
21 原画像ブロックデータ
30 拡大画像ブロックデータ
31 拡大画像データ
Claims (3)
- 【請求項1】 原画像のデータを周波数成分に変換す
る直交変換手段と、該直交変換手段により生成された周
波数成分を拡大画像のサイズのデータに変換するための
、前記直交変換手段による直交変換に比べて処理対象デ
ータのサイズが大きい直交変換の逆変換手段とを備えた
ことを特徴とする画像拡大装置。 - 【請求項2】 前記直交変換手段の出力を前記直交変
換の逆変換手段の処理サイズにするために、前記直交変
換手段の出力にに”0”データを付加する”0”データ
付加回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画
像拡大装置。 - 【請求項3】 前記直交変換手段による直交変換のサ
イズと前記直交変換の逆変換手段による逆変換のサイズ
の比に応じて、前記直交変換手段の出力を定数倍する乗
算器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像拡
大装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3105869A JP2916607B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 画像拡大装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3105869A JP2916607B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 画像拡大装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04333989A true JPH04333989A (ja) | 1992-11-20 |
| JP2916607B2 JP2916607B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=14418964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3105869A Expired - Fee Related JP2916607B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 画像拡大装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2916607B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5911007A (en) * | 1993-10-29 | 1999-06-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method and apparatus |
| US6088489A (en) * | 1994-10-18 | 2000-07-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image data resolution conversion |
| WO2000056060A1 (en) * | 1999-03-15 | 2000-09-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image processing device, image processing method, and recorded medium |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0276472A (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-15 | Nec Corp | 画像の拡大方式 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3105869A patent/JP2916607B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0276472A (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-15 | Nec Corp | 画像の拡大方式 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5911007A (en) * | 1993-10-29 | 1999-06-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method and apparatus |
| US6088489A (en) * | 1994-10-18 | 2000-07-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image data resolution conversion |
| WO2000056060A1 (en) * | 1999-03-15 | 2000-09-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image processing device, image processing method, and recorded medium |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2916607B2 (ja) | 1999-07-05 |
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