JPH0433435B2 - - Google Patents
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- JPH0433435B2 JPH0433435B2 JP56172605A JP17260581A JPH0433435B2 JP H0433435 B2 JPH0433435 B2 JP H0433435B2 JP 56172605 A JP56172605 A JP 56172605A JP 17260581 A JP17260581 A JP 17260581A JP H0433435 B2 JPH0433435 B2 JP H0433435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lichen
- undifferentiated
- symbionts
- carbon dioxide
- tissue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は地衣植物組織培養方法、更に詳しく
は、地衣植物組織から誘導した未分化共生体の培
養方法に関する。
は、地衣植物組織から誘導した未分化共生体の培
養方法に関する。
地衣植物はある種の菌類と藻類とから成立つて
いる共生体であつて、植物学的にも特異な地位を
占める一群の植物である。これを顕微鏡で観察す
ると、その内部構造は皮層(地衣体の最も外側に
あつて地衣体を保護している組織、菌糸が集合し
て互いに融合してできている)、藻類層(地衣体
を構成している藻類を菌糸が取り囲み保持してい
る組織)、髄層(菌糸がゆるく錯綜し、地衣体の
基本となつている組織)、偽根(下面の皮層から
突出し、地衣体を基物に固着させる組織)に分化
していることが判る(ただし、下面の皮層から偽
根が生じていない場合もある。)。
いる共生体であつて、植物学的にも特異な地位を
占める一群の植物である。これを顕微鏡で観察す
ると、その内部構造は皮層(地衣体の最も外側に
あつて地衣体を保護している組織、菌糸が集合し
て互いに融合してできている)、藻類層(地衣体
を構成している藻類を菌糸が取り囲み保持してい
る組織)、髄層(菌糸がゆるく錯綜し、地衣体の
基本となつている組織)、偽根(下面の皮層から
突出し、地衣体を基物に固着させる組織)に分化
していることが判る(ただし、下面の皮層から偽
根が生じていない場合もある。)。
地衣植物は、生育が遅いことに加えて、季節・
気候・温度・緯度など自然環境や更に亜硫酸ガス
濃度・ばい煙濃度など人為環境の制約を受け易い
ために、その天然栽培は非常に難しく、成功して
いない。また、地衣植物は外形がよく似ているに
も拘らず成分が全く異なるものが多く、同種のも
のを多量に天然から採集するには著しい困難を伴
う。
気候・温度・緯度など自然環境や更に亜硫酸ガス
濃度・ばい煙濃度など人為環境の制約を受け易い
ために、その天然栽培は非常に難しく、成功して
いない。また、地衣植物は外形がよく似ているに
も拘らず成分が全く異なるものが多く、同種のも
のを多量に天然から採集するには著しい困難を伴
う。
最近、植物成分を生産する手法として、植物組
織培養の研究が進められている。植物組織培養
は、年あるいは月単位で生育する天然植物に比
べ、はるかに速い速度で生育するから、短時間に
目的とする成分を生産することが可能である。ま
た天然栽培とは異なり、天候等の影響を受けず、
採取にも多くの人手を煩わすことがなく、しかも
工業的規模で計画的生産が可能である。
織培養の研究が進められている。植物組織培養
は、年あるいは月単位で生育する天然植物に比
べ、はるかに速い速度で生育するから、短時間に
目的とする成分を生産することが可能である。ま
た天然栽培とは異なり、天候等の影響を受けず、
採取にも多くの人手を煩わすことがなく、しかも
工業的規模で計画的生産が可能である。
本発明者らは、先に、地衣植物組織から未分化
な共生体を誘導し、これを培養することによつて
地衣植物組織培養に成功したが、更に研究を進め
た結果、その培養を光照射下で炭酸ガスを富化さ
せた空気雰囲気中において行うことにより、共生
効果を著しく発現させ、生育を活発化することが
出来る事実を見出した。従来、葉緑素を有する植
物細胞を光照射下、炭酸ガスを富化させた雰囲気
で培養できることは知られている(特開昭54−
52787号公報明細書)。しかし、それらの培養はい
ずれも葉緑素を有する細胞のみを対象とし、葉緑
素を有する細胞と有しない細胞の複合系、特に共
生系を対象としたものではなかつた。従つて本発
明者らの上記の発見は従来の知見からは予測する
ことの出来ないものである。
な共生体を誘導し、これを培養することによつて
地衣植物組織培養に成功したが、更に研究を進め
た結果、その培養を光照射下で炭酸ガスを富化さ
せた空気雰囲気中において行うことにより、共生
効果を著しく発現させ、生育を活発化することが
出来る事実を見出した。従来、葉緑素を有する植
物細胞を光照射下、炭酸ガスを富化させた雰囲気
で培養できることは知られている(特開昭54−
52787号公報明細書)。しかし、それらの培養はい
ずれも葉緑素を有する細胞のみを対象とし、葉緑
素を有する細胞と有しない細胞の複合系、特に共
生系を対象としたものではなかつた。従つて本発
明者らの上記の発見は従来の知見からは予測する
ことの出来ないものである。
本発明の要旨は、地衣植物組織から誘導した未
分化共生体を光照射下に炭酸ガスを富化させた空
気雰囲気中で培養することを特徴とする地衣植物
組織培養方法に存する。
分化共生体を光照射下に炭酸ガスを富化させた空
気雰囲気中で培養することを特徴とする地衣植物
組織培養方法に存する。
本発明方法は、種々の地衣植物に適用すること
の可能な、普遍的な方法である。すなわち、本発
明方法は、次に例示する地衣植物の各科のものに
ついて、一般的に適用出来るものである:テロス
キステス科、ムカデゴケ科、スミイボゴケ科、サ
ルオガセ科、アンチゴケ科、ウメノキゴケ科、ロ
ウソクゴケ科、チヤシブゴケ科、トリハダゴケ
科、ホウネンゴケ科、イワタケ科、ハナゴケ科、
センニンゴケ科、キゴケ科、ヘリトリゴケ科、サ
ラゴケ科、アステロチリア科、ヨロイゴケ科、ツ
メゴケ科、ハナビラゴケ科、カワラゴケ科、クロ
サビゴケ科、ヘツプゴケ科、イワノリ科、リキナ
科、モジゴケ科、チブサゴケ科、キツコウゴケ
科、アナイボゴケ科、サネゴケ科、アオバゴケ
科、サンゴゴケ科、ピンゴケ科、ヒヨウモンゴケ
科、イワボシゴケ科、キゴウゴケ科、ニセサネゴ
ケ科、ホシゴケ科、ケツトゴケ科、ホウキタケ
科、マツタケ科など。
の可能な、普遍的な方法である。すなわち、本発
明方法は、次に例示する地衣植物の各科のものに
ついて、一般的に適用出来るものである:テロス
キステス科、ムカデゴケ科、スミイボゴケ科、サ
ルオガセ科、アンチゴケ科、ウメノキゴケ科、ロ
ウソクゴケ科、チヤシブゴケ科、トリハダゴケ
科、ホウネンゴケ科、イワタケ科、ハナゴケ科、
センニンゴケ科、キゴケ科、ヘリトリゴケ科、サ
ラゴケ科、アステロチリア科、ヨロイゴケ科、ツ
メゴケ科、ハナビラゴケ科、カワラゴケ科、クロ
サビゴケ科、ヘツプゴケ科、イワノリ科、リキナ
科、モジゴケ科、チブサゴケ科、キツコウゴケ
科、アナイボゴケ科、サネゴケ科、アオバゴケ
科、サンゴゴケ科、ピンゴケ科、ヒヨウモンゴケ
科、イワボシゴケ科、キゴウゴケ科、ニセサネゴ
ケ科、ホシゴケ科、ケツトゴケ科、ホウキタケ
科、マツタケ科など。
ここで「未分化共生体」とは、地衣植物の特徴
的な分化構造を有しないが、地衣藻と地衣菌の間
の共生効果を示す系であり、少なくとも1個の藻
細胞と少なくとも1個の菌細胞から成る系を言
う。
的な分化構造を有しないが、地衣藻と地衣菌の間
の共生効果を示す系であり、少なくとも1個の藻
細胞と少なくとも1個の菌細胞から成る系を言
う。
また「共生効果」とは、地衣藻と地衣菌の間に
働き、両者の生育ならびに代謝産物の生産を促進
する相乗的な効果を言い、その原因となるもの
は、両者の間の栄養源の移動を含む、微量生理活
性物質の移動であると考えられる。
働き、両者の生育ならびに代謝産物の生産を促進
する相乗的な効果を言い、その原因となるもの
は、両者の間の栄養源の移動を含む、微量生理活
性物質の移動であると考えられる。
本発明で使用する地衣植物の未分化共生体は、
地衣植物を原料とし、これから誘導することによ
り得られる。レカノラ目サルオガセ科に属するア
カサルオガセを例にとり、これから当該未分化共
生体を誘導し、培養する場合についての具体的操
作手順を説明すれば以下の通りである。
地衣植物を原料とし、これから誘導することによ
り得られる。レカノラ目サルオガセ科に属するア
カサルオガセを例にとり、これから当該未分化共
生体を誘導し、培養する場合についての具体的操
作手順を説明すれば以下の通りである。
先ず、アカサルオガセの地衣体を脱イオン無菌
水で充分洗浄した後、適当な大きさに滅菌メスで
切断して小片とする。この際、小片には藻部分と
菌部分の両者が含まれることが必要である。この
小片を適宜の倍地、たとえばムラシゲースクーグ
倍地の如き固体倍地上に載量し、0〜40℃の一定
温度条件下、通常、明所において培養する。かか
る培養により、3週間目項に地衣体表面から未分
化共生体が形成される。
水で充分洗浄した後、適当な大きさに滅菌メスで
切断して小片とする。この際、小片には藻部分と
菌部分の両者が含まれることが必要である。この
小片を適宜の倍地、たとえばムラシゲースクーグ
倍地の如き固体倍地上に載量し、0〜40℃の一定
温度条件下、通常、明所において培養する。かか
る培養により、3週間目項に地衣体表面から未分
化共生体が形成される。
得られた未分化共生体を適当な組成の新しい倍
地に移植し、0〜40℃、好ましくは20〜35℃の一
定温度のもと、通常500〜10000ルツクスの光照射
下でかつ炭酸ガスを富化させた空気雰囲気中にお
いて培養を実施する。特に、炭酸ガスを含む空気
を培養器中に継続して供給することが未分化共生
体の生育をより活発にさせるうえで好ましい。空
気雰囲気中における炭酸ガスの濃度は、0.1ない
し5%(容量)、特に0.5ないし2%の範囲内にあ
ることが未分化共生体の生育をより活発にさせる
うえで望ましい。光源としては太陽、光、蛍光
灯、白熱電灯、水銀灯などを用いることが出来
る。光照射を実施しない場合は、通常、藻の生育
が実質的に認められない。照射は連続的でもよい
が、数時間毎のサイクルであつてもよい。
地に移植し、0〜40℃、好ましくは20〜35℃の一
定温度のもと、通常500〜10000ルツクスの光照射
下でかつ炭酸ガスを富化させた空気雰囲気中にお
いて培養を実施する。特に、炭酸ガスを含む空気
を培養器中に継続して供給することが未分化共生
体の生育をより活発にさせるうえで好ましい。空
気雰囲気中における炭酸ガスの濃度は、0.1ない
し5%(容量)、特に0.5ないし2%の範囲内にあ
ることが未分化共生体の生育をより活発にさせる
うえで望ましい。光源としては太陽、光、蛍光
灯、白熱電灯、水銀灯などを用いることが出来
る。光照射を実施しない場合は、通常、藻の生育
が実質的に認められない。照射は連続的でもよい
が、数時間毎のサイクルであつてもよい。
培養は振とう培養、静置培養、攪拌培養などの
いずれの方法で行つてもよい。培養に用いる倍地
としては天然または合成、有機または無機の倍地
が使用される。たとえば、各種既知の無機合成倍
地を基本とし、これに共生効果を妨げない範囲内
で栄養素、炭素源、各種天然抽出物質等の有機物
を添加したものであつてよい。上記無機合成倍地
の代表例としては、ホワイト倍地、ヒルデブラン
ド倍地、リンスマイヤー−スクーグ倍地、ムラシ
ゲースクーグ倍地等が挙げられる。その他、これ
らの倍地の組成を改良したものも使用することが
できる。上記栄養源としては、チアミン塩酸塩、
ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸等のビタミン
類、クリシン、アスパラギン等のアミノ酸、イノ
シツト、ソルビツト等の6価アルコール等が使用
されてよい。上記炭素源としては、炭素化物(シ
ヨ糖、ブドウ糖、麦芽糖など)、有機酸(酢酸な
ど)、アルコール類(メタノール、グリセリンな
ど)が使用可能である。上記各種天然抽出物質と
しては、カゼイン加水分解物、ココナツツミル
ク、酵母エキス、麦芽エキス等が例示され、単独
または適当に組合わせて使用してもよい。
いずれの方法で行つてもよい。培養に用いる倍地
としては天然または合成、有機または無機の倍地
が使用される。たとえば、各種既知の無機合成倍
地を基本とし、これに共生効果を妨げない範囲内
で栄養素、炭素源、各種天然抽出物質等の有機物
を添加したものであつてよい。上記無機合成倍地
の代表例としては、ホワイト倍地、ヒルデブラン
ド倍地、リンスマイヤー−スクーグ倍地、ムラシ
ゲースクーグ倍地等が挙げられる。その他、これ
らの倍地の組成を改良したものも使用することが
できる。上記栄養源としては、チアミン塩酸塩、
ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸等のビタミン
類、クリシン、アスパラギン等のアミノ酸、イノ
シツト、ソルビツト等の6価アルコール等が使用
されてよい。上記炭素源としては、炭素化物(シ
ヨ糖、ブドウ糖、麦芽糖など)、有機酸(酢酸な
ど)、アルコール類(メタノール、グリセリンな
ど)が使用可能である。上記各種天然抽出物質と
しては、カゼイン加水分解物、ココナツツミル
ク、酵母エキス、麦芽エキス等が例示され、単独
または適当に組合わせて使用してもよい。
本発明方法によれば、地衣植物組織が迅速に生
育するから、該組織から地衣植物成分を工業的に
生産することが可能となる。
育するから、該組織から地衣植物成分を工業的に
生産することが可能となる。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
京都市にて採集したレカノラ目サルオガセ科に
属するアカサルオガセを長さ1cm程度の小片に切
断し、これを充分に水洗した後更に無菌箱内で無
菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。このように
して得られるアカサルオガセの地衣小片を下記組
成を有する合成寒天倍地に無菌的に置床する。倍
地としては、ムラシゲースクーグの無機塩倍地に
チアミン塩酸塩0.1ppm、ピリドキシン塩酸塩
0.5ppm、ニコチン酸0.5ppm、グリシン2ppm、
イソシトール100ppmを加えてPH6.0に調整し、寒
天1.0%W/Vを加え常法通り殺菌した倍地を用
いる。
属するアカサルオガセを長さ1cm程度の小片に切
断し、これを充分に水洗した後更に無菌箱内で無
菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。このように
して得られるアカサルオガセの地衣小片を下記組
成を有する合成寒天倍地に無菌的に置床する。倍
地としては、ムラシゲースクーグの無機塩倍地に
チアミン塩酸塩0.1ppm、ピリドキシン塩酸塩
0.5ppm、ニコチン酸0.5ppm、グリシン2ppm、
イソシトール100ppmを加えてPH6.0に調整し、寒
天1.0%W/Vを加え常法通り殺菌した倍地を用
いる。
このような倍地に置床したアカサルオガセの小
片を培養温度25℃、2000ルツクスの光照射下で培
養する。3週間目項に緑色の未分化共生体が生ず
る。
片を培養温度25℃、2000ルツクスの光照射下で培
養する。3週間目項に緑色の未分化共生体が生ず
る。
得られた未分化共生体約1g(生重量)を前記
倍地に移植し、それに1%炭酸ガスを含む除菌空
気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、2000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約7g(生重量)の未分化
共生体を得た。
倍地に移植し、それに1%炭酸ガスを含む除菌空
気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、2000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約7g(生重量)の未分化
共生体を得た。
実施例 2
京都市にて採集したレカノラ目ウメノキゴケ科
に属するキウメノキゴケを広さ0.5cm2程度の小片
に切断し、これを充分に水洗した後更に無菌箱内
で無菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。このよ
うにして得られるキウメノキゴケの地衣小片を下
記組成を有する合成寒天倍地に無菌的に置床す
る。倍地としては、ムラシゲースクーグの無機塩
倍地にチアミン塩酸塩0.1ppm、ピリドキシン塩
酸塩0.5ppm、ニコチン酸0.5ppm、グリシン
2ppm、イソシトール100ppmを加えてPH6.0に調
整し、寒天1.0%W/Vを加え常法通り殺菌した
倍地を用いる。
に属するキウメノキゴケを広さ0.5cm2程度の小片
に切断し、これを充分に水洗した後更に無菌箱内
で無菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。このよ
うにして得られるキウメノキゴケの地衣小片を下
記組成を有する合成寒天倍地に無菌的に置床す
る。倍地としては、ムラシゲースクーグの無機塩
倍地にチアミン塩酸塩0.1ppm、ピリドキシン塩
酸塩0.5ppm、ニコチン酸0.5ppm、グリシン
2ppm、イソシトール100ppmを加えてPH6.0に調
整し、寒天1.0%W/Vを加え常法通り殺菌した
倍地を用いる。
このような倍地に置床したキウメノキゴケの小
片を培養温度25℃、1000ルツクスの光照射下で培
養する。3週間目項に緑色の未分化共生体が生ず
る。
片を培養温度25℃、1000ルツクスの光照射下で培
養する。3週間目項に緑色の未分化共生体が生ず
る。
得られた未分化共生体約1g(生重量)を前記
倍地に移植し、それに1.5%炭酸ガスを含む除菌
空気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、1000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約6g(生重量)の未分化
共生体を得た。
倍地に移植し、それに1.5%炭酸ガスを含む除菌
空気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、1000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約6g(生重量)の未分化
共生体を得た。
実施例 3
京都市にて採集したレカノラ目サルオガセ科に
属するツヅレカラタチゴケモドキを長さ1cm程度
の小片に切断し、これを充分に水洗した後更に無
菌箱内で無菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。
このようにして得られるツヅレカラタチゴケモド
キの地衣小片を下記組成を有する合成寒天倍地に
無菌的に置床する。倍地としては、ムラシゲース
クーグの無機塩倍地にチアミン塩酸塩0.1ppm、
ピリドキシン塩酸塩0.5ppm、ニコチン酸
0.5ppm、グリシン2ppm、イソシトール100ppm
を加えてPH6.0に調整し、寒天1,0%W/Vを
加え常法通り殺菌した倍地を用いる。
属するツヅレカラタチゴケモドキを長さ1cm程度
の小片に切断し、これを充分に水洗した後更に無
菌箱内で無菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。
このようにして得られるツヅレカラタチゴケモド
キの地衣小片を下記組成を有する合成寒天倍地に
無菌的に置床する。倍地としては、ムラシゲース
クーグの無機塩倍地にチアミン塩酸塩0.1ppm、
ピリドキシン塩酸塩0.5ppm、ニコチン酸
0.5ppm、グリシン2ppm、イソシトール100ppm
を加えてPH6.0に調整し、寒天1,0%W/Vを
加え常法通り殺菌した倍地を用いる。
このような倍地に置床したツヅレカラタチゴケ
モドキの小片を培養温度25℃、2000ルツクスの光
照射下で培養する。3週間目項に緑色の未分化共
生体が生ずる。
モドキの小片を培養温度25℃、2000ルツクスの光
照射下で培養する。3週間目項に緑色の未分化共
生体が生ずる。
得られた未分化共生体約1g(生重量)を前記
倍地に移植し、それに1%炭酸ガスを含む除菌空
気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、2000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約7g(生重量)の未分化
共生体を得た。
倍地に移植し、それに1%炭酸ガスを含む除菌空
気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、2000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約7g(生重量)の未分化
共生体を得た。
実施例 4
枚方市にて採集したレカノラ目ムカデゴケ科に
属するウチキクロボジゴケを広さ0,5cm2程度の
小片に切断し、これを充分に水洗した後更に無菌
箱内で無菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。こ
のようにして得られるウチキクロボジゴケの地衣
小片を下記組成を有する合成寒天倍地に無菌的に
置床する。倍地としては、ムラシゲースクーグの
無機塩倍地にチアミン塩酸塩0.1ppm、ピリドキ
シン塩酸塩0.5ppm、ニコチン酸0.5ppm、グリシ
ン2ppm、イソシトール100ppmを加えてPH6.0に
調整し、寒天1.0%W/を加え常法通り殺菌した
倍地を用いる。
属するウチキクロボジゴケを広さ0,5cm2程度の
小片に切断し、これを充分に水洗した後更に無菌
箱内で無菌蒸留水中に数回浸漬して洗浄する。こ
のようにして得られるウチキクロボジゴケの地衣
小片を下記組成を有する合成寒天倍地に無菌的に
置床する。倍地としては、ムラシゲースクーグの
無機塩倍地にチアミン塩酸塩0.1ppm、ピリドキ
シン塩酸塩0.5ppm、ニコチン酸0.5ppm、グリシ
ン2ppm、イソシトール100ppmを加えてPH6.0に
調整し、寒天1.0%W/を加え常法通り殺菌した
倍地を用いる。
このような倍地に置床したウチキクロボジゴケ
の小片を培養温度25℃、1000ルツクスの光照射下
で培養する。3週間目項に緑色の未分化共生体が
生ずる。
の小片を培養温度25℃、1000ルツクスの光照射下
で培養する。3週間目項に緑色の未分化共生体が
生ずる。
得られた未分化共生体1g(生重量)を前記倍
地に移植し、それに1.5%炭酸ガスを含む除菌空
気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、1000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約6g(生重量)の未分化
共生体を得た。
地に移植し、それに1.5%炭酸ガスを含む除菌空
気を5ml/minの割合で継続的に吹き込みなが
ら、25℃、1000ルツクスの光照射下で2カ月間培
養を続ける。2カ月後約6g(生重量)の未分化
共生体を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 天然地衣植物の同一個体から採取した菌細胞
と藻細胞の両者を含む小片を固体培地上で培養し
て誘導形成させた未分化共生体を、光照射下に炭
酸ガスを富化させた空気雰囲気中で培養すること
を特徴とする地衣植物組織増殖方法。 2 光照射を500〜10000ルツクスの照度で実施す
る第1項記載の方法。 3 空気雰囲気中の炭酸ガス濃度が0.1〜5%
(容量)である第1項記載の方法。 4 培養を培養器中炭酸ガスを含む空気を継続的
に供給しながら実施する第1項記載の方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56172605A JPS5876085A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 地衣植物組織培養方法 |
| CA000412569A CA1191465A (en) | 1981-09-30 | 1982-09-30 | Tissue culture of lichens |
| GB08227923A GB2110715B (en) | 1981-09-30 | 1982-09-30 | Lichen cultures |
| US06/431,096 US4536474A (en) | 1981-09-30 | 1982-09-30 | Tissue culture of lichens |
| DE19823236157 DE3236157A1 (de) | 1981-09-30 | 1982-09-30 | Gewebekulturen von flechten (lichenes) |
| US06/867,589 US4937195A (en) | 1981-09-30 | 1986-05-27 | Tissue culture of lichens |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56172605A JPS5876085A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 地衣植物組織培養方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5876085A JPS5876085A (ja) | 1983-05-09 |
| JPH0433435B2 true JPH0433435B2 (ja) | 1992-06-03 |
Family
ID=15944957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56172605A Granted JPS5876085A (ja) | 1981-09-30 | 1981-10-27 | 地衣植物組織培養方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5876085A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101543134B1 (ko) * | 2010-07-15 | 2015-08-13 | 순천대학교 산학협력단 | 지의류 지의체의 대량 생산 방법, 이에 의하여 생산된 지의체를 이용한 생태복원 방법 및 그 생태복원용 조성물 |
| DE102014206718A1 (de) | 2014-04-08 | 2015-10-08 | BSH Hausgeräte GmbH | Haushaltsgerät |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5452787A (en) * | 1977-09-29 | 1979-04-25 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Culturing of vegetable cells |
-
1981
- 1981-10-27 JP JP56172605A patent/JPS5876085A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5876085A (ja) | 1983-05-09 |
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