JPH0433753B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0433753B2 JPH0433753B2 JP26277385A JP26277385A JPH0433753B2 JP H0433753 B2 JPH0433753 B2 JP H0433753B2 JP 26277385 A JP26277385 A JP 26277385A JP 26277385 A JP26277385 A JP 26277385A JP H0433753 B2 JPH0433753 B2 JP H0433753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting point
- weight
- mixed
- coarse grains
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、陶磁器焼成物を破砕した粗粒を混入
した陶磁器坏土に関し、特に、陶磁器の製造過程
において発生する産業廃棄物を活用することがで
きる陶磁器坏土に関する。
した陶磁器坏土に関し、特に、陶磁器の製造過程
において発生する産業廃棄物を活用することがで
きる陶磁器坏土に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点
食器、タイル、瓦、煉瓦等の陶磁器は、原料の
粉砕、坏土の調製、素地の成形、乾燥及び焼成等
の過程を経て製造されるのであり、各過程におい
て成品とならない廃棄物が発生する。例えば、粒
度が規格外の原料、調合不良の坏土、成形不良の
生素地、割れや変形の生じた乾燥素地、割れ、変
形、変色を生じた焼成品及び焼成に使用した匣鉢
等の窯道具の不要品などは、一部で再使用されて
いるものの、大部分は産業廃棄物として埋立地に
投棄されているのが実情である。その理由は、複
雑な不純物を含み、また、融点のばらつきが大き
く、良好な製品を焼成することができないからで
あり、特に、焼成済みのものは結晶水を含まず、
焼成時の収縮率が小さいため、未焼成原料の中に
混合すると、収縮率の差によりひび割れを生じ、
強度が著しく低下するからである。
粉砕、坏土の調製、素地の成形、乾燥及び焼成等
の過程を経て製造されるのであり、各過程におい
て成品とならない廃棄物が発生する。例えば、粒
度が規格外の原料、調合不良の坏土、成形不良の
生素地、割れや変形の生じた乾燥素地、割れ、変
形、変色を生じた焼成品及び焼成に使用した匣鉢
等の窯道具の不要品などは、一部で再使用されて
いるものの、大部分は産業廃棄物として埋立地に
投棄されているのが実情である。その理由は、複
雑な不純物を含み、また、融点のばらつきが大き
く、良好な製品を焼成することができないからで
あり、特に、焼成済みのものは結晶水を含まず、
焼成時の収縮率が小さいため、未焼成原料の中に
混合すると、収縮率の差によりひび割れを生じ、
強度が著しく低下するからである。
問題点を解決するための手段
本発明は、陶磁器の製造過程において発生する
産業廃棄物を使用することができる陶磁器坏土を
提供することを目的とし、通常の陶磁器焼成用坏
土のような未焼成原料と、焼成済みの不良品また
は焼成前の廃棄物を焼成した陶磁器焼成物を破砕
した粗粒の表面を前記未焼成原料と融点の異なる
被覆剤で覆つた被覆粗粒とを混合したことを特徴
とするものである。
産業廃棄物を使用することができる陶磁器坏土を
提供することを目的とし、通常の陶磁器焼成用坏
土のような未焼成原料と、焼成済みの不良品また
は焼成前の廃棄物を焼成した陶磁器焼成物を破砕
した粗粒の表面を前記未焼成原料と融点の異なる
被覆剤で覆つた被覆粗粒とを混合したことを特徴
とするものである。
作 用
本発明は上記構成になり、粗粒を被覆剤で覆つ
たから、粗粒が不純物を含み、また、性状のばら
つきが大きくても、その影響が外部に表われ難
く、また、陶磁器焼成物を破砕した粗粒の融点が
混合すべき未焼成原料の融点と略同等またはそれ
以上である場合には、その未焼成原料より融点の
低い被覆剤で粗粒の表面を覆うと、粗粒が焼成済
みであつて結晶水を含まないのに対し、未焼成原
料が結晶水を含むために、焼成時の収縮率が未焼
成原料の方が大きいことにより生ずる粗粒との間
のひび割れの割れ目に、低融点の被覆剤が溶融し
て流入することにより割れ目が塞がれ、逆に、粗
粒の融点が混合すべき未焼成原料の融点より低い
場合には、その未焼成原料より融点の高い被覆剤
で覆うと、焼成時に溶融した粗粒が融点の高い被
覆剤によつて形成された殻の中に包まれた状態と
なり、低融点の粗粒が未焼成原料内に溶け出して
全体の融点が低下するのが防止される。
たから、粗粒が不純物を含み、また、性状のばら
つきが大きくても、その影響が外部に表われ難
く、また、陶磁器焼成物を破砕した粗粒の融点が
混合すべき未焼成原料の融点と略同等またはそれ
以上である場合には、その未焼成原料より融点の
低い被覆剤で粗粒の表面を覆うと、粗粒が焼成済
みであつて結晶水を含まないのに対し、未焼成原
料が結晶水を含むために、焼成時の収縮率が未焼
成原料の方が大きいことにより生ずる粗粒との間
のひび割れの割れ目に、低融点の被覆剤が溶融し
て流入することにより割れ目が塞がれ、逆に、粗
粒の融点が混合すべき未焼成原料の融点より低い
場合には、その未焼成原料より融点の高い被覆剤
で覆うと、焼成時に溶融した粗粒が融点の高い被
覆剤によつて形成された殻の中に包まれた状態と
なり、低融点の粗粒が未焼成原料内に溶け出して
全体の融点が低下するのが防止される。
実施例
以下、本発明の陶磁器坏土の実施例のいくつか
について説明する。
について説明する。
第1実施例
1250℃前後で焼成したタイルの不良品を破砕し
て20〜120メツシユの粒度に調製した粗粒を造り、
長石60重量%、珪酸ジルコニウム10重量%、着色
顔料10重量%、粘土20重量%を粉砕、混合して融
点約1200℃の被覆剤を調製し、これに水を加えて
上記粗粒と混合することによりその粗粒の表面に
被覆剤を付着させて乾燥することにより粗粒の表
面を被覆剤で覆つた被覆粗粒を造り、この被覆粗
粒と、融点約1250℃に調製した通常の乾式タイル
用坏土とを50重量%ずつ混合し、プレスで乾式成
形し、1250℃で焼成したところ、表面に着色され
た粗粒が突き出した斑点模様を呈し、かつ、ひび
割れが無く、充分な強度を有するタイルが得られ
た。
て20〜120メツシユの粒度に調製した粗粒を造り、
長石60重量%、珪酸ジルコニウム10重量%、着色
顔料10重量%、粘土20重量%を粉砕、混合して融
点約1200℃の被覆剤を調製し、これに水を加えて
上記粗粒と混合することによりその粗粒の表面に
被覆剤を付着させて乾燥することにより粗粒の表
面を被覆剤で覆つた被覆粗粒を造り、この被覆粗
粒と、融点約1250℃に調製した通常の乾式タイル
用坏土とを50重量%ずつ混合し、プレスで乾式成
形し、1250℃で焼成したところ、表面に着色され
た粗粒が突き出した斑点模様を呈し、かつ、ひび
割れが無く、充分な強度を有するタイルが得られ
た。
第2実施例
1400℃前後の高温度で焼成した匣鉢等の耐火物
製の窯道具を破砕して20〜120メツシユの粒度に
調製した粗粒を造り、長石10重量%、石灰石15重
量%、亜鉛華5重量%、珪酸ジルコニユーム10重
量%、釉薬スラジ50重量%を粉砕、混合して融点
約1100℃の被覆剤を調製し、これに2重量%の有
機糊を加えて上記粗粒と混合することによりその
粗粒の表面に被覆剤を付着させて乾燥することに
より粗粒の表面を被覆剤で覆つた被覆粗粒を造
り、この被覆粗粒30重量%と、融点約1250℃に調
製した通常の湿式着色タイル用坏土70重量%とを
混合し、通常の湿式成形方法により成形して乾燥
後、1250℃で焼成したところ、着色された地色の
表面に着色された粗粒が突き出した斑点模様を呈
し、かつ、ひび割れが無く、充分な強度を有する
タイルが得られた。
製の窯道具を破砕して20〜120メツシユの粒度に
調製した粗粒を造り、長石10重量%、石灰石15重
量%、亜鉛華5重量%、珪酸ジルコニユーム10重
量%、釉薬スラジ50重量%を粉砕、混合して融点
約1100℃の被覆剤を調製し、これに2重量%の有
機糊を加えて上記粗粒と混合することによりその
粗粒の表面に被覆剤を付着させて乾燥することに
より粗粒の表面を被覆剤で覆つた被覆粗粒を造
り、この被覆粗粒30重量%と、融点約1250℃に調
製した通常の湿式着色タイル用坏土70重量%とを
混合し、通常の湿式成形方法により成形して乾燥
後、1250℃で焼成したところ、着色された地色の
表面に着色された粗粒が突き出した斑点模様を呈
し、かつ、ひび割れが無く、充分な強度を有する
タイルが得られた。
第3実施例
1150℃前後の低温度で焼成した瓦の不良品を破
砕して20〜120メツシユの粒度に調製した粗粒を
造り、融点約1300℃に調整した陶磁器坏土に着色
剤として酸化コバルト2重量%を加えた第1被覆
剤を上記粗粒に付着させてその表面を覆い、その
上に、長石70重量%、蛙目粘土20重量%、珪酸ジ
ルコニウム10重量%を粉砕、混合して融点約1200
℃の第2被覆剤を付着させて前記粗粒の表面を二
重に覆い、さらにその表面に、乾燥固化すること
により不水溶性となる水溶性樹脂を薄く塗布して
不水溶性の被覆粗粒を造り、この被覆粗粒を80重
量%、白色セメント10重量%、蛙目粘土10重量%
を混合して水を加え、セメントモルタル状に混練
して型に流し込んで、成形体を造り、これを乾燥
後、1250℃で焼成したところ、白と青と茶の斑点
模様を呈し、かつ、変形のないタイルが得られ
た。
砕して20〜120メツシユの粒度に調製した粗粒を
造り、融点約1300℃に調整した陶磁器坏土に着色
剤として酸化コバルト2重量%を加えた第1被覆
剤を上記粗粒に付着させてその表面を覆い、その
上に、長石70重量%、蛙目粘土20重量%、珪酸ジ
ルコニウム10重量%を粉砕、混合して融点約1200
℃の第2被覆剤を付着させて前記粗粒の表面を二
重に覆い、さらにその表面に、乾燥固化すること
により不水溶性となる水溶性樹脂を薄く塗布して
不水溶性の被覆粗粒を造り、この被覆粗粒を80重
量%、白色セメント10重量%、蛙目粘土10重量%
を混合して水を加え、セメントモルタル状に混練
して型に流し込んで、成形体を造り、これを乾燥
後、1250℃で焼成したところ、白と青と茶の斑点
模様を呈し、かつ、変形のないタイルが得られ
た。
上記第1乃至第3実施例においては、いずれ
も、焼成済みの陶磁器を破砕することにより粗粒
を造つたが、未焼成の廃棄物を用いる場合には、
所定の温度で焼成した後、破砕して使用する。
も、焼成済みの陶磁器を破砕することにより粗粒
を造つたが、未焼成の廃棄物を用いる場合には、
所定の温度で焼成した後、破砕して使用する。
効 果
本発明の陶磁器坏土は、陶磁器焼成物を破砕し
た粗粒の表面を被覆剤で覆つたから、粗粒が不純
物を含んだり、性状のばらつきが大きい場合でも
その影響が外部に表われ難く、均質な陶磁器を焼
成することができ、また、上記第1及び第2実施
例のように、粗粒の融点が混合すべき未焼成原料
の融点と同等またはそれ以上である場合には、そ
の未焼成原料より融点の低い被覆剤で粗粒を覆う
ことにより焼成時の収縮率の差によるひび割れの
発生が防止されて強度の高い陶磁器が得られ、逆
に、上記第3実施例のように、粗粒の融点が混合
すべき未焼成原料の融点より低い場合には、その
未焼成原料より融点の高い粗粒を覆うことによ
り、溶融した粗粒が未焼成原料内に染み込んで全
体の融点が低下するのが防止されて、焼成による
変形の少ない正確な形状の陶磁器が得られるので
あり、陶磁器の製造過程において生ずる産業廃棄
物を有効に利用することができて、陶磁器の原価
低減及び省資源を実現することができる効果があ
る。
た粗粒の表面を被覆剤で覆つたから、粗粒が不純
物を含んだり、性状のばらつきが大きい場合でも
その影響が外部に表われ難く、均質な陶磁器を焼
成することができ、また、上記第1及び第2実施
例のように、粗粒の融点が混合すべき未焼成原料
の融点と同等またはそれ以上である場合には、そ
の未焼成原料より融点の低い被覆剤で粗粒を覆う
ことにより焼成時の収縮率の差によるひび割れの
発生が防止されて強度の高い陶磁器が得られ、逆
に、上記第3実施例のように、粗粒の融点が混合
すべき未焼成原料の融点より低い場合には、その
未焼成原料より融点の高い粗粒を覆うことによ
り、溶融した粗粒が未焼成原料内に染み込んで全
体の融点が低下するのが防止されて、焼成による
変形の少ない正確な形状の陶磁器が得られるので
あり、陶磁器の製造過程において生ずる産業廃棄
物を有効に利用することができて、陶磁器の原価
低減及び省資源を実現することができる効果があ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 未焼成原料と、陶磁器焼成物を破砕した組粒
の表面を前記未焼成原料と融点の異なる被覆剤で
覆つた被覆粗粒とを混合したことを特徴とする陶
磁器坏土。 2 前記被覆剤の融点が前記未焼成原料の融点よ
り低いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の陶磁器坏土。 3 前記被覆剤の融点が前記未焼成原料の融点よ
り高いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の陶磁器坏土。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26277385A JPS62235249A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 陶磁器坏土 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26277385A JPS62235249A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 陶磁器坏土 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62235249A JPS62235249A (ja) | 1987-10-15 |
| JPH0433753B2 true JPH0433753B2 (ja) | 1992-06-03 |
Family
ID=17380386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26277385A Granted JPS62235249A (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 陶磁器坏土 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62235249A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024118837A (ja) * | 2023-02-21 | 2024-09-02 | 東京窯業株式会社 | 熱処理治具の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP26277385A patent/JPS62235249A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62235249A (ja) | 1987-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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