JPH04338192A - シリコン単結晶の製造装置 - Google Patents

シリコン単結晶の製造装置

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JPH04338192A
JPH04338192A JP10602691A JP10602691A JPH04338192A JP H04338192 A JPH04338192 A JP H04338192A JP 10602691 A JP10602691 A JP 10602691A JP 10602691 A JP10602691 A JP 10602691A JP H04338192 A JPH04338192 A JP H04338192A
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silicon
silicon single
quartz
heat shield
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JP10602691A
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Takeshi Suzuki
威 鈴木
Yoshinobu Shima
島 芳延
Teruo Fujibayashi
晃夫 藤林
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チョクラルスキー法(
以下CZ法と言う)による大口径のシリコン単結晶の製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、LSI分野で用いられるシリコン
単結晶は、通常CZ法によって製造されている。例えば
特公昭40−10184号公報(1頁左欄20行〜35
行)には、このCZ法において、シリコン溶融液を内蔵
する石英るつぼの内側に、シリコン溶融液の流通孔を有
する円筒状の石英製仕切を設置してシリコン溶融液を内
外に仕切り、仕切の外側に原料シリコンを供給しながら
、仕切の内側で連続的にシリコン単結晶を育成する方法
が開示されている。
【0003】既に、特開昭62−241889号公報(
2頁左下欄2行〜6行)に指摘されているように、この
方法では、仕切の内側で仕切部材を起点として、シリコ
ン溶融液の凝固が発生し易く、シリコン単結晶の育成を
阻害するという問題点を有し、特にシリコン単結晶の直
径を6〜10インチと大きくするに従い、この問題点は
顕在化する。
【0004】この問題点を解決するために、仕切り部材
を保温カバー(熱遮蔽体)で覆い凝固の発生を防止する
方法が、例えば特開平1−153589号公報には、仕
切り部材及び原料溶解部の上方を保温カバーで覆い、保
温カバーによって、熱がるつぼ上方の水平にされた炉壁
等へ放散するのを抑え、仕切り部材周辺及び原料溶解部
のシリコン溶融液を保温することが開示されている。
【0005】熱遮蔽体の材料としては、黒鉛、金属など
いろいろ考えられるが、発明者らの検討では、シリコン
単結晶の製造装置の炉内構成部品の材料として一般的に
用いられる黒鉛は、輻射率が大きいため、保温効果が必
ずしも十分ではない。一方、輻射率の小さい金属は、熱
の上方への放散をよく遮蔽できるため、保温効果が大き
く、熱遮蔽体の使用目的によく合致している。
【0006】この熱遮蔽体を金属板で構成することによ
り、大口径のシリコン単結晶を高速で引き上げる場合に
おいても、仕切り部材からの凝固や原料溶解部での供給
原料の溶け残りを生じることなく、安定した単結晶引き
上げ操業が可能になる。
【0007】ただし、熱遮蔽体は、単結晶引き上げ炉内
の高温環境下で使用するものであり、タンタル、モリブ
デン、タングステンといった高融点金属を用いることが
必要である。殊に、タンタルは、きわめて展延性に富む
金属であり、種々の細工がしやすく、使用しやすい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、仕切り
部材を高純度の、タンタル板,モリブデン板又はタング
ステン板から選ばれた1種から成る熱遮蔽材で覆うこと
により、仕切り部材からのシリコン溶融液の凝固及び原
料溶解部での供給原料の溶け残りを防止でき、連続引き
上げ法によるシリコン単結晶の安定育成が可能になった
【0009】しかしながら、この保温性の大きなカ−ボ
ン或いはタンタル、モリブデンの様な高融点金属を熱遮
蔽体として用いて育成したシリコン単結晶は、シリコン
ウェハ−に加工した際に、酸化誘起積層欠陥(以下OS
Fという)の発生密度が大きくなる傾向があり、熱遮蔽
体の材料にタンタルやモリブデンの様な金属を用いた場
合、特に顕著(OSF密度約103 個/cm2)にな
ることがわかった。
【0010】本発明は、かかる事情を鑑みてなされたも
のであって、金属製熱遮蔽体を用いて育成速度を速く保
ったまま、重金属の不純物による汚染を防止し、OSF
が無い、もしくはOSF発生密度がごく低い、シリコン
単結晶の製造装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解決し、上記の目的を達成するためになされたもので
ある。
【0012】本発明は、シリコン溶融液を内蔵する自転
型石英るつぼと、その石英るつぼを側面から加熱する電
気抵抗加熱体と、石英るつぼ内でシリコン溶融液を単結
晶育成部と原料溶解部とに分割しかつシリコン溶融液が
流通できる小孔を有する石英製仕切り部材と、その石英
製仕切り部材と原料溶解部を覆う熱遮蔽体と、前記各構
成物を収容する炉内部を減圧するための減圧装置と、前
記原料溶解部に原料シリコンを連続供給する原料供給装
置とを有するシリコン単結晶製造装置において、  前
記熱遮蔽体と育成中の単結晶の間の空間に円筒状の石英
製隔壁を設けることを特徴とするシリコン単結晶の製造
装置である。
【0013】更に、前記円筒状の石英製隔壁の直径の最
適値を、シリコン単結晶の直径をX(mm),熱遮蔽体
の最小内径をY(mm)とした時,内径並びに外径の夫
々をX+10(mm)以上、Y−20(mm)以下とす
ることを特徴とする上記のシリコン単結晶の製造装置で
ある。
【0014】
【作用】本発明者らは、タンタルなどの金属板の熱遮蔽
体を使用して、連続引き上げ法によって育成した、シリ
コン単結晶から得られたシリコンウェハ−のOSFが多
い原因について、次のように検討した。
【0015】先ず、同一形状で材質の異なる熱遮蔽体を
用いて、シリコン単結晶を育成した場合のOSF発生密
度を調べた。その結果を図6に示す。
【0016】図6は、熱遮蔽体としての保温カバーの材
質をMo,Ta及びCに変えて、育成したシリコン単結
晶から、加工したシリコンウェハ−の中心からの距離毎
のOSF発生密度を示したグラフである。
【0017】図6から明らかなように、モリブデン製や
タンタル製の熱遮蔽体を用いた場合の方が、カ−ボン製
熱遮蔽体を用いた場合に比べてOSF発生密度が大きい
【0018】金属とカ−ボンでは輻射率が異なるため、
保温能力が異なり結晶の受ける熱履歴も変化する。
【0019】OSF発生密度の差が熱履歴の影響を受け
たものかどうかを検討すべく熱遮蔽体の形状を図7に示
すように、(a)は熱遮蔽体の上方に広がりを持たせ、
結晶の冷却面を見る角度を大きくし、結晶の冷却を促進
した例、(b)は熱遮蔽体を結晶に近接し、結晶の保温
を強化した例、(c)は熱遮蔽体の胴部を無くし、結晶
の側面からの加熱を促進した例、のごとく形状を様々に
変化させ、シリコン単結晶の受ける熱履歴を色々に変化
させて単結晶を育成しOSF発生密度を測定したが、熱
遮蔽体に金属材料を用いている限りOSF発生密度に大
きな変化は見られなかった。
【0020】一方、金属及びカ−ボン中に含まれる鉄や
銅等の重金属不純物の量を比較すると、金属中の不純物
は総じてカ−ボン中の不純物よりも1オ−ダ−以上多く
含まれており、例えば鉄の場合、モリブデン中で50p
pm、タンタル中で30ppm、カ−ボン中で2ppm
、銅の場合、モリブデン中で5ppm、タンタル中で1
0ppm、カ−ボン中で1ppm、不純物全量では、モ
リブデン中で290ppm以上、タンタル中で250p
pm以上、カ−ボン中で20ppm以下含有され、材料
中の不純物の量がOSF発生密度の大小と対応を見せて
いる。
【0021】また、熱遮蔽体を用いずに、不純物混入の
ない雰囲気でCZ法により育成した単結晶から得られた
シリコンウェハ−からはOSFは殆ど検出されなかった
【0022】上記の検討結果、金属製の熱遮蔽体を用い
て育成したシリコン単結晶からのシリコンウェハ−のO
SF多発は、シリコン単結晶の受ける熱履歴によるもの
である以上に、主たる原因は次のようなものであること
が考えられる。
【0023】即ち、熱遮蔽体はシリコン溶融液直上とい
う高温環境に保持されており、そのため熱遮蔽体の構成
部材中に含まれ同熱遮蔽体から蒸発する重金属不純物例
えば鉄,銅等の重金属不純物分子が、気相拡散して育成
中のシリコン単結晶表面に付着し、固相拡散により表面
から内部に浸透して単結晶の重金属汚染が起こることに
よるものである。
【0024】この考え方によれば、熱遮蔽体にカ−ボン
を使用する方がシリココンウェハ面内のOSF密度の少
ない単結晶の育成に対して有利であることが判り、図6
の結果もこれを支持している。
【0025】しかしながら、輻射率の違いから結晶の冷
却効率が低くなり、カ−ボン製熱遮蔽体を用いた場合、
金属の場合と比較して、シリコン単結晶の育成速度が約
半分の0.6〜0.7mm/分と遅いため生産性の点で
劣る。そこで、金属製熱遮蔽体を用いて育成速度を速く
保ったまま、重金属汚染を防ぐ工夫が必要となり、本発
明が成されたものである。
【0026】本発明は、熱遮蔽体から蒸発した重金属不
純物分子がシリコン単結晶に付着するのを防止するため
に、熱遮蔽体とシリコン単結晶との間に円筒状の石英製
隔壁を接置したものである。この石英製隔壁を設ける、
その第1の作用として、重金属不純物分子が熱遮蔽体よ
り蒸発し、単結晶の方へ気相拡散してきても石英製隔壁
によって遮蔽され、単結晶の汚染を防ぐことができる。 かくして拡散してきた重金属不純物分子はその大部分が
石英表面に付着し、シリコン単結晶に到達する分子数は
激減する。
【0027】第2の作用として、隔壁の材質に熱伝導が
極めて良好で殆ど熱的に透過性のある石英を用いるため
、シリコン単結晶の育成条件を大きく左右する熱環境を
隔壁設置の前後で大きく変えること無く、後述する実施
例に示すように、設置前の育成条件をほぼ継続してシリ
コン単結晶の育成が行える点が挙げられる。
【0028】このように、熱環境の変化が単結晶の安定
育成や結晶品質に大いに影響を与える事実を鑑みた場合
、熱環境に変化を与えないという特徴は本発明の実施上
非常に有利である。
【0029】また、後述する実施例において、石英製隔
壁の管径と得られたシリコン単結晶からのウェハ−のエ
ッジ部におけるOSF発生密度との関係を求めた結果、
6インチ径単結晶を引き上げる場合、石英製隔壁の管径
の外径が200mmを越えるあたりからOSF発生密度
が緩やかに増大する結果が得られ、また、石英製隔壁の
管径の直径の最小値は、シリコン単結晶を育成中に揺れ
たシリコン単結晶と接触を起こさないような範囲の下限
で決定されることを知見した。
【0030】さらに、石英製隔壁外径と熱遮蔽体の最小
内径の差が20mm以下になるとOSF発生密度は増大
することを知見した。
【0031】これらの知見から、シリコン単結晶11の
直径をX(mm),熱遮蔽体8の最小内径をY(mm)
としたとき、石英製隔壁10の直径の最適値は、内径が
X+10(mm)以上、外径がY−20(mm)以下と
することが望ましいことが判った。
【0032】
【実施例】本発明の実施例を添付の図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0033】図1は本発明の実施例において用いたシリ
コン単結晶の製造装置を模式的に示した縦断面図である
【0034】図1において、1はシリコン溶融液5を保
持する直径20インチの石英製のるつぼで、黒鉛るつぼ
4により支持されており、黒鉛るつぼ4はペディスタル
15上にモーターによって通常10rpmで回転される
【0035】2は石英るつぼ1と同心的に配置された直
径16インチの石英製仕切り部材であり、石英るつぼ1
内でシリコン溶融液5を単結晶育成部と原料溶解部に分
割している。
【0036】3はシリコン原料の供給装置であり、この
シリコン原料供給装置3を通じて粒状ポリシリコンが石
英製仕切り部材2の外側の原料溶解部に供給される。原
料溶解部のシリコン溶融液5は融液流通孔6を通って石
英製仕切り部材2の内側の結晶育成部に流入する。
【0037】7は仕切と融液表面との接触面であり、本
発明においては、この接触面7の部分からのシリコン溶
融液の凝固を防ぎかつ原料溶解部での粒状シリコン原料
の溶解を促進する目的で厚さ0.2mmのモリブデンあ
るいはタンタル製の熱遮蔽体8(保温カバ−)が設置さ
れている。
【0038】9は黒鉛るつぼ4を取り囲む電気抵抗加熱
体であり、10は本発明で提案する円筒状の高純度石英
製の隔壁であり、熱遮蔽体8とシリコン単結晶との間に
設けたものであり、この例では外径180mm、高さ1
85mm、厚さ5mmの円筒を用いた。
【0039】11はシリコン単結晶を示し、本実施例で
は6インチ径のシリコン単結晶を育成することを目的と
するものである。又、このシリコン単結晶は、図外に設
置されている結晶重量センサーにより、随時径変化に伴
う重量変化を検知し直径制御が行われる。
【0040】なお、12は引上げチャンバ−、13はメ
−ンチャンバ−上蓋、14はメ−ンチャンバ−胴部、1
6は上部保温筒、17は側部保温筒、18は排気孔を示
し、雰囲気ガス(アルゴンガス)は引上げチヤンバ−1
2上方に設けられたガス流入口(図示せず)から炉内に
導入され炉底部の排出孔18から排出され、単結晶育成
時の炉内の圧力は0.01〜0.03気圧に調節される
【0041】図2に熱遮蔽体8の詳細を模式的に示す。 熱遮蔽体8は図2に示すように筒部21と開口部22を
有する平板部23から成るものである。
【0042】この開口部22を設けることにより、シリ
コン単結晶の製造装置内のガス流動状態が適正化され、
シリコン単結晶11の有転位化の防止に役だつものであ
る。
【0043】図1に示したようなシリコン単結晶の製造
装置を用い、連続引き上げ法で、上記のように結晶育成
環境を設定して、シリコン単結晶を育成し製造した結果
、定径部で80cm以上の6インチ径のシリコン単結晶
が約90パーセント以上の確率で育成できた。この確率
は石英製隔壁10の設置前に比べ全く遜色のない値であ
る。
【0044】そして得られたシリコン単結晶から、シリ
コンウエハを製造し、品質評価のため、1100℃にて
30〜120分、湿潤O2 雰囲気中で熱処理を施した
後、OSF発生密度を測定した。
【0045】石英製隔壁10を設置する前後の育成条件
を比較すると、定径部育成中の電気抵抗加熱体9への投
入電力は 設置前…84.5〜85.5kw、 設置後…85.5〜85.7kw と殆ど変化が無く、またその時の結晶育成速度も1.0
〜1.2mm/分となり設置前後で変化は無かった。
【0046】また、図3に石英製隔壁10を使用する前
後で育成したシリコン単結晶をウェーハに加工した際の
OSF発生密度の面内分布の変化を調べる。その結果を
図3に示す。
【0047】図3に示す様に、本発明の場合はOSF密
度は100 であり、従来の場合は101 〜103 
で、石英製隔壁10の設置前後で育成したシリコン単結
晶から得られたウェハ−のOSF発生密度はかなり低下
し、石英製隔壁10を設置した効果が明らかであること
がわかった。
【0048】熱遮蔽体8から蒸発した重金属不純物分子
は、石英製隔壁10の表面に吸着し、石英製隔壁10の
ごく表層に高濃度の不純物層を形成する。
【0049】シリコン単結晶の育成前後の石英製隔壁1
0の表層をフッ酸で洗浄し、洗浄液中の鉄および銅の濃
度を比較調査した。その結果を図4に示す。表層をフッ
酸で洗浄た際の不純物相対比率は明らかに育成後の濃度
が増加している。
【0050】図4は育成前の石英製隔壁10の洗浄液中
の不純物の鉄および銅の含有量をそれぞれ1とした場合
の、鉄および銅の育成後の含有量の相対比率を育成時間
別に示したグラフである。
【0051】図4に示すように、育成時間の増大に伴い
洗浄液中の鉄および銅の不純物は単調に増加し、育成時
間が約100時間を越えると洗浄液中の不純物量は飽和
する。  これは、長時間不純物雰囲気中に石英製隔壁
10を保持することにより、石英製隔壁10に吸着し得
る不純物量を越えたためであると思われる。
【0052】また結晶育成後、石英製隔壁10表面の不
純物層をフッ酸で洗い流すことにより石英製隔壁10は
再び清浄な表面が復元され、再使用することが出来た。
【0053】上記の効果を得る上で、石英製隔壁10の
直径に適正値が存在することを知見した。
【0054】即ち、最小内径が220mmの熱遮蔽体を
用いて6インチ径シリコン単結晶を育成する場合の、O
SF発生密度に及ぼす石英製隔壁10の外径の影響を調
べその結果を図5に示す。
【0055】図5は石英製隔壁10の管径とウェハ−の
エッジ部におけるOSF発生密度との関係グラフである
【0056】図5に示すように、石英製隔壁10の管径
の外径が200mmを越えるあたりからOSF発生密度
が緩やかに増大する結果が得られる。
【0057】また、円筒状の石英製隔壁10の管径の直
径の最小値は、シリコン単結晶を育成中に揺れたシリコ
ン単結晶と接触を起こさないような範囲の下限で決定さ
れ、石英製隔壁10の内径が165mm以上であればシ
リコン単結晶と接触することなく安定した結晶育成が可
能であった。
【0058】さらに、シリコン単結晶の径を5インチ以
上で種々変えて調べたところ、石英製隔壁10外径と熱
遮蔽体の最小内径の差が20mm以下になるとOSF発
生密度は増大することが判った。
【0059】この結果は、石英製隔壁10が熱遮蔽体8
に接近し過ぎると、石英製隔壁10の表面温度が上昇す
るため、重金属不純物分子の隔壁10表面への吸着能が
低下し、吸着しきれなかったか、或いは再脱離した重金
属不純物分子が再び気相拡散し、シリコン単結晶に付着
し汚染するものが生じたためであると考えられる。
【0060】これらの結果から、シリコン単結晶11の
直径をX(mm),熱遮蔽体8の最小内径をY(mm)
としたとき、石英製隔壁10の直径の最適値は、内径が
X+10(mm)以上、外径がY−20(mm)以下と
することが望ましいことが判った。
【0061】
【発明の効果】本発明によるシリコン単結晶の製造装置
は、石英製隔壁を熱遮蔽体とシリコン単結晶の間に設置
することにより、設置前後で育成条件を変えること無く
安定して大口径のシリコン単結晶を育成出来、設置前に
比べ、OSF発生密度を格段に低減することができる効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシリコン単結晶製造装置の一実施
例を模式的に示した縦断面図、
【図2】本発明の実施例で使用した熱遮蔽体の模式図、
【図3】本発明の実施例における石英製隔壁の使用前後
で育成したシリコン単結晶をウェーハに加工した際のO
SF発生密度の面内分布の変化を示したグラフ、
【図4
】本発明の実施例における石英製隔壁の表層を洗浄した
際の洗浄液中に含まれる鉄及び銅の含有量と結晶育成時
間との関係を示したグラフ、
【図5】本発明の実施例におけるウェハ−エッジ部のO
SF発生密度に及ぼす石英製隔壁の外径の影響を示すグ
ラフ、
【図6】モリブデン製、タンタル製、カーボン製それぞ
れの熱遮蔽体を用いて育成した単結晶をウェーハに加工
した際のOSF発生密度の面内分布を比較したグラフ、
【図7】単結晶の熱履歴を変化させるために形状を変化
させた金属製熱遮蔽体の例を示した説明図である。ただ
し、(a)は結晶の冷却を促進した例、(b)は結晶の
保温を強化した例(c)は熱遮蔽体の胴部を無くし、結
晶の側面からの加熱を促進した例。
【符号の説明】
1    石英るつぼ、 2    石英製仕切り部材、 3    シリコン原料供給装置、 4    黒鉛るつぼ、 5    シリコン溶融液、 6    融液流通孔、 7    仕切りと融液の接触面、 8    熱遮蔽体、 9    電気抵抗加熱体、 10  石英製隔壁、 11  シリコン単結晶、 12  引上げチャンバー、 13  メインチャンバー上蓋、 14  メインチャンバー胴部、 15  ペディスタル、 16  上部保温筒、 17  側部保温筒、 18  排気孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリコン溶融液を内蔵する自転型石英
    るつぼと、該石英るつぼを側面から加熱する電気抵抗加
    熱体と、石英るつぼ内でシリコン溶融液を単結晶育成部
    と原料溶解部とに分割し、かつシリコン溶融液が流通で
    きる小孔を有する石英製仕切り部材と、該石英製仕切り
    部材と前記原料溶解部とを覆う熱遮蔽体と、前記各構成
    物を収容する炉内部を減圧するための減圧装置と前記原
    料溶解部に原料シリコンを連続的に供給する原料供給装
    置とを有するシリコン単結晶の製造装置において、前記
    熱遮蔽体と育成中の単結晶の間の空間に円筒状の石英製
    隔壁を設けることを特徴とするシリコン単結晶の製造装
    置。
  2. 【請求項2】  前記円筒状の石英製隔壁の直径の最適
    値を、シリコン単結晶の直径をX(mm),熱遮蔽体の
    最小内径をY(mm)とした時,内径並びに外径の夫々
    をX+10(mm)以上、Y−20(mm)以下とする
    ことを特徴とする請求項1記載のシリコン単結晶の製造
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143777A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Sumco Techxiv株式会社 シリコン単結晶引上装置

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JP2010143777A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Sumco Techxiv株式会社 シリコン単結晶引上装置

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