JPH04339552A - 連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法 - Google Patents
連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法Info
- Publication number
- JPH04339552A JPH04339552A JP14246991A JP14246991A JPH04339552A JP H04339552 A JPH04339552 A JP H04339552A JP 14246991 A JP14246991 A JP 14246991A JP 14246991 A JP14246991 A JP 14246991A JP H04339552 A JPH04339552 A JP H04339552A
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- Japan
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- molten steel
- sliding nozzle
- opening degree
- nozzle
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続鋳造機の鋳型内の溶
鋼レベルを制御する方法に関する。
鋼レベルを制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造機の操業は、上下に開口を有す
る筒型の鋳型に溶鋼を注入し、該鋳型の水冷内壁と接触
させて冷却,凝固せしめ、外側を凝固シェルにて被覆さ
れた鋳片を得て、これを鋳型の下方に連続的に引き抜き
つつ更に冷却し、内側にまで凝固が進行した段階にて所
定の長さに切断して、圧延工程等の後工程での素材とな
る製品鋳片を得る手順にて行われる。このような連続鋳
造機の操業に際しては、鋳型からの溶鋼の溢出、ブレー
クアウト等、操業の停止を強いる種々の不都合の発生を
未然に防止すると共に、鋳型内部での冷却,凝固状態を
安定化させて、製品鋳片の品質向上を図るべく、鋳型内
部の溶鋼レベルを適正なレベルに維持する溶鋼レベル制
御が行われている。
る筒型の鋳型に溶鋼を注入し、該鋳型の水冷内壁と接触
させて冷却,凝固せしめ、外側を凝固シェルにて被覆さ
れた鋳片を得て、これを鋳型の下方に連続的に引き抜き
つつ更に冷却し、内側にまで凝固が進行した段階にて所
定の長さに切断して、圧延工程等の後工程での素材とな
る製品鋳片を得る手順にて行われる。このような連続鋳
造機の操業に際しては、鋳型からの溶鋼の溢出、ブレー
クアウト等、操業の停止を強いる種々の不都合の発生を
未然に防止すると共に、鋳型内部での冷却,凝固状態を
安定化させて、製品鋳片の品質向上を図るべく、鋳型内
部の溶鋼レベルを適正なレベルに維持する溶鋼レベル制
御が行われている。
【0003】従来の溶鋼レベル制御においては、PID
制御が用いられていた。このPID 制御では、レベ
ル検出器によって溶鋼レベルを検出し、検出された溶鋼
レベルが予め定められた設定値になるように、鋳型に溶
鋼を注入するスライディングノズルのノズル開度をPI
D 制御器により調節し、溶鋼レベルのフィードバック
制御を行っていた。
制御が用いられていた。このPID 制御では、レベ
ル検出器によって溶鋼レベルを検出し、検出された溶鋼
レベルが予め定められた設定値になるように、鋳型に溶
鋼を注入するスライディングノズルのノズル開度をPI
D 制御器により調節し、溶鋼レベルのフィードバック
制御を行っていた。
【0004】このような従来の溶鋼レベル制御で、制御
精度を向上させる方法としては、所定の条件において前
記PID 制御器のゲインを増加させる方法が提案され
ている(特開昭62−192246 号公報) 。
精度を向上させる方法としては、所定の条件において前
記PID 制御器のゲインを増加させる方法が提案され
ている(特開昭62−192246 号公報) 。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き
PID 制御器のゲインを増加させる方法では、PID
制御器のゲインを大きくすると、溶鋼レベルが設定値
からオーバーシュートし易くなり、制御が悪化するとい
う問題と、溶鋼レベルの変動等により生じるバルジング
量の増大とロールのたわみとに起因する周期的なレベル
変動に対しては、溶鋼レベルが大きくハンチングすると
いう問題とがあった。また、この他にも、従来の溶鋼レ
ベル制御においては、前記スライディングノズルに詰ま
りが生じても、これに詰まりが生じていないと仮定して
制御が行われるので、スライディングノズルに詰まりが
生じた場合は、制御精度が悪化するという問題があった
。
PID 制御器のゲインを増加させる方法では、PID
制御器のゲインを大きくすると、溶鋼レベルが設定値
からオーバーシュートし易くなり、制御が悪化するとい
う問題と、溶鋼レベルの変動等により生じるバルジング
量の増大とロールのたわみとに起因する周期的なレベル
変動に対しては、溶鋼レベルが大きくハンチングすると
いう問題とがあった。また、この他にも、従来の溶鋼レ
ベル制御においては、前記スライディングノズルに詰ま
りが生じても、これに詰まりが生じていないと仮定して
制御が行われるので、スライディングノズルに詰まりが
生じた場合は、制御精度が悪化するという問題があった
。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、スライディングノズルの詰まり状態に関わらず
良好な制御精度で溶鋼レベルを制御することが可能であ
る連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法を提供することを目
的とする。
であり、スライディングノズルの詰まり状態に関わらず
良好な制御精度で溶鋼レベルを制御することが可能であ
る連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る連続鋳造機
の溶鋼レベル制御方法は、鋳型内に溶鋼を注入するスラ
イディングノズルの開度を調節することによって、鋳型
内での溶鋼レベルを制御する連続鋳造機の溶鋼レベル制
御方法において、前記スライディングノズルの詰まり状
態に関連して求められる最適制御ゲインをその制御要素
として設定するようにしてあり、溶鋼レベル,スライデ
ィングノズルの開度及び鋳込み速度に基づいて前記スラ
イディングノズルの最適な開度調節量を求めるための最
適制御則を予め定めると共に、スライディングノズルの
詰まり状態と前記最適制御ゲインとの相関関係を予め定
めておき、前記溶鋼レベル,スライディングノズルの開
度及び鋳込み速度を検出し、検出された溶鋼レベルと、
検出されたスライディングノズルの開度及び鋳込み速度
に関連して求められる溶鋼レベルとの差に関連してスラ
イディングノズルの詰まり状態を推定し、推定したスラ
イディングノズルの詰まり状態に基づき前記相関関係を
用いて前記最適制御則の最適制御ゲインを求め、求めた
最適制御ゲインを前記最適制御則に設定し、この最適制
御則を用い前記溶鋼レベル,スライディングノズルの開
度及び鋳込み速度の検出結果に基づいてスライディング
ノズルの開度調節量を求め、求めた開度調節量に基づい
てスライディングノズルの開度を調節することを特徴と
する。
の溶鋼レベル制御方法は、鋳型内に溶鋼を注入するスラ
イディングノズルの開度を調節することによって、鋳型
内での溶鋼レベルを制御する連続鋳造機の溶鋼レベル制
御方法において、前記スライディングノズルの詰まり状
態に関連して求められる最適制御ゲインをその制御要素
として設定するようにしてあり、溶鋼レベル,スライデ
ィングノズルの開度及び鋳込み速度に基づいて前記スラ
イディングノズルの最適な開度調節量を求めるための最
適制御則を予め定めると共に、スライディングノズルの
詰まり状態と前記最適制御ゲインとの相関関係を予め定
めておき、前記溶鋼レベル,スライディングノズルの開
度及び鋳込み速度を検出し、検出された溶鋼レベルと、
検出されたスライディングノズルの開度及び鋳込み速度
に関連して求められる溶鋼レベルとの差に関連してスラ
イディングノズルの詰まり状態を推定し、推定したスラ
イディングノズルの詰まり状態に基づき前記相関関係を
用いて前記最適制御則の最適制御ゲインを求め、求めた
最適制御ゲインを前記最適制御則に設定し、この最適制
御則を用い前記溶鋼レベル,スライディングノズルの開
度及び鋳込み速度の検出結果に基づいてスライディング
ノズルの開度調節量を求め、求めた開度調節量に基づい
てスライディングノズルの開度を調節することを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明にあっては、スライディングノズルの詰
まり状態に関連して求められる変更される最適制御ゲイ
ンを制御要素として設定するようにしてある最適制御則
を用いてスライディングノズルの開度調節量が求められ
るようになっている。この最適制御則の最適制御ゲイン
は、検出された溶鋼レベルと、検出されたスライディン
グノズルの開度及び鋳込み速度に関連して求められる理
想的な溶鋼レベルとの差に関連して推定されるスライデ
ィングノズルの詰まり状態に応じて変更される。前記最
適制御ゲインは、スライディングノズルの詰まりが大き
くなるに従って、大きくなされ、これによって、スライ
ディングノズルの詰まりにより低下するスライディング
ノズルの流量が補償される。また、バルジング量の増大
とロールのたわみとに起因する周期的なレベル変動は、
溶鋼レベルの変動に関連して生じ易いので、このように
溶鋼レベルが良好な精度で制御されると前記バルジング
量の増大とロールのたわみとに起因する周期的なレベル
変動も未然に防がれる。
まり状態に関連して求められる変更される最適制御ゲイ
ンを制御要素として設定するようにしてある最適制御則
を用いてスライディングノズルの開度調節量が求められ
るようになっている。この最適制御則の最適制御ゲイン
は、検出された溶鋼レベルと、検出されたスライディン
グノズルの開度及び鋳込み速度に関連して求められる理
想的な溶鋼レベルとの差に関連して推定されるスライデ
ィングノズルの詰まり状態に応じて変更される。前記最
適制御ゲインは、スライディングノズルの詰まりが大き
くなるに従って、大きくなされ、これによって、スライ
ディングノズルの詰まりにより低下するスライディング
ノズルの流量が補償される。また、バルジング量の増大
とロールのたわみとに起因する周期的なレベル変動は、
溶鋼レベルの変動に関連して生じ易いので、このように
溶鋼レベルが良好な精度で制御されると前記バルジング
量の増大とロールのたわみとに起因する周期的なレベル
変動も未然に防がれる。
【0009】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は本発明に係る連続鋳造機の溶鋼レベ
ル制御方法(以下本発明方法という)の実施状態を示す
模式図的ブロック図である。
て詳述する。図1は本発明に係る連続鋳造機の溶鋼レベ
ル制御方法(以下本発明方法という)の実施状態を示す
模式図的ブロック図である。
【0010】図中1はタンディッシュである。タンディ
ッシュ1内の溶鋼は、油圧シリンダ3によって駆動され
るスライディングノズル2を介してモールド4内に注入
されるようになっている。モールド4内に注入された溶
鋼は、モールド4の内壁との接触により冷却されて外側
を凝固シェル50にて被覆された鋳片5となり、ピンチ
ロール6,6の回転によってモールド4の下方に連続的
に引き抜かれる。
ッシュ1内の溶鋼は、油圧シリンダ3によって駆動され
るスライディングノズル2を介してモールド4内に注入
されるようになっている。モールド4内に注入された溶
鋼は、モールド4の内壁との接触により冷却されて外側
を凝固シェル50にて被覆された鋳片5となり、ピンチ
ロール6,6の回転によってモールド4の下方に連続的
に引き抜かれる。
【0011】モールド4の上方には、モールド4内の溶
鋼レベルを検出する渦流レベル計よりなる溶鋼レベル検
出器7が配設されており、該溶鋼レベル検出器7の検出
信号は、スライディングノズル2の開度指令を算出する
スライディングノズル開度指令算出装置9へ与えられる
ようになっている。また、油圧シリンダ3には、そのス
トロークを検出することにより、スライディングノズル
2のノズル開度を検出する開度検出器30が設けられて
おり、該開度検出器30の検出信号は、油圧シリンダ3
のストロークを調節することによってスライディングノ
ズル2のノズル開度を制御する開度制御器8と、前記ス
ライディングノズル開度指令算出装置9とへ与えられる
ようになっている。
鋼レベルを検出する渦流レベル計よりなる溶鋼レベル検
出器7が配設されており、該溶鋼レベル検出器7の検出
信号は、スライディングノズル2の開度指令を算出する
スライディングノズル開度指令算出装置9へ与えられる
ようになっている。また、油圧シリンダ3には、そのス
トロークを検出することにより、スライディングノズル
2のノズル開度を検出する開度検出器30が設けられて
おり、該開度検出器30の検出信号は、油圧シリンダ3
のストロークを調節することによってスライディングノ
ズル2のノズル開度を制御する開度制御器8と、前記ス
ライディングノズル開度指令算出装置9とへ与えられる
ようになっている。
【0012】モールド4の下方には、ピンチロール6,
6の回転数を検出することによって溶鋼の鋳込み速度を
検出する鋳込み速度検出器60が設けられている。該鋳
込み速度検出器60の検出信号は、前記スライディング
ノズル開度指令算出装置9へ与えられるようになってい
る。 また、スライディングノズル開度指令算出装置9には、
前述の如き各種の検出結果の他に溶鋼レベルの目標値で
ある溶鋼レベル設定値が与えられるようになっており、
スライディングノズル開度指令算出装置9では、後述す
る方法により、スライディングノズル2の開度の目標値
であるスライディングノズル開度指令値を求めるように
なっている。スライディングノズル開度指令算出装置9
で求められたスライディングノズル開度指令値は、スラ
イディングノズル開度指令信号として、開度制御器8に
与えられると共にスライディングノズル開度指令算出装
置9にフィードバックされるようになっている。
6の回転数を検出することによって溶鋼の鋳込み速度を
検出する鋳込み速度検出器60が設けられている。該鋳
込み速度検出器60の検出信号は、前記スライディング
ノズル開度指令算出装置9へ与えられるようになってい
る。 また、スライディングノズル開度指令算出装置9には、
前述の如き各種の検出結果の他に溶鋼レベルの目標値で
ある溶鋼レベル設定値が与えられるようになっており、
スライディングノズル開度指令算出装置9では、後述す
る方法により、スライディングノズル2の開度の目標値
であるスライディングノズル開度指令値を求めるように
なっている。スライディングノズル開度指令算出装置9
で求められたスライディングノズル開度指令値は、スラ
イディングノズル開度指令信号として、開度制御器8に
与えられると共にスライディングノズル開度指令算出装
置9にフィードバックされるようになっている。
【0013】次に、スライディングノズル開度指令算出
装置9の構成について説明する。図2はスライディング
ノズル開度指令算出装置9の構成を示す模式図的ブロッ
ク図である。
装置9の構成について説明する。図2はスライディング
ノズル開度指令算出装置9の構成を示す模式図的ブロッ
ク図である。
【0014】スライディングノズル開度指令算出装置9
において、溶鋼レベル検出信号,スライディングノズル
開度検出信号,鋳込み速度検出信号及びスライディング
ノズル開度指令信号は、ノズル詰まり指数算出部91及
びノズル開度指令変更量算出部93に与えられるように
なっている。また、溶鋼レベル設定値信号はノズル開度
指令変更量算出部93に与えられるようになっている。
において、溶鋼レベル検出信号,スライディングノズル
開度検出信号,鋳込み速度検出信号及びスライディング
ノズル開度指令信号は、ノズル詰まり指数算出部91及
びノズル開度指令変更量算出部93に与えられるように
なっている。また、溶鋼レベル設定値信号はノズル開度
指令変更量算出部93に与えられるようになっている。
【0015】ノズル詰まり指数算出部91では、前述の
如き入力信号に基づいてスライディングノズル2の詰ま
り状態を表すノズル詰まり指数を求め、求めたノズル詰
まり指数のデータを制御ゲイン選択部92に与えるよう
になっている。制御ゲイン選択部92には、後述する最
適制御則に定められる各最適制御ゲインを、与えられた
ノズル詰まり指数に基づいて選択し、選択した制御ゲイ
ンのデータをノズル開度指令変更量算出部93へ与える
ようになっている。
如き入力信号に基づいてスライディングノズル2の詰ま
り状態を表すノズル詰まり指数を求め、求めたノズル詰
まり指数のデータを制御ゲイン選択部92に与えるよう
になっている。制御ゲイン選択部92には、後述する最
適制御則に定められる各最適制御ゲインを、与えられた
ノズル詰まり指数に基づいて選択し、選択した制御ゲイ
ンのデータをノズル開度指令変更量算出部93へ与える
ようになっている。
【0016】ノズル開度指令変更量算出部93では、ス
ライディングノズル2の開度の変更量であるノズル開度
指令変更量を求めるための後述するような最適制御則が
予め記憶されており、前記最適制御則の各最適制御ゲイ
ンを、制御ゲイン選択部92で選択された最適制御ゲイ
ンの値に定め、溶鋼レベル設定値,溶鋼レベル検出値,
スライディングノズル開度検出値,鋳込み速度検出値及
びスライディングノズル開度指令値に基づき、前記最適
制御則を用いてノズル開度指令変更量を算出し、算出し
たノズル開度指令変更量をノズル開度指令修正部94へ
与えるようになっている。ノズル開度指令修正部94で
は、与えられたノズル開度指令変更量に基づいてスライ
ディングノズル開度指令値を修正し、修正したスライデ
ィングノズル開度指令値を開度制御器8へ与えるように
なっている。
ライディングノズル2の開度の変更量であるノズル開度
指令変更量を求めるための後述するような最適制御則が
予め記憶されており、前記最適制御則の各最適制御ゲイ
ンを、制御ゲイン選択部92で選択された最適制御ゲイ
ンの値に定め、溶鋼レベル設定値,溶鋼レベル検出値,
スライディングノズル開度検出値,鋳込み速度検出値及
びスライディングノズル開度指令値に基づき、前記最適
制御則を用いてノズル開度指令変更量を算出し、算出し
たノズル開度指令変更量をノズル開度指令修正部94へ
与えるようになっている。ノズル開度指令修正部94で
は、与えられたノズル開度指令変更量に基づいてスライ
ディングノズル開度指令値を修正し、修正したスライデ
ィングノズル開度指令値を開度制御器8へ与えるように
なっている。
【0017】次に、スライディングノズル開度指令算出
装置9でのスライディングノズル開度指令値の算出方法
について詳述する。
装置9でのスライディングノズル開度指令値の算出方法
について詳述する。
【0018】スライディングノズル2のノズル開度指令
値Uに対するスライディングノズル2のノズル開度Xの
応答特性は下記(1) 式によって表される。
値Uに対するスライディングノズル2のノズル開度Xの
応答特性は下記(1) 式によって表される。
【0019】
Xn =a1 Xn−1 +a2 Xn−2 +b
1 Un−1 +b2 Un−2 …(1)
1 Un−1 +b2 Un−2 …(1)
【0020】但し、前記(1) 式において、a1 ,
a2 ,b1 ,b2 は応答特性の各項目における定
数、nは制御周期である。
a2 ,b1 ,b2 は応答特性の各項目における定
数、nは制御周期である。
【0021】また、ノズル開度X及び鋳込み速度Vに対
する溶鋼レベルYの応答特性は下記(2) 式によって
表される。
する溶鋼レベルYの応答特性は下記(2) 式によって
表される。
【0022】
Yn =c1 Yn−1 +c2 Yn−2 +d
1 Xn−2 +d2 Xn−3 +f1 Vn−1
+f2 Vn−2 …(2)
但し、前記(2) 式において、c1 ,c2 ,d
1 ,d2 ,f1 ,f2 は応答特性の各項目にお
ける定数、nは制御周期である。
1 Xn−2 +d2 Xn−3 +f1 Vn−1
+f2 Vn−2 …(2)
但し、前記(2) 式において、c1 ,c2 ,d
1 ,d2 ,f1 ,f2 は応答特性の各項目にお
ける定数、nは制御周期である。
【0023】そして、下記(3) 式に示される如き評
価関数Jを最小にする、スライディングノズル開度指令
値Uの変更量であるノズル開度指令変更量ΔU* を求
めると、下記(4) 式に示される如き、出力・状態フ
ィードバック制御及び鋳込み速度フィードフォワード制
御よりなる積分型最適レギュレータに基づく最適制御則
が得られる。
価関数Jを最小にする、スライディングノズル開度指令
値Uの変更量であるノズル開度指令変更量ΔU* を求
めると、下記(4) 式に示される如き、出力・状態フ
ィードバック制御及び鋳込み速度フィードフォワード制
御よりなる積分型最適レギュレータに基づく最適制御則
が得られる。
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】前記(4) 式における最適制御ゲインk
1 〜k9 は、前記(1) 式及び(2) 式から状
態マトリックスを求め、求めた状態マトリックスに基づ
きリカッチの方程式を解くことによって求められる。
1 〜k9 は、前記(1) 式及び(2) 式から状
態マトリックスを求め、求めた状態マトリックスに基づ
きリカッチの方程式を解くことによって求められる。
【0027】また、スライディングノズル2のノズル詰
まり状態は、下記(5) 式の如く求められるスライデ
ィングノズル詰まり指数Km にて表される。
まり状態は、下記(5) 式の如く求められるスライデ
ィングノズル詰まり指数Km にて表される。
【0028】
【数3】
【0029】前記(5) 式に示されるスライディング
ノズル詰まり指数Km は、スライディングノズル2に
おける所定のノズル開度での実際のノズル流速と、これ
に対応するその理想的なノズル流速との比を表すもので
ある。 スライディングノズル2に詰まりがない場合は、スライ
ディングノズル詰まり指数Km は1であり、詰まりが
大きくなるに従ってスライディングノズル詰まり指数K
m は1から小さくなるようになっている。
ノズル詰まり指数Km は、スライディングノズル2に
おける所定のノズル開度での実際のノズル流速と、これ
に対応するその理想的なノズル流速との比を表すもので
ある。 スライディングノズル2に詰まりがない場合は、スライ
ディングノズル詰まり指数Km は1であり、詰まりが
大きくなるに従ってスライディングノズル詰まり指数K
m は1から小さくなるようになっている。
【0030】スライディングノズル2の詰まり状態が変
化することによりスライディングノズル詰まり指数Km
が変化すると、ノズル開度Xに対する溶鋼レベルの応
答特性が変化するので、これに応じて前記定数d1 ,
d2 が変化することとなる。また、最適制御ゲインk
1 〜k9 は、前記(1) 式及び(2) 式から求
められるので、このように定数d1 ,d2 が変化す
ると、最適制御ゲインk1 〜k9 が変化する。即ち
、スライディングノズル詰まり指数Km が変化すると
、これに応じて最適制御ゲインk1 〜k9 が変化す
る。
化することによりスライディングノズル詰まり指数Km
が変化すると、ノズル開度Xに対する溶鋼レベルの応
答特性が変化するので、これに応じて前記定数d1 ,
d2 が変化することとなる。また、最適制御ゲインk
1 〜k9 は、前記(1) 式及び(2) 式から求
められるので、このように定数d1 ,d2 が変化す
ると、最適制御ゲインk1 〜k9 が変化する。即ち
、スライディングノズル詰まり指数Km が変化すると
、これに応じて最適制御ゲインk1 〜k9 が変化す
る。
【0031】スライディングノズル開度指令算出装置9
においては、前述の如く求められるスライディングノズ
ル詰まり指数Km と、これに対応する最適制御ゲイン
k1 〜k9 との関係を示すデータテーブルを作成し
ておき、作成したデータテーブルを制御ゲイン選択部9
2に予め記憶させておく。
においては、前述の如く求められるスライディングノズ
ル詰まり指数Km と、これに対応する最適制御ゲイン
k1 〜k9 との関係を示すデータテーブルを作成し
ておき、作成したデータテーブルを制御ゲイン選択部9
2に予め記憶させておく。
【0032】溶鋼レベル制御を行う場合、まず、ノズル
詰まり指数算出部91では、前記(5)式を用いてスラ
イディングノズル詰まり指数Km が求められる。求め
られたスライディングノズル詰まり指数Km のデータ
は制御ゲイン選択部92へ与えられる。制御ゲイン選択
部92では、前記データテーブルに基づいて、与えられ
たスライディングノズル詰まり指数Km のデータから
その値に応じた最適制御ゲインk1 〜k9 が選択さ
れる。選択された最適制御ゲインk1 〜k9 のデー
タはノズル開度指令変更量算出部93へ与えられる。
詰まり指数算出部91では、前記(5)式を用いてスラ
イディングノズル詰まり指数Km が求められる。求め
られたスライディングノズル詰まり指数Km のデータ
は制御ゲイン選択部92へ与えられる。制御ゲイン選択
部92では、前記データテーブルに基づいて、与えられ
たスライディングノズル詰まり指数Km のデータから
その値に応じた最適制御ゲインk1 〜k9 が選択さ
れる。選択された最適制御ゲインk1 〜k9 のデー
タはノズル開度指令変更量算出部93へ与えられる。
【0033】ノズル開度指令変更量算出部93では、与
えられた最適制御ゲインk1 〜k9 のデータを前記
最適制御則に設定し、その最適制御則に基づいてノズル
開度指令変更量ΔU* が求められる。求められたノズ
ル開度指令変更量ΔU* のデータはノズル開度指令修
正部94へ与えられる。ノズル開度指令修正部94では
、与えられたノズル開度指令変更量ΔU* のデータに
基づいてスライディングノズル開度指令値Uの前回の制
御値を修正する。 修正されたスライディングノズル開度指令値Uは開度制
御器8へ与えられる。開度制御器8では、与えられたス
ライディングノズル開度指令値Uに基づいて油圧シリン
ダ3を駆動し、スライディングノズル2の開度を制御す
る。
えられた最適制御ゲインk1 〜k9 のデータを前記
最適制御則に設定し、その最適制御則に基づいてノズル
開度指令変更量ΔU* が求められる。求められたノズ
ル開度指令変更量ΔU* のデータはノズル開度指令修
正部94へ与えられる。ノズル開度指令修正部94では
、与えられたノズル開度指令変更量ΔU* のデータに
基づいてスライディングノズル開度指令値Uの前回の制
御値を修正する。 修正されたスライディングノズル開度指令値Uは開度制
御器8へ与えられる。開度制御器8では、与えられたス
ライディングノズル開度指令値Uに基づいて油圧シリン
ダ3を駆動し、スライディングノズル2の開度を制御す
る。
【0034】以上に説明した本発明方法では、最適制御
ゲインk1 〜k9 はスライディングノズル2の詰ま
り状態に応じて適正に選択される。このため、スライデ
ィングノズル2の開度はその詰まり状態に応じて適正に
制御されるので、溶鋼レベルは精度良く制御される。
ゲインk1 〜k9 はスライディングノズル2の詰ま
り状態に応じて適正に選択される。このため、スライデ
ィングノズル2の開度はその詰まり状態に応じて適正に
制御されるので、溶鋼レベルは精度良く制御される。
【0035】次に、前述したような本発明方法を用いて
実際に溶鋼レベル制御を行った場合の結果について説明
する。図3は本発明方法及び従来方法を用いて溶鋼レベ
ル制御を行った場合の溶鋼レベルのタイムチャートであ
り、図3(a) は本発明方法の制御結果を示し、図3
(b) は従来方法の制御結果を示している。
実際に溶鋼レベル制御を行った場合の結果について説明
する。図3は本発明方法及び従来方法を用いて溶鋼レベ
ル制御を行った場合の溶鋼レベルのタイムチャートであ
り、図3(a) は本発明方法の制御結果を示し、図3
(b) は従来方法の制御結果を示している。
【0036】図3から明らかな如く従来方法では±3.
0mm の溶鋼レベル変動があったが、本発明方法では
、溶鋼レベル変動が±1.5mm に抑制されており、
溶鋼レベルの制御精度が従来方法よりも向上した。
0mm の溶鋼レベル変動があったが、本発明方法では
、溶鋼レベル変動が±1.5mm に抑制されており、
溶鋼レベルの制御精度が従来方法よりも向上した。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明方法においては
、予め定められた最適制御則を用いてスライディングノ
ズルの開度調節量が求められる。この最適制御則の最適
制御ゲインは、スライディングノズルの詰まり状態に応
じて求められるので、これによってスライディングノズ
ルの詰まりによって低下するスライディングノズルの流
量が補償され、溶鋼レベルが良好な精度で制御できる。 また、バルジング量の増大とロールのたわみとに起因す
る周期的なレベル変動は、溶鋼レベルの変動に関連して
生じ易いので、このように溶鋼レベルが良好な精度で制
御されると前記バルジング量の増大とロールのたわみと
に起因する周期的なレベル変動も未然に防がれる等、本
発明は優れた効果を奏する。
、予め定められた最適制御則を用いてスライディングノ
ズルの開度調節量が求められる。この最適制御則の最適
制御ゲインは、スライディングノズルの詰まり状態に応
じて求められるので、これによってスライディングノズ
ルの詰まりによって低下するスライディングノズルの流
量が補償され、溶鋼レベルが良好な精度で制御できる。 また、バルジング量の増大とロールのたわみとに起因す
る周期的なレベル変動は、溶鋼レベルの変動に関連して
生じ易いので、このように溶鋼レベルが良好な精度で制
御されると前記バルジング量の増大とロールのたわみと
に起因する周期的なレベル変動も未然に防がれる等、本
発明は優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法
の実施状態を示す模式図的ブロック図である。
の実施状態を示す模式図的ブロック図である。
【図2】スライディングノズル開度指令算出装置の構成
を示す模式図的ブロック図である。
を示す模式図的ブロック図である。
【図3】図3は本発明方法及び従来方法を用いて溶鋼レ
ベル制御を行った場合の溶鋼レベルのタイムチャートで
ある。
ベル制御を行った場合の溶鋼レベルのタイムチャートで
ある。
2 スライディングノズル
4 モールド
7 溶鋼レベル検出器
8 開度制御器
9 スライディングノズル開度指令算出装置30
開度検出器 60 鋳込み速度検出器 91 ノズル詰まり指数算出部 92 制御ゲイン選択部 93 ノズル開度指令変更量算出部 94 ノズル開度指令修正部
開度検出器 60 鋳込み速度検出器 91 ノズル詰まり指数算出部 92 制御ゲイン選択部 93 ノズル開度指令変更量算出部 94 ノズル開度指令修正部
Claims (1)
- 【請求項1】 鋳型内に溶鋼を注入するスライディン
グノズルの開度を調節することによって、鋳型内での溶
鋼レベルを制御する連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法に
おいて、前記スライディングノズルの詰まり状態に関連
して求められる最適制御ゲインをその制御要素として設
定するようにしてあり、溶鋼レベル,スライディングノ
ズルの開度及び鋳込み速度に基づいて前記スライディン
グノズルの最適な開度調節量を求めるための最適制御則
を予め定めると共に、スライディングノズルの詰まり状
態と前記最適制御ゲインとの相関関係を予め定めておき
、前記溶鋼レベル,スライディングノズルの開度及び鋳
込み速度を検出し、検出された溶鋼レベルと、検出され
たスライディングノズルの開度及び鋳込み速度に関連し
て求められる溶鋼レベルとの差に関連してスライディン
グノズルの詰まり状態を推定し、推定したスライディン
グノズルの詰まり状態に基づき前記相関関係を用いて前
記最適制御則の最適制御ゲインを求め、求めた最適制御
ゲインを前記最適制御則に設定し、この最適制御則を用
い前記溶鋼レベル,スライディングノズルの開度及び鋳
込み速度の検出結果に基づいてスライディングノズルの
開度調節量を求め、求めた開度調節量に基づいてスライ
ディングノズルの開度を調節することを特徴とする連続
鋳造機の溶鋼レベル制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14246991A JPH04339552A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14246991A JPH04339552A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04339552A true JPH04339552A (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=15316045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14246991A Pending JPH04339552A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 連続鋳造機の溶鋼レベル制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04339552A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000007756A1 (de) * | 1998-08-05 | 2000-02-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und einrichtung zum giessen eines stranges aus flüssigem metall |
| JP2011125924A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋳型内溶鋼の湯面レベル制御方法 |
| KR101257260B1 (ko) * | 2011-03-30 | 2013-04-23 | 현대제철 주식회사 | 개재물 탈락 결함 지수를 이용한 슬라브의 품질 예측방법 |
| KR101443586B1 (ko) * | 2012-09-27 | 2014-09-23 | 현대제철 주식회사 | 연연주 방법 |
| KR101477114B1 (ko) * | 2012-11-29 | 2014-12-29 | 현대제철 주식회사 | 연연주 방법 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63192545A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-09 | Nkk Corp | 連鋳モ−ルドレベル制御装置 |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP14246991A patent/JPH04339552A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63192545A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-09 | Nkk Corp | 連鋳モ−ルドレベル制御装置 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000007756A1 (de) * | 1998-08-05 | 2000-02-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und einrichtung zum giessen eines stranges aus flüssigem metall |
| US6505676B1 (en) | 1998-08-05 | 2003-01-14 | Siemens Aktiengesellschaft | Method and device for casting a strand of liquid metal |
| JP2011125924A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋳型内溶鋼の湯面レベル制御方法 |
| KR101257260B1 (ko) * | 2011-03-30 | 2013-04-23 | 현대제철 주식회사 | 개재물 탈락 결함 지수를 이용한 슬라브의 품질 예측방법 |
| KR101443586B1 (ko) * | 2012-09-27 | 2014-09-23 | 현대제철 주식회사 | 연연주 방법 |
| KR101477114B1 (ko) * | 2012-11-29 | 2014-12-29 | 현대제철 주식회사 | 연연주 방법 |
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