JPH0434033B2 - - Google Patents
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- JPH0434033B2 JPH0434033B2 JP25142483A JP25142483A JPH0434033B2 JP H0434033 B2 JPH0434033 B2 JP H0434033B2 JP 25142483 A JP25142483 A JP 25142483A JP 25142483 A JP25142483 A JP 25142483A JP H0434033 B2 JPH0434033 B2 JP H0434033B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/002—Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by temperature variation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
本発明は、寒冷地の暖房などに用いられる蒸気
流通管内で、スチームの凝結水が凍結しないよう
に、当該凝結水を適時系外に排出してしまうよう
にした凍結防止用の排水弁装置に関する。
流通管内で、スチームの凝結水が凍結しないよう
に、当該凝結水を適時系外に排出してしまうよう
にした凍結防止用の排水弁装置に関する。
例えば、寒冷地を走行するデイーゼル機関車の
暖房装置は、構造上及び経済上の見地から一般に
スチーム暖房が採用されている。 このため、スチームの凝結水を排出する弁装置
が蒸気流通管の適所に一定間隔で取付けられてい
るが、従来のこの種弁装置は第1図に示す如く蒸
気流通管1と連結される弁本体2内に、該弁本体
2の下部に形成された排出口3を開閉するための
弁4と、該弁4の軸部4aを昇降可能に支持する
案内筒5と、この案内筒5を自身の上部に保持す
る弁体6とを設置すると共に、案内筒5の鍔部5
aと弁4との間に、ステンレス製のベローズ7を
装着してなる構成を有している。 このため、蒸気により弁本体2内が高温に維持
されている時は、図示の如くベローズ7が伸び
で、弁4を降下させることで排出口3を自動的に
閉じ、蒸気の一部が冷えて凝結水となり、これが
弁本体2内に流下して該弁本体2内の温度が低温
となると、ベローズ7が収縮して弁4を上昇させ
て排出口3を自動的に開き、このことで、当該凝
結水を弁体6の壁部に穿設されている複数の通孔
6aを経て、排出口3から外部に自然排水するこ
とができる。 しかし、温度差により弁4を自動的に昇降させ
るベローズ7は、内部ガスを封入して伸縮する構
造であるため、従来にあつては長期伸縮作動によ
る繰返し疲労の影響を受けて、微細なキズによる
ガス洩れ、弁4の開閉不良等を起こし、それによ
つて、冬期、弁4内での凝結水の集積で弁4自身
の凍結、更に弁体6の破壊までも発生することに
なる。 このような凍結の防止対策として、別途設けた
予備バルブ8を解放することで凝結水を放出した
り、或は弁体6を横型に改良したりしているが、
十分な効果は得られず、結局、かかる凍結の防止
にはベローズの交換、保守点検等が必要となり、
従つてベローズ自体の破損防止即ち耐久年数の向
上、製造コストの低減等の対策を必要とした。
暖房装置は、構造上及び経済上の見地から一般に
スチーム暖房が採用されている。 このため、スチームの凝結水を排出する弁装置
が蒸気流通管の適所に一定間隔で取付けられてい
るが、従来のこの種弁装置は第1図に示す如く蒸
気流通管1と連結される弁本体2内に、該弁本体
2の下部に形成された排出口3を開閉するための
弁4と、該弁4の軸部4aを昇降可能に支持する
案内筒5と、この案内筒5を自身の上部に保持す
る弁体6とを設置すると共に、案内筒5の鍔部5
aと弁4との間に、ステンレス製のベローズ7を
装着してなる構成を有している。 このため、蒸気により弁本体2内が高温に維持
されている時は、図示の如くベローズ7が伸び
で、弁4を降下させることで排出口3を自動的に
閉じ、蒸気の一部が冷えて凝結水となり、これが
弁本体2内に流下して該弁本体2内の温度が低温
となると、ベローズ7が収縮して弁4を上昇させ
て排出口3を自動的に開き、このことで、当該凝
結水を弁体6の壁部に穿設されている複数の通孔
6aを経て、排出口3から外部に自然排水するこ
とができる。 しかし、温度差により弁4を自動的に昇降させ
るベローズ7は、内部ガスを封入して伸縮する構
造であるため、従来にあつては長期伸縮作動によ
る繰返し疲労の影響を受けて、微細なキズによる
ガス洩れ、弁4の開閉不良等を起こし、それによ
つて、冬期、弁4内での凝結水の集積で弁4自身
の凍結、更に弁体6の破壊までも発生することに
なる。 このような凍結の防止対策として、別途設けた
予備バルブ8を解放することで凝結水を放出した
り、或は弁体6を横型に改良したりしているが、
十分な効果は得られず、結局、かかる凍結の防止
にはベローズの交換、保守点検等が必要となり、
従つてベローズ自体の破損防止即ち耐久年数の向
上、製造コストの低減等の対策を必要とした。
本発明はかかる問題点に鑑み創作されたもの
で、上記ベローズの代わりに、弁を昇降動させる
のに形状記憶合金ばねを、バイアスばねと組合せ
て適切に使用することにより、ベローズの前記欠
陥を解消するだけでなく、弁本体に内装の弁体
を、蒸気連結管と連通の流入口近傍に臨設すると
共に、この弁体を貫通して昇降自在な弁の軸部
を、上記流入口に嵌挿することで、凝結水の排水
作動を感度よく行わせ、かつ、排水後の閉弁をも
迅速に作動させ、スチームの不本意な放出を抑制
して、熱効率の向上を図るのが、その目的であ
る。
で、上記ベローズの代わりに、弁を昇降動させる
のに形状記憶合金ばねを、バイアスばねと組合せ
て適切に使用することにより、ベローズの前記欠
陥を解消するだけでなく、弁本体に内装の弁体
を、蒸気連結管と連通の流入口近傍に臨設すると
共に、この弁体を貫通して昇降自在な弁の軸部
を、上記流入口に嵌挿することで、凝結水の排水
作動を感度よく行わせ、かつ、排水後の閉弁をも
迅速に作動させ、スチームの不本意な放出を抑制
して、熱効率の向上を図るのが、その目的であ
る。
本発明は上記の目的を達成するため、横向きの
蒸気流通管に流入口を介して連通垂設した弁本体
と、この弁本体に内装され下方に排出口を開口し
て、当該弁本体に固設した弁体と、この弁体の天
井部に貫穿した挿通孔に軸部が昇降動自在に嵌装
され、上記の排出口を下方からの押当により閉成
自在な弁と、上記軸部の中間部位に設けられた鍔
部と、この鍔部の下面に接して軸部に被嵌され、
弁を閉方向に付勢する形状記憶合金ばねと、当該
鍔部の上面と弁体の天井部間にあつて、前記の軸
部に被嵌され弁を開方向に付勢するバイアスばね
とを具備し、上記弁体の天井部は前記の流入口に
臨設すると共に、挿通孔を貫通する弁の軸部は、
形状記憶合金ばねにより弁が排出口を閉成してい
る状態で流入口内まで延出し、流入口からのスチ
ームの凝結水が、弁本体と弁体の間を流下して、
弁体に設けた通孔より弁体内に貯留され、これに
より冷却された形状記憶合金ばねが収縮変形し
て、排出口が開弁状態となつた際、前記弁の軸部
における先頭が、弁体の天井部近傍まで降下自在
なるよう構成されていることを特徴とする蒸気流
通管内のスチーム凝結水凍結防止用排水弁装置を
提供しようとするものである。
蒸気流通管に流入口を介して連通垂設した弁本体
と、この弁本体に内装され下方に排出口を開口し
て、当該弁本体に固設した弁体と、この弁体の天
井部に貫穿した挿通孔に軸部が昇降動自在に嵌装
され、上記の排出口を下方からの押当により閉成
自在な弁と、上記軸部の中間部位に設けられた鍔
部と、この鍔部の下面に接して軸部に被嵌され、
弁を閉方向に付勢する形状記憶合金ばねと、当該
鍔部の上面と弁体の天井部間にあつて、前記の軸
部に被嵌され弁を開方向に付勢するバイアスばね
とを具備し、上記弁体の天井部は前記の流入口に
臨設すると共に、挿通孔を貫通する弁の軸部は、
形状記憶合金ばねにより弁が排出口を閉成してい
る状態で流入口内まで延出し、流入口からのスチ
ームの凝結水が、弁本体と弁体の間を流下して、
弁体に設けた通孔より弁体内に貯留され、これに
より冷却された形状記憶合金ばねが収縮変形し
て、排出口が開弁状態となつた際、前記弁の軸部
における先頭が、弁体の天井部近傍まで降下自在
なるよう構成されていることを特徴とする蒸気流
通管内のスチーム凝結水凍結防止用排水弁装置を
提供しようとするものである。
以下、本発明を図示の実施例により詳記する。
第2図A乃至Bに示す如く、スチームが流通す
る横向きの蒸気流通管11には、流入口15を介
して連通されている弁本体12を垂設し、この弁
本体12には、これに下部側が固設されている弁
体16を内装し、当該弁体16の天井部に貫穿し
た挿通孔17と、弁体16の下位側に開設した排
出口13とに、弁14の軸部14aを挿通して当
該弁14を昇降自在なるよう縦装するのであり、
この際、弁14により排出口13が下方からの押
当により閉成自在となるよう構成されている。 さらに、弁14の上記軸部14aにおける中間
部位に鍔部14bが設けられ、当該鍔部14bの
下面と排出口13の周辺である弁体16の底部上
面間に、弁14を常時、閉方向すなわち上昇方向
へ付勢するNi―Tiによるコイル状の形状記憶合
金ばね18が、軸部14aに被嵌挟装されてい
る。 そして、上記鍔部14bの上面と弁体16の天
井部下面との間には、弁14を常時、開方向すな
わち降下方向へ付勢するバイアスばね19が、こ
れまた軸部14aに被嵌挟装されている。 ここで、上記の形状記憶合金ばね18とバイア
スばね19との各ばね圧は、蒸気流通管11内の
スチームにより弁本体12内が高温に維持されて
いる際にあつて、形状記憶合金ばね18のばね圧
が、バイアスばね19のばね圧に打ち勝ち、後に
詳記する通りスチームの凝結水により形状記憶合
金ばね18が低温となつて収縮変形した際には、
逆にバイアスばね19のばね圧が形状記憶合金ば
ね18のばね圧に打ち勝つよう設定されている。 既知の如く、上記Ni―Tiの形状記憶合金によ
る形状記憶効果は、マルテンサイト変態によつて
起こるもので、マルテンサイト相が母相に逆変態
する温度即ち形状を回復する温度が決定する。 すなわち、Ni―Ti合金によるマルテンサイト
変態温度は、合金組成のわずかな成分の変化によ
つて大きく変化し、また、形状記憶処理をする温
度によつても変化する。 従つて、冷却時と昇温時との変態温度のヒステ
リシスは本合金特有の特性で、それ自体をかえる
ことはできないためバイアスばねを利用すること
によりヒステリシスを小さくするものである。 すなわち、形状記憶合金ばね18とバイアスば
ね19とを併用し可逆的に繰返し作動させる機構
としたことにより二方向性の作動が得られること
となる。 さらに、本発明では図示の如く弁体16の前記
天井部が、弁本体12の流入口15に臨設されて
おり、第2図Aの如き弁14の閉弁状態にあつて
は弁体16に貫装した弁14の軸部14aにおけ
る先頭が、当該流入口15内まで延出するように
してある。 この結果、この状態では上記流通管11内のス
チームが流入口15から弁本体12と弁体16と
の間に流入するための通路が狭いものとなつてお
り、同図Bのように弁14が開弁している状態で
は、弁14の軸部14aが流入口から引き抜かれ
ることとなるので、それだけ上記スチームの流入
に対する抵抗が減少する。 上記の弁本体12と弁体16との間に形成され
ている通路は、その下端にあつて弁体16に所要
数個開口した通孔16aを介して弁体16内に連
通させてあり、当該連通16aは前記の形状記憶
合金ばね18に対向して開設されている。 上記の装置によるときは、蒸気流通管11内に
スチームが流れることで、弁本体12内と、これ
に連通する弁体16内とが高温条件下におかれる
ので、形状記憶合金ばね18は第2図Aの伸長状
態を保ち、そのばね圧によりバイアスばね19を
押圧することで、弁14は排出口13を閉成する
から、蒸気流通管11内のスチームが系外に放出
されることがない。 また、この状態にあつては前記の通り弁本体1
2内に流入口15を介して流入するスチームは弁
体16の天井部と弁14の軸部14aとにより抑
制されるので、後述するように蒸気流通管11内
のスチームによる凝結水による形状記憶合金ばね
18が冷却された時の冷却効果が、流入するスチ
ームにより阻害され、弁14の開成作動が感度よ
く行われなくなるといつたことがなくなる。 次に、蒸気流通管11内のスチームが一部冷却
して凝結水となり、これが弁本体12内に流入口
15から弁本体12と弁体16との間の通路、そ
して通孔16aを経由して流下し、形状記憶合金
ばね18に触れることで、その温度が低下する
と、バイアスばね19のばね圧が該形状記憶合金
ばね18のばね圧に打ち勝つので、形状記憶合金
ばね18が収縮して第2図Bに示す如く、弁14
は弁体16の挿通孔17の支持作用を受けて降下
し、排出口13を自動的に開き、凝結水を弁体1
6の各通孔16aを経て排出口13から外部に自
然排水する。 完全排水後、弁本体12内が再びスチームによ
り高温となると、今度は形状記憶合金ばね18が
伸長してバイアスばね19のばね圧に打ち勝つの
で、第2図Aに示す如く、弁14は弁本体16の
挿通孔17による支持を受けて上昇し、排出口1
3を自動的に閉塞することになる。 そして、上記の開弁状態にあつては、弁14の
軸部14aが前記の通り流入口15から下方へ引
き抜かれるようになるから、第2図Aの閉弁状態
の場合に比し、流入口15からのスチームの流入
に対する抵抗が小さくなり、当該スチームによる
形状記憶合金ばね18の昇温も速やかに行われる
こととなり、閉弁の作動が迅速になされる。
る横向きの蒸気流通管11には、流入口15を介
して連通されている弁本体12を垂設し、この弁
本体12には、これに下部側が固設されている弁
体16を内装し、当該弁体16の天井部に貫穿し
た挿通孔17と、弁体16の下位側に開設した排
出口13とに、弁14の軸部14aを挿通して当
該弁14を昇降自在なるよう縦装するのであり、
この際、弁14により排出口13が下方からの押
当により閉成自在となるよう構成されている。 さらに、弁14の上記軸部14aにおける中間
部位に鍔部14bが設けられ、当該鍔部14bの
下面と排出口13の周辺である弁体16の底部上
面間に、弁14を常時、閉方向すなわち上昇方向
へ付勢するNi―Tiによるコイル状の形状記憶合
金ばね18が、軸部14aに被嵌挟装されてい
る。 そして、上記鍔部14bの上面と弁体16の天
井部下面との間には、弁14を常時、開方向すな
わち降下方向へ付勢するバイアスばね19が、こ
れまた軸部14aに被嵌挟装されている。 ここで、上記の形状記憶合金ばね18とバイア
スばね19との各ばね圧は、蒸気流通管11内の
スチームにより弁本体12内が高温に維持されて
いる際にあつて、形状記憶合金ばね18のばね圧
が、バイアスばね19のばね圧に打ち勝ち、後に
詳記する通りスチームの凝結水により形状記憶合
金ばね18が低温となつて収縮変形した際には、
逆にバイアスばね19のばね圧が形状記憶合金ば
ね18のばね圧に打ち勝つよう設定されている。 既知の如く、上記Ni―Tiの形状記憶合金によ
る形状記憶効果は、マルテンサイト変態によつて
起こるもので、マルテンサイト相が母相に逆変態
する温度即ち形状を回復する温度が決定する。 すなわち、Ni―Ti合金によるマルテンサイト
変態温度は、合金組成のわずかな成分の変化によ
つて大きく変化し、また、形状記憶処理をする温
度によつても変化する。 従つて、冷却時と昇温時との変態温度のヒステ
リシスは本合金特有の特性で、それ自体をかえる
ことはできないためバイアスばねを利用すること
によりヒステリシスを小さくするものである。 すなわち、形状記憶合金ばね18とバイアスば
ね19とを併用し可逆的に繰返し作動させる機構
としたことにより二方向性の作動が得られること
となる。 さらに、本発明では図示の如く弁体16の前記
天井部が、弁本体12の流入口15に臨設されて
おり、第2図Aの如き弁14の閉弁状態にあつて
は弁体16に貫装した弁14の軸部14aにおけ
る先頭が、当該流入口15内まで延出するように
してある。 この結果、この状態では上記流通管11内のス
チームが流入口15から弁本体12と弁体16と
の間に流入するための通路が狭いものとなつてお
り、同図Bのように弁14が開弁している状態で
は、弁14の軸部14aが流入口から引き抜かれ
ることとなるので、それだけ上記スチームの流入
に対する抵抗が減少する。 上記の弁本体12と弁体16との間に形成され
ている通路は、その下端にあつて弁体16に所要
数個開口した通孔16aを介して弁体16内に連
通させてあり、当該連通16aは前記の形状記憶
合金ばね18に対向して開設されている。 上記の装置によるときは、蒸気流通管11内に
スチームが流れることで、弁本体12内と、これ
に連通する弁体16内とが高温条件下におかれる
ので、形状記憶合金ばね18は第2図Aの伸長状
態を保ち、そのばね圧によりバイアスばね19を
押圧することで、弁14は排出口13を閉成する
から、蒸気流通管11内のスチームが系外に放出
されることがない。 また、この状態にあつては前記の通り弁本体1
2内に流入口15を介して流入するスチームは弁
体16の天井部と弁14の軸部14aとにより抑
制されるので、後述するように蒸気流通管11内
のスチームによる凝結水による形状記憶合金ばね
18が冷却された時の冷却効果が、流入するスチ
ームにより阻害され、弁14の開成作動が感度よ
く行われなくなるといつたことがなくなる。 次に、蒸気流通管11内のスチームが一部冷却
して凝結水となり、これが弁本体12内に流入口
15から弁本体12と弁体16との間の通路、そ
して通孔16aを経由して流下し、形状記憶合金
ばね18に触れることで、その温度が低下する
と、バイアスばね19のばね圧が該形状記憶合金
ばね18のばね圧に打ち勝つので、形状記憶合金
ばね18が収縮して第2図Bに示す如く、弁14
は弁体16の挿通孔17の支持作用を受けて降下
し、排出口13を自動的に開き、凝結水を弁体1
6の各通孔16aを経て排出口13から外部に自
然排水する。 完全排水後、弁本体12内が再びスチームによ
り高温となると、今度は形状記憶合金ばね18が
伸長してバイアスばね19のばね圧に打ち勝つの
で、第2図Aに示す如く、弁14は弁本体16の
挿通孔17による支持を受けて上昇し、排出口1
3を自動的に閉塞することになる。 そして、上記の開弁状態にあつては、弁14の
軸部14aが前記の通り流入口15から下方へ引
き抜かれるようになるから、第2図Aの閉弁状態
の場合に比し、流入口15からのスチームの流入
に対する抵抗が小さくなり、当該スチームによる
形状記憶合金ばね18の昇温も速やかに行われる
こととなり、閉弁の作動が迅速になされる。
本発明は上記のように蒸気流通管内のスチーム
による凝結水を、形状記憶合金ばねとバイアスば
ねの組合せ構造により、即時系外に排出するよう
にしたから、従来のベローズの如くガス抜けによ
り弁を昇降させる伸縮機能が消失するような事故
は皆無となり、更に凍結防止上の必要性から設置
されている予備バルブの必要性もなくなり、従つ
て、凍結に対する点検作業やベローズの取替え等
も皆無となり半永久的使用の可能性とコストの低
減化等に大きな効果を得ることができる。 本発明では、さらに閉弁状態の場合、弁体の天
井部が流入口からのスチームを抑制しているだけ
でなく、天井部を貫通する弁の軸部は流入口内に
配されていることで、スチームの流入が、一層抑
制され、これにより閉弁状態の正常な保持が確保
されると共に、開弁状態となつた際には、当該軸
部が流入口から下方へ引き込まれてスチームの流
入が助勢されるようにしたので、開弁状態から閉
弁状態への作動も迅速になされ、スチームの不本
意な放散が抑止されて、熱効率のよい暖房等を行
うことが可能となる。 また、本発明では弁が下方からの押当により排
出口を閉成し得る構成としたので蒸気流通管内の
異常圧時における安全性の点でも、よい結果が得
られることになる。
による凝結水を、形状記憶合金ばねとバイアスば
ねの組合せ構造により、即時系外に排出するよう
にしたから、従来のベローズの如くガス抜けによ
り弁を昇降させる伸縮機能が消失するような事故
は皆無となり、更に凍結防止上の必要性から設置
されている予備バルブの必要性もなくなり、従つ
て、凍結に対する点検作業やベローズの取替え等
も皆無となり半永久的使用の可能性とコストの低
減化等に大きな効果を得ることができる。 本発明では、さらに閉弁状態の場合、弁体の天
井部が流入口からのスチームを抑制しているだけ
でなく、天井部を貫通する弁の軸部は流入口内に
配されていることで、スチームの流入が、一層抑
制され、これにより閉弁状態の正常な保持が確保
されると共に、開弁状態となつた際には、当該軸
部が流入口から下方へ引き込まれてスチームの流
入が助勢されるようにしたので、開弁状態から閉
弁状態への作動も迅速になされ、スチームの不本
意な放散が抑止されて、熱効率のよい暖房等を行
うことが可能となる。 また、本発明では弁が下方からの押当により排
出口を閉成し得る構成としたので蒸気流通管内の
異常圧時における安全性の点でも、よい結果が得
られることになる。
第1図は従来の排水弁を示す縦断正面図、第2
図Aは本発明に係る凍結防止用排水弁装置の閉弁
状態を示す縦断正面図、同図Bは同弁の開弁状態
を示す縦断正面図である。 11……蒸気流通管、12……弁本体、13…
…排出口、14……弁、14a……軸部、14b
……鍔部、15……流入口、16……弁体、16
a……通孔、17……挿通孔、18……形状記憶
合金ばね、19……バイアスばね。
図Aは本発明に係る凍結防止用排水弁装置の閉弁
状態を示す縦断正面図、同図Bは同弁の開弁状態
を示す縦断正面図である。 11……蒸気流通管、12……弁本体、13…
…排出口、14……弁、14a……軸部、14b
……鍔部、15……流入口、16……弁体、16
a……通孔、17……挿通孔、18……形状記憶
合金ばね、19……バイアスばね。
Claims (1)
- 1 横向きの蒸気流通管に流入口を介して連通垂
設した弁本体と、この弁本体に内装され下方に排
出口を開口して、当該弁本体に固設した弁体と、
この弁体の天井部に貫穿した挿通孔に軸部が昇降
動自在に嵌挿され、上記の排出口を下方からの押
当により閉成自在な弁と、上記軸部の中間部位に
設けられた鍔部と、この鍔部の下面に接して軸部
に被嵌され、弁を閉方向に付勢する形状記憶合金
ばねと、当該鍔部の上面と弁体の天井部間にあつ
て、前記の軸部に被嵌され弁を開方向に付勢する
バイアスばねとを具備し、上記弁体の天井部は前
記の流入口に臨設すると共に、挿通孔を貫通する
弁の軸部は、形状記憶合金ばねにより弁が排出口
を閉成している状態で流入口内まで延出し、流入
口からスチームの凝結水が、弁本体と弁体の間を
流下して、弁体に設けた通孔より弁体内に貯留さ
れ、これにより冷却された形状記憶合金ばねが収
縮変形して、排出口が開弁状態となつた際、前記
弁の軸部における先頭が、弁体の天井部近傍まで
降下自在なるよう構成されていることを特徴とす
る蒸気流通管内のスチーム凝結水凍結防止用排水
弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25142483A JPS60146975A (ja) | 1983-12-31 | 1983-12-31 | 凍結防止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25142483A JPS60146975A (ja) | 1983-12-31 | 1983-12-31 | 凍結防止弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60146975A JPS60146975A (ja) | 1985-08-02 |
| JPH0434033B2 true JPH0434033B2 (ja) | 1992-06-04 |
Family
ID=17222638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25142483A Granted JPS60146975A (ja) | 1983-12-31 | 1983-12-31 | 凍結防止弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60146975A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63101378U (ja) * | 1986-10-09 | 1988-07-01 | ||
| JPH01150660U (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-18 | ||
| DE4130759A1 (de) * | 1991-09-16 | 1993-03-18 | Flottweg Gmbh | Zentrifuge zur kontinuierlichen trennung von stoffen unterschiedlicher dichte |
| NL1002952C2 (nl) * | 1996-04-25 | 1997-10-28 | Druk En Temperatuur Beveiligin | Debietregelklep. |
-
1983
- 1983-12-31 JP JP25142483A patent/JPS60146975A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60146975A (ja) | 1985-08-02 |
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