JPH04340783A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
半導体レーザ装置Info
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- JPH04340783A JPH04340783A JP11302691A JP11302691A JPH04340783A JP H04340783 A JPH04340783 A JP H04340783A JP 11302691 A JP11302691 A JP 11302691A JP 11302691 A JP11302691 A JP 11302691A JP H04340783 A JPH04340783 A JP H04340783A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ装置に係り
、特に波長可変で、且つ、単一スペクトルで発振する半
導体レーザ装置に関する。
、特に波長可変で、且つ、単一スペクトルで発振する半
導体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】波長可変で、単一スペクトルで発振する
半導体レーザ装置は、コヒーレント光通信、光計測等の
光源に用いられる。このような光源として用いられる従
来の半導体レーザ装置を、図6を用いて説明する。図6
(a)は従来の半導体レーザ装置を示す断面図、図6(
b)はそのY−Y切断断面図である。
半導体レーザ装置は、コヒーレント光通信、光計測等の
光源に用いられる。このような光源として用いられる従
来の半導体レーザ装置を、図6を用いて説明する。図6
(a)は従来の半導体レーザ装置を示す断面図、図6(
b)はそのY−Y切断断面図である。
【0003】半導体基板41上に、コルゲーション42
を介して、光ガイド層43、活性層44、電極層45、
屈折率調整層46及びクラッド層47が順に積層されて
いる。そしてこれら光ガイド層43、活性層44、電極
層45、屈折率調整層46及びクラッド層47は共にス
トライプ形状となっていて、その両側には埋め込み層4
8が形成されている。
を介して、光ガイド層43、活性層44、電極層45、
屈折率調整層46及びクラッド層47が順に積層されて
いる。そしてこれら光ガイド層43、活性層44、電極
層45、屈折率調整層46及びクラッド層47は共にス
トライプ形状となっていて、その両側には埋め込み層4
8が形成されている。
【0004】また、半導体基板41裏面には電極49が
、埋め込み層48上には電極50が、クラッド層47上
には電極51がそれぞれ設けられている。ここで、電極
層45はレーザ発振光に対して透明な半導体層である。 また、屈折率調整層46は活性層44と同じ組成を有す
る半導体層である。更に、埋め込み層48は電極層45
と同一の半導体層である。このような層構造により、通
常のタブルヘテロレーザと同様に、接合と垂直な方向で
は、活性層44を中心に半導体基板41からクラッド層
47に至る光導波路が形成されている。
、埋め込み層48上には電極50が、クラッド層47上
には電極51がそれぞれ設けられている。ここで、電極
層45はレーザ発振光に対して透明な半導体層である。 また、屈折率調整層46は活性層44と同じ組成を有す
る半導体層である。更に、埋め込み層48は電極層45
と同一の半導体層である。このような層構造により、通
常のタブルヘテロレーザと同様に、接合と垂直な方向で
は、活性層44を中心に半導体基板41からクラッド層
47に至る光導波路が形成されている。
【0005】次に動作を説明する。まず、電極49、5
0間に順バイアスを印加して、電極49から半導体基板
41→光ガイド層43→活性層44→電極層45→埋め
込み層48→電極50の順に順方向電流を流し、活性層
44にキャリアを注入して光利得を与えることによりレ
ーザ発振させる。なお、このときのレーザ発振光の波長
は、コルゲーション42のピッチと活性層44を中心に
形成される光導波路の有効屈折率とで決定される。
0間に順バイアスを印加して、電極49から半導体基板
41→光ガイド層43→活性層44→電極層45→埋め
込み層48→電極50の順に順方向電流を流し、活性層
44にキャリアを注入して光利得を与えることによりレ
ーザ発振させる。なお、このときのレーザ発振光の波長
は、コルゲーション42のピッチと活性層44を中心に
形成される光導波路の有効屈折率とで決定される。
【0006】次に、電極19、20間に順バイアスを印
加して、電極51からクラッド層47→屈折率調整層4
6→電極層45→埋め込み層48→電極50の順に順方
向電流を流し、屈折率調整層46に電流を注入する。こ
の注入電流が大きくなると、屈折率調整層46における
キャリア密度が高くなり、プラズマ効果によってその屈
折率は低下する。この屈折率調整層46の屈折率が低下
すると、活性層44を中心にし屈折率調整層46をも含
んで形成される光導波路の有効屈折率も低下し、発振波
長が短くなる。
加して、電極51からクラッド層47→屈折率調整層4
6→電極層45→埋め込み層48→電極50の順に順方
向電流を流し、屈折率調整層46に電流を注入する。こ
の注入電流が大きくなると、屈折率調整層46における
キャリア密度が高くなり、プラズマ効果によってその屈
折率は低下する。この屈折率調整層46の屈折率が低下
すると、活性層44を中心にし屈折率調整層46をも含
んで形成される光導波路の有効屈折率も低下し、発振波
長が短くなる。
【0007】このようにして、光導波路内に屈折率調整
層46を設け、この屈折率調整層46に電流を注入する
ことにより、屈折率調整層46の屈折率を低下させるこ
とができるため、光導波路全体の有効屈折率を低下する
ことができる。従って、レーザ発振波長を制御すること
ができる。
層46を設け、この屈折率調整層46に電流を注入する
ことにより、屈折率調整層46の屈折率を低下させるこ
とができるため、光導波路全体の有効屈折率を低下する
ことができる。従って、レーザ発振波長を制御すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体レーザ装置においては、光導波路内に設ける
屈折率調整層46が活性層44から離れているため、屈
折率調整層46の屈折率変化が光導波路全体の有効屈折
率に与える影響が小さくなる。従って、波長可変範囲が
小さいという問題があった。このことを、図6の半導体
レーザ装置の層構造に対応させてレーザ発振光の電界強
度分布を示す図7を用いて説明する。
来の半導体レーザ装置においては、光導波路内に設ける
屈折率調整層46が活性層44から離れているため、屈
折率調整層46の屈折率変化が光導波路全体の有効屈折
率に与える影響が小さくなる。従って、波長可変範囲が
小さいという問題があった。このことを、図6の半導体
レーザ装置の層構造に対応させてレーザ発振光の電界強
度分布を示す図7を用いて説明する。
【0009】図7の斜線部に示されるように、屈折率調
整層46の屈折率変化が全体の有効屈折率に与える影響
の大きさは、レーザ発振光の電界が屈折率調整層46と
重なる部分Bの面積に比例する。そして屈折率調整層4
6が光導波路の中心たる活性層44から離れていること
により、図からも明らかなように、屈折率調整層46に
おける電界強度が小さくなり、互いに重なる部分Bの面
積も小さくなる。従って、屈折率調整層46の屈折率変
化が光導波路の有効屈折率に与える影響は小さいものに
止まる。
整層46の屈折率変化が全体の有効屈折率に与える影響
の大きさは、レーザ発振光の電界が屈折率調整層46と
重なる部分Bの面積に比例する。そして屈折率調整層4
6が光導波路の中心たる活性層44から離れていること
により、図からも明らかなように、屈折率調整層46に
おける電界強度が小さくなり、互いに重なる部分Bの面
積も小さくなる。従って、屈折率調整層46の屈折率変
化が光導波路の有効屈折率に与える影響は小さいものに
止まる。
【0010】この問題を解決するためには、屈折率調整
層46の屈折率変化を更に大きなものとすればよい。そ
してその具体的な手段として、屈折率調整層46におけ
るキャリアの寿命を長くしてキャリア密度を高くするこ
とや、屈折率調整層46に大電流を注入することが容易
に考えられる。しかし、例えば屈折率調整層46の材料
を選択したり、ドーピング濃度を低下させたりしてキャ
リアの寿命を長くすると、応答速度が低下するという問
題が生じる。また、大きな波長可変を行うために屈折率
調整層46への大電流注入を行うと、温度の上昇を招き
、この温度上昇による屈折率増加がプラズマ効果による
屈折率低下を相殺してしまい、波長変化が逆転する場合
も生じる。このため、波長可変幅が小さくなる。従って
、上記従来の半導体レーザ装置においては、依然として
波長可変幅が小さい、応答速度が低いという欠点は解消
されない。
層46の屈折率変化を更に大きなものとすればよい。そ
してその具体的な手段として、屈折率調整層46におけ
るキャリアの寿命を長くしてキャリア密度を高くするこ
とや、屈折率調整層46に大電流を注入することが容易
に考えられる。しかし、例えば屈折率調整層46の材料
を選択したり、ドーピング濃度を低下させたりしてキャ
リアの寿命を長くすると、応答速度が低下するという問
題が生じる。また、大きな波長可変を行うために屈折率
調整層46への大電流注入を行うと、温度の上昇を招き
、この温度上昇による屈折率増加がプラズマ効果による
屈折率低下を相殺してしまい、波長変化が逆転する場合
も生じる。このため、波長可変幅が小さくなる。従って
、上記従来の半導体レーザ装置においては、依然として
波長可変幅が小さい、応答速度が低いという欠点は解消
されない。
【0011】そこで本発明は、単一スペクトルで発振す
る波長可変の半導体レーザ装置において、高速で動作し
、しかも波長可変範囲が大きい半導体レーザ装置を提供
することを目的とする。
る波長可変の半導体レーザ装置において、高速で動作し
、しかも波長可変範囲が大きい半導体レーザ装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。即ち、図1(a)に本発明による半導体レー
ザ装置の断面を示し、図1(b)にそのY−Y切断断面
を示す。半導体基板11上に、コルゲーション12を介
して光ガイド層13が形成され、この光ガイド層13上
に、活性層14、電極層15、吸収層16及びクラッド
層17が順に積層されている。また、半導体基板11裏
面には電極18が、電極層15上には電極19が、クラ
ッド層17上には電極20がそれぞれ設けられている。
図である。即ち、図1(a)に本発明による半導体レー
ザ装置の断面を示し、図1(b)にそのY−Y切断断面
を示す。半導体基板11上に、コルゲーション12を介
して光ガイド層13が形成され、この光ガイド層13上
に、活性層14、電極層15、吸収層16及びクラッド
層17が順に積層されている。また、半導体基板11裏
面には電極18が、電極層15上には電極19が、クラ
ッド層17上には電極20がそれぞれ設けられている。
【0013】ここで、電極層15はレーザ発振光に対し
て透明な半導体層である。また、吸収層16は活性層1
4より大きいバンドギャップを有しており、レーザ発振
光に対して透明な半導体層であるが、バイアスの印加に
よってレーザ発振光の吸収率が変化する特徴を有してい
る。従って、このような層構造により、通常のタブルヘ
テロレーザと同様に、接合と垂直な方向では、活性層1
4を中心に半導体基板11からクラッド層17に至る光
導波路が形成されている。
て透明な半導体層である。また、吸収層16は活性層1
4より大きいバンドギャップを有しており、レーザ発振
光に対して透明な半導体層であるが、バイアスの印加に
よってレーザ発振光の吸収率が変化する特徴を有してい
る。従って、このような層構造により、通常のタブルヘ
テロレーザと同様に、接合と垂直な方向では、活性層1
4を中心に半導体基板11からクラッド層17に至る光
導波路が形成されている。
【0014】
【作用】次に、図1に示す半導体レーザ装置の作用を、
図2を用いて説明する。図2は、図1の半導体レーザ装
置の層構造に対応させてレーザ発振光の電界強度分布を
示す図である。まず、電極18、19間に順方向電流を
流して活性層14にキャリアを注入し、レーザ発振させ
る。そして電流を制御して、光出力が一定になるように
しておく。なお、このときのレーザ発振光の波長は、コ
ルゲーション12のピッチと活性層14を中心に形成さ
れる光導波路の有効屈折率とで決定される。
図2を用いて説明する。図2は、図1の半導体レーザ装
置の層構造に対応させてレーザ発振光の電界強度分布を
示す図である。まず、電極18、19間に順方向電流を
流して活性層14にキャリアを注入し、レーザ発振させ
る。そして電流を制御して、光出力が一定になるように
しておく。なお、このときのレーザ発振光の波長は、コ
ルゲーション12のピッチと活性層14を中心に形成さ
れる光導波路の有効屈折率とで決定される。
【0015】次に、電極19、20間に逆バイアス電圧
を印加して、吸収層16の吸収を制御する。即ち、吸収
層16に逆バイアスが印加されると、その吸収端が長波
長側に移動し、レーザ発振光に対する吸収が増加する。 このため、レーザの発振しきい値が高くなる。発振しき
い値が高くなると活性層14のキャリア密度が高くなる
。そして、プラズマ効果によって活性層14の屈折率が
低下し、光導波路全体としての有効屈折率が下がって、
発振波長が短くなる。
を印加して、吸収層16の吸収を制御する。即ち、吸収
層16に逆バイアスが印加されると、その吸収端が長波
長側に移動し、レーザ発振光に対する吸収が増加する。 このため、レーザの発振しきい値が高くなる。発振しき
い値が高くなると活性層14のキャリア密度が高くなる
。そして、プラズマ効果によって活性層14の屈折率が
低下し、光導波路全体としての有効屈折率が下がって、
発振波長が短くなる。
【0016】そして活性層14の屈折率変化が光導波路
の有効屈折率に与える影響の大きさは、図2の斜線部に
示されるように、レーザ発振光の電界が活性層14と重
なる部分Aの面積に比例する。活性層44が光導波路の
中心に位置していることにより、図からも明らかなよう
に、そこにおける電界強度が最も大きくなり、互いに重
なる部分Aの面積は、図7の従来例に示すレーザ発振光
の電界と屈折率調整層と重なる部分Bの面積と比較する
と、遥かに大きい。従って、従来例と比較すると、活性
層14の屈折率の低下による光導波路の有効屈折率の低
下の度合いは、遥かに大きくなる。
の有効屈折率に与える影響の大きさは、図2の斜線部に
示されるように、レーザ発振光の電界が活性層14と重
なる部分Aの面積に比例する。活性層44が光導波路の
中心に位置していることにより、図からも明らかなよう
に、そこにおける電界強度が最も大きくなり、互いに重
なる部分Aの面積は、図7の従来例に示すレーザ発振光
の電界と屈折率調整層と重なる部分Bの面積と比較する
と、遥かに大きい。従って、従来例と比較すると、活性
層14の屈折率の低下による光導波路の有効屈折率の低
下の度合いは、遥かに大きくなる。
【0017】このように本発明は、従来例がプラズマ効
果による屈折率調整層の屈折率変化を波長可変に利用す
るものであるのに対し、吸収層16の吸収変化により活
性層14自体にプラズマ効果を生じさせてその屈折率を
低下させ、波長可変に利用するものである。また、吸収
層16における吸収率変化には、フランツ−ケルディッ
シュ効果、量子閉じ込めシュタルク効果等が利用できる
が、これらの効果の応答速度はピコ秒オーダであり高速
である。但し、この高速の吸収率変化に応じて活性層1
4のキャリア密度を変化させる必要があるが、レーザ発
振している状態でのキャリア密度変動であるため、その
キャリアの寿命はピコ秒のオーダーと短く、従来例のナ
ノ秒のオーダーに比べると、遥かに速くなる。更に、電
圧動作であるため、消費電力が小さくて発熱が小さくな
り、プラズマ効果による屈折率低下を相殺し難くなる。
果による屈折率調整層の屈折率変化を波長可変に利用す
るものであるのに対し、吸収層16の吸収変化により活
性層14自体にプラズマ効果を生じさせてその屈折率を
低下させ、波長可変に利用するものである。また、吸収
層16における吸収率変化には、フランツ−ケルディッ
シュ効果、量子閉じ込めシュタルク効果等が利用できる
が、これらの効果の応答速度はピコ秒オーダであり高速
である。但し、この高速の吸収率変化に応じて活性層1
4のキャリア密度を変化させる必要があるが、レーザ発
振している状態でのキャリア密度変動であるため、その
キャリアの寿命はピコ秒のオーダーと短く、従来例のナ
ノ秒のオーダーに比べると、遥かに速くなる。更に、電
圧動作であるため、消費電力が小さくて発熱が小さくな
り、プラズマ効果による屈折率低下を相殺し難くなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて具
体的に説明する。図3(a)は本発明の一実施例による
半導体レーザ装置を示す断面図、図3(b)はそのY−
Y切断断面図である。厚さ100μm、不純物濃度2×
1018cm−3のp形InP基板21上に、ピッチ0
.215μm、深さ0.15μmのコルゲーション22
を介して、厚さ0.5μm、バンドギャップ波長λg=
1.3μm、不純物濃度5×1017cm−3のp形I
nGaAsP光ガイド層23が形成されている。このp
形InGaAsP光ガイド層23上には、厚さ0.1μ
m、バンドギャップ波長λg=1.55μmのノンドー
プInGaAsP活性層24及び厚さ0.3μm、不純
物濃度1×1018cm−3のn形InP電極層25が
順に積層されている。
体的に説明する。図3(a)は本発明の一実施例による
半導体レーザ装置を示す断面図、図3(b)はそのY−
Y切断断面図である。厚さ100μm、不純物濃度2×
1018cm−3のp形InP基板21上に、ピッチ0
.215μm、深さ0.15μmのコルゲーション22
を介して、厚さ0.5μm、バンドギャップ波長λg=
1.3μm、不純物濃度5×1017cm−3のp形I
nGaAsP光ガイド層23が形成されている。このp
形InGaAsP光ガイド層23上には、厚さ0.1μ
m、バンドギャップ波長λg=1.55μmのノンドー
プInGaAsP活性層24及び厚さ0.3μm、不純
物濃度1×1018cm−3のn形InP電極層25が
順に積層されている。
【0019】そしてこれらp形InGaAsP光ガイド
層23、InGaAsP活性層24及びn形InP電極
層25は共にストライプ形状となっていて、その両側に
は、不純物濃度1×1018cm−3のn形InP埋め
込み層26が形成されている。また、このn形InP埋
め込み層26及びn形InP電極層25上には、厚さ0
.3μm、バンドギャップ波長λg=1.45μmのノ
ンドープInGaAsP吸収層27及び厚さ1μm、不
純物濃度5×1015cm−3のn形InPクラッド層
28が順に積層されている。そしてこのn形InPクラ
ッド層28表面には、Znを熱拡散した濃度1×101
8cm−3のp形不純物拡散領域29が形成されている
。p形不純物拡散領域29は、InGaAsP吸収層2
7とn形InPクラッド層28の界面まで達するように
する。
層23、InGaAsP活性層24及びn形InP電極
層25は共にストライプ形状となっていて、その両側に
は、不純物濃度1×1018cm−3のn形InP埋め
込み層26が形成されている。また、このn形InP埋
め込み層26及びn形InP電極層25上には、厚さ0
.3μm、バンドギャップ波長λg=1.45μmのノ
ンドープInGaAsP吸収層27及び厚さ1μm、不
純物濃度5×1015cm−3のn形InPクラッド層
28が順に積層されている。そしてこのn形InPクラ
ッド層28表面には、Znを熱拡散した濃度1×101
8cm−3のp形不純物拡散領域29が形成されている
。p形不純物拡散領域29は、InGaAsP吸収層2
7とn形InPクラッド層28の界面まで達するように
する。
【0020】更に、p形InP基板21裏面にはAu電
極30が、n形InP埋め込み層26上には3層構造の
Ti/Pt/Au電極31が、p形不純物拡散領域29
上には3層構造のTi/Pt/Au電極32がそれぞれ
設けられている。次に、動作を説明する。Au電極30
とTi/Pt/Au電極31との間で、Au電極30に
正の電圧を印加し、Ti/Pt/Au電極31に負の電
圧を印加して順方向電流を流し、InGaAsP活性層
24にキャリアを注入することにより、レーザ発振させ
る。そしてこの注入電流を制御して、光出力が一定にな
るようにおく。このとき、InGaAsP活性層24の
バンドギャップ波長λgがλg=1.55μmであるの
に対して、InGaAsP吸収層27のバンドギャップ
波長λgがλg=1.45μmであるため、InGaA
sP吸収層27はレーザ発振光に対して透明である。
極30が、n形InP埋め込み層26上には3層構造の
Ti/Pt/Au電極31が、p形不純物拡散領域29
上には3層構造のTi/Pt/Au電極32がそれぞれ
設けられている。次に、動作を説明する。Au電極30
とTi/Pt/Au電極31との間で、Au電極30に
正の電圧を印加し、Ti/Pt/Au電極31に負の電
圧を印加して順方向電流を流し、InGaAsP活性層
24にキャリアを注入することにより、レーザ発振させ
る。そしてこの注入電流を制御して、光出力が一定にな
るようにおく。このとき、InGaAsP活性層24の
バンドギャップ波長λgがλg=1.55μmであるの
に対して、InGaAsP吸収層27のバンドギャップ
波長λgがλg=1.45μmであるため、InGaA
sP吸収層27はレーザ発振光に対して透明である。
【0021】また、Ti/Pt/Au電極31とTi/
Pt/Au電極32との間で、Ti/Pt/Au電極3
1に正の電圧を印加し、Ti/Pt/Au電極32に負
の電圧を印加し、InGaAsP吸収層27に逆バイア
ス電圧を印加することにより、InGaAsP吸収層2
7の吸収を制御する。即ち、InGaAsP吸収層27
に逆バイアスが印加されると、フランツケルシュ効果に
より、レーザ発振光に対する吸収が増加する。なお、吸
収率変化には、フランツ−ケルディッシュ効果の代わり
に、量子閉じ込めシュタルク効果を利用してもよい。
Pt/Au電極32との間で、Ti/Pt/Au電極3
1に正の電圧を印加し、Ti/Pt/Au電極32に負
の電圧を印加し、InGaAsP吸収層27に逆バイア
ス電圧を印加することにより、InGaAsP吸収層2
7の吸収を制御する。即ち、InGaAsP吸収層27
に逆バイアスが印加されると、フランツケルシュ効果に
より、レーザ発振光に対する吸収が増加する。なお、吸
収率変化には、フランツ−ケルディッシュ効果の代わり
に、量子閉じ込めシュタルク効果を利用してもよい。
【0022】InGaAsP吸収層27の吸収率が増加
すると、発振光に対する全体としての吸収率が増大する
ため、レーザの発振しきい値が高くなり、しきい値キャ
リア密度が増大する。そしてInGaAsP活性層24
におけるキャリア密度が高くなると、プラズマ効果によ
ってInGaAsP活性層24の屈折率が低下し、光導
波路全体としての有効屈折率も低下する。従って、発振
波長が短くなる。
すると、発振光に対する全体としての吸収率が増大する
ため、レーザの発振しきい値が高くなり、しきい値キャ
リア密度が増大する。そしてInGaAsP活性層24
におけるキャリア密度が高くなると、プラズマ効果によ
ってInGaAsP活性層24の屈折率が低下し、光導
波路全体としての有効屈折率も低下する。従って、発振
波長が短くなる。
【0023】次に、図3に示す半導体レーザ装置の製造
方法を、図4及び図5を用いて説明する。厚さ100μ
m、不純物濃度2×1018cm−3のp形InP基板
21上に、ピッチ0.215μm、深さ0.15μmの
コルゲーション(図示せず)を形成した後、MOCVD
法を用いて、厚さ0.5μm、バンドギャップ波長λg
=1.3μm、不純物濃度5×1017cm−3のp形
InGaAsP光ガイド層23、厚さ0.1μm、バン
ドギャップ波長λg=1.55μmのノンドープInG
aAsP活性層24及び厚さ0.3μm、不純物濃度1
×1018cm−3のn形InP電極層25を順にエピ
タキシャル成長する(図4(a)参照)。
方法を、図4及び図5を用いて説明する。厚さ100μ
m、不純物濃度2×1018cm−3のp形InP基板
21上に、ピッチ0.215μm、深さ0.15μmの
コルゲーション(図示せず)を形成した後、MOCVD
法を用いて、厚さ0.5μm、バンドギャップ波長λg
=1.3μm、不純物濃度5×1017cm−3のp形
InGaAsP光ガイド層23、厚さ0.1μm、バン
ドギャップ波長λg=1.55μmのノンドープInG
aAsP活性層24及び厚さ0.3μm、不純物濃度1
×1018cm−3のn形InP電極層25を順にエピ
タキシャル成長する(図4(a)参照)。
【0024】次いで、n形InP電極層25上に形成し
た所定のパターンのSiO2 膜33をマスクにして、
n形InP電極層25、InGaAsP活性層24及び
p形InGaAsP光ガイド層23を、ストライプ幅1
.5μmにメサエッチングする(図4(b)参照)。次
いで、SiO2 膜33を残したまま、p形InP基板
21上に不純物濃度1×1018cm−3のn形InP
層を成長し、ストライプ形状のp形InGaAsP光ガ
イド層23、InGaAsP活性層24及びn形InP
電極層25両側面に、n形InP埋め込み層26を形成
する(図4(c)参照)。なお、この工程までは従来技
術と同様である。
た所定のパターンのSiO2 膜33をマスクにして、
n形InP電極層25、InGaAsP活性層24及び
p形InGaAsP光ガイド層23を、ストライプ幅1
.5μmにメサエッチングする(図4(b)参照)。次
いで、SiO2 膜33を残したまま、p形InP基板
21上に不純物濃度1×1018cm−3のn形InP
層を成長し、ストライプ形状のp形InGaAsP光ガ
イド層23、InGaAsP活性層24及びn形InP
電極層25両側面に、n形InP埋め込み層26を形成
する(図4(c)参照)。なお、この工程までは従来技
術と同様である。
【0025】次いで、SiO2 膜33を除去した後、
新たにn形InP埋め込み層26上にSiO2 膜34
を形成する。そしてこのSiO2 膜34をマスクにし
て、MOCVD法により、n形InP埋め込み層26上
に、厚さ0.3μm、バンドギャップ波長λg=1.4
5μmのノンドープInGaAsP吸収層27及び厚さ
1μm、不純物濃度5×1015cm−3のn形InP
クラッド層28を順にエピタキシャル成長する(図5(
a)参照)。
新たにn形InP埋め込み層26上にSiO2 膜34
を形成する。そしてこのSiO2 膜34をマスクにし
て、MOCVD法により、n形InP埋め込み層26上
に、厚さ0.3μm、バンドギャップ波長λg=1.4
5μmのノンドープInGaAsP吸収層27及び厚さ
1μm、不純物濃度5×1015cm−3のn形InP
クラッド層28を順にエピタキシャル成長する(図5(
a)参照)。
【0026】次いで、SiO2 膜34を除去し、全面
にSiO2 膜35を堆積した後、n形InPクラッド
層28上に開口部を形成する。そしてSiO2 膜35
をマスクにして、この開口部からn形InPクラッド層
28表面にn形InPクラッド層28とInGaAsP
吸収層27の界面に達するまでZnを熱拡散し、濃度1
×1018cm−3のp形不純物拡散領域29を形成す
る。なお、このときの熱拡散条件は、温度300℃、1
時間である(図5(b)参照)。
にSiO2 膜35を堆積した後、n形InPクラッド
層28上に開口部を形成する。そしてSiO2 膜35
をマスクにして、この開口部からn形InPクラッド層
28表面にn形InPクラッド層28とInGaAsP
吸収層27の界面に達するまでZnを熱拡散し、濃度1
×1018cm−3のp形不純物拡散領域29を形成す
る。なお、このときの熱拡散条件は、温度300℃、1
時間である(図5(b)参照)。
【0027】次いで、SiO2 膜35を除去した後、
p形InP基板21裏面にはAu電極30を、n形In
P埋め込み層26上には3層構造のTi/Pt/Au電
極31を、p形不純物拡散領域29上には3層構造のT
i/Pt/Au電極32をそれぞれ形成する。このよう
にして、図3に示す半導体レーザ装置が作製される(図
5(c)参照)。
p形InP基板21裏面にはAu電極30を、n形In
P埋め込み層26上には3層構造のTi/Pt/Au電
極31を、p形不純物拡散領域29上には3層構造のT
i/Pt/Au電極32をそれぞれ形成する。このよう
にして、図3に示す半導体レーザ装置が作製される(図
5(c)参照)。
【0028】このように本実施例によれば、光導波路内
にInGaAsP吸収層27を設け、このInGaAs
P吸収層27に逆バイアス電圧を印加することにより、
InGaAsP活性層24の屈折率を低下させて光導波
路全体の有効屈折率を低下させ、レーザ発振波長を制御
することができる。このときのInGaAsP活性層2
4の屈折率の変化は、有効屈折率の変化に最も大きく影
響を及ぼすため、有効屈折率の低下の度合いは、従来例
に比較すると5倍程度に大きくなる。
にInGaAsP吸収層27を設け、このInGaAs
P吸収層27に逆バイアス電圧を印加することにより、
InGaAsP活性層24の屈折率を低下させて光導波
路全体の有効屈折率を低下させ、レーザ発振波長を制御
することができる。このときのInGaAsP活性層2
4の屈折率の変化は、有効屈折率の変化に最も大きく影
響を及ぼすため、有効屈折率の低下の度合いは、従来例
に比較すると5倍程度に大きくなる。
【0029】また、InGaAsP吸収層27における
吸収率変化には、フランツ−ケルディッシュ効果、量子
閉じ込めシュタルク効果等が利用でき、これらの効果の
応答速度はピコ秒オーダであり高速である。なお、この
高速の吸収率変化に応じてInGaAsP活性層24の
キャリア密度を変化させる必要があるが、レーザ発振し
ている状態でのキャリア密度変動であるため、そのキャ
リアの寿命は100ピコ秒程度と短く、従来例の2ナノ
秒程度に比べると、遥かに速くなる。
吸収率変化には、フランツ−ケルディッシュ効果、量子
閉じ込めシュタルク効果等が利用でき、これらの効果の
応答速度はピコ秒オーダであり高速である。なお、この
高速の吸収率変化に応じてInGaAsP活性層24の
キャリア密度を変化させる必要があるが、レーザ発振し
ている状態でのキャリア密度変動であるため、そのキャ
リアの寿命は100ピコ秒程度と短く、従来例の2ナノ
秒程度に比べると、遥かに速くなる。
【0030】また、電圧動作であることにより、消費電
力が小さくて発熱が小さくなるため、プラズマ効果によ
る屈折率低下を相殺し難くなり、波長可変範囲を大きく
することができる効果がある。更に、量子閉じ込めシュ
タルク効果を利用する場合のInGaAsP吸収層27
の屈折率の可変範囲は、従来のプラズマ効果に比較する
と最大3倍程度に大きくなる。このため、上記効果との
相乗効果で、更に大きな波長可変が実現できる効果を生
じる。
力が小さくて発熱が小さくなるため、プラズマ効果によ
る屈折率低下を相殺し難くなり、波長可変範囲を大きく
することができる効果がある。更に、量子閉じ込めシュ
タルク効果を利用する場合のInGaAsP吸収層27
の屈折率の可変範囲は、従来のプラズマ効果に比較する
と最大3倍程度に大きくなる。このため、上記効果との
相乗効果で、更に大きな波長可変が実現できる効果を生
じる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、クラッド
層と電極層とにダブルヘテロ接合された活性層と、電極
層上に形成された吸収層と、吸収層上に形成された電極
とを具備し、電極層及び電極により吸収層に逆バイアス
を印加して、吸収層における導波光の吸収を制御するこ
とにより、発振しきい値が高くなって活性層の屈折率が
低下するため、導波路の有効屈折率も低下し、従って発
振波長を制御することができる。
層と電極層とにダブルヘテロ接合された活性層と、電極
層上に形成された吸収層と、吸収層上に形成された電極
とを具備し、電極層及び電極により吸収層に逆バイアス
を印加して、吸収層における導波光の吸収を制御するこ
とにより、発振しきい値が高くなって活性層の屈折率が
低下するため、導波路の有効屈折率も低下し、従って発
振波長を制御することができる。
【0032】このことにより、高速で動作し、しかも波
長可変範囲が大きい波長可変半導体レーザ装置を実現す
ることができる。
長可変範囲が大きい波長可変半導体レーザ装置を実現す
ることができる。
【図1】本発明の原理を説明するための半導体レーザ装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図2】図1の半導体レーザ装置の層構造に対応するレ
ーザ発振光の電界強度分布を示す図である。
ーザ発振光の電界強度分布を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による半導体レーザ装置を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】図3に示す半導体レーザ装置の製造方法を説明
するための工程図(その1)である。
するための工程図(その1)である。
【図5】図3に示す半導体レーザ装置の製造方法を説明
するための工程図(その1)である。
するための工程図(その1)である。
【図6】従来の半導体レーザ装置を示す断面図である。
【図7】図6の半導体レーザ装置の層構造に対応するレ
ーザ発振光の電界強度分布を示す図である。
ーザ発振光の電界強度分布を示す図である。
11…半導体基板
12…コルゲーション
13…光ガイド層
14…活性層
15…電極層
16…吸収層
17…クラッド層
18、19、20…電極
21…p形InP基板
22…コルゲーション
23…p形InGaAsP光ガイド層
24…InGaAsP活性層
25…n形InP電極層
26…n形InP埋め込み層
27…InGaAsP吸収層
28…n形InPクラッド層
29…p形不純物拡散領域
30…Au電極
31、32…Ti/Pt/Au電極
33、34、35…SiO2 膜
41…半導体基板
42…コルゲーション
43…光ガイド層
44…活性層
45…電極層
46…屈折率調整層
47…クラッド層
48…埋め込み層
49、50、51…電極
Claims (2)
- 【請求項1】 クラッド層と、前記クラッド層上に形
成され、前記クラッド層より小さいバンドギャップを有
する活性層と、前記活性層上に形成され、前記活性層よ
り大きいバンドギャップを有する電極層と、前記電極層
上に形成された吸収層と、前記吸収層上に形成された電
極とを具備し、前記電極層及び前記電極によって前記吸
収層に逆バイアスを印加し、前記吸収層における導波光
の吸収を制御することにより、前記活性層の屈折率を変
化させて発振波長を制御することを特徴とする半導体レ
ーザ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザ装置にお
いて、前記吸収層が、前記活性層より大きいバンドギャ
ップを有しており、前記吸収層への逆バイアス印加前は
導波光に対して透明であり、逆バイアス印加後は導波光
に対して不透明であることを特徴とする半導体レーザ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11302691A JPH04340783A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 半導体レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11302691A JPH04340783A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 半導体レーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04340783A true JPH04340783A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=14601586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11302691A Withdrawn JPH04340783A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 半導体レーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04340783A (ja) |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP11302691A patent/JPH04340783A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |