JPH0434111A - 自動回動堰 - Google Patents

自動回動堰

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JPH0434111A
JPH0434111A JP14256690A JP14256690A JPH0434111A JP H0434111 A JPH0434111 A JP H0434111A JP 14256690 A JP14256690 A JP 14256690A JP 14256690 A JP14256690 A JP 14256690A JP H0434111 A JPH0434111 A JP H0434111A
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荒ヶ田 国和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、河川または水路を堰上げて取水するための自
動回動層(ゲート)に関するものである。
(従来技術) 河川または水路には、通常、上流水位をほぼ一定に保持
するためにゲートが設置される。従来、このゲートとし
てはフロートを利用して作動するようになっているもの
があり、その一つとして第6図に示すような自動操作可
能なテンターゲート1がある。図において、水路2の上
方を横断して回動自在に設けた主軸3にアーム4が上下
流方向に固着され、アーム4の上流端には主軸3を中心
とする円弧状の扉体5が固着され、水路2を堰上げ可能
に配置されている。一方、アーム4の下流端近くの下方
にカウンターウェイト6が調節自在に装着されている。
水路2の側方には静水池7と、越流堰8を介して静水池
7と連通ずるフロート室9とが設けられており、静水池
7はゲートlの上流側水路に通水口10を介して連通さ
れ、フロート室9は小径の流出口11を介してゲート1
の下流側水路に連通されている。そして、フロート室9
内に収納されたフロート12は、主軸3にアーム4と同
方向に延ばして固着されたフロートアームI3の上流端
に懸垂されている。なお、越流堰8の層表は流出口11
の断面積に比して十分に大きくされている。
次に上記ゲート1の作用について説明する。
ゲート1の上流側水路と静水池7の水位が、越流堰8の
頭頂よりも僅かに高くなると、越流堰8の頭頂が流出口
11の断面積に比して十分に大きくされているので、フ
ロート室9内の水位が上昇し、その結果、フロート12
と扉体5が上昇して流下量が増加しゲート1の上流水路
の水位が低くなる。
一方、静水池7の水位が低下すればフロート室9内への
流入量が減少しフロート室9内の水位の上昇が止まるの
でゲート1は静止する。ゲートlの上流水路の水位が低
下した場合における作用については自明の事であるので
説明を省略する。
ところで、上記ゲート1においてその開閉精度を上げる
には、フロート12の平面積を小さくすれば良いが、こ
の場合浮力が小さくなるので、第一に、主軸3から扉体
5までの距離(以下、扉体5のアーム長と云う)を小さ
(して扉体5に装着された水密ゴム(図示略)の抵抗ト
ルクを小さくし、第二に主軸3からフロー)−12中心
までの距離すなわちフロートアーム13の長さを大きく
する事が必要である。換言すれば、扉体5のアーム長に
対するフロート12のアーム長の比率(以下、アーム長
比という。)を大きくする必要がある。
しかしながら、第6図に示す従来技術においては、水路
2の流水量が多(ゲートlの上・下流側の水位差が少な
い場合に、フロート12の昇降し得る高さは極めて少な
く、一方、扉体5の下方を通過する水流の速度は小さい
ので、扉体5が大きく開閉しなければ上流水位を一定に
保持できないという問題がある。このことは、木理学的
な制約のために扉体5とフロート12のアーム長比を極
めて小さくせざるを得ないと云うことを意味し、上記開
閉精度を上げることに関してマイナスとなる。
そこで、本発明者は、第7図に示すようなゲート14を
提案した(特願平1−173532号参照)。従来のゲ
ート1 (第6図参照)と異なる部分は、フロート15
内を密閉室15aとその上部に配した上部室15bとに
区画し、上部室15b内部を密閉室15aを貫通し屈曲
自在の連通管16を介してゲート14の下流側水路に連
通させたことにある。これにより、上部室15b内部の
水が出入しながらフロート15が昇降するので、フロー
ト15に働く作用力は、フロート15の昇降に拘らず、
フロート室9と下流側水路の水位が大きく変化しない限
り消失する事がないから、フロートアーム13の長さに
は理論上の制約がないので、フロート室9の底面を低く
して、フロート15のアーム長を大きくする事ができる
なお、アーム4の下流端に取付けられたカウンターウェ
イト6は、重さと高さが調節可能とされ、装置全体の重
心位置が、ゲート14の全閉状態においては主軸3の上
流側の斜め上方に、全開状態においては主軸3の下流側
の斜め上方に来るようにされている。以上のことがら、
洪水時においては、上記の重心の作用によって、フロー
1−15は上部室15b内部の水を吐き出しながら上昇
し、扉体5の下端が空中に上昇してゲート14が全開す
る。洪水が去って、水路2の水位が低くなれば、空中に
露出されたフロート15の下部の密閉室15aの重さに
よって、フロート15が下降すると共に扉体5が下降す
る。そこで、再び堰上げが開始されるようになる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成においても、扉体5のアーム長
は依然として太き(、フロート室9の底面は深くなり、
したがって、扉体5とフロート15のアーム長比はあま
り変わらず、フロート15の平面積は依然として太き(
、設置スペースを必要とすると云う問題は残ったままで
ある。
また、扉体5とフロート15のアーム長比が小さいと云
う以外にも、フロート15が直接フロートアーム13に
懸垂されていることで昇降にともなってフロート15が
上・下流方向に変位し、このために、フロート室9内の
フロート15との隙間を広く取らねばならず、したがっ
て、フロート15に働いている作用力がなかなか減少せ
ず、また一方、扉体5の抵抗は動き始めると、静止摩擦
抵抗から動摩擦抵抗に変って減するということから、扉
体5が過剰に動(ということであり、この結果、流量が
少ない場合には、扉体5が絶えず開閉を繰返し、水面が
一定しないと云う問題があった。
本発明は扉体を操作するフロートの動作を確実にして安
定した埋土げの行える自動回動堰を提供することを目的
とする。
(課題解決のための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、水路を横断して
設けた扉体を、アームの一端に固着し、該アームの他端
を前記扉体の下流側水路の両壁の計画水位より低い位置
に回動自在に配設した主軸に固着し、前記扉体の上流側
水路と連通する静水池および該静水池と連通し前記扉体
の下流側水路と導水池を介して連通ずるフロート室を水
路に沿った前記扉体の側方に設け、前記フロート室に配
したフロートの内部を下流側水路と連通させ、前記フロ
ートを垂直に昇降させる連動装置に接続し、該連動装置
に連結装置を介して前記アームを連結させ、前記扉体を
前記フロートと連動させるようにしたことを特徴とする
また、カウンターウェイトを連結装置を介して連動装置
に装着しても良く、フロートを昇降時に横方向に振れな
いようにガイド装置によって保持しても良い。
(作 用) 本発明は上記のように構成するものであるので、主軸が
計画水位以下の位置に軸支されるので扉体のアーム長を
著しく小さくすることができ、扉体作動時の抵抗トルク
が小さくなる。また、連結装置により連動装置を主軸の
位置と別箇所に設けることができるので、フロート室の
底面を僅かに掘込むだけで、フロートのアーム長を大き
くすることができ、扉体とフロートのアーム長比を著し
く大きくすることができる。
また、フロートは連動装置によってフロート室内を垂直
に昇降可能にされるので、フロートの平面位置が決めら
れフロートとフロート室内との隙間を上下流方向に余分
に取る必要がなくなり、フロートの平面積を小さくする
だけでなくその水面積を小さくすることができる。した
がって、フロートが僅かに昇降しただけで、フロート室
内の水面がフロートと反対方向に大きく動いて、フロー
トに働いていた作用力が消失し、扉体の無駄な動きがな
くなり効率良く作動する。
また、フロートは、必ず水中と空中に跨る必要があるが
、連結装置によって連動装置を水面上方に設置すること
ができる。また、カウンターウェイトも連結装置を介し
て装着されるので、流水の流通を阻害する事はない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、水路17にはその流れを埋土げる
ゲート18が設けられ、水路17を横断する扉体19に
は、その両側端に配置された厚板の縦桁20と、扉体1
9の下流側面のはf中間の高さの位置に扉体19と一体
となってその両側端は縦桁20に固着された箱状の断面
を形成する捩り桁21と、扉体19の下端近くに固着さ
れその両端も縦桁20に固着された水平桁22(第1図
参昭)とが、組み付けられている。そして、両側の縦桁
20の下流側のはf中間の高さの位置に各々アーム23
.23が固着されている。
アーム23の方向は、ゲート18の全閉状態において、
はf水平にされ、その下流側端部に形成された孔に、両
側に柄を有する主軸24の先端が外側から緩く嵌合され
、両者はスプリングビン25によって結合され、一方の
主軸23は水路17の壁内に埋設されている主軸受26
に回動自在に軸支され、他方の主軸24は水路17の壁
内に埋設されている主軸受26に軸支されると共に貫通
し、後述する並設された導水池27を横断して外側の壁
内に埋設されている副軸受28(第2図参照)に回動自
在に軸支されている。また、扉体19の側方には水路1
7の壁を隔てて静水池29が設けられ、さらに下流側に
向かって順にフロート室30および導水池27が設4け
られている。静水池29はゲート18の上流側水路と壁
に穿設された通水口31を介して連通され、また、静水
池29は越流堰32を介してフロート室30と連通され
ている。また、フロート室3oは底部に配した小径の流
出管33を介して導水部27と連通し、また、導水部2
7は水路17の壁に穿設された導水口34を介してゲー
ト18の下流側水路に連通されている(第1.2図参照
)。
次に越流堰32の構成について説明する。第2図に示す
ように5静水池29内に上方を開口したタンク状の注水
槽35が、その上端の高さを所定の埋土がるべき計画水
位よりも適当に低くされて配置され、注水槽35の下部
に注水管36が角ネジを介して結合され、注水管36の
他端はフロート室30の、最も低い状態におけるフロー
ト37の下端よりも低い位置に開口されている。注水槽
35の流入口35a付近は筒形の防塵防波筒38によっ
て囲繞されている。また、注水槽35の周長は流出管3
3の断面に比べて十分に大きくされており、注水槽35
の曲目から水を越流させる事によって注水槽35の水面
積を極力小さ(している。
フロート室30に設けられたフロート37は、その下部
に密閉部37aを形成し、その上方は導水部37bとさ
れ、頂板に通気口37cが穿たれている。
また、ツーロート室30の上流側壁面中央および下流側
壁面中央の近(の底面にそれぞれ鉛直に突き出された一
対のガイド棒39,39が固着され、このガイド棒39
はフロート37に固着されたガイドバイブ40に挿通さ
れており、このため、フロート37はガイド捧39に沿
って昇降し、フロート37のフロート室30内の位置は
確定するのでフロート37との間の隙間は極力小さくさ
れている。また、導水部37bの下端に開口する導水孔
41は密閉部37aを貫通してフロート37の下端にお
いて、フロート37の昇降に支障がないよう十分な長さ
の可撓性の導水管42と接続され、導水管42の先端は
フロート室3oの壁を貫通して導水部37内に開口され
ている。なお、流出管33と導水管42の大きさはゲー
ト18の開閉速度が適当となるように決定されている。
前述した導水部27内を横断した主軸24は、その中央
部の位置に、連結装置43のリンク44が固着されその
先端に下部連結ビン45を介して連結材46が回動自在
に接続されている。また、導水部27内を横断した主軸
24の上方に、この導水部27の壁上面に立設した一対
の支柱47.47に軸支された下部軸48が主軸24と
平行に回動自在に設けられている。
この下部軸48に、一対の支柱47.47の内側に位置
して、上・下流方向に延びる一対の下部アーム49.4
9が固着され、この下部アーム49の下流側端に、一対
の下部アーム49.49を連結する上部連結ビン50を
介して、上記の連結材46の上端部が回動自在に接続さ
れている。この構成において主軸24、連結装置43の
下部連結ビン45と上部連結ピン50および下部軸48
を結ぶ線は平行四辺形を形成している。
次に連動装置51を説明する。下部軸48の上方に支柱
47に軸支されて上部軸52が水平に回動自在に設けら
れ、上部軸52に上流側に延びた一対の上部アーム53
.53が固着されている。そして、下部アーム49の上
流側先部と上部アーム53の先部とに連絡し、それぞれ
、下部支持ピン54と上部支持ビン55を介して一本の
鉛直材56が設けられている。
鉛直材56から上流に向けて直角に、下部レール57と
上部レール58が突き出され、その間に緩く嵌合された
ローラー59を有する連結部材60を介して、上記のフ
ロート37が支持されている。この構成において、下部
軸48、下部支持ピン54、上部支持ピン55および上
部軸52を結ぶ線は平行四辺形を形成している。
また、支柱47に軸支された下部軸48に固着された下
部アーム49の下流側の下方には枝アーム61が突き出
し、この枝アーム61によってカウンターウェイト62
が装着されている。下部軸48がら見たカウンターウェ
イト62の位置は、ゲート18の主軸24からゲート1
8の重心位置を見た真反対の方向よっもや一上方にされ
ている。なお、支柱47に支持されて上流側に取り付け
られた枠63に前述したガイド棒39の先端が固定され
ている。また、ゲート18のアーム23が直立した状態
において、アーム23をその下流側に接する位置で支持
するように水路17の側壁にストッパー64が固着され
ている。
次に構成の詳細について説明する。先ず所定の堰止げる
べき計画水位と、そのや\上方に実用上許容され得る限
度内において上限水位が設定され、下流水位が計画水位
、上流水位が上限水位となるようなゲート18の開度に
おいて、フロート室30とフロート37の導水部37b
内の水位が等しくなれば、ゲート18が閉じるように、
カウンターウェイト62の重さが加減され、またフロー
ト37の平面積は、フロート室30内の水位が上限水位
になればゲート18が開くよう十分に大きくされている
カウンターウェイト62の重さと、下流水位が計画水位
で上流水位が上限水位の状態におけるカウンターウェイ
ト62の水平方向の位置は、上流において確定したので
、次に、この状態におけるカウンターウェイト62の高
さについて説明をする。この高さを決定するに先立って
、先ず、上記の開度以下の各々の開度において、ゲート
18が確実に開き得る限度内において全体の重心の高さ
は、なるべく高(されるが、全体の重心位置がそのよう
になるようにカウンターウェイト62の高さが決定され
ている。
なお、全体の重心位置の問題について補足する。本発明
においては、上記のとおりゲート18および連動装置5
1等は三つの軸に分散されて軸支されているので、全体
の重心と云う用語は適切でないように見えるが、全体が
一体となって回動するので、力学的には、全ての部分が
連動装置51の下部軸48に支持されていると見做す事
が出来る。したがって、ゲート18等の全てが下部端に
直接に支持されているものと仮想して、カウンターウェ
イト62を除いた部分の重量と重心位置を予め選定して
置けば、カウンターウェイト62の重量と位置は上記の
構成要件に基いて容易に求める事ができる。
フロート37の密閉部37aの上端の高さは、水路17
の最上流に配置するゲート18については、密閉部37
aの一部が空中に露出した事によって生ずる閉方向のト
ルクと、ゲート18の摩擦抵抗トルクの和が、自重の偏
心力による開方向のトルクよりも適当に小さくなるよう
にし、同一水路に複数のゲート18を設置する場合には
、下流に行くに従って順に小さくなるようにする。
なお、フロート室30への流入手段、下流側水路への連
通ずる構成については静水池29と導水池27とを連通
可能とした通水管を配置した構成のもの(特願昭63−
326668号参照)を組合わせても良い。また、回動
郡全体の重心位置を軸よりも高くして洪水時にゲート1
8を全開させる構成となっているが、上流に余水吐があ
る場合には、むしろ洪水時にゲート18が全開しない構
成とするのが良い。
次に作用を説明する。
まず、第5図のグラフはゲート開度と水位との関係を示
すもので、上記の構成においてフロート37の平面積と
カウンターウェイト62の重さと位置を決定した下流水
位が計画水位の高さになり、上流水位が上限水位の高さ
になる状態をパターン■と称し、ゲート18の全開状態
をパターンエ、上記のパターンIとパターンmの中間の
状態をパターン■と称する事とする。また、曲線■は、
ゲートの各開角度毎の下流水位を示し、曲線■は、ゲー
ト18が静止するフロート室30内の水位を示すもので
あり、偏心力による開方向のトルクをフロート37に働
く浮力による開方向のトルクが均衡するのに必要なフロ
ート37の内外水位差が曲線■と比較することで理解で
きる。
上記の構成において既に説明したとおり、パターン■に
あっては、フロート室30内の水位が上・下流の水面の
中間の高さにある場合には、自重の偏心による閉方向の
トルクと、フロート37に働(浮力による開方向のトル
クが均衡し、フロト室30の水位が上流水位と等しくな
れば、ゲート18が開(ようにフロート37の平面積が
決定されているが、ゲート18の開方向と閉方向の抵抗
トルクが等しい事は勿論であるので、上記の構成は、換
言すればフロート室30内の水位が上流水位と等しく、
フロート37の内外水位差がゲート18の上・下流の水
位差と等しくなった場合に、ゲート18の抵抗トルクの
2倍のトルクがフロート37によって発生する事を期待
する事になる。この事は、バターン■においても変りが
ないが、パターン■においては、第5図に示すように、
流量の減少に応じて、フロート37の浮力の根源となる
上・下流の水位差が増加し、一方、ゲート18に働く上
・下流の水圧差の増加にともなう抵抗トルクの増加は若
干あるが、自重による抵抗トルクが大きいので、パター
ンmに比してパターン■においてはフロート37の平面
積に余裕が生じ、フロート室30内の水位が上流水位と
等しくなればフロート37に浮力が働いてゲート18が
開き、下流水位と等しくなればフロート37に働く浮力
が消失し自重の偏心力の作用によってゲート18が閉じ
る。
一方、流出管33部の上・下流の水位差とフロート室3
0の通過流量がゲート開度によって異なるので、ゲート
18が静止状態になっている時の上流水位は、流量の如
何によって若干具なる。しかし、注水槽35の周長が流
出管33の断面に比して十分に大きくされているので、
抑々、注水槽35上の越流水準自体がきわめて小さく、
越流水準の差にもとづく上流水位の差は、実用上はいさ
さかも問題にならない程に極めて小さい。また、上記の
構成からして、流量が増減すれば当然ゲート18が開閉
するが、フロート室30への流入量は開く時には増加し
、閉じる時には減少する必要があるのでこれも上流水位
が若干変動する要因となる。しかし、上記のとおり注水
槽35の周長が太き(越流水源が極めて小さ(されてい
るので、上流水位が昇降始めると直ちにフロート室30
内への流入量が増減する。また、連動装置51の水平レ
ール57.58とローラー59を用いてフロート37の
上・下流方向の変位を起こさない構造とし、フロート室
30の隙間を極力小さくしたので、フロート室30内の
水位も流水の増減に対して直ちに昇降し、フロート37
の作動によってゲート18は遅滞なく追随する。したが
って、突発的な洪水の場合以外にはフロート室30内へ
の流入量の変化は微々たるものであるので、上流水位の
変化は極めて小さくほぼ一定と見做し得る。
次にフロート37の導水部37bの作用について説明す
る。まず水路17の上・下流の水位差が小さい場合には
、扉体19の下方を通過する水流の流速が小さいので、
流量の増減が極めて僅かであっても扉体19は大きく昇
降する事が水理学的に要求される。このため、扉体19
とフロート37のアーム長比を大きくすることのほか、
フロート37内の導水部37b内を下流側水路に連通し
ている。したがって、仮に扉体19の動きが不十分でフ
ロート室30内と下流側水路の水位が変らなければフロ
ート37の内外の水位差が変らない事になるので、フロ
ート37に働く作動力は消失せずフロート37は昇降し
得る。したがって、扉体19の動きは敏捷となり、また
、扉体19のアーム23を短く、かつ、アーム23の回
動角を大きくできる。
次に、ゲート18のアーム23を水中に設けた事に関す
る作用について説明する。上記理由により、ゲート18
の主軸から、扉体19までの距離を小さく、フロート3
7までの距離を大きくする事が可能であり、また、その
ようにする事によって扉体19に装着される水密ゴムの
抵抗トルクが小さくなり、その結果、フロート37の作
動トルクが大きくなってフロート37の平面積を小さく
することができる。このような視点に立って、主軸24
を水中に設けたのでアーム23の長さを極めて小さくす
ることが可能となり、はぼ扉体19の高さ程度の長さで
済み、したがって、フロート37の平面積が小さくなる
だけでな(、ゲート18が極めて小刻みに動くので、流
下量が太き(変化せず上流水位が安定する。
ゲート18が小刻みに動く事の必要性について補足説明
する。近年、畑地潅激が普及し、また、上水道と農業用
水の共同事業が行われているが、これらの場合には、水
路断面に比して冬期の流量が極めて少なくゲート18の
開度が2cm内外に過ぎない事がある。従来技術におい
ては、このような場合に、ゲート18は前述したように
大きく変動するので流下量が激変し上流の水位も安定せ
ず絶えず変動する。その原因は、静止摩擦係数に比して
動摩擦係数が小さいために、−旦動き始めるとゲート1
8の抵抗トルクが激減し、一方、フロート37に働いて
いた作動力は、僅かにフロート37が昇降した位置では
消失せず、しかも、扉体19とフロート37のアーム長
比が小さいために、扉体19が増巾して開閉するためで
ある。
上記のような視点から、本発明においては、前述したと
おり主軸24を水面下に設ける事によって扉体19のア
ーム長が極力小さくされ、一方、フロート37内に水を
導入しフロート室30の底面を深(掘り込む事によって
、フロート37のアーム長が極力大きくされている。し
たがって、比較の問題ではあるが扉体19が僅かに昇降
すれば、フロート37は大きく動く。また、フロート室
30内のフロート37との隙間が極力小さくされている
ので、扉体19が僅かに昇降した段階において、フロー
ト室30内の水面がフロート37と逆方向に動いてフロ
ート37に大きな制動力が生じ、また、フロート37の
アーム長が大きくされているので大きな制動トルクが働
き、したがって、扉体19の動きは極めて小刻みとなる
。そして、ゲート18の開閉の度合いが不足であっても
、フロート室30内の隙間が極力小さくされているので
ゲート18は矢継早やに動く。
したがって、ゲート18の動きがどのように小刻みであ
っても、ゲート18の動きが不足なために上流水位が大
きく変化する事はあり得ない。
なお、上記の計画水位は正確に云えば計画用水位であり
、人為的に取水量を加減する事によって調節されるもの
であるので、計画上は士数年に一回の渇水の場合にしか
起らない事とされているが、実際には文字通り我田引水
が行われ水需要の最盛期においては、毎年、計画水位ま
で水位を上昇させて使用されるのが普通である。したが
って、下流水位が計画水位になった後において流量が減
少すれば、直ちにゲート18が自動的に閉じて上流水位
を確保する必要がある。このような場合でも本発明では
上記の構成において説明したとおり、パターンmの状態
において、フロート37の内外水位が等しくなれば自重
の作用によってゲート18が閉じるように構成されてお
り、また、パターンHにおいては、パターンmよりも重
心位置が上流側にあってより閉じ易くなっているので問
題はない。
また、注水槽35の上端の高さが計画水位よりもや1低
くされているので、パターンHの大部分の領域において
は上流水位はほぼ計画水位に等しい。しかしながら、下
流水位が計画水位に近くなると上流水位は徐々に計画水
位よりも高(なり、下流水位が計画水位になれば上流水
位は上限水位になる。
次に、洪水になってゲート18が開く作用について説明
する。パターン■の開度のまSで洪水を迎え流量が増加
すれば下流水位も上昇するが、上流水位はそれ以上に増
加するので上・下流の水位差はパターン■よりも大きく
なる。したがって、洪水になって流量が計画流量以上に
なってもゲート18の開度がパターン■のま\である事
は有り得ず、洪水になればゲート18は徐々に開いて行
く(第4図g照)が、下流水位が上昇するので、上流水
位が上限水位以上に高くなる事は避けられない。しかし
、ゲート18が開くにつれて、自重の重心位置が軸の真
上に近づくので、徐々に上・下流の水位差は小さくなり
、さらに、自重の重心位置が回転軸の下流側に来ればゲ
ート18は重心の作用によって自発的に開き始める。以
下、この状態をパターンIVと称する事とし、パターン
IIIからパターン■Vになるまでの間のゲート18の
回動角について説明すると、上記のとおりパターン1]
のあらゆる開角度の状態において、ゲート18が開き得
る限度内において重心の位置がなるべく高くされている
ので、パターン■からパターンl■の間の回動角が小さ
くて済み、したがって、パターンIVにおける水位が計
画水位よりも著しく高(なる事はない。
また、成る設計基準によれば、水路17の余裕高、すな
わち水面から水路側壁の上端までの高さは、計画用水位
の場合には20乃至30cm程度が要求されているが、
計画洪水位の場合には10cmまで許容されている。し
たがって、フロート37の平面積は通常は上記の構成の
説明どおりにパターン■を基準にして決定すれば差支え
ない。しかし、社会的な特殊事情のために極めて近接し
て下流にゲート18が設けられ、堰上げられている場合
には、重心位置が低いためにパターンIIIとIVの間
の回動角が大き過ぎて上流水位が高(なり過ぎる事が絶
無とは云い切れない。そのような場合には、パターン■
vの水位を基準にしてフロート37の平面積を大きくす
れば容易に対処できる。
なお、パターン■よりもゲート開度が太き(なった後に
おいては、流量が減少し下流水位が低下しても直ちに自
動的に閉じる事は出来ないが、−旦洪水になった後にお
いては、−日間程度の間は取水しないのが普通である。
しかし、どうしても直ちに埋土げを再開したい場合には
河川等からの取水口において一旦流量を減じてフロート
37の密閉部37aを空中に露出させれば直ちに埋土げ
が再開される。
次にパターン■の後の作用について説明する。
パターン■において、ゲート18の自発的な開運動が始
まると、フロート37の導水部37b内の水は導水管4
2を通して排出され、フロート室30内の水は注水槽3
5と流出管口33から補給され、フロート37の上昇は
連結装置43によって扉体19をさらに回動させる。上
記の水の移動は瞬時に行われる事がないので適度の速さ
でゲート18は開き続け、アーム23が鉛直となったと
きに扉体19の上端と下端の高さが等しくなり、アーム
23はストッパー64に圧着されて静止状態となる。と
くに、その最終段階においては、上記の構成の説明のよ
うにフロート37の密閉部37aの一部が空中に露出さ
れて閉方向のトルクが開方向よりも適当に小さ(されて
いるので回動速度が特に小さ(なり、アーム23は静か
にストッパー64に接触する。この状態をパターンVと
称する事とする。
パターン■からパターン■になるまでの時間は瞬時では
ないが極めて短かい。したがって、パターンVの水位は
パターン■とはf等しいが、さらに流量が増加して水位
が上昇してもストッパー64によって静止状態が保持さ
れる。
パターンVにおける扉体19の姿勢は、上流側から見た
投影面積がもつとも小さく、かつアーム23が垂直状態
であり、上流側からか\る水圧をストッパー64によっ
て受は止め得るもつとも安定した姿勢である。
次に、洪水が去って埋土げを再開する作用について説明
する。流量が減って水位がパターン■に示す水位よりも
やき低くなればグー1−18は閉じ始め、パターン■の
開度になれば、重心の作用によって自発的に閉運動を続
は再び埋土げが開始される。このとき、フロート37内
に水が入りフロート室30内の水が排出される働きがあ
るので、閉運動の速度はこれらの作用によって決まる。
次に、上記のように、ゲート18の開度がパターン■の
状態になって、自発的な閉動作が開始される時の水路の
゛水位について考察する。上記のとおり、グー)18が
パターンIVにおいて開き始めた後においては、暫らく
の間、密閉部37aが空中に露出しない事が必要である
。何故ならば、パターン■においては重心の作用は、ゲ
ート18の摩擦抵抗とはf等しいので、いささかでも密
閉部37aが空中に露出すれば開運動を続ける事は出来
ない。本発明では、前述した通りパターン■においては
密閉部37aの上端は水没している。また、パターンI
IとパターンI■の間においても、密閉部37aの上端
が下流水位よりも高くなればその分だけ上・下流の水位
差が大きくなって好ましくないので、パターン■とパタ
ーン■vの間においてもゲート18が開く場合には密閉
部18aの上端は下流水位以下でなければならない。一
方、ゲート18が閉じる際には密閉部37aが空中に露
出する必要があるので、ゲート18が自発的に閉じ始め
るためには水路の水位が計画水位よりも適当に低くなる
必要がある。
しかしながら、既に説明したように洪水時においては分
水、すなわち、埋土げは急ぐ必要がないのが普通であり
、また、特殊事情があって急ぐ場合には、取水ゲートを
一旦閉じるか、或は、最上流のゲート18を人為的に閉
じれば一時的に流下量が減少し水路の下流側水位が低下
するので、下流に配置したゲート18を次々と自動的に
埋土げることができる。
なお、複数のゲート18が同一の水路に設置されている
場合に、上流のゲート18よりも下流のゲート18が先
に閉じると、水路17の水位は下流のゲート18によっ
て堰上げられて上流のゲート18位置における水位が低
下せず、上流のゲート18は洪水時と同様の動作をする
虞れがあるが、密閉部37aの上端の高さを下流のもの
ほど順次に低くすることによって解決される。
次に、ゲート18の力学的な作用について補足する。扉
体19の背面に捩り桁21が設けられているので、フロ
ート室30および連動装置51が扉体19の片側に設置
されてもこの荷重による扉体19の左右の捻れが解消さ
れ、さらに、左右一対のアーム23の取付は角度が等し
くなってアーム23には捩りがかからないのでアーム2
3の板厚を薄くして流水中に設置できる。また、扉体1
9の下縁には強大な水圧がかかるが、水平桁22が固着
されて強固になっているので応力を軽減することができ
る。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したものであるので、扉体の
アーム長を短かくすることができ、連動装置を使用する
ことでフロートとフロート室との隙間を小さくし、扉体
とフロートを、連結装置で連係したので、ゲートの動き
が極めて円滑となり、安定した堰上げを行うことができ
る。また、全体を小さくすることができて経済的となる
ばかりか、ゲート本体の大部分が常時は水路内に隠れて
いるので場所もとらず景観を損う事もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例のゲートの水路中の縦断面
を示す側面図、第2図は実施例のゲートの側方の静水池
等の縦断面を示す側面図、第3図は実施例のゲートの平
面図、第4図は実施例のゲートの動作を示す側面図、第
5図は実施例のゲートの開度と水位との関係を示すグラ
フ、第6図は従来のゲートの側断面図、第7図は他の従
来のゲートの側断面図である。 17・・・水路 19−・・扉体 23・・・アーム 24・・・主軸 29・・・静水池 30・・・フロート室 37・・・フロート 43・・・連結装置 5J・・一連動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水路を横断して設けた扉体をアームの一端に固着
    し、該アームの他端を前記扉体の下流側水路の両壁の計
    画水位より低い位置に回動自在に配設した主軸に固着し
    、前記扉体の上流側水路と連通する静水池および該静水
    池と連通し前記扉体の下流側水路と導水池を介して連通
    するフロート室を水路に沿った前記扉体の側方に設け、
    前記フロート室に配したフロートの内部を下流側水路と
    連通させ、前記フロートを垂直に昇降させる連動装置に
    接続し、該連動装置に連結装置を介して前記アームを連
    結させ、前記扉体を前記フロートと連動させるようにし
    たことを特徴とする自動回動堰。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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