JPH0434371B2 - - Google Patents
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- JPH0434371B2 JPH0434371B2 JP60244799A JP24479985A JPH0434371B2 JP H0434371 B2 JPH0434371 B2 JP H0434371B2 JP 60244799 A JP60244799 A JP 60244799A JP 24479985 A JP24479985 A JP 24479985A JP H0434371 B2 JPH0434371 B2 JP H0434371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture
- feed
- residue
- animals
- bacterial cells
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K10/00—Animal feeding-stuffs
- A23K10/10—Animal feeding-stuffs obtained by microbiological or biochemical processes
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Physiology (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Fodder In General (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、動物の発育を促進させる飼料組成物
に関する。 <従来技術の説明> 近年、動物用飼料には抗生物質が繁用されてお
り、その効果も認められているが、その抗生物質
成分が食用となる生肉や卵に移行される点が問題
視されている。更に、抗生物質の多用は動物の正
常な腸内菌叢を攪乱し、感染防御力の低下を招く
ことが懸念されている。そこで一部には、動物の
腸内に生棲する有用細菌を製剤化して動物に与
え、腸内菌叢の矯正を図ることが試みられている
が、製剤に利用される有用菌はことごとく抗生物
質に対する感受性が高く、抗生物質と併用された
場合、該菌の腸内での増殖や定着は期待できな
い。 また、動物や魚類の飼料に微生物の生菌体を利
用することは古くから行なわれているが、更に微
生物の培養液や死菌体についても同様な利用が試
みられている。例えば、特開昭57−206342号公報
には、赤色色素アスタキサンチンを生産する酵素
菌の1種であるフアフイア・ロドチーマの培養
液、菌体、菌体分解物、菌体破砕物を利用したマ
ダイの表皮色調改善飼料が記載されている。該発
明においては、マダイの表皮の発色に有効と考え
られるアスタキサンチンが菌体内に蓄積されるこ
とから、飼料に利用するフアフイア・ロドチーマ
の培養液は菌体を含むことが必須であることが明
記されている。 また、市販飼料には、乳酸菌を1週間以上の長
期に亙りタンク培養した後、酸度調整を行つて培
養を停止して得た培養液を、そのままあるいは粉
末化して利用したものがある。しかしながら、該
培養液は菌体を含有しており、培養液から実質的
に菌体を除去した培養残渣のみを使用したもので
はない。 また、特公昭57−39153号公報には、放線菌の
1種であるストレプトミセス・ユーロシデイカ
ス・バラエテイ・アステロシデイカスの培養物を
有効成分として含有する動物飼料添加物が開示さ
れている。該発明に於ける培養物とは、菌体を含
有したままの培養液を濃縮・噴霧乾燥したもの、
あるいは菌体を過した培養液を乾燥したも
の、または過した菌体を乾燥したものを指して
おり、該発明を完成するためにはこれら培養物の
いずれを使用してもよい。換言すれば、該発明に
於いて有効成分を含有する培養物とは、前記スト
レプトミセス属微生物の菌体含有の有無に関係な
く同等の有効性を発揮し得る物質である。 更に、特開昭50−68867号公報には、飼料原料
にサツカロミセス・セレビシエに属する酵母の液
体培養物を添加して成る、血清コレステロール低
下作用を有する動物用飼料が記載されている。該
発明に於いて使用する酵母液体培養物とは、サツ
カロミセス・セレビシエに属する酵母液体培養物
または該培養物を遠心分離法あるいは過法もし
くはこれらの併用による通常の方法によつて酵母
菌体を除去した残りの培養液であることが明記
されている。しかしながら該発明は、サツカロミ
セス属に属する酵母が培養により生産する物質で
あつて動物の血液中に含まれるコレステロールを
低下させる作用を持つものを飼料原料に添加する
ものである。 また、特公昭56−58491号公報には、ビフイド
バクテリウム属細菌の培養液から精製分離され
た抗腫瘍作用を有する免疫賦活物質が開示されて
いる。即ち、ビフイドバクテリウム属に属する菌
株を嫌気的に培養して得た培養液から菌体を除去
した後、液を物理化学的に分画し、ある分子量
の範囲の有効成分を分別して免疫賦活剤として利
用するものである。 <発明が解決しようとする問題点> 以上より明らかなように、ビフイズス菌を液体
培地で培養して実質的に菌体を除去した培養残渣
及び/又は乳酸菌を液体培地で培養して実質的に
菌体を除去した培養残渣を含有する飼料組成物は
これまでに知られていない。 本発明者等は鋭意研究の結果、ビフイズス菌を
液体培地で培養し、実質的に菌体を除去した培養
残渣及び/又は乳酸菌を液体培地で培養し、実質
的に菌体を除去した培養残渣に優れた飼料効果が
あることを見出だし、本発明を完成するに至つ
た。 <発明の目的及び発明の要約> 本発明の目的は、牛、豚、鶏等のいわゆる経済
動物から犬、猫等の愛玩動物に至るまで幅広い対
象に与える飼料として、栄養価に優れ、動物のす
みやかな発育を促し、かつ嗜好性及び経済性にも
秀でた飼料組成物を提供することにある。 本発明は、ビフイズス菌を液体培地で培養して
実質的に菌体を除去した培養残渣及び/又は乳酸
菌を液体培地で培養して実質的に菌体を除去した
培養残渣を、培養残渣の固形分換算で少なくとも
0.50%(重量)含有することを特徴とする飼料組
成物である。 <発明の具体的な説明> 本発明で使用するビフイズス菌は、例えばビフ
イドバクテリウム・ビフイダム、ビフイドバクテ
リウム・ロンガム、ビフイドバクテリウム・シユ
ードロンガム等ビフイドバクテリウム属に属する
公知の全ての菌株である。また、乳酸菌は、例え
ばラクトバチルス・ブルガリクス、ラクトバチル
ス・カゼイ、ラクトバチルス・アシドフイルス等
の乳酸桿菌属(ラクトバチルス属)に属する公知
の全ての菌株、更にストレプトコツカス属、ペデ
イオコツカス属、ロイコノストツク属の如き乳酸
球菌に分類される公知の全ての菌株を含むもので
ある。 これらのビフイズス菌、乳酸菌を遠心分離法に
よる集菌あるいは透析培養法による集菌を可能な
らしめるいわゆる合成培地あるいは半合成培地に
接種し、常法により培養し、培養液から実質的に
菌株を除去して得た培養残渣を公知の基礎飼料に
添加して、本発明の飼料組成物が得られる。本発
明に於いて使用する培養残渣は、ビフイズス菌、
乳酸菌の生産するグルタミン酸、リジン、プロリ
ン等のアミノ酸、ビタミンB2,B6、ニコチン酸
アミド等のビタミン類等の有益な培養代謝産物を
豊富に含有しているので、該残渣を添加して得ら
れる飼料組成物は栄養に富み、また生理学的に極
めて優れている。また該残渣は生菌体を含まない
ため、抗生物質を配合した基礎飼料との混合が可
能であり、また微生物大量培養に於ける副産物の
有効活用の観点から経済的意義も大である。 次に本発明の飼料組成物の効果を示す試験例を
記載する。 <試験例1> ビフイドバクテリウム・アドレツセンテイス
ATCC15703株を、酵母エキス1.0%、肉エキス
1.5%、カジトン1.0%、リン酸1カリウム0.1%、
リン酸2カリウム0.1%、酢酸ナトリウム0.7%、
乳糖3.0%、シスチン0.04%(いずれも重量)よ
り成る培地(PH6.8)で40℃、16時間培養した後、
30%水酸化ナトリウム溶液を加えて培養液の中和
を行い、次いで冷却遠心機により5000rpmで15分
間遠心分離して実質的に菌体を除去した培養残渣
を得た。該培養残渣を、次に示す配合から成る哺
乳期子牛育成用代用乳配合飼料の乾物に対し固形
分換算で夫々0.25%、0.50%、0.75%及び1.00%
(いずれも重量。以下同じ。)の割合にて添加して
試験飼料とした。 また、対照として、乳酸菌を1週間以上タンク
培養した後酸度調整を行い、培養を停止して得た
菌体を含有する培養液を製品とした市販品を、そ
の説明書に記載された製品使用法の指示に準じて
下記配合より成る代用乳配合飼料の乾物1Kgに対
し6ml添加したもの(対照2)、及び該代用乳配
合飼料のみから成るもの(対照1)を準備した。 代用乳配合飼料 脱脂粉乳 60.0% 乾燥ホエー 14.8% 動物性脂肪 20.0% フイツシユソリユブル 4.0% ビタミン混合物 0.5% ミネラル混合物 0.7% 合 計 100.0% 上記各試験飼料を生後7〜10日令の健康なホル
スタイン種雄子牛に給与した。すなちち、体重
44.5〜52.6Kgの試験子牛12頭を2頭ずつ6群に分
け、同一牛舎内に於いて通風、採光及び保温に十
分配慮しながら上記各試験飼料を約5倍に水で溶
いて1日3回に分けて、1回1頭当たり3の割
合で給与して自由に摂取地、更に1日200gの乾
草と次の配合から成る哺乳期子牛育成用配合飼料
200gを自由摂取させ、4週間に亙り飼育した。
また、飲水についても自由飲水とした。 配合飼料 とうもろこし 51.0% 大豆油粕 32.0% アルフアルフアミール 5.0% 糖蜜 10.0% 食塩 1.0% リン酸3カルシウム 1.0% オキシテトラサイクリン 50mg/Kg 合 計 100.0% そして、各子牛(動物No.1〜No.12)につき飼料
の摂取量を毎日測定し、試験期間中の合計飼料摂
取量及び1日当りの平均飼料摂取量を求め、試験
開始後2週及び4週目に体重を測定し、増体重、
増体率、1日当り平均増体重及び飼料効率(飼料
摂取量1Kgに対する体重増加量)を求めて比較し
た。その結果を第1表〜第3表に示した。
に関する。 <従来技術の説明> 近年、動物用飼料には抗生物質が繁用されてお
り、その効果も認められているが、その抗生物質
成分が食用となる生肉や卵に移行される点が問題
視されている。更に、抗生物質の多用は動物の正
常な腸内菌叢を攪乱し、感染防御力の低下を招く
ことが懸念されている。そこで一部には、動物の
腸内に生棲する有用細菌を製剤化して動物に与
え、腸内菌叢の矯正を図ることが試みられている
が、製剤に利用される有用菌はことごとく抗生物
質に対する感受性が高く、抗生物質と併用された
場合、該菌の腸内での増殖や定着は期待できな
い。 また、動物や魚類の飼料に微生物の生菌体を利
用することは古くから行なわれているが、更に微
生物の培養液や死菌体についても同様な利用が試
みられている。例えば、特開昭57−206342号公報
には、赤色色素アスタキサンチンを生産する酵素
菌の1種であるフアフイア・ロドチーマの培養
液、菌体、菌体分解物、菌体破砕物を利用したマ
ダイの表皮色調改善飼料が記載されている。該発
明においては、マダイの表皮の発色に有効と考え
られるアスタキサンチンが菌体内に蓄積されるこ
とから、飼料に利用するフアフイア・ロドチーマ
の培養液は菌体を含むことが必須であることが明
記されている。 また、市販飼料には、乳酸菌を1週間以上の長
期に亙りタンク培養した後、酸度調整を行つて培
養を停止して得た培養液を、そのままあるいは粉
末化して利用したものがある。しかしながら、該
培養液は菌体を含有しており、培養液から実質的
に菌体を除去した培養残渣のみを使用したもので
はない。 また、特公昭57−39153号公報には、放線菌の
1種であるストレプトミセス・ユーロシデイカ
ス・バラエテイ・アステロシデイカスの培養物を
有効成分として含有する動物飼料添加物が開示さ
れている。該発明に於ける培養物とは、菌体を含
有したままの培養液を濃縮・噴霧乾燥したもの、
あるいは菌体を過した培養液を乾燥したも
の、または過した菌体を乾燥したものを指して
おり、該発明を完成するためにはこれら培養物の
いずれを使用してもよい。換言すれば、該発明に
於いて有効成分を含有する培養物とは、前記スト
レプトミセス属微生物の菌体含有の有無に関係な
く同等の有効性を発揮し得る物質である。 更に、特開昭50−68867号公報には、飼料原料
にサツカロミセス・セレビシエに属する酵母の液
体培養物を添加して成る、血清コレステロール低
下作用を有する動物用飼料が記載されている。該
発明に於いて使用する酵母液体培養物とは、サツ
カロミセス・セレビシエに属する酵母液体培養物
または該培養物を遠心分離法あるいは過法もし
くはこれらの併用による通常の方法によつて酵母
菌体を除去した残りの培養液であることが明記
されている。しかしながら該発明は、サツカロミ
セス属に属する酵母が培養により生産する物質で
あつて動物の血液中に含まれるコレステロールを
低下させる作用を持つものを飼料原料に添加する
ものである。 また、特公昭56−58491号公報には、ビフイド
バクテリウム属細菌の培養液から精製分離され
た抗腫瘍作用を有する免疫賦活物質が開示されて
いる。即ち、ビフイドバクテリウム属に属する菌
株を嫌気的に培養して得た培養液から菌体を除去
した後、液を物理化学的に分画し、ある分子量
の範囲の有効成分を分別して免疫賦活剤として利
用するものである。 <発明が解決しようとする問題点> 以上より明らかなように、ビフイズス菌を液体
培地で培養して実質的に菌体を除去した培養残渣
及び/又は乳酸菌を液体培地で培養して実質的に
菌体を除去した培養残渣を含有する飼料組成物は
これまでに知られていない。 本発明者等は鋭意研究の結果、ビフイズス菌を
液体培地で培養し、実質的に菌体を除去した培養
残渣及び/又は乳酸菌を液体培地で培養し、実質
的に菌体を除去した培養残渣に優れた飼料効果が
あることを見出だし、本発明を完成するに至つ
た。 <発明の目的及び発明の要約> 本発明の目的は、牛、豚、鶏等のいわゆる経済
動物から犬、猫等の愛玩動物に至るまで幅広い対
象に与える飼料として、栄養価に優れ、動物のす
みやかな発育を促し、かつ嗜好性及び経済性にも
秀でた飼料組成物を提供することにある。 本発明は、ビフイズス菌を液体培地で培養して
実質的に菌体を除去した培養残渣及び/又は乳酸
菌を液体培地で培養して実質的に菌体を除去した
培養残渣を、培養残渣の固形分換算で少なくとも
0.50%(重量)含有することを特徴とする飼料組
成物である。 <発明の具体的な説明> 本発明で使用するビフイズス菌は、例えばビフ
イドバクテリウム・ビフイダム、ビフイドバクテ
リウム・ロンガム、ビフイドバクテリウム・シユ
ードロンガム等ビフイドバクテリウム属に属する
公知の全ての菌株である。また、乳酸菌は、例え
ばラクトバチルス・ブルガリクス、ラクトバチル
ス・カゼイ、ラクトバチルス・アシドフイルス等
の乳酸桿菌属(ラクトバチルス属)に属する公知
の全ての菌株、更にストレプトコツカス属、ペデ
イオコツカス属、ロイコノストツク属の如き乳酸
球菌に分類される公知の全ての菌株を含むもので
ある。 これらのビフイズス菌、乳酸菌を遠心分離法に
よる集菌あるいは透析培養法による集菌を可能な
らしめるいわゆる合成培地あるいは半合成培地に
接種し、常法により培養し、培養液から実質的に
菌株を除去して得た培養残渣を公知の基礎飼料に
添加して、本発明の飼料組成物が得られる。本発
明に於いて使用する培養残渣は、ビフイズス菌、
乳酸菌の生産するグルタミン酸、リジン、プロリ
ン等のアミノ酸、ビタミンB2,B6、ニコチン酸
アミド等のビタミン類等の有益な培養代謝産物を
豊富に含有しているので、該残渣を添加して得ら
れる飼料組成物は栄養に富み、また生理学的に極
めて優れている。また該残渣は生菌体を含まない
ため、抗生物質を配合した基礎飼料との混合が可
能であり、また微生物大量培養に於ける副産物の
有効活用の観点から経済的意義も大である。 次に本発明の飼料組成物の効果を示す試験例を
記載する。 <試験例1> ビフイドバクテリウム・アドレツセンテイス
ATCC15703株を、酵母エキス1.0%、肉エキス
1.5%、カジトン1.0%、リン酸1カリウム0.1%、
リン酸2カリウム0.1%、酢酸ナトリウム0.7%、
乳糖3.0%、シスチン0.04%(いずれも重量)よ
り成る培地(PH6.8)で40℃、16時間培養した後、
30%水酸化ナトリウム溶液を加えて培養液の中和
を行い、次いで冷却遠心機により5000rpmで15分
間遠心分離して実質的に菌体を除去した培養残渣
を得た。該培養残渣を、次に示す配合から成る哺
乳期子牛育成用代用乳配合飼料の乾物に対し固形
分換算で夫々0.25%、0.50%、0.75%及び1.00%
(いずれも重量。以下同じ。)の割合にて添加して
試験飼料とした。 また、対照として、乳酸菌を1週間以上タンク
培養した後酸度調整を行い、培養を停止して得た
菌体を含有する培養液を製品とした市販品を、そ
の説明書に記載された製品使用法の指示に準じて
下記配合より成る代用乳配合飼料の乾物1Kgに対
し6ml添加したもの(対照2)、及び該代用乳配
合飼料のみから成るもの(対照1)を準備した。 代用乳配合飼料 脱脂粉乳 60.0% 乾燥ホエー 14.8% 動物性脂肪 20.0% フイツシユソリユブル 4.0% ビタミン混合物 0.5% ミネラル混合物 0.7% 合 計 100.0% 上記各試験飼料を生後7〜10日令の健康なホル
スタイン種雄子牛に給与した。すなちち、体重
44.5〜52.6Kgの試験子牛12頭を2頭ずつ6群に分
け、同一牛舎内に於いて通風、採光及び保温に十
分配慮しながら上記各試験飼料を約5倍に水で溶
いて1日3回に分けて、1回1頭当たり3の割
合で給与して自由に摂取地、更に1日200gの乾
草と次の配合から成る哺乳期子牛育成用配合飼料
200gを自由摂取させ、4週間に亙り飼育した。
また、飲水についても自由飲水とした。 配合飼料 とうもろこし 51.0% 大豆油粕 32.0% アルフアルフアミール 5.0% 糖蜜 10.0% 食塩 1.0% リン酸3カルシウム 1.0% オキシテトラサイクリン 50mg/Kg 合 計 100.0% そして、各子牛(動物No.1〜No.12)につき飼料
の摂取量を毎日測定し、試験期間中の合計飼料摂
取量及び1日当りの平均飼料摂取量を求め、試験
開始後2週及び4週目に体重を測定し、増体重、
増体率、1日当り平均増体重及び飼料効率(飼料
摂取量1Kgに対する体重増加量)を求めて比較し
た。その結果を第1表〜第3表に示した。
【表】
【表】
いて同じ。
【表】
【表】
【表】
【表】
以上の結果から明らかなように、哺乳期子牛育
成用代用乳配合飼料の乾物に対し、ビフイドバク
テリウム・アドレツセンテイスATCC15703株の
培養残渣を、固形分換算で0.50%、0.75%及び
1.00%夫々添加した試験飼料を与えた子牛(動物
No.3〜No.8)は、代用乳配合飼料のみを与えた子
牛(動物No.9、No.10)に比べて、増体率、1日当
りの増体重の平均ならびに飼料効率の各測定項目
においていずれも顕著に優れた結果を示した。な
お、第2表における合計飼料摂取量において、培
養残渣を与えた動物No.4及びNo.7は、与えなかつ
た動物No.9及びNo.10に比べごく僅か多いかまたは
やや少なくなつているが、これは試験開始前の体
重がNo.9及びNo.10よりも!?かに少ないためであ
り、摂取した飼料当りの体重増を測定した第3表
の飼料効率の結果から明らかなように、培養残渣
を添加した飼料の効果は顕著であつた。 また、市販の生菌を含む培養液製品を添加した
試験飼料を与えた子牛(動物No.11およびNo.12)と
比べても、本発明の飼料組成物は生菌を含有して
いないので配合飼料中の抗生物質の影響を受ける
ことがなく、上述の測定項目の夫々について優れ
た結果を得た。しかしながら、このような結果は
培養残渣の代用乳配合飼料に対する固形分換算し
た添加率が0.50%と0.75%との場合には顕著にそ
の差が認められたが、0.75%と1.00%との場合で
は添加量の差による効果が明瞭には認められなか
つた。また、0.25%の場合(動物No.1、No.2)は
飼料効率については市販品を用いた場合と同等で
あつたが、その他の項目において若干数値が低く
なつた。 以上のことから、ビフイドバクテリウム・アド
レツセンテイスATCC15703株の培養残渣を配合
飼料に添加する場合は、固形分換算で0.50%以上
が有効であり、1.0%が上限であることが判明し
た。 なお、他の種のビフイズス菌及び乳酸菌につい
ても同様の試験を行つたところ、ほぼ同等の結果
が得られた。 <試験例 2> ラクトバチルス・ヘルベテイカスNCDO30株
を、酵母エキス1.0%、肉エキス1.5%、ペプトン
1.0%、リン酸1カリウム0.1%、リン酸2カリウ
ム0.2%、酢酸ナトリウム0.5%、乳糖3.0%、シス
チン0.04%(重量)より成る培地(PH6.8)で40
℃、16時間培養した後、30%水酸化ナトリウム溶
液を加えて培養液の中和を行い、次いで冷却遠心
機により5000rpmで15分間遠心分離して、実質的
に菌体を除去した培養液を得た。該培養液を
小型減圧濃縮機で水分95%から80%まで濃縮した
後、凍結乾燥を行い粉末化した。得られた培養残
渣の粉末を、次の配合から成る子豚用人工乳配合
飼料に対し夫々0.25%、0.50%、0.75%及び1.00
%添加して試験飼料とした。 人工乳配合飼料 とうもろこし 24.5% ふすま 4.0% 砂糖 5.0% 脱脂米ぬか 6.0% 大麦 13.4% 脱脂大豆 14.7% 魚粉 7.5% ビール酵母末 2.0% ホエー粉末 10.0% 小麦 10.0% 炭酸カルシウム 0.4% リン酸2カルシウム 0.9% 食塩 0.5% ミネラル類混合物 0.1% ビタミン類混合物 1.0% 合 計 100.0% また、対照として、乳酸菌を1週間以上タンク
培養した後酸度調整を行い、培養を停止して得た
菌体を含有する培養液を粉末化して製品とした市
販品を、その製品使用法の指示に従い上述の配合
飼料に対し0.20%添加したもの(対照3)を準備
した。更に比較のため、該市販品を0.50%添加し
たもの(対照4)、及び上述の配合飼料のみから
成るもの(対照5)も用意した。 上記各試験飼料を、生後1ケ月令のランドレー
ス種雄子豚に給与した。すなわち、体重8.1〜9.8
Kgの試験子豚14頭を2頭ずつ7群に分け、同一豚
舎内において通風、採光及び保温に十分留意して
上記各試験飼料を1日3回給与し、自由に摂取さ
せ、4週間飼育した。飲水は自由飲水とした。そ
して各子豚(動物No.13〜No.26)につき、試験例1
と同一項目について同様の測定を行つた。その結
果を第4表〜第6表に示した。
成用代用乳配合飼料の乾物に対し、ビフイドバク
テリウム・アドレツセンテイスATCC15703株の
培養残渣を、固形分換算で0.50%、0.75%及び
1.00%夫々添加した試験飼料を与えた子牛(動物
No.3〜No.8)は、代用乳配合飼料のみを与えた子
牛(動物No.9、No.10)に比べて、増体率、1日当
りの増体重の平均ならびに飼料効率の各測定項目
においていずれも顕著に優れた結果を示した。な
お、第2表における合計飼料摂取量において、培
養残渣を与えた動物No.4及びNo.7は、与えなかつ
た動物No.9及びNo.10に比べごく僅か多いかまたは
やや少なくなつているが、これは試験開始前の体
重がNo.9及びNo.10よりも!?かに少ないためであ
り、摂取した飼料当りの体重増を測定した第3表
の飼料効率の結果から明らかなように、培養残渣
を添加した飼料の効果は顕著であつた。 また、市販の生菌を含む培養液製品を添加した
試験飼料を与えた子牛(動物No.11およびNo.12)と
比べても、本発明の飼料組成物は生菌を含有して
いないので配合飼料中の抗生物質の影響を受ける
ことがなく、上述の測定項目の夫々について優れ
た結果を得た。しかしながら、このような結果は
培養残渣の代用乳配合飼料に対する固形分換算し
た添加率が0.50%と0.75%との場合には顕著にそ
の差が認められたが、0.75%と1.00%との場合で
は添加量の差による効果が明瞭には認められなか
つた。また、0.25%の場合(動物No.1、No.2)は
飼料効率については市販品を用いた場合と同等で
あつたが、その他の項目において若干数値が低く
なつた。 以上のことから、ビフイドバクテリウム・アド
レツセンテイスATCC15703株の培養残渣を配合
飼料に添加する場合は、固形分換算で0.50%以上
が有効であり、1.0%が上限であることが判明し
た。 なお、他の種のビフイズス菌及び乳酸菌につい
ても同様の試験を行つたところ、ほぼ同等の結果
が得られた。 <試験例 2> ラクトバチルス・ヘルベテイカスNCDO30株
を、酵母エキス1.0%、肉エキス1.5%、ペプトン
1.0%、リン酸1カリウム0.1%、リン酸2カリウ
ム0.2%、酢酸ナトリウム0.5%、乳糖3.0%、シス
チン0.04%(重量)より成る培地(PH6.8)で40
℃、16時間培養した後、30%水酸化ナトリウム溶
液を加えて培養液の中和を行い、次いで冷却遠心
機により5000rpmで15分間遠心分離して、実質的
に菌体を除去した培養液を得た。該培養液を
小型減圧濃縮機で水分95%から80%まで濃縮した
後、凍結乾燥を行い粉末化した。得られた培養残
渣の粉末を、次の配合から成る子豚用人工乳配合
飼料に対し夫々0.25%、0.50%、0.75%及び1.00
%添加して試験飼料とした。 人工乳配合飼料 とうもろこし 24.5% ふすま 4.0% 砂糖 5.0% 脱脂米ぬか 6.0% 大麦 13.4% 脱脂大豆 14.7% 魚粉 7.5% ビール酵母末 2.0% ホエー粉末 10.0% 小麦 10.0% 炭酸カルシウム 0.4% リン酸2カルシウム 0.9% 食塩 0.5% ミネラル類混合物 0.1% ビタミン類混合物 1.0% 合 計 100.0% また、対照として、乳酸菌を1週間以上タンク
培養した後酸度調整を行い、培養を停止して得た
菌体を含有する培養液を粉末化して製品とした市
販品を、その製品使用法の指示に従い上述の配合
飼料に対し0.20%添加したもの(対照3)を準備
した。更に比較のため、該市販品を0.50%添加し
たもの(対照4)、及び上述の配合飼料のみから
成るもの(対照5)も用意した。 上記各試験飼料を、生後1ケ月令のランドレー
ス種雄子豚に給与した。すなわち、体重8.1〜9.8
Kgの試験子豚14頭を2頭ずつ7群に分け、同一豚
舎内において通風、採光及び保温に十分留意して
上記各試験飼料を1日3回給与し、自由に摂取さ
せ、4週間飼育した。飲水は自由飲水とした。そ
して各子豚(動物No.13〜No.26)につき、試験例1
と同一項目について同様の測定を行つた。その結
果を第4表〜第6表に示した。
【表】
【表】
(注) 固形分換算した培養残渣または市販品の
添加率。以下の表において同じ。
添加率。以下の表において同じ。
【表】
【表】
【表】
以上の結果から明らかなように、人工乳配合飼
料に対しラクトバチルス・ヘルベテイカス
NCDO30株の培養残渣の粉末を0.50%、0.75%及
び1.00%夫々添加した試験飼料を与えた子豚(動
物No.15〜No.20)は、人工乳配合飼料のみを与えた
子豚(No.21、No.22)に比べ増体率、1日当りの増
体重の平均及び飼料効率の各項目において顕著に
優れた結果を示した。 なお、第5表の合計飼料摂取量において、培養
残渣の粉末を与えた動物No.18は、与えなかつた動
物No.21及びNo.22に比べて値が低くなつているが、
試験開始前の体重を見るとNo.18はそれらより1.0
Kgも低くなつており、第6表の飼料効率におい
て、培養残渣の粉末を添加した飼料の効果は明確
に得られている。 また、市販の生菌を含有する培養液粉末を所定
量添加した試験飼料を与えたもの(動物No.23及び
No.24)及び所定量の2倍以上添加した試験飼料を
与えたもの(動物No.25及びNo.26)のいずれと比較
しても、ラクトバチルス・ヘルベテイカス
NCDO30株の培養残渣の粉末を0.50%から1.00%
添加した試験飼料を与えた子豚(動物No.15〜No.
20)は、いずれも、上述した各測定項目において
優れた結果を示した。 市販品は添加率を増しても特にその効果は認め
られず、また本発明で述べる培養残渣の粉末と同
等の添加率0.50%の場合、即ち動物No.15及びNo.16
とNo.25及びNo.26とを比較しても、培養残渣の粉末
の方が優れた効果を示した。 しかしながら、培養残渣添加の効果は配合飼料
への添加率が0.50%と0.75%との場合にはその差
が明らかに認められたが、0.75%と1.00%では顕
著な差が認められなかつた。また、0.25%の場合
(動物No.13及びNo.14)では試験例1の結果と同様
の傾向で効果が表れなかつた。 以上のことから、ラクトバチルス・ヘルベテイ
カスNCDO30株の培養残渣を配合飼料に添加す
る場合は0.50%以上が有効であり、1.00%が上限
であることが判明した。 なお、試験例1及び試験例2に記載したと同様
の効果は、ビフイズス菌の培養残渣と乳酸菌の培
養残渣とを混合し、固形分換算して0.50%以上配
合飼料に添加した飼料組成物においても明らかに
認められた。また、試験動物は幼若な場合に限ら
ず、十分成育した繁殖可能な年令の動物において
も同様の効果が認められた。更に、ビフイズス菌
及び乳酸菌の種類を変えて同様の試験を行つた
が、ほぼ同様の結果が得られた。 以上の通り、ビフイズス菌を液体培地で培養
し、実質的に菌体を除去した培養残渣及び/又は
乳酸菌を液体培地で培養し、実質的に菌体を除去
した培養残渣を、培養残渣の固形分換算で少なく
とも0.50%(重量)配合飼料に添加することによ
つて本発明の飼料組成物が得られる。 本発明の組成物を飼料として動物に与えた場合
は、動物の種類、年令に関係なく、増体率、1日
当りの増体重、嗜好性等に有効性を発揮し、飼料
効率に優れた特徴を有する。また、本組成物に含
まれる培養残渣には生菌を含有していないので、
抗菌剤を含有する配合飼料を混合物として併用す
ることも可能である。また、この培養残渣は微生
物の大量生産における副産物であり、微生物の産
出した有用代謝物を豊富に含有するもので、この
ような物資を利用した本発明の組成物は経済的な
観点からも極めて意義の大きいものである。 以下に本発明の飼料組成物の実施例を示す。 <実施例 1> 試験例2に記載した組成の培地5000Kgにストレ
プトコツカス・フエカリスIAM1262株を38℃で
18時間培養した後、30%水酸化ナトリウム溶液を
加えて培養液のPHを6.9に調整した。次いで、ア
ルフア・ラバル社製MRPX−418型遠心分離機で
1時間当り2500Kgの流速で通液し、固形分5.0%
の実質的に菌体を除去した培養液4900Kgを得
た。この培養液10Kgを次の配合割合の市販成豚
用配合飼料100Kgに対して添加した均等に混合し
た。これにより培養残渣を固形分換算で0.5%含
有する成豚用配合飼料約109Kgを得た。 配合飼料の組成 とうもろこし 34.7% マイロ 30.0% 大豆油粕 9.0% 魚粉 5.0% ふすま 10.0% アルフアルフアミール 6.0% 糖蜜 3.0% リン酸3カルシウム 1.1% 炭酸カルシウム 0.4% 食塩 0.4% ビタミン類混合物 0.2% ミネラル類混合物 0.2% 合 計 100.0% <実施例 2> 試験例1に記載した組成の培地1000Kgにビフイ
ドバクテリウム・ロンガムATCC15708株を40℃
で18時間培養した後、30%水酸化ナトリウム溶液
を加えてPHを7.0に中和した。次いでシヤープレ
ス型遠心分離機に通液して、固形分6.0%の実質
的に菌体を除去した培養液950Kgを得た。該培
養液475Kgに対し水分10%のデキストリン粉末
45Kgを加えアンハイドロ社製小型噴霧乾燥機にて
熱風温度60℃で乾燥し、培養残渣を41%強含有す
る粉末65Kgを得た。該粉末を次の配合から成る市
販のウナギ用飼料1000Kgに対して18Kg添加し、均
一に混合した。これにより培養残渣を固形分とし
て0.72%以上含有するウナギ用飼料1009Kgを得
た。 ウナギ用飼料の組成 魚粉 63.0% 小麦グルテン 5.0% ビール酵母末 6.0% 小麦粉 22.4% ビタミン類混合物 1.0% 50%塩化コリン 0.3% ミネラル類混合物 2.3% 合 計 100.0% <実施例 3> 酵母エキス1.0%、ペプトン1.5%、カゼイン加
水分解物1.5%、グルコース3.0%、リン酸1カリ
ウム0.2%、リン酸2カリウム0.2%、塩化マグネ
シウム0.2%、塩化マンガン0.3%、シスチン0.04
%(重量)から成る培地(PH6.8)500Kgに、サイ
レージから分離したラクトバチルス・プランター
ラムLP−83株を37℃で20時間培養した。培養液
を実施例2と同様の方法で菌体を分離し、固形分
5.6%の実質的に菌体を除去した培養液480Kgを
得た。該培養液から360Kgを取り、共和式真空
凍結乾燥機RL型により0.5Torrの真空度で凍結乾
燥を行い、ラクトバチルス・プランターラムLP
−83株の培養残渣の粉末約20Kgを得た。 一方、実施例2で得られたビフイドバクテリウ
ム・ロンガムATCC15708株の実質的に菌体を除
去した培養液の残りから360Kgを取り、上述の
方法に準じて同様に凍結乾燥を行い、ビフイドバ
クテリウム・ロンガムATCC15708株の培養残渣
の粉末約20Kgを得た。 次いで、両粉末を等量ずつ混合し、下記の配合
から成るペツトフード1000Kgに対して、該混合粉
末8.0Kgを添加し均一に混合した。これにより、
ビフイズス菌及び乳酸菌の培養残渣の混合物を固
形分として0.8%含有するペツトフード約1000Kg
を得た。 ペツトフードの組成 肉粉 8.0% 魚粉 5.0% とうもろこし 5.0% 大豆油粕 12.0% 小麦胚芽 8.0% 小麦 51.23% 脱脂粉乳 4.0% タロウ 2.0% ビール酵母末 2.0% 骨粉 2.0% 食塩 0.5% ビタミン・ミネラル 混合物 0.27% 合 計 100.00% <発明の効果> 本発明によつて奏せられる効果は次の通りであ
る。 (1) 本発明の組成物を飼料として動物に与えた場
合、動物の種類、年令に関係なく、増体率、1
日当りの増体重及び嗜好性等に有効性を発揮
し、優れた飼料効率を得ることができる。 (2) 組成物に含まれる培養残渣には生菌が含まれ
ていないので、抗菌物質を含有する配合飼料を
混合物として併用することも可能となる。 (3) 培養残渣は微生物の大量培養における副産物
であり、微生物の産出した有用代謝産物を豊富
に含有しており、このような物質を利用した本
発明の組成物は、資源の有効利用のみならず、
より安価な飼料の提供という経済的観点から
も、極めて有意義なものである。
料に対しラクトバチルス・ヘルベテイカス
NCDO30株の培養残渣の粉末を0.50%、0.75%及
び1.00%夫々添加した試験飼料を与えた子豚(動
物No.15〜No.20)は、人工乳配合飼料のみを与えた
子豚(No.21、No.22)に比べ増体率、1日当りの増
体重の平均及び飼料効率の各項目において顕著に
優れた結果を示した。 なお、第5表の合計飼料摂取量において、培養
残渣の粉末を与えた動物No.18は、与えなかつた動
物No.21及びNo.22に比べて値が低くなつているが、
試験開始前の体重を見るとNo.18はそれらより1.0
Kgも低くなつており、第6表の飼料効率におい
て、培養残渣の粉末を添加した飼料の効果は明確
に得られている。 また、市販の生菌を含有する培養液粉末を所定
量添加した試験飼料を与えたもの(動物No.23及び
No.24)及び所定量の2倍以上添加した試験飼料を
与えたもの(動物No.25及びNo.26)のいずれと比較
しても、ラクトバチルス・ヘルベテイカス
NCDO30株の培養残渣の粉末を0.50%から1.00%
添加した試験飼料を与えた子豚(動物No.15〜No.
20)は、いずれも、上述した各測定項目において
優れた結果を示した。 市販品は添加率を増しても特にその効果は認め
られず、また本発明で述べる培養残渣の粉末と同
等の添加率0.50%の場合、即ち動物No.15及びNo.16
とNo.25及びNo.26とを比較しても、培養残渣の粉末
の方が優れた効果を示した。 しかしながら、培養残渣添加の効果は配合飼料
への添加率が0.50%と0.75%との場合にはその差
が明らかに認められたが、0.75%と1.00%では顕
著な差が認められなかつた。また、0.25%の場合
(動物No.13及びNo.14)では試験例1の結果と同様
の傾向で効果が表れなかつた。 以上のことから、ラクトバチルス・ヘルベテイ
カスNCDO30株の培養残渣を配合飼料に添加す
る場合は0.50%以上が有効であり、1.00%が上限
であることが判明した。 なお、試験例1及び試験例2に記載したと同様
の効果は、ビフイズス菌の培養残渣と乳酸菌の培
養残渣とを混合し、固形分換算して0.50%以上配
合飼料に添加した飼料組成物においても明らかに
認められた。また、試験動物は幼若な場合に限ら
ず、十分成育した繁殖可能な年令の動物において
も同様の効果が認められた。更に、ビフイズス菌
及び乳酸菌の種類を変えて同様の試験を行つた
が、ほぼ同様の結果が得られた。 以上の通り、ビフイズス菌を液体培地で培養
し、実質的に菌体を除去した培養残渣及び/又は
乳酸菌を液体培地で培養し、実質的に菌体を除去
した培養残渣を、培養残渣の固形分換算で少なく
とも0.50%(重量)配合飼料に添加することによ
つて本発明の飼料組成物が得られる。 本発明の組成物を飼料として動物に与えた場合
は、動物の種類、年令に関係なく、増体率、1日
当りの増体重、嗜好性等に有効性を発揮し、飼料
効率に優れた特徴を有する。また、本組成物に含
まれる培養残渣には生菌を含有していないので、
抗菌剤を含有する配合飼料を混合物として併用す
ることも可能である。また、この培養残渣は微生
物の大量生産における副産物であり、微生物の産
出した有用代謝物を豊富に含有するもので、この
ような物資を利用した本発明の組成物は経済的な
観点からも極めて意義の大きいものである。 以下に本発明の飼料組成物の実施例を示す。 <実施例 1> 試験例2に記載した組成の培地5000Kgにストレ
プトコツカス・フエカリスIAM1262株を38℃で
18時間培養した後、30%水酸化ナトリウム溶液を
加えて培養液のPHを6.9に調整した。次いで、ア
ルフア・ラバル社製MRPX−418型遠心分離機で
1時間当り2500Kgの流速で通液し、固形分5.0%
の実質的に菌体を除去した培養液4900Kgを得
た。この培養液10Kgを次の配合割合の市販成豚
用配合飼料100Kgに対して添加した均等に混合し
た。これにより培養残渣を固形分換算で0.5%含
有する成豚用配合飼料約109Kgを得た。 配合飼料の組成 とうもろこし 34.7% マイロ 30.0% 大豆油粕 9.0% 魚粉 5.0% ふすま 10.0% アルフアルフアミール 6.0% 糖蜜 3.0% リン酸3カルシウム 1.1% 炭酸カルシウム 0.4% 食塩 0.4% ビタミン類混合物 0.2% ミネラル類混合物 0.2% 合 計 100.0% <実施例 2> 試験例1に記載した組成の培地1000Kgにビフイ
ドバクテリウム・ロンガムATCC15708株を40℃
で18時間培養した後、30%水酸化ナトリウム溶液
を加えてPHを7.0に中和した。次いでシヤープレ
ス型遠心分離機に通液して、固形分6.0%の実質
的に菌体を除去した培養液950Kgを得た。該培
養液475Kgに対し水分10%のデキストリン粉末
45Kgを加えアンハイドロ社製小型噴霧乾燥機にて
熱風温度60℃で乾燥し、培養残渣を41%強含有す
る粉末65Kgを得た。該粉末を次の配合から成る市
販のウナギ用飼料1000Kgに対して18Kg添加し、均
一に混合した。これにより培養残渣を固形分とし
て0.72%以上含有するウナギ用飼料1009Kgを得
た。 ウナギ用飼料の組成 魚粉 63.0% 小麦グルテン 5.0% ビール酵母末 6.0% 小麦粉 22.4% ビタミン類混合物 1.0% 50%塩化コリン 0.3% ミネラル類混合物 2.3% 合 計 100.0% <実施例 3> 酵母エキス1.0%、ペプトン1.5%、カゼイン加
水分解物1.5%、グルコース3.0%、リン酸1カリ
ウム0.2%、リン酸2カリウム0.2%、塩化マグネ
シウム0.2%、塩化マンガン0.3%、シスチン0.04
%(重量)から成る培地(PH6.8)500Kgに、サイ
レージから分離したラクトバチルス・プランター
ラムLP−83株を37℃で20時間培養した。培養液
を実施例2と同様の方法で菌体を分離し、固形分
5.6%の実質的に菌体を除去した培養液480Kgを
得た。該培養液から360Kgを取り、共和式真空
凍結乾燥機RL型により0.5Torrの真空度で凍結乾
燥を行い、ラクトバチルス・プランターラムLP
−83株の培養残渣の粉末約20Kgを得た。 一方、実施例2で得られたビフイドバクテリウ
ム・ロンガムATCC15708株の実質的に菌体を除
去した培養液の残りから360Kgを取り、上述の
方法に準じて同様に凍結乾燥を行い、ビフイドバ
クテリウム・ロンガムATCC15708株の培養残渣
の粉末約20Kgを得た。 次いで、両粉末を等量ずつ混合し、下記の配合
から成るペツトフード1000Kgに対して、該混合粉
末8.0Kgを添加し均一に混合した。これにより、
ビフイズス菌及び乳酸菌の培養残渣の混合物を固
形分として0.8%含有するペツトフード約1000Kg
を得た。 ペツトフードの組成 肉粉 8.0% 魚粉 5.0% とうもろこし 5.0% 大豆油粕 12.0% 小麦胚芽 8.0% 小麦 51.23% 脱脂粉乳 4.0% タロウ 2.0% ビール酵母末 2.0% 骨粉 2.0% 食塩 0.5% ビタミン・ミネラル 混合物 0.27% 合 計 100.00% <発明の効果> 本発明によつて奏せられる効果は次の通りであ
る。 (1) 本発明の組成物を飼料として動物に与えた場
合、動物の種類、年令に関係なく、増体率、1
日当りの増体重及び嗜好性等に有効性を発揮
し、優れた飼料効率を得ることができる。 (2) 組成物に含まれる培養残渣には生菌が含まれ
ていないので、抗菌物質を含有する配合飼料を
混合物として併用することも可能となる。 (3) 培養残渣は微生物の大量培養における副産物
であり、微生物の産出した有用代謝産物を豊富
に含有しており、このような物質を利用した本
発明の組成物は、資源の有効利用のみならず、
より安価な飼料の提供という経済的観点から
も、極めて有意義なものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビフイズス菌を液体培地で常法により培養し
て得た培養物から実質的に菌体を除去した培養残
渣及び/又は乳酸菌を液体培地で常法により培養
して得た培養物から実質的に菌体を除去した培養
残渣を、培養残渣の固形分換算で少なくとも0.5
%(重量)の割合で飼料に含有させたことを特徴
とする飼料組成物。 2 上記培養残渣が、培養濾液、培養濾液の濃縮
物及び培養濾液の乾燥物よりなる群より選択され
たものであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の飼料組成物。 3 上記培養残渣を、培養残渣の固形分換算で
0.5〜1.0%(重量)の割合で飼料に含有させたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項
のいずれかに記載の飼料組成物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60244799A JPS62104552A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 飼料組成物 |
| US06/924,763 US4985246A (en) | 1985-10-31 | 1986-10-30 | Composition of feedstuff |
| CA000521777A CA1284054C (en) | 1985-10-31 | 1986-10-30 | Composition of feedstuff |
| DE8686115141T DE3686698T2 (de) | 1985-10-31 | 1986-10-31 | Futterzusammensetzung. |
| EP86115141A EP0221520B1 (en) | 1985-10-31 | 1986-10-31 | A composition of feedstuff |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60244799A JPS62104552A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 飼料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62104552A JPS62104552A (ja) | 1987-05-15 |
| JPH0434371B2 true JPH0434371B2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=17124107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60244799A Granted JPS62104552A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 飼料組成物 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4985246A (ja) |
| EP (1) | EP0221520B1 (ja) |
| JP (1) | JPS62104552A (ja) |
| CA (1) | CA1284054C (ja) |
| DE (1) | DE3686698T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150031371A (ko) * | 2013-09-13 | 2015-03-24 | 한국기계연구원 | 프로브 모듈 및 프로브 모듈의 제조 방법 |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2582092B2 (ja) * | 1987-10-09 | 1997-02-19 | 明治乳業株式会社 | 家畜、家禽用飼料組成物 |
| AT400792B (de) * | 1989-06-13 | 1996-03-25 | Egger Franz | Milchsäurebakterien enthaltender futtermittelzusatz und verfahren zu seiner herstellung |
| JPH04335885A (ja) * | 1991-05-10 | 1992-11-24 | Terutake Yabiki | 抗ヘルペスウイルスならびに抗病性製剤及び食品添加剤 |
| ATE161181T1 (de) * | 1992-07-06 | 1998-01-15 | Nestle Sa | Lactobacillus acidophilus enthaltende antigastritis-mittel |
| DE69219768T2 (de) * | 1992-07-06 | 1997-08-28 | Societe Des Produits Nestle S.A., Vevey | Milchbakterien |
| GB9318439D0 (en) * | 1993-09-06 | 1993-10-20 | Zeneca Ltd | Probiotics |
| US5776524A (en) * | 1996-10-30 | 1998-07-07 | The Iams Company | Process for treating small intestine bacterial overgrowth in animals |
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| US6932591B2 (en) * | 2001-06-28 | 2005-08-23 | Primex Plastics Corporation | Apparatus and method for co-extruding multi color plastics |
| EP1277412A1 (en) * | 2001-07-17 | 2003-01-22 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Pet food composition for regulating body weight and preventing obesity and related disorders in pets |
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