JPH04345708A - 電線支持碍子装置における雷撃エネルギー抑制構造 - Google Patents
電線支持碍子装置における雷撃エネルギー抑制構造Info
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- JPH04345708A JPH04345708A JP12044591A JP12044591A JPH04345708A JP H04345708 A JPH04345708 A JP H04345708A JP 12044591 A JP12044591 A JP 12044591A JP 12044591 A JP12044591 A JP 12044591A JP H04345708 A JPH04345708 A JP H04345708A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電線支持碍子装置にお
いて雷撃が発生した場合に鉄塔の頭頂部から下方へ流れ
る雷サージ電流を軽減して支持碍子に作用する雷撃エネ
ルギーを抑制し、地絡事故の発生確率を低減することが
できるとともに、避雷碍子を装着した場合に、エネルギ
ー低減に伴う小型、軽量化を図ることができる電線支持
碍子装置における雷撃エネルギー抑制構造に関するもの
である。
いて雷撃が発生した場合に鉄塔の頭頂部から下方へ流れ
る雷サージ電流を軽減して支持碍子に作用する雷撃エネ
ルギーを抑制し、地絡事故の発生確率を低減することが
できるとともに、避雷碍子を装着した場合に、エネルギ
ー低減に伴う小型、軽量化を図ることができる電線支持
碍子装置における雷撃エネルギー抑制構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、送電線を支持する鉄塔の電線支
持碍子装置においては、鉄塔本体の側部に水平に支持し
た支持アームに接地側の上部連結金具を介して懸垂碍子
連よりなる支持碍子が吊下され、この支持碍子の下端部
には課電側の下部連結金具及び電線クランプを介して送
電線が支持されている。又、前記鉄塔本体の頭頂部には
通信機能を兼用し、かつ鉄塔へ侵入する雷サージ電流を
軽減するための架空地線が支持されている。この架空地
線は送電線路の電圧階級が66kV〜154kVでは1
〜2条、187kV以上では2〜3条平行に装設されて
いる。
持碍子装置においては、鉄塔本体の側部に水平に支持し
た支持アームに接地側の上部連結金具を介して懸垂碍子
連よりなる支持碍子が吊下され、この支持碍子の下端部
には課電側の下部連結金具及び電線クランプを介して送
電線が支持されている。又、前記鉄塔本体の頭頂部には
通信機能を兼用し、かつ鉄塔へ侵入する雷サージ電流を
軽減するための架空地線が支持されている。この架空地
線は送電線路の電圧階級が66kV〜154kVでは1
〜2条、187kV以上では2〜3条平行に装設されて
いる。
【0003】又、雷撃時に雷サージ電流が鉄塔の上部に
侵入する形態として、次の2種類がある。 (1)前記架空地線の中間に侵入した後、前記鉄塔本体
の頭頂部に侵入する場合。 (2)鉄塔本体の頭頂部に直接侵入する場合。
侵入する形態として、次の2種類がある。 (1)前記架空地線の中間に侵入した後、前記鉄塔本体
の頭頂部に侵入する場合。 (2)鉄塔本体の頭頂部に直接侵入する場合。
【0004】又、近年、送電線路における雷撃後の続流
電流による一時的な停電事故を防止するため、鉄塔には
雷サージ電流に続く運転電圧に基づく続流電流を抑制す
るための条件を備えた電圧−電流特性が非直線性の抵抗
素子を内蔵した避雷碍子が装着されるようになっている
。この避雷碍子には課電側の下部連結金具に支持した放
電電極と所定の気中放電間隙をもって対向する接地側の
放電電極が支持されている。
電流による一時的な停電事故を防止するため、鉄塔には
雷サージ電流に続く運転電圧に基づく続流電流を抑制す
るための条件を備えた電圧−電流特性が非直線性の抵抗
素子を内蔵した避雷碍子が装着されるようになっている
。この避雷碍子には課電側の下部連結金具に支持した放
電電極と所定の気中放電間隙をもって対向する接地側の
放電電極が支持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の電線支持碍子装
置においては、雷サージ電流の侵入形態により、(1)
の架空地線侵入形態の場合には、架空地線の落雷点を境
にして上流側と下流側に分流して半減した雷サージ電流
が鉄塔本体の頭頂部に侵入するため、鉄塔本体を通って
大地へ放電される電流はさらに低減されることから支持
碍子の沿面をフラッシオーバーする可能性が非常に低く
、このため雷サージ電流に続く運転電圧に基づく続流電
流による地絡事故の発生確率は、非常に低くなり問題は
ない。
置においては、雷サージ電流の侵入形態により、(1)
の架空地線侵入形態の場合には、架空地線の落雷点を境
にして上流側と下流側に分流して半減した雷サージ電流
が鉄塔本体の頭頂部に侵入するため、鉄塔本体を通って
大地へ放電される電流はさらに低減されることから支持
碍子の沿面をフラッシオーバーする可能性が非常に低く
、このため雷サージ電流に続く運転電圧に基づく続流電
流による地絡事故の発生確率は、非常に低くなり問題は
ない。
【0006】ところが、(2)の鉄塔本体の頭頂部に直
接侵入する場合には、(1)に比べ鉄塔に流れる雷サー
ジ電流が増加するので、その場合の支持碍子の沿面をフ
ラッシオーバーする事故の確率が増大する。ところで、
電線支持碍子装置に避雷碍子を適用した場合には、前述
した(1),(2)の侵入形態のうち(2)の侵入形態
の想定される最も大きい雷サージ電流を支持アーム、避
雷碍子の抵抗素子及び気中放電間隙を介して送電線へ流
し、大地に放電するとともに、その後に生じる続流電流
を抑制することができるように、前記抵抗素子の容量を
設定している。つまり、最も大きい雷サージ電流に耐え
るような径方向の寸法の大きい抵抗素子を備えた避雷碍
子を使用する必要があった。換言すれば、想定される最
大の雷サージ電流が流れても前記抵抗素子が導通破壊し
ないような避雷碍子を使用する必要がある。なお、抵抗
素子の長さについては、適用する送電線路の電圧階級に
より所定長さに設定される。
接侵入する場合には、(1)に比べ鉄塔に流れる雷サー
ジ電流が増加するので、その場合の支持碍子の沿面をフ
ラッシオーバーする事故の確率が増大する。ところで、
電線支持碍子装置に避雷碍子を適用した場合には、前述
した(1),(2)の侵入形態のうち(2)の侵入形態
の想定される最も大きい雷サージ電流を支持アーム、避
雷碍子の抵抗素子及び気中放電間隙を介して送電線へ流
し、大地に放電するとともに、その後に生じる続流電流
を抑制することができるように、前記抵抗素子の容量を
設定している。つまり、最も大きい雷サージ電流に耐え
るような径方向の寸法の大きい抵抗素子を備えた避雷碍
子を使用する必要があった。換言すれば、想定される最
大の雷サージ電流が流れても前記抵抗素子が導通破壊し
ないような避雷碍子を使用する必要がある。なお、抵抗
素子の長さについては、適用する送電線路の電圧階級に
より所定長さに設定される。
【0007】一方、雷撃は大別して夏期に発生するもの
と、夏期雷と比較して雷サージ電流が一桁から二桁大き
い冬期に発生するものとの二種類がある。そして、夏期
雷に対しては実用的な抵抗素子の寸法設計が可能である
ため、避雷碍子も大型化せず製造上あるいは既設電線路
への適用上の問題は発生しない。ところが、冬期雷は雷
サージ電流が非常に大きいため、従来の設計基準で対応
しようとしても実用的な寸法で対応することが困難であ
る。そして、冬期雷が(2)の形態で鉄塔の頭頂部に直
接侵入する場合が(1)の架空地線へ落雷する場合と比
較して、雷サージ電流が大きくなり、非常に対応が困難
となる。
と、夏期雷と比較して雷サージ電流が一桁から二桁大き
い冬期に発生するものとの二種類がある。そして、夏期
雷に対しては実用的な抵抗素子の寸法設計が可能である
ため、避雷碍子も大型化せず製造上あるいは既設電線路
への適用上の問題は発生しない。ところが、冬期雷は雷
サージ電流が非常に大きいため、従来の設計基準で対応
しようとしても実用的な寸法で対応することが困難であ
る。そして、冬期雷が(2)の形態で鉄塔の頭頂部に直
接侵入する場合が(1)の架空地線へ落雷する場合と比
較して、雷サージ電流が大きくなり、非常に対応が困難
となる。
【0008】この発明は前述した侵入形態のうち(2)
の場合に対処するために提案されたものであって、その
目的は鉄塔の頭頂部に侵入しようとする雷サージ電流を
一旦架空地線の中間点まで分流するとともに、この中間
点においてさらに上流側と下流側に分流することにより
、最終的に鉄塔の頭頂部に侵入する雷サージ電流を減少
して、支持碍子の沿面をフラッシオーバーして電線へ流
れる際の地絡事故の発生確率を少なくすることができる
とともに、避雷碍子を装着した場合に、それに内蔵した
抵抗素子の雷サージ電流に対する処理責務を軽減して、
避雷碍子の小型、軽量化を図ることができる電線支持碍
子装置における雷撃エネルギー抑制構造を提供すること
にある。
の場合に対処するために提案されたものであって、その
目的は鉄塔の頭頂部に侵入しようとする雷サージ電流を
一旦架空地線の中間点まで分流するとともに、この中間
点においてさらに上流側と下流側に分流することにより
、最終的に鉄塔の頭頂部に侵入する雷サージ電流を減少
して、支持碍子の沿面をフラッシオーバーして電線へ流
れる際の地絡事故の発生確率を少なくすることができる
とともに、避雷碍子を装着した場合に、それに内蔵した
抵抗素子の雷サージ電流に対する処理責務を軽減して、
避雷碍子の小型、軽量化を図ることができる電線支持碍
子装置における雷撃エネルギー抑制構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、鉄塔の支持アームに接地側の連結金具を介
して支持碍子を連結し、該支持碍子の課電側には連結金
具を介して電線を支持するとともに、鉄塔本体の頭頂部
に対し雷撃時の雷サージ電流を分流して鉄塔本体へのサ
ージ電流を軽減するための架空地線を具備する電線支持
碍子装置において、前記鉄塔の頂部に絶縁支持棒を立設
し、この絶縁支持棒の上端部には、雷サージ電流を捕捉
するサージ捕捉導体を架空地線の下流側と上流側に指向
するように連結し、サージ捕捉導体の端部を前記架空地
線の中間部に接続するという手段をとっている。
成するため、鉄塔の支持アームに接地側の連結金具を介
して支持碍子を連結し、該支持碍子の課電側には連結金
具を介して電線を支持するとともに、鉄塔本体の頭頂部
に対し雷撃時の雷サージ電流を分流して鉄塔本体へのサ
ージ電流を軽減するための架空地線を具備する電線支持
碍子装置において、前記鉄塔の頂部に絶縁支持棒を立設
し、この絶縁支持棒の上端部には、雷サージ電流を捕捉
するサージ捕捉導体を架空地線の下流側と上流側に指向
するように連結し、サージ捕捉導体の端部を前記架空地
線の中間部に接続するという手段をとっている。
【0010】
【作用】この発明は上記手段をとったことにより、雷撃
時に雷サージ電流が空気中を飛来して絶縁支持棒の上端
部に落雷すると、サージ捕捉導体により上流側と下流側
に分流される。そして、上流側においてサージ捕捉導体
と架空地線との接続部を境にしてさらに架空地線を通し
て上流側と下流側に分流される。この分流作用は下流側
におけるサージ捕捉導体と架空地線との接続部を境にし
て同様に行われる。この結果、架空地線により鉄塔本体
の頭頂部には最初に侵入した雷サージ電流のほぼ4分の
1の電流が流れることとなり、鉄塔を通して支持碍子か
ら電線へフラッシオーバーする地絡事故の発生確率が低
減する。
時に雷サージ電流が空気中を飛来して絶縁支持棒の上端
部に落雷すると、サージ捕捉導体により上流側と下流側
に分流される。そして、上流側においてサージ捕捉導体
と架空地線との接続部を境にしてさらに架空地線を通し
て上流側と下流側に分流される。この分流作用は下流側
におけるサージ捕捉導体と架空地線との接続部を境にし
て同様に行われる。この結果、架空地線により鉄塔本体
の頭頂部には最初に侵入した雷サージ電流のほぼ4分の
1の電流が流れることとなり、鉄塔を通して支持碍子か
ら電線へフラッシオーバーする地絡事故の発生確率が低
減する。
【0011】又、電線支持碍子装置に避雷碍子を装着し
た場合には、避雷碍子に内蔵した抵抗素子を流れる雷サ
ージ電流が低減されることから、それだけ抵抗素子のエ
ネルギー処理責務を軽減して素子の小型化、軽量化を図
ることができる。
た場合には、避雷碍子に内蔵した抵抗素子を流れる雷サ
ージ電流が低減されることから、それだけ抵抗素子のエ
ネルギー処理責務を軽減して素子の小型化、軽量化を図
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図3に基づいて説明する。図2に示すように、鉄塔本
体1の左右両側には複数所に支持アーム2が水平に支持
されている。これらの支持アーム2には接地側の連結金
具3を介して懸垂碍子4を複数個直列に連結してなる支
持碍子5が吊下されている。この支持碍子5の下端部に
は課電側の連結金具6及び電線クランプ7を介して送電
線8が支持されている。
〜図3に基づいて説明する。図2に示すように、鉄塔本
体1の左右両側には複数所に支持アーム2が水平に支持
されている。これらの支持アーム2には接地側の連結金
具3を介して懸垂碍子4を複数個直列に連結してなる支
持碍子5が吊下されている。この支持碍子5の下端部に
は課電側の連結金具6及び電線クランプ7を介して送電
線8が支持されている。
【0013】前記鉄塔本体1の頭頂部には図1に示すよ
うに取付金具10を介して通信機能を兼用し、かつ前述
した送電線8への雷サージ電流の侵入を抑制するための
架空地線11が支持されている。又、前記取付金具10
の上面には図3に示すように支持金具12を介して絶縁
支持棒13が垂直に立設されていて、その上端部には把
持金具14を介して雷サージ電流を捕捉するサージ捕捉
導体としてのサージ捕捉電線15が支持されている。こ
のサージ捕捉電線15の両端部は前記架空地線11の中
間部に電気的及び機械的に接続するための接続金具16
,17により接続されている。前記絶縁支持棒13は中
心に位置するFRP等の強化合成樹脂よりなるロッド1
8と、その外周にモールドしたゴムよりなる絶縁外被1
9とにより構成されている。
うに取付金具10を介して通信機能を兼用し、かつ前述
した送電線8への雷サージ電流の侵入を抑制するための
架空地線11が支持されている。又、前記取付金具10
の上面には図3に示すように支持金具12を介して絶縁
支持棒13が垂直に立設されていて、その上端部には把
持金具14を介して雷サージ電流を捕捉するサージ捕捉
導体としてのサージ捕捉電線15が支持されている。こ
のサージ捕捉電線15の両端部は前記架空地線11の中
間部に電気的及び機械的に接続するための接続金具16
,17により接続されている。前記絶縁支持棒13は中
心に位置するFRP等の強化合成樹脂よりなるロッド1
8と、その外周にモールドしたゴムよりなる絶縁外被1
9とにより構成されている。
【0014】一方、前記支持アーム2には図1に示すよ
うに取付アダプタ21が支持され、該アダプタ21には
避雷碍子22が吊下固定されている。この避雷碍子22
は電圧−電流特性が非直線性の酸化亜鉛を主材とする抵
抗素子23を内蔵している。又、前記抵抗素子23は図
示しない耐圧絶縁筒に収容され、絶縁筒の両端部には接
地側及び課電側の電極金具24,25が嵌合されている
。又、前記耐圧絶縁筒の外周部にはゴム等の絶縁外被2
6がモールド成形されている。さらに、前記課電側の電
極金具25には前記課電側の連結金具6に支持した課電
側の放電電極27と所定の気中放電間隙Gをもって対向
する接地側の放電電極28が支持されている。
うに取付アダプタ21が支持され、該アダプタ21には
避雷碍子22が吊下固定されている。この避雷碍子22
は電圧−電流特性が非直線性の酸化亜鉛を主材とする抵
抗素子23を内蔵している。又、前記抵抗素子23は図
示しない耐圧絶縁筒に収容され、絶縁筒の両端部には接
地側及び課電側の電極金具24,25が嵌合されている
。又、前記耐圧絶縁筒の外周部にはゴム等の絶縁外被2
6がモールド成形されている。さらに、前記課電側の電
極金具25には前記課電側の連結金具6に支持した課電
側の放電電極27と所定の気中放電間隙Gをもって対向
する接地側の放電電極28が支持されている。
【0015】次に、前記のように構成した送電線用避雷
碍子装置について、その作用を説明する。今、図1にお
いて、雷撃による雷サージ電流が鉄塔本体1の頭頂部に
向かって飛来すると、サージ捕捉電線15が架空地線1
1よりも上側に位置しているので、頭頂部に落雷する以
前にサージ捕捉電線15により捕捉される。この雷サー
ジ電流Iはサージ捕捉電線15上の落雷点Pを境にして
同図に矢印で示すように、上流側と下流側にそれぞれ2
分の1の分流雷サージ電流(I/2)となって流れ、両
分流雷サージ電流は上流側と下流側の接続金具16,1
7からさらに架空地線11に流れる。上流側に流れたサ
ージ電流(I/2)は接続金具16を境にして架空地線
11の上流側と下流側にさらに分流雷サージ電流(I/
4),(I/4)となって流れる。そして、下流側に流
れたサージ電流(I/4)は鉄塔本体1の頭頂部に流れ
る。同様に下流側に位置する接続金具17に流れた雷サ
ージ電流(I/2)は接続金具17を境にして架空地線
11の上流側と下流側に分流雷サージ電流(I/4),
(I/4)となって流れ、この上流側に流れた雷サージ
電流(I/4)は鉄塔本体1の頭頂部側に流れる。ここ
で、雷サージ電流(I/4)はそれぞれ鉄塔と架空地線
11に分流し、鉄塔にはほぼ2分の1の(I/8)が流
れ込み、全体として(I/8)×2倍で(I/4)とな
る。従って、頭頂部には(I/8+I/8=I/4)の
雷サージ電流が流れ、最初に侵入した雷サージ電流Iの
約4分の1の雷サージ電流が流れることとなる。
碍子装置について、その作用を説明する。今、図1にお
いて、雷撃による雷サージ電流が鉄塔本体1の頭頂部に
向かって飛来すると、サージ捕捉電線15が架空地線1
1よりも上側に位置しているので、頭頂部に落雷する以
前にサージ捕捉電線15により捕捉される。この雷サー
ジ電流Iはサージ捕捉電線15上の落雷点Pを境にして
同図に矢印で示すように、上流側と下流側にそれぞれ2
分の1の分流雷サージ電流(I/2)となって流れ、両
分流雷サージ電流は上流側と下流側の接続金具16,1
7からさらに架空地線11に流れる。上流側に流れたサ
ージ電流(I/2)は接続金具16を境にして架空地線
11の上流側と下流側にさらに分流雷サージ電流(I/
4),(I/4)となって流れる。そして、下流側に流
れたサージ電流(I/4)は鉄塔本体1の頭頂部に流れ
る。同様に下流側に位置する接続金具17に流れた雷サ
ージ電流(I/2)は接続金具17を境にして架空地線
11の上流側と下流側に分流雷サージ電流(I/4),
(I/4)となって流れ、この上流側に流れた雷サージ
電流(I/4)は鉄塔本体1の頭頂部側に流れる。ここ
で、雷サージ電流(I/4)はそれぞれ鉄塔と架空地線
11に分流し、鉄塔にはほぼ2分の1の(I/8)が流
れ込み、全体として(I/8)×2倍で(I/4)とな
る。従って、頭頂部には(I/8+I/8=I/4)の
雷サージ電流が流れ、最初に侵入した雷サージ電流Iの
約4分の1の雷サージ電流が流れることとなる。
【0016】本装置がない場合、雷サージ電流は塔頂へ
落雷が生じたとき、鉄塔と両側の架空地線11へほぼ3
分の1づつ流れるものとすれば、75%へ低減されるこ
とになる。従って、支持碍子5の沿面をフラッシオーバ
ーして電線8に至る雷サージ電流が大きくなり、地絡事
故の発生確率が低下する。又、この低減した雷サージ電
流により、避雷碍子22を通って接地側の放電電極28
から気中放電間隙Gをフラッシオーバーして課電側の放
電電極27へ流れる電流も小さくなり、避雷碍子22に
内蔵した抵抗素子23へ流れる雷サージ電流が小さくな
り、それだけ抵抗素子23のエネルギー処理責務が低下
する。この結果、冬期雷のような大きな雷撃エネルギー
が鉄塔本体1の頭頂部に侵入する場合を想定して、抵抗
素子23の設計をする必要がなくなり、抵抗素子23の
通電断面積を小さくして素子の小型化及び軽量化を図り
、製造を容易に行い、避雷碍子のコストダウンを実現す
ることができる。
落雷が生じたとき、鉄塔と両側の架空地線11へほぼ3
分の1づつ流れるものとすれば、75%へ低減されるこ
とになる。従って、支持碍子5の沿面をフラッシオーバ
ーして電線8に至る雷サージ電流が大きくなり、地絡事
故の発生確率が低下する。又、この低減した雷サージ電
流により、避雷碍子22を通って接地側の放電電極28
から気中放電間隙Gをフラッシオーバーして課電側の放
電電極27へ流れる電流も小さくなり、避雷碍子22に
内蔵した抵抗素子23へ流れる雷サージ電流が小さくな
り、それだけ抵抗素子23のエネルギー処理責務が低下
する。この結果、冬期雷のような大きな雷撃エネルギー
が鉄塔本体1の頭頂部に侵入する場合を想定して、抵抗
素子23の設計をする必要がなくなり、抵抗素子23の
通電断面積を小さくして素子の小型化及び軽量化を図り
、製造を容易に行い、避雷碍子のコストダウンを実現す
ることができる。
【0017】次に、この発明の別例を図4により説明す
る。この別例は送電線路の電圧階級が大きくなり、鉄塔
が大型化し、送電線8の線路と直交する方向への間隔が
増大した場合に、それに対処するため前述した架空地線
11を二箇所に併設した場合におけるサージ捕捉電線1
5の装着例を示す。この場合にもサージ捕捉電線15は
基本的には前述した実施例と同様に装着されるが、左右
一対の絶縁支持棒13,13をさらに短絡電線31によ
り電気的に接続することにより、短絡電線31の中間に
サージ電流が侵入した場合に、サージ電流がそれぞれの
捕捉電線15の上流側と下流側に分流されるので、最終
的に鉄塔の頭頂部に侵入する電流を最初の電流の約8分
の1に低減することができる。
る。この別例は送電線路の電圧階級が大きくなり、鉄塔
が大型化し、送電線8の線路と直交する方向への間隔が
増大した場合に、それに対処するため前述した架空地線
11を二箇所に併設した場合におけるサージ捕捉電線1
5の装着例を示す。この場合にもサージ捕捉電線15は
基本的には前述した実施例と同様に装着されるが、左右
一対の絶縁支持棒13,13をさらに短絡電線31によ
り電気的に接続することにより、短絡電線31の中間に
サージ電流が侵入した場合に、サージ電流がそれぞれの
捕捉電線15の上流側と下流側に分流されるので、最終
的に鉄塔の頭頂部に侵入する電流を最初の電流の約8分
の1に低減することができる。
【0018】又、この別例においては、両架空地線11
,11間に一つあるいはそれ以上の短絡電線32を張設
しているが、この場合には、一方の架空地線11の中間
部に落雷した際、サージ電流が他方の架空地線11側へ
分流されるので、鉄塔本体1の頭頂部に侵入する電流を
さらに抑制することができる。なお、この発明は前記実
施例に限定されるものではなく、次のように具体化して
もよい。
,11間に一つあるいはそれ以上の短絡電線32を張設
しているが、この場合には、一方の架空地線11の中間
部に落雷した際、サージ電流が他方の架空地線11側へ
分流されるので、鉄塔本体1の頭頂部に侵入する電流を
さらに抑制することができる。なお、この発明は前記実
施例に限定されるものではなく、次のように具体化して
もよい。
【0019】(1)前記実施例ではサージ捕捉電線15
を絶縁支持棒13を境にして上流側と下流側に張設した
が、これを一方のみにすること。この場合には絶縁支持
棒13をサージ捕捉電線15が装着されていない方へ傾
斜して、鉄塔本体1の頭頂部を雷サージ電流が直接侵入
しないようにする。 (2)前記実施例では絶縁支持棒13からサージ捕捉電
線15の接続金具16,17までの長さを等しくしたが
、これを一方を長く、他方を短くすること。この場合に
は両接続金具16,17で分岐され、鉄塔本体1の頭頂
部に侵入する雷サージ電流I/4,I/4の時間的位相
が若干異なるので、さらに避雷碍子22の抵抗素子23
に流れる最大電流が抑制される。
を絶縁支持棒13を境にして上流側と下流側に張設した
が、これを一方のみにすること。この場合には絶縁支持
棒13をサージ捕捉電線15が装着されていない方へ傾
斜して、鉄塔本体1の頭頂部を雷サージ電流が直接侵入
しないようにする。 (2)前記実施例では絶縁支持棒13からサージ捕捉電
線15の接続金具16,17までの長さを等しくしたが
、これを一方を長く、他方を短くすること。この場合に
は両接続金具16,17で分岐され、鉄塔本体1の頭頂
部に侵入する雷サージ電流I/4,I/4の時間的位相
が若干異なるので、さらに避雷碍子22の抵抗素子23
に流れる最大電流が抑制される。
【0020】(3)支持碍子5自身に避雷機能を付与し
た電線支持碍子装置に構成すること。 (4)絶縁支持棒13として通常の長幹支持碍子を使用
すること。 (5)懸垂型の電線支持碍子装置以外に耐張型の電線支
持碍子装置に適用すること。
た電線支持碍子装置に構成すること。 (4)絶縁支持棒13として通常の長幹支持碍子を使用
すること。 (5)懸垂型の電線支持碍子装置以外に耐張型の電線支
持碍子装置に適用すること。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は鉄塔の
頭頂部に向かって飛来する雷サージ電流をサージ捕捉導
体により捕捉してそれを架空地線の中間部まで誘導した
後、分流サージ電流を鉄塔の頭頂部に導くことができ、
この結果鉄塔の頭頂部に至る雷サージ電流を低減し、支
持碍子の沿面をフラッシオーバーして電線に流れる際の
地絡事故の発生確率を少なくすることができるとともに
、避雷碍子を装着した場合に、それに内蔵した抵抗素子
の雷サージ電流に対するエネルギー処理責務を軽減して
、避雷碍子の小型、軽量化を図ることができる効果があ
る。
頭頂部に向かって飛来する雷サージ電流をサージ捕捉導
体により捕捉してそれを架空地線の中間部まで誘導した
後、分流サージ電流を鉄塔の頭頂部に導くことができ、
この結果鉄塔の頭頂部に至る雷サージ電流を低減し、支
持碍子の沿面をフラッシオーバーして電線に流れる際の
地絡事故の発生確率を少なくすることができるとともに
、避雷碍子を装着した場合に、それに内蔵した抵抗素子
の雷サージ電流に対するエネルギー処理責務を軽減して
、避雷碍子の小型、軽量化を図ることができる効果があ
る。
【図1】この発明の電線支持碍子装置における雷撃エネ
ルギー抑制構造を具体化した一実施例を示す正面図であ
る。
ルギー抑制構造を具体化した一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】電線支持碍子装置の斜視図である。
【図3】絶縁支持棒付近の縦断面図である。
【図4】この発明の別例を示す斜視図である。
1 鉄塔本体、2 支持アーム、3 接地側の連
結金具、5 支持碍子、6課電側の連結金具、8
送電線、11 架空地線、13 絶縁支持棒、15
サージ捕捉導体としてのサージ捕捉電線、16,1
7 接続金具。
結金具、5 支持碍子、6課電側の連結金具、8
送電線、11 架空地線、13 絶縁支持棒、15
サージ捕捉導体としてのサージ捕捉電線、16,1
7 接続金具。
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄塔の支持アームに接地側の連結金具
を介して支持碍子を連結し、該支持碍子の課電側には連
結金具を介して電線を支持するとともに、鉄塔本体の頭
頂部に対し雷撃時の雷サージ電流を分流して鉄塔本体へ
のサージ電流を軽減するための架空地線を具備する電線
支持碍子装置において、前記鉄塔の頂部に絶縁支持棒を
立設し、この絶縁支持棒の上端部には、雷サージ電流を
捕捉するサージ捕捉導体を架空地線の下流側と上流側に
指向するように連結し、サージ捕捉導体の端部を前記架
空地線の中間部に接続したことを特徴とする電線支持碍
子装置における雷撃エネルギー抑制構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12044591A JPH04345708A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 電線支持碍子装置における雷撃エネルギー抑制構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12044591A JPH04345708A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 電線支持碍子装置における雷撃エネルギー抑制構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04345708A true JPH04345708A (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=14786386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12044591A Pending JPH04345708A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 電線支持碍子装置における雷撃エネルギー抑制構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04345708A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103117523A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-05-22 | 湖南省电力公司科学研究院 | 一种突破运行线路窗口尺寸的输电线路调爬改造方法 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP12044591A patent/JPH04345708A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103117523A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-05-22 | 湖南省电力公司科学研究院 | 一种突破运行线路窗口尺寸的输电线路调爬改造方法 |
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