JPH04346643A - 溶融金属めっき用ポットにおけるストリップの流体支持装置 - Google Patents

溶融金属めっき用ポットにおけるストリップの流体支持装置

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JPH04346643A
JPH04346643A JP14386391A JP14386391A JPH04346643A JP H04346643 A JPH04346643 A JP H04346643A JP 14386391 A JP14386391 A JP 14386391A JP 14386391 A JP14386391 A JP 14386391A JP H04346643 A JPH04346643 A JP H04346643A
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floater
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Yutaka Suzukawa
豊 鈴川
Shunichi Sugiyama
峻一 杉山
Teruo Fujibayashi
晃夫 藤林
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Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的に搬送されるス
トリップを非接触、すなわち浮上状態で支持する装置、
特に、ストリップの連続溶融金属めっき設備のポット内
ストリップ支持装置として好適なストリップの浮上支持
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストリップを流体圧を利用して浮上状態
に支持する方法として、Journal of the
 Iron and Steel Institute
(May 1963, 401〜408頁)に次の例が
示されている。すなわち、図7に示すように搬送される
ストリップSの内側に向けて流体噴出用の1対のスリッ
ト7を配し、これらスリット7から流体を噴出し、これ
をストリップSに衝突させて流れの向きを変え、噴流に
挟まれた領域に発生する静圧によってストリップを浮上
させるものである。このような装置をフロ−タ−と呼ぶ
。この時発生する静圧は、下記(1)式によって計算で
きることが前記の文献に示されている。また、そのよう
な静圧を得るために必要な流体の流量は、下記(2)式
で概略計算できる。
【0003】
【数1】
【0004】
【数2】
【0005】従来、このようなフロ−タ−を、例えば溶
融亜鉛めっきライン内のめっきポットに適用したものが
特開平2−25554号において提案されている。この
装置は図8および図9に示すように、めっき用ポット1
´内に従来のシンクロ−ルに替えてフロ−タ−6´を配
し、ポット1´内に浸漬されたストリップSを支持する
ものであり、液体ポンプPを用いて溶融亜鉛をポット1
´とフロ−タ−6´間で循環させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のストリップ浮上支持装置では、液体の循環をポン
プを用いて行っているために、大量の液体を循環する大
容量のポンプが必要であり、このため運転コストや初期
コストが高くなるという問題がある。また、液体が高温
の溶融亜鉛であるような場合、ポンプの可動部分が摩耗
、溶損し、ポンプの耐久性がないという問題もある。 さらに、従来のストリップ浮上支持装置においては、液
体の循環を1台のポンプを用いて行っているために、こ
のポンプが故障して液体の循環が停止してしまうと、直
ちにフロ−タ−の能力が失われ、ストリップがフロ−タ
−に接触してストリップの表面にすり傷が発生したり、
最悪の場合にはストリップ破断というような大きな事故
に至る場合もある。
【0007】また、従来のストリップ浮上装置において
は、循環する液体中の不純物を除去する機構がないため
に、液体中の固相の不純物(例えば、溶融亜鉛の場合に
はドロス)が比較的短時間のうちにフロ−タ−のスリッ
トを閉塞して、所定の静圧分布が得られなくなるという
問題がある。さらに、液体中の固相の不純物が液体循環
配管やポンプ内壁に付着、成長し、この結果配管抵抗が
増加し、ポンプ動力が大きくなるという問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の問題に鑑みなされたもので、ガスリフト方式の液体供
給手段を用いることにより、上記のような問題を生ずる
ことなくストリップを適切に浮上支持することができる
装置を提供するものである。
【0009】このような本発明の構成は以下の通りであ
る。 (1)フロ−タ−を備え、該フロ−タ−に形成されたス
リットから噴出する液体によってフロ−タ−とストリッ
プとの間に液体膜を形成し、搬送されるストリップをこ
の液体膜によって浮上状態に支持するストリップの流体
支持装置において、フロ−タ−と、該フロ−タ−の上方
に位置する液体のホ−ルディングタンクと、液体容器か
ら前記ホ−ルディングタンクに液体を汲み上げるガスリ
フト管と、前記ホ−ルディングタンクからそのヘッドを
利用してフロ−タ−に液体を供給する供給管と、該供給
管による液体供給量を制御する流量制御手段とからなる
ことを特徴とするストリップの流体支持装置。
【0010】(2)上記(1)に記載の装置において、
ガスリフト管が2本以上設けられるストリップの流体支
持装置。
【0011】(3)上記(1)または(2)に記載の装
置において、流量制御手段が供給管に設けられる電磁ブ
レ−キにより構成されたストリップの流体支持装置。
【0012】(4)上記(1)、(2)または(3)に
記載の装置において、ホ−ルディングタンクの液面高さ
を検知する手段と、該検知手段による測定値と制御目標
値とを比較し、両者の差が最小となるようにガスリフト
管による液体汲み上げ量を制御する手段とを備えたスト
リップの流体支持装置。
【0013】(5)上記(1)、(2)、(3)または
(4)に記載の装置において、フロ−タ−に供給すべき
液体中の不純物を分離除去する分離機構を有するストリ
ップの流体支持装置。
【0014】(6)上記(1)、(2)、(3)、(4
)または(5)に記載の装置において、フロ−タ−が液
体容器内に位置し、液体が液体容器とホ−ルディングタ
ンクとフロ−タ−間で循環使用されるストリップの流体
支持装置。
【0015】(7)上記(6)に記載の装置において、
液体容器が溶融金属めっき用のポットであり、フロ−タ
−の作動液体が溶融金属である記載のストリップの流体
支持装置。
【0016】
【作用】以下、本発明装置の作用を図1の構成図に基づ
き説明する。図1において1はフロ−タ−に供給しよう
とする液体で満された容器、6は容器内に配されるフロ
−タ−、5は該フロ−タ−6の上方に配されるホ−ルデ
ィングタンク、2は下部が容器1内の液体に浸漬され、
上部が前記ホ−ルディングタンクに接続されるガスリフ
ト管、3は前記ホ−ルディングタンク5からフロ−タ−
6に液体を供給する供給管、11は前記供給管の途中に
設けられる流量制御手段である。前記フロ−タ−6は、
図7に示すような液体噴出用のスリットを有している。
【0017】前記ガスリフト管2の下端近傍には、不活
性ガス等の作動ガスを供給するための給気配管12が接
続されている。前記給気配管12を通じてガスリフト管
2の内部にガスを吹き込むと、ガスリフト管2の内部に
は気液二相流が生じる。ガスリフト管2内部の気液混合
流体の平均密度は液体の密度より小さいために、気液二
相流を容器1の液面より高い位置まで流すことができる
【0018】図6に、溶融亜鉛のガスリフト実験結果の
一例を示す。この実験では、長さ4.5m、内径0.2
mのガスリフト管を溶融亜鉛を満たした容器に深さ3.
0mまで挿入し、その下端から窒素ガスを吹き込んでガ
スリフト実験を行った。同図に示されるように、実験の
範囲内ではガスリフト管に汲み上げられる溶融亜鉛の流
量は窒素ガスの流量を増加させると増加する傾向を示し
ている。このように、適切に設計されたガスリフト装置
では液体を容器1の液面より高い位置まで汲み上げるこ
とができる。
【0019】また、図6に示すように、ガスリフト装置
で汲み上げる液体の流量はガスリフト管2に吹き込むガ
スの流量により変化するため、ガスリフト管2に吹き込
むガスの流量によってガスリフト管内を流れる液体の流
量を制御することができる。また、ガスリフト管の管径
を大きくしたり、ガスリフト管を複数使用することによ
り、液体の最大流量に適合したガスリフト装置の設計が
容易にできる。このようなガスリフト装置においては、
駆動源として例えば製鉄所においては安価に入手できる
窒素ガスが使用でき、設備の構造も簡単であるため、液
体ポンプを使用する従来の方法と比較して、初期コスト
、運転コストのいずれの点においても有利である。さら
に、液体と接する配管部分に可動部分がないため、液体
ポンプを使用する従来の方法と比較して信頼性が高い。
【0020】搬送されるストリップを流体圧を利用して
浮上状態に支持する流体支持装置においては、ストリッ
プのサイズ変更やライン張力の変更に伴い、フロ−タ−
に供給する液体の流量を制御する必要がある。既に述べ
たように、液体はホ−ルディングタンク5を介しそのヘ
ッドH(液面高さ)を利用してフロ−タ−6に供給され
る。したがって、液面高さHが適切に設定されていれば
必要最大流量を得ることができる。すなわち、このよう
な液体供給方式においては、フロ−タ−6のスリットか
ら噴出する液体の流速Vは、流体力学から下記(3)式
で計算できることが知られている。
【0021】
【数3】
【0022】前記(2)式と(3)式から、ホ−ルディ
ングタンク5の液面高さ(H)が適切に設定されていれ
ば、フロ−タ−6に供給する必要最大流量を得ることが
できることが判る。
【0023】このような液体の供給方式において、液体
流量を制御するためにはホ−ルディングタンク5からフ
ロ−タ−6への液体供給系に流量制御手段11を設けれ
ばよい。この流量制御手段11としては、例えば流量制
御弁や流量制御弁に相当する流体抵抗を発生できる手段
(例えば、電磁ブレ−キ)がある。また他の方法として
は、液体のホ−ルディングタンク5の液面高さを変える
ことも考えられる。但し、液体が高温の溶融亜鉛である
ような場合、流量制御弁を使用すると弁の可動部分が摩
耗、溶損する場合があり、信頼性に問題がある。また、
液体のホ−ルディングタンク5の液面高さを変える方法
では、ホ−ルディングタンクの容量が大きい場合には応
答性が悪いという難点がある。したがって、液体が溶融
金属であるような場合には、流量制御手段11としては
電磁ブレ−キが最も好ましい。すなわち、この電磁ブレ
−キをホ−ルディングタンク5からフロ−タ−6に液体
を供給する供給管3の途中に設け、流量制御弁に相当す
る流体抵抗を発生させ流量制御を行うものである。この
電磁ブレ−キは、液体供給管3の外側に電気で駆動され
るマグネットを取付けたもので、マグネットに投入する
電気入力を制御することにより、配管の中を流れる液体
に制動力を与えることができる。この電磁ブレ−キは可
動部分がないため、液体ポンプのような可動部分の摩耗
、溶損の恐れは全くない。また、電磁ブレ−キは応答性
が良いため、ホ−ルディングタンク5の液面高さを変え
る方法よりも高い精度で流量制御を行うことができる。
【0024】従来のストリップの浮上支持装置では、液
体の循環を1台のポンプを用いて行っているために、こ
のポンプが故障して液体の循環が停止すると、直ちにフ
ロ−タ−の能力が失われてストリップがフロ−タ−に接
触し、ストリップの表面にすり傷が発生したり、ストリ
ップ破断のような大きな事故に至るというような問題が
ある。この点本発明では、1つのホ−ルディングタンク
5に対してガスリフト管2を2本以上設けることにより
、1本のガスリフト管2が使用不能になっても、直ちに
他のガスリフト管2に切り替えることができ、フロ−タ
−の機能が失われることがない。また仮に、ガスリフト
管2の切替えに多少の時間がかかっても、その間は、ホ
−ルディングタンク5に蓄えられている液体をフロ−タ
−6に供給してやればよいため、この場合にもフロ−タ
−の機能が失われることはない。したがって、この点に
おいても本発明装置は従来装置に較べ信頼性が高い。 ガスリフト管2は構造が簡単であるため、これを2本以
上設置しても初期コスト、運転コストのいずれの点でも
従来装置よりも有利であると言える。
【0025】次に、ホ−ルディングタンク5の液面高さ
Hを制御する方法について説明する。図6に実験結果の
一例を示したように、適切に設計されたガスリフト装置
では液体の流量をガスリフト管2に吹き込むガスの流量
によって制御することができる。したがって、ホ−ルデ
ィングタンク5に液面の高さを検知する手段を設け、そ
の液面高さの測定値と目標とする液面高さとの偏差を演
算装置で計算して、ガスリフト管2に供給するガスの供
給量を制御し、ホ−ルディングタンク5に流しこむ液体
の流量を制御することにより、ホ−ルディングタンク5
の液面高さHを制御することができる。このような液面
高さ制御を行うことにより、液体ヘッドが安定し、前述
した流量制御手段11による流量制御精度がより向上す
る。また、このような機構を有することにより、仮に流
量制御手段11が故障して使用不能になった場合でも、
流量制御精度が劣る欠点はあるものの、フロ−タ−6に
必要なヘッドで液体を供給し続けることが可能であり、
フロ−タ−6の機能が失われることがないという利点が
ある。
【0026】本発明のストリップの流体支持装置では、
作動液体をフロ−タ−に対して循環使用することを必須
の要件とするものではないが、作動液体の使用量が多い
場合、図1に示すようにフロ−タ−6を作動液体で満た
された容器1中に浸漬し作動液体を循環使用することに
すれば、必要な作動液体の量を少なくできるというメリ
ットがある。
【0027】本発明装置では、ガスリフト管2によって
汲み上げた液体をフロ−タ−6に供給するため、フロ−
タ−6に供給しようとする容器1内の液体中の固相の不
純物をも汲み上げることになる。ガスリフト管2に供給
する不活性ガスを多孔質フィルタ−を通して吹き込むな
どして、初期気泡粒径を小さくすると、液体中の微細な
固相不純物がガスの気泡に捕えられ、気液分離装置や液
体のホ−ルディングタンク5の液面に浮上してくる。こ
のように浮上分離された固相不純物は、気液分離装置或
いはホ−ルディングタンク上部から容易に除去可能であ
る。また、浮上した固相不純物や液体中の固相不純物を
除去する装置を気液分離装置と液体のホ−ルディングタ
ンク5との間に組み込んでおけば、フロ−タ−6に供給
される液体から固相の不純物をより完全に除去すること
ができる。これにより液体中の固相不純物がフロ−タ−
6のスリットを閉塞して所定の静圧分布が得られなくな
ったり、液体循環配管に付着、成長し、配管抵抗が増加
して所望の流量が得られなくなるなどの問題が回避でき
る。
【0028】本発明装置は、特に、溶融亜鉛めっき等の
溶融金属めっき装置に好適である。すなわち、従来一般
に用いられているシンクロ−ルの替りに、フロ−タ−6
が液体容器たるめっき用ポット内に配されるとともに、
ガスリスト管が同じくポット内に配され、溶融金属を液
体容器たるポットとホ−ルディングタンク5とフロ−タ
−6間で循環させる。
【0029】
【実施例】図2は、本発明の装置を溶融金属めっきポッ
ト等のストリップ処理装置に適用した場合の一実施例を
示すものである。図2において、1はフロ−タ−に供給
しようとする液体で満たされた容器(例えば、めっき用
ポット)、6はこの容器内に配されるフロ−タ−である
。2はガスリフト管であり、該ガスリフト管2の下端部
の近傍には不活性ガスを供給するための給気配管12が
接続されている。この給気配管12先端には多孔質フィ
ルタ−12aが取り付けてあり、微細な粒径の気泡を発
生させるようになっている。
【0030】前記容器1の上方には、ホ−ルディングタ
ンク5が配されている。このホ−ルディングタンク5に
は、ガス放散口41を備えた気液分離装置4が連設され
、この気液分離装置4の下部に前記ガスリフト管2の上
端が接続されている。そして、前記ホ−ルディングタン
ク5の下部とフロ−タ−6との間には、ホ−ルディング
タンク5の液体をフロ−タ−6に供給するための供給管
3が設けられている。なお、図中のHはフロ−タ−6に
供給される液体のヘッドを表している。
【0031】前記供給管3の途中には、ホ−ルディング
タンク5からの液体供給量を制御するための電磁ブレ−
キ11aが設けられている。
【0032】前記ホ−ルディングタンク5には液面計8
が設けられ、該液面計8の計測値が演算装置9に出力さ
れるようになっている。さらに、ホ−ルディングタンク
5の内部には、液体中の固相の不純物を分離除去するた
めの分離装置13が設けられている。図3はこの分離装
置13の一例を示すもので、タンク内部にフィルタ−1
3aを設け、このフィルタ−13aにより液体を濾過す
るようにしたものである。なお、このフィルタ−13a
により仕切られる不純物分離部の上部には、浮上分離さ
れた不純物を汲み出し具で回収除去したりフィルタ−を
交換したりするための開閉可能な蓋付きの開口13bが
設けられている。また、図4は分離装置13の他の例を
示すもので、タンク内部にタンク上面および下面から交
互に延出する複数の邪魔板13cを設け、固相の不純物
を沈降分離するようにしたものである。
【0033】さらに、図5は浮上分離された不純物を分
離する他の構造例を示すもので、気液分離装置4とホ−
ルディングタンク5の間には、浮上分離された不純物が
ホ−ルディングタンク5側に流れないようにするための
邪魔板13Cが取付けてある。さらに、この例では、気
液分離装置4で浮上分離された不純物を気液分離装置外
に連続的に排出するための排出配管14が取付けられて
おり、ガスリフトによって循環される液体のうち浮上分
離された不純物を多量に含む液表面近傍の液体のみを装
置外に連続的に排出するようになっている。排出配管1
4の途中にはフィルタ−等を備えた不純物分離装置13
が設けられており、供給される液体から不純物を連続的
に除去する。不純物が除去された液体は、再び容器1に
戻される。この方式では、ガスリフトによって循環され
る液体のうち浮上分離された不純物を多量に含む液表面
近傍の液体のみを不純物分離装置13に供給するため、
不純物の分離効率が良い。また、この方式では不純物分
離装置13のフィルタ−等の交換をフロ−タ−への液体
供給に影響を与えずに行なうことができるという利点が
ある。なお、この分離装置13の構成は以上述べた実施
例に限らず、適宜な構成のものを採用することができる
【0034】なお、その他図面において、10は給気配
管12に設けられるガス流量制御弁である。また、図示
していないが、本実施例ではガスリフト管2はホ−ルデ
ィングタンク5に対して2本設けられ、それぞれがホ−
ルディングタンク5に連設された気液分離装置4に接続
されている。
【0035】次に、以上述べた本実施例装置の作用を説
明する。ガス流量制御弁10により流量を制御されつつ
、給気配管12を通じてガスリフト管2に不活性ガスが
供給される。このガス吹き込みにより容器1内の液体は
ガスリフト管2に汲み上げられ、ガスリフト管内部を上
昇する。液体は気液分離装置4で気体が放散分離された
後、不純物の分離装置13を経由してホ−ルディングタ
ンク5内部に流入する。ホ−ルディングタンク5内部の
液体は、ヘッドHのため供給管3を通じてフロ−タ−6
に供給される。供給された液体はフロ−タ−6のスリッ
トから噴出しストリップSを浮上支持する。また、供給
管3を通じてフロ−タ−6に供給される液体は、電磁ブ
レ−キ11aの作用によりその流量が制御される。液面
計8はホ−ルディングタンク5内の液面高さを計測し、
その計測値を演算装置9に出力する。演算装置9は上記
計測値と目標値とを比較し、その偏差が最小になるよう
ガス流量制御弁10を制御し、ガスリフト管2へのガス
吹き込み量を調整することにより液体の汲み上げ量を制
御する。なお、この時のガス流量制御弁10を開閉する
速さは、流量制御の応答性を考慮して予め決定しておく
【0036】なお、本実施例では気液分離装置4はホ−
ルディングタンク5と一体に設けてあるが、場合によっ
てはホ−ルディングタンク5と独立して設け、適当な連
通管を通じてホ−ルディングタンク5と連通させるよう
にしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、従来装置の
ような大容量のポンプが全く必要でなく、従来装置に較
べの運転コストを大幅に低減させることができる。特に
、大量の液体を循環させるための駆動源として、例えば
製鉄所においては安価に入手できる窒素ガスが使用でき
るため、この点からも運転コストの大幅な低減を図るこ
とができる。また、液体が高温の溶融亜鉛であるような
場合でも、従来装置のようにポンプの可動部分が摩耗、
溶損するというような問題がなく、液体ポンプを使用す
る従来方式に較べ信頼性が極めて高い。
【0038】また、液体のヘッド圧を利用し、且つ電磁
ブレ−キ等の流量制御手段で流量制御しながら液体をフ
ロ−タ−に供給するため、ストリップを高精度に支持搬
送することができる。さらに、ホ−ルディングタンク内
の液面高さを検知し、これを所定のレベルに制御できる
ような機構を備えることにより、フロ−タ−に供給する
液体の流量制御精度をより向上させることができる。
【0039】また、ガスリフト管は構造が簡単でしかも
運転コストが低いため、1つの装置において2本以上の
ガスリフト管を併設しても初期コスト、運転コスト等の
コスト的負担が少ない。したがって、ガスリフト管を2
本以上有する装置構成とすることにより、不測の事態等
に対応できるより信頼性の高い装置とすることができる
。すなわち、従来のストリップ浮上支持装置においては
、液体の循環をコスト面から1台のポンプを用いて行っ
ているために、このポンプが故障して液体の循環が停止
すると直ちにフロ−タ−の能力が失われ、ストリップが
フロ−タ−に接触してストリップ表面にすり傷が発生し
たり、最悪の場合にはストリップ破断のような大きな事
故に至るという問題がある。これに対し、本発明おいて
はガスリフト管を2本以上使用することにより、1本の
ガスリフト管が使用不能になっても直ちに他のガスリフ
ト管に切り替えることができ、フロ−タ−の機能が失わ
れることがない。また仮に、ガスリフト管の切り替えに
多少の時間がかかっても、その間は、ホ−ルディングタ
ンクに蓄えられている液体をフロ−タ−に供給すること
ができるため、このような場合にもフロ−タ−の機能が
失われることがないという利点がある。したがってこの
点からも、本発明は液体ポンプを使用する従来装置に較
べ信頼性が極めて高い装置であるといえる。
【0040】さらに、ホ−ルディングタンクの液面高さ
を制御する機能を備えることにより、仮に電磁ブレ−キ
等の流量制御手段が故障して使用不能になっても、フロ
−タ−に液体を供給し続けることが可能であり、この面
でもフロ−タ−の機能が失われることがないという利点
がある。また、作動液体の使用量が多い場合には、フロ
−タ−を作動液体で満たされた容器(例えば、溶融亜鉛
設備の場合には溶融亜鉛ポット)中に浸漬し、作動流体
を循環使用することにすれば、必要な作動液体の量を循
環流量に較べて小さくすることができる。
【0041】また、フロ−タ−に供給される液体から固
相の不純物を分離除去するための装置を設置することに
より、液体中の固相の不純物がフロ−タ−のスリットを
閉塞して所定の静圧分布が得られなくなったり、不純物
が液体循環配管に付着、成長し、配管抵抗が増加して所
定の流量が得られなくなる等の問題を適切に回避できる
【0042】以上のような利点から、本発明は溶融亜鉛
めっき等の溶融金属めっき装置におけるシンクロ−ルの
代替手段等として極めて好適な装置であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明装置の一実施例を示す説明図である。
【図3】図2における不純物分離装置の一例を示す説明
図である。
【図4】図2における不純物分離装置の他の例を示す説
明図である。
【図5】図2における不純物分離装置の他の例を示す説
明図である。
【図6】ガスリフト管に吹き込まれるガス流量とガスリ
フト管内の溶融亜鉛流量との関係を示すグラフである。
【図7】フロ−タ−におけるストリップの支持原理を示
す説明図である。
【図8】従来のストリップ浮上支持装置を示す説明図で
ある。
【図9】図8のストリップ浮上装置のフロ−タ−を部分
的に示す斜視図である。
【符号の説明】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フロ−タ−を備え、該フロ−タ−に形
    成されたスリットから噴出する液体によってフロ−タ−
    とストリップとの間に液体膜を形成し、搬送されるスト
    リップをこの液体膜によって浮上状態に支持するストリ
    ップの流体支持装置において、フロ−タ−と、該フロ−
    タ−の上方に位置する液体のホ−ルディングタンクと、
    液体容器から前記ホ−ルディングタンクに液体を汲み上
    げるガスリフト管と、前記ホ−ルディングタンクからそ
    のヘッドを利用してフロ−タ−に液体を供給する供給管
    と、該供給管による液体供給量を制御する流量制御手段
    とからなることを特徴とするストリップの流体支持装置
  2. 【請求項2】  ガスリフト管が2本以上設けられる請
    求項1に記載のストリップの流体支持装置。
  3. 【請求項3】  流量制御手段が供給管に設けられる電
    磁ブレ−キにより構成された請求項1または請求項2に
    記載のストリップの流体支持装置。
  4. 【請求項4】  ホ−ルディングタンクの液面高さを検
    知する手段と、該検知手段による測定値と制御目標値と
    を比較し、両者の差が最小となるようにガスリフト管に
    よる液体汲み上げ量を制御する手段とを備えた請求項1
    、請求項2または請求項3に記載のストリップの流体支
    持装置。
  5. 【請求項5】  フロ−タ−に供給すべき液体中の不純
    物を分離除去する分離機構を有する請求項1、請求項2
    、請求項3または請求項4に記載のストリップの流体支
    持装置。
  6. 【請求項6】  フロ−タ−が液体容器内に位置し、液
    体が液体容器とホ−ルディングタンクとフロ−タ−間で
    循環使用される請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5に記載のストリップの流体支持装置。
  7. 【請求項7】  液体容器が溶融金属めっき用のポット
    であり、フロ−タ−の作動液体が溶融金属である請求項
    6に記載のストリップの流体支持装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53128536A (en) * 1977-04-18 1978-11-09 Kawasaki Steel Co Method of plating one side surface of steel band
JPS56158863A (en) * 1980-05-14 1981-12-07 Nippon Kokan Kk <Nkk> Changing device for direction of strip in galvanizing vessel
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