JPH04348385A - 電気光学的表示装置 - Google Patents

電気光学的表示装置

Info

Publication number
JPH04348385A
JPH04348385A JP17744991A JP17744991A JPH04348385A JP H04348385 A JPH04348385 A JP H04348385A JP 17744991 A JP17744991 A JP 17744991A JP 17744991 A JP17744991 A JP 17744991A JP H04348385 A JPH04348385 A JP H04348385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
row
current
circuit
display device
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17744991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3419795B2 (ja
Inventor
Heihachiro Ebihara
平八郎 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP17744991A priority Critical patent/JP3419795B2/ja
Priority to EP92912448A priority patent/EP0544917B1/en
Priority to PCT/JP1992/000799 priority patent/WO1993000739A1/ja
Priority to DE69230395T priority patent/DE69230395T2/de
Publication of JPH04348385A publication Critical patent/JPH04348385A/ja
Priority to US08/978,818 priority patent/US6154069A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3419795B2 publication Critical patent/JP3419795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学的表示装置の駆
動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の対象となる電気光学的表示装置
は液晶、EL等、容量性を示すもの全てで有るが、説明
は液晶を用いた表示装置について行なう。
【0003】図2は単純マトリクス型液晶表示装置のマ
トリクス電極とその駆動回路との関係を示す結線図であ
る。図2において、X1〜Xmは列電極線、Y1〜Yn
は行電極線、201は前記列電極線を駆動する列電極駆
動回路、202は前記行電極線を駆動する行電極駆動回
路、203は前記列電極駆動回路201と行電極駆動回
路202を制御する制御回路、204は前記列電極駆動
回路201、行電極駆動回路202を駆動するための電
源電圧と、該2つの駆動回路201、202を介して前
記列電極線と行電極線に印加する液晶駆動電圧を発生す
る駆動電源回路である。
【0004】図2に示した構成の具体例についてはいく
つかの異なる方式があるが、全ての場合について説明を
することは煩雑になるので、その一例を図3示し、以下
詳細な説明は図3を基に行なうが、本願の思想は他の方
式の駆動回路においても有効に実施出来るものである。
【0005】図3に於て、列電極駆動回路301は制御
回路(図示せず)から送られて来る信号を適宜処理する
ロジック回路305と該ロジック回路305の指令に基
づいてj番目(j=1・・・m)の列電極Xjに+Vs
または−Vsを選択的に供給する出力回路302jとか
らなる。即ちトランジスタ303jがオン、トランジス
タ304jがオフのときは前記列電極線Xjには+Vs
が印可され、トランジスタ303jがオフ、トランジス
タ304jがオンの時は前記列電極線Xjには−Vsが
印可される。前記二つのトランジスタ303jと304
jが同時にオンとなる状態はない。該トランジスタ30
3j及び304jのそれぞれの基盤はそれぞれ前記ロジ
ック回路305に印可される正側電源+Vdと負側電源
−Vdに接続される。(但し|Vd|≧|Vs|)
【0
006】一方、行電極駆動回路306は制御回路(図示
せず)から送られて来る信号を適宜処理するロジック回
路311と該ロジック回路311の指令に基づいてk番
目(k=1・・・n)の行電極線Ykに+Vcまたは−
Vcまたは0を選択的に供給する出力回路307kとか
らなる。即ちトランジスタ308kがオン、トランジス
タ309kと半導体スイッチ310kがオフのときは前
記行電極線Ykには+Vcが印可され、トランジスタ3
08k、スイッチ310kがオフ、トランジスタ309
kがオンの時は前記行電極線Ykには−Vcが印可され
る。前記二つのトランジスタ308kと309kがオフ
、前記スイッチ310kがオンの時は、前記行電極Yk
には0電位が印可される。トランジスタ308k、30
9k及びスイッチ310kの2つ以上が同時にオンとな
る状態はない。該トランジスタ308k、309kと該
スイッチ310kを構成するトランジスタのそれぞれの
基盤はそれぞれ前記ロジック回路311に印可される正
側電源+Veと負側電源−Ve(|Ve|≧|Vc|)
に接続される。
【0007】かくして列電極Xjと行電極Ykとの交点
に形成される画素Pjkには列電極駆動電圧VXj(+
Vs、−Vs)と行電極駆動電圧VYk(+Vc、0、
−Vc)との差の電圧が印可される事になるが、それぞ
れの電圧を選択する選択タイミングにはいくつもの採り
方が有る。
【0008】図4は図3に示した回路構成を用いて、液
晶に印加しようとする理想的電圧波形の一例を示す図で
有る。図4に於て期間T1 (t1 )、T2 (t2
 )・・・Tn(tn)はそれぞれ第1番目の行電極Y
1 、第2番目の行電極Y2 、第n番目の行電極Yn
が選択的に駆動される期間であり、期間T1 からTn
(あるいは期間t1 からtn)までが1垂直走査期間
となる。それぞれの画素は1垂直走査期間期間の1/n
の選択期間と1−1/nの非選択期間に印加される電圧
によって駆動される。期間T1 には前記行電極Y1 
には+Vcが印加されその他の行電極には0電位が印加
される。期間T2 には前記行電極Y2 に−Vcが印
加され、その他の行電極には0電位が印加される。この
ように選択駆動する行が変わる毎に選択駆動電圧の極性
を反転させる方式は1行毎反転と呼ばれる。また次の垂
直走査期間t1 ・・・tnでは各行に印加する選択駆
動電圧の極性を更に反転させているが、この方法は1フ
ィールド反転と呼ばれる。従って図4に示す方式は「1
行毎反転1フィールド反転方式」と呼ばれる。
【0009】一方列電極に印加される駆動電圧は表示す
べきデータによって決められる。いま列電極Xaに対応
する画素部分は全ての期間に渡って黒、列電極Xbに対
応する画素部分は全ての期間に於て白を表示させるもの
とし、かつ使用する液晶パネルがノーマリーブラック(
印加電圧が大きいほど透明になる)とすると、それぞれ
の列電極には図4のVXa、VXbの如き電圧が印加さ
れ、例えば前記行電極Y1 と列電極Xaの交叉部分に
ある画素Pa1 にはVY1 −VXaの電圧が印加さ
れ、その波形は図4のVPa1 に示す如くとなる。ま
た行電極Y1 と列電極Xbによって構成される画素P
b1には図4のVPb1 の如き電圧が印加される。
【0010】液晶が印可される電圧の実効値に応答する
ものとすれば、1走査期間に前記画素Pa1 に印可さ
れる電圧の実効値(以下駆動実効電圧とする)は数1と
なり、また前記画素Pb1 に与えられる駆動実効電圧
は数2となる。
【数1】
【数2】
【0011】上記数1、数2の差が画素の表示状態(暗
明)の差となって現われる。従って該数1と数2の差が
大きい方が良好な表示が得られるわけで、該条件は数2
を数1で割った値(Von/Voff)が最大になる条
件になり、数3で与えられ、この条件の時、数2を数1
で割った値は数4となる。
【数3】
【数4】
【0012】|Vc|/|Vs|を駆動電圧比とし、該
駆動電圧比が数3を満足するとき時、最適駆動電圧比と
呼ぶ。前記Voff、VonはVcとVsを決めると一
義的に決まり、この範囲から外側の駆動実効電圧を印加
することは理論的に出来ないが、VonとVoffの間
の駆動実効電圧を印加する事は可能であって、この場合
の列電極駆動電圧波形の一例を図4のVXcに示す。こ
の様な手法を用いることにより階調表示が必要な液晶テ
レビが実現されている。
【0013】上記数3を用いる事により、|Vc|をあ
る値に設定したとき、最大コントラストを与える|Vs
|の値を求めることが出来、この|Vs|以外の値では
コントラストは低下する。ところが図4に示した波形V
Xa、VXb、VXc等はあくまでも理想的な状態を示
したもので、実際には各部に寄生する寄生抵抗と液晶が
有する容量の影響で液晶駆動電圧波形になまり(スパイ
クを含む)が生ずるため、理想状態とはならない。この
事は数3に基づいて最大コントラストを得るべく駆動電
圧を設定しても、理論上得られる筈のコントラストを得
ることが出来ない事を意味する。簡単に言えば液晶の両
端に印可される駆動電圧波形のなまりが大きければ大き
いほどコントラストは低下するのである。
【0014】次に駆動波形のなまりは液晶の応答性の低
下を招く。即ち液晶の応答性はVon/Voffの値が
大きいほど速くなるが、波形なまりがあるとVon/V
offの値が小さくなり、液晶の応答性が低下し、速い
動きのある表示を行なう時、いわゆる残像現象が顕著と
なる。更に駆動波形なまりは、単純マトリクス型表示装
置に於て、従来から大きな問題点として指摘されている
クロストークの原因となる。例えば液晶テレビに図5(
a)の如き表示を行おうとすると、実際の表示は図5(
b)の如くになってしまう。また駆動デューティ比を改
善するため表示パネルを上下に2分割し、それぞれ独立
に駆動する型の表示装置に於いては、図5(c)の様な
表示を行わせようとすると実際には図5(d)の如く表
示され、パネルの上下で表示状態が異なってしまう。 この原因もまた前記駆動電源回路204の出力抵抗、前
記列電極駆動回路201や前記行電極駆動回路202の
内部配線抵抗、出力抵抗、或は両駆動回路と表示パネル
との接続抵抗、該表示パネル内の引出し電極部の抵抗等
の影響により、液晶に印加される電圧波形になまりを生
じ、理想状態とはならないためとされている。
【0015】このように液晶の両端に印可される電圧波
形のなまりは液晶表示装置の全ての特性を悪化させ、場
合によっては使用に耐えない程の影響を与える。この現
象を回避するため、従来採られてきた方策は先ず外部よ
り駆動回路に与える電圧を安定化した上で各部の抵抗を
可能な限り小さくすると言うものであった。しかしなが
ら各部の抵抗を零にする事は困難であり、必ずある程度
の抵抗が残る。従って従来採られて対策では充分な効果
を上げられない場合があった。
【0016】上記の如く液晶両端に印加される波形のな
まりは液晶表示のあらゆる特性を低化させるのであり、
これに対して本発明は新規な方法により波形のなまりを
改善し、あらゆる面で理想的な駆動状態を実現するため
に成されたものであるが、従来、波形なまりに起因する
問題点としては主にクロストークが取り上げられてきて
いたので、従来技術との差を明確にするため、説明はク
ロストーク問題を中心に行なう。
【0017】従来クロストークについての代表的な説明
は図6に示すようなものであった。即ち列A上にある画
素が全て白(若しくは黒)のみを表示するものとすると
、列Aの列駆動電圧は行走査が行われる度に反転し、反
転の度に容量性の負荷である液晶への充放電が行われる
ため、該列A上の任意の1画素の両端に印加される駆動
電圧は図6のVAに示す如く、非選択期間にも波形にな
まりを生ずる。一方列B上にある画素は1行毎に白黒が
反転する表示状態とすると、列Bの列駆動電圧は一定値
を保つ事になるので非選択期間に液晶に対する充放電は
行われず、該列B上の任意の1画素の両端に印加される
駆動電圧は図6のVBに示す如くになる。両者の非選択
期間の比較するとVBの実効値よりもVAの実効値の方
が小さくなり、これがクロストークの原因であるとする
ものであった。
【0018】上記の考え方に基づく、改善案としては例
えば特公昭64−4197号公報の如き提案が有り、一
応の効果を上げている。しかしこれらの従来技術は、波
形のなまりそのものを改善するものではなく、波形なま
りを生じる充放電の回数を均一化する事に重点が置かれ
たものであり、かつ表示データが2値(白黒)の場合を
想定してなされたものであるため、テレビ映像のような
階調表示を行う場合は有効な対策とはならないとされて
きた。
【0019】即ち表示データが2値の場合には駆動電圧
の切り替えが行電極の走査切り替えタイミングと一致し
ているから、行駆動電圧の極性反転周期を工夫すること
により各列の非選択時充放電回数がほぼ等しくなるよう
にし、各列の非選択時の実効値が表示パターンによらず
均一となるように調整を行えるが、階調のある液晶テレ
ビでは図4のVXcに示す如く、列電極の駆動電圧の切
り替えは行電極の走査切り替えタイミングと必ずしも一
致しないから行駆動電圧の極性を反転しても充放電回数
を調整する事が出来ないと言う理由による。
【0020】発明者は波形なまりがクロストークに与え
る影響を詳細に吟味したところ、図6の考え方では説明
がつかない場合が有ることがわかり、これを解析するた
め液晶駆動状態のモデル化を試みた。図7は図6の説明
の基になる従来モデルで有る。図7に於て基本となるの
は、本来は複数本の行電極が1本で代表されていること
である。即ち複数の行電極の内、ある期間に於いて選択
的に大きな電圧が印加されているのは1本のみであり、
残りはすべて0電位に固定されているから、選択されて
いる行電極の影響は全体的にみて十分小さいと考えて排
除し、非選択状態に有る絶対多数の行電極をまとめて1
本とする事が出来る。すると各列電極は、0電位にある
一本の行電極に対しそれぞれが容量cを有する電極の集
合と考えることが出来、これらの列電極が各々、出力抵
抗roを有するスイッチS1 、S2 ・・・により+
Vsと−Vsに切り替えられると考える事が出来る。
【0021】このモデルの問題点は抵抗分として列電極
に関するものしか着目して居らず、しかもスイッチ(図
3に於けるトランジスター303j、304jに相当)
の出力抵抗のみを取り上げていることにある。確かに集
積化された液晶駆動回路の出力抵抗はキロオームの位に
あり、他に付加する抵抗に比べるとはるかに大きい。し
かしながら電源線にも小さいながら直列に抵抗(電源の
出力抵抗を含む)が存在し、これには複数の経路を流れ
る電流の総合が関与する訳であるから無視し得ない場合
が有ろう。
【0022】特に行電極駆動に関与する電源線抵抗は図
6の説明では全く考慮されていなかったものであるが、
液晶テレビ画像に於けるクロストークの現れ方を検討す
ると決して無視できない要因と考えられる。そこで各電
源線の抵抗を図7に付加すると図8に示す如くになる。 図8に於て、+Vs電源線には抵抗RDが挿入され、−
Vs電源線には抵抗RSが付加される。一方行電極に関
しては0電位に対して抵抗RMが付加される。該抵抗R
Mは行電極駆動回路の出力抵抗(図3に於ける半導体ス
イッチ310kの出力抵抗)分も含まれている。
【0023】所でクロストークは列電極間で駆動波形が
異なる場合に発生するのであるから、モデルとしては複
数の列電極を2つのグループに分けて考えることが出来
る。図9はN本の列電極をM本と(N−M)本に分けた
場合のモデルを示す。図9に於てM本にまとめられたグ
ループ(以下Bグループとする)の等価容量CBはc・
Mとなり、等価出力抵抗rBはro/Mとなる。一方(
N−M)本にまとめられたグループ(以下Aグループと
する)の等価容量CAはc・(N−M)となり、等価出
力抵抗rAはro/(N−M)となる。前記Bグループ
はスイッチSBにより、またAグループはスイッチSA
により+Vsと−Vsに切り替えて接続される。それぞ
れのグループ内に於いては各行毎の表示状態は同じもの
とする。
【0024】このモデルを使った非選択期間に於けるシ
ミュレーション結果を以下図示するが、これらの図に於
てSWA、SWBはそれぞれ図9のスイッチSA、SB
の状態を示し、例えばSWAがHレベルの時は該スイッ
チSAは+Vs側に接続され、Lレベルの時は−Vs側
に接続されるものとする。またVDX、VSX、VMX
、VA、VBは図9に示した点の電位若しくは電位差を
表わす。更に波形なまりによる影響が顕著である条件と
するため図10から図12に於いては(N−M)>>M
とし、ro、c、RD、RS、RMの値は実際の表示装
置の一例に近い値を選んでおり、かつcについては、実
際の液晶の容量はオン時、オフ時で値が異なるがシミュ
レーション上は値が状態によって変化しないものとして
有る。
【0025】図10は図6に該当する場合についてのシ
ミュレーション結果を示す図である。図10に於てVY
1 、VY2 、VY3 は行電極の選択タイミングを
示し、それぞれの行電極が斜線部分で選択電位(+Vc
または−Vc)を印加され、その他の期間は0を印加さ
れる状態を示している。これらは単にタイミングを示す
ものでシミュレーション上は無視されている。
【0026】前記Aグループは全行に渡って白または黒
のみを表示するため前記スイッチSAの状態SWAは図
の如く行電極の選択期間が変わる度にH、Lに変化し、
一方前記Bグループは行毎に白と黒を交互に表示するた
めに、前記スイッチSBの状態SWBは1垂直走査期間
中例えばHに固定される(次の走査期間中はLに固定さ
れる)
【0027】この時図9に於けるVA、VBの波形は理
想的には図10のVA、VBに示すものであるが、実際
には図10のVAX、VBXの如くとなる。但し波形の
なまりやスパイクは実際には指数的な変化を示すが簡単
のため直線的に表現してある。また極めて短時間のスパ
イクについては液晶の応答性から実効値を計算する上で
無視しても良いとされているので図面上では省略してあ
る(以下同様)
【0028】VAX、VBXを図6と比較してみるとV
AXは傾向が合っているが、VBXは明らかに異なる。 この原因は図9の抵抗RD、RS、RMの存在によりV
DX、VSX、VMXが図10の如く変動することによ
る。この変動について説明すると、時間Tpに置いてス
イッチ状態SWAがLからHに変化すると図9の+Vs
から抵抗RD、スイッチSA、抵抗rA、容量cA、抵
抗RMの経路で0電位に向かってスパイク状の電流が流
れ、この電流による電圧降下により、VDX、VMXは
スパイク状に変動する。この時抵抗RSには電流が流れ
ずVSXは変動しない。次に時間Tqでスイッチ状態S
WAがHからLに変化すると、0電位から抵抗RM、液
晶cA、抵抗rA、抵抗RSを経由して−Vsに向かっ
てスパイク状の電流が流れ、この結果VSXとVMXが
変動する。この時抵抗RDには電流が流れずVDXは変
動しない。
【0029】ところでN−Mの値が十分大きいときはr
Aは十分小さくなるため抵抗rAによる電圧降下分は抵
抗RD、RSによる電圧降下分に比べて十分小さくなり
、一方容量CBにはVDX、VMXの変動にともなって
電流が流れるが、MがN−Mよりも十分小さければcB
の値はcAに比して十分小さく、cBを流れる電流が抵
抗rBで生ずる電圧降下分は相対的に微少となるので、
結局、液晶の両端にかかる電圧VAX(またはVBX)
は前記スイッチ状態SWA(またはSWB)がHの時は
ほぼVDX−VMX、前記スイッチ状態SWA(または
SWB)がLの時はほぼVSX−VMXとなり、図10
に示す如くとなる。
【0030】時刻Tpの近傍ではVDXとVDMの変動
が共にVAX、VBXの両方に対して実効値を下げる方
向に働いているが、時刻Tqの近傍ではVBXに対して
はVMXの変動が実効値を上げる方向に働き、VAXに
対してはVMXとVSXの変動の両方が実効値を下げる
方向に働いている事が分かる。この結果を見ると、VA
XとVBXの実効値の差は図8に於ける列電極出力抵抗
roよりもむしろ行電極側の抵抗RD、RS、RMによ
る影響が大きいと考えられる。
【0031】図11は前記AグループとBグループが全
ての行に渡って白黒正反対の表示を行う場合の、また図
12は前記Aグループが白または黒の表示を行う一方、
前記Bグループがその中間の灰色を表示する場合のシミ
ュレーション結果を示す図であり、記号、名称等は図1
0の場合と同様である。図10の場合と異なるのはSW
Bの変化に伴う電流が図9のCBに流れる点で有るが、
前述のようにCBの値はCAに比して十分小さいとして
いるため、この電流分については無視して考えて良い。 従って図11、図12についても図10と同様の見方を
すれば良いので個々の説明は省略するが、これらの結果
を見てもAグループの画素に印加される非選択時の駆動
実効電圧は低下し、Bグループの画素に印加される非選
択時の駆動実効電圧はAグループよりも上昇する事が明
白である。液晶はノーマリーブラックと想定しているか
ら、駆動実効電圧が低下すれば表示状態は暗くなり、駆
動実効電圧が増加すれば表示状態は明るくなるから、A
グループの列にある画素の表示状態は本来よりも暗くな
り、またBグループの列にある画素の表示状態はAグル
ープよりも相対的に明るく(特に図11、図12の場合
は本来の表示状態よりも明るく)表示されることになる
。図10、図11、図12について非選択期間に於ける
AグループとBグループの画素に印加される駆動電圧V
AX、VBXの差を比較してみると、図10の場合は時
刻Tq付近にのみ差があるのに対し、図11と図12は
時刻Tp、Tq付近の両方で差が有る事が分かる。つま
り当然の事ではあるがAグループ列駆動電圧が変化した
とき(この時VDX、VMX、VSXが変動する)、B
グループの表示状態がAグループの表示状態と異なる行
に於いて差が生ずるわけで、非選択期間全体の駆動実効
電圧差は、このような行の数によって決まる事になる。
【0032】上記の説明は非選択期間に関するものであ
るが、選択期間については複雑であるが次のように考え
られる。簡単のため選択電圧(±Vc)の波形なまりは
無視すると、例えば図10に於いて、Aグループが白表
示の場合は、時刻Tpに於いて行電極駆動電圧VY1 
は−Vcとなっているはずであるから、AグループのY
1 行の画素には−Vc−VDXが印加される事になり
、また時刻Tqに於いて行電極駆動電圧VY2 は+V
cとなっているはずであるから、AグループのY2 行
の画素には+Vc−VSXが印加される事になる。この
場合VDX、VSXのなまりの方向は選択期間に於ける
実効値をは低下させる方向(白が暗くなる方向)である
事は明白である。逆にAグループが黒表示の場合は、時
刻Tpに於いて行電極駆動電圧VY1 は+Vcとなっ
ているはずであるから、AグループのY1 行の画素に
は+Vc−VDXが印加される事になり、また時刻Tq
に於いて行電極駆動電圧VY2 は−Vcとなっている
はずであるから、AグループのY2 行の画素には−V
c−VSXが印加される事になる。この場合はVDX、
VSXのなまりの方向は選択期間に於ける実効値をは増
加させる方向(黒が明るくなる方向)である事は明白で
ある。以上の事から、選択期間にAグループの画素に印
加される駆動電圧のなまりはコントラストを低下させる
方向に効いてしまうと言える。Bグループの画素に関し
てはAグループと同じ表示の画素にはAグループと同様
の電圧が印加されが、Aグループと異なる表示画素に関
しては、例えばAグループが白表示の場合は時刻Tqに
於いて+Vc−VDXが印加される事になり、選択期間
に於ける実効値は変化しない。
【0033】以上を整理すると図9のモデルに於いて、
N−M>>Mとするとき次のようになる。 (1)非選択期間に於いてはAグループは表示状態によ
らず駆動実効電圧が低下する。低下する量は列電極駆動
電圧の切り替わり回数に依存する。 (2)非選択期間に於いてはBグループは表示状態によ
らずAグループよりも駆動実効電圧が増加する。増加量
はAグループの列電極駆動電圧の切り替わり時にAグル
ープと異なる表示状態の行数に依存する。 (3)選択期間に於いてはAグループは表示が黒から白
に変化する場合は駆動実効電圧が低下する。表示が白か
ら黒へ変化するときは駆動実効電圧は増加する。 (4)選択期間に於いてはBグループは表示状態により
駆動実効電圧は増加、減少、変化無しのいずれかになる
【0034】実際に液晶に印加される駆動実効電圧は選
択期間と非選択期間の全てに渡って計算されなければな
らないから、厳密には表示状態によって極めて複雑な計
算をしなければならない事になる。しかしながらいずれ
にしてもクロストークあるいはコントラスト低下の原因
として抵抗RD、RS、RMの影響が大きい事が推測さ
れ、従来の考え方は不十分であり、従って真に有効な対
策を見いだせなかったと判断せざるを得ない。
【0035】図11から図12は液晶表示装置の列全体
(N本)を2つの列グループ(Aグループ、Bグループ
)に分け、かつAグループの列の数N−MがBグループ
の列の数Mよりも十分大きいとしたシミュレーション結
果であったが、図13はAグループとBグループの列の
数が同じ場合をシミュレーションした結果を示す図であ
り、タイミング関係は図11と対応している。図11に
於てはVAXとVBXとの間に明らかに実効値の差が認
められたが、図13に於いてはVAXとVBXの間に実
効値の差は認められない。即ちこの場合にはクロストー
クは発生しないのであるが、ここで重要な点は図13に
於ける各部の波形なまりが、図11のそれよりも小さい
点である。先に述べたように選択時に於ける実効値はV
DXとVSXの波形なまりに影響される。図11の場合
はVDX、VSXのなまりが大きいから、選択期間に於
て画素に印加される駆動電圧の理論値からのずれが大き
く、白の部分は暗く、黒の部分は明るくなる傾向が強く
働き、仮に非選択期間の実効値が同じでもコントラスト
は低下したのであるが、図13の場合にはVDX、VS
Xのなまりは小さく、コントラストの低下は僅かと言え
る。逆説的に言うなら最大コントラストを得るためには
、画面の半分を白、もう半分を黒に表示させれば良く、
逆に画面全体を白、若しくは黒に表示させて両者の差を
見た場合には最低のコントラストを得る事になる。
【0036】図11と図13の波形なまりの差の原因は
次のように理解できる。図14(a)は図13の場合を
モデル化した等価回路図である。画面半分で形成される
液晶の容量をcxとし、RD、RS、RMを簡単のため
すべてrxとする。この時+Vsから流れ込む電流Ix
はすべて−Vsに流れ、0電位に向かっては電流が流れ
ない。この時回路の時定数Txは(2・rx)(cx/
2)=rx・cxとなり、Aグループの液晶の両端に印
加される電圧の波形のなまりは図14(b)に示す如く
小さい。
【0037】一方図15(a)は図11に対応する等価
回路であって、Bグループの容量がAグループのそれよ
りも極めて小さいとすればこれを0としてAグループの
容量を2・(cx)とする事が出来る。この時+Vxか
ら流れ込んだ電流はすべて0電位に向かう。この時回路
の時定数Txは(2・rx)(2・cx)=4・rx・
cxとなり、Aグループの液晶の両端に印加される電圧
の波形のなまりは図15(b)に示す如く、図14に比
べて4倍大きくなる。この時定数の差は図9に於けるV
DX、VSXの波形なまりにも最大と最小で4倍の差が
あることを意味する。
【0038】仮に非選択時に於ける実効値が等しい場合
、表示状態の差は選択時に於ける実効値の差によって決
定され、かつ選択時の実効値はVDX、VSXの波形な
まりに影響されるのであるから、VDX、VSXの波形
なまりの差は選択時に於ける実効値の差を意味し、本来
は同じ明るさであるべき部分が表示状態によって異なる
事になる。なお時定数の4倍の差は実効値計算した場合
、それよりも大きな差となって効いて来る。
【0039】極めて最近、電源線の抵抗を考慮したクロ
ストーク対策が提案された。「SID  90  DI
GEST・412  21.4:Crosstalk−
FreeDriving  Methods  for
  STN−LCDs」(以下文献1とする)のFig
ure  3には本願のRMに相当する抵抗が描かれて
おり、この抵抗による電圧降下をクロストークの一因と
し、この電圧降下による影響を補正するため、本願で言
うところのVMに各行の駆動期間毎に直流的なバイアス
電圧ΔVを加算するとしている。この時前記ΔVは現在
選択期間にある行電極上のオン状態の画素の数と次に選
択される行電極上のオン状態となる画素の数との差から
計算されるとしている。
【0040】結論から言うならばこの方法はクロストー
ク対策として有効と言える。しかしながらこのモデルで
は本願で言うところのRD、RSなる電源抵抗が考慮さ
れて居らず、また直流バイアスによって非選択期間に於
ける実効電圧の差を相殺するとの考え方であるから前記
ΔVは比較的小さく、波形のなまりに関しては変わらな
い。この事は非選択期間の実効電圧は一様に出来るもの
の、選択期間に於ての波形なまりの影響は大きくは改善
されず、依然としてクロストークの要因が取り残される
ことになる。またコントラスト、応答性についてもRD
、RSの影響が有る限り改善の余地が残される。更にこ
の方法は前記文献1に記載されている通り、いわゆるフ
レーム階調については有効である。しかし液晶テレビの
如く選択期間内での電圧印加時間を変えることによって
階調表示を行うようなものには適用が困難である。
【0041】なぜなら前記ΔVは現在選択期間にある行
電極上のオン状態画素の数と次に選択される行電極上の
オン状態となる画素の数との差から計算されるのである
が、ある選択期間にオン状態となる画素数が同じでも、
オンとなるタイミングは必ずしも同じとはならない。即
ちすべてが同時にオン状態となる時も有れば、ばらばら
にオン状態となることもある。実効値計算の性質上、両
者の場合では実効値が異なるから正しい補正は出来ない
ことになる。また、前述の如く液晶の容量は駆動状態に
より変化するから、階調表示の場合のように複雑な駆動
状態では容量値の状態、即ち電流値、従って電源電圧変
動も複雑に変化し一定の補正状態を維持することは極め
て困難である。この問題には周囲温度の変化も考慮する
必要がある。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は
、液晶の両端に印可される駆動電圧を可能な限り理想状
態に近付ける事により、あらゆる表示モードに於て上述
のクロストーク問題を含め波形なまりに起因する問題点
の解消を計る事にある。
【0043】
【課題を解決するための手段】波形なまりの原因となる
各部の抵抗(電源の出力抵抗、駆動用集積回路回路内の
配線抵抗、パネル内の配線抵抗等)の影響とは、即ち該
各部の抵抗を流れる電流によってもたらされる電圧降下
の影響である。この電流は容量性の負荷である液晶を介
し、前記行電極駆動回路及び列電極駆動回路に流入流出
し、各部の抵抗を経由する時に電圧降下をもたらし、外
部から与えた電圧と異なる電圧が液晶に印加される結果
となる。本発明は上記の電圧降下は程度の差は有れ、必
ず存在するものとした上で、特に大きな影響を持つ電源
系に寄生する抵抗に着目し、これらの抵抗に電圧降下を
もたらす電流を検出し、この電流量に応じて外部から駆
動回路に与える電圧を変動させる事により課題を解決し
ようとするものである。
【0044】
【課題を解決するための手段】図16は本発明の基本的
な考え方を説明する説明図である。図16(a)の回路
を考え、V点に与える電圧波形とこれに応じたE点の電
圧波形を考えた場合、図16(b)に示す如くVにステ
ップ状の電圧波形を印加した場合、E点の波形なまりは
大きいが、図16(c)に示した如く、V点に与える電
圧にインパルス状の補正電圧を付加すればE点の波形な
まりは小さくなる。このような考え方に基づいて本発明
が課題を解決するために採用する手段は、「行電極群と
列電極群を有する表示パネルと行電極駆動回路と列電極
駆動回路とを有する表示装置に於て、前記表示パネルに
流れる電流量を検出し」、 (1)前記行電極駆動回路を介して前記行電極群に印加
する行電極駆動電圧を前記電流量に応じて制御する如く
に構成する。 (2)前記列電極駆動回路を介して前記列電極群に印加
する列電極駆動電圧を前記電流量に応じて制御する如く
に構成する。ものである。
【0045】
【作用】本発明によれば、表示パネルを介して流れる電
流によって引き起こされる電圧降下を、該電流を検出し
て補正する結果、あらゆる状態に於て液晶に印加される
駆動電圧は理想状態に近付き、コントラストは向上し、
応答性は改善され、クロストークは大幅に軽減される。
【0046】
【実施例】図1は本発明の第1実施例であり、上記「課
題を解決するための手段」の(1)に該当するものであ
る。図1に於て補正回路100は次のように構成される
。第1の差動増幅器101の正入力端には電位EAが印
加され、該第1の差動増幅器101の出力端は抵抗Ra
を介して該第1の差動増幅器101の負入力端に帰還さ
れるとともに抵抗rを介して第3の差動増幅器103の
負入力端に接続される。第2の差動増幅器102の正入
力端には電位EBが印加され、該第2の差動増幅器10
2の出力端は抵抗Raを介して該第2の差動増幅器10
2の負入力端に帰還されるとともに抵抗rを介して前記
第3の差動増幅器103の負入力端に接続される。該第
3の差動増幅器103の正入力端は抵抗Rxを介して電
位EAが印加されるとともに抵抗Rxを介して電位EB
が印加され、該第3の差動増幅器103の出力端は抵抗
Rを介して該第3の差動増幅器103の負入力端に帰還
される。出力VHは前記第1の差動増幅器101の負入
力端から、出力VLは前記第2の差動増幅器102の負
入力端から、また出力VMは前記第3の差動増幅器10
3の出力端からとられる。
【0047】この回路の説明は図17と図18に基づい
て行なう。図17に示した回路は良く知られた周知の電
流検出回路であって、出力Vから負荷に流れる電流をI
とするとき V=E、Vo=E+Ra・I となる。また図18に示す回路に於て出力VMはVM=
(EA+EB)/2−(R/r)・(eA+eB) となる。従って図1に示した回路に於ては、出力VHか
ら流れ出す電流をIH、出力VLに流れ込む電流をIL
とする時 VH=EA、VL=EB、 VM=(EA+EB)/2−(R・Ra/r)・(IH
−IL) となり、VMはEAとEBの中間電位からIHに比例す
る電圧を減算し、ILに比例した電圧を加算したものに
なる。
【0048】図1に示した補正回路100を図9に適用
すると図19に示す構成となる。即ちEA=+Vs、E
B=−Vsとすると、 VH=+Vs、VL=−Vs、 VM=−(I R・Ra/r)・(IH−IL)となり
、IHが流れてVMXが上昇しようとする時はVMはI
Hに比例して低下し、VMXを降下させる方向となる。 またILが流れてVMXが下降しようとする時は、VM
はILに比例して上昇し、VMXを上昇させる方向とな
る。IH、ILに掛ける比例定数はRを可変することに
より調整している。
【0049】該比例定数をある値に設定した場合の、図
19に示した構成での非選択期間に於けるシミュレーシ
ョン結果を図20、図21、図22に示す。これらの図
のタイミング関係はそれぞれ図10、図11、図12の
場合に対応している。図20について説明すると、時刻
Tpに於て前記スイッチ状態SWAがLからHになると
VHからVMに向かってIHなる電流が流れる。この電
流はVMXの電位を上昇させようとするが、前記補正回
路100はVMの電位を前記IHに比例した電圧分だけ
下げてしまうため、結果としてVMXは上昇せずにむし
ろ降下する。時刻Tqに於ては、前記スイッチ状態SW
AがHからLに切り替わり、VMからVLに向かってI
Lなる電流が流れ、VMXの電位を下降させようとする
が、前記補正回路100はVMの電位を前記ILに比例
した電圧分だけ上げてしまうため、結果としてVMXは
下降せずにむしろ上昇する。
【0050】この結果、時刻Tpの近傍ではVAX、V
BXの両方に対し、VDXの変動は実効値を下げる方向
に働くのに対し、VMXの変動は実効値を上げる方向に
働く。また時刻Tqの近傍に於てはVAXに対してはV
SXの変動が実効値を下げる方向に働くのに対し、VM
Xの変動は実効値を上げる方向に働き、一方VBXに対
してはVMXが実効値を下げる方向に働く。これらの総
合作用として、VAXとVBXの実効値は等しくなる方
向に近付く。
【0051】ここで重要な点は上記の動作は正帰還とし
て働く事である。即ち電流IHはVHとVMの電位差に
基づいて流れる訳であるが、IHが流れると、この値に
比例してVMが低下させられるため、IHの値はますま
す大きくなり、これに伴って更にVMが低下させられ、
と言うように正帰還作用が働く結果、IHは瞬間的に大
電流となる。これは次のような効果を生ずる。
【0052】一般に容量の充放電特性を考えるとき、該
容量の両端間の電圧は充放電電流の積分値に比例する。 小さな電流値での充放電では、容量の両端の電圧は緩慢
に変化し、いわゆるなまりが大きい。逆に大電流による
充放電では容量の両端の電圧は急峻に変化し、なまりが
少ない。即ち本実施例によれば前述の正帰還作用により
、容量性負荷である液晶は瞬時に充放電される結果とな
り、液晶の両端に印可される駆動電圧波形のなまりは著
しく改善され、理想的な駆動状態に近付くのである。 図20に示した時間tdは本発明の効果を理解し易いよ
うに、実際のシミュレーション結果よりも大きく描いて
ある。
【0053】図21、図22についても同様の見方をす
る事が出来るので説明は省略する。注目すべきはVAX
、VBXの実効値が図20、図21、図22に渡って全
て等しいと見なされる点である。これは図10、図11
、図12と比較してみると良く分かる。即ち図11に示
すVBXと図12に示すVBXの実効値は等しいと見な
される。しかるにこの2者に対し、図10に示すVBX
の実効値は等しいとは見なされない。これに対し、図2
0、図21、図22に於てはVAX間はもとよりVBX
間にも実効電圧値の差は認められないし、VAXとVB
X間の実効値にも差が無い。
【0054】以上は非選択期間に関してで有るが、選択
期間について述べると図20から図22のVDX、VS
Xには差が無く、かつ前述の如く、時間tdは十分小さ
い。液晶の理論によれば時間的に十分短い電圧変動に対
しては液晶の応答性の性質から実効値計算に含める必要
が無い事は前述したとうりで、実際的な見地に立てば図
20から図22に於いて、選択期間に於ける液晶の駆動
力に実質的な差はないと考えることが可能であろう。こ
れに対し図10から図12の場合は波形のなまり緩やか
であり、その分液晶の駆動力に影響を与えていると言え
る。
【0055】図23は本発明の第2実施例であり、上記
「課題を解決するための手段」の(2)に該当するもの
である。図23に於て補正回路230は次のように構成
される。入力EAは抵抗rを介して点P2に接続され該
点P2は第2の差動増幅器232の正入力端に接続され
る。入力EBは抵抗rを介して点P3に接続され、該点
P3は第3の差動増幅器233の正入力端に接続される
。前記点P2は更に抵抗rを介して点P1に接続され、
該点P1は第1の差動増幅器231の正入力端に接続さ
れると共に抵抗rを介して前記点P3に接続される。該
第1の差動増幅器231の出力端P4は抵抗Raを介し
て該第1の差動増幅器231の負入力端に帰還されると
ともに抵抗Rを介して前記第2の差動増幅器232の負
入力端に接続され、更に抵抗Rを介して前記第3の差動
増幅器233の負入力端に接続される。前記第2の差動
増幅器232の出力端は抵抗Rを介して該第2の差動増
幅器232の負入力端に帰還される。前記第3の差動増
幅器233の出力端は抵抗Rを介して該第3の差動増幅
器233の負入力端に帰還される。出力VHは前記第2
の差動増幅器232の出力端から、出力VLは前記第3
の差動増幅器233の出力端から、また出力VMは前記
第1の差動増幅器231の負入力端からとられる。
【0056】図23の構成に於て、点P1、点P2、点
P3、点P4の電位をそれぞれVP1、VP2、VP3
、VP4とし、出力VMから負荷に向かって流れ出す電
流をIMとするとき VP1=(EA+EB)/2、VP2=(EA+VP1
)/2、VP3=(EB+VP1)/2、VP4=(E
A+EB)/2+Ra・IM となる。この時、出力VH、VL、VMは差動増幅器の
機能から明かな如く VH=EA−Ra・IM、VL=EB−Ra・IMVM
=(EA+EB)/2 となる。即ちVMにはEAとEBの中間電位が出力され
、VH、VLにはそれぞれEA、EBから電流IMに比
例した変動分が減じられた電位が出力される。前述の第
1の実施例では、VH、VLから流れ出す電流に応じて
VMを補正したのに対し、この第2の実施例では、VM
から流れ出す電流に応じてVH、VLを補正する事にな
る。
【0057】今、図23の補正回路230に於いてEA
=+Vs、EB=−Vsとすれば VH=+Vs−Ra・IM、VL=−Vs−Ra・IM
、VM=0 となり、これを図19の補正回路100に置き換えてシ
ミュレーションした結果を図24に示す。図24のタイ
ミング関係は図10、図20のそれと同じである。図2
4に於て時刻Tpにスイッチ状態SWAがLからHにな
ると図23のVHからVMに向かって−IMなる電流が
流れ、この電流によりVMXは正方向に上昇する。この
結果VHとVLはRa・IMだけ上昇する。この時VH
、IM、VMは正帰還の関係となり、大電流となったI
Mは短時間に前記Aグループの液晶の放充電を完了する
。時刻Tqにスイッチ状態SWAがHからLになると図
23のVMからVLに向かってIMなる電流が流れ、こ
の電流によりVMXは負方向に降下する。この結果VH
とVLはRa・IMだけ下降する。この時VL、IM、
VMは正帰還の関係となり、IMは短時間に前記Aグル
ープの液晶の放充電を完了する。全ての動作は極めて短
時間に終了し、この結果として前記Aグループ、Bグル
ープの液晶の両端に印可される電圧は図24に示すVA
X、VBXの如くとなり、波形なまりは大幅に改善され
る。またVAX、VBX両者の間で実効値の差は認めら
れず、本来の理想的な波形に近いことは明かである。
【0058】ところで上記第1実施例、第2実施例に於
いては前記Aグループ、Bグループがそれぞれ形成する
容量値が等しく、かつ完全に逆の表示状態で駆動される
場合には実質的に本発明による効果はない。即ちこの条
件の場合には図14の説明の如く、それぞれのグループ
を流れる電流の値は等しく、かつ前記抵抗RMを経由し
ない。従って前記第1実施例に於いては図1に於ける電
流IH、ILの絶対値が等しく、かつ符号が逆となるた
め補正量は相殺されて0となり、VMは補正されない。 また前記第2実施例にあっては図23に於ける電流IM
の値が0となるためVH、VLは補正されない。しかし
前述の如く、前記Aグループ、Bグループがそれぞれ形
成する容量値が等しい場合の波形なまり量は、もともと
最大値の4分の一であり、先に述べたように波形なまり
が小さくなると液晶の駆動力への影響は急速に小さくな
るから、ほとんどの場合第1、第2実施例の実施によっ
て十分な効果を得る事が出来、実質的に理論限界に近い
コントラストが得られ、応答性も改善されることになる
【0059】しかしながら寄生抵抗が大きい場合、ある
いは表示面積が大きく、形成される容量が大きい場合、
図14に示す所の(rx)・(cx)の値が大きくなり
、波形なまりが液晶の駆動力に影響を及ぼす程度まで大
きくなった場合には前記第1、第2実施例では十分な効
果を得られない事がある。
【0060】図25は本発明の第3実施例であり、あら
ゆる場合に於いて液晶の駆動状態をさらに理想状態とす
るものである。図25の実施例に於いては液晶に流れる
電流を検出し、行電極に印加する駆動電圧と列電極に与
える駆動電圧の双方を同時に制御する。図25は図1に
示した第1実施例に更に機能を追加したと考えると分か
りやすい。従って図1と同じ部分の記号は図1と同じに
してあり、この部分の説明は省略する。図25に於いて
補正回路250は図1に示した第1の実施例の構成に加
えて、次のような構成が付加される。第1の差動増幅器
101の正入力端は抵抗Riを介して入力EAが印加さ
れるとともに、抵抗Rfと容量Cfの直列回路を介して
該第1の差動増幅器101の出力端に接続される。第2
の差動増幅器102の正入力端は抵抗Riを介して入力
EBが印加されるとともに、抵抗Rfと容量Cfの直列
回路を介して該第2の差動増幅器102の出力端に接続
される。
【0061】図25に於いて、図1に追加された部分の
機能は次の通りである。電流IHが流れると、この電流
に比例した電圧が前記第1の差動増幅器101の出力端
に変動分として発生する。該電圧変動分は前記抵抗Rf
とCfの直列回路を介して前記第1の差動増幅器101
の正入力端に正帰還されるため、該第1の差動増幅器1
01の出力端電位が上昇し、出力VHの電位は上昇する
とともに出力VMは下降する。すると電流IHが増加し
、前記正帰還作用により該第1の差動増幅器の出力電位
は更に上昇する。電流ILが流れた場合は出力VLが急
速に下降し、出力VMは急速に上昇する事になるが、こ
れらの変化は前記正帰還作用により極めて短時間に終了
する。この回路に於けるRfの役割は前記正帰還量を調
整し、回路の発振を抑える事である。
【0062】新たな帰還が追加されたことで、補正回路
250の各部の定数の値は図1の場合とは異なって来る
が、これらの定数を最適化し、図9に示す液晶駆動系モ
デルを組み合わせてシミュレーションした結果を図26
に示す。図26のタイミング関係は図11及び図21に
対応するものであり、前記Aグループ、Bグループの容
量値の差が0の場合にも、また該容量値の差が最大の場
合にも、きわめて短時間のスパイク(図示せず)を除い
てほぼ完全な理想駆動波形となる。
【0063】図27は前記図1の実施例を簡略化した、
より具体的な実施例である。図1の実施例は実際に顕著
な効果を示したが、同時に次のような問題点が指摘され
た。 (1)前述の波形なまりは時間的に見て1μS以下と高
速の現象であり、数十ないし100nS程度の高速性に
加え、瞬間的ではあるが大振幅、比較的大きな電流を出
力する必要がある。 (2)一般に上記(1)を満足する高速増幅器は消費電
流が多く、電池で動作する小型機器への使用が困難であ
る。 (4)一般に上記(1)を満足する高速増幅器は極めて
コストが高く、発明の実施が制限される。
【0064】そこで上記問題点を解決するため成された
ものが図27に示す実施例で、低電力、低価格で効果を
上げる事が出来る。図27に於て補正回路270は次の
ように構成される。差動増幅器271の負入力端は抵抗
rを介して電位EAに接続されると共に、抵抗rを介し
て電位EBに接続され、更に抵抗Rを介して該差動増幅
器271の出力端VMに接続される。他の出力端VHは
抵抗Raを介して電位EAに接続されると共に、抵抗R
xを介して前記増幅器271の正入力端に接続される。 更に他の出力端VLは抵抗Raを介して電位EBに接続
されると共に、抵抗Rxを介して前記増幅器271の正
入力端に接続される。
【0065】この回路構成に於いて出力はVH=EA−
Ra・IH、VL=EB+Ra・IL、VM=(EA+
EB)/2−(1/2+R/r)・Ra・(IH−IL
) となる。図27に示した補正回路270を図19の補正
回路100に置き換えてシミュレーションしたところ、
Raの値を十分小さくするなど、定数を適切に選べば図
20から図22とほぼ同様の結果を得られる事が分かっ
た。図27の実施例は図1の実施例に比べ、差動増幅器
の数が少なくて良いから上記した図1の実施例の問題点
を大幅に改善できる。
【0066】ところで図2の構成に於いて、前記列電極
駆動回路201、行電極駆動回路202の片方または両
方を表示パネル内に設ける場合がある。例えばアクティ
ブ型の液晶パネルではパネル内にトランジスタが形成さ
れ、これらの駆動回路が作り込まれる。またパッシブ型
の液晶パネルに於いてはCOG(チップ  オン  グ
ラス)と呼ばれる方式で駆動用集積回路をパネル上に設
置する。これらの場合、液晶に印加する駆動電圧はパネ
ル外部からパネル内の配線を介して駆動回路に供給され
るが、パネル内の配線は一般に比抵抗が高く、無視し得
ない抵抗が介在する事になる。
【0067】本出願人は特願平2−90280号公報(
以下引例1とする)に於いて、 (1)表示パネル内の特定点の電位を検出するための引
出し電極を有することを特徴とする電気光学的表示装置
。 (2)表示パネル内の特定点の電位を検出し、該特定点
の電位が特定の値になる如く制御することを特徴とする
電気光学的表示装置の駆動方法。を提案した。この技術
を本発明に適用すればより効果的な結果を得る事が出来
る。
【0068】図28は引例1で提案した技術を本願の図
27に示した実施例に適用した場合を示す構成図であり
、図3に示した列電極駆動回路301と行電極駆動回路
306がCOGによって表示パネル280内に設けられ
たパッシブ型液晶パネルを想定してある。図28に於い
て該列電極駆動回路301の、+Vsが供給される列電
極駆動電源線はパネル内の配線抵抗(外部接続の為の接
続抵抗等を含む。以下同様)Rpを介して外部に引き出
され+Vsが印可されるとともに、配線抵抗Roを介し
て外部に引き出され、更に抵抗Rxを介して前記差動増
幅器271の正入力端に接続される。また−Vsが供給
される列電極駆動電源線はパネル内の配線抵抗Rpを介
して外部に引き出され−Vsが印可されるとともに、配
線抵抗Roを介して外部に引き出され、更に抵抗Rxを
介して前記差動増幅器271の正入力端に接続される。 前記行電極駆動回路306の、0電位が供給される行電
極駆動電源線はパネル内の配線抵抗Rqを介して外部に
引き出され、前記差動増幅器271の出力端に接続され
るとともに、配線抵抗Rsを介して外部に引き出され、
更に抵抗Rを介して前記差動増幅器271の負入力端に
接続される。該差動増幅器271の負入力端は抵抗rを
介して+Vsが印可され、更に抵抗rを介して−Vsが
印可される。
【0069】図28に示した実施例では前記パネル28
0内の配線抵抗Rpそのものが図27に於ける電流検出
抵抗Raの働きをする事になる。この様に構成すれば外
部に電流検出抵抗を設ける必要がないから、+Vs、−
Vs電源線の抵抗値を増加させる事がなく、従って列電
極駆動回路301を介して液晶に印可される列電極駆動
電圧の波形なまりを増大させる恐れがなくなる。また図
27に於ける抵抗Rxは図28に於いてはRx+Roに
置き替わるが、この抵抗はRa(Rp)に比して十分大
きければ良いのであって、Roの付加により動作に影響
を与える事はない。更に図27に於ける抵抗Rは図28
に於いてはR+Rsとなるが、Rが可変抵抗で有るから
調整の範囲と考えて良く、また前記差動増幅器271の
負入力端に帰還する電位の検出位置が変わった事により
調整倍率R/rを小さくできるので、相対的に抵抗rを
大きな値に設定する事が可能となり、抵抗rを介して+
Vsから−Vsに流れるブリーダ電流を減少させる事が
出来る。
【0070】引例1で提案した技術は、本願の図1、図
23、図25に示した実施例にも適用できる事は明かで
あるが、図1に適用した場合を図29に示し、その他の
適用構成例は省略する。図29は引例1で提案した技術
を、本願の図1に示した実施例に適用した場合の構成を
示す構成図であり、更に特性が改善される。図1と重複
する部分に付いて図1と同じ記号を用いており、これら
の部分の説明は省略する。図29に於いて図1に於ける
抵抗Raはパネル290内の配線抵抗Rpに置き換えら
れる。また図1に於ける抵抗Rはパネル290内の配線
抵抗Rsが付加される。ここで図29の差動増幅器10
1は図29のVHの電位を、EAなる一定電位に保つ様
に動作し、差動増幅器102は図29のVLの電位を、
EBなる一定電位に保つ様に動作しする結果する結果、
抵抗Rpの電流降下分が補正され、図9に示したモデル
のRD、RSが極めて小さくなったのと同じ効果となる
。従ってVDX、VSXの波形なまりは大幅に減少し、
より顕著な効果が得られる事になる。
【0071】図30は本発明の第7の実施例であり、電
流検出にインダクターを利用するものである。出力VH
はインダクターL1を介して+Vsに接続され、出力V
LはインダクターL1を介して−Vsに接続さ差れる。 出力VMは差動増幅器320の出力端に接続されると共
に、抵抗Rと容量CLの直列回路を介して前記差動増幅
器320の負入力端に接続され、該負入力端は抵抗rと
、前記+Vsに接続されたインダクターL1とMなる結
合係数で結合されたインダクターL2をを介して接地さ
れ、更に抵抗rと、前記−Vsに接続されたインダクタ
ーL1とMなる結合係数で結合されたインダクターL2
をを介して接地される。前記差動増幅器320の正入力
端は接地される。
【0072】図30について簡単に説明すると、例えば
電流IHが流れると、+Vsに接続されたインダクター
L1と結合したインダクターL2に前記電流IHを微分
した電圧が発生する。この電圧は前記差動増幅器320
と容量CLによる積分回路により積分され、該差動増幅
器320の出力端VMには前記電流IHに比例した電圧
が発生する。電流ILが流れた場合は−Vsに接続され
たインダクターL1と結合したインダクターL2に前記
電流ILを微分した電圧が発生する。この電圧は前記差
動増幅器320と容量CLによる積分回路により積分さ
れ、該差動増幅器320の出力端VMには前記電流IL
に比例した電圧が発生する事になる。L1、L2の値は
極めて小さいもので、プリント基板上の配線を工夫する
事により配線のみで容易に形成する事が出来る。但し図
30には示していないが、積分定数に相当する部分を規
定する回路を図30に付加する必要がある。
【0073】図31は本発明に用いる差動増幅器の改良
に関する発明の一実施例である。本発明に用いる差動増
幅器は前述の如く、高速、大振幅、比較的大きな電流出
力が要求されるが、これらの性能が要求されるのは容量
性の負荷にスパイク状の電流が流れる短時間の間であっ
て、かつほとんど出力電流が要求されない時間が有る事
から、通常の増幅器とは異なる構成が可能である。
【0074】図31に於いて+E1、−E1を電源とし
、A、Bなる2つの入力端を有する初段差動増幅器33
1の出力は+E2、−E2を電源とする緩衝器332に
印可される。該緩衝器332の出力は新規な終段増幅器
333に印加される。該終段増幅器333は次のように
構成される。終段増幅器333の入力端はツェナーダイ
オード334と抵抗335の直列回路と、容量336と
の並列回路を介してPNPトランジスター337のベー
ス端に印加され、該PNPトランジスター337のベー
ス端は抵抗338を介して電源+E3に接続される。 該PNPトランジスター337のエミッター端は抵抗3
39と容量340との並列回路を介して前記電源+E3
に接続される。前記終段増幅器333の入力端は更にツ
ェナーダイオード341と抵抗342の直列回路と、容
量343との並列回路を介してNPNトランジスター3
44のベース端に印加され、該NPNトランジスター3
44のベース端は抵抗345を介して電源−E3に接続
される。該NPNトランジスター344のエミッター端
は抵抗346と容量347との並列回路を介して前記電
源−E3に接続される。前記PNPトランジスター33
7と前記NPNトランジスター344のコレクター端は
共通に接続されて最終出力端となり、該出力端は抵抗3
49と容量348を介して前記終段増幅器333の入力
端に接続される。
【0075】前記初段差動増幅器331と緩衝器332
は周知の構成であり、説明の必要はないと考えられるの
で終段増幅器333についてのみ説明するが、回路の構
成は上下に対称的で有るので上半分について説明すると
、前記ツェナーダイオード334と抵抗335と抵抗3
38は前記PNPトランジスター337のベース端の静
的電位を決定する。該PNPトランジスター337のエ
ミッター端に挿入されている抵抗339は負帰還作用を
有するため、前記ベース端の静的電位と該抵抗339の
値を適切に選ぶ事により、該PNPトランジスター33
7のコレクターに流れる静的電流を極めて僅かに設定す
る事が出来る。
【0076】今前記終段増幅器333の入力が下降する
と、この電圧変化は前記容量336を介して前記PNP
トランジスター337のベース端に伝達される。該PN
Pトランジスター337のエミッター端は前記容量34
0により+E3に接続されているため、急激なベース電
位の変化に対しては前記抵抗339の負帰還作用は働か
ず、ベース電位の変化に応じて大きな電流が該容量34
0を通してコレクターに向かって流れる。ベース電位の
変動が短時間であれば前記PNPトランジスター337
のエミッター端の電位変動は僅かにする事が出来、かつ
ベース端の電位の変化が間欠的であるならば、次のベー
ス電位の変動までに前記抵抗339を介して前記容量3
40は再充電され、初期の静的状態に復帰させる事が出
来る。前記終段増幅器333の入力が上昇した場合は前
記PNPトランジスター337は遮断状態となり、前記
抵抗339を流れる電流は全て前記容量340の再充電
に使われる。
【0077】前記容量348と抵抗349は自己発信を
防止するための負帰還回路であり、場合によっては省略
する事が出来る。前記容量340、347は+E3、−
E3に接続する代わりに接地しても良い。前記ツェナー
ダイオード334、341は省略することも可能である
。また前記容量336、343も場合により省略する事
が出来る。前記電源|E1|、|E2|、|E3|は同
一であっても良いし、異なる電圧で有っても良い。実施
例では|E2|は5V、|E1|と|E3|は5Vから
昇圧した20Vとしたが、消費電力、動作速度ともに極
めて満足する結果が得られた。図31に於いては能動素
子としてバイポーラトランジスターを用いたが、一部も
しくは全部を電界効果型トランジスターで構成すること
も出来る。前記前記終段増幅器333の最終段トランジ
スター337、344を電界効果型トランジスターで構
成する場合はソースに抵抗要素を挿入した相補型電界効
果型トランジスターを用いる事になる。また前記初段差
動増幅器331、または前記初段差動増幅器331と前
記緩衝器332の部分は通常の高速差動増幅器をそのま
ま用いても良く、この場合は前記終段増幅器333が高
速ブースターと位置づけられる。
【0078】
【発明の効果】以上の事から明らかなように、本発明は
階調表示を含め、あらゆる状態に於て液晶駆動電圧の波
形を本来の理想的な形に補正することにより、非選択期
間、選択期間に於ける実効電圧値を理論値に近づけ、波
形なまりによるコントラスト低下、応答性の悪化と言っ
た問題点の改善は無論の事、クロストークについても劇
的に改善出来るのである。また本発明は実際に液晶に流
れる電流を検出するのであるから、階調表示に於ける複
雑な電流変化に対しても、また環境変化に対しても安定
な補正が可能である事は明白である。実際に本発明を実
施した表示装置は極めて良好な表示品質を与えた。但し
実施にあたり、電源を変動させる関係上、ラッチアップ
等回路各部の電位関係に関する検討、対策は十分に行う
必要がある事は言うまでもないが、この件については本
願の主旨とは離れるので割愛する。なお、図5(c)、
(d)で説明した例の如くパネルの構成が上下2分割さ
れ、かつ上下部分で表示が異なる場合には、上下部分そ
れぞれに本発明を適用する必要があるが、上下とも同等
の表示を行なう場合には、上下共通にして本発明を適用
出来る。
【0079】本発明による効果を整理すると、本発明は
液晶駆動を理想状態で行なう事となるため、(1)理論
上の最大コントラストを得る事が出来る。 (2)クロストークがない。 (3)応答性の向上。 (4)液晶テレビの如き諧調表示のある場合でも有効。 と言う極めて良質な表示装置を提供することが可能とな
るのであり、その効果は極めて大きい。特に最近は表示
装置の多画素化、カラー化、大画面化と、駆動回路の負
担は増加する傾向に有るのに加え、例えばCOG(チッ
プオングラス)方式と呼称される実装方式等が採用され
始め、寄生抵抗に関する条件も悪くなる傾向にあるが、
本発明によればこの様な悪条件にも充分な効果を発揮す
ることが出来、表示装置の発展に大きく寄与できるもの
である。無論本発明は極めて大きな効果を与えるとはい
え、本来改善されるべき問題点を駆動回路の観点に立っ
て改善を図ったものであり、問題の真の原因である各部
の寄生抵抗を減少させる努力はなお一層続けられるべき
である事は言うまでもない。
【0080】なお、本発明について若干の注釈を付け加
える。 (1)説明は液晶表示装置について行なったが、説明か
ら明かな如く、例えばEL表示装置のような場合であっ
ても有効である。従って適用範囲を液晶表示装置に限定
するものではない。 (2)前述の如く、表示装置の具体的駆動法は様々であ
り、説明に用いた駆動法以外にも、例えば図32に示す
如き駆動電圧で行電極、列電極の駆動を行なうものがあ
る。しかし図32の駆動法も、行電極駆動電圧Vcom
の電位を基準(0)として考えれば図33の如くとなり
、本発明の適用が可能なことは明白である。従って、本
発明の適用を説明に用いた駆動方法に限定しない。 (3)本発明はその具体的実施態様を、提示した実施例
に限定するものではない。 (4)例えば図1に示した第1実施例に於ては、入力電
圧EA及びEBに流れる電流の両方を検出し、出力電圧
VMを制御する方法を示したが、EA、EBのどちらか
一方の電流だけでVMを制御しても制御量を変えてやれ
ば効果がある事が確認されており、従って液晶に流れる
電流の全てを検出するとは限定しない。 (5)本発明の詳細な説明は単純マトリクス型液晶表示
装置について行ったが、いわゆるアクティブ型のマトリ
クス表示装置であっても、行選択時には一斉に書き込み
が行われるため、電源線は変動する。この結果正しい電
荷量が充放電されず、コントラストが低下したり、応答
性が低下したりする場合があるが、本発明はこの場合に
も適用が可能であり、大きな効果を得られる事は明白で
ある。従って本発明は単純マトリクス型表示装置には限
定しない。 (6)同様にマトリクスを構成しない表示構成の場合(
例えばセグメント型と呼ばれるもの)であっても電流降
下による表示品質の低下がある場合、本発明の実施によ
り表示品質を改善できるから、本発明は表示装置の構成
をマトリクス型には限定しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路構成図である
【図2】単純マトリクス型液晶表示装置の構成を示す構
成図である。
【図3】液晶駆動回路の1例を示す構成図である。
【図4】理想的な液晶駆動電圧波形の1例の示す動作波
形図である。
【図5】クロストークの影響を示す説明図である。
【図6】クロストークを説明するために従来用いられて
きた説明図である。
【図7】従来の説明に基づく液晶駆動系のモデル出ある
【図8】本発明を成すに当り、新たに作った液晶駆動系
の第1のモデルである。
【図9】本発明を成すに当り、新たに作った液晶駆動系
の第2のモデルである。
【図10】上記第2のモデルをシミュレーションした結
果に基づく現状の問題点を説明するための説明図である
【図11】上記第2のモデルをシミュレーションした結
果に基づく現状の問題点を説明するための説明図である
【図12】上記第2のモデルをシミュレーションした結
果に基づく現状の問題点を説明するための説明図である
【図13】上記第2のモデルをシミュレーションした結
果に基づく現状の問題点を説明するための説明図である
【図14】表示状態による波形なまり量の差を説明する
ための説明図である。
【図15】表示状態による波形なまり量の差を説明する
ための説明図である。
【図16】本発明の基本思想を説明するための説明図で
ある。
【図17】本発明の第1の実施例を説明するための説明
図である。
【図18】本発明の第1の実施例を説明するための説明
図である。
【図19】図9に示す液晶駆動系モデルに本発明の第1
の実施例を適用した場合を示す構成図である。
【図20】図19の構成をシミュレーションした結果に
基づく、本発明の効果を説明するための説明図である。
【図21】図19の構成をシミュレーションした結果に
基づく、本発明の効果を説明するための説明図である。
【図22】図19の構成をシミュレーションした結果に
基づく、本発明の効果を説明するための説明図である。
【図23】本発明の第2の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図24】図9に示す液晶駆動系モデルに、本発明の第
2の実施例を適用してシミュレーションした結果に基づ
く説明図である。
【図25】本発明の第3の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図26】図9に示す液晶駆動系モデルに、本発明の第
3の実施例を適用してシミュレーションした結果に基づ
く説明図である。
【図27】本発明の第4の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図28】本発明の第5の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図29】本発明の第6の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図30】本発明の第7の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図31】本発明に用いる差動増幅器の改良に関する発
明の一実施例を示す回路構成図である。
【図32】本発明の説明に用いたのと異なる液晶駆動波
形の1例を示す波形図である。
【図33】図32に示した場合も本発明の適用が可能な
ことを示す説明図である。
【符号の説明】
100  本発明の第1の実施例による補正回路201
  列電極駆動回路 202  行電極駆動回路 203  制御回路 301  列電極駆動回路 302j  j番目の出力回路 305  ロジック回路 306  行電極駆動回路 307k  k番目の出力回路 311  ロジック回路 230  本発明の第2の実施例による補正回路250
  本発明の第3の実施例による補正回路270  本
発明の第4の実施例による補正回路280  液晶表示
パネル 290  液晶表示パネル 331  初段差動増幅器 332  緩衝器 333  終段増幅器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  行電極群と列電極群を有する表示パネ
    ルと行電極駆動回路と列電極駆動回路とを有する表示装
    置に於て、前記表示パネルに流れる電流量を検出する電
    流検出手段と行駆動電圧制御手段を設け、前記行電極駆
    動回路を介して前記行電極群に印加する行駆動電圧を前
    記電流検出手段で検出した電流量に応じて前記行駆動電
    圧制御手段により制御する如く構成したことを特徴とす
    る電気光学的表示装置。
  2. 【請求項2】  行電極群と列電極群を有する表示パネ
    ルと行電極駆動回路と列電極駆動回路とを有する表示装
    置に於て、前記表示パネルに流れる電流量を検出する電
    流検出手段と列駆動電圧制御手段を設け、前記列電極駆
    動回路を介して前記列電極群に印加する列駆動電圧を前
    記電流検出手段で検出した電流量に応じて前記列駆動電
    圧制御手段により制御する如く構成したことを特徴とす
    る電気光学的表示装置。
  3. 【請求項3】  行電極群と列電極群を有する表示パネ
    ルと行電極駆動回路と列電極駆動回路と駆動電源回路を
    有する表示装置に於て、該駆動電源回路と前記列電極駆
    動回路との間に前記電流検出手段として電流検出抵抗を
    挿入し、前記表示パネルに流れる電流量を該電流検出抵
    抗の電圧降下により検出し、前記行電極駆動回路を介し
    て前記行電極群に印加する行駆動電圧を前記電圧降下に
    応じて制御する如く構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の電気光学的表示装置。
  4. 【請求項4】  前記パネルに流れる電流量と該電流量
    に応じて制御される駆動電圧が正帰還の関係となる如く
    構成したことを特徴とする請求項1、請求項2に記載の
    気光学的表示装置。
  5. 【請求項5】  構成内の抵抗の一部に前記パネル内の
    配線抵抗を含めたことを特徴とする請求項1、請求項2
    に記載の電気光学的表示装置。
  6. 【請求項6】  列電極または行電極を制御するための
    駆動電圧制御手段の最終出力段は、エミッター(ソース
    )に直流的負帰還要素を挿入した相補型トランジスター
    で構成した事を特徴とする請求項1もしくは請求項2に
    記載の電気光学的表示装置。
  7. 【請求項7】  電流検出手段に相互インダクタンスと
    積分回路を用いた事を特徴とする請求項1もしくは請求
    項2に記載の電気光学的表示装置。
JP17744991A 1990-07-13 1991-06-21 電気光学的表示装置 Expired - Fee Related JP3419795B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17744991A JP3419795B2 (ja) 1990-07-13 1991-06-21 電気光学的表示装置
EP92912448A EP0544917B1 (en) 1991-06-21 1992-06-22 Capacitive load driving circuit
PCT/JP1992/000799 WO1993000739A1 (fr) 1991-06-21 1992-06-22 Circuit d'attaque a charge capacitive
DE69230395T DE69230395T2 (de) 1991-06-21 1992-06-22 Treiberschaltung für eine kapazitive last
US08/978,818 US6154069A (en) 1991-06-21 1997-11-26 Circuit for driving capacitive load

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18414790 1990-07-13
JP2-184147 1990-07-13
JP17744991A JP3419795B2 (ja) 1990-07-13 1991-06-21 電気光学的表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04348385A true JPH04348385A (ja) 1992-12-03
JP3419795B2 JP3419795B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=26497985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17744991A Expired - Fee Related JP3419795B2 (ja) 1990-07-13 1991-06-21 電気光学的表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3419795B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5598178A (en) * 1993-12-22 1997-01-28 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display
US5610414A (en) * 1993-07-28 1997-03-11 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device
US5691739A (en) * 1994-08-02 1997-11-25 Sharp Kabushiki Kaisha Driving device for a liquid crystal display which uses compensating pulses to correct for irregularities in brightness due to cross talk
US6049319A (en) * 1994-09-29 2000-04-11 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display
US7405732B2 (en) 2000-12-07 2008-07-29 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit, liquid crystal drive device, and liquid crystal display system
CN115206260A (zh) * 2022-07-28 2022-10-18 福州京东方光电科技有限公司 驱动电路、显示装置和充电补偿方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9335870B2 (en) * 2010-06-07 2016-05-10 Apple Inc. Touch-display crosstalk

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610414A (en) * 1993-07-28 1997-03-11 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device
DE4426449C2 (de) * 1993-07-28 2000-02-17 Sharp Kk Halbleitervorrichtung
US5598178A (en) * 1993-12-22 1997-01-28 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display
US5691739A (en) * 1994-08-02 1997-11-25 Sharp Kabushiki Kaisha Driving device for a liquid crystal display which uses compensating pulses to correct for irregularities in brightness due to cross talk
US6049319A (en) * 1994-09-29 2000-04-11 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display
US7405732B2 (en) 2000-12-07 2008-07-29 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit, liquid crystal drive device, and liquid crystal display system
US8094104B2 (en) 2000-12-07 2012-01-10 Hitachi Ulsi Systems Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit, liquid crystal drive device, and liquid crystal display system
CN115206260A (zh) * 2022-07-28 2022-10-18 福州京东方光电科技有限公司 驱动电路、显示装置和充电补偿方法
CN115206260B (zh) * 2022-07-28 2024-04-16 福州京东方光电科技有限公司 驱动电路、显示装置和充电补偿方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3419795B2 (ja) 2003-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5583528A (en) Electrooptical display device
JP3568644B2 (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
TWI396159B (zh) 光電裝置及驅動電路
KR100949636B1 (ko) 전기 광학 장치, 전기 광학 장치의 구동 회로 및 전기기기
US20060022925A1 (en) Grayscale voltage generation circuit, driver circuit, and electro-optical device
US5214417A (en) Liquid crystal display device
EP0656615B1 (en) Active matrix liquid crystal display with improvements to the connection of the last line
KR100595798B1 (ko) 액정 표시 장치
KR100319039B1 (ko) 액정표시장치및동장치의구동방법
US7474304B2 (en) Driving voltage generating circuit and display device including the same
EP2531994A1 (en) Display device
US5828354A (en) Electrooptical display device
JPH0540451A (ja) 液晶駆動電圧発生回路
JP4521903B2 (ja) 液晶表示装置
JP3419795B2 (ja) 電気光学的表示装置
JP3910579B2 (ja) 表示装置用駆動装置及びそれを用いた表示装置
EP0466506B1 (en) Electrooptical display device
US20070018933A1 (en) Driving circuit for display device and display device having the same
JP3317871B2 (ja) 表示装置
US5870070A (en) Liquid crystal display device and method for driving display device
JP3876803B2 (ja) 電気光学装置及びその駆動方法、駆動回路並びに電子機器
JP2000305063A (ja) 液晶表示装置
JPH09198012A (ja) 液晶表示装置
JPH07281640A (ja) アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
JP3211270B2 (ja) 液晶表示素子の駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees