JPH0434948Y2 - - Google Patents

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JPH0434948Y2
JPH0434948Y2 JP12349686U JP12349686U JPH0434948Y2 JP H0434948 Y2 JPH0434948 Y2 JP H0434948Y2 JP 12349686 U JP12349686 U JP 12349686U JP 12349686 U JP12349686 U JP 12349686U JP H0434948 Y2 JPH0434948 Y2 JP H0434948Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフロン112を用いる洗浄槽に係り、更
に詳しくはフロン112が凝固しないように制御す
るようにしたフロン112を用いる洗浄槽に関する。
[従来の技術] 周知の通り、機械工作の分野等に於いては機械
加工した被加工物の表面に付着している油等の汚
れを洗浄する為に溶剤洗浄装置が用いられてい
る。この種の溶剤洗浄装置は種々あるが、その内
の1つとして超音波洗浄装置が知られている。
この超音波洗浄装置は、超音波振動子が配設さ
れている洗浄槽内に洗浄流体を入れ、超音波振動
子が発生する超音波振動によつて洗浄目的物の表
面に付着している油等の汚れを洗浄するようにし
たものである。
洗浄槽内に入れられる上記洗浄流体としては、
フロン112とフロン113が良く知られており、従来
はフロン113が用いられている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記フロン113は沸点温度が47.57℃であり、凝
固点温度が−35℃であるので常温でも凝固するこ
とが無く取扱い易いという利点がある。しかし、
フロン113を超音波洗浄を行う為の洗浄流体とし
て用いた場合にはキヤビテーシヨンの点に関して
問題があり、洗浄を十分に行うことができない場
合がある。
それに対して、フロン112は良好なキヤビテー
シヨンを得ることができて洗浄目的物を効率良く
洗浄することができる。しかし、フロン112は沸
点温度が92.8℃であり、凝固点温度が26℃である
ので、常温では通常凝固してしまう。このフロン
112を、一度配管系内のポンプ、フイルタ等で凝
固させてしまうと内部を全て溶解するのに時間が
かかる。その為に、再使用するのが困難になり、
且つポンプ系に凝固体があるままポンプを運転す
ると、フイルタの目詰まり等による過負荷でポン
プの動作に支承をきたしてしまう。
本考案は述上の点に鑑み成されたものでありそ
の目的とする所は、超音波キヤビテーシヨンに勝
れたフロン112を容易に取扱うことができるよう
にした洗浄槽を提供するにある。
[問題点を解決する為の手段] 本考案は上記目的を達成する為に次の技術的手
段を有する。即ち、実施例に対応する添付図面に
使用した符号を用いて説明すると、フロン112を
収容せる洗浄槽と、この洗浄槽に補充用タンク内
のフロン112補充する為のバルブ、給送ポンプ、
フイルタを備えた供給配管系を有するフロン112
を用いる洗浄槽に於いて、上記フロン112洗浄槽、
補充用タンク4、供給配管系6を含む洗浄槽域2
8をケーシング27によつて半密閉状態と成し、
少くとも、上記洗浄槽1、補充用タンク4、供給
配管系6の個々と、上記ケーシング27内の洗浄
槽域自体28の一方を常時フロン112の融点以上
の温度に保温するための保温手段を備えたフロン
112を用いる洗浄槽である。
[作用] 本考案は上記技術手段より成るので、フロン
112を用いる洗浄槽1、補充用のフロン112を入れ
ておく為の補充用タンク4、及びこの補充用タン
ク4から上記洗浄槽1にフロン112を送る為の供
給配管系6を各々フロン112の融点以上の温度に
制御しておくことができる。この温度制御は上記
洗浄槽1、供給配管系6、補充用タンク4の個々
をそれぞれフロン112の融点以上の温度に制御
することもできるし、これらの洗浄槽1、供給配
管系6、補充用タンク4はケーシング27によつ
て半密閉状態とされているので、これケーシング
27内の洗浄槽域28自体を加熱してこれらの洗
浄槽1、供給配管系6、補充用タンク4をフロン
112の融点以上に制御することができる。更
に、これら洗浄槽1、供給配管系6、補充用タン
ク4の個々と洗浄槽域28双方を常時フロン112
の融点温度以上に制御しておくこともできる。
[実施例] 次に添付図面に従い本考案の好適な実施例を詳
述する。
図中1は洗浄目的物を超音波洗浄する為の洗浄
槽を示し、内部には超音波を発生させる為の超音
波振動子2と、内部に入れる洗浄流体3、即ち、
フロン112を融点以上の温度に加熱する為のヒー
タH1が配設されている。4は補充用タンクであ
り、上記洗浄槽1内のフロン112が少くなつた時
にこれを補充する為のフロン112を収容しておく
為のものである。この補充用タンク4は補充用過
温器5内に設けられており、補充用過温器5内に
配設されているヒータH4によつて加熱されて溶
解されるようになつている。
上記洗浄槽1と補充用タンク4の間は供給配管
系6で接続されていて、必要に応じて補充用タン
ク4内のフロン112を洗浄槽1内供給することが
できるようになつている。この供給配管系6は洗
浄槽1と補充用タンク4の間を供給管7で接続
し、この供給管7中にストツプバルブ8,9,1
0,11と、ポンプP2、及びフイルタ12を介
設して構成したものである。
上記洗浄槽1には、洗浄目的物を蒸気洗浄する
為の蒸気発生槽13が連設されていて、この間は
オーバーフロー管14で接続している。このオー
バーフロー管14は、洗浄目的物を洗浄槽1内の
フロン112内に入れた時に、洗浄目的物の体積分
だけ液面レベルが上昇するが、この上昇した分だ
け蒸気発生槽13側にオーバーフローさせる為に
接続されているものである。蒸気発生槽13には
ヒータH2が配設されていて、槽内に入れられて
いるフロン112を蒸発させることができるように
なつている。又、この蒸気発生槽13には液面コ
ントロール機器15が連設されていて、槽内の液
面レベルを張設することができるようになつてい
る。
洗浄槽1及び蒸気発生器13の上側には凝縮器
16が設けられていて、蒸気発生槽13で蒸発さ
せたフロン112蒸気を凝縮させるようになつてい
る。この凝縮器16には水分離器17が連設され
ていて、凝縮器16で凝縮させたフロン112中に
含まれる水分をここで分離させる。そして、水分
を分離したフロン112は戻り管18を介して洗浄
槽1に戻すと共に、分離した水分はドレーン管1
7aで外部に流すようになつている。
上記凝縮器16内に配設されている凝縮管19
には冷却水用配管20を介してザーブタンク21
内に収容されている冷却水22を循環供給するこ
とができるようになつている。この冷却水用配管
20にはポンプP1と、流路切換用電磁弁23、
熱交換器24、及びストツプバルブ25,26が
介設されている。
上記洗浄槽1、蒸気発生槽13、供給配管系
6、補充用タンク4、水分離器17は断熱材で形
成したケーシング27で半密閉状態にされてい
て、このケーシング27の内部が洗浄槽域28と
して区画されている。この洗浄槽域28内には熱
交換器29が配設されており、この熱交換器29
には温水用配管30が接続されている。上記温水
用配管30の一側端部は上記電磁弁23に接続さ
れており、他側端部はリーザブタンク21に接続
されていて、熱交換器29にリザーブンタンク2
1内に収容している冷却水22を循環させること
ができるようになつている。そして、熱交換器2
9側に冷却水22を送る時には冷却水を加熱して
温水にしてから送ることができるように、リザー
ブタンク21内にはヒータH3が配設されている。
次いで、T1は供給配管系6中に介設されたポ
ンプP2の入口側に配設された熱電対でありT2
同じく供給配管系中に介設された。フイルタ12
中に配設された熱電対であり、T3は水分離器1
7に配設された熱電対である。これら熱電対T1
T2,T3はそれぞれポンプP2、フイルタ12、及
び水分離器17内の温度をフロン112の融点温度
以上に加熱しておく為に配設されているものであ
る。
上記洗浄槽1及び蒸気発生槽13はそれぞれ回
収用配管31,32を介して、補充用タンク2と
ポンプP2の間の供給管7に接続されていて、こ
れらの回収用配管31,32中に介設されたスト
ツプバルブ33,34を開くことによつて、それ
ぞれの内部に収容しているフロン112を補充用タ
ンク4内に回収できるようになつている。
又、ポンプP2の下流側の供給管7からは排出
管35が分岐されており、この排出管35にはス
トツプバルブ36,37が介設されている。
次に上記実施例の動作を説明する。
この洗浄槽を運転していない時にはリザーブタ
ンク21内に配設されているヒータH3に通電さ
れていて、該タンク21内の冷却水22は加熱さ
れて温水となつている。又、この時には電磁弁2
3は切換わつていて、熱交換器29側に温水を送
るようになつている。その為に、冷水循環用のポ
ンプP1が働くと、リザーブタンク21内で加熱
された冷却水22は温水となつて、図中矢示38
のように循環する。熱交換器29には上記のよう
にして温水が送給されるので、ここを通る空気矢
示39は温められる。この温められた空気39は
洗浄槽域28内を流れていき、この洗浄槽域28
内を過温する。その為に、例えば上記リザーブタ
ンク21内の水温が30℃以上になるように加熱し
ておけば洗浄槽域28内の温度をフロン112の凝
固点温度である26℃以上に制御しておくことがで
きる。
そして、これを運転する時にはポンプP2、フ
イルタ12、水分離器17の夫々に配設されてい
る熱電対T1,T2,T3に通電してそれぞれを加熱
する。ポンプP2のインペラー近辺やフイルタ1
2の中心部の温度がフロン112の凝固点以上でな
いと運転することができないが、運転停止中に於
いても洗浄槽域28自体の温度をフロン112の凝
固点温度以上に制御しておいたので、すぐに運転
を再開することができる。運転が可能であるかど
うかは水分離器17に配設してある熱電対T3
フロン112の凝固点以上であるかどうかで確認す
る。運転が可能になるとヒータH1,H2に通電さ
れて洗浄槽1及び蒸気発生槽13内の温度が上昇
せしめられる。そして、これらの槽内温度が例え
ば30℃をこえると電磁弁23が切り換わり、ヒー
タH3の通電が停止される。リザーブタンク21
内の水22はポンプ1により凝縮器16側に送ら
れ、熱交換器24を通つて再びリザーブタンク2
1に戻るようになる。そして、熱交換器24を通
る時に冷却される。
これによつて運転状態となるので、洗浄槽1内
に洗浄目的物を入れて超音波洗浄する。洗浄槽1
内にはフロン112が入れられいてるのでキヤビテ
ーシヨンを良好に発生させることができて、超音
波洗浄を効率良く行うことができる。洗浄目的物
を洗浄槽1内に入れた時に、洗浄目的物の体積分
だけのフロン112がオーバーフロー管14を介し
て蒸気発生槽13にオーバーフローする。
洗浄槽1で超音波洗浄された洗浄目的物は、次
に蒸気発生槽13で蒸気洗浄される。洗浄目的物
を蒸気洗浄したフロン112の蒸気は矢示40で示
したように凝縮器16内に入り、ここで冷却され
て凝縮する。凝縮したフロン112は矢示41で示
すように水分離器17に入り、ここでフロン112
中に含まれている水分が分離される。そして、水
分を分離されたフロン112は戻り管18を通つて
洗浄槽1内に戻される。洗浄槽1は洗浄目的物を
入れた時に、洗浄目的物の体積分だけのフロン
112を蒸気発生槽13側にオーバーフローするが、
その分だけ水分離器17側から戻される。この戻
されるフロン112は一度蒸発せしめられてから冷
却凝縮されたものであるから、洗浄目的物から除
去した油分等の汚れは含まれていない、その為に
洗浄槽1内の汚染濃度を常に一定値以下に保持し
ておくことができる。このようにして運転してい
る時にフロン112が不足する時には、補充用過温
器のヒータH4で補充用タンク4内に入れられて
いるフロン112を加温して、これが溶解してから
ポンプP2で吸い込んで洗浄槽1へ送り込むよう
にする。
洗浄が終了して運転を中止する時には、上記ヒ
ータH1,H2の通電を停止する。すると自動的に
電磁弁23が切換わると共に、リザーブタンク2
1内のヒータH3に通電されて、熱交換器29に
30℃以上の温水が供給されるようになつて、前記
したように洗浄槽域28全体がフロン112の融点
温度以上の温度に制御される。
上記は洗浄槽域28自体をフロン112の融点温
度以上に制御する場合の一例について示した。し
かし、このように洗浄槽域28自体をフロン112
の融点温度以上に制御することなく、洗浄槽1、
上記発生槽13、補充用タンク4、供給配管系
6、水分離器17の個々をヒータH1,H2,H4
熱電対T1,T2,T3等によつてフロン112の融点
温度以上に制御するようにしてもよい。
又、洗浄槽域28自体と、洗浄槽1、上記発生
槽13、補充用タンク4、供給配管系6、水分離
器17の双方をフロン112の融点温度以上に温度
制御するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上詳述した如く本考案は、洗浄槽1、補充用
タンク4、供給配管系6を含む洗浄槽域28をケ
ーシング27によつて半密閉状態と成し、これら
洗浄槽1、補充用タンク4、供給配管系6の個々
を、又は上記ケーシング27内の洗浄槽域自体、
若しくは洗浄槽1、補充用タンク4、供給配管系
6の個々と洗浄槽域28の双方をフロン112の融
点温度以上の温度に制御するようにしたものであ
るから、フロン112を凝固させないように取扱う
ことができる。従つて、フロン112を用いた洗浄
を容易と成して効率の良い洗浄を行うことができ
るフロン112を用いる洗浄槽を提供する等種々の
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示す構成図であ
る。 尚、図中1……洗浄槽、4……補充用タンク、
6……供給配管系、13……蒸気発生槽、17…
…水分離器、27……ケーシング、28……洗浄
槽域、をそれぞれ示している。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フロン112を収容せる洗浄槽と、この洗浄槽
    に補充用タンク内のフロン112を補充する為の
    バルブ、給送ポンプ、フイルタを備えた供給配
    管系を有するフロン112を用いる洗浄槽に於い
    て、上記フロン112を洗浄槽1、補充用タンク
    4、供給配管系6を含む洗浄槽域28をケーシ
    ング27によつて半密閉状態と成し、少くとも
    上記洗浄槽1、補充用タンク4、供給配管系6
    の個々と、上記ケーシング内の洗浄槽域28自
    体の一方を常時フロン112の融点以上の温度に
    保温するための保温手段を備えたことを特徴と
    するフロン112を用いる洗浄槽。 (2) 保温手段は、洗浄槽の非使用時に、温風39
    を送給して洗浄槽域28自体をフロン112の融
    点以上の温度に保温するための熱交換器29
    と、洗浄槽の使用時に、洗浄槽1、補充用タン
    ク4、供給配管系6の個々を、フロン112の融
    点以上の温度に保温するためのヒータH1、熱
    電対T1,T2、等で構成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のフロン
    112を用いる洗浄槽。 (3) 水分離器17、蒸気発生槽13があつて、こ
    れらも上記洗浄槽域28内に設けられているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のフロン112を用いる洗浄槽。
JP12349686U 1986-08-12 1986-08-12 Expired JPH0434948Y2 (ja)

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JPS6332690U JPS6332690U (ja) 1988-03-02
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