JPH04349A - 加工性および転動疲労性に優れた軸受用鋼 - Google Patents

加工性および転動疲労性に優れた軸受用鋼

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JPH04349A
JPH04349A JP2099605A JP9960590A JPH04349A JP H04349 A JPH04349 A JP H04349A JP 2099605 A JP2099605 A JP 2099605A JP 9960590 A JP9960590 A JP 9960590A JP H04349 A JPH04349 A JP H04349A
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Japan
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less
steel
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rolling fatigue
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Application number
JP2099605A
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English (en)
Inventor
Morifumi Nakamura
中村 守文
Yoshitake Matsushima
義武 松島
Shiyuugorou Adachi
足立 周悟郎
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2204/00Metallic materials; Alloys
    • F16C2204/60Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • F16C2204/64Medium carbon steel, i.e. carbon content from 0.4 to 0,8 wt%

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は加工性および転動疲労性に優れた軸受用鋼に関
し、さらに詳しくは、軸受用材料として広く使用されて
きている高炭素軸受鋼に比較して、切削性、冷間加工性
、温間加工性、転動疲労性に優れており、さらに、切削
加工や冷間加工、温間加工前に行なわれている球状化焼
鈍処理を簡略化したり、または、省略することが可能で
ある加工性および転動疲労性に優れた軸受用鋼に関する
ものである。
[従来技術] 従来から、軸受部品用材料としてはJ I 5G480
5に規定されている5UJ2に示される高炭素クロム軸
受鋼が使用されており、球状化焼鈍を行なった後、切削
加工、冷間加工および温間加工を行なって軸受部品に成
形加工し、その後、焼入れ、焼戻し処理を行なって組織
を数%の球状炭化物、数%の残留オーステナイトおよび
残部がマルテンサイトになるように調整を行なって、転
動疲労性、耐摩耗性、寸法安定性等軸受に要求される特
性を確保し、さらに、転動疲労性向上のために製鋼から
鋳造までの工程において転動疲労性に悪影響を及ぼすア
ルミナ低減化処理をする等の操業を行ない、高い費用が
かかる問題がある。
しかし、最近になって、切削加工により成形されている
軸受部品が、鋼材歩留りの向上を図って、上記に説明し
た従来技術に比較してより複雑な形状に冷間加工や温間
加工を行なって成形加工が行なわれるようになってきて
いる。
このような加工を行なう場合、従来使用されていた高炭
素クロム軸受鋼を使用すると、加工性に問題が生じ、加
工時に割れが発生することがあり、また、切削加工にお
いても工具材質が改良されて、より高速に切削すること
ができるようになったが、高炭素クロム軸受鋼を使用す
ると工具寿命が短くなり、切削性に問題がある。
また、軸受部品の成形加工前に球状化焼鈍処理が必ず行
なわれているが、この球状化焼鈍処理は加工性の改善を
図ると共に、軸受部品として転動疲労性等の特性を確保
するために、焼入れ、焼戻し後に残留する炭化物が微細
、かっ、均一に分散するように制御するためである。
そして、この球状化焼鈍処理には長時間かかることから
、省エネルギー、部品の製造費用を低減するために、焼
鈍を簡略化したり、または、省略したい等の要望がなさ
れている。
この要望に対して、その−例として特開昭601940
47号公報に耐久寿命、冷間加工性に優れた高品質の軸
受鋼が提案されているが、球状化焼鈍処理を省略または
簡略化した場合、切削性、冷間加工性、温間加工性およ
び転動疲労性が劣化することは避けることができなかっ
た。
従って、球状化焼鈍処理を行なった高炭素クロム軸受鋼
と同等の特性を有し、その上、球状化焼鈍処理を簡略化
したり、または、省略したりしても加工性が低下するこ
となく、かつ、アルミナ低減化処理に高費用をかける操
業を行なわずに、転動疲労性の向上を図ることができ、
また、製造費用を低く抑えることができる軸受鋼か強く
要望されているのである。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記に説明した従来から使用されてきている軸
受鋼の高炭素クロム軸受鋼の種々の問題点に鑑み、本発
明者が鋭意研究を行ない、検討を重ねた結果、いままで
の高炭素クロム軸受鋼に比較して転動疲労性に優れてお
り、切削性、冷間加工性、温間加工性を改善すると共に
、球状化焼鈍を簡略化したり、または、省略しても上記
の各特性が高炭素クロム軸受鋼と同等となるように、鋼
の含有成分および成分割合を特定量に調整し、かつ、鋼
中に存在する非金属介在物の量および形態を制御するこ
とにより軸受部品として重要である転動疲労性に優れた
加工性の良好な軸受鋼を開発したのである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る加工性および転動疲労性に優れた軸受鋼は
、 (1) C0.45〜0.69wt%、S i 0.1
0〜2.0wt%、Mn 0.20〜2.0wt%、P
 0.015wt%以下、S 0.015wt%以下、
Cr 2.0wt%以下、Al 0.010wt%以下
、N 0.003〜0.020wt%、Ti 0.00
20wt%以下、O0.0030wt%以下、を含有し
、残部Feおよび不可避不純物からなり、鋼中に含まれ
る非金属介在物のCa O、A l t Oa、5iO
zの比率が、 CaO15〜70wt%、AltOs55wt%以下、
S io 、 5〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
た軸受用鋼を第1の発明とし、 (2) C0.45〜0.69wt%、S i 0.1
0〜2.0wt%、Mn 0.20〜2.0wt%、P
 0.015wt%以下、S 0.015wt%以下、
Cr 2.0wt%以下、Al 0.010wt%以下
、N 0.003〜0.020wt%、Ti 0.00
20wt%以下、O0.0030wt%以下、を含有し
、さらに、 Ni 2.0wt%以下、Mo 1.0wt%以下、C
u 1.0wt%以下、V 0.01〜0.30wt%
、Nb 0.01〜0.30wt% の内から選んだ1種または2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり鋼中に
含まれる非金属介在物のCa O、A l t O3、
SiO2の比率が、 CaO15〜70wt%、Alto、55wt%以下、
S io t 5〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
た軸受用鋼を第2の発明とし、 (3) C0.45〜0.69wt%、S i 0.1
0〜2.0wt%、Mn 0.20〜2.0wt%、P
 0.015wt%以下、S 0.015wt%以下、
Cr 2.0wt%以下、Al LO10wt%以下、
N 0.003〜0.020wt%、Ti 0.002
0wt%以下、O0,0030wt%以下、を含有し、
かつ、 Ca 0.0003〜0.010wt%を含有し、残部
Feおよび不可避不純物からなり、鋼中に含まれる非金
属介在物のCaO1Alt03、S r Otの比率が
、 CaO15〜70wt%、AltO355wt%以下、
S io ! 5〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
た軸受用鋼を第3の発明とし、 (4) C0.45〜0.69wt%、S i 0.1
0〜2.0wt%、Mn 0.20〜2.0wt%、P
 0.015wt%以下、S 0.015wt%以下、
Cr 2.01%以下、Al 0.010zL%以下、
N 0.003〜0.020wt%、Ti 0.002
0wt%以下、O0.0030wt%以下、を含有し、
さらに、 Ni 2.0wt%以下、Mo 1.0wt%以下、C
u 1.owt%以下、V 0.01〜0.301%、
Nb 0.01〜0.30wt% の内から選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、 Ca 0.0O03〜0.010wt%を含有し、残部
Feおよび不可避不純物からなり、鋼中に含まれる非金
属介在物のCaO1Al、03、S i、 Oyの比率
が、 CaO15〜701%、A 120 s 55wt%以
下、5iOz5〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
た軸受用鋼を第4の発明とする4つの発明よりなるもの
である。
本発明に係る加工性および転動疲労性に優れた軸受鋼に
ついて、以下詳細に説明する。
先ず、本発明に係る加工性および転動疲労性に優れた軸
受鋼の含有成分および成分割合について説明する。
Cは焼入れ、焼戻し後の硬さがI(RC58以上を保有
し、転動疲労性等の軸受特性を得るために必須の元素で
あり、含有量が0.45wt%未満ではこのような効果
は期待することはできず、また、0.69wt%を越え
て含有させると切削性、冷間加工性、温間加工性が低下
し、使用中に残留オーステナイトの分解による寸法の変
化が著しくなる。よって、C含有量は0.45〜0.6
9wt%とする。
Siは脱酸の他に焼入れ性および焼戻し軟化抵抗性を向
上させる元素であり、含有量か0.1(01%未満では
この効果は少なく、また、2.0wt%を越えて含有さ
せると切削性、冷間加工性、温間加工性が著しく低下し
、焼入れ時に生成した残留オーステナイトが焼戻し時に
分解し難くし、残留オーステナイトが多量に残るため寸
法安定性か低下する。よって、Si含有量は0.]、0
〜2.0wt%とする。
Mnは脱酸、脱硫を行ない、かつ、焼入れ性を向上させ
る元素であり、含有量が0.20wt%未満ではこのよ
うな効果は期待できず、また、2.0wt%を越えて含
有させると効果は飽和してしまい、それ以上の効果は少
なく、切削性、冷間加工性が低下いる。よって、Mn含
有量は0.20〜2.0wt%とする。
Pは靭性を低下させる元素であり、P含有量は極力少な
(する必要がある。よって、P含有量は0.015wt
%以下とする。
Sは鋼中においてMnSの形で含まれており、切削性を
向上させる元素であり、多量に含有させるとMnSが転
動疲労破壊の起点となる。よって、S含有量は0,01
5wt%以下とする。
Crは焼入れ性を向上させる元素であり、含有量が2,
0wt%を越えて含有させると切削性、冷間加工性、温
間加工性を低下させる。よって、Cr含有量は2.0w
t%以下とする。
Alは酸素と結合してAltosを生成する元素であり
、含有量が0.010wt%を越えて含有させると介在
物の総量に対するAl!0sllが多くなり、目標とす
る介在物形態にならない。よって、Al含有量は0.0
10wt%以下とする。
NはV等と結合して窒化物を生成して結晶粒を微細化し
て鋼の強靭化を図る元素であり、含有量か0.003w
t%未満ではこのような効果は少なく、また、0.02
0wt%を越えて含有させると冷間加工性、温間加工性
を低下させる。よって、N含有量は0.003〜0.0
20wt%とする。
TfはNと結合して粗大なTjNを生成して、転動疲労
性、冷間加工性、温間加工性を低下させる元素であり、
従って、Ti含有量は極力低く抑える必要がある。よっ
て、Ti含有量は0.0020wt%以下とする。
0はA25St等と結合して鋼中において酸化物系介在
物を生成する元素であり、多量に含有させると鋼中の介
在物の総量が増加して、切削性、冷間加工性、温間加工
性を低下させる。よって、0含有量は0.0030wt
%以下とする。
Ni、Moは共に焼入れ性を向上させる元素であり、質
量の大きい部品における焼入れ、焼戻し処理を容易にす
る効果を有しており、含有量か20wt%、Mo含有量
が1.0wt%を越えて含有させると切削性、冷間加工
性、温間加工性を低下させ、さらに、焼入れ、焼戻し後
に残留オーステナイトが多量に発生し、寸法安定性が劣
化する。よって、Ni含有量は2.0wt%以下、Mo
含有量は1.0wt%以下とする。
Cuは焼入れ性、耐蝕性を増加させる元素であり、時効
硬化によって耐摩耗性を向上させる効果を有しており、
含有量が1.0wt%を越えて含有させると赤熱脆性を
助長して熱間加工時に割れが発生する。よって、Cu含
有量は1 、0wt%以下とする。
■、Nbは鋼中のCSNと結合して炭窒化物を生成し、
結晶粒を微細化して転動寿命を向上させ、靭性を増大さ
せる元素であり、■含有量、Nb含有量が0.01wt
%未満ではこのような効果は少なく、また、■含有量、
Nb含有量が0.30wt%を越えて含有させても結晶
粒の微細化効果は増大しない。よって、■含有量は0.
01〜0.30wt%、Nb含有量は0.01〜0.3
0wt%とする。
Caは強力な脱酸元素で、CaOを生成して目標とする
転動疲労性、切削性、冷間加工性、温間加工性に有用で
ある介在物形態を形成する元素であり、含有量が0.0
003wt%未満ではこのような効果は少なく、また、
0.010wt%を越えて含有させると目標とする介在
物形態が得られなくなる。よって、Ca含有量は0.0
003〜0.010wt%とする。
次に、本発明に係る加工性および転動疲労性に優れた軸
受鋼において、転動疲労性を改善するために鋼中に含ま
れる非金属介在物について説明する。即ち、非金属介在
物のCab、Al!03.5iOzの比率を、 CaO15〜401%、Alt0355wt%以下、S
i0 5〜70wt% に制御して、介在物を低融点で展伸性を有するもの、ま
たは、マトリックスと介在物の熱膨張係数の差をA l
 t Osに比べて小さくなるようにした。
即ち、アノールサイト系の低融点の介在物とすることに
より、熱間鍛造時或いは熱間圧延時に長手方向に展伸さ
れ転動面の介在物面積が小さくなり、その結果転動疲労
性が改善されるようにし、また、介在物形態を2CaO
−5ift、2CaOAltosSin、に制御するこ
とによりマトリックスと介在物の熱膨張係数が小さくな
り、介在物周辺に発生する応力集中がA1.0.に比べ
て緩和され転動疲労性が改善され、かつ、焼入れ、焼戻
し後の硬さがHRC58を満足する範囲内で組織をマル
テンサイトと数%の残留オーステナイトに調整すること
によって、酸素量を低減することなしに高炭素クロム軸
受鋼と同等以上の転動疲労性が得られることを知見した
これは、鋼材のC含有量を低減することにより、焼入れ
、焼戻し後、球状化炭化物を残留させなくても、充分な
転動疲労性が得られることであり、上記の条件を満足す
る焼入れ、焼戻し材について転動疲労性以外の耐摩耗性
、寸法安定性等の軸受特性を調査したところ、従来の高
炭素クロム軸受鋼と同等であることが判明した。
このような鋼材において、球状化焼鈍および焼ならし処
理を行ない、切削性、冷間加工性、温間加工性を調査し
たところ、球状化焼鈍材については高炭素クロム軸受鋼
と比べて、切削性、冷間加工性および温間加工性が改善
されており、焼ならし材については球状化焼鈍を行なっ
た高炭素クロム軸受鋼と同等である。そして、切削性に
ついてはC含有量を減少させ切削抵抗を低くし、低融点
の介在物形態にすることにより工具摩耗を抑えることが
でき、また、冷間加工性および温間加工性についてはC
含有量を減少させて加工時の変形抵抗を低くし、冷間加
工および温間加工の変形能を向上させ、さらに、低融点
の介在物形態にすることにより冷間加工時および温間加
工時に介在物が展伸し、割れを抑制することができる。
[実 施 例] 本発明に係る加工性および転動疲労性に優れた軸受鋼の
実施例を説明する。
実施例 第1表に示す含有成分および成分割合の本発明に係る加
工性および転動疲労性に優れた軸受鋼のNo、 1−N
o、 8および比較鋼のNo、 9〜No、 20の鋼
を、小型真空炉において溶製した。なお、比較鋼No、
20はJISSUJ2であり、鋳造後1200℃×20
時間の条件でソーキング処理を行ない、巨大炭化物の拡
散消失処理を行なった。
これらの鯛を熱間鍛造してφ60mm、φ80IIII
11φ25III11の丸棒に鍛伸し、以下説明する条
件により各々A:球状化焼鈍、B:焼なまし、C:焼な
らしを行なった。
A : 760℃×2時間−680℃の温間まで炉冷 
その後、空冷 B : 850℃×1時間→炉冷 C: 850℃X1時間→空冷 直径801IIlの丸棒については、以下説明する条件
により、超硬工具による旋削試験を行なって、切削性を
評価した。
使用工具: PIO 切削速度:  150m/ff1in 送り   :  0.25ma+/rev切り込み:1
.5+a+ 切削油 :なしく乾式) 直径25龍の丸棒については、第1図に示す試験片に機
械加工を行ない、冷間加工性および温間加工性を評価し
た。
第1図(a)は試験片の平面図と側面図で、第1図(b
)は第1図(a)のA部分の拡大図であり、Dは20I
II11Hは30+u+である。
冷間加工および熱間加工のうち変形抵抗については、切
り欠きをっけない試験片(V = Omm)を使用して
、各々25℃、700℃の温度において、圧縮率60%
の条件で拘束圧縮変形された時の変形抵抗により評価し
た。
また、冷間加工性および温間加工性のうち変形抵抗につ
いては、切り欠きをつけた試験片(V=0.3mm)を
使用して、各々25℃、700°Cの温度で圧縮率25
%ずつ変化させて、拘束圧縮変形を加え、割れの発生が
認められる最低の圧縮率(割れ限界圧縮率)により評価
した。
さらに、各鯛の転動疲労性を評価するため、横断面より
直径60mIB、厚さ5mmの円板を切り出し、直径6
0mmの丸棒を850℃×1時間/油冷(鯛No、 2
0は830℃×1時間/油冷)、1506C×2時間/
空冷の条件により、焼入れ、焼戻し処理を行なって、ラ
ッピング加工を行なった後、面圧500 kgf/1n
tr+’の条件で転動疲労試験を行なった。
これら試験片の転動疲労性、切削性、冷間加工性、温間
加工性についての試験結果について第2表および第3表
に示す。なお、転動疲労性については、高炭素クロム軸
受鋼No、20のB、0(10%累積破損率)、B、。
(50%累積破損率)を!とした時の指数で示したもの
である。
第2表および第3表から以下説明することがわかる。
本発明に係る加工性および転動疲労性に優れた軸受鋼N
o、 l −No、 8は、加工前の熱処理の種類に関
係なく、何れの場合においても転動疲労性はNo、20
の5UJ2より優れており、また、切削性、冷間加工性
、温間加工性は加工前に球状化焼鈍を行なった場合に5
USJ2より優れており、焼なまし処理、焼ならし処理
を行なった場合には5USJ2と同等である。
また、C含有量の少ないNo、9、No、 14は、加
工前の熱処理の種類に拘わらず切削性、冷間加工性、温
間加工性共に5UJ2より優れているが、軸受部品とし
て最も重要である転動疲労性は5UJ2より劣っている
そして、C含有量の多いNo、10、No、15は、加
工前の熱処理に拘わらず転動疲労性は5UJ2より優れ
ているが、切削性、冷間加工性、温間加工性とも焼なま
し処理、焼ならし処理を行なった場合には5UJ2より
低く、球状化焼鈍を行なった場合には5UJ2と同等に
なる。
また、S含有量の多いNo、11については、切削性の
面では5UJ2より優れているが、転動疲労性、冷間加
工性、温間加工性の変形能の点で5UJ2よりも劣って
いる。
また、Ti含有量と0含育量の多いNo、 12、No
、 13は転動疲労性、切削性、冷間加工性、温間加工
性共に5UJ2より劣っている。
Ca含有量の多いNo、 l 6とCa含有量の少ない
No、17は切削性、冷間加工性、温間加工性の面で共
にSUJ 2より優れているが、転動疲労性は5UJ2
より劣っている。
さらに、Al含有量の多いNo、 18、No、 19
は、冷間加工性、温間加工性は5UJ2と同等またはそ
れ以上であるが、転動疲労性は5UJ2より劣っている
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明に係る加工性および
転動疲労性に優れた軸受鋼は上記の構成を有しているも
のであるから、軸受として最も重要である転動疲労性に
極めて優れており、さらに、切削性、冷間加工性および
温間加工性にも優れているという効果を有しているもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る加工性および転動疲労性に優れた
軸受鋼の冷間加工性および温間加工性を評価する試験片
の形状を示す図である。 テ1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C0.45〜0.69wt%、Si0.10〜2
    .0wt%、Mn0.20〜2.01%、P0.015
    wt%以下、S0.015wt%以下、Cr2.0wt
    %以下、Al0.010wt%以下、N0.003〜0
    .020wt%、Ti0.0020wt%以下、O0.
    0030wt%以下、を含有し、残部Feおよび不可避
    不純物からなり、鋼中に含まれる非金属介在物のCaO
    、Al_2O_3、SiO_2の比率が、 CaO15〜70wt%、Al_2O_355wt%以
    下、SiO_25〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
    た軸受用鋼。
  2. (2)C0.45〜0.69wt%、Si0.10〜2
    .0wt%、Mn0.20〜2.01%、P0.015
    wt%以下、S0.015wt%以下、Cr2.0wt
    %以下、Al0.010wt%以下、N0.003〜0
    .020wt%、Ti0.0020wt%以下、O0.
    0030wt%以下、を含有し、さらに、 Ni2.0wt%以下、Mo1.0wt%以下、Cu1
    .0wt%以下、V0.01〜0.30wt%、Nb0
    .01〜0.30wt% の内から選んだ1種または2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり鋼中に
    含まれる非金属介在物のCaO、Al_2O_3、Si
    O_2の比率が、 CaO15〜70wt%、Al_2O_355wt%以
    下、SiO_25〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
    た軸受用鋼。
  3. (3)C0.45〜0.69wt%、Si0.10〜2
    .0wt%、Mn0.20〜2.0wt%、P0.01
    5wt%以下、S0.015wt%以下、Cr2.0w
    t%以下、Al0.010wt%以下、N0.003〜
    0.020wt%、Ti0.0020wt%以下、O0
    .0030wt%以下、を含有し、かつ、 Ca0.0003〜0.010wt% を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり、鋼中
    に含まれる非金属介在物のCaO、Al_2O_3、S
    iO_2の比率が、 CaO15〜70wt%、Al_2O_355wt%以
    下、SiO_25〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
    た軸受用鋼。
  4. (4)C0.45〜0.69wt%、Si0.10〜2
    .0wt%、Mn0.20〜2.0wt%、P0.01
    5wt%以下、S0.015wt%以下、Cr2.0w
    t%以下、Al0.010wt%以下、N0.003〜
    0.020wt%、Ti0.0020wt%以下、O0
    .0030wt%以下、を含有し、さらに、 Ni2.0wt%以下、Mo1.0wt%以下、Cu1
    .0wt%以下、V0.01〜0.30wt%、Nb0
    .01〜0.30wt% の内から選んだ1種または2種以上 を含有し、かつ、 Ca0.0003〜0.010wt% を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり、鋼中
    に含まれる非金属介在物のCaO、Al_2O_3、S
    iO_2の比率が、 CaO15〜70wt%、Al_2O_355wt%以
    下、SiO_25〜70wt% であることを特徴とする加工性および転動疲労性に優れ
    た軸受用鋼。
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