JPH04356031A - 入射テーパ光導波路およびそれを用いた波長変換素子 - Google Patents

入射テーパ光導波路およびそれを用いた波長変換素子

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JPH04356031A
JPH04356031A JP3179321A JP17932191A JPH04356031A JP H04356031 A JPH04356031 A JP H04356031A JP 3179321 A JP3179321 A JP 3179321A JP 17932191 A JP17932191 A JP 17932191A JP H04356031 A JPH04356031 A JP H04356031A
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optical waveguide
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tapered
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Kiminori Mizuuchi
公典 水内
Kazuhisa Yamamoto
和久 山本
Tetsuo Yanai
哲夫 谷内
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/30Optical coupling means for use between fibre and thin-film device
    • G02B6/305Optical coupling means for use between fibre and thin-film device and having an integrated mode-size expanding section, e.g. tapered waveguide

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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コヒーレント光源を応
用した、光情報処理、光応用計測制御分野に使用される
光導波路とレーザおよびファイバとの高効率結合を可能
にする入射テーパ光導波路、およびそれを用いた波長変
換素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロトン交換法によりLiNbO3上に
光導波路を形成し、TE/TMモードスプリッタや波長
変換素子などが作製されていた。上記光導波路は基板と
の屈折率差(Δne>0.1)が大きくシングルモード
のみ伝搬させようとすると厚みが0.4〜0.6μmと
非常に薄くなっていた。そのため上記光導波路への結合
効率を向上させるため光入射部をテーパにすることが考
えられる。
【0003】従来の入射テーパ光導波路としては、例え
ば光導波路の入射部をテーパ状に広げたものがある。図
10はこの従来の入射テーパ光導波路の基本的構成を示
すものであり、21は誘電体基板、22は光導波路、2
3はテーパ光導波路、24は入射部である。
【0004】以上のように構成された従来の入射テーパ
光導波路においては、入射部の形状及び面積を変えて、
光導波路に励起するコヒーレント光の波面分布と光導波
路を伝搬する導波モード分布を整合させ光導波路とコヒ
ーレント光との高い結合効率を得る入射テーパ光導波路
である。
【0005】また、この入射テーパ光導波路の作製方法
として(アプライドオプティクス(Applied  
Optics)1979年3月号  18巻のP900
〜902)の シ゛ェイ シー キャンヘ゛ル ( J
.C.Campbell )氏によると図10に示され
るように基板21を除々に硝酸銀の溶液24中に浸して
いくことにより拡散深さを変化させて入射テーパ光導波
路を形成するというものである。LiNbO3基板21
に光導波路を形成する場合、溶液25として安息香酸を
用い200℃程度の温度でテーパ状光導波路が作製され
る。図11で36はヒータ、27はビーカである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構成では、入射テーパ光導波路の入射部24を光導波
路に対して充分広げることが難しい。また入射部では幅
方向と深さ方向が広がっているが光導波路をテーパ状に
細くする部分で、光の導波する部分が急に狭くなってい
るので、ここに光が集中すると光導波路内の電界密度が
急激に増加し光損傷を起こす。テーパ部では幅、深さ共
に広がっているためマルチモード光導波路になっている
が、光損傷によって発生した屈折率変化によって、マル
チモードのそれぞれの導波モード間で結合が起こりシン
グルモードの光導波路とテーパ部とが結合する部分で結
合ロスが発生する。
【0007】また、上記のような入射テーパ光導波路の
作製方法では、高温で熱処理するため蒸気により液に浸
されていない部分の温度が低下し再現性よく設計通りの
入射部が形成できないという問題もあった。
【0008】本発明は、伝搬ロスの少なくかつ高い結合
効率をもち、かつ光損傷にも強い入射テーパ光導波路を
提供することを目的とする。また、上記の光導波路を用
いて波長変換素子を形成し、高い変換効率の波長変換素
子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、本発明では基板上に形成した深さd1の光導
波路と前記光導波路の端部に形成した基板水平方向にテ
ーパ状に広がった深さd2(d2>d1)の入射部と、
前記光導波路と前記入射部の間に形成した深さがd2か
らd1にテーパ状に変化している深さテーパ部を備えた
入射テーパ光導波路とするものである。
【0010】さらに、本発明は、非線形光学結晶基板上
に形成した深さd1のイオン交換光導波路と前記イオン
交換光導波路の端部に形成した基板水平方向にテーパ状
に広がった深さd2(d2>d1)の入射部と、前記光
導波路と前記入射部の間に形成した深さがd2からd1
にテーパ状に変化している深さテーパ部を備えた波長変
換素子とするものである。
【0011】さらに好ましくは入射導波路の幅をW2、
深さをd2としたときに導波光強度Pに対してP/(d
2×W2)≦300KW/cm2とするものである。
【0012】
【作用】本発明は前述した構成により、基板上に形成し
た深さd1の光導波路と前記光導波路の端部に形成した
基板水平方向にテーパ状に広がった深さd2(d2>d
1)の入射部と前記光導波路と前記入射部の間に形成し
た深さがd2からd1にテーパ状に変化している深さテ
ーパ部を備えた構成により、すなわち、入射部における
光損傷の発生を回避するため光導波路幅テーパ部におい
ては光導波路深さを深くし光導波路内の電界密度を下げ
、幅方向のテーパ部が終了し光導波路がシングルモード
になった後、光導波路を深さ方向にテーパ状に細くした
。これによって伝搬ロスの少なく、かつ高い結合効率を
もち、かつ光損傷に強い入射テーパ光導波路を構成する
ことができる。また、上記の光導波路を用いて波長変換
素子を形成することにより波長変換素子の結合効率を向
上し、高い変換効率の波長変換素子の作製が可能になる
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1は、第1の実施例における入射テーパ
光導波路の構成を示すものである。図1において1は屈
折率2.1の+Z板(Z軸と垂直に切り出された基板の
+側)のLiNbO3からなる基板、2は燐酸中でのプ
ロトン交換処理により形成された屈折率2.3深さ1.
5μmの幅方向にテーパ状に広がった幅テーパ部、3は
燐酸中でのプロトン交換処理により形成された深さ0.
4μmの光導波路、4は燐酸中でのプロトン交換処理に
より形成された深さ1.5μmから0.4μmにテーパ
状に深さが変化している深さテーパ部、5は光学研磨に
より端面に形成した入射部である。
【0014】本実施例での構成のポイントは、LiNb
O3基板1上に、深さd2の入射部5と、深さd2の幅
テーパ入射部2と、深さd1の光導波路3を構成したな
かで特に、深さがd2で一定の幅テーパ入射部と、光導
波路3の幅テーパ入射部2との結合部分に深さがd2か
らd1へ変化する深さテーパ部4を設けたことである。
【0015】ここで、幅テーパ入射部の深さをd2で一
定にすることと、光導波路3中に深さテーパ部4を設け
ることが重要である理由について図面を用いて説明する
【0016】図2(A)は深さ方向と幅方向が同時に変
化しているテーパ部2aをもつ従来の光導波路で、(B
)は幅方向のテーパ部2と深さ方向のテーパ部4とに分
かれている本実施例の光導波路である。
【0017】図2(A)において、テーパ部2aでのロ
スは光損傷による屈折率変化によって発生する。すなわ
ち、これはテーパ部2aの光導波路幅が光導波路7aに
対して広がっているためにマルチモード光導波路になっ
ており、光損傷によって発生した屈折率変化によって導
波している光のモードが基本モードから他のマルチモー
ドに移っていくことによる。ところが、導波部分7aの
光導波路幅は基本モードのみ伝搬するシングルモード光
導波路であるために、テーパ部2aで発生したマルチモ
ードとシングルモード光導波路との間でモード間のミス
マッチが発生し、ロスの原因となる。これを導波モード
を用いて説明する。
【0018】図2(A)の(a)は入射部5aで励起さ
れた基本モードである。ところがテーパ部2aになると
幅、深さともに減少するため、光のパワー密度が増加す
る。これによって、光損傷が発生すると屈折率分布が(
b)に示すように変化し、導波モードが基本モードから
マルチモードに移行していく。
【0019】さらに(c)になるとマルチモードへの移
行が大きくなる。ところが光導波路部2aにおいては(
d)に示すように基本モードしか伝搬しないシングルモ
ード光導波路であるから(c)(d)間のモードのミス
マッチが発生し、この部分で大きな結合ロスが発生する
【0020】この結合ロスを防止するにはテーパ部3a
におけるパワー密度の集中を低減させ、光損傷の防止を
行なう必要がある。そこで本発明では幅テーパと深さテ
ーパを分離し、深さテーパ部を光導波路に設定すること
により幅テーパ部の断面積を増加させ、幅テーパ部での
光のパワー密度を低減させた。これによって光損傷の防
止が可能になった。これを図2(B)を用いて説明する
【0021】図2(B)の(e)に示すように基本モー
ドで励起された導波モードは幅テーパ部2が幅方向にし
か狭くなっておらずの断面積が従来に比べて大きいため
、光のパワー密度の増加は少なく光損傷は発生しない。 そこで光は基本モードのまま(f)(g)へ伝搬してい
く。
【0022】幅テーパが終わると光導波路は幅方向にシ
ングルモードであるから光損傷が発生してもマルチモー
ドは発生しない。そこで深さテーパ4を介して光導波路
7と結合すると、低ロスのテーパ光導波路が形成できる
【0023】以上のように構成された第1の実施例の入
射テーパ光導波路について、以下その製造方法を説明す
る。これは本願の発明者によって開示し、公開になって
いる特開平2−236505に記載されている方法を利
用して製造した。図3をもちいて説明する。
【0024】図3(a)で+Z板のLiNbO3基板3
1  に入射部形成用のTa2O5保護マスク32を電
子ビーム蒸着により300A形成した。次に保護マスク
32上に通常のフォトリソグラフィにより厚み0.5μ
mのフォトレジストをパターン化したあと、CF4によ
りTa2O5保護マスク32をエッチングした。次にフ
ォトレジストを除去した。次に第2の保護マスクとして
厚さ1mm、両端面を光学研磨してあるLiNbO3マ
スク基板33をTa2O5マスク32上に圧着し治具で
固定した。 (b)ピロ燐酸中で230℃、270分間プロトン交換
を行い屈折率2.3、深さ1.5μmの入射部35を形
成する。このとき入射部35の導波路の深さはピロリン
酸でのプロトン交換時間によってある決まった値(ここ
では1.5μm)になるがピロリン酸はマスク基板33
で覆われた部分にも侵入していくため、マスク基板直下
に深さ方向にテーパ形状をもつ導波路が形成されている
ことになる。(c)はマスク基板33を除去した後、基
板31を燐酸中で230℃の温度で5分間プロトン交換
を行い、屈折率2.3、深さ0.4μmの高屈折率をも
つ導波路36を形成する。このとき導波路36の入射部
35との結合部分は(b)の工程である程度の深さ(1
.5μm以下)の導波路が形成されているので、プロト
ン交換で導波路を形成時に自然に深さ方向にテーパをも
ったものとなる。(d)はTaマスク32を除去した後
、光導波路に垂直な面を光学研磨する。
【0025】以上の方法を用いれば、光導波路の幅方向
テーパをもつ入射部をマスクにより作製することにより
設計が容易になり、また幅方向のテーパと深さ方向のテ
ーパを分離して作製するため、従来の部分プロトン交換
による作製方法に比べ作製許容度が増加し作製歩留りが
10%から50%に増加した。
【0026】次に、作製した入射テーパ光導波路2に波
長0.8μmの半導体レーザの光を励起して、光導波路
の伝搬ロスを測定した。測定方法は開口数0.3のコリ
メータレンズとλ/2板、及び開口数0.6の集光レン
ズからなる集光光学系により半導体レーザの光を集光し
、最小集光スポット径5X1μmでテーパ光導波路に集
光した。 この光導波路上に蛍光体を塗布し光導波路表面からの散
乱光をストリークカメラで観測して、光導波路からの散
乱光の強度により光導波路の伝搬モード並びに光導波路
伝搬ロスを測定した。
【0027】その結果、従来の入射テーパ光導波路では
導波する光の強度が10mW以上では光損傷による入射
テーパ部の結合ロスが発生したが、今回作製した入射テ
ーパ光導波路部においては導波光強度30mWでも光損
傷による結合ロスは確認されなかった。
【0028】次は入射テーパ光導波路の結合ロスを測定
した結果を図4に示す。図4は横軸が導波路伝搬成分方
向を示し、縦軸がロスを示す。(a)はテーパ光導波路
出有り、(b)は直線光導波路である。
【0029】直線光導波路は光源との結合ロスが2.3
dB、さらに導波ロスが0.9dB存在し、ロスの総和
は3.2dBである。これに対してテーパ光導波路は結
合ロスは1.0dB、テーパ部のロスが0.3dB、導
波ロスが0.9dB存在するためロスの総和は2.2d
Bとなる。
【0030】この結果テーパ光導波路によって光導波路
のロスが3.2dBから2.2dBに1dB低減できる
ことがわかった。
【0031】以上にように本実施例によれば、入射部の
設計及び作製が容易で、結合効率が高く、かつ光損傷に
強い入射テーパ光導波路を構成することができた。
【0032】なお、本実施例では、基板として、LiN
bO3を用いたが、他にMgOをドーピングしたLiN
bO3、LiTaO3、KNbO3、KTPなどの強誘
電体、SiO2などの誘電体、MNAなどの有機物、ま
たはZnSなどの化合物半導体など光導波路を形成でき
る基板であれば用いることができる。
【0033】(実施例2)第2の実施例は第1の実施例
で説明した導波路を非線形光学結晶にもつ光波長変換素
子である。それを図5に示す。
【0034】図5は、第2の実施例における波長変換素
子の構成を示すものである。第1の実施例で説明したも
のと同じものには同一番号を付してある。図5において
1は屈折率2.1の+Z板(Z軸と垂直に切り出された
基板の+側)のLiNbO3からなる基板、2は燐酸中
でのプロトン交換処理により形成された屈折率2.3深
さ1.5μmの幅方向にテーパ状に広がった幅テーパ部
、7は燐酸中でのプロトン交換処理により形成された深
さ0.4μmの光導波路、4は燐酸中でのプロトン交換
処理により形成された深さ1.5μmから0.4μmに
テーパ状に深さが変化している深さテーパ部、5は光学
研磨により端面に形成した入射部、9は半導体レーザ、
10は半導体レーザ9の光を5の入射部に入射するため
の集光光学系である。
【0035】以上のように構成された第2の実施例の波
長変換素子について、以下その動作を説明する。
【0036】非線形光学結晶LiNbO3基板1上にプ
ロトン交換で形成した入射部5、幅テーパ部2、深さテ
ーパ部4、光導波路7を有する波長変換素子を第1の実
施例で説明した方法で形成し、この入射部5に波長0.
8μm、発光面積5X1μmの半導体レーザ9の光を入
射させた。 半導体レーザ9と光導波路7の結合効率を測定したとこ
ろ結合効率は50%であった。これは従来のテーパ光導
波路と半導体レーザの集光光学系を通した結合効率30
%に対し、1.6倍の値である。さらに、非線形光学効
果により波長0.4μmの第2高調波P2がチェレンコ
フ放射によりプロトン交換導波路の斜め下方に発生し、
半導体レーザの出力40mWに対し0.2mWの第2高
調波成分出力P2を得ることができた。これは従来の値
(半導体レーザ出力40mWに対する第2高調波成分0
.1mW)の2倍である。また6X2X2mmのLiN
bO3基板と長さ200μmの半導体レーザ及び10X
5X5の集光光学系を一体モジュール化することにより
、20X6X6の小型の波長変換素子を形成することが
できた。以上のように本実施例によれば、小型で高出力
の波長変換素子を形成することができた。
【0037】なお、本実施例では、非線形光学物質から
なる基板として、LiNbO3を用いたが他にMgOを
ドーピングしたLiNbO3、LiTaO3,KNbO
3,KTPなどの強誘電体、MNAなどの有機物、また
はZnSなどの化合物半導体などの非線形光学定数の大
きな基板であれば用いることができる。
【0038】(実施例3)図6は、第3の実施例におけ
る波長変換素子の構成を示すものである。入射部の深さ
をd2、幅をW2、入射光のパワ−をP1としてこれら
の関係について検討してみた。
【0039】図6のように構成された第3の実施例の波
長変換素子について、作製した波長変換素子に半導体レ
ーザ9の光を入射して非線形光学効果であるSHG( 
SecomdHarmonic Gemeration
 )出力P2の時間変化を観測した。図7は入射光パワ
ーP1とSHG出力P2の時間変化を測定したグラフで
ある。導波光のパワーが17mW以下の時は第2高調波
であるSHG出力P2の時間変化は見られないが20m
W以上になると5〜10分後にSHG出力P2の変化が
現れているのがわかる。
【0040】これは、LiNbO3基板上に形成したプ
ロトン交換光導波路内で導波光による光損傷が発生し入
射部と導波部の間のテーパ状の結合部において結合ロス
が発生したためと考えられる。そこで導波光の状態をC
CDカメラで観察したのが図8である。(a)は0分後
、(b)は10分後のCCDカメラの受光面を示す。同
図中の斜線は導波光を表わしており、10分後にテーパ
部でロスが増加し、導波光がテーパから先に導波してい
ないのがわかる。この結果より、光損傷による結合ロス
の発生によりSHG出力が変動したのが確認できた。
【0041】つぎにテーパ部の形状と光損傷の関係を求
めた。
【0042】
【表1】
【0043】上の(表1)に示すようにテーパ部の光導
波路幅W2を4μmにし導波部の幅W1、深さd1をそ
れぞれ2μm、0.4μmとた。入射部の深さd2を0
.4、1、1.5μmとし、それぞれの深さで光損傷の
発生する導波光強度(以下Pthとする)を測定した。 光導波路深さとPthの関係を測定したのが図9である
。図9に同時に光導波路内の導波光強度の最大値を示し
てある。、光導波路内の導波光強度の最大値とPthが
反比例しており、光導波路サイズ(W2×d2)の値が
増加するに従いPthが増加、導波光強度の最大値が減
少するのがわかる。図9よりPth/(d2×W2)の
値を求めると光導波路の深さに関係なく300KW/c
m2となった。この結果より、入射部部のサイズ(W2
×d2)をPth/(W2×d2)≦300KW/cm
2となるよう設計すれば光損傷による出力変動を抑制し
、低ロスで安定かつ半導体レーザとの高効率結合による
高出力の波長変換素子が形成できることが確認できた。 以上のように本実施例によれば、入射部の形状を限定す
ることにより、安定で高出力の波長変換素子が形成でき
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように上記構成によって、
伝搬ロスの少なく、かつ高い結合効率をもち、かつ光損
傷にも強い入射テーパ光導波路を構成することができ、
その実用効果は大きい。
【0045】また、本発明の波長変換素子はシングルモ
ード光導波路に半導体レーザの光を高い効率で結合させ
ることが可能になる。これによって光導波路を伝搬する
光のパワー密度を高めることが可能となり非線系光学効
果による波長変換効率を非常に高めることができた。
【0046】さらに、入射部の深さd2と幅W2の関係
が導波光強度Pに対しP/(d2×W2)≦300KW
/cm2となるように設計した波長変換素子により、入
射部で発生する光損傷による結合ロスの増加を抑制する
ことが可能になり、安定で高出力の波長変換素子が形成
でき、その実用効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の入射テーパ光導波路の
構成斜視図
【図2】(A)従来の入射テーパ光導波路の導波モード
と屈折率変化を示す図 (B)本発明の入射テーパ光導波路の導波モードと屈折
率変化を示す図
【図3】本発明の第1の実施例の入射テーパ光導波路の
製造工程断面図
【図4】入射テーパ光導波路の結合ロスを測定した結果
を示す図
【図5】本発明の第2の実施例の波長変換素子の構成斜
視図
【図6】本発明の第3の実施例の波長変換素子の構成斜
視図
【図7】本発明の波長変換素子におけるSHG出力の時
間変化を示す図
【図8】(a)本発明の波長変換素子の導波の状態を示
す図 (b)本発明の波長変換素子の導波の状態を示す図
【図
9】本発明の波長変換素子の光導波路深さと耐光損傷の
関係を示す図
【図10】従来の入射テーパ光導波路の基本構成斜視図
【図11】従来の入射テーパ光導波路の製造方法の基本
構成図
【符号の説明】
1  LiNbO3基板 2  幅テーパ部 3  光導波路 4  深さテーパ部 5  入射部 6  入射光 7  プロトン交換光導波路 9  半導体レーザ 10  集光光学系

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板上に形成した深さd1の光導波路
    と、前記光導波路の端部に形成した基板水平方向にテー
    パ状に広がった深さd2(d2>d1)の入射部と、前
    記光導波路には前記入射部との結合部分に形成した深さ
    がd2からd1にテーパ状に変化している深さテーパ部
    を備えたことを特徴とする入射テーパ光導波路。
  2. 【請求項2】  基板にLiNbO3またはLiTaO
    3を用いたことを特徴とする請求項1記載の入射テーパ
    光導波路。
  3. 【請求項3】  入射光を基本モードのまま入射部から
    導波路に伝搬することを特徴とする請求項1記載の入射
    テーパ光導波路。
  4. 【請求項4】  非線形光学結晶基板と、前記基板上に
    形成した深さd1のプロトン交換光導波路と、前記プロ
    トン交換光導波路の端部に形成した基板水平方向にテー
    パ状に広がった深さd2(d2>d1)の入射部と、前
    記光導波路には前記入射部との結合部分に形成した深さ
    がd2からd1にテーパ状に変化している深さテーパ部
    を備えたことを特徴とする波長変換素子。
  5. 【請求項5】  深さd1のプロトン交換光導波路と、
    前記プロトン交換光導波路の端部に形成した基板水平方
    向にテーパ状に広がった深さd2(d2>d1)、幅W
    2の入射部と、前記光導波路には前記入射部との結合部
    分に深さがd2からd1にテーパ状に変化している深さ
    テーパ部を備え、前記入射部の深さd2と幅W2の関係
    が導波光強度Pに対しP/(d2×W2)≦300KW
    /cm2となることを特徴とする請求項4記載の波長変
    換素子。
  6. 【請求項6】  非線形光学結晶としてLiNbO3基
    板またはLiTaO3を用いることを特徴とする請求項
    4記載の波長変換素子。
  7. 【請求項7】  入射光を基本モードのまま入射部から
    導波路に伝搬させ、チェレンコフ放射によってSHG光
    を出射することを特徴とする請求項4記載の波長変換素
    子。
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