JPH0435865Y2 - - Google Patents
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- JPH0435865Y2 JPH0435865Y2 JP1983096053U JP9605383U JPH0435865Y2 JP H0435865 Y2 JPH0435865 Y2 JP H0435865Y2 JP 1983096053 U JP1983096053 U JP 1983096053U JP 9605383 U JP9605383 U JP 9605383U JP H0435865 Y2 JPH0435865 Y2 JP H0435865Y2
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- ring
- drive ring
- blade
- blades
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Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、写真レンズの絞り装置、特に開放口
径と所定の絞り口径との間を高速に変位する絞り
羽根を有する絞り装置に関する。
径と所定の絞り口径との間を高速に変位する絞り
羽根を有する絞り装置に関する。
写真レンズの絞り装置は、複数の絞り羽根を挟
持する固定絞り環と絞り駆動環とを有し、両者の
相対的回転により絞り開口を変化させるように構
成されている。従来、公知の絞り装置の多くは、
絞り口径の開放状態においては、絞り羽根を開放
口径外に退避させるために、その固定絞り環と絞
り駆動環とは、共にその絞り羽根を収容し得るだ
け、開放絞り口径より大きい外形を有するように
構成されている。従つて、このような、絞り装置
では、絞り駆動環の光軸まわりの慣性モーメント
と回転摩擦とが増大し、例えば一眼レフレツクス
カメラに使用される自動絞り込み装置の如く高速
に絞り制御を行うためには、大きいエネルギーを
必要とする欠点がある。
持する固定絞り環と絞り駆動環とを有し、両者の
相対的回転により絞り開口を変化させるように構
成されている。従来、公知の絞り装置の多くは、
絞り口径の開放状態においては、絞り羽根を開放
口径外に退避させるために、その固定絞り環と絞
り駆動環とは、共にその絞り羽根を収容し得るだ
け、開放絞り口径より大きい外形を有するように
構成されている。従つて、このような、絞り装置
では、絞り駆動環の光軸まわりの慣性モーメント
と回転摩擦とが増大し、例えば一眼レフレツクス
カメラに使用される自動絞り込み装置の如く高速
に絞り制御を行うためには、大きいエネルギーを
必要とする欠点がある。
この従来の絞り装置の欠点を解決するものとし
て、絞り羽根を回転可能に支持する複数の小孔を
有する絞り環を絞り駆動環とし、その絞り駆動環
の外径を、複数のカム溝を有する固定絞り環の外
径より充分小さく形成した絞り装置が、例えば実
開昭57−146124号の公開実用新案公報により公開
されている。この公開実用新案公報に示された絞
り装置は、第1図の斜視図および第2図の拡大部
分断面図に示す如く、絞り羽根1を挟んで、複数
のカム溝2aを有する固定絞り環2と、複数の小
孔3aを有する絞り駆動環3と、この固定絞り環
2と絞り駆動環3とを内部に保持する絞り外筒4
およびその絞り駆動環3のスラスト受金5とから
構成されている。
て、絞り羽根を回転可能に支持する複数の小孔を
有する絞り環を絞り駆動環とし、その絞り駆動環
の外径を、複数のカム溝を有する固定絞り環の外
径より充分小さく形成した絞り装置が、例えば実
開昭57−146124号の公開実用新案公報により公開
されている。この公開実用新案公報に示された絞
り装置は、第1図の斜視図および第2図の拡大部
分断面図に示す如く、絞り羽根1を挟んで、複数
のカム溝2aを有する固定絞り環2と、複数の小
孔3aを有する絞り駆動環3と、この固定絞り環
2と絞り駆動環3とを内部に保持する絞り外筒4
およびその絞り駆動環3のスラスト受金5とから
構成されている。
その絞り駆動環3は、内側に開孔3b、外側に
つば部3dを有する山高帽子状に形成され、固定
絞り環2の方に突出面3cに設けられた複数の小
孔3aに絞り羽根1が軸ピン1bを介して回転可
能に支持されている。また、絞り外筒4の内部設
けられた隔壁4aの円形孔4cに形成された円周
溝4b内に、絞り駆動環3のつば部3dが回転可
能に支持されている。さらに、第2図中で、固定
絞り環2の右側面と絞り駆動環3の突出面3cと
の間隔dは、固定絞り環2の右側面と絞り外筒4
の隔壁4aの左側面4dとによつて形成された絞
り羽根退避室6のすき間Sにほぼ等しくなるよう
に構成されている。
つば部3dを有する山高帽子状に形成され、固定
絞り環2の方に突出面3cに設けられた複数の小
孔3aに絞り羽根1が軸ピン1bを介して回転可
能に支持されている。また、絞り外筒4の内部設
けられた隔壁4aの円形孔4cに形成された円周
溝4b内に、絞り駆動環3のつば部3dが回転可
能に支持されている。さらに、第2図中で、固定
絞り環2の右側面と絞り駆動環3の突出面3cと
の間隔dは、固定絞り環2の右側面と絞り外筒4
の隔壁4aの左側面4dとによつて形成された絞
り羽根退避室6のすき間Sにほぼ等しくなるよう
に構成されている。
しかし、上記の公開された絞り装置において
は、その各絞り羽根1が第2図に示すように、最
小絞り付近において一方に傾斜して平面性を損
い、絞りの中心部が左方に突出した円錐状とな
り、実質的な絞り位置が、絞り径が小さくなるに
従つて所定の位置から変位し、レンズ性能を悪化
させる恐れが有る。さらにまた、絞り羽根1が最
小絞り位置から開放絞り側に変位する際に、絞り
羽根1が振動して円滑な運動が阻害され、また絞
り羽根1の絞り開口形成側とは反対側の外周縁1
cが絞り外筒4の円形孔4cに当接して破損する
恐れがある。
は、その各絞り羽根1が第2図に示すように、最
小絞り付近において一方に傾斜して平面性を損
い、絞りの中心部が左方に突出した円錐状とな
り、実質的な絞り位置が、絞り径が小さくなるに
従つて所定の位置から変位し、レンズ性能を悪化
させる恐れが有る。さらにまた、絞り羽根1が最
小絞り位置から開放絞り側に変位する際に、絞り
羽根1が振動して円滑な運動が阻害され、また絞
り羽根1の絞り開口形成側とは反対側の外周縁1
cが絞り外筒4の円形孔4cに当接して破損する
恐れがある。
本考案は、上記の如き従来公知の絞り装置の欠
点を除き、絞り羽根の平面性を良好に維持し、作
動中絞り羽根が振動することなく、駆動エネルギ
ーが少なくしかもその作動が円滑で故障の無い絞
り装置を提供することを目的とする。
点を除き、絞り羽根の平面性を良好に維持し、作
動中絞り羽根が振動することなく、駆動エネルギ
ーが少なくしかもその作動が円滑で故障の無い絞
り装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案において
は、一端部の表裏の一方に摺動ピン11a、他方
に軸ピン11bをそれぞれ突出して有する複数の
絞り羽根11と、前記摺動ピン11aと係合して
前記絞り羽根11の動きを制御する複数のカム溝
12aを有する固定絞り環12と、外周縁につば
部13dを設け、該つば部13dを残して突出す
る山高帽子状に形成され、撮影光束が通過し得る
開孔13bと該開孔13bの周囲に前記軸ピン1
1bを介して前記各絞り羽根11を回転可能に支
持する複数の小孔13aとが形成された円環状端
面13cを有する絞り駆動環13と、光軸に対し
て略直交する平面内に設けられた隔壁14aと、
該隔壁14aに光軸を中心とした所定半径をもつ
て形成される円形孔14cと、該円形孔14cの
内壁に形成される段差部とを備え、前記固定絞り
環12を前記隔壁14aから前方へ所定量の間隙
Sをもつて保持し、前記絞り駆動環13を前記つ
ば部13dと前記段差部とが互いに対向し得る如
く前記円形孔14c内で光軸を中心として回転可
能に保持する絞り外筒14と、前記固定絞り環1
2の端面と前記隔壁14aとから形成され、前記
絞り羽根11の一部が収容される退避室16とか
ら成り、前記絞り羽根11は、前記摺動ピン11
aと前記軸ピン11bとを結ぶ直線から、前記絞
り羽根11の絞り開口を形成する円弧線11Sと
は反対側の外縁11cまでの幅Wが、前記絞り駆
動環13の前記小孔13aから前記絞り駆動環1
3の外周縁までの幅Lよりも大きくなる如く拡張
して形成され、前記固定絞り環12に対する前記
絞り駆動環13の回転に応じて絞り口径を変える
絞り羽根11のいかなる位置においても、前記各
絞り羽根11の前記拡張した部分を含む外縁部の
一部が常時、前記円環状端面13cの外周を越え
て前記絞り外筒14の前記円形孔14cより外側
に位置し、前記退避室16内に位置づけられる如
く前記絞り羽根11を構成したことを技術的要点
とするものである。
は、一端部の表裏の一方に摺動ピン11a、他方
に軸ピン11bをそれぞれ突出して有する複数の
絞り羽根11と、前記摺動ピン11aと係合して
前記絞り羽根11の動きを制御する複数のカム溝
12aを有する固定絞り環12と、外周縁につば
部13dを設け、該つば部13dを残して突出す
る山高帽子状に形成され、撮影光束が通過し得る
開孔13bと該開孔13bの周囲に前記軸ピン1
1bを介して前記各絞り羽根11を回転可能に支
持する複数の小孔13aとが形成された円環状端
面13cを有する絞り駆動環13と、光軸に対し
て略直交する平面内に設けられた隔壁14aと、
該隔壁14aに光軸を中心とした所定半径をもつ
て形成される円形孔14cと、該円形孔14cの
内壁に形成される段差部とを備え、前記固定絞り
環12を前記隔壁14aから前方へ所定量の間隙
Sをもつて保持し、前記絞り駆動環13を前記つ
ば部13dと前記段差部とが互いに対向し得る如
く前記円形孔14c内で光軸を中心として回転可
能に保持する絞り外筒14と、前記固定絞り環1
2の端面と前記隔壁14aとから形成され、前記
絞り羽根11の一部が収容される退避室16とか
ら成り、前記絞り羽根11は、前記摺動ピン11
aと前記軸ピン11bとを結ぶ直線から、前記絞
り羽根11の絞り開口を形成する円弧線11Sと
は反対側の外縁11cまでの幅Wが、前記絞り駆
動環13の前記小孔13aから前記絞り駆動環1
3の外周縁までの幅Lよりも大きくなる如く拡張
して形成され、前記固定絞り環12に対する前記
絞り駆動環13の回転に応じて絞り口径を変える
絞り羽根11のいかなる位置においても、前記各
絞り羽根11の前記拡張した部分を含む外縁部の
一部が常時、前記円環状端面13cの外周を越え
て前記絞り外筒14の前記円形孔14cより外側
に位置し、前記退避室16内に位置づけられる如
く前記絞り羽根11を構成したことを技術的要点
とするものである。
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づいて
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す拡大部分断面
図、第4図は第3図の実施例の平面図で、共に最
小絞り開口の状態を示し、第5図は第3図の実施
例に使用される本考案の絞り羽根の拡大平面図で
ある。
図、第4図は第3図の実施例の平面図で、共に最
小絞り開口の状態を示し、第5図は第3図の実施
例に使用される本考案の絞り羽根の拡大平面図で
ある。
第3図において、絞り羽根11を挟持する固定
絞り環12と絞り駆動環13とは絞り外筒14内
に設けられている。その絞り羽根11の表面に
は、固定絞り環12に形成されたカム溝12a内
を摺動可能な摺動ピン11aが固設されている。
また絞り羽根11の裏面には、絞り駆動環13の
円環状端面13cに形成された開口13bのまわ
りに設けられた複数の小孔13a(第4図参照)
に回転可能に挿入される軸ピン11bが突設され
ている。絞り駆動環13の外周縁にはつば部13
dが形成され、そのつば部13dは、絞り外筒1
4の内部に形成された隔壁14aの円形孔14c
の端部に設けられた円周溝14bとスラスト受金
15とにより回転可能に保持されている。また、
隔壁14aと固定絞り環12との間には、開放絞
り状態において絞り羽根11のの一部が収容され
る退避室16が設けられ、円形孔14c内に挿入
された絞り駆動環13の円環状端面13cと固定
絞り環12との間隔がその退避室16のすき間S
に等しくなるように、絞り駆動環13はつば部1
3dを残して突出する山高帽子状に形成されてい
る。また退避室16を形成する一方の隔壁14a
の円形孔14cの端縁は絞り羽根11が傷付けら
れないように、テーパーまたは円弧状に面取りさ
れている。
絞り環12と絞り駆動環13とは絞り外筒14内
に設けられている。その絞り羽根11の表面に
は、固定絞り環12に形成されたカム溝12a内
を摺動可能な摺動ピン11aが固設されている。
また絞り羽根11の裏面には、絞り駆動環13の
円環状端面13cに形成された開口13bのまわ
りに設けられた複数の小孔13a(第4図参照)
に回転可能に挿入される軸ピン11bが突設され
ている。絞り駆動環13の外周縁にはつば部13
dが形成され、そのつば部13dは、絞り外筒1
4の内部に形成された隔壁14aの円形孔14c
の端部に設けられた円周溝14bとスラスト受金
15とにより回転可能に保持されている。また、
隔壁14aと固定絞り環12との間には、開放絞
り状態において絞り羽根11のの一部が収容され
る退避室16が設けられ、円形孔14c内に挿入
された絞り駆動環13の円環状端面13cと固定
絞り環12との間隔がその退避室16のすき間S
に等しくなるように、絞り駆動環13はつば部1
3dを残して突出する山高帽子状に形成されてい
る。また退避室16を形成する一方の隔壁14a
の円形孔14cの端縁は絞り羽根11が傷付けら
れないように、テーパーまたは円弧状に面取りさ
れている。
一方、絞り開口の変化1段あたりの絞り羽根の
動きの量は、最小絞り付近の領域では極めて少な
いが、開放絞り口径に近づくに従つて等比級数的
に増大する。従つて、最小絞り付近の領域での絞
り精度を良好に維持し、しかも、開放絞り付近の
領域においても迅速に絞り制御がなされるよう
に、固定絞り環12に設けられるカム溝12a
は、最小絞り口径付近の領域(第4図中で光軸中
心に近いカム曲線の領域)ではカムの傾斜(カム
リフト)を緩く、また開放絞り口径付近の領域で
は傾斜が急になるように形成されている。さら
に、放射状に形成されたカム溝12aは、カム効
率を良好にするために、そのカム溝の内側の端が
開放口径を決定する固定絞り環12の内周面12
bにでき得る限り近づくように、絞り外筒14の
隔壁14aの円形孔14cの周縁を横切つて形成
されている。
動きの量は、最小絞り付近の領域では極めて少な
いが、開放絞り口径に近づくに従つて等比級数的
に増大する。従つて、最小絞り付近の領域での絞
り精度を良好に維持し、しかも、開放絞り付近の
領域においても迅速に絞り制御がなされるよう
に、固定絞り環12に設けられるカム溝12a
は、最小絞り口径付近の領域(第4図中で光軸中
心に近いカム曲線の領域)ではカムの傾斜(カム
リフト)を緩く、また開放絞り口径付近の領域で
は傾斜が急になるように形成されている。さら
に、放射状に形成されたカム溝12aは、カム効
率を良好にするために、そのカム溝の内側の端が
開放口径を決定する固定絞り環12の内周面12
bにでき得る限り近づくように、絞り外筒14の
隔壁14aの円形孔14cの周縁を横切つて形成
されている。
そのカム溝12の形状によつて動きが制御され
る絞り羽根11は、第5図に示す如く、絞り開口
を形成する円弧縁11Sが固定絞り環12の開放
口径の半径Rをもつて形成され、その円弧中心O
と軸ピン11bとを結ぶ線と、軸ピン11bと摺
動ピン11aとを結ぶ線とのなす角αは、絞り羽
根11が円滑に回動するように、ほぼ110°乃至
140°の範囲にすることが望ましい。この角αが約
140°より大きくなると、絞り羽根11の動きの量
が小さくなり、所定の最小絞り開口を得ることが
困難となる。また、角αが約110°より小さくなる
と、絞り羽根11を動かすために摺動ピン11a
とカム溝12aとの間のピンの押し進め角が大き
くなり、絞り羽根11の円滑な動きが阻害され
る。
る絞り羽根11は、第5図に示す如く、絞り開口
を形成する円弧縁11Sが固定絞り環12の開放
口径の半径Rをもつて形成され、その円弧中心O
と軸ピン11bとを結ぶ線と、軸ピン11bと摺
動ピン11aとを結ぶ線とのなす角αは、絞り羽
根11が円滑に回動するように、ほぼ110°乃至
140°の範囲にすることが望ましい。この角αが約
140°より大きくなると、絞り羽根11の動きの量
が小さくなり、所定の最小絞り開口を得ることが
困難となる。また、角αが約110°より小さくなる
と、絞り羽根11を動かすために摺動ピン11a
とカム溝12aとの間のピンの押し進め角が大き
くなり、絞り羽根11の円滑な動きが阻害され
る。
この摺動ピン11aと軸ピン11bとの関係位
置の設定により、カム効率を悪化させること無
く、カム溝12aを開放口径に近づけることがで
きる。従つて、固定絞り環12の外径を縮小して
絞り装置をコンパクトにすることが可能となる。
置の設定により、カム効率を悪化させること無
く、カム溝12aを開放口径に近づけることがで
きる。従つて、固定絞り環12の外径を縮小して
絞り装置をコンパクトにすることが可能となる。
また、絞り羽根11の摺動ピン11aと軸ピン
11bとを結ぶ直線に関して、絞り羽根11の円
弧線11sとは反対側の幅を第5図の如く広く拡
張し、その突出端縁11cから軸ピン11bまで
の幅Wが、少なくとも、絞り駆動環13の小孔1
3aから絞り外筒14の隔壁14aの円形孔14
cの周縁までの距離L(第4図参照)より大きく
形成され、拡大された面が、絞り羽根11の最小
絞り位置(第4図の位置)においても、絞り外筒
14の段部14aの側面14d(絞り羽根の退避
室16の内壁面)に常時接し得る如く構成されて
いる。
11bとを結ぶ直線に関して、絞り羽根11の円
弧線11sとは反対側の幅を第5図の如く広く拡
張し、その突出端縁11cから軸ピン11bまで
の幅Wが、少なくとも、絞り駆動環13の小孔1
3aから絞り外筒14の隔壁14aの円形孔14
cの周縁までの距離L(第4図参照)より大きく
形成され、拡大された面が、絞り羽根11の最小
絞り位置(第4図の位置)においても、絞り外筒
14の段部14aの側面14d(絞り羽根の退避
室16の内壁面)に常時接し得る如く構成されて
いる。
第3図の実施例は上記の如く構成されているの
で、第4図の如く、絞り羽根11が最小絞り位置
にあるときは、摺動ピン11aは固定絞り環12
の内周面に近いカム溝12aの内側端にあり、こ
の状態においては、絞り羽根11の突出端縁11
cが絞り外筒14の隔壁14aの側面14dに接
し、絞り羽根11の平面性は絞り駆動環13の突
出面13cと絞り外筒14の側面14dとにより
保持される。絞り駆動環13が第4図中で光軸を
中心として反時計方向に回転すると、摺動ピン1
1aは、カム溝12a内を摺動し、光軸を中心と
して反時計方向に旋回すると同時に、軸ピン11
bを中心として反時計方向に回転し、絞り羽根1
1を開放口径側に開く方向へ変位させる。この場
合、その絞り駆動環13の反時計方向への回動の
初期には、カム溝12aが摺動ピン11aの光軸
を中心とする回転方向に対して緩い傾斜面をもつ
ように形成されているので、絞り羽根11は軸ピ
ン11bを中心として容易に時計方向に回転し得
られる。また、軸ピン11bがカム溝12aに近
づくに従つて、摺動ピン11aは傾斜の急なカム
溝12aの外側端に近づくのでカム効率が極めて
よく、容易に絞り羽根11は軸ピン11bのまわ
りに回転変位し、しかも最小絞り開口から最大絞
り開口まで精度よく動作させることができる。さ
らにまた、絞り羽根11が軸ピン11bを中心に
時計方向へ回動変位するに従つて、退避室16の
側面14dに接する絞り羽根11の接触面は、突
出端縁11cの近傍から次第に拡がり、開放絞り
状態においては、第6図に示す如く、絞り羽根1
1の全幅の約半分が、その側面14dと接するに
至る。その間、絞り羽根11の外周縁が絞り外筒
14の円形孔14cの内面に当接してその動きを
阻害されることは無い。
で、第4図の如く、絞り羽根11が最小絞り位置
にあるときは、摺動ピン11aは固定絞り環12
の内周面に近いカム溝12aの内側端にあり、こ
の状態においては、絞り羽根11の突出端縁11
cが絞り外筒14の隔壁14aの側面14dに接
し、絞り羽根11の平面性は絞り駆動環13の突
出面13cと絞り外筒14の側面14dとにより
保持される。絞り駆動環13が第4図中で光軸を
中心として反時計方向に回転すると、摺動ピン1
1aは、カム溝12a内を摺動し、光軸を中心と
して反時計方向に旋回すると同時に、軸ピン11
bを中心として反時計方向に回転し、絞り羽根1
1を開放口径側に開く方向へ変位させる。この場
合、その絞り駆動環13の反時計方向への回動の
初期には、カム溝12aが摺動ピン11aの光軸
を中心とする回転方向に対して緩い傾斜面をもつ
ように形成されているので、絞り羽根11は軸ピ
ン11bを中心として容易に時計方向に回転し得
られる。また、軸ピン11bがカム溝12aに近
づくに従つて、摺動ピン11aは傾斜の急なカム
溝12aの外側端に近づくのでカム効率が極めて
よく、容易に絞り羽根11は軸ピン11bのまわ
りに回転変位し、しかも最小絞り開口から最大絞
り開口まで精度よく動作させることができる。さ
らにまた、絞り羽根11が軸ピン11bを中心に
時計方向へ回動変位するに従つて、退避室16の
側面14dに接する絞り羽根11の接触面は、突
出端縁11cの近傍から次第に拡がり、開放絞り
状態においては、第6図に示す如く、絞り羽根1
1の全幅の約半分が、その側面14dと接するに
至る。その間、絞り羽根11の外周縁が絞り外筒
14の円形孔14cの内面に当接してその動きを
阻害されることは無い。
また、逆に絞り駆動環13を第6図に示された
絞り開放位置から時計方向へ回転し、軸ピン11
bをカム溝12から遠ざけると、絞り羽根11は
高速に軸ピン11bを中心として反時計方向に回
転し、最小絞り口径付近の領域でその動きが緩や
かとなる。従つて、短時間に最小絞りまで絞り込
み、しかも高い精度で絞り口径を変化させること
ができる。この最小絞り状態において、絞り羽根
11の突出端縁11cは、第4図に示す如く、絞
り外筒14の隔壁14aの側面14dと接触する
位置にとどまり、円形孔14cの周縁より内側に
入ることはない。従つて絞りの平面性が悪化する
ことは無い。
絞り開放位置から時計方向へ回転し、軸ピン11
bをカム溝12から遠ざけると、絞り羽根11は
高速に軸ピン11bを中心として反時計方向に回
転し、最小絞り口径付近の領域でその動きが緩や
かとなる。従つて、短時間に最小絞りまで絞り込
み、しかも高い精度で絞り口径を変化させること
ができる。この最小絞り状態において、絞り羽根
11の突出端縁11cは、第4図に示す如く、絞
り外筒14の隔壁14aの側面14dと接触する
位置にとどまり、円形孔14cの周縁より内側に
入ることはない。従つて絞りの平面性が悪化する
ことは無い。
以上の如く本考案によれば、絞り羽根を高速に
変位させても、絞り羽根は平面性を保持し、光軸
方向に振動を生じることが無く、また開放絞りか
ら最小絞りまで円滑・迅速にその口径を変えるこ
とができ、絞り羽根の損傷を防止することができ
る。
変位させても、絞り羽根は平面性を保持し、光軸
方向に振動を生じることが無く、また開放絞りか
ら最小絞りまで円滑・迅速にその口径を変えるこ
とができ、絞り羽根の損傷を防止することができ
る。
第1図は従来公知の絞り装置の構成を示す斜視
図、第2図は第1図の従来装置における絞り羽根
が最小絞り位置にあるときの拡大部分断面図、第
3図は本考案の実施例を示す拡大部分断面図、第
4図は最小絞り状態における第3図の実施例の平
面図、第5図は第3図の実施例に使用される本考
案の絞り羽根の拡大平面図、第6図は絞り開放状
態における第3図の実施例の平面図である。 11……絞り羽根、11a……摺動ピン、11
b……軸ピン、12……固定絞り環、12a……
カム溝、13……絞り駆動環、13a……小孔、
13b……開孔、13c……円環状端面、14…
…絞り外筒、14c……円形孔。
図、第2図は第1図の従来装置における絞り羽根
が最小絞り位置にあるときの拡大部分断面図、第
3図は本考案の実施例を示す拡大部分断面図、第
4図は最小絞り状態における第3図の実施例の平
面図、第5図は第3図の実施例に使用される本考
案の絞り羽根の拡大平面図、第6図は絞り開放状
態における第3図の実施例の平面図である。 11……絞り羽根、11a……摺動ピン、11
b……軸ピン、12……固定絞り環、12a……
カム溝、13……絞り駆動環、13a……小孔、
13b……開孔、13c……円環状端面、14…
…絞り外筒、14c……円形孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 一端部の表裏の一方に摺動ピン11a、他方に
軸ピン11bをそれぞれ突出して有する複数の絞
り羽根11と、 前記摺動ピン11aと係合して前記絞り羽根1
1の動きを制御する複数のカム溝12aを有する
固定絞り環12と、 外周縁につば部13dを設け、該つば部13d
を残して突出する山高帽子状に形成され、撮影光
束が通過し得る開孔13bと該開孔13bの周囲
に前記軸ピン11bを介して前記各絞り羽根11
を回転可能に支持する複数の小孔13aとが形成
された円環状端面13cを有する絞り駆動環13
と、 光軸に対して略直交する平面内に設けられた隔
壁14aと、該隔壁14aに光軸を中心とした所
定半径をもつて形成される円形孔14cと、該円
形孔14cの内壁に形成される段差部とを備え、
前記固定絞り環12を前記隔壁14aから前方へ
所定量の間隙Sをもつて保持し、前記絞り駆動環
13を前記つば部13dと前記段差部とが互いに
対向し得る如く前記円形孔14c内で光軸を中心
として回転可能に保持する絞り外筒14と、 前記固定絞り環12の端面と前記隔壁14aと
から形成され、前記絞り羽根11の一部が収容さ
れる退避室16とから成り、 前記絞り羽根11は、前記摺動ピン11aと前
記軸ピン11bとを結ぶ直線から、前記絞り羽根
11の絞り開口を形成する円弧線11Sとは反対
側の外縁11cまでの幅Wが、前記絞り駆動環1
3の前記小孔13aから前記絞り駆動環13の外
周縁までの幅Lよりも大きくなる如く拡張して形
成され、 前記固定絞り環12に対する前記絞り駆動環1
3の回転に応じて絞り口径を変える絞り羽根11
のいかなる位置においても、前記各絞り羽根11
の前記拡張した部分を含む外縁部の一部が常時、
前記円環状端面13cの外周を越えて前記絞り外
筒14の前記円形孔14cより外側に位置し、前
記退避室16内に位置づけられる如く前記絞り羽
根11を構成したことを特徴とする写真レンズの
絞り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9605383U JPS603822U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 写真レンズの絞り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9605383U JPS603822U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 写真レンズの絞り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS603822U JPS603822U (ja) | 1985-01-12 |
| JPH0435865Y2 true JPH0435865Y2 (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=30229093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9605383U Granted JPS603822U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 写真レンズの絞り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603822U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019032418A (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-28 | 日本電産コパル株式会社 | 絞り羽根駆動ユニット並びにこれを備える撮像装置、移動体及びロボット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57146124U (ja) * | 1981-03-11 | 1982-09-14 |
-
1983
- 1983-06-22 JP JP9605383U patent/JPS603822U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS603822U (ja) | 1985-01-12 |
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