JPH04361808A - 熱間圧延機の制御装置 - Google Patents

熱間圧延機の制御装置

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JPH04361808A
JPH04361808A JP3135010A JP13501091A JPH04361808A JP H04361808 A JPH04361808 A JP H04361808A JP 3135010 A JP3135010 A JP 3135010A JP 13501091 A JP13501091 A JP 13501091A JP H04361808 A JPH04361808 A JP H04361808A
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tension
looper
stand
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height
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Hiroyuki Imanari
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンデム配置されたス
タンド間にルーパが設置された熱間圧延機に係り、特に
、スタンド間の張力を推定する張力推定装置およびこの
張力推定装置を用いた熱間圧延機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延機における板厚制御として、操
作端を圧下装置によるロールギャップ設定値とする自動
板厚制御(以下、AGCと略記する)があり、例えば、
ゲージメータAGC方式やMMC(Mill Modu
las Control)方式が知られている。これら
の制御方式で、目標板厚に対する精度(以下、板厚精度
と言う)を向上させるためには、ロールギャップの設定
精度と応答性を向上させることが重要であるが、これと
併せて圧延材料の張力(以下、単に張力と言う)の変動
を抑えることも重要になってくる。
【0003】特に、熱間圧延における圧延材料は、高温
処理されて変形抵抗が小さくなっているため破断しやす
く、また、張力を適切に制御しないと圧延機スタンド間
に大きなループが発生して事故を引き起こしやすい。こ
のため、熱間圧延機ではスタンド間にルーパを設け、こ
のルーパによって張力制御をしている。
【0004】一方、冷間圧延プロセスにおいて、板厚の
制御を圧延ロール駆動主電動機の回転数で行うマスフロ
ーAGCが採用され、大きな効果をあげている。これは
、例えば、特開昭59−21423号公報等に示されて
いる。 最近、このマスフローAGCを熱間圧延プロセスに適用
することが試みられている。
【0005】マスフローAGCは、スタンド間のマスフ
ロー一定則を利用してi+1スタンドの出側板厚をiス
タンドの圧延ロール駆動主電動機で制御する方法であり
、図5に4重圧延機を対象とした制御回路を示す。
【0006】同図において、圧延材料1はi(i=1〜
n)スタンド2(以下、単にiスタンドと言う)、i+
1スタンド3(以下、単にi+1スタンドと言う)の順
で圧延される。これらiスタンドおよびi+1スタンド
間にルーパ4が設けられている。このルーパ4に張力測
定装置11が取付けられている。このルーパ4とi+1
スタンド3との間に板厚計23が設置されている。また
、iスタンドの圧延ロールは圧延ロール駆動主電動機(
以下、主機と言う)20により駆動され、i+1スタン
ドの圧延ロールも図示省略の同様な主機により駆動され
る。 そして、各圧延ロールの速度がロール速度検出装置21
および22で測定される。
【0007】張力測定装置11の測定値は張力フィード
バック制御装置13に加えられ、この張力フィードバッ
ク制御装置13は張力測定装置11の測定値を基準値に
一致させるように圧下位置制御装置17を制御する。ま
た、ロール速度検出装置21,22および板厚計23の
各測定値がマスフローAGC制御装置25に加えられ、
このマスフローAGC制御装置25はi+1スタンドの
出側板厚の変化を抑えるべく主機速度制御装置24を制
御するようになっている。
【0008】ここで、圧延材料の幅が圧延前後で一定で
あるとすると、マスフロー一定則は次式で表される。
【0009】   hi ・vi =hi+1 ・vi+1     
                         
     …(1) ただし hi   :iスタンド出側板厚 vi   :iスタンド出側材料速度 hi+1 :i+1スタンド出側板厚 vi+1 :i+1スタンド出側材料速度である。
【0010】この(1) 式を変形すると次式が得られ
る。
【0011】   hi+1 =(hi ・/vi+1 )・vi  
                         
  …(2) なお、出側材料速度vi ,vi+1 
を直接検出できない場合には、圧延状態によって変化す
る先進率fi ,fi+1 を推定し、次式により演算
で求める。
【0012】   vi   =(1+fi )・vRi      
                         
   …(3)   vi+1 =(1+fi+1 )
・vRi+1                   
           …(4) ただし、vRi,v
Riは主機回転速度測定装置17および18で測定され
るロール速度である。
【0013】しかして、vRi,vi+1 ,hi を
測定すればi+1スタンドの出側板厚hi+1 を制御
することができる。図5においては、ロール速度検出装
置21でiスタンドのロール速度vRiを、ロール速度
検出装置22でi+1スタンドのロール速度を、板厚計
23でiスタンドの出側板厚hi をそれぞれ測定し、
マスフローAGC制御装置25が出側板厚を基準値に一
致させるような速度補正量を演算して主機速度制御装置
24に与え、主機速度制御装置24が主機20の速度を
制御する。このとき、iスタンドおよびi+1スタンド
間の張力がほぼ一定に保たれていることが条件である。 そこで、張力測定装置11で測定した張力と張力基準と
の偏差に基づいて張力フィードバック制御装置13がロ
ールギャップ開度の指令値を演算し、この指令値を圧下
位置制御装置17に与えるようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】マスフローAGCはル
ーパのない冷間圧延プロセスでよく使用される技術であ
り、この板厚制御を熱間圧延プロセスに適用した場合の
ルーパの運用方法は確立されておらず、次のような問題
があった。
【0015】すなわち、熱間圧延ではルーパがスタンド
間で材料を支持し次のスタンドへ通板しやすくする役割
を担うためにルーパを使用しないことは少ない。また、
接触式等の張力計は設置場所が限られ、ルーパに設置せ
ざるを得なかった。
【0016】従って、ルーパに取り付けられた接触式の
張力計は、ルーパが持ち上げられて圧延材に接触すると
きに衝撃を受け、測定張力に大きい誤差が含まれること
が多く、その測定値を使用して張力制御すると、通板直
後の張力が不安定になりやすかった。
【0017】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたもので、熱間圧延においてマスフローAGC
等の張力制御を圧下装置で行う場合でも、通板直後の張
力の不安定化を抑えることのできる張力推定装置および
この張力推定装置を用いた熱間圧延機の制御装置を得る
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る張力推定装
置は、隣接するiスタンドおよびi+1スタンド間に設
けられたルーパを駆動する電動機の電流の関数としてル
ーパ駆動電動機電流による発生トルクTL を、ルーパ
のアーム長、スタンド間材料重さ、ルーパの水平線に対
する角度の関数としてルーパが圧延材料の重さから受け
るトルクTW を、ルーパ支点とルーパ重心との距離、
ルーパの自重、ルーパの水平線に対する角度の関数とし
てルーパの自重によるトルクTM を、ルーパの慣性モ
ーメントおよびルーパアームの回転角加速度の関数とし
てルーパを加減速して受けるトルクTA をそれぞれ演
算し、ルーパのアーム長をR1 、ルーパの水平線に対
する角度をθ、iスタンドから見た圧延材料とパスライ
ンとの角度をα、i+1スタンドから見た圧延材料とパ
スラインとの角度をβ、圧延材料断面積をAとして、(
TL −TW −TM −TA )とR1 ・A・{ 
sin(θ−β)− sin(θ+α)}との比によっ
て圧延材料の張力tf を演算するものである。
【0019】また、本発明に係る熱間圧延機の制御装置
は、タンデム配置されたn個のスタンドのうち、i(i
=1〜n−1)スタンドおよびi+1スタンド間にルー
パが配置されているとき、前記iスタンドおよびi+1
スタンド間の圧延材料の張力を推定する請求項1記載の
張力推定装置と、前記iスタンドおよびi+1スタンド
間の圧延材料の張力を測定する張力測定装置と、前記ル
ーパの高さを測定するルーパ高さ測定手段と、前記張力
推定装置の張力推定値が基準値に一致するように前記i
+1スタンドの圧下位置を制御する張力フィードフォワ
ード制御装置と、前記張力測定装置の張力測定値が基準
値に一致するように前記i+1スタンドの圧下位置を制
御する張力フィードバック制御装置と、前記ルーパ高さ
測定手段の高さ測定値が基準値に一致するようにルーパ
駆動電動機を制御するルーパ高さ制御装置と、圧延材料
がi+1スタンドに噛込まれた時点で、前記張力フィー
ドフォワード制御装置およびルーパ高さ制御装置を起動
させ、ルーパが所定の高さに持ち上げられた時点で前記
張力フィードフォワード制御装置の動作を停止させると
共に前記張力フィードバック制御装置を起動させる制御
機能管理装置とを備えたものである。
【0020】
【作用】この発明に係る張力推定装置は、ルーパが圧延
材料に接触した後の張力を、ルーパトルクから推定する
ため、ルーパが圧延材に接触した直後のように、張力検
出値に大きな誤差が含まれるときに、その代わりとして
用いることができる。
【0021】また、この発明に係る熱間圧延機の制御装
置においては、圧延材料がi+1スタンドに噛込まれた
時点で、上記張力推定装置を用いた張力フィードフォワ
ード制御装置およびルーパ高さ制御装置を起動させ、ル
ーパが所定の高さに持ち上げられた時点でこの張力フィ
ードフォワード制御装置の動作を停止させると共に張力
フィードバック制御装置を起動させるようにしたので、
マスフローAGC等の張力制御を圧下装置で行う場合で
も、通板直後の張力の不安定化を抑えることができる。
【0022】
【実施例】以下、図示した実施例に基いて、本発明を詳
細に説明する。通常、タンデム圧延機は6〜7個のスタ
ンドを有しているが、以下においてはiスタンドとi+
1スタンドを例にして説明する。
【0023】図1はこの発明の一実施例の構成を、適用
スタンドと併せて示したブロック図である。図中、図5
と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0024】ここで、iスタンドおよびi+1スタンド
間に設けられているルーパ4は、ルーパギヤ5を介して
、ルーパ駆動電動機6によって駆動される。このルーパ
駆動電動機6にはその回転数を測定する回転数測定装置
7が結合され、回転数信号を速度制御装置8に加えてい
る。速度制御装置8は内部に電流制御装置を包含し、回
転数測定装置7の検出回転数に基いてルーパ駆動電動機
6の電流を制御する。一方、ルーパ4の高さを制御する
ために、その角度を検出するルーパ角度測定装置9が設
けられ、検出角度に基いてルーパ高さ制御装置10がル
ーパ駆動電動機6に対する速度補正信号を速度制御装置
8に与えるようになっている。
【0025】ルーパ4には前述した張力測定装置11が
取付けられている。この張力測定装置11の張力検出信
号は、制御切換スイッチ18を介して、張力フィードバ
ック制御装置(以下、張力FB制御装置と言う)13に
与えられるほか、制御機能管理装置15にも直接与えら
れる。また、ルーパ4に発生するトルク等により圧延材
料1に接触した後の張力を推定する張力推定装置12が
設けられている。この張力推定装置12の張力推定信号
は、制御切換スイッチ19を介して、張力フィードフォ
ワード制御装置(以下、張力FF制御装置と言う)14
に加えられる。張力FB制御装置13は検出張力を張力
基準に一致させるロールギャップ開度の指令値を演算し
、制御切換スイッチ18を介して、圧下位置制御装置1
7に与える。また、張力FF制御装置14は張力推定装
置12の張力推定値を張力基準に一致させるロールギャ
ップ開度の指令値を演算し、制御切換スイッチ19を介
して、圧下位置制御装置17に与える。一方、制御機能
管理装置15は張力測定装置11の測定張力およびロー
ドセル16の検出荷重に基づいて、制御切換スイッチ1
8,19をオン、オフ制御すると共に、ルーパ高さ制御
装置10から、ルーパ4を基準の高さまで持ち上げたり
、その位置を保持したりする速度補正信号を出力させる
【0026】上記のように構成された本実施例について
、最初に張力推定装置12の詳しい動作を説明し、続い
て、全体的な動作を説明する。
【0027】圧延材料1がi+1スタンドに噛込まれた
状態でルーパ4を立ち上げたことにより、ルーパ機構お
よび圧延材料1は図2に示した関係になる。すなわち、
圧延材料1はルーパ4によってパスラインより上に持ち
上げられる。iスタンドとi+1スタンドとの中心間距
離をL(圧延材ループ長l1 +l2 )とし、iスタ
ンドの中心から距離L1 だけ離れ、かつ、パスライン
から距離L2 だけ下がった位置にルーパ4の支点が存
在している。そして、長さがR1 のルーパアームが水
平線に対してθの角度をなしており、このとき、iスタ
ンドから見て圧延材料1はパスラインに対してαの角度
をなし、i+1スタンドから見た圧延材料1はパスライ
ンに対してβの角度をなしていたとする。
【0028】この状態で、ルーパに関わるトルクとして
、ルーパ駆動電動機6の電流によって発生する発生トル
クTL 、圧延材料1の張力に起因してルーパが受ける
トルクTT 、ルーパが圧延材料1の重さから受けるト
ルクTW 、ルーパの自重によって生ずるトルクTM 
、ルーパが加減速を行うことによって受けるトルクTA
 がある。これらのトルクはそれぞれ次式によって表わ
される。
【0029】   TL =ΦL ・IL             
                         
       …(5)   TT =g・R1 ・t
f ・A・{ sin(θ−β)− sin(θ+α)
}/gL                     
                         
                 …(6)   T
W =g・R1 ・Ws ・ cosθ/gL    
                       …(
7)   TM =g・R3 ・WL ・ cosθ/
gL                       
    …(8)   TA =JL ・dω/dt 
                         
            …(9) ただし、ΦL :
トルク定数 IL :ルーパ駆動電動機電流 g  :係数 R1 :ルーパのアーム長 tf :前方張力 A  :材料断面積 θ  :ルーパ角度 β  :i+1スタンドから見た圧延材料とパスライン
とのなす角度 α  :iスタンドから見た圧延材料とパスラインとの
なす角度 gL :ルーパギヤー比 Ws :スタンド間材料重さ R3 :ルーパ支点とルーパ重心との距離WL :ルー
パ自重 JL :ルーパの慣性モーメント ω  :ルーパアームの回転角速度 t  :時間 である。
【0030】また、これらのトルクの間には次式の関係
がある。
【0031】   TL =TT +TW +TM +TA     
                         
   …(10)従って、張力tf を次式によって求
めることができる。
【0032】
【数1】 本実施例を構成する張力推定装置12は、(5),(7
),(8),(9),(11)式の演算を実行し、圧延
材料1がi+1スタンドに噛込みされてから張力が安定
すると予測される一定時間を経過するまで圧延材料1の
張力を推定する。
【0033】因みに、推定された張力と実際の張力との
関係を時間に関係づけて表すと図3のようになる。
【0034】図3において、縦軸は張力tf を、横軸
は時間tを表し、実線が推定トルク、破線は実際の張力
である。ここで、t=0をi+1スタンドの通板時刻と
すると、t1 はルーパが圧延材料1に接触する時刻で
あり、ルーパ4が持ち上げられ、ルーパ角度θが次式を
満たす時刻である。
【0035】   θ=θPL                  
                         
         …(12)  R1 ・ cosθ
PL=L2 −RL                
                   …(13)た
だし、θPL:ルーパが圧延材料に接触するときのルー
パ角度 L2 :ルーパ支点とパスラインとの距離RL :ルー
パロール半径 である。
【0036】時刻t2 は後述する張力フィードフォワ
ード制御を停止して、張力フィードバック制御に切換え
る時刻であり、この時刻t2 以降は、張力測定装置1
1の測定値を使用するので張力を推定する必要はない。
【0037】次に、図1に示した実施例の全体的な動作
を説明する。
【0038】圧延材料1の先端がiスタンドを抜けてi
+1スタンドに噛込まれるまで、ルーパ4を圧延材料1
に接触しないように下方に待機させる。そして、圧延材
料1の先端がi+1スタンドに噛込まれたとき、すなわ
ち、i+1スタンドに通板されたときi+1スタンドの
圧延荷重が増大する。制御機能管理装置15はロードセ
ル16の出力の変化を検知してi+1スタンドへの通板
完了と判定し、ルーパ高さ制御装置10に対してルーパ
の高さを基準値に一致させる速度基準を発生せしめると
同時に、張力FF制御装置14の前段および後段に設け
られた制御切換スイッチ19を閉成させる。従って、張
力推定装置12による張力の推定値が張力FF制御装置
14に加えられる。また、張力FF制御装置14は推定
張力を張力基準に一致させるロールギャップ開度の指令
値を演算し、圧下位置制御装置17に与える。
【0039】この場合、張力FF制御装置14は、張力
推定装置12で推定した張力値に基づいてフィードフォ
ワード操作量、すなわち、ギャップ設定値の変更量ΔS
を次式を用いて演算する。
【0040】
【数2】 続いて、制御機能管理装置15はルーパ4が基準の高さ
になったか否かを判定し、基準の高さになった時点で、
ルーパ4の高さを一定に保持するようにルーパ高さ制御
装置10を動作せしめ、同時に、張力FF制御装置14
の前段および後段に設置さた制御切換スイッチ19を開
放させ、その代わりに張力FB制御装置13の前後に設
置された制御切換スイッチ18を閉成させる。従って、
ルーパ4が基準の高さに持ち上げられた時点で、張力F
F制御装置14は検出張力を張力基準に一致させるロー
ルギャップ開度の指令値を演算し、圧下位置制御装置1
7に与えるこの結果、ルーパが圧延材料に接触してから
基準の高さになるまで張力推定装置12の推定張力に基
づく張力フィードフォワード制御が行われ、ルーパが基
準の高さになった以降、張力測定装置11の検出張力に
基づく張力フィードバック制御が行われる。
【0041】図4は制御機能管理装置15の処理手順を
示すフローチャートである。このフローチャートから明
らかなように、制御機能管理装置15はロードセル16
による圧延荷重を測定し (ステップ101)、この圧
延荷重が増大したか否かにより、i+1スタンドの通板
完了を判定する (ステップ102)。そして、通板が
完了しておれば、張力FF制御装置14の前段の制御切
換スイッチ19を閉成して張力推定装置12の張力推定
値を張力FF制御装置14に与え、同時に、張力FF制
御装置14の後段の制御切換スイッチ19を閉成して張
力フィードワード制御を実行させる (ステップ103
)。また、これに続いて、ルーパ高さ制御装置10から
高さ基準を出力させてルーパ4の高さ制御を起動させる
(ステップ104)。そして、ルーパが基準の高さにな
ったか否かを判定し (ステップ105)、基準の高さ
になっておれば制御切換スイッチ19を開放し、代わり
に制御切換スイッチ18を閉成して張力フィードバック
制御を実行せしめ (ステップ106)、さらに、ルー
パ角度測定装置9による検出角度が基準の角度に一致す
るようなルーパ高さ一定制御を行うようにルーパ高さ制
御装置10を動作させる (ステップ107)。
【0042】なお、上記実施例では、張力フイードフォ
ワード制御から張力フィードバック制御に切り換えるも
のについて説明したが、これら二つの制御を同時に使用
することも可能である。
【0043】すなわち、ルーパ4の圧延材料1への接触
時に、張力測定装置11による張力測定精度が悪くなる
が、接触時刻t1 に対して張力測定値に接触の影響を
与えないΔt時間を経過した時刻t1 +Δtにて張力
FB制御装置13も合わせて動作状態にする。ただし、
張力フィードフォワード制御と張力フィードバック制御
とは、次のように重み付けをして、過大な出力を圧下位
置制御装置17に与えないようにする。
【0044】     ΔS=W1 ×tFF+W2 ×tFB   
                         
  …(15)だだしΔS:張力制御出力 tFF:張力フィードフォワード制御出力tFB:張力
フィードバック制御出力 W2 :重み係数 W1 :重み係数 である。
【0045】また、上記実施例ではスタンド間に張力測
定装置11を設置したが、この張力測定装置11が故障
したような場合、この代わりに張力推定装置12の出力
を張力FB制御装置13にフィードバックさせてもよい
【0046】さらに、上記実施例では4重圧延機を例に
して説明したが、より多くのロールを備えた圧延機にも
適用可能であることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、こ
の発明に係る張力推定装置は、ルーパが圧延材料に接触
した後の張力を、ルーパトルクから推定するため、張力
検出値に大きな誤差が含まれるときに、その代わりとし
て用いることができる。
【0048】また、この発明に係る熱間圧延機の制御装
置は、圧延材料がi+1スタンドに噛込まれた時点で、
張力推定装置による張力フィードフォワード制御および
ルーパ高さ制御を開始し、ルーパが所定の高さに持ち上
げられた時点で張力フィードフォワード制御の代わりに
張力フィードバック制御を行うようにしたので、マスフ
ローAGC等の張力制御を圧下装置で行う場合でも、通
板直後の張力の不安定化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を、圧延スタンドと
合わせて示した制御系統のブロック図。
【図2】この発明の一実施例の主要素の動作を説明する
ためのルーパ機構の説明図。
【図3】この発明の一実施例の主要素の動作を説明する
ために、時間と張力との関係を示した線図。
【図4】この発明の一実施例の主要素の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図5】一般的なマスフローAGCを説明するために、
圧延スタンドと合せて示した制御系統のブロック図。
【符号の説明】
2  iスタンド 3  i+1スタンド 4  ルーパ 6  ルーパ駆動電動機 8  速度制御装置 10  ルーパ高さ制御装置 11  張力測定装置 12  張力推定装置 13  張力フィードバック制御装置 14  張力フィードフォワード制御装置15  制御
機能管理装置 16  ロードセル 17  圧下位置制御装置 18  制御切換スイッチ 19  制御切換スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接するiスタンドおよびi+1スタンド
    間に設けられたルーパを駆動する電動機の電流の関数と
    してルーパ駆動電動機電流による発生トルクTL を、
    ルーパのアーム長、スタンド間材料重さ、ルーパの水平
    線に対する角度の関数としてルーパが圧延材料の重さか
    ら受けるトルクTW を、ルーパ支点とルーパ重心との
    距離、ルーパの自重、ルーパの水平線に対する角度の関
    数としてルーパの自重によるトルクTM を、ルーパの
    慣性モーメントおよびルーパアームの回転角加速度の関
    数としてルーパを加減速して受けるトルクTA をそれ
    ぞれ演算し、ルーパのアーム長をR1 、ルーパの水平
    線に対する角度をθ、iスタンドから見た圧延材料とパ
    スラインとの角度をα、i+1スタンドから見た圧延材
    料とパスラインとの角度をβ、圧延材料断面積をAとし
    て、(TL −TW −TM −TA )とR1 ・A
    ・{ sin(θ−β)− sin(θ+α)}との比
    によって圧延材料の張力tf を演算することを特徴と
    する張力推定装置。
  2. 【請求項2】タンデム配置されたn個のスタンドのうち
    、i(i=1〜n−1)スタンドおよびi+1スタンド
    間にルーパが配置された熱間圧延機において、前記iス
    タンドおよびi+1スタンド間の圧延材料の張力を推定
    する請求項1記載の張力推定装置と、前記iスタンドお
    よびi+1スタンド間の圧延材料の張力を測定する張力
    測定装置と、前記ルーパの高さを測定するルーパ高さ測
    定手段と、前記張力推定装置の張力推定値が基準値に一
    致するように前記i+1スタンドの圧下位置を制御する
    張力フィードフォワード制御装置と、前記張力測定装置
    の張力測定値が基準値に一致するように前記i+1スタ
    ンドの圧下位置を制御する張力フィードバック制御装置
    と、前記ルーパ高さ測定手段の高さ測定値が基準値に一
    致するようにルーパ駆動電動機を制御するルーパ高さ制
    御装置と、圧延材料がi+1スタンドに噛込まれた時点
    で、前記張力フィードフォワード制御装置およびルーパ
    高さ制御装置を起動させ、ルーパが所定の高さに持ち上
    げられた時点で前記張力フィードフォワード制御装置の
    動作を停止させると共に前記張力フィードバック制御装
    置を起動させる制御機能管理装置と、を備えたことを特
    徴とする熱間圧延機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018460A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Kobe Steel Ltd 連続圧延機における張力制御方法及び連続圧延機
CN117983668A (zh) * 2024-04-07 2024-05-07 东北大学 一种基于性能评估的热轧过程厚度活套张力优化控制方法

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