JPH0436191B2 - - Google Patents
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- JPH0436191B2 JPH0436191B2 JP59061155A JP6115584A JPH0436191B2 JP H0436191 B2 JPH0436191 B2 JP H0436191B2 JP 59061155 A JP59061155 A JP 59061155A JP 6115584 A JP6115584 A JP 6115584A JP H0436191 B2 JPH0436191 B2 JP H0436191B2
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- Japan
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- parts
- resins
- resin
- pps
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Description
本発明は、厚塗り可能な塗料用ポリフエニレン
スルフイド組成物に関する。 ポリフエニレンスルフイド(以下、PPSと略
す)を基材とする塗料は、すぐれた耐熱性、耐薬
品性、耐摩耗性、電気絶縁性等を利用し、金属表
面の防錆、防食材料等の用途に各方面で用いられ
ている。PPSを基材とする塗料を塗装する場合、
一般にはスラリー状の塗料を塗布、乾燥後、285
〜480℃で熱処理し、PPSの粒子を溶融させて均
一な塗膜とする方法が用いられている。しかる
に、かかる塗料では1回の工程で塗布できる膜厚
には限界があり、30〜50μmを越えると溶融した
樹脂が凝集して、はじき現象を呈し、均一な膜厚
の塗膜が得られない。防錆、防食を目的とした塗
膜としては数百μmの膜厚が通常必要であるが、
かかる塗料では数回〜数十回の重ね塗りを行わな
ければならないのが現状である。 かかる欠点を改良する目的でベントナイト、カ
オリナイト、ゼオライト、クレーなどの微粉末を
添加する試みがUSP3894983によつて提案されて
いるが、1回の工程で塗布可能な膜厚は150μm程
度が限界で、未だ十分なものとは言い難い。 本発明者らは、1回の工程で厚膜の塗膜をもた
らすPPS塗料を鋭意研究した結果、熱硬化性樹脂
をPPS100重量部に対して固形分で0.01〜5重量
部添加することにより可能であることを見出して
本発明に至つたものである。 即ち、本発明はPPS100重量部(以下、部と略
す)に対し、熱硬化性樹脂を固形分として0.01〜
5部含有することを特徴とする塗料用PPS組成物
を提供する。 本発明の組成物は、ベントナイトなどを含む従
来の塗料に比べて熱硬化性樹脂を含むため、加熱
することによりPPSを溶融して塗膜にする前に既
に架橋構造が形成され、PPSの粒子が溶融した際
凝集を防ぐ効果により厚膜が形成可能となるもの
である。本発明の組成物によると1回の工程で数
mmの膜厚の塗膜を得ることも可能であり、従来の
ように重ね塗りすることなく厚膜の塗膜が得られ
ることは驚異的であり、塗装工程の短縮に極めて
効果大である。 本発明に使用するPPSは、一般式
スルフイド組成物に関する。 ポリフエニレンスルフイド(以下、PPSと略
す)を基材とする塗料は、すぐれた耐熱性、耐薬
品性、耐摩耗性、電気絶縁性等を利用し、金属表
面の防錆、防食材料等の用途に各方面で用いられ
ている。PPSを基材とする塗料を塗装する場合、
一般にはスラリー状の塗料を塗布、乾燥後、285
〜480℃で熱処理し、PPSの粒子を溶融させて均
一な塗膜とする方法が用いられている。しかる
に、かかる塗料では1回の工程で塗布できる膜厚
には限界があり、30〜50μmを越えると溶融した
樹脂が凝集して、はじき現象を呈し、均一な膜厚
の塗膜が得られない。防錆、防食を目的とした塗
膜としては数百μmの膜厚が通常必要であるが、
かかる塗料では数回〜数十回の重ね塗りを行わな
ければならないのが現状である。 かかる欠点を改良する目的でベントナイト、カ
オリナイト、ゼオライト、クレーなどの微粉末を
添加する試みがUSP3894983によつて提案されて
いるが、1回の工程で塗布可能な膜厚は150μm程
度が限界で、未だ十分なものとは言い難い。 本発明者らは、1回の工程で厚膜の塗膜をもた
らすPPS塗料を鋭意研究した結果、熱硬化性樹脂
をPPS100重量部に対して固形分で0.01〜5重量
部添加することにより可能であることを見出して
本発明に至つたものである。 即ち、本発明はPPS100重量部(以下、部と略
す)に対し、熱硬化性樹脂を固形分として0.01〜
5部含有することを特徴とする塗料用PPS組成物
を提供する。 本発明の組成物は、ベントナイトなどを含む従
来の塗料に比べて熱硬化性樹脂を含むため、加熱
することによりPPSを溶融して塗膜にする前に既
に架橋構造が形成され、PPSの粒子が溶融した際
凝集を防ぐ効果により厚膜が形成可能となるもの
である。本発明の組成物によると1回の工程で数
mmの膜厚の塗膜を得ることも可能であり、従来の
ように重ね塗りすることなく厚膜の塗膜が得られ
ることは驚異的であり、塗装工程の短縮に極めて
効果大である。 本発明に使用するPPSは、一般式
【式】で示される構成単位を70モル
%以上を含むものが好ましく、その量が70モル%
未満では、すぐれた特性の塗料用組成物が得難
い。又、共重合成分としては、30モル%未満であ
ればメタ結合
未満では、すぐれた特性の塗料用組成物が得難
い。又、共重合成分としては、30モル%未満であ
ればメタ結合
【式】オルソ結合
【式】エーテル結合
【式】スルホン結合
【式】ビフエニル
結合
【式】置換フエニル
スルフイド結合
【式】ここでRはア
ルキル基、ニトロ基、フエニル基、アルコキシ
基、カルボン酸基またはカルボン酸の金属塩基を
示す)、3官能結合
基、カルボン酸基またはカルボン酸の金属塩基を
示す)、3官能結合
【式】
などを含有していてもポリマーの結晶性に大きく
影響しない範囲でかまわないが、好ましくは共重
合成分は10モル%以下がよい。特に3官能性以上
のフエニル、ビフエニル、ナルチルスルフイド結
合などを共重合に選ぶ場合は3モル%以下、さら
に好ましくは1モル%以下がよい。 本発明に使用するPPSは、α−クロルナフタレ
ン中206℃での極限粘度(100c.c.のα−クロルナフ
タレン中0.2gのポリマー)が0.08〜0.3が好まし
い。極限粘度が0.08未満ではポリマーの分子量が
低いため塗膜強度が十分でなく、0.3を超えると
融解した際の流動性が小さく均一な塗膜にならな
い。またPPSの粒径については、10〜500メツシ
ユの範囲内に全重量の80%以上が含まれるのが好
ましい。より好ましくは、30〜200メツシユの範
囲内に全重量の80%以上となるような粒子径であ
る。尚、かかる粒子径が500メツシユより細かい
場合、溶融する際に内部の気泡が抜けにくく、一
方10メツシユより大きい場合には、コーテイング
むらを生じ、しかも外観が悪いのみでなく塗膜強
度も低下する。 本発明で用いる熱硬化性樹脂としてはフエノー
ル系樹脂、アミノ系樹脂、エポキシ樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂
よりなる群から選ばれる1種以上が挙げられる
が、フエノール系樹脂およびアミノ系樹脂が好ま
しい。 本発明で言うフエノール系樹脂とは、従来公知
のレゾール型及びノボラツク型の不変性及び変性
フエノール樹脂全般を指すものであつて、例え
ば、フエノール、クレゾール、キシレノール、レ
ゾルシノール、アルキルフエノール、ビスフエノ
ール等の1価または多価のフエノール類と、ホル
ムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、フルフラ
ール、ヘキサメチレンテトラミン等のアルデヒド
類とを、有機酸、無機酸等の酸性物質アミン類、
アルカリ等塩基性物質またはこれらの塩類を触媒
として反応させてえられるノボラツク型或いはレ
ゾール型樹脂及びこれら樹脂製造及び成形材料製
造の任意の段階において、ロジン、エステルガ
ム、植物油、合成ゴム、アルコール類、エポキシ
化合物、アニリン、メラミン、リグニン、クマロ
ンインデン樹脂、炭化水素樹脂等を使用し従来公
知の方法で変性を行つたもの全てを包含するもの
である。 アミノ系樹脂とは例えば、尿素、チオ尿素、ジ
シアンジアミド、メラミン、ベンゾグアナミン、
アニリン、トルエンスルホンアミド等のアミノ系
化合物とホルムアルデヒドとを反応せしめてなる
尿素ホルマリン樹脂、メラミンホルマリン樹脂、
グアナミン樹脂などである。 エポキシ樹脂は一分子中に2個以上のエポキシ
樹脂を有する化合物であり、エピクロルヒドリン
とビスフエノールAや各種ノボラツク類とから合
成される樹脂、脂環式のエポキシ樹脂あるいは難
燃機能を附与するために臭素や塩素のようなハロ
ゲン原子を導入したエポキシ樹脂などが広範囲に
含まれる。例えば2,2−ビス(4′−ヒドロキ
シ・フエニル)プロパン・ジグリシジルエーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシ・フエニル)メタン・
ジグリシジルエーテル、フエノールホルムアルデ
ヒド縮合物、クレゾールホルムアルデヒド縮合物
等の多価フエノールのポリグリシジル・エーテ
ル、およびポリ(β−メチルグリシジル)エーテ
ル、フタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタリ
ン・ジカルボン酸などのポリグリシジル・エステ
ル、およびポリ(β−メチルグリシジル)エステ
ル、トリグリシジル・イソシアヌレート、N,
N′−ジグリシジル−5,5−ジメチル・ヒダン
トイン等のN−グリシジル誘導体類などが挙げら
れる。また、該エポキシ樹脂に硬化剤が通常併用
される。硬化剤としては、たとえばジアミノジフ
エニルメタン、ジアミノフエニルスルホン、メタ
フエニレンジアミンなどのアミン系硬化剤、無水
フタール酸、無水テトラヒドロフタール酸、無水
ピロメリツト酸、無水ベンゾフエノンテトラカル
ボン酸などの酸無水物系硬化剤、あるいはフエノ
ールノボラツク系硬化剤などが用いられる。 ジアリルフタレート樹脂としては、ジアリルフ
タレート又はジアリルイソフタレートのプレポリ
マーおよびこれと反応するモノマー、例えばスチ
レン、(メタ)アクリル酸エステルに硬化触媒を
配合したものが用いられる。 また、不飽和ポリエステル樹脂としては、多官
能酸と多官能アルコールとの縮合物で不飽和二重
結合を有し、一般には飽和二塩基酸、多価アルコ
ール、不飽和二塩基酸から常法により得られるも
のを言うが、特に限定されず、言わゆる不飽和エ
ポキシエステルや不飽和エポキシウレタン等も使
用できる。例えば、イソフタル酸、オルソフタル
酸、無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水テト
ラヒドロフタル酸、クロレンデイツク酸、マレイ
ン酸とピペリレンの付加物などの飽和酸、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、水添ビスフエノールA、ビス
フエノールAのエチレンオキサイド又はプロピレ
ンオキサイドの付加物、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、グリセリンなどの多価アルコール、お
よび無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸など
の不飽和二塩基酸を160〜240℃で反応させて得ら
れる不飽和ポリエステルとビニル単量体、例えば
スチレン、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、アクリル酸メチル、アクリロニトリル等と
からなるものが代表的である。 上記の熱硬化性樹脂は、通常一種のみで用いら
れるが、二種以上の併用も可能である。また、上
記熱硬化性樹脂はいずれを用いてもかまわない
が、塗料の形態をスラリーとして使用する場合に
は、該分散媒に均一に分散又は溶解する樹脂が好
ましく、例えば分散媒として水を用いるフエノー
ル系樹脂やアミノ系樹脂が適する。 本発明の組成物はPPS100部に対して熱硬化性
樹脂を固形分として0.01〜5部、好ましくは0.1
〜4部添加される。かかる量が0.01部未満では、
PPSを溶融して塗膜にする際の凝集防止効果がな
く、また5部を越えると架橋構造の密度が高くな
りすぎるためPPSが溶融した際、均一な塗膜とな
らない。 本発明の塗料用組成物の形態としてはスラリー
が好ましく、その際の分散媒としては、水;エタ
ノール、プロパノール、i−プロパノール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセ
リンの如きアルコール類;ヘキサン、ペンタン、
ベンゼン、トルエン、石油エーテルの如き炭化水
素などが用いられるが、好ましくは水及びエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ンなどの高級アルコールである。 また必要に応じて、ガラス繊維、炭素繊維、セ
ラミツク繊維、有機繊維などの繊維類、アルミ
ナ、シリカ、ジルコニア、ガラスビーズ、ガラス
フレーク、チタニア、フエライト、マイカ、マグ
ネシア、酸化亜鉛、黒鉛などの無機充填剤、フツ
素樹脂、モリブデン化合物などの潤滑剤、スラリ
ーの分散安定剤として界面活性剤およびポリヒド
ロキシベンゼン、パラアミノフエノール、過硫酸
アンモン、リン酸アルミニウム、メルカプロアル
キルベンゼン誘導体などのPPS架橋促進剤をPPS
に含有せしめて使用することができる。 また、本発明の目的を逸脱しない範囲で、顔
料、耐熱安定剤、紫外線安定剤、防錆剤などを使
用することができる。さらに、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリアセタール、
ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフエ
ニレンオキサイド、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、フラン樹脂などの他の重合体を本発明の組成
物に混合して使用することもできる。 本発明の塗料用組成物は、金属、ガラス、セラ
ミツクなどの基材に常法に従つて塗装され、285
〜480℃に所定時間加熱されて塗膜が形成される。
なお、塗装に先立ち塗装すべき面を適宜のプライ
マーによつて下塗りを行うことも可能である。 本発明の組成物は、耐熱性、耐食性、耐摩耗性
が良好で、しかも1回の塗装工程で膜厚の厚い塗
膜が得られるため、耐熱性、耐食性、耐摩耗性が
要求される部位の表面被膜用に好適である。とり
わけ、石油化学、化学工業などにおいて油田用パ
イプ、バルブ、継手、攪拌羽根、ポンプインペラ
ー、その他の部品の耐食、保護コーテイングに適
している。 以下実施例を示す。例中、%はすべて重量基準
である。 実施例 1 ライトンV−1(フイリツプス社製、ポリフエ
ニレンスルフイド)100部に、プライオ−フエン
J−325(大日本インキ化学工業社製、フエノール
樹脂、固形分60%)2部、酸化チタン40部、水
100部、プロピレングリコール50部およびトライ
トンX−100(ローム&ハース社製、ノニオン型界
面活性剤)2部を加え、ボールミルで24時間混合
し、均一なスラリーを得た。次に、溶剤洗浄済の
軟質鋼板にアプリケーターで塗布し、80℃で乾燥
後、370℃にて焼付を行つた。表1に示すように、
本発明の組成物は塗膜厚300μmでも1回塗り可能
である。 比較例 1 実施例1に於てプライオ−フエンJ−325を使
用しない以外は同様にしてスラリーを得、次いで
焼付して塗膜を得た。しかし焼付工程でPPSの凝
集によるハジキ及び塗布むらが生じた。 比較例 2 実施例1に於てプライオ−フエンJ−325の添
加量を2部から10部に変更した以外は同様にして
焼付塗膜を得た。インキテストにより塗膜の気密
性が無かつた。
影響しない範囲でかまわないが、好ましくは共重
合成分は10モル%以下がよい。特に3官能性以上
のフエニル、ビフエニル、ナルチルスルフイド結
合などを共重合に選ぶ場合は3モル%以下、さら
に好ましくは1モル%以下がよい。 本発明に使用するPPSは、α−クロルナフタレ
ン中206℃での極限粘度(100c.c.のα−クロルナフ
タレン中0.2gのポリマー)が0.08〜0.3が好まし
い。極限粘度が0.08未満ではポリマーの分子量が
低いため塗膜強度が十分でなく、0.3を超えると
融解した際の流動性が小さく均一な塗膜にならな
い。またPPSの粒径については、10〜500メツシ
ユの範囲内に全重量の80%以上が含まれるのが好
ましい。より好ましくは、30〜200メツシユの範
囲内に全重量の80%以上となるような粒子径であ
る。尚、かかる粒子径が500メツシユより細かい
場合、溶融する際に内部の気泡が抜けにくく、一
方10メツシユより大きい場合には、コーテイング
むらを生じ、しかも外観が悪いのみでなく塗膜強
度も低下する。 本発明で用いる熱硬化性樹脂としてはフエノー
ル系樹脂、アミノ系樹脂、エポキシ樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂
よりなる群から選ばれる1種以上が挙げられる
が、フエノール系樹脂およびアミノ系樹脂が好ま
しい。 本発明で言うフエノール系樹脂とは、従来公知
のレゾール型及びノボラツク型の不変性及び変性
フエノール樹脂全般を指すものであつて、例え
ば、フエノール、クレゾール、キシレノール、レ
ゾルシノール、アルキルフエノール、ビスフエノ
ール等の1価または多価のフエノール類と、ホル
ムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、フルフラ
ール、ヘキサメチレンテトラミン等のアルデヒド
類とを、有機酸、無機酸等の酸性物質アミン類、
アルカリ等塩基性物質またはこれらの塩類を触媒
として反応させてえられるノボラツク型或いはレ
ゾール型樹脂及びこれら樹脂製造及び成形材料製
造の任意の段階において、ロジン、エステルガ
ム、植物油、合成ゴム、アルコール類、エポキシ
化合物、アニリン、メラミン、リグニン、クマロ
ンインデン樹脂、炭化水素樹脂等を使用し従来公
知の方法で変性を行つたもの全てを包含するもの
である。 アミノ系樹脂とは例えば、尿素、チオ尿素、ジ
シアンジアミド、メラミン、ベンゾグアナミン、
アニリン、トルエンスルホンアミド等のアミノ系
化合物とホルムアルデヒドとを反応せしめてなる
尿素ホルマリン樹脂、メラミンホルマリン樹脂、
グアナミン樹脂などである。 エポキシ樹脂は一分子中に2個以上のエポキシ
樹脂を有する化合物であり、エピクロルヒドリン
とビスフエノールAや各種ノボラツク類とから合
成される樹脂、脂環式のエポキシ樹脂あるいは難
燃機能を附与するために臭素や塩素のようなハロ
ゲン原子を導入したエポキシ樹脂などが広範囲に
含まれる。例えば2,2−ビス(4′−ヒドロキ
シ・フエニル)プロパン・ジグリシジルエーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシ・フエニル)メタン・
ジグリシジルエーテル、フエノールホルムアルデ
ヒド縮合物、クレゾールホルムアルデヒド縮合物
等の多価フエノールのポリグリシジル・エーテ
ル、およびポリ(β−メチルグリシジル)エーテ
ル、フタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタリ
ン・ジカルボン酸などのポリグリシジル・エステ
ル、およびポリ(β−メチルグリシジル)エステ
ル、トリグリシジル・イソシアヌレート、N,
N′−ジグリシジル−5,5−ジメチル・ヒダン
トイン等のN−グリシジル誘導体類などが挙げら
れる。また、該エポキシ樹脂に硬化剤が通常併用
される。硬化剤としては、たとえばジアミノジフ
エニルメタン、ジアミノフエニルスルホン、メタ
フエニレンジアミンなどのアミン系硬化剤、無水
フタール酸、無水テトラヒドロフタール酸、無水
ピロメリツト酸、無水ベンゾフエノンテトラカル
ボン酸などの酸無水物系硬化剤、あるいはフエノ
ールノボラツク系硬化剤などが用いられる。 ジアリルフタレート樹脂としては、ジアリルフ
タレート又はジアリルイソフタレートのプレポリ
マーおよびこれと反応するモノマー、例えばスチ
レン、(メタ)アクリル酸エステルに硬化触媒を
配合したものが用いられる。 また、不飽和ポリエステル樹脂としては、多官
能酸と多官能アルコールとの縮合物で不飽和二重
結合を有し、一般には飽和二塩基酸、多価アルコ
ール、不飽和二塩基酸から常法により得られるも
のを言うが、特に限定されず、言わゆる不飽和エ
ポキシエステルや不飽和エポキシウレタン等も使
用できる。例えば、イソフタル酸、オルソフタル
酸、無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水テト
ラヒドロフタル酸、クロレンデイツク酸、マレイ
ン酸とピペリレンの付加物などの飽和酸、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、水添ビスフエノールA、ビス
フエノールAのエチレンオキサイド又はプロピレ
ンオキサイドの付加物、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、グリセリンなどの多価アルコール、お
よび無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸など
の不飽和二塩基酸を160〜240℃で反応させて得ら
れる不飽和ポリエステルとビニル単量体、例えば
スチレン、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、アクリル酸メチル、アクリロニトリル等と
からなるものが代表的である。 上記の熱硬化性樹脂は、通常一種のみで用いら
れるが、二種以上の併用も可能である。また、上
記熱硬化性樹脂はいずれを用いてもかまわない
が、塗料の形態をスラリーとして使用する場合に
は、該分散媒に均一に分散又は溶解する樹脂が好
ましく、例えば分散媒として水を用いるフエノー
ル系樹脂やアミノ系樹脂が適する。 本発明の組成物はPPS100部に対して熱硬化性
樹脂を固形分として0.01〜5部、好ましくは0.1
〜4部添加される。かかる量が0.01部未満では、
PPSを溶融して塗膜にする際の凝集防止効果がな
く、また5部を越えると架橋構造の密度が高くな
りすぎるためPPSが溶融した際、均一な塗膜とな
らない。 本発明の塗料用組成物の形態としてはスラリー
が好ましく、その際の分散媒としては、水;エタ
ノール、プロパノール、i−プロパノール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセ
リンの如きアルコール類;ヘキサン、ペンタン、
ベンゼン、トルエン、石油エーテルの如き炭化水
素などが用いられるが、好ましくは水及びエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ンなどの高級アルコールである。 また必要に応じて、ガラス繊維、炭素繊維、セ
ラミツク繊維、有機繊維などの繊維類、アルミ
ナ、シリカ、ジルコニア、ガラスビーズ、ガラス
フレーク、チタニア、フエライト、マイカ、マグ
ネシア、酸化亜鉛、黒鉛などの無機充填剤、フツ
素樹脂、モリブデン化合物などの潤滑剤、スラリ
ーの分散安定剤として界面活性剤およびポリヒド
ロキシベンゼン、パラアミノフエノール、過硫酸
アンモン、リン酸アルミニウム、メルカプロアル
キルベンゼン誘導体などのPPS架橋促進剤をPPS
に含有せしめて使用することができる。 また、本発明の目的を逸脱しない範囲で、顔
料、耐熱安定剤、紫外線安定剤、防錆剤などを使
用することができる。さらに、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリアセタール、
ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフエ
ニレンオキサイド、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、フラン樹脂などの他の重合体を本発明の組成
物に混合して使用することもできる。 本発明の塗料用組成物は、金属、ガラス、セラ
ミツクなどの基材に常法に従つて塗装され、285
〜480℃に所定時間加熱されて塗膜が形成される。
なお、塗装に先立ち塗装すべき面を適宜のプライ
マーによつて下塗りを行うことも可能である。 本発明の組成物は、耐熱性、耐食性、耐摩耗性
が良好で、しかも1回の塗装工程で膜厚の厚い塗
膜が得られるため、耐熱性、耐食性、耐摩耗性が
要求される部位の表面被膜用に好適である。とり
わけ、石油化学、化学工業などにおいて油田用パ
イプ、バルブ、継手、攪拌羽根、ポンプインペラ
ー、その他の部品の耐食、保護コーテイングに適
している。 以下実施例を示す。例中、%はすべて重量基準
である。 実施例 1 ライトンV−1(フイリツプス社製、ポリフエ
ニレンスルフイド)100部に、プライオ−フエン
J−325(大日本インキ化学工業社製、フエノール
樹脂、固形分60%)2部、酸化チタン40部、水
100部、プロピレングリコール50部およびトライ
トンX−100(ローム&ハース社製、ノニオン型界
面活性剤)2部を加え、ボールミルで24時間混合
し、均一なスラリーを得た。次に、溶剤洗浄済の
軟質鋼板にアプリケーターで塗布し、80℃で乾燥
後、370℃にて焼付を行つた。表1に示すように、
本発明の組成物は塗膜厚300μmでも1回塗り可能
である。 比較例 1 実施例1に於てプライオ−フエンJ−325を使
用しない以外は同様にしてスラリーを得、次いで
焼付して塗膜を得た。しかし焼付工程でPPSの凝
集によるハジキ及び塗布むらが生じた。 比較例 2 実施例1に於てプライオ−フエンJ−325の添
加量を2部から10部に変更した以外は同様にして
焼付塗膜を得た。インキテストにより塗膜の気密
性が無かつた。
【表】
の有無を調べる。
実施例 2 実施例1に於て、プライオ−フエンJ−325 2
部をベツカミンAPM(大日本インキ化学工業社
製、メラミンホルマリン樹脂、固形分80%)1部
に替え、以下同様にしてスラリー状組成物を得
た。実施例1と同様にして焼付を行つたところ、
膜厚440μmの均一な気密性の良い塗膜が得られ
た。 実施例 3 ライトンV−1 100部にエピクロン800(大日
本インキ化学工業社製、エポキシ樹脂)1.5部、
トリエチレンテトラミン0.2部、ジルコニア50部、
エタノール100部及びエチレングリコール50部を
加え、ボールミルで1時間混合し、均一なスラリ
ーを得た。これを溶剤洗浄済した試験用軟鋼板に
スプレーにより塗布し、60℃で乾燥後、350℃に
て焼付を行つたところ、膜厚210μmの均一で気密
性の良い塗膜を得た。 実施例 4 ライトンV−1 100部にポリライトPB−220
(大日本インキ化学工業社製、不飽和ポリエステ
ル樹脂)1部、ガラスフレーク10部およびトルエ
ン120部を加えて攪拌機で混合し、均一なスラリ
ーを得た。溶剤洗浄済した試験用軟鋼板にスプレ
ー塗装し、80℃で乾燥後、360℃で焼付した。得
られた塗膜は、膜厚230μmの均一であり、気密性
も良好であつた。 比較例 3 実施例1に於いてプライオ−フエンJ−3252部
をフラン樹脂(アツシユランド社、ケムレツツ
201:樹脂分45%)3部に変更した以外は同様に
してスラリー状組成物を得た。 実施例1と同様にして焼付を行つたところ膜厚
310μmの塗膜が得られたが、インキテストによる
気密性は不良であつた。また、焼付け工程でハジ
キおよび塗布ムラを生じ、不完全な塗膜であつ
た。 従つて、このものは厚塗り塗料用組成物として
の実用性が認められない。
実施例 2 実施例1に於て、プライオ−フエンJ−325 2
部をベツカミンAPM(大日本インキ化学工業社
製、メラミンホルマリン樹脂、固形分80%)1部
に替え、以下同様にしてスラリー状組成物を得
た。実施例1と同様にして焼付を行つたところ、
膜厚440μmの均一な気密性の良い塗膜が得られ
た。 実施例 3 ライトンV−1 100部にエピクロン800(大日
本インキ化学工業社製、エポキシ樹脂)1.5部、
トリエチレンテトラミン0.2部、ジルコニア50部、
エタノール100部及びエチレングリコール50部を
加え、ボールミルで1時間混合し、均一なスラリ
ーを得た。これを溶剤洗浄済した試験用軟鋼板に
スプレーにより塗布し、60℃で乾燥後、350℃に
て焼付を行つたところ、膜厚210μmの均一で気密
性の良い塗膜を得た。 実施例 4 ライトンV−1 100部にポリライトPB−220
(大日本インキ化学工業社製、不飽和ポリエステ
ル樹脂)1部、ガラスフレーク10部およびトルエ
ン120部を加えて攪拌機で混合し、均一なスラリ
ーを得た。溶剤洗浄済した試験用軟鋼板にスプレ
ー塗装し、80℃で乾燥後、360℃で焼付した。得
られた塗膜は、膜厚230μmの均一であり、気密性
も良好であつた。 比較例 3 実施例1に於いてプライオ−フエンJ−3252部
をフラン樹脂(アツシユランド社、ケムレツツ
201:樹脂分45%)3部に変更した以外は同様に
してスラリー状組成物を得た。 実施例1と同様にして焼付を行つたところ膜厚
310μmの塗膜が得られたが、インキテストによる
気密性は不良であつた。また、焼付け工程でハジ
キおよび塗布ムラを生じ、不完全な塗膜であつ
た。 従つて、このものは厚塗り塗料用組成物として
の実用性が認められない。
Claims (1)
- 1 ポリフエニレンスルフイド100重量部に対し、
フエノール系樹脂、アミノ系樹脂、エポキシ樹
脂、ジアリリルフタレート樹脂および不飽和ポリ
エステル樹脂よりなる群から選ばれる1種以上の
熱硬化性樹脂を固形分として0.01〜5重量部含有
することを特徴とする塗料用ポリフエニレンスル
フイド組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6115584A JPS60206873A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 塗料用ポリフエニレンスルフイド組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6115584A JPS60206873A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 塗料用ポリフエニレンスルフイド組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60206873A JPS60206873A (ja) | 1985-10-18 |
| JPH0436191B2 true JPH0436191B2 (ja) | 1992-06-15 |
Family
ID=13162956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6115584A Granted JPS60206873A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 塗料用ポリフエニレンスルフイド組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60206873A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104130665A (zh) * | 2014-07-21 | 2014-11-05 | 关锦池 | 一种无溶剂型环氧涂料 |
| CN109535716A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-03-29 | 江苏澳盛复合材料科技有限公司 | 一种与金属粘结性好的聚苯硫醚/碳纤维复合材料 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5790043A (en) * | 1980-11-26 | 1982-06-04 | Hodogaya Chem Co Ltd | Corrosion-resisting paint |
| JPS588605A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-18 | Oiles Ind Co Ltd | 合成樹脂多孔質焼結軸受の製造方法 |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP6115584A patent/JPS60206873A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60206873A (ja) | 1985-10-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |