JPH0436326Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0436326Y2 JPH0436326Y2 JP1984104507U JP10450784U JPH0436326Y2 JP H0436326 Y2 JPH0436326 Y2 JP H0436326Y2 JP 1984104507 U JP1984104507 U JP 1984104507U JP 10450784 U JP10450784 U JP 10450784U JP H0436326 Y2 JPH0436326 Y2 JP H0436326Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- truss
- roof
- view
- gable
- bundle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この実用新案は、はり間に合わせて寸法・形状
が調整できる組み立て便利な量産型の木造小屋組
トラスに関するものである。
が調整できる組み立て便利な量産型の木造小屋組
トラスに関するものである。
従来、屋根の骨組である小屋組の中で、はりを
単一材として用いる形式のものを和小屋組といつ
て、施工が単純でやり易いため、古くから最も広
く用いられていた。
単一材として用いる形式のものを和小屋組といつ
て、施工が単純でやり易いため、古くから最も広
く用いられていた。
しかし、この方式のものは、はり間が大きくな
ると、それ相応の長さと、特別に大きな断面のは
りが必要となるため、大きなはり間の建物には、
実用向きで無い難点があつた。
ると、それ相応の長さと、特別に大きな断面のは
りが必要となるため、大きなはり間の建物には、
実用向きで無い難点があつた。
また、近年、特に大きなはりの入手が難しく、
高価となつたため、比較的大きなはり間の屋根に
でも、小さい断面のはりが用いられるなど、強度
上も難点のある実例が増えていた。
高価となつたため、比較的大きなはり間の屋根に
でも、小さい断面のはりが用いられるなど、強度
上も難点のある実例が増えていた。
一方、はり間の大きい屋根を、最も合理的に造
る方法として、小さい断面の角材を三角形状に組
み合わせ、ボルトで接合したトラスを骨組とする
洋小屋組と言われるものがあつた。
る方法として、小さい断面の角材を三角形状に組
み合わせ、ボルトで接合したトラスを骨組とする
洋小屋組と言われるものがあつた。
この洋小屋組は、校舎、講堂、工場など、大は
り間の木造建物に、昭和30年代まで広く使われて
いたものであり、数10年を経た現在もなお、使用
中の建物があつた。
り間の木造建物に、昭和30年代まで広く使われて
いたものであり、数10年を経た現在もなお、使用
中の建物があつた。
第1図は、上記の切妻型洋小屋組を側面図で表
わしたものである。
わしたものである。
しかし、この小屋組を用いて寄棟型の大屋根を
造るには、その構成部材のすみつけをはじめ、切
り込みおよび組み立て方に至るまで、非常に困難
の多い手作業があり、当時、10年以上年季が入つ
た大工でさえ、完全に施工できる者は、100人中
に僅か1人と言われる程高度の技術を要するもの
であつた。
造るには、その構成部材のすみつけをはじめ、切
り込みおよび組み立て方に至るまで、非常に困難
の多い手作業があり、当時、10年以上年季が入つ
た大工でさえ、完全に施工できる者は、100人中
に僅か1人と言われる程高度の技術を要するもの
であつた。
例えば、第6図は、上記寄棟の中心部となる真
束部分の取り合いを分解して見たもので、1本の
細い真束の周りには、5方向から放射状に斜材が
集中している。しかも、その接点となる部分に
は、構造強度上重要なほぞ及びほぞ孔が夫々の大
きさと角度で正確に切り込まれていなければなら
ない。また、この複雑な取り合いを更に補強する
ために、第7図に示した通り、上記5本の斜材を
ひよどりボルト11を用いて接合しなくてはなら
ない。
束部分の取り合いを分解して見たもので、1本の
細い真束の周りには、5方向から放射状に斜材が
集中している。しかも、その接点となる部分に
は、構造強度上重要なほぞ及びほぞ孔が夫々の大
きさと角度で正確に切り込まれていなければなら
ない。また、この複雑な取り合いを更に補強する
ために、第7図に示した通り、上記5本の斜材を
ひよどりボルト11を用いて接合しなくてはなら
ない。
しかも、このボルトの孔は、5本の部材が夫々
立体的に全く異つた位置と方角をもつているた
め、個々ばらばらな部材として正確に孔あけする
ことは、大工職人の経験と感とに頼るしか無いな
ど、正に、神業に近い技術が必要であつた。
立体的に全く異つた位置と方角をもつているた
め、個々ばらばらな部材として正確に孔あけする
ことは、大工職人の経験と感とに頼るしか無いな
ど、正に、神業に近い技術が必要であつた。
一方、放射状に集まる5本の各部材の中心線
は、真束の中央部1点に集まり、力学上全く偏心
の無い合理的な接合となつていた。
は、真束の中央部1点に集まり、力学上全く偏心
の無い合理的な接合となつていた。
しかし、この驚くべき高度の技術は、古くから
伝わる徒弟制度によつて職人が厳しい体験修業の
中から個人の秘伝として継承してきたもので、そ
の制度を失なつた現在、これに替る修業の場が無
く、従つて上記の工事を正確に安全に施工できる
大工は、皆無に等しい状態になつていた。
伝わる徒弟制度によつて職人が厳しい体験修業の
中から個人の秘伝として継承してきたもので、そ
の制度を失なつた現在、これに替る修業の場が無
く、従つて上記の工事を正確に安全に施工できる
大工は、皆無に等しい状態になつていた。
その後、木造は住宅が主な用途となつていた
が、機能上、外観上等の要求から、比較的大きな
はり間の屋根も増えてきた。
が、機能上、外観上等の要求から、比較的大きな
はり間の屋根も増えてきた。
しかし、従来の洋小屋組では、はり間に比例し
てトラスが大きくなるため、敷地や道路事情の窮
屈な我が国では、大型化したトラスの利用は困難
であつた。
てトラスが大きくなるため、敷地や道路事情の窮
屈な我が国では、大型化したトラスの利用は困難
であつた。
また、最近は、平角の細い部材を組み合わせ、
釘状の簡易な金物で接合する軽量なトラスも増え
ているが、瓦葺きの重い屋根など、特に強度を重
要視する屋根には難点があつた。
釘状の簡易な金物で接合する軽量なトラスも増え
ているが、瓦葺きの重い屋根など、特に強度を重
要視する屋根には難点があつた。
本考案は、これ等の欠点を除くために考案され
たもので、これを図面について説明すれば、 (イ) 工場にて、一定寸法および一定形状の直角三
角形型のトラス部品を造る。
たもので、これを図面について説明すれば、 (イ) 工場にて、一定寸法および一定形状の直角三
角形型のトラス部品を造る。
トラス部品の形状としては、第2図の切妻用
および第3図の寄棟用の二種類を造る。
および第3図の寄棟用の二種類を造る。
(ロ) 第4図で分かる通り、真束1の両側に切妻用
トラスを対称に組み合わせ、2本の添えろく
ばり6で挟んで切妻型小屋組トラスを造る。
トラスを対称に組み合わせ、2本の添えろく
ばり6で挟んで切妻型小屋組トラスを造る。
(ハ) 第5図は、上記切妻型トラスを、はり間に合
わせて大きくした場合の分解斜視図である。
わせて大きくした場合の分解斜視図である。
中央につな木8と2本の真束1を挟み、はり
間に合わせて長くした添えろくばり6をろくば
り2の両側より当ててトラス全体を大きくした
ものである。
間に合わせて長くした添えろくばり6をろくば
り2の両側より当ててトラス全体を大きくした
ものである。
(ニ) 第8図は、上記切妻型トラスに、寄棟用お
よび切妻用を放射状に組み合わせて、寄棟型
小屋組を造つたもので、その全体の構成を斜視
図で表したものである。
よび切妻用を放射状に組み合わせて、寄棟型
小屋組を造つたもので、その全体の構成を斜視
図で表したものである。
(ホ) 第9図は、上記寄棟の真束1を芯にして、5
方向から集まつたトラス部品の束部分の断面を
表したもので、接合点の各束が夫々取り付け易
い形状で無理なく納まつているのが分かる。
方向から集まつたトラス部品の束部分の断面を
表したもので、接合点の各束が夫々取り付け易
い形状で無理なく納まつているのが分かる。
また、放射状に集まつている部材の夫々の中
心線が真束の中央部1点に集まり、力学上の偏
心が全く無い合理的な設計になつていることが
分かる。
心線が真束の中央部1点に集まり、力学上の偏
心が全く無い合理的な設計になつていることが
分かる。
(ヘ) 第5図には、ろくばりのたわみ防止用として
用いられるシヤチ7の形状と、これが打ち込ま
れるろくばりの欠き込みの状態を表してある。
用いられるシヤチ7の形状と、これが打ち込ま
れるろくばりの欠き込みの状態を表してある。
第9図には、ろくばり2と添えろくばり6と
の間に打ち込んだシヤチ7の箇所を上面図とし
て表したもので、古来からの伝承技術に基づく
この方法を用いると木材に多少の伸縮が出て
も、上記両材が接合面で離れることが無い。
の間に打ち込んだシヤチ7の箇所を上面図とし
て表したもので、古来からの伝承技術に基づく
この方法を用いると木材に多少の伸縮が出て
も、上記両材が接合面で離れることが無い。
(ト) 各トラスの合掌ばり3の上部には、タルキ5
を取り付ける。
を取り付ける。
(チ) 第10図は、切妻屋根の小屋組構成を表した
ものである。
ものである。
一定間隔にのせた主トラスの中間には、第1
1図で表した補助トラス部材17を配置して、
骨組の合理化をはかつている。
1図で表した補助トラス部材17を配置して、
骨組の合理化をはかつている。
(リ) 第10図で分かる通り、タルキ5の上部に
は、屋根パネルをのせる。このパネルは、第1
3図で表したように、厚みのある木材を機械に
より本実加工し組み合せたものである。
は、屋根パネルをのせる。このパネルは、第1
3図で表したように、厚みのある木材を機械に
より本実加工し組み合せたものである。
(ヌ) 小屋組を更に丈夫にするために、第12図で
表したように、棟下方杖15と振れ止め16を
取り付ける。
表したように、棟下方杖15と振れ止め16を
取り付ける。
本考案は、以上のような構成であるから、この
方法を用いると、従来の施工法では困難を極めた
寄棟型の洋小屋組がどんな大工にでも容易に組み
立てることが出来る。
方法を用いると、従来の施工法では困難を極めた
寄棟型の洋小屋組がどんな大工にでも容易に組み
立てることが出来る。
本考案のトラス部品は、総て工場で量産できる
他、比較的大きなはり間のものは、どんな寸法で
も簡単に調整し、組み立てることが出来る。
他、比較的大きなはり間のものは、どんな寸法で
も簡単に調整し、組み立てることが出来る。
本考案を用いると、従来必要であつた母家4が
不要となり、現場での工程が1段階省略される。
不要となり、現場での工程が1段階省略される。
本考案のトラス部品は、従来のトラスに較べ半
分以下の大きさとなるため、現場での運搬・組み
立ても便利である他、工場生産によつて品質の向
上がはかられるばかりでなく、施工期間を大巾に
短縮することが出来る。
分以下の大きさとなるため、現場での運搬・組み
立ても便利である他、工場生産によつて品質の向
上がはかられるばかりでなく、施工期間を大巾に
短縮することが出来る。
また、タルキ5を直接合掌ばり3の上にのせる
ため、屋根の荷重を直接支える合掌ばりは、重ね
ばりとして合理的に補強できる他、必要に応じて
長い軒先を無理なく丈夫に出すことが出来る。
ため、屋根の荷重を直接支える合掌ばりは、重ね
ばりとして合理的に補強できる他、必要に応じて
長い軒先を無理なく丈夫に出すことが出来る。
本考案に用いる屋根パネルは、最近特に利用開
発が求められている間伐材の小径木を使用するた
め、厚みのある木材として断熱性が良く、結露が
無い、居住性能の高い屋根を造ることが出来る。
発が求められている間伐材の小径木を使用するた
め、厚みのある木材として断熱性が良く、結露が
無い、居住性能の高い屋根を造ることが出来る。
本考案のトラスに使われる接合用ボルトは、総
て、部材の中心線上にくるよう配置されているた
め、力学上の偏心による無理な力がかかることが
無い。
て、部材の中心線上にくるよう配置されているた
め、力学上の偏心による無理な力がかかることが
無い。
本考案の接合用ボルトに、スプリング座金を使
用すると、木材の伸縮による接合部のゆるみが防
止され、なお一層の安全性を高めることが出来
る。
用すると、木材の伸縮による接合部のゆるみが防
止され、なお一層の安全性を高めることが出来
る。
第1図は従来の切妻型洋小屋組トラスの側面
図、第2図は本考案の切妻用トラス部品にタルキ
をのせた場合の側面図、第3図は本考案の寄棟用
トラス部品にタルキをのせた場合の側面図、第4
図は本考案のトラス部品を用いて切妻型小屋組ト
ラスを造り、タルキをのせた場合の側面図、第5
図は本考案の切妻型小屋組トラスのはり間を、更
に長くした場合の分解斜視図、第6図は従来の寄
棟型洋小屋組における真束部分の取り合い分解斜
視図、第7図は従来の寄棟型洋小屋組に於ける真
束部分の取り合い上面図、第8図は本考案の寄棟
型小屋組の構成斜視図、第9図は本考案の寄棟型
小屋組に於ける真束と、その周りに結合された5
個のトラス部品の束との断面図、第10図は本考
案の切妻型トラスを用いた小屋組の構成斜視図、
第11図は本考案の補助トラスにタルキをのせた
場合の側面図、第12図は本考案の切妻型小屋組
に於ける、棟下方杖と振れ止めの納まり側面図、
第13図は間伐材小径木を利用した屋根パネルの
斜視図。 は切妻用トラス部品、は寄棟用トラス部
品、1は真束(かぶらづか)、1′は切妻用トラス
部品の束、1″は寄棟用トラス部品の束、2はろ
くばり(陸梁)、3は合掌ばり、4はモヤ(母
屋)、5はタルキ、6は添えろくばり、7はシヤ
チ、8はつな木、9はトンボ火打ばり、10は棟
木、11は桁、12は接合用金物、13はボル
ト、14はひよどりボルト、15はむなした方杖
(棟下方杖)、16は振れ止め、17は補助トラス
部材、18は屋根パネル、19は火打ばり、20
は方杖。
図、第2図は本考案の切妻用トラス部品にタルキ
をのせた場合の側面図、第3図は本考案の寄棟用
トラス部品にタルキをのせた場合の側面図、第4
図は本考案のトラス部品を用いて切妻型小屋組ト
ラスを造り、タルキをのせた場合の側面図、第5
図は本考案の切妻型小屋組トラスのはり間を、更
に長くした場合の分解斜視図、第6図は従来の寄
棟型洋小屋組における真束部分の取り合い分解斜
視図、第7図は従来の寄棟型洋小屋組に於ける真
束部分の取り合い上面図、第8図は本考案の寄棟
型小屋組の構成斜視図、第9図は本考案の寄棟型
小屋組に於ける真束と、その周りに結合された5
個のトラス部品の束との断面図、第10図は本考
案の切妻型トラスを用いた小屋組の構成斜視図、
第11図は本考案の補助トラスにタルキをのせた
場合の側面図、第12図は本考案の切妻型小屋組
に於ける、棟下方杖と振れ止めの納まり側面図、
第13図は間伐材小径木を利用した屋根パネルの
斜視図。 は切妻用トラス部品、は寄棟用トラス部
品、1は真束(かぶらづか)、1′は切妻用トラス
部品の束、1″は寄棟用トラス部品の束、2はろ
くばり(陸梁)、3は合掌ばり、4はモヤ(母
屋)、5はタルキ、6は添えろくばり、7はシヤ
チ、8はつな木、9はトンボ火打ばり、10は棟
木、11は桁、12は接合用金物、13はボル
ト、14はひよどりボルト、15はむなした方杖
(棟下方杖)、16は振れ止め、17は補助トラス
部材、18は屋根パネル、19は火打ばり、20
は方杖。
Claims (1)
- 直角三角形状のトラス部品を真束を介在させて
1対にし、添え陸梁で真束とその両側の陸梁を挟
み、ボルトによる結合で組立てた木構造用小屋組
トラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10450784U JPS6120821U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | 木構造用小屋組トラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10450784U JPS6120821U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | 木構造用小屋組トラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6120821U JPS6120821U (ja) | 1986-02-06 |
| JPH0436326Y2 true JPH0436326Y2 (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=30663855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10450784U Granted JPS6120821U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | 木構造用小屋組トラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6120821U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56122458A (en) * | 1980-02-29 | 1981-09-25 | Nat Jutaku Kenzai | Method of forming truss for roof truss |
-
1984
- 1984-07-12 JP JP10450784U patent/JPS6120821U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6120821U (ja) | 1986-02-06 |
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