JPH04364327A - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
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- JPH04364327A JPH04364327A JP3163393A JP16339391A JPH04364327A JP H04364327 A JPH04364327 A JP H04364327A JP 3163393 A JP3163393 A JP 3163393A JP 16339391 A JP16339391 A JP 16339391A JP H04364327 A JPH04364327 A JP H04364327A
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- voltage
- power supply
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- supply circuit
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気回路装置において、
ある電位点から異なる電位点に簡略にかつ安定した絶縁
電源を供給する電源回路に関する。
ある電位点から異なる電位点に簡略にかつ安定した絶縁
電源を供給する電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電気回路においては、ある電位点に置か
れた回路から電位の異なる点、あるいは高電位点に対し
て電圧源を供給することが頻繁に行われる。このような
電源供給方法は、特に半導体素子を駆動するための電源
回路に多く見られることから、以下にその例を示し説明
する。
れた回路から電位の異なる点、あるいは高電位点に対し
て電圧源を供給することが頻繁に行われる。このような
電源供給方法は、特に半導体素子を駆動するための電源
回路に多く見られることから、以下にその例を示し説明
する。
【0003】インバータ等の回路においては、図8に示
すようにトランジスタ等の半導体素子の直列体を数個並
列に接続する事が行われる。また、高電圧をスイッチす
る電気回路においては、高耐圧を実現するために図9に
示すように半導体素子を多数直列にすることも行われる
。
すようにトランジスタ等の半導体素子の直列体を数個並
列に接続する事が行われる。また、高電圧をスイッチす
る電気回路においては、高耐圧を実現するために図9に
示すように半導体素子を多数直列にすることも行われる
。
【0004】図8は、直流電源17、トランジスタ2a
〜2d、該トランジスタと逆並列に接続されたダイオー
ド12a〜12d、前記トランジスタを駆動するための
駆動回路3a〜3d、駆動回路に電源を供給するための
電源回路18よりなる単相インバータ回路である。一般
的には、2aと2d、2bと2cが各々同時にオンオフ
し、かつこの2組を適当な順序でオンオフさせることに
よって、出力に交流電圧を発生させることが行われる。
〜2d、該トランジスタと逆並列に接続されたダイオー
ド12a〜12d、前記トランジスタを駆動するための
駆動回路3a〜3d、駆動回路に電源を供給するための
電源回路18よりなる単相インバータ回路である。一般
的には、2aと2d、2bと2cが各々同時にオンオフ
し、かつこの2組を適当な順序でオンオフさせることに
よって、出力に交流電圧を発生させることが行われる。
【0005】また図9はGTOサイリスタの5直列接続
を示しており、直流高圧電源17、GTOサイリスタ2
0a〜20e、該GTOサイリスタを駆動する駆動回路
3a〜3e、該駆動回路に電源を供給する電源回路18
および負荷19よりなる。前述したように高耐圧化を図
るために直列接続がなされているため、サイリスタの直
列体は1つのスイッチとして動作することが必要で、も
ちろんGTOサイリスタ20a〜20eは全て同時にオ
ンオフを繰り返す。
を示しており、直流高圧電源17、GTOサイリスタ2
0a〜20e、該GTOサイリスタを駆動する駆動回路
3a〜3e、該駆動回路に電源を供給する電源回路18
および負荷19よりなる。前述したように高耐圧化を図
るために直列接続がなされているため、サイリスタの直
列体は1つのスイッチとして動作することが必要で、も
ちろんGTOサイリスタ20a〜20eは全て同時にオ
ンオフを繰り返す。
【0006】図8と図9により、絶縁電源を供給する電
源回路が必要になることについて説明する。
源回路が必要になることについて説明する。
【0007】図8において、ある時点でトランジスタ2
aと2dがオン、2bと2cがオフしている状態からト
ランジスタ2aと2dがオフ、2bと2cがオンの状態
に移行することを考える。まず、トランジスタ2aと2
dがオン、2bと2cがオフの時、図中に示したA点は
トランジスタ2aがオンしていることにより電源17電
圧と同電位であり、B点はトランジスタ2dがオンして
いることにより零電位となっている。次に、トランジス
タ2a、2dをオフし、トランジスタ2b、2cをオン
することになるが、半導体素子はオンオフ動作をするの
に若干時間がかかり、2a、2dが完全にオフしていな
い時に2b、2cをオンすると電源17短絡を起こすた
め、すべてのトランジスタをオフ状態にするいわゆるデ
ッドタイムが設けられる。そこで、トランジスタ2a、
2dがオフすることでデットタイム期間になるが、一般
に接続される負荷は誘導性の場合が多いので、電源17
、トランジスタ2a、2dによって供給された図8に示
した矢印C方向に流れる電流は、トランジスタ2a、2
dがオフしても連続して流れようとするためダイオード
12b、12cがオンする。ここにおいて、ダイオード
12bがオンすることによりA点は零電位、B点はダイ
オード12cがオンすることにより電源17電圧の電位
に変わり、A点B点の電位変動が生じる。
aと2dがオン、2bと2cがオフしている状態からト
ランジスタ2aと2dがオフ、2bと2cがオンの状態
に移行することを考える。まず、トランジスタ2aと2
dがオン、2bと2cがオフの時、図中に示したA点は
トランジスタ2aがオンしていることにより電源17電
圧と同電位であり、B点はトランジスタ2dがオンして
いることにより零電位となっている。次に、トランジス
タ2a、2dをオフし、トランジスタ2b、2cをオン
することになるが、半導体素子はオンオフ動作をするの
に若干時間がかかり、2a、2dが完全にオフしていな
い時に2b、2cをオンすると電源17短絡を起こすた
め、すべてのトランジスタをオフ状態にするいわゆるデ
ッドタイムが設けられる。そこで、トランジスタ2a、
2dがオフすることでデットタイム期間になるが、一般
に接続される負荷は誘導性の場合が多いので、電源17
、トランジスタ2a、2dによって供給された図8に示
した矢印C方向に流れる電流は、トランジスタ2a、2
dがオフしても連続して流れようとするためダイオード
12b、12cがオンする。ここにおいて、ダイオード
12bがオンすることによりA点は零電位、B点はダイ
オード12cがオンすることにより電源17電圧の電位
に変わり、A点B点の電位変動が生じる。
【0008】同様にトランジスタ2b、2cがオン状態
にあり図8に示す矢印Cと逆方向に負荷電流を供給して
いる時にデットタイムに移行する際も、A点B点の電位
変動が生じることになる。そしてインバータ回路は以上
述べたような動作の繰り返しなので、A点B点は零電位
、電源17電圧電位を行き来することになる。
にあり図8に示す矢印Cと逆方向に負荷電流を供給して
いる時にデットタイムに移行する際も、A点B点の電位
変動が生じることになる。そしてインバータ回路は以上
述べたような動作の繰り返しなので、A点B点は零電位
、電源17電圧電位を行き来することになる。
【0009】この動作において、駆動回路3a、3cは
各々A点、B点の電位となるため、常に零電位となる駆
動回路3b、3dとは絶縁されていなければならず、駆
動回路3a、3c間も相互に電位が異なるために無論絶
縁されることが必要となる。したがって、電源回路18
より駆動回路各々に供給される電源も絶縁されていなけ
ればならない。ただし常に零電位となる、駆動回路3b
、3dの電源相互間はこの限りではない。
各々A点、B点の電位となるため、常に零電位となる駆
動回路3b、3dとは絶縁されていなければならず、駆
動回路3a、3c間も相互に電位が異なるために無論絶
縁されることが必要となる。したがって、電源回路18
より駆動回路各々に供給される電源も絶縁されていなけ
ればならない。ただし常に零電位となる、駆動回路3b
、3dの電源相互間はこの限りではない。
【0010】図9においては、GTOサイリスタ20a
〜20eがオフしている場合、各々には電源電圧を直列
数で割った電圧が印加され、駆動回路3a〜3eは大地
電位に近いGTOサイリスタに接続されたものの順で徐
々に高電位となり、駆動回路3aは略電源17電圧電位
にまで達する。次にGTOサイリスタが一斉にオンする
と、直列接続されたGTOサイリスタ全てに電圧が印加
されなくなり、駆動回路も全て大地電位となる。したが
って、電源回路18から駆動回路3a〜3eに供給され
る電源は、各々全てが絶縁されている必要があり、駆動
回路3aのように略電源電位から大地電位に変動する箇
所に絶縁電源を供給する場合その絶縁は極めて強固にす
る必要がある。
〜20eがオフしている場合、各々には電源電圧を直列
数で割った電圧が印加され、駆動回路3a〜3eは大地
電位に近いGTOサイリスタに接続されたものの順で徐
々に高電位となり、駆動回路3aは略電源17電圧電位
にまで達する。次にGTOサイリスタが一斉にオンする
と、直列接続されたGTOサイリスタ全てに電圧が印加
されなくなり、駆動回路も全て大地電位となる。したが
って、電源回路18から駆動回路3a〜3eに供給され
る電源は、各々全てが絶縁されている必要があり、駆動
回路3aのように略電源電位から大地電位に変動する箇
所に絶縁電源を供給する場合その絶縁は極めて強固にす
る必要がある。
【0011】以上のように半導体素子の直列体を用いて
電気回路を構成する際、GTOサイリスタや静電誘導(
SI)サイリスタといった大容量素子でゲート駆動電力
が大きくなる場合や、MOSFETやIGBTのように
電圧駆動形でゲートバイアスを確保しておかなければな
らない場合等、素子個々に駆動回路を設け駆動用の絶縁
電源を供給することが一般的に行われる。
電気回路を構成する際、GTOサイリスタや静電誘導(
SI)サイリスタといった大容量素子でゲート駆動電力
が大きくなる場合や、MOSFETやIGBTのように
電圧駆動形でゲートバイアスを確保しておかなければな
らない場合等、素子個々に駆動回路を設け駆動用の絶縁
電源を供給することが一般的に行われる。
【0012】従来より前記のような半導体駆動用の絶縁
電源供給回路については、図10に示すような回路が知
られている。
電源供給回路については、図10に示すような回路が知
られている。
【0013】図10は絶縁トランスを利用した回路で、
一般的には商用電源24をトランス21aにより絶縁し
かつ必要電圧に降圧し、適当な電圧調整器22aを介し
て駆動回路3aに供給することが行われる。またこの回
路方式の場合1素子に1個の絶縁トランスを設けるとス
ペース的に不利となるので絶縁トランスの2次側を多巻
線とし、2次巻線間各々にも耐圧を持たせることで絶縁
した電力を供給することが行われる。
一般的には商用電源24をトランス21aにより絶縁し
かつ必要電圧に降圧し、適当な電圧調整器22aを介し
て駆動回路3aに供給することが行われる。またこの回
路方式の場合1素子に1個の絶縁トランスを設けるとス
ペース的に不利となるので絶縁トランスの2次側を多巻
線とし、2次巻線間各々にも耐圧を持たせることで絶縁
した電力を供給することが行われる。
【0014】図11は別の方式を示す。直流−交流変換
器23を用いその交流出力周波数を高くすることで絶縁
トランス21bを小型化した例である。絶縁トランス2
1bの2次側電圧は直流−交流変換器に置かれたスイッ
チ素子の動作により安定化され、絶縁トランス21bの
2次側には電圧調整器を持たない場合が多く、また商用
の絶縁トランスを用いた場合と同様トランス21bの2
次側を多巻線にして小型化を図る事が多い。
器23を用いその交流出力周波数を高くすることで絶縁
トランス21bを小型化した例である。絶縁トランス2
1bの2次側電圧は直流−交流変換器に置かれたスイッ
チ素子の動作により安定化され、絶縁トランス21bの
2次側には電圧調整器を持たない場合が多く、また商用
の絶縁トランスを用いた場合と同様トランス21bの2
次側を多巻線にして小型化を図る事が多い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】近年、内部に半導体素
子を有しそのオンオフにより出力波形を調整するインバ
ータ等の電力変換器においては、出力の微細な制御や騒
音低減等の目的で、半導体素子のオンオフスイッチ周波
数を高くする傾向にある。このような背景にあって半導
体素子も高速化が進み、オン状態からオフ状態またはオ
フ状態からオン状態へ推移する時間つまりターンオン時
間およびターンオフ時間が数μsかそれ以下のものが開
発され利用できるようになってきた。
子を有しそのオンオフにより出力波形を調整するインバ
ータ等の電力変換器においては、出力の微細な制御や騒
音低減等の目的で、半導体素子のオンオフスイッチ周波
数を高くする傾向にある。このような背景にあって半導
体素子も高速化が進み、オン状態からオフ状態またはオ
フ状態からオン状態へ推移する時間つまりターンオン時
間およびターンオフ時間が数μsかそれ以下のものが開
発され利用できるようになってきた。
【0016】しかしこのような高速半導体素子を用い高
周波動作のインバータ回路を構成すると、半導体素子が
高速であるがゆえに図8で説明したような駆動回路の電
位変動、それに付随して駆動電源を供給している絶縁電
源間の電位変動が極めて短時間にしかも高繰り返しで起
こることになる。
周波動作のインバータ回路を構成すると、半導体素子が
高速であるがゆえに図8で説明したような駆動回路の電
位変動、それに付随して駆動電源を供給している絶縁電
源間の電位変動が極めて短時間にしかも高繰り返しで起
こることになる。
【0017】一方、図10および図11において絶縁手
段として用いているトランスには、一方の巻線、絶縁物
、他方の巻線といった構造により巻線間に浮遊容量が発
生する。図10および図11においてトランス巻線間浮
遊容量は、1素子1個の絶縁トランスを用いた場合図1
2に示すようにトランス1次2次間の浮遊容量Cpが存
在し、2次側を多巻線にして複数素子を駆動する場合に
は図13に示すように1次2次巻線間容量Cp、2次巻
線間容量Csが存在する。したがって図12ではトラン
スの1次側を介するCpの直列接続によって、また図1
3では図12と同様のCpの直列接続とCsとの並列接
続により、各々トランスの2次巻線間つまり絶縁電源相
互間が結合することになる。
段として用いているトランスには、一方の巻線、絶縁物
、他方の巻線といった構造により巻線間に浮遊容量が発
生する。図10および図11においてトランス巻線間浮
遊容量は、1素子1個の絶縁トランスを用いた場合図1
2に示すようにトランス1次2次間の浮遊容量Cpが存
在し、2次側を多巻線にして複数素子を駆動する場合に
は図13に示すように1次2次巻線間容量Cp、2次巻
線間容量Csが存在する。したがって図12ではトラン
スの1次側を介するCpの直列接続によって、また図1
3では図12と同様のCpの直列接続とCsとの並列接
続により、各々トランスの2次巻線間つまり絶縁電源相
互間が結合することになる。
【0018】ところが、高速半導体を用いたインバータ
回路動作で、極めて短時間の電位変動が絶縁電源相互間
に起ると、電位変動の周波数成分が高くなることにより
、図12、図13に示したような容量結合のインピーダ
ンスが下がり、絶縁電源相互間に電流が流れる現象が起
こる。容量成分のインピーダンスはその容量が大きく周
波数が高いほど低下するので、無論絶縁電源相互間の電
位変動が急峻になるほど、この現象は起こりやすくなる
。そして、この電流は駆動回路にも流れ込み半導体素子
の駆動信号に影響し、最悪の場合誤動作による半導体素
子破壊を起こす危険性が生じる。
回路動作で、極めて短時間の電位変動が絶縁電源相互間
に起ると、電位変動の周波数成分が高くなることにより
、図12、図13に示したような容量結合のインピーダ
ンスが下がり、絶縁電源相互間に電流が流れる現象が起
こる。容量成分のインピーダンスはその容量が大きく周
波数が高いほど低下するので、無論絶縁電源相互間の電
位変動が急峻になるほど、この現象は起こりやすくなる
。そして、この電流は駆動回路にも流れ込み半導体素子
の駆動信号に影響し、最悪の場合誤動作による半導体素
子破壊を起こす危険性が生じる。
【0019】また、半導体素子を直列接続し数10kV
といった高電圧をスイッチする回路においても、絶縁ト
ランスの浮遊容量の影響により、問題が生じる。図9に
示した半導体素子の多直列回路において、駆動電源回路
に、図10に示したような絶縁トランスによる方式を用
いる場合、2次側を多巻線にすると絶縁耐圧が確保しに
くいため半導体1素子に1個の絶縁トランスを用いるの
が一般的である。
といった高電圧をスイッチする回路においても、絶縁ト
ランスの浮遊容量の影響により、問題が生じる。図9に
示した半導体素子の多直列回路において、駆動電源回路
に、図10に示したような絶縁トランスによる方式を用
いる場合、2次側を多巻線にすると絶縁耐圧が確保しに
くいため半導体1素子に1個の絶縁トランスを用いるの
が一般的である。
【0020】一方、半導体素子のオフ時はその接合容量
により、等価的にコンデンサと考えられる。そしてその
各々について絶縁トランスによる浮遊容量が付加される
。この様子を図14に示す。(スイッチ電圧に比べ絶縁
トランスの1次側は十分低いものとして大地電位として
示した)図14においてC1〜C5は半導体の接合容量
成分、Czは絶縁トランスの浮遊容量成分である。この
ような接続の容量成分を合成すると、直列半導体素子の
接合容量成分は高位側が小さく、低位側が大きくなる。 したがって高位側の半導体素子の分担電圧は大きく、低
位側になると小さくなる傾向が現れ、これは対地との浮
遊容量Czが大きいほど顕著となる。このように絶縁ト
ランスによる浮遊容量の影響により多直列にした半導体
素子オフ時の分担電圧はアンバランスとなり、最悪の場
合過電圧による半導体素子破壊をまねく可能性も生じて
くる。
により、等価的にコンデンサと考えられる。そしてその
各々について絶縁トランスによる浮遊容量が付加される
。この様子を図14に示す。(スイッチ電圧に比べ絶縁
トランスの1次側は十分低いものとして大地電位として
示した)図14においてC1〜C5は半導体の接合容量
成分、Czは絶縁トランスの浮遊容量成分である。この
ような接続の容量成分を合成すると、直列半導体素子の
接合容量成分は高位側が小さく、低位側が大きくなる。 したがって高位側の半導体素子の分担電圧は大きく、低
位側になると小さくなる傾向が現れ、これは対地との浮
遊容量Czが大きいほど顕著となる。このように絶縁ト
ランスによる浮遊容量の影響により多直列にした半導体
素子オフ時の分担電圧はアンバランスとなり、最悪の場
合過電圧による半導体素子破壊をまねく可能性も生じて
くる。
【0021】また図9に示した回路において素子個々に
駆動用の絶縁電源を供給する場合、電位変動が急激であ
るために1次2次巻線間耐圧はスイッチ電圧をはるかに
越える値が必要であり、特に高繰り返しで高圧スイッチ
を行う場合、コロナ放電による絶縁劣化が起こり絶縁破
壊につながる可能性が生じる。そのため、この用途の絶
縁トランスはその巻線間耐圧を強固とするために絶縁処
理を十分に行うことが必要となる。
駆動用の絶縁電源を供給する場合、電位変動が急激であ
るために1次2次巻線間耐圧はスイッチ電圧をはるかに
越える値が必要であり、特に高繰り返しで高圧スイッチ
を行う場合、コロナ放電による絶縁劣化が起こり絶縁破
壊につながる可能性が生じる。そのため、この用途の絶
縁トランスはその巻線間耐圧を強固とするために絶縁処
理を十分に行うことが必要となる。
【0022】しかし、図9に示した回路方式では、一般
に通常の絶縁トランスは1次2次巻線を絶縁物を介して
巻き込む構造のうえに巻線ターン数が多いことから、絶
縁物としては比較的絶縁耐量の低い薄膜等が用いられる
ため絶縁距離が充分確保できず、特に高耐圧化を図る場
合、信頼性が大きく低下する。
に通常の絶縁トランスは1次2次巻線を絶縁物を介して
巻き込む構造のうえに巻線ターン数が多いことから、絶
縁物としては比較的絶縁耐量の低い薄膜等が用いられる
ため絶縁距離が充分確保できず、特に高耐圧化を図る場
合、信頼性が大きく低下する。
【0023】そして絶縁耐量を確保するための上記のよ
うな構造が複雑になり小容量であっても外形が大きくな
ることが多く、さらに電極引出しのためのブッシング等
も絶縁耐圧で決定されるためトランス容量に係わらず大
型となり、結果的にトランス外形が大きくなるような問
題も生じてくる。この場合、仮に高周波トランスを用い
たとしても、絶縁耐量を持たせるために巻線の絶縁を強
固にする必要があるのは同様で、前述のブッシング等の
問題も含めて絶縁トランスの小型化を図ることは難しい
。
うな構造が複雑になり小容量であっても外形が大きくな
ることが多く、さらに電極引出しのためのブッシング等
も絶縁耐圧で決定されるためトランス容量に係わらず大
型となり、結果的にトランス外形が大きくなるような問
題も生じてくる。この場合、仮に高周波トランスを用い
たとしても、絶縁耐量を持たせるために巻線の絶縁を強
固にする必要があるのは同様で、前述のブッシング等の
問題も含めて絶縁トランスの小型化を図ることは難しい
。
【0024】したがって、高電圧になり直列数が多けれ
ばそれに応じて絶縁トランス外形も大きく、また前述し
たように絶縁トランスを1素子に1個ずつ使わざるを得
ないので数量も多くなり、装置の大型化をまねき問題で
ある。
ばそれに応じて絶縁トランス外形も大きく、また前述し
たように絶縁トランスを1素子に1個ずつ使わざるを得
ないので数量も多くなり、装置の大型化をまねき問題で
ある。
【0025】本発明は、このような従来の絶縁電源供給
回路の欠点を改善すべくなされたもので、簡略に絶縁耐
量を保ちまた浮遊容量の影響を低減し、かつ装置の小型
化を図り、安定な電源を確立させることを目的としてい
る。
回路の欠点を改善すべくなされたもので、簡略に絶縁耐
量を保ちまた浮遊容量の影響を低減し、かつ装置の小型
化を図り、安定な電源を確立させることを目的としてい
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電源回路
においては、交流電流供給回路により電流トランスの1
次電流を供給し、該電流トランスの2次側に電流電圧変
換器を接続することが行われる。
においては、交流電流供給回路により電流トランスの1
次電流を供給し、該電流トランスの2次側に電流電圧変
換器を接続することが行われる。
【0027】
【作用】交流電流供給回路により電流トランスの1次電
流を供給し、該電流トランスの2次側に電流電圧変換器
を接続した電源回路においては、絶縁トランスが主な要
因である浮遊容量による絶縁電源間相互の結合現象を抑
制し、簡略な構造で絶縁耐量を十分保つ事が可能となる
。それにより、安定した絶縁電源を確保することが可能
となる。また、絶縁構造が簡略にできるため絶縁部が小
型化でき、それにより回路装置の小型化を図ることがで
きる。
流を供給し、該電流トランスの2次側に電流電圧変換器
を接続した電源回路においては、絶縁トランスが主な要
因である浮遊容量による絶縁電源間相互の結合現象を抑
制し、簡略な構造で絶縁耐量を十分保つ事が可能となる
。それにより、安定した絶縁電源を確保することが可能
となる。また、絶縁構造が簡略にできるため絶縁部が小
型化でき、それにより回路装置の小型化を図ることがで
きる。
【0028】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明に係わる電源回路を具備した半導体
駆動電源供給回路の回路構成である。直列接続された半
導体素子2a及び2b、該半導体素子の駆動回路3a及
び3b、該駆動回路に絶縁電源を供給する電源回路1に
ついては、交流電流供給回路4、該交流電流供給回路4
の出力に直列に挿入された電流トランス(以下CTと称
す)5a、5b、該CTの2次側に接続された電流電圧
変換装置6a、6bよりなっている。
する。図1は本発明に係わる電源回路を具備した半導体
駆動電源供給回路の回路構成である。直列接続された半
導体素子2a及び2b、該半導体素子の駆動回路3a及
び3b、該駆動回路に絶縁電源を供給する電源回路1に
ついては、交流電流供給回路4、該交流電流供給回路4
の出力に直列に挿入された電流トランス(以下CTと称
す)5a、5b、該CTの2次側に接続された電流電圧
変換装置6a、6bよりなっている。
【0029】本発明による電源回路を具備した、半導体
駆動電源供給回路の動作について説明する。交流電流供
給回路4により出力された交流電流をCT5a、5bの
1次電流として供給する。これにより、該CTの2次側
には変流比で決められた電流が流れる。CTの2次側に
、CT2次電流を電圧源に変換する電流電圧変換回路6
a、6bを接続して必要電圧に調整し、駆動回路3a、
3bに供給する。
駆動電源供給回路の動作について説明する。交流電流供
給回路4により出力された交流電流をCT5a、5bの
1次電流として供給する。これにより、該CTの2次側
には変流比で決められた電流が流れる。CTの2次側に
、CT2次電流を電圧源に変換する電流電圧変換回路6
a、6bを接続して必要電圧に調整し、駆動回路3a、
3bに供給する。
【0030】図1に示された交流電流供給回路4は、簡
略には図2に示すように、交流電源24と直列にリアク
トル7aのようなインピーダンス要素を接続することに
よって電流に変換する方法、図2では負荷変動による電
流変動が大きい場合には、図3に示すように交流電圧源
9の出力にコンデンサ8a、リアクトル7bを並列に接
続し、コンデンサ8aとリアクトル7bによる並列共振
周波数を交流電圧源の周波数を合わせることによってリ
アクトル8aの電流を概略一定にし、CT5aの1次電
流として供給する方法等がある。
略には図2に示すように、交流電源24と直列にリアク
トル7aのようなインピーダンス要素を接続することに
よって電流に変換する方法、図2では負荷変動による電
流変動が大きい場合には、図3に示すように交流電圧源
9の出力にコンデンサ8a、リアクトル7bを並列に接
続し、コンデンサ8aとリアクトル7bによる並列共振
周波数を交流電圧源の周波数を合わせることによってリ
アクトル8aの電流を概略一定にし、CT5aの1次電
流として供給する方法等がある。
【0031】さらに精度の高い電流をCT1次側に供給
するためには、図4に示すように直流電源17、半導体
スイッチ2e、ダイオード12f及びリアクトル7cよ
りなるチョッパ回路10、該チョッパ回路10の出力に
接続された半導体素子2a〜2dよりなるインバータ回
路11、及び前記チョッパ回路10の直流電源17と出
力間に接続された帰還用ダイオード12eよりなる回路
が考えられる。
するためには、図4に示すように直流電源17、半導体
スイッチ2e、ダイオード12f及びリアクトル7cよ
りなるチョッパ回路10、該チョッパ回路10の出力に
接続された半導体素子2a〜2dよりなるインバータ回
路11、及び前記チョッパ回路10の直流電源17と出
力間に接続された帰還用ダイオード12eよりなる回路
が考えられる。
【0032】図4において、チョッパ回路10は半導体
スイッチ2eのオンにより直流電源17とリアクトル7
cの直列回路、半導体素子2eオフでダイオード12f
とリアクトル7cとの還流回路を形成しインバータ回路
11に電流を供給する。この際リアクトル7c電流は半
導体素子2eのオンで増えオフで減少するが、その増減
具合に比べ半導体素子2eのオンオフ動作を細かく繰り
返すことで、リアクトル電流7cつまりチョッパ回路1
0の出力電流を定電流化することができる。
スイッチ2eのオンにより直流電源17とリアクトル7
cの直列回路、半導体素子2eオフでダイオード12f
とリアクトル7cとの還流回路を形成しインバータ回路
11に電流を供給する。この際リアクトル7c電流は半
導体素子2eのオンで増えオフで減少するが、その増減
具合に比べ半導体素子2eのオンオフ動作を細かく繰り
返すことで、リアクトル電流7cつまりチョッパ回路1
0の出力電流を定電流化することができる。
【0033】チョッパ回路10により定電流化された電
流はインバータ回路11の半導体スイッチ2a、2dの
組および2b、2cの組を交互にオンオフさせることに
より交流電流化されて出力される。なお、帰還ダイオー
ド12eは、インバータ回路11の異常動作等でチョッ
パ回路10出力がオープンなった場合、チョッパ回路1
0のリアクトル7cのエネルギーを直流電源17に回生
するために接続されたものである。
流はインバータ回路11の半導体スイッチ2a、2dの
組および2b、2cの組を交互にオンオフさせることに
より交流電流化されて出力される。なお、帰還ダイオー
ド12eは、インバータ回路11の異常動作等でチョッ
パ回路10出力がオープンなった場合、チョッパ回路1
0のリアクトル7cのエネルギーを直流電源17に回生
するために接続されたものである。
【0034】このように、図4に示した交流電流供給回
路においては、出力電流はほぼ一定の矩形波交流であり
、出力電流の精度はチョッパ回路10の半導体素子2e
のオンオフ動作繰り返し周波数を高くすることにより容
易に得られる。
路においては、出力電流はほぼ一定の矩形波交流であり
、出力電流の精度はチョッパ回路10の半導体素子2e
のオンオフ動作繰り返し周波数を高くすることにより容
易に得られる。
【0035】また、図1に示す電流を電圧源に変換する
電流電圧変換回路6a,6bについては、簡略には図5
に示すようにCT2次側の交流電流を整流する整流器1
3、整流器13の出力に直列に抵抗等のインピーダンス
要素14、インピーダンス要素14と並列に接続された
平滑用コンデンサ8bとすることが考えられる。図5で
は負荷変動による電圧変動が大きい場合、点線で示した
ようにインピーダンス要素14と並列にツェナーダイオ
ード15を挿入することが行われる。
電流電圧変換回路6a,6bについては、簡略には図5
に示すようにCT2次側の交流電流を整流する整流器1
3、整流器13の出力に直列に抵抗等のインピーダンス
要素14、インピーダンス要素14と並列に接続された
平滑用コンデンサ8bとすることが考えられる。図5で
は負荷変動による電圧変動が大きい場合、点線で示した
ようにインピーダンス要素14と並列にツェナーダイオ
ード15を挿入することが行われる。
【0036】さらに電圧精度や高効率が要求される場合
には、図6のようにすることが考えられる。図6はCT
2次側の交流電流を整流する整流器13、整流器13の
出力端に直列接続された半導体スイッチ2f、半導体ス
イッチ2fと並列に接続されたダイオード12gとコン
デンサ8cの直列体、出力としてコンデンサ8cの両端
を取り出すものである。図6に示す回路の動作はまず半
導体素子2fをオフ状態とし、整流器13によって得た
直流電流でコンデンサ8cをダイオード12gを介して
充電する。コンデンサ8cの電圧が所定の電圧以上にな
った時点で半導体スイッチ2fをオンして整流器13に
よって得た直流電流を短絡する。この時ダイオード12
gは、コンデンサ8cの電圧により逆バイアス状態とな
りコンデンサ8c電圧をブロックする。半導体スイッチ
2fのオンにより直流電流が短絡され、コンデンサ8c
のチャージエネルギーが負荷に供給され、コンデンサ8
c電圧が所定電圧以下になると、再び半導体スイッチを
オフし直流電流をコンデンサ8cに供給し充電する。そ
してコンデンサ8c電圧を所定値とするため、半導体ス
イッチ2fが以上のようなオンオフ動作を繰り返す。し
たがって半導体スイッチ2fのオンオフ動作繰り返し周
波数を高くすることにより、微細な出力電圧制御が可能
で、電圧精度を高くすることができる。また、抵抗など
の損失要素が無いため高効率も実現できる。
には、図6のようにすることが考えられる。図6はCT
2次側の交流電流を整流する整流器13、整流器13の
出力端に直列接続された半導体スイッチ2f、半導体ス
イッチ2fと並列に接続されたダイオード12gとコン
デンサ8cの直列体、出力としてコンデンサ8cの両端
を取り出すものである。図6に示す回路の動作はまず半
導体素子2fをオフ状態とし、整流器13によって得た
直流電流でコンデンサ8cをダイオード12gを介して
充電する。コンデンサ8cの電圧が所定の電圧以上にな
った時点で半導体スイッチ2fをオンして整流器13に
よって得た直流電流を短絡する。この時ダイオード12
gは、コンデンサ8cの電圧により逆バイアス状態とな
りコンデンサ8c電圧をブロックする。半導体スイッチ
2fのオンにより直流電流が短絡され、コンデンサ8c
のチャージエネルギーが負荷に供給され、コンデンサ8
c電圧が所定電圧以下になると、再び半導体スイッチを
オフし直流電流をコンデンサ8cに供給し充電する。そ
してコンデンサ8c電圧を所定値とするため、半導体ス
イッチ2fが以上のようなオンオフ動作を繰り返す。し
たがって半導体スイッチ2fのオンオフ動作繰り返し周
波数を高くすることにより、微細な出力電圧制御が可能
で、電圧精度を高くすることができる。また、抵抗など
の損失要素が無いため高効率も実現できる。
【0037】本発明による電源回路を以上のような回路
素子を用いて構成し、それを具備した図1に示す半導体
駆動電源回路の効果について説明する。
素子を用いて構成し、それを具備した図1に示す半導体
駆動電源回路の効果について説明する。
【0038】前述したように、トランスの巻線間容量は
主に複数の巻線とその間の絶縁によって発生することが
言われている。つまり、一方の巻線、絶縁物、他方の巻
線といった構造により生じるもので、巻線のターン数が
増えると分布容量的に増加することが一般的である。し
たがって従来のように巻線を1次側2次側共に多数巻き
込む構造となる通常の絶縁トランスを用いた場合、巻線
間容量が大きくなり前述のような問題が避けられなかっ
た。
主に複数の巻線とその間の絶縁によって発生することが
言われている。つまり、一方の巻線、絶縁物、他方の巻
線といった構造により生じるもので、巻線のターン数が
増えると分布容量的に増加することが一般的である。し
たがって従来のように巻線を1次側2次側共に多数巻き
込む構造となる通常の絶縁トランスを用いた場合、巻線
間容量が大きくなり前述のような問題が避けられなかっ
た。
【0039】一方本発明によれば利用する絶縁手段はC
Tであり、CTを利用することによって1次ターン数は
わずか数ターンにでき、この場合一方の巻線、絶縁物、
他方の巻線という前述の構造が1次ターン数組だけとな
るために、巻線間(1次導体と2次巻線間)容量を大幅
に低減することが可能となる。また1次貫通形CTを利
用することによって1次ターン数はわずか1ターンにな
り、さらなる1次導体と2次巻線間容量の低減が可能と
なるのは明らかである。したがって、本発明にかかわる
電源回路を具備した図1に示す半導体駆動電源回路にお
いては、前述したような巻線間浮遊容量による絶縁電源
相互間の共振現象や半導体多直列時の電圧アンバランス
現象等の不具合を大きく改善することができる。
Tであり、CTを利用することによって1次ターン数は
わずか数ターンにでき、この場合一方の巻線、絶縁物、
他方の巻線という前述の構造が1次ターン数組だけとな
るために、巻線間(1次導体と2次巻線間)容量を大幅
に低減することが可能となる。また1次貫通形CTを利
用することによって1次ターン数はわずか1ターンにな
り、さらなる1次導体と2次巻線間容量の低減が可能と
なるのは明らかである。したがって、本発明にかかわる
電源回路を具備した図1に示す半導体駆動電源回路にお
いては、前述したような巻線間浮遊容量による絶縁電源
相互間の共振現象や半導体多直列時の電圧アンバランス
現象等の不具合を大きく改善することができる。
【0040】また、CT1次2次間の絶縁耐圧について
は、必要な絶縁耐圧が比較的低い場合(2〜3kV程度
)は、CT本体モールド等の絶縁構造により数kV程度
の絶縁耐量が確保できるため、CT1次導体を直接CT
本体に巻くことで十分であるが、さらに1次導体を絶縁
電線にすることで強固にできる。また、CT1次2次間
のさらなる絶縁耐圧が必要な場合には、CT1次導体と
して用いる絶縁電線の被覆を必要に応じて強固にするこ
とによって容易に実現でき、究極的には1次貫通形CT
を用いて、CT1次導体を中心穴に通した絶縁物パイプ
等をCT貫通穴に通す方法などが利用できる。
は、必要な絶縁耐圧が比較的低い場合(2〜3kV程度
)は、CT本体モールド等の絶縁構造により数kV程度
の絶縁耐量が確保できるため、CT1次導体を直接CT
本体に巻くことで十分であるが、さらに1次導体を絶縁
電線にすることで強固にできる。また、CT1次2次間
のさらなる絶縁耐圧が必要な場合には、CT1次導体と
して用いる絶縁電線の被覆を必要に応じて強固にするこ
とによって容易に実現でき、究極的には1次貫通形CT
を用いて、CT1次導体を中心穴に通した絶縁物パイプ
等をCT貫通穴に通す方法などが利用できる。
【0041】このように絶縁手段としてCTを用いた本
発明によれば絶縁部分の構成が簡略となり、特に高いト
ランス巻線間耐圧が必要となる場合、上記のように肉厚
のある絶縁材料が利用でき絶縁距離を容易に確保できる
ため簡単でかつ信頼性の高いものとなる。
発明によれば絶縁部分の構成が簡略となり、特に高いト
ランス巻線間耐圧が必要となる場合、上記のように肉厚
のある絶縁材料が利用でき絶縁距離を容易に確保できる
ため簡単でかつ信頼性の高いものとなる。
【0042】さらに、通常の絶縁トランスでは1次電圧
を高周波化してもトランス小型化の点ではあまり効果が
ないことは前述したが、本方式では前記のように絶縁方
法が簡略であるために、1次電流の高周波化や1次側を
数ターン巻き込む等でCTコアを小型にすることがCT
外形の小型化ひいては絶縁部分の小型化に直結し、これ
は容易に実現できる。
を高周波化してもトランス小型化の点ではあまり効果が
ないことは前述したが、本方式では前記のように絶縁方
法が簡略であるために、1次電流の高周波化や1次側を
数ターン巻き込む等でCTコアを小型にすることがCT
外形の小型化ひいては絶縁部分の小型化に直結し、これ
は容易に実現できる。
【0043】かかる半導体駆動電源回路を具備した、静
電誘導サイリスタを用いた高圧スイッチ回路を図7に示
し、本発明の効果について説明する。
電誘導サイリスタを用いた高圧スイッチ回路を図7に示
し、本発明の効果について説明する。
【0044】図7において、本発明に係わる電源回路1
および該電源回路1より駆動電源を供給される駆動回路
3a〜3jは図1と同じ構成となっており、該駆動回路
3a〜3jにより駆動される半導体素子は静電誘導サイ
リスタ16a〜16jで10直列構成として最大12k
Vをスイッチする。また図7中の交流電流供給回路4は
図4に示す構成、電流電圧変換回路6a〜6jは図6に
示す構成に各々なっている。
および該電源回路1より駆動電源を供給される駆動回路
3a〜3jは図1と同じ構成となっており、該駆動回路
3a〜3jにより駆動される半導体素子は静電誘導サイ
リスタ16a〜16jで10直列構成として最大12k
Vをスイッチする。また図7中の交流電流供給回路4は
図4に示す構成、電流電圧変換回路6a〜6jは図6に
示す構成に各々なっている。
【0045】まず、半導体駆動電源回路を図10に示す
ような商用周波数の絶縁トランスを用いた方式にした場
合、前述したように絶縁トランスの浮遊容量により静電
誘導サイリスタオフ時の電圧バランスが崩れ、印加電圧
最大素子と最小素子との間には2倍以上もの分担電圧差
が発生した。そのため対地容量を補正するコンデンサを
静電誘導サイリスタと並列に1素子づつ異なった値挿入
していた。また静電誘導サイリスタはスイッチ速度が速
く、12kVの電圧は500nsの間に降下して、これ
を5kHzで繰り返す動作になるため、最高位の駆動回
路に電源を供給する絶縁トランスの1次2次巻線間はほ
ぼこの電圧変動にさらされる。このためトランス外形は
100VAという容量にもかかわらず大型で、電圧調整
器までの配線もこれに見合うものとしたため繁雑となり
、結果的に装置全体が大型となった。
ような商用周波数の絶縁トランスを用いた方式にした場
合、前述したように絶縁トランスの浮遊容量により静電
誘導サイリスタオフ時の電圧バランスが崩れ、印加電圧
最大素子と最小素子との間には2倍以上もの分担電圧差
が発生した。そのため対地容量を補正するコンデンサを
静電誘導サイリスタと並列に1素子づつ異なった値挿入
していた。また静電誘導サイリスタはスイッチ速度が速
く、12kVの電圧は500nsの間に降下して、これ
を5kHzで繰り返す動作になるため、最高位の駆動回
路に電源を供給する絶縁トランスの1次2次巻線間はほ
ぼこの電圧変動にさらされる。このためトランス外形は
100VAという容量にもかかわらず大型で、電圧調整
器までの配線もこれに見合うものとしたため繁雑となり
、結果的に装置全体が大型となった。
【0046】これに対し図7に示すように、半導体駆動
電源回路に本発明による電源回路を1次貫通形CTを用
いて適用したところ、対地容量を補正するコンデンサを
取り去った状態で、最大素子印加電圧と最小素子印加電
圧とは1.2倍程度の差に収まり、調整用コンデンサ付
加せずに12kVの定格スイッチ動作が可能であること
が確認できた。また、CT本体貫通に肉厚10mm程度
のテフロンパイプを挿入し、そのテフロンパイプ穴にC
T1次導体を通す方法で絶縁したが、前述した電位変動
になる最高位の素子に接続されたCTのおいてもコロナ
放電等は発生せず、長時間の運転においても十分な絶縁
耐量を保つことも分かった。そして、特にCTを用いた
絶縁部分の小型化の効果により、装置構成が簡略化され
全体的に小型化することが可能となった。
電源回路に本発明による電源回路を1次貫通形CTを用
いて適用したところ、対地容量を補正するコンデンサを
取り去った状態で、最大素子印加電圧と最小素子印加電
圧とは1.2倍程度の差に収まり、調整用コンデンサ付
加せずに12kVの定格スイッチ動作が可能であること
が確認できた。また、CT本体貫通に肉厚10mm程度
のテフロンパイプを挿入し、そのテフロンパイプ穴にC
T1次導体を通す方法で絶縁したが、前述した電位変動
になる最高位の素子に接続されたCTのおいてもコロナ
放電等は発生せず、長時間の運転においても十分な絶縁
耐量を保つことも分かった。そして、特にCTを用いた
絶縁部分の小型化の効果により、装置構成が簡略化され
全体的に小型化することが可能となった。
【0047】以上、本発明にかかわる電源回路の応用と
して半導体駆動用の電源回路を示し説明してきたが、こ
の例にかかわらず本発明による電源回路は、その絶縁構
造の簡易性から高電位点に電圧源を供給する際や、絶縁
アンプ等の電源で浮遊容量低減の要求がある場合等、広
く応用できることは当然である。
して半導体駆動用の電源回路を示し説明してきたが、こ
の例にかかわらず本発明による電源回路は、その絶縁構
造の簡易性から高電位点に電圧源を供給する際や、絶縁
アンプ等の電源で浮遊容量低減の要求がある場合等、広
く応用できることは当然である。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば従来の絶縁
トランス方式に比べ大幅に浮遊容量を低減でき、またC
Tを用い高圧部との絶縁が容易となることから回路構成
の簡略化、および回路装置の小型化も可能となる。本発
明による電源回路を半導体駆動電源供給回路に応用した
場合には、今までの方式では避けられなかった浮遊容量
による絶縁電源相互間の不正発振等を予防し、半導体を
多数直列にした回路においては、対地との浮遊容量によ
り発生する分担電圧のアンバランスを大きく改善するこ
とができる。
トランス方式に比べ大幅に浮遊容量を低減でき、またC
Tを用い高圧部との絶縁が容易となることから回路構成
の簡略化、および回路装置の小型化も可能となる。本発
明による電源回路を半導体駆動電源供給回路に応用した
場合には、今までの方式では避けられなかった浮遊容量
による絶縁電源相互間の不正発振等を予防し、半導体を
多数直列にした回路においては、対地との浮遊容量によ
り発生する分担電圧のアンバランスを大きく改善するこ
とができる。
【図1】図1は本発明に係わる半導体駆動電源供給回路
の電気回路図である。
の電気回路図である。
【図2】図2は本発明に係わる半導体駆動電源供給回路
に用いられる交流電流供給装置の回路例を示す図である
。
に用いられる交流電流供給装置の回路例を示す図である
。
【図3】図3は本発明に係わる半導体駆動電源供給回路
に用いられる交流電流供給装置の回路例を示す図である
。
に用いられる交流電流供給装置の回路例を示す図である
。
【図4】図4は本発明に係わる半導体駆動電源供給回路
に用いられる交流電流供給装置の回路例を示す図である
。
に用いられる交流電流供給装置の回路例を示す図である
。
【図5】図5は本発明に係わる半導体駆動電源供給回路
に用いられる電流電圧変換回路の回路例の図である。
に用いられる電流電圧変換回路の回路例の図である。
【図6】図6は本発明に係わる半導体駆動電源供給回路
に用いられる電流電圧変換回路の回路例の図である。
に用いられる電流電圧変換回路の回路例の図である。
【図7】図7は本発明に係わる半導体駆動電源供給回路
を利用した高圧スイッチ回路の1例の図である。
を利用した高圧スイッチ回路の1例の図である。
【図8】図8は電位変動を説明するための回路図である
。
。
【図9】図9は半導体の多直列で構成された回路の一例
の図である。
の図である。
【図10】図10は従来方式による半導体駆動電源供給
回路の電気回路例の図である。
回路の電気回路例の図である。
【図11】図11は従来方式による半導体駆動電源供給
回路の電気回路例の図である。
回路の電気回路例の図である。
【図12】図12はトランスの巻線容量の説明図である
。
。
【図13】図13はトランスの巻線容量の説明図である
。
。
【図14】図14は半導体素子多直列時の等価回路図で
ある。
ある。
1 半導体駆動電源供給回路
2a〜2f 半導体素子
3a〜3j 駆動回路
4 交流電源供給回路
5a〜5j 電流トランス
6a〜6j 電流電圧変換回路
7a〜7c リアクトル
8a〜8c コンデンサ
9 交流電圧源
10 チョッパ回路
11 単相インバータ回路
12a〜12f ダイオード
13 整流回路
14 インピーダンス要素
15 ツェナーダイオード
16a〜16j 静電誘導サイリスタ17 直流電
源 18 電源回路 19 負荷 20a〜20j GTOサイリスタ 21 絶縁トランス 22a,22b 電圧調整器 23 直流交流変換器 24 商用周波数交流電源 C1〜C2 接合容量 Cz、Cp、Cs 浮遊容量
源 18 電源回路 19 負荷 20a〜20j GTOサイリスタ 21 絶縁トランス 22a,22b 電圧調整器 23 直流交流変換器 24 商用周波数交流電源 C1〜C2 接合容量 Cz、Cp、Cs 浮遊容量
Claims (1)
- 【請求項1】 略一定の電流を出力する交流電流供給
回路と、該交流電流供給回路の出力に接続された絶縁用
の電流トランスと、該電流トランスの2次側に接続され
た前記電流トランス2次電流を電圧源に変換する電流電
圧変換器とからなることを特徴とする電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3163393A JP2878870B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3163393A JP2878870B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 電源回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04364327A true JPH04364327A (ja) | 1992-12-16 |
| JP2878870B2 JP2878870B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=15773038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3163393A Expired - Fee Related JP2878870B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 電源回路 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2878870B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020022293A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 株式会社明電舎 | ゲート駆動回路ユニットおよびパルス電源 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5755015U (ja) * | 1980-09-18 | 1982-03-31 | ||
| JPS6333335U (ja) * | 1986-08-18 | 1988-03-03 | ||
| JPS6392275A (ja) * | 1986-10-04 | 1988-04-22 | Yutaka Denki Seisakusho:Kk | インバ−タの過電流制御回路 |
| JPS63240392A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 室外側空気調和機のブラシレス直流モ−タ制御装置 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP3163393A patent/JP2878870B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| JP2020022293A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 株式会社明電舎 | ゲート駆動回路ユニットおよびパルス電源 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP2878870B2 (ja) | 1999-04-05 |
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