JPH04368223A - 自動車用ウェザーストリップ - Google Patents

自動車用ウェザーストリップ

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JPH04368223A
JPH04368223A JP3143300A JP14330091A JPH04368223A JP H04368223 A JPH04368223 A JP H04368223A JP 3143300 A JP3143300 A JP 3143300A JP 14330091 A JP14330091 A JP 14330091A JP H04368223 A JPH04368223 A JP H04368223A
Authority
JP
Japan
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resin
layer
window glass
thermoplastic elastomer
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP3143300A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Murata
村 田  和 彦
Tokushige Murakami
村 上  徳 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、自動車用ウェザーストリ
ップに関し、さらに詳しくは、熱可塑性エラストマー製
基体層と、滑性樹脂表面層とからなる積層体により構成
される窓ガラス摺動部を備えた自動車用ウェザーストリ
ップに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】一般に自動車の車輌における窓ガ
ラスでは、通風換気のために、あるいは車輌外部との通
話などのために、昇降による開閉操作が必要である。窓
ガラスの昇降開閉操作を容易にしながら、しかも窓ガラ
スと窓ガラス収納部との緊密的(液密的)な密閉操作を
可能とするために、窓ガラスと窓ガラス収納部との間に
ウェザーストリップと呼ばれる案内部材が設けられてい
る。
【0003】ところで、従来の自動車用ウェザーストリ
ップとしては、たとえば硬質塩化ビニル樹脂からなる薄
板と、この薄板表面に設けられた、窓ガラスが摺接する
ように湾曲されている軟質塩化ビニル樹脂摺接部材とか
ら構成され、この摺接部材の窓ガラスに接触し得る部分
に接着剤を塗布して、ナイロン短繊維をいわゆる静電植
毛した自動車用ウェザーストリップが挙げられる。
【0004】しかしながら、上記静電植毛は工程数が多
いため手間がかかり、しかも、コストが嵩むという欠点
がある。また、上記のような自動車用ウェザーストリッ
プでは、接着剤を用いて静電植毛するため、耐久性にも
問題があり、経時および屋外曝露等により摺接部材から
ナイロン短繊維が剥離しやすいという欠点もある。
【0005】そこで、本発明者らは、自動車用ウェザー
ストリップの上記のような問題を解決すべく鋭意研究し
、ウェザーストリップの少なくとも窓ガラス摺動部を構
成する材料として変性ポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマーを選択し、その変性ポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー層上に、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂、または熱可塑性ポリエステル樹脂などからな
る滑性樹脂層を熱融着させて積層し、滑性樹脂層表面に
起毛加飾を施せば、製造作業が容易であり、しかも、耐
久性、閉鎖時における窓ガラスとの緊密接触性、および
昇降操作時における窓ガラスとの軽快摺動性に優れた自
動車用ウェザーストリップを得ることができることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、経済性に優れ
るとともに、耐久性、閉鎖時における窓ガラスとの緊密
接触性、および昇降操作時における窓ガラスとの軽快摺
動性に優れた自動車用ウェザーストリップを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る自動車用ウェザーストリッ
プは、ポリオレフィン系樹脂からなる薄板状の芯材と、
該芯材表面に設けられた摺接部材とから構成される自動
車用ウェザーストリップであって、該摺接部材の少なく
とも窓ガラスに接触し得る部分が、変性ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマー層に積層された、表面に起毛を
有する滑性樹脂層からなることを特徴としている。
【0008】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る自動車用ウェ
ザーストリップの一例を概略図に基づいて具体的に説明
する。
【0009】本発明の自動車用ウェザーストリップの一
例の断面構造を示す図1において、この自動車用ウェザ
ーストリップ1は、横断面において薄板状の芯材2と、
この芯材2表面に設けられた、窓ガラスが摺接するよう
に湾曲されている摺接部材3とから構成されている。本
発明においては、摺接部材3の形態は、上記のような湾
曲状の形態だけでなく、直線的な形態であってもよい。
【0010】そして、この摺接部材3の少なくとも窓ガ
ラスに接触し得る部分は、基体層である変性ポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー層4に積層された、表面に
起毛6を有する滑性樹脂層5からなる。
【0011】本発明においては、三層共押出成形法にて
芯材2、変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層
4および滑性樹脂層5を一体成形した後、この滑性樹脂
層5表面に起毛加飾処理が施されている。
【0012】図2において、自動車のドア7には昇降動
により開閉可能な窓ガラス8が設けられている。また窓
ガラス8収納部の上端部9には図示はされていないが、
図1に示すような自動車用ウェザーストリップ1(通称
:水切り、ベルトラインモール、アウターモール、イン
ナーモールなど)が、ドア7の車内及び車外に固定され
ており、それらの隙間を窓ガラス8が昇降する。
【0013】本発明によれば、自動車用ウェザーストリ
ップ1を構成する摺接部材3の内、少なくとも窓ガラス
8と接触する部分に、変性ポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー層4と、この変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー層4の表面に熱融着されたポリアミド樹脂
、熱可塑性ポリウレタン樹脂または熱可塑性ポリエステ
ル樹脂からなる、表面に起毛6を有する滑性樹脂層5と
を設ける。
【0014】すなわち、本発明で用いられる変性ポリオ
レフィン系熱可塑性エラストマーは、任意の形状および
寸法に熱成形することが可能であるとともに、自動車用
ウェザーストリップの窓ガラス摺動部に要求される弾性
、柔軟性、可圧縮性などの特性に優れており、しかも、
耐久性、耐候性、耐水性などの性質にも優れている。こ
の変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、無水
マレイン酸等の極性基含有モノマーのグラフト化により
変性されている。変性ポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマーは、表面材層となるポリアミド樹脂、熱可塑性ポ
リウレタン樹脂または熱可塑性ポリエステル樹脂からな
る滑性樹脂層5に対し、強い接着性を示し、この滑性樹
脂層5との熱融着により、接着直後および経時の層間接
着強度、さらには、耐候試験後の層間接着強度に優れた
積層構造を形成させることができる。
【0015】上記起毛の加飾方法としては、(a)エメ
リーペーパーによるバフ掛けをして滑性樹脂層表面を起
毛加飾する方法、(b)針布ロール通しをして滑性樹脂
層表面を起毛加飾する方法、(c)ベルトサンダーもし
くはドラムサンダーなどによるサンディングをして滑性
樹脂層表面を起毛加飾する方法、(d)特開昭62−2
75,732号公報に記載されている熱微小体を衝突さ
せて滑性樹脂層表面を起毛加飾する方法など、従来公知
の起毛加飾方法が用いられる。
【0016】本発明によれば、上述した構成を採用する
ことにより、静電植毛処理で必要な接着剤の塗布工程お
よび接着剤の硬化ないし焼付工程がすべて省略され、少
ない工程数と少ない手間とで自動車用ウェザーストリッ
プを能率よく製造することができる。
【0017】また、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂または熱可塑性ポリエステル樹脂からなる、表
面に起毛加飾が施した滑性樹脂層を表面材層として設け
ることにより、窓ガラスとの摩擦係数を低減させること
ができ、窓ガラスの閉鎖時には窓ガラスとの緊密(液密
)な接触が可能となるとともに、窓ガラスの昇降時には
その摺動抵抗を低減させて、円滑軽快な開閉操作が可能
となる。
【0018】ポリオレフィン系樹脂 本発明で芯材を構成するポリオレフィン系樹脂は、摺接
部材を構成する変性ポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マーと溶融融着する樹脂であれば、特に制限はされない
。本発明においては、ポリプロピレン、フィラー入りポ
リプロピレン、ガラス繊維強化ポリプロピレン、高結晶
ポリプロピレンなどが好ましく用いられる。
【0019】なお、上記三層共押出成形する際に、必要
に応じて芯金を入れて芯材を形成してもよい。 変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー本発明にお
いて摺接部材の一部を構成する変性ポリオレフィン系熱
可塑性エラストマーとしては、以下のような熱可塑性エ
ラストマーが好ましく用いられる。(i)ペルオキシド
架橋型オレフィン系共重合体ゴム95〜10重量部と、
(ii)オレフィン系プラスチック5〜90重量部[成
分(i)および(ii)の合計量は、100重量部とす
る]と、(iii)α,β− 不飽和カルボン酸もしく
はその誘導体、または不飽和エポキシ単量体のような極
性基含有モノマー0.01〜10重量部とを含有するブ
レンド物が、有機ペルオキシドの存在下に動的に熱処理
されて、部分的に架橋されいる変性ポリオレフィン系熱
可塑性エラストマーである。
【0020】本発明で用いられるペルオキシド架橋型オ
レフィン系共重合体ゴム(i)は、たとえばエチレン・
プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム、エチレン・ブ
タジエン共重合体ゴムのように、オレフィンを主成分と
する無定形の弾性共重合体であって、有機ペルオキシド
と混合して加熱下に混練することにより、架橋して流動
性が低下するか、あるいは流動しなくなるようなゴムを
いう。
【0021】上記の非共役ジエンとしては、具体的には
、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、ジシ
クロオクタジエン、メチレン−ノルボルネン、エチリデ
ン−ノルボルネンなどが挙げられる。
【0022】本発明では、上記のようなペルオキシド架
橋型オレフィン系共重合体ゴムの内でも、エチレン成分
単位とプロピレン成分単位とのモル比(エチレン成分単
位/プロピレン成分単位)が、50/50〜90/10
、特に55/45〜85/15の範囲内にある、エチレ
ン・プロピレン共重合体ゴムおよびエチレン・プロピレ
ン・非共役ジエン共重合体ゴムが、好適に用いられる。 中でも、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体
ゴム、特にエチレン・プロピレン・エチリデンノルボル
ネン共重合体ゴムは、耐熱性、引張強度特性および反発
弾性に優れた熱可塑性エラストマーを提供し得る点で好
ましい。
【0023】またペルオキシド架橋型オレフィン系共重
合体ゴムは、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が、
10〜250、特に40〜150の範囲内にあることが
好ましい。ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が1
0未満のペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム
を用いると、得られる熱可塑性エラストマー組成物は、
引張強度特性が低下する傾向がある。一方、ムーニー粘
度ML1+4 (100℃)が250を超えるペルオキ
シド架橋型オレフィン系共重合体ゴムを用いると、得ら
れる熱可塑性エラストマー組成物は、流動性が低下する
傾向がある。
【0024】さらに、ペルオキシド架橋型オレフィン系
共重合体ゴムは、ヨウ素価が25以下であることが好ま
しい。ヨウ素価が上記のような範囲内にあるペルオキシ
ド架橋型オレフィン系共重合体ゴムを用いると、流動性
とゴム的性質とのバランスのとれた熱可塑性エラストマ
ーが得られる。
【0025】本発明においては、ペルオキシド架橋型オ
レフィン系共重合体ゴム(i)は、95〜10重量部、
好ましくは95〜60重量部の割合で用いられる。ただ
し、ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム(i
)およびオレフィン系プラスチック(ii)の合計量は
100重量部とする。
【0026】ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体
ゴム(i)を上記のような割合で用いると、得られるグ
ラフト変性ポリオレフィン系エラストマーは、成形性に
優れ、しかも、ゴム弾性などのゴム的特性に優れている
【0027】本発明で用いられるオレフィン系プラスチ
ック(ii)は、高圧法または低圧法のいずれかによる
1種以上のモノオレフィンを重合して得られる結晶性の
高分子量固体生成物からなる。このような樹脂の例とし
ては、アイソタクチックまたはシンジオタクチックのモ
ノオレフィン重合体樹脂が挙げられる。これらの代表的
な樹脂は、商業的に入手できる。
【0028】適当な原料オレフィンの具体的な例として
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン
、1−ヘキセン、2−メチル−1− プロペン、3−メ
チル−1− ペンテン、4−メチル−1− ペンテン、
5−メチル−1− ヘキセン、1−オクテン、1−デセ
ンおよびこれらの2種以上の混合系オレフィンが挙げら
れる。本発明においては、これらの単独重合でも、共重
合でも、樹脂状物が得られれば、いずれの重合様式を採
用してもよい。
【0029】本発明において、中でも好ましいオレフィ
ン系プラスチックは、ペルオキシド分解型オレフィン系
プラスチックである。本発明において、ペルオキシド分
解型オレフィン系プラスチックとは、ペルオキシドと混
合し、加熱下で混練することにより熱分解して分子量を
減じ、樹脂の流動性が増加するオレフィン系のプラスチ
ックをいい、たとえば、アイソタクチックポリプロピレ
ン;プロピレンと他の少量のα− オレフィンとの共重
合体、たとえばプロピレン− エチレン共重合体、プロ
ピレン−1− ブテン共重合体、プロピレン−1− ヘ
キセン共重合体、プロピレン−4− メチル−1− ペ
ンテン共重合体などが挙げられる。
【0030】本発明で用いられるオレフィン系プラスチ
ックは、メルトインデックス(ASTM−D−1238
−65T、230℃)が0.1〜50、特に5〜20の
範囲内にあることが好ましい。
【0031】本発明においては、オレフィン系プラスチ
ックは、エラストマー組成物の流動性の向上、および耐
熱性の向上に寄与する。本発明においては、オレフィン
系プラスチック(ii)は、5〜90重量部、好ましく
は5〜40重量部の割合で用いられる。ただし、ペルオ
キシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム(i)およびオ
レフィン系プラスチック(ii)の合計量は100重量
部とする。
【0032】オレフィン系プラスチック(ii)を上記
のような割合で用いると、得られるグラフト変性ポリオ
レフィン系エラストマーは、ゴム弾性などのゴム的特性
に優れ、しかも、流動性に優れるため、その結果として
成形性に優れている。
【0033】本発明において、ポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーをグラフト変性するために用いられる変
性剤(iii)としては、α,β−不飽和脂肪酸もしく
はその誘導体、不飽和エポキシ単量体等のモノマーが挙
げられる。
【0034】α,β−不飽和脂肪酸もしくはその誘導体
の具体的な例としては、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン
酸;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ノルボルネ
ンカルボン酸、無水テトラヒドロフタル酸等の酸無水物
;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、ヒドロキシエトキシメタクリレート等のヒドロ
キシアルキルエステルまたはヒドロキシアルコキシアル
キルエステルなどが挙げられる。本発明では、無水マレ
イン酸、ヒドロキシエチルアクリレートが好ましく用い
られる。
【0035】また、不飽和エポキシ単量体の具体的な例
としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、グリシジルイタコネート、グリシジルクロト
ネート等のグリシジルエステルが挙げられる。本発明で
は、グリシジルメタクリレートが好ましく用いられる。
【0036】上記有機ペルオキシドとしては、具体的に
は、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペル
オキシド、2,5−ジメチル−2,5− ジ−(ter
t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5− ジ−(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシ
ン−3、1,3−ビス(tert− ブチルペルオキシ
イソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(tert− 
ブチルペルオキシ)−3,3,5− トリメチルシクロ
ヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(tert− ブ
チルペルオキシ)バレレート、ベンゾイルペルオキシド
、p−クロロベンゾイルペルオキシド、2,4−ジクロ
ロベンゾイルペルオキシド、tert− ブチルペルオ
キシベンゾエート、tert− ブチルペルベンゾエー
ト、tert− ブチルペルオキシイソプロピルカーボ
ネート、ジアセチルペルオキシド、ラウロイルペルオキ
シド、tert− ブチルクミルペルオキシドなどが挙
げられる。
【0037】これらの内では、臭気性、スコーチ安定性
の点で、2,5−ジメチル−2,5− ジ−(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2
,5− ジ−(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン
−3、1,3−ビス(tert− ブチルペルオキシイ
ソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(tert− ブ
チルペルオキシ)−3,3,5− トリメチルシクロヘ
キサン、n−ブチル−4,4− ビス(tert− ブ
チルペルオキシ)バレレートが好ましく、なかでも、1
,3−ビス(tert− ブチルペルオキシイソプロピ
ル)ベンゼンが最も好ましい。
【0038】本発明においては、有機ペルオキシドは、
0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%の割
合で用いられる。ただし、ペルオキシド架橋型オレフィ
ン系共重合体ゴム(i)、オレフィン系プラスチック(
ii)およびα,β−不飽和カルボン酸もしくはその誘
導体、または不飽和エポキシ単量体(c)の合計量は1
00重量%とする。
【0039】本発明においては、上記有機ペルオキシド
による部分架橋処理に際し、硫黄、p−キノンジオキシ
ム、p,p’− ジベンゾイルキノンジオキシム、N−
メチル−N−4− ジニトロソアニリン、ニトロソベン
ゼン、ジフェニルグアニジン、トリメチロールプロパン
−N,N’−m−フェニレンジマレイミドのようなペル
オキシ架橋用助剤、あるいはジビニルベンゼン、トリア
リルシアヌレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、アリルメタクリレートのよう
な多官能性メタクリレートモノマー、ビニルブチラート
、ビニルステアレートのような多官能性ビニルモノマー
を配合することができる。
【0040】上記のような化合物を用いることにより、
均一かつ緩和な架橋反応が期待できる。特に、本発明に
おいては、ジビニルベンゼンが最も好ましい。ジビニル
ベンゼンは、取扱い易く、上記の被架橋処理物の主成分
であるペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴムお
よびオレフィン系プラスチックとの相溶性が良好であり
、かつ、有機ペルオキシドを可溶化する作用を有し、有
機ペルオキシドの分散剤として働くため、熱処理による
架橋効果が均質で、流動性と物性とのバランスのとれた
熱可塑性エラストマーが得られる。本発明においては、
上記のような架橋助剤もしくは多官能性ビニルモノマー
は、上記の被架橋処理物全体に対して、0.1〜2重量
%、特に0.3〜1重量%の割合で用いるのが好ましい
。架橋助剤もしくは多官能性ビニルモノマーの配合割合
が2重量%を超えると、有機ペルオキシドの配合量が多
い場合には、架橋反応が速く進行し過ぎるため、得られ
る変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、流動
性に劣り、一方、有機ペルオキシドの配合量が少ない場
合には、架橋助剤および多官能性ビニルモノマーが、変
性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー中に未反応の
モノマーとして残存し、変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマーは、加工成形の際に熱履歴による物性の変
化が生じたりする。したがって、架橋助剤および多官能
性ビニルモノマーは、過剰に配合すべきではない。
【0041】上記の「動的に熱処理する」とは、上記の
ような各成分を融解状態で混練することをいう。混練装
置としては、従来公知の混練装置、たとえば開放型のミ
キシングロール、非開放型のバンバリーミキサー、押出
機、ニーダー、連続ミキサーなどが用いられる。これら
の内では、非開放型の混練装置が好ましく、混練は、窒
素ガス、炭酸ガスなどの不活性ガスの雰囲気下で行なう
ことが好ましい。
【0042】また、混練は、使用する有機ペルオキシド
の半減期が1分未満となる温度で行なうのが望ましい。 混練温度は、通常150〜280℃、好ましくは、17
0〜240℃であり、混練時間は、1〜20分間、好ま
しくは3〜10分間である。また、加えられる剪断力は
、剪断力で通常、10〜104 sec−1、好ましく
は102〜103sec−1の範囲内で決定される。
【0043】本発明で用いられる変性ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーは、部分的に架橋されているが、
この「部分的に架橋された」とは、下記の方法で測定し
たゲル含量が20〜98%の範囲内にある場合をいい、
本発明においては、ゲル含量が45〜98%の範囲内に
あることが好ましい。
【0044】[ゲル含量の測定法] 試料として変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
のペレットを約100mg精秤し、密閉容器中にてこの
ペレットに対して充分な量である30mlのシクロヘキ
サンに、23℃で48時間浸漬する。
【0045】次に、この試料を濾紙上に取り出し、室温
にて72時間以上恒量になるまで乾燥する。ゲル含量は
、次式で表わされる。 ゲル含量[%]=(シクロヘキサン浸漬後の乾燥重量)
÷(シクロヘキサン浸漬前の重量)×100本発明で用
いられる変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは
、流動性に優れている。
【0046】また、摺接部材の基体層としての変性ポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマー層は、耐熱性、引張
特性、柔軟性および反撥弾性等のゴム的性質に優れてお
り、耐久性の点でも、滑性樹脂層5との接合強度の点で
も十分に実用に耐える。
【0047】滑性樹脂 上記滑性樹脂層5を構成する滑性樹脂としては、ポリア
ミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂および熱可塑性ポ
リエステル樹脂が挙げられる。
【0048】上記ポリアミド樹脂としては、具体的には
、6−ナイロン、6,6−ナイロンなどの各種ナイロン
が挙げられる。また、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂と
しては、耐水性、耐油性および耐傷付性に優れた樹脂が
好ましい。熱可塑性であって、上記の特性に優れたポリ
ウレタン樹脂であれば、本発明の滑性樹脂層5を構成す
る滑性樹脂として使用可能である。
【0049】上記熱可塑性ポリエステル樹脂としては、
具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン
イソフタレート(PEI)などが挙げられる。
【0050】また、この滑性樹脂層5の厚さは、通常1
0〜200μmとなるように積層する。また、本発明に
おいては、必要に応じて、滑性樹脂層5の厚さをさらに
厚くすることもできるし、また薄くすることもできる。
【0051】なお、摺接部材3が窓ガラス8と接触する
部位は、窓ガラス8の上昇時と下降時とでは一般に異な
るから、滑性樹脂による被覆および必要に応じて施され
る起毛の形成は、摺接部材3の比較的広い範囲に施して
おくことが好ましい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤の塗布工程およ
び接着剤の硬化ないし焼付工程をすべて省略することが
でき、その結果、工程数が少なくて済み、また、作業時
間を短縮することができるため、経済性に優れた自動車
用ウェザーストリップを製造することができるとともに
、耐久性、閉鎖時における窓ガラスとの緊密接触性、お
よび窓ガラスの昇降操作時における軽快摺動性に優れた
自動車用ウェザーストリップを提供することができる。
【0053】以下、本発明を実施例により説明するが、
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0054】
【実施例1】エチレン・プロピレン・5−エチリデン−
2− ノルボルネン共重合体ゴム[エチレン含有量70
モル%、ヨウ素価12、ムーニー粘度ML1+4(10
0℃ )120]75重量部と、ポリプロピレン[MF
R13g/10分(ASTM  D  1238−65
T、230℃)、密度0.91g/cm3 ]25重量
部とを、バンバリーミキサーを用いて窒素雰囲気中、1
80℃で5分間混練した後、この混練物をロールに通し
てシート状とし、シートカッターで裁断して角ペレット
を製造した。
【0055】この角ペレットに、無水マレイン酸0.5
重量部と、ジビニルベンゼン0.5重量部と、1,3−
ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン0
.3重量部を添加してヘンシェルミキサーで攪拌混合し
た。
【0056】次いで、この混合物を、L/D=30、ス
クリュー径50mmの一軸押出機を用いて窒素雰囲気下
に220℃の温度で押出して、変性ポリオレフィン系熱
可塑性エラストマーのペレットを得た。
【0057】得られた変性ポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーのゲル含量は、上記した方法により求めたと
ころ、97重量%であった。この変性ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーのペレット、ナイロン[ユニチカ
(株)製、商品名6−ナイロン  A1030]および
フィラー入りポリプロピレン[MFR:2g/10分、
密度:1.14g/cm3 、タルク30重量%含有]
を230℃の温度で三層共押出成形してフィラー入りポ
リプロピレン芯材、基体層としての変性ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマー層および表面材層としてのナイ
ロン層を形成した。
【0058】次いで、ナイロン層表面を600メッシュ
のエメリーペーパーを用いて5分間バフがけし、図1に
示すような自動車用ウェザーストリップを得た。得られ
た自動車用ウェザーストリップは、厚み2mm、幅25
mm、長さ700mmの芯材と、厚み2.5mm、幅2
0mm、長さ700mmの変性ポリオレフィン系熱可塑
性エラストマー層と、厚み50μm、幅20mm、長さ
700mmのナイロン層とからなっていた。
【0059】得られた自動車用ウェザーストリップを試
験窓枠に装着し、厚さ3.2mmの窓ガラスを嵌装して
耐久試験(窓ガラス上下繰返し試験)を行なった。その
結果、この自動車用ウェザーストリップは、50,00
0回の窓ガラス上下繰返し試験にも耐え、ウェザースト
リップとしての機能を維持していた。しかしながら、従
来品の自動車用ウェザーストリップ(窓ガラス摺接部に
ナイロン植毛を施した塩化ビニル製ウェザーストリップ
)は、25,000回で窓ガラス接触面においてナイロ
ン短繊維の剥離が生じ、その結果、窓ガラスとの摩擦抵
抗が著しく増大して使用に耐えなくなった。
【0060】
【実施例2】実施例1において、ナイロンの代わりに、
ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、ポ
リウレタンP26SRNAT]を用いた以外は、実施例
1と同様に行なった。得られた自動車用ウェザーストリ
ップは、窓ガラス上下繰返し試験50,000回に耐え
た。
【0061】
【実施例3】実施例1において、ナイロンの代わりに、
25℃オルソクロロフェノール溶液中で測定した極限粘
度[η]が1.0dl/gのポリエチレンテレフタレー
ト樹脂を用いた以外は、実施例1と同様に行なった。得
られた自動車用ウェザーストリップは、窓ガラス上下繰
返し試験50,000回に耐えた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る自動車用ウェザーストリ
ップの断面図である。
【図2】図2は、図1に示す自動車用ウェザーストリッ
プの自動車ドアへの取付け個所を説明する図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・自動車用ウェザーストリップ2 ・・・
・・芯材 3 ・・・・・摺接部材 4 ・・・・・変性ポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マー層5 ・・・・・滑性樹脂層 6 ・・・・・起毛 8 ・・・・・窓ガラス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリオレフィン系樹脂からなる薄板状
    の芯材と、該芯材表面に設けられた摺接部材とから構成
    される自動車用ウェザーストリップであって、該摺接部
    材の少なくとも窓ガラスに接触し得る部分が、変性ポリ
    オレフィン系熱可塑性エラストマー層に積層された、表
    面に起毛を有する滑性樹脂層からなることを特徴とする
    自動車用ウェザーストリップ。
  2. 【請求項2】  前記滑性樹脂層を構成する滑性樹脂が
    、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、または
    熱可塑性ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求
    項1に記載の自動車用ウェザーストリップ。
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