JPH04368416A - 電力系統の絶縁劣化検出方法及び装置 - Google Patents

電力系統の絶縁劣化検出方法及び装置

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JPH04368416A
JPH04368416A JP3144616A JP14461691A JPH04368416A JP H04368416 A JPH04368416 A JP H04368416A JP 3144616 A JP3144616 A JP 3144616A JP 14461691 A JP14461691 A JP 14461691A JP H04368416 A JPH04368416 A JP H04368416A
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叶井 実
Kiyoji Iwashita
岩下 喜代次
Kunio Hirasawa
平沢 邦夫
Hiroshi Haga
博 芳賀
Hisanobu Torii
鳥居 久信
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H1/00Details of emergency protective circuit arrangements
    • H02H1/0007Details of emergency protective circuit arrangements concerning the detecting means
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の絶縁劣化検
出方法及び装置に係り、特に、配電系統における絶縁劣
化発生検出と発生区間の判定を高感度で行うに好適な電
力系統の絶縁劣化検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電力系統には、地絡や短絡などの
故障を検出して送電を停止する保護装置が設けられてい
る。このような保護装置は、例えば、配電系統の場合、
樹枝状構成になっている系統の根元の部分に設けられて
いるため、一旦故障がおこり保護装置が動作すると、広
範囲に亘る停電を招くことになる。このため、故障を未
然に防止すべく定期的な機器交換、巡回点検などが行わ
れているが、配電系統では多くの配電機材が広範囲にわ
たって配置されており、様々な環境に曝されていること
、機材の隠蔽化が進んでいることなどの理由により、十
分な効果を上げるに至っていない。
【0003】実際の配電線で発生する故障の大部分は、
地絡故障であり、この種の故障は何らかの前駆現象を伴
うことが多い。そこで、この前駆現象をとらえて絶縁劣
化の発生や、その発生区間を検出することにより、重点
的に設備更新を行い、故障を未然に防止する技術が提案
されている。
【0004】この従来技術としては、「配線系統の絶縁
劣化区間検出法にかんする基礎検討」(荒山、青柳、他
、平成2年電気学会電力エネルギー部門全国大会)が挙
げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、残留
分やパルス性ノイズにより発生する信号と絶縁劣化によ
り発生する信号との区別が困難であり、絶縁劣化の高感
度検出が難しかった。
【0006】本発明の課題は、これらの残留分やパルス
性ノイズの影響を低減し、電力系統の絶縁劣化の発生及
びその区間を高感度で検出、判定するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、零相電圧
、及びまたは、零相電流の電源周波数の整数倍周波数以
上の高周波成分を除去した信号をトリガとして、上記電
源周波数を除く帯域での零相電圧と零相電流との位相差
スペクトルを用いて、絶縁劣化の発生が検出されること
により達成される。
【0008】上記の課題は、また、電源周波数とその整
数倍周波数との±10Hz、及び0〜10Hzを除き、
かつ、電源周波数の4倍周波数以下の零相電圧と零相電
流との位相差スペクトルに関する平均値を用いて、絶縁
劣化の発生が検出されることにより達成される。
【0009】上記の課題は、また、三相電力系統の絶縁
劣化を検出する装置に、送電線に間隔をおいて装着され
て該送電線に流れる電力の零相電圧及びまたは零相電流
の値を検出する複数のセンサ装置と、該センサ装置夫々
に対応して設けられ対応するセンサ装置が検出した前記
零相電圧及びまたは零相電流の値から電源周波数及びそ
の整数倍周波数を除く帯域での零相電圧と零相電流の発
生レベルの大きさを算出し、該発生レベルの大きさを予
め設定された値と比較してその結果を出力する演算手段
と、該複数の演算手段に接続して設けられ該複数の演算
手段の出力を入力されて絶縁劣化の発生の有無を判定す
る判定手段とを備えることによっても達成される。
【0010】上記の課題は、また、演算手段は、入力さ
れた零相電圧と零相電流の値から零相電圧と零相電流の
位相差スペクトルパタ−ンを算出し、該位相差スペクト
ルパタ−ンから少なくとも電源周波数及びその整数倍周
波数を除く帯域での位相差平均値を算出するとともに該
位相差平均値と隣接する演算手段が算出した位相差平均
値との和差を算出し、該和差に基づいて絶縁劣化発生区
間を判定するものである請求項5に記載の電力系統の絶
縁劣化検出装置によっても達成される。
【0011】上記の課題は、さらに、判定手段が、複数
の演算手段が出力する絶縁劣化発生区間を収集し、収集
した結果を総合的に判断して絶縁劣化発生区間を決定す
るものである請求項6に記載の電力系統の絶縁劣化検出
装置によっても達成される。
【0012】
【作用】配電系統において絶縁劣化を示す兆候は、単発
かつ間欠的な放電現象として現れることが多い。このこ
とについて、碍子の亀裂発生を例にとり説明する。まず
、碍子に亀裂発生しただけでは絶縁上何ら異常が発生し
ないが、亀裂部に塩水などがしみ込むと、絶縁耐力の低
下を招き地絡放電に至り放電々流が流れる。しかし、放
電がある程度持続すると、その部分が温度上昇するため
水分が蒸発してしまい一時的に正常な状態に戻る。この
ような瞬時地絡はその継続時間が短かいことから保護装
置も動作しないため、亀裂の発生はわからないままであ
る。その結果、単発的な放電を再び繰り返しながら、つ
いには永久故障に至ってしまう。この途中では、放電の
継続時間が比較的長く、そのために保護装置が動作する
場合もあり得るが、この場合でも再送電時には水分が蒸
発しており原因探索は困難を極めることになる。
【0013】そこで、瞬時地絡をとらえて絶縁劣化の発
生を検出し、その区間を標定できれば永久故障に至る前
に、計画的に機器を交換することができる。しかし、前
述したように、実際の配電系統では、瞬時地絡信号の他
に、比較的大きい残留分や多くのパルス性ノイズが発生
しており、これらの現象と瞬時地絡信号を区別すること
が困難であった。
【0014】発明者らは、瞬時地絡信号のスペクトルが
、残留分やパルス性ノイズのスペクトルと異なる特徴を
もつことを発見し、該特徴を利用して瞬時地絡を高感度
で検出してその区間を標定することができた。この特徴
は、瞬時地絡のような不連続現象に伴う零相電圧、零相
電流のスペクトルは、電源周波数とその整数倍周波数以
外にも多くの分数調波成分を含み、特に零相電圧のスペ
クトルは低周波数成分ほど大きくなる傾向を示す点にあ
る。一方、残留分は、電源周波数とその整数倍周波数で
のみ発生する。また、パルス性ノイズにより発生する分
数調波成分は零相電流には発生するが、零相電圧ではほ
とんど発生せず、低周波数ほど大きくなるという特徴も
ないことがわかった。
【0015】本発明では、まず、電源周波数とその整数
倍周波数を除いた帯域での零相電圧およびまたは零相電
流の発生レベルにより劣化の発生が検出される。また、
前記帯域での零相電流と零相電圧のスペクトルパターン
が劣化発生地点と検出点の相対位置関係により変化する
ことを利用して劣化発生区間が標定される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、三相の配電系統に本発明に係る絶縁劣
化検出装置が装着された状態を示す。
【0017】図に示す配電系統は、上位の高電圧系統か
ら供給される電力を配電電圧に変圧する変圧器1と、該
変圧器1に接続され図示されていない保護装置の遮断指
令により動作する遮断器2と、該遮断器2に接続された
三相母線3と、該三相母線3に遮断器7,8,9を介し
て接続された複数の送電線である三相フィーダ(ここで
は3フィーダとした)4,5,6を含んで形成されてい
る。この配電系統に装着された絶縁劣化検出装置は、前
記三相フィーダ4,5,6に所定の間隔をおいて装着さ
れたセンサ装置10A〜10C,11A〜11C,12
A〜12Cと、これらセンサ装置にそれぞれ接続され該
センサ装置の出力信号を受信する演算手段である子局1
3A〜13C,14A〜14C,15A〜15Cと、同
一フィーダ上の隣接する子局を相互に接続する通信線1
6,17,18と、前記各フィーダの遮断器7,8,9
に最も接近して配置された子局13A,14A,15A
に接続して配置された判定手段である親局19とを含ん
で構成されている。
【0018】次に、センサ装置及び子局の機能と構成を
、前記センサ装置10A及び子局13Aを例に取って、
図2及び図3を参照して説明する。センサ装置10A〜
10C,11A〜11C,12A〜12Cは全て同一構
成であり、子局13A〜13C,14A〜14C,15
A〜15Cも全て同一構成である。
【0019】図2は、センサ装置10Aと子局13Aの
機能を示すブロック図である。零相電圧検出ブロック2
0で検出点における送電線4の零相電圧が検出され、零
相電流検出ブロック21で該検出点における零相電流が
検出される。検出された零相電圧から電源周波数成分及
びその整数倍周波数成分が、不要周波数成分として不要
周波数成分除去ブロック23Aで除去される。同様に、
零相電流検出ブロック21で検出された零相電流からも
、不要周波数成分除去ブロック23Bで電源周波数成分
及びその整数倍周波数成分が除去される。前記不要周波
数成分が除去された零相電圧及び零相電流(すなわち分
数調波成分及び非整数倍高調波成分)は、位相差スペク
トル変換ブロック30で位相差スペクトルに変換される
。次に、位相差比較ブロック31で、変換して得られた
当該検出点における前記位相差スペクトルと他の検出点
での零相電圧,零相電流に基づいて同様に変換された位
相差スペクトルとが比較される。この比較結果に基づい
て劣化判定ブロック32で劣化の判定が行われる。
【0020】センサ装置10Aは、三相フィーダ4に接
続された零相電圧センサ20と、同じく三相フィーダ4
に結合された零相電流センサ21とを含んで構成されて
いる。子局13Aは、前記零相電圧センサ20の出力v
0(t)と零相電流センサ21の出力i0(t)を入力
とするアンプ22と、該アンプ22の出力側にそれぞれ
接続された2チャンネルのフィルタ23及びAD変換器
24と、該AD変換器24の出力側に接続されたメモリ
25と、前記フィルタ23の出力側に接続された比較回
路26と、該比較回路26の出力側に接続され、その出
力側が前記メモリ25に接続されたアンド回路27と、
前記メモリ25の出力側に接続された処理装置28と、
該処理装置28の出力側に接続された通信端末29とを
含んで構成されている。通信端末29は、親局19と同
一フィーダ上の隣接子局13Bに通信線16を介して接
続されている。
【0021】上記構成のセンサ装置及び子局は、次のよ
うに動作する。零相電圧センサ20の出力v0(t)及
び零相電流センサ21の出力i0(t)は、アンプ22
に入力されて信号処理に適当な電圧信号に変換され出力
される。アンプ22の出力信号は、2チャンネルのフィ
ルタ23とAD変換器24にそれぞれ入力される。AD
変換器24に入力されたv0(t),i0(t)のアナ
ログ信号はディジタル信号v0(t)d,i0(t)d
に変換され、その出力はメモリ25に書き込まれる。
【0022】一方、フィルタ23に入力された信号v0
(t),i0(t)は該フィルタ23により、それぞれ
電源周波数の整数倍周波数成分(好ましくは2倍の周波
数)以上の高周波成分が除去された後v0′(t),i
0′(t)として比較回路26に入力される。比較回路
26では入力されたv0′(t),i0′(t)がそれ
ぞれあらかじめ設定された閾値と比較され、v0′(t
),i0′(t)が、閾値を越えていれば信号がアンド
回路27に出力される。ここでv0′(t),i0′(
t)の双方共に閾値を越えていればアンド回路27への
入力が双方共にオンとなり、アンド回路27からメモリ
25へ信号が出力され、メモリ25の内容がホールドさ
れる。ホールドされたメモリの内容は、処理装置28に
転送され、後に述べるアルゴリズムに従って処理された
後、処理結果が通信端末29を介して、通信線16によ
り、他の子局あるいは親局19に伝送される。
【0023】上述の子局の動作を、図4を参照してアル
ゴリズムを含めて詳述する。図4においてS1(ステッ
プ1)〜S3(ステップ3)の動作は零相電圧v0(t
)、零相電流i0(t)がメモリ25にホールドされる
経過を示し、S4以降の動作が処理装置28における処
理内容である。
【0024】まず、S1では零相電圧、零相電流のディ
ジタル信号v0(t)d,i0(t)dがメモリ25へ
書き込まれる。S2では既に述べたように、メモリ25
のメモリ内容をホールドするかどうかの判断がなされ、
ホールドの必要がなければS1に戻って新しいデータが
メモリ25に重ね書きされる。S2でフィルタ23の出
力v0′(t),i0′(t)が共に閾値を越えている
場合には、劣化発生の可能性が強いと判定され、S3に
示されるように、閾値を越えた時間を中心とする前後の
v0(t)d,i0(t)dデータのメモリ内容がホー
ルドされる。本実施例では、閾値として、健全時のv0
′(t),i0′(t)の3倍の値が設定された。
【0025】ここでは、v0(t),i0(t)データ
が共に閾値を越えている場合にメモリ25の内容がホー
ルドされるが、どちらか、一方のデータが閾値を越えた
場合に劣化発生の可能性大と判定してもよく、更に、v
0(t),i0(t)のうちの一方のデータのみで判定
するようにしてもよい。
【0026】S4では、メモリ25の内容が処理装置2
8に転送された後、v0(t)d,i0(t)dに対し
てフーリエ分析が行われ、その結果がV0(f),I0
(f)に格納される。ここで、V0(f),I0(f)
は絶対値と位相からなる複素量である。S5では、V0
(f),I0(f)の位相を用いて、それらの位相差θ
1が各周波数毎に計算される。
【0027】図5から〜図7は実際に配電機器を劣化さ
せ、S5までの処理で得られた結果の一例を示す。電源
周波数は50Hzである。図5は、零相電圧|V0(f
)|の値を、周波数Hzの関数としてdBで表し、図6
は、零相電流|I0(f)|の値を、同じく周波数Hz
の関数としてdBで表している。図5、図6において、
50Hzとその整数倍、特に奇数倍の周波数で発生して
いるピークは、健全時にもほぼ同じレベルで発生してお
り、いわゆる残留分が支配的な|V0(f)|,|I0
(f)|である。図5、図6の場合、前述の残留分にま
じって多くの分数調波成分すなわち、電源周波数以下及
び電源周波数とその整数倍周波数成分間に多くの周波数
成分が発生しており、さらに零相電圧のスペクトルが低
い周波数成分ほど大きくなる傾向を示している。既に述
べたように、これらの特徴は間欠的な瞬時地絡信号に見
られる共通なものであり、本発明は、この特徴に着目し
てなされたものである。
【0028】図7は、V0(f)とI0(f)の位相差
θ1を示す。図に示されるように、位相差θ1のスペク
トルパターンは、数百Hz以下の帯域で90度付近に分
布する傾向を示す。このパターンは劣化点とセンサー位
置によりさまざまに変化するものであり、S6以降の手
順では、このようなパターンの特徴を使用して劣化発生
区間が判定される。
【0029】S6では、電源周波数とその整数倍周波数
の±10Hz及び0〜10Hzを除く電源周波数の4倍
周波数(電源周波数が50Hzのときには200Hz)
以下の位相差スペクトルθ1の総和を求め、その平均値
《θ1》が算出される。ここで、平均値を使用する理由
は、位相差を算出するためのデータにノイズが含まれて
いる場合でも、ノイズによる位相差は零度付近に分布す
るため、その平均値は零に近くなりノイズの影響を低減
できるためである。また、周波数帯域として、0〜10
Hz及び電源周波数やその整数倍周波数の±10Hzを
除く理由は、それぞれ位相測定精度が、残留分によって
支配される帯域であるためである。さらに、200Hz
以下の帯域に限って平均をとる理由は、この帯域に零相
電圧が主に分布し、この帯域以上ではSN比が悪化する
ためである。
【0030】S7では、自局の電源側(上流側)に子局
があれば、自局の位相差平均値《θ1》を電源側の隣接
子局に伝送する。また、負荷側(下流側)の隣接子局か
ら同様な計算により得られた位相差平均値《θ2》を受
信し処理装置28に取り込む。ここで、もっとも電源側
に位置する子局の場合には、負荷側の隣接子局のデータ
《θ2》を受信するだけで、自局の算出した《θ1》を
親局に送信することはしない。  S8では、処理装置
28に取込まれた位相差平均値《θ1》,《θ2》を用
いて劣化判定処理を実施する。この処理内容について、
図8、図9をもとに説明する。
【0031】図8は図1において、フィーダ4のセンサ
装置10Aと10Bの間の区間で劣化が発生した時に、
各子局で得られた位相差平均値《θ1》を示す。図8に
示されるように、劣化点より電源側のセンサ装置10A
の出力信号により子局13Aで得られた位相差平均値《
θ1》のみが−90度付近の値を示すほかは、他の全て
の子局の値は90度付近の値となっている。この理由は
、一般の抵抗性劣化では、零相電圧に対して−90度の
位相を持つ洩れ電流が大地に流れる結果として、劣化点
より電源側の地点では零相電流が零相電圧に対して−9
0度の位相差を持ち、劣化点より負荷側の地点では、零
相電流が零相電圧に対して90度の進み位相となるため
である。
【0032】以上のように、零相電圧に対する零相電流
の位相は、劣化点をはさんで約180度異なり、電源側
では約−90度、負荷側及び他フィーダでは約90度と
なる。  そこで、図4のS8の判定アルゴリズムとし
ては、図9に示すように、まず、S8−1で、《θ1》
と《θ2》の和αと差βが求められる。S8−2では、
βの絶対値が90度以上か否かが判断され、90度以上
であれば《θ2》を発信した子局、すなわち「負荷側隣
接子局と自局の間で劣化発生」と判定してS9へ進む。 もし、βの絶対値が90度以下ならば、S8−3に進む
。 S8−3では、αの絶対値が90度以下ならば、αはノ
イズによって発生しているものと判定してS9へ進み、
αの絶対値が90度以上ならば、他区間(負荷側隣接子
局と自局との間の区間以外の区間)で劣化発生と判定し
、S8−4に進む。S8−4では、αの符号の正負が調
べられ、αの値が正であれば「電源側区間または他フィ
ーダで劣化発生」と判定してS9へ進み、αの値が負で
あれば、「負荷側他区間で劣化発生」と判定してS9へ
進む。
【0033】S9では、判定結果が通信端末29及び通
信線16を介して親局19へ伝送される。親局19は各
子局から伝送される判定結果を収集し、全子局の判定結
果を総合的に見て「劣化発生の有無」及び「劣化発生区
間」を判定するとともに、劣化発生回数の累計値などを
もとに、劣化警報信号のランク付など保守上の参考デー
タを出力する。
【0034】本発明の上記一実施例によれば、残留分や
パルス性ノイズの影響を低減でき、絶縁劣化の発生及び
その区間を高感度で検出できる他、各子局で算出された
位相差平均値、及び判定結果が伝送されるだけなので伝
送量が少なくてすむなどの効果がある。
【0035】上記、一実施例では劣化判定に演算の結果
得られた値があらかじめ設定されたある値より大きいか
否かという2値的な判断法が採用されているが、この判
定法としてはファジー的なすなわち劣化の度合を連続量
で示す方法でも良い。
【0036】また、位相差の平均値を求める帯域を20
0Hz以下としたが、この帯域は任意に変化して良く例
えば90Hz以下の場合には、電源周波数付近の帯域の
データを除去するだけでも良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力系統から検出される零相電流及びまたは零相電圧に
おける残留分やパルス性ノイズの影響が低減されるので
、該電力系統の絶縁劣化の発生及びその発生区間の検出
、判定が高感度で行われる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が配電系統に適用された状態
を示す回路図である。
【図2】図1に示す実施例の機能ブロック図である。
【図3】図2に示された機能を実現する装置の例の詳細
を示す回路図である。
【図4】本発明の実施例である手順図である。
【図5】図4による処理の途中結果を示すグラフである
【図6】図4による処理の途中結果を示すグラフである
【図7】図4による処理の途中結果を示すグラフである
【図8】図1に示す実施例で得られたデータの例を示す
図である。
【図9】図4に示された手順の部分の詳細を示す手順図
である。
【符号の説明】
4,5,6  送電線(三相フィーダ)10A〜10C
,11A〜11C,12A〜12C  センサ装置 13A〜13C,14A〜14C,15A〜15C  
演算手段(子局) 19  判定手段(親局)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  三相電力系統の絶縁劣化を検出するも
    のにおいて、零相電圧、及びまたは、零相電流の電源周
    波数の整数倍周波数以上の高周波成分を除去した信号を
    トリガとして、上記電源周波数を除く帯域での零相電圧
    と零相電流との位相差スペクトルを用いて、絶縁劣化の
    発生が検出されることを特徴とする電力系統の絶縁劣化
    検出方法。
  2. 【請求項2】  請求項1において、上記零相電圧と零
    相電流との位相差スペクトルは、電源周波数及びその整
    数倍周波数を除く帯域での零相電圧と零相電流との位相
    差スペクトルであることを特徴とする電力系統の絶縁劣
    化検出方法。
  3. 【請求項3】  請求項1において、上記零相電流の電
    源周波数の整数倍周波数以上の高周波成分は、零相電流
    の電源周波数の2倍周波数以上の高周波成分であること
    を特徴とする電力系統の絶縁劣化検出方法。
  4. 【請求項4】  三相電力系統の絶縁劣化を検出するも
    のにおいて、電源周波数とその整数倍周波数との±10
    Hz、及び0〜10Hzを除き、かつ、電源周波数の4
    倍周波数以下の零相電圧と零相電流との位相差スペクト
    ルに関する平均値を用いて、絶縁劣化の発生が検出され
    ることを特徴とする電力系統の絶縁劣化検出方法。
  5. 【請求項5】  三相電力系統の絶縁劣化を検出する装
    置において、送電線に間隔をおいて装着されて該送電線
    に流れる電力の零相電圧及びまたは零相電流の値を検出
    する複数のセンサ装置と、該センサ装置夫々に対応して
    設けられ対応するセンサ装置が検出した前記零相電圧及
    びまたは零相電流の値から電源周波数及びその整数倍周
    波数を除く帯域での零相電圧と零相電流の発生レベルの
    大きさを算出し、該発生レベルの大きさを予め設定され
    た値と比較してその結果を出力する演算手段と、該複数
    の演算手段に接続して設けられ該複数の演算手段の出力
    を入力されて絶縁劣化の発生の有無を判定する判定手段
    とを含んでなることを特徴とする電力系統の絶縁劣化検
    出装置。
  6. 【請求項6】  演算手段は、入力された零相電圧と零
    相電流の値から零相電圧と零相電流の位相差スペクトル
    パタ−ンを算出し、該位相差スペクトルパタ−ンから少
    なくとも電源周波数及びその整数倍周波数を除く帯域で
    の位相差平均値を算出するとともに該位相差平均値と隣
    接する演算手段が算出した位相差平均値との和差を算出
    し、該和差に基づいて絶縁劣化発生区間を判定するもの
    であることを特徴とする請求項5に記載の電力系統の絶
    縁劣化検出装置。
  7. 【請求項7】  判定手段は、複数の演算手段が出力す
    る絶縁劣化発生区間を収集し、収集した結果を総合的に
    判断して絶縁劣化発生区間を決定するものであることを
    特徴とする請求項6に記載の電力系統の絶縁劣化検出装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2709385A1 (fr) * 1993-05-25 1995-03-03 Hitachi Ltd Dispositif de détection de détérioration d'isolation de lignes de distribution raccordées à des barres omnibus pour l'alimentation en énergie.
WO1999053329A1 (fr) * 1998-04-14 1999-10-21 The Furukawa Electric Co., Ltd. Procede pour diagnostiquer la deterioration d'un cable electrique
US6361378B1 (en) 1999-01-11 2002-03-26 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector with a side retainer
CN114236306A (zh) * 2021-11-09 2022-03-25 珠海许继芝电网自动化有限公司 基于配电主站的配电线区间绝缘劣化程度评价方法及系统

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