JPH04370449A - 変速回転装置 - Google Patents

変速回転装置

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JPH04370449A
JPH04370449A JP16924691A JP16924691A JPH04370449A JP H04370449 A JPH04370449 A JP H04370449A JP 16924691 A JP16924691 A JP 16924691A JP 16924691 A JP16924691 A JP 16924691A JP H04370449 A JPH04370449 A JP H04370449A
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way clutch
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定速度で回転する2
つのモータの回転力を、ワンウェイクラッチ機構と、ギ
ヤ伝達機構と、ねじりコイルバネの歪エネルギーとを利
用して、一つの出力軸に合流させることにより、増速あ
るいは減速を可能とした変速回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転速度を変化させることができ
る装置としては、パルスモータ、サーボモータ等を利用
した装置が知られている。これらの装置では、モータに
制御回路から作動信号を送り、それによって所望の回転
速度を得るようにしている。
【0003】また、機械要素において、運動を変速して
行なわせるために、カム機構などを用いることもよく行
なわれている。
【0004】更に、ベルトコンベアなどの送り機構にお
いて送り速度を変化させるために、各種のセンサで移動
量を検知し、その信号に基づいて駆動装置を制御するこ
とも行なわれている。
【0005】また、機械的な変速機構として、コーンを
入力円板、リング、カムディスクの中間にフリーの状態
で配置した構造からなる無段変速機(商品名「RXトラ
クションドライブ」、シンポ工業株式会社製)や、V型
プーリとVベルトとの組み合わせからなり、プーリの実
質的回転半径を可変とすることにより変速を行う無段変
速機(商品名「機械式無段変速機」、三木プーリ株式会
社製)なども知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、機械運動
を変速させて行なわせる装置としては、各種の機構が採
用可能であるが、いずれも構造が複雑化し、製造コスト
が高くなるという問題点があった。
【0007】すなわち、パルスモータ、サーボモータ等
を利用した変速回転機構では、これらのモータ自体が高
価であること、これらのモータに作動信号を送るための
制御回路が必要となり、製造コストは極めて高いものと
なる。
【0008】また、カム機構などを用いた変速運動機構
では、カムの設計、製作に高い精度が要求され、しかも
目的とする運動を実現させるため、カム周辺の連動機構
を必要とし、装置が大がかりなものとなり、製造コスト
は高いものとなる。
【0009】更に、ベルトコンベアなどの送りをセンサ
で検知して制御する機構は、例えば間欠送りなどは容易
に実現できるが、徐々に増速あるいは減速するような送
りを実現することは困難である。
【0010】また、前述した既に市販されている機械式
の無段変速機は、変速範囲が狭く、変速を手動で、ある
いは、電気的な制御によって行う必要があり、構造も複
雑で製造コストが高いという問題点があった。
【0011】したがって、本発明の目的は、電気的な制
御等を必要とすることなく、徐々に増速あるいは減速す
るような無段変速が、自動的になされるようにした変速
回転装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の変速回転装置は、第1モータA1の駆動軸A
2と、第2モータA8の駆動軸A9とを同軸的に突き合
わせて配置し、分割シャフトB1と、出力軸B15とを
同じく同軸的に突き合わせ、かつ、前記駆動軸A2、A
9と平行に配置し、第1モータA1の駆動軸A2にはワ
ンウェイクラッチA3を介してギヤA4を装着し、更に
ギヤA4のハウジング外周にはワンウェイクラッチA1
2を介してクラッチハウジングA13を装着し、第2モ
ータA8の駆動軸A9にはワンウェイクラッチA10を
介してギヤA11を装着し、更にギヤA11のハウジン
グ外周にはワンウェイクラッチA15を介してクラッチ
ハウジングA16を装着し、分割シャフトB1にはギヤ
B3を固着し、ギヤB3のハウジング外周にはワンウェ
イクラッチB4を介してクラッチハウジングB5を装着
し、出力軸B15にはギヤB14を固着し、ギヤB14
のハウジング外周にはワンウェイクラッチB11を介し
てクラッチハウジングB12を装着し、ギヤA4とギヤ
B3とを歯合させ、ギヤA11とギヤB14とを歯合さ
せ、かつ、ギヤA4とギヤB3のギヤ比と、ギヤA11
とギヤB14のギヤ比とが異なるようにし、クラッチハ
ウジングA13、A16の間に第1ねじりコイルバネA
17を装着し、クラッチハウジングB5、B12の間に
第2ねじりコイルバネB13を装着したことを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明の装置の作用について説明すると、例え
ば第1モータA1の駆動軸A2と、第2モータA8の駆
動軸A9とが同方向に回転し、ギヤA4/ギヤB3のギ
ヤ比が、ギヤA11/ギヤB14のギヤ比よりも大きく
、ワンウェイクラッチA3、ワンウェイクラッチA10
、ワンウェイクラッチB4、ワンウェイクラッチA15
は、内側高速のときに回転力を内側から外側に伝え、外
側高速のときは空回りするものとし、ワンウェイクラッ
チB11、ワンウェイクラッチA12は、外側高速のと
きに回転力を外側から内側に伝え、内側高速のときは空
回りするものと仮定する。
【0014】第1モータA1の駆動軸A2の回転は、ワ
ンウェイクラッチA3を介してギヤA4に伝達され、ギ
ヤA4に歯合するギヤB3が回転する。また、第2モー
タA8の駆動軸A9の回転は、ワンウェイクラッチA1
0を介してギヤA11に伝達され、ギヤA11に歯合す
るギヤB14が回転する。第1モータA1と第2モータ
A8が同速回転するとしても、ギヤA4とギヤB3のギ
ヤ比と、ギヤA11とギヤB14のギヤ比とが異なるの
で、ギヤB3とギヤB14の回転速度が異なる、この例
の場合はギヤB3がギヤB14より高速で回転すること
になる。
【0015】ギヤB3の回転によりワンウェイクラッチ
B4を介してクラッチハウジングB5が回転する。クラ
ッチハウジングB12は、ワンウェイクラッチB11に
よりギヤB14から直接回転力を伝達されないが、自身
がギヤB14より高速で回転するとき、ギヤB14に回
転力を伝達する。したがって、クラッチハウジングB5
がギヤB14より高速で回転し、クラッチハウジングB
12はギヤB14を回さない限りギヤB14より速く回
転できないので、クラッチハウジングB5との間に装着
された第2ねじりコイルバネB13にねじり作用が発生
する。
【0016】第2ねじりコイルバネB13が最大限にね
じられると、クラッチハウジングB5とクラッチハウジ
ングB12とが一体化し、第2ねじりコイルバネB13
の歪エネルギーが一度に放出され、クラッチハウジング
B12がギヤB14及び出力軸B15とともに高速回転
する。出力軸B15は、駆動軸A9の回転によりワンウ
ェイクラッチA10、ギヤA11、ギヤB14を介して
回転しているが、上記の第2ねじりコイルバネB13の
歪エネルギーの放出時に、駆動軸A9による回転速度を
上回る速度で回転し、増速作用を受ける。
【0017】一方、第2ねじりコイルバネB13の歪エ
ネルギーが放出され、ギヤB14が高速回転するとき、
ギヤB14に噛みあうギヤA11が、駆動軸A9に対し
て空回りして高速回転する。ギヤA11の回転によりワ
ンウェイクラッチA10を介してクラッチハウジングA
16が高速回転する。一方、クラッチハウジングA13
は、ワンウェイクラッチA12が介在していることによ
ってギヤA4を回さない限りギヤA4より速く回転する
ことができない。この結果、クラッチハウジングA13
とクラッチハウジングA16の間に装着された第1ねじ
りコイルバネA17にねじり作用が発生する。
【0018】第1ねじりコイルバネA17が最大限にね
じられると、クラッチハウジングA13とクラッチハウ
ジングA16とが一体化し、第1ねじりコイルバネA1
7の歪エネルギーが一度に放出され、クラッチハウジン
グA13がギヤA4とともに高速回転する。このギヤA
4の高速回転により、前述した第2ねじりコイルバネB
13のねじり作用がサイクルを速めて再度実現され、第
2ねじりコイルバネB13の歪エネルギーの放出、クラ
ッチハウジングB12、ギヤB14及び出力軸B15の
高速回転が再び行なわれる。このような、第2ねじりコ
イルバネB13と第1ねじりコイルバネA17のねじり
作用が交互に、かつ、サイクルを速めて繰り返されるこ
ととなり、その結果、出力軸B15の回転が徐々に増速
されることとなる。
【0019】以上の作用は、本発明を増速回転装置に適
用した例であるが、ギヤA4/ギヤB3のギヤ比及びギ
ヤA11/ギヤB14のギヤ比や、第1ねじりコイルバ
ネA17及び第2ねじりコイルバネB13のバネ定数等
を選択することにより、出力軸B15を徐々に減速させ
るように動作させることも可能である。
【0020】
【実施例】図1、2には、本発明の回転変速装置の一実
施例が示されている。
【0021】ほぼ平行に対置されたフレームA5、フレ
ームA7の4隅をポールA6で連結することにより、装
置フレームが構成されている。フレームA5には、第1
モータA1が駆動軸A2を内側に貫通して取付けられて
おり、フレームA7には、第2モータA8が駆動軸A9
を内側に貫通して、かつ、駆動軸A2と第2モータA8
とが同軸的に突き合わせられるように取付けられている
。この実施例では、第1モータA1の駆動軸A2と、第
2モータA8の駆動軸A9とが同速で図1中矢印a方向
に回転し、かつ、第1モータA1は、第2モータA8よ
り出力の大きいもの、すなわち回転トルクが大きいもの
とされている。
【0022】駆動軸A2の外周には、ワンウェイクラッ
チA3を介してギヤA4が装着されている。ワンウェイ
クラッチA3は、駆動軸A2が矢印a方向にギヤA4よ
りも速く回転するとき、その回転力を駆動軸A2からギ
ヤA4に伝達するが、ギヤA4が駆動軸A2よりも速く
回転するときは、駆動軸A2に対して空回りさせる作用
をなす。ギヤA4の軸方向に伸びる筒状のハウジングの
外周には、ワンウェイクラッチA12を介してクラッチ
ハウジングA13が装着されている。ワンウェイクラッ
チA12は、クラッチハウジングA13がギヤA4より
も速く矢印a方向に回転するとき、その回転力をクラッ
チハウジングA13からギヤA4に伝達するが、ギヤA
4がクラッチハウジングA13よりも速く回転するとき
は、クラッチハウジングA13に対して空回りさせる作
用をなす。
【0023】駆動軸A9の外周には、ワンウェイクラッ
チA10を介してギヤA11が装着されている。ワンウ
ェイクラッチA10は、駆動軸A9が矢印a方向にギヤ
A11よりも速く回転するとき、その回転力を駆動軸A
9からギヤA11に伝達するが、ギヤA11が駆動軸A
9よりも速く回転するときは、駆動軸A9に対して空回
りさせる作用をなす。ギヤA11の軸方向に伸びる筒状
のハウジングの外周には、ワンウェイクラッチA15を
介してクラッチハウジングA16が装着されている。ワ
ンウェイクラッチA15は、ギヤA11がクラッチハウ
ジングA16よりも速く矢印a方向に回転するとき、そ
の回転力をギヤA11からクラッチハウジングA16に
伝達するが、クラッチハウジングA16がギヤA11よ
りも速く回転するときは、ギヤA11に対して空回りさ
せる作用をなす。
【0024】クラッチハウジングA13の端面とクラッ
チハウジングA16の端面との間には、円筒スリーブA
14が配置されている。更に、クラッチハウジングA1
3、円筒スリーブA14、クラッチハウジングA16の
外周には、第1ねじりコイルバネA17が装着されてい
る。第1ねじりコイルバネA17は、その両端部内周を
クラッチハウジングA13及びクラッチハウジングA1
6外周に圧着され、実質的にクラッチハウジングA13
及びクラッチハウジングA16に固定された状態とされ
ている。円筒スリーブA14は、クラッチハウジングA
13及びクラッチハウジングA16の外径よりも小さい
外径を有し、その結果、ねじり力が作用していない状態
で、第1ねじりコイルバネA17内周と円筒スリーブA
14外周との間に所定のギャップが形成されている。第
1ねじりコイルバネA17は、右方向巻きであり、右方
向に所定角度ねじられると、巻き締められて円筒スリー
ブA14外周に密着する。
【0025】一方、フレームA5には軸受B2が取付け
られ、この軸受B2に分割シャフトB1が挿通支持され
ている。また、フレームA5に対向するフレームA7に
は軸受B16が取付けられ、この軸受B16に出力軸B
15が挿通支持されている。分割シャフトB1と出力軸
B15は、同軸的に突き合わせて、かつ、駆動軸A2及
び駆動軸A9と平行に支持されている。
【0026】分割シャフトB1は、軸方向に大径部と、
縮径部とを有し、大径部外周にはギヤB3が固着されて
おり、ギヤB3は、前記ギヤA4と歯合している。した
がって、ギヤB3は、ギヤA4から回転伝達を受けて、
分割シャフトB1とともに図1中矢印b方向に回転する
。ギヤB3の軸方向に延出するハウジング外周には、ワ
ンウェイクラッチB4を介してクラッチハウジングB5
が装着されている。ワンウェイクラッチB4は、ギヤB
3がクラッチハウジングB5よりも速く矢印b方向に回
転するとき、その回転力をギヤB3からクラッチハウジ
ングB5に伝達するが、クラッチハウジングB5がギヤ
B3より速く回転するときは、ギヤB3に対して空回り
させる作用をなす。また、分割シャフトB1の先端の縮
径部外周には、ワンウェイクラッチB6を介してクラッ
チハウジングB7が装着されている。ワンウェイクラッ
チB6は、クラッチハウジングB7が分割シャフトB1
よりも速く矢印b方向に回転するときは、その回転力を
クラッチハウジングB7から分割シャフトB1に伝達し
、分割シャフトB1がクラッチハウジングB7よりも速
く回転するときは、クラッチハウジングB7に対して空
回りさせる作用をなす。
【0027】同様に、出力軸B15は、軸方向に大径部
と縮径部とを有し、大径部外周にはギヤB14が固着さ
れており、ギヤB14は、前記ギヤA11と歯合してい
る。したがって、ギヤB14は、ギヤA11から回転伝
達を受けて、出力軸B15とともに図1中矢印b方向に
回転する。ギヤB14の軸方向に延出するハウジング外
周には、ワンウェイクラッチB11を介してクラッチハ
ウジングB12が装着されている。ワンウェイクラッチ
B11は、クラッチハウジングB12がギヤB14より
も速く矢印b方向に回転するとき、その回転力をクラッ
チハウジングB12からギヤB14に伝達するが、ギヤ
B14がより速く回転するときは、クラッチハウジング
B12に対して空回りさせる作用をなす。また、出力軸
B15の先端の縮径部外周には、ワンウェイクラッチB
8を介してクラッチハウジングB9が装着されている。 ワンウェイクラッチB8は、出力軸B15がクラッチハ
ウジングB9よりも速く矢印b方向に回転するときは、
その回転力を出力軸B15からクラッチハウジングB9
に伝達し、クラッチハウジングB9が出力軸B15より
も速く回転するときは、出力軸B15に対して空回りさ
せる作用をなす。
【0028】クラッチハウジングB7とワンウェイクラ
ッチB8との外周には、ねじりコイルバネB10が装着
されている。ねじりコイルバネB10は、その両端部内
周をクラッチハウジングB7及びワンウェイクラッチB
8外周に圧着され、実質的にクラッチハウジングB7及
びワンウェイクラッチB8に固定された状態とされてい
る。ねじりコイルバネB10は、左方向巻きであり、出
力軸B15が分割シャフトB1よりも速く矢印b方向に
回転するとき、ワンウェイクラッチB6及びワンウェイ
クラッチB8の作用により巻き締められて、出力軸B1
5の回転を規制する。これにより、後述するように、出
力軸B15のオーバーランを防止する作用が果たされる
【0029】クラッチハウジングB5の端面と、クラッ
チハウジングB12の端面との間には、スリーブB17
が配置されている。更に、クラッチハウジングB5、、
スリーブB17の外周には、第2ねじりコイルバネB1
3が装着されている。第2ねじりコイルバネB13は、
その両端部内周をクラッチハウジングB5及びクラッチ
ハウジングB12外周に圧着され、実質的にクラッチハ
ウジングB5及びクラッチハウジングB12に固定され
た状態とされている。スリーブB17は、クラッチハウ
ジングB5及びクラッチハウジングB12の外径よりも
小さい外径を有し、その結果、ねじり力が作用していな
い状態で、第2ねじりコイルバネB13内周とスリーブ
B17外周との間に所定のギャップが形成されている。 第2ねじりコイルバネB13は、右方向巻きであり、右
方向に所定角度ねじられると、巻き締められてスリーブ
B17外周に密着する。
【0030】この実施例では、ギヤA4の歯数が65、
ギヤB3の歯数が55、ギヤA11の歯数が60、ギヤ
B14の歯数が60とされており、駆動軸A2、駆動軸
A9が同速で回転するとき、ギヤA4とギヤA11は同
速で回転するが、それらに歯合するギヤB3、ギヤB1
4の回転速度は異なってくる、すなわちギヤB3は、ギ
ヤB14より矢印b方向に速く回転するようになってい
る。
【0031】次に、この変速回転装置の作用について説
明する。
【0032】この変速回転装置では、駆動軸A2と駆動
軸A9とを同速で矢印a方向に回転させる。駆動軸A2
の回転により、ワンウェイクラッチA3を介してギヤA
4が同方向に回転し、ギヤA4に歯合するギヤB3が矢
印b方向に回転し、それとともに分割シャフトB1が回
転する。また、駆動軸A9の回転により、ワンウェイク
ラッチA10を介してギヤA11が同方向に回転し、ギ
ヤA11に歯合するギヤB14が矢印b方向に回転し、
それとともに出力軸B15が回転する。
【0033】前述したように、ギヤA4/ギヤB3のギ
ヤ比が、ギヤA11/ギヤB14のギヤ比よりも大きく
されているので、ギヤB3はギヤB14より矢印b方向
に速く回転することになる。ギヤB3の回転によりワン
ウェイクラッチB4を介してクラッチハウジングB5が
回転する。一方、クラッチハウジングB12は、ワンウ
ェイクラッチB11によりギヤB14より速く回転する
ことができない。この結果、クラッチハウジングB5と
クラッチハウジングB12の間に装着された第2ねじり
コイルバネB13に右巻きのねじり力が作用し、第2ね
じりコイルバネB13が巻き締められる。第2ねじりコ
イルバネB13がスリーブB17の外周に密着してギャ
ップが0になると、クラッチハウジングB5とクラッチ
ハウジングB12とが一体化すると同時に、第2ねじり
コイルバネB13の歪エネルギーが一度に放出されて、
クラッチハウジングB12が高速回転する。その結果、
ワンウェイクラッチB11、ギヤB14を介して出力軸
B15が高速回転する。
【0034】また、第2ねじりコイルバネB13の歪エ
ネルギーが放出されると、ワンウェイクラッチB11を
介してギヤB14が高速回転するので、ギヤB14に歯
合するギヤA11が矢印a方向に高速回転する。このと
き、ワンウェイクラッチA10は、ギヤA11の回転力
を駆動軸A9に伝達しないので、ギヤA11は、駆動軸
A9に対して空回りする。この結果、ギヤA11とギヤ
A4との間に回転差が生じる。ギヤA11の回転により
、ワンウェイクラッチA15を介してクラッチハウジン
グA16が回転する。一方、クラッチハウジングA13
は、ワンウェイクラッチA12によりギヤA4より速く
回転することができない。その結果、第1ねじりコイル
バネA17に右巻きのねじり力が作用し、第1ねじりコ
イルバネA17が巻き締められる。第1ねじりコイルバ
ネA17が円筒スリーブA14の外周に密着してギャッ
プが0になると、クラッチハウジングA16とクラッチ
ハウジングA13とが一体化し、第1ねじりコイルバネ
A17の歪エネルギーが放出されて、クラッチハウジン
グA13が高速回転する。その結果、ワンウェイクラッ
チA12を介してギヤA4も高速回転するが、ギヤA4
は、ワンウェイクラッチA3により駆動軸A2に対して
は空転する。
【0035】ギヤA4に歯合するギヤB3は、前述した
ギヤ比の違いにより、常時はギヤB14よりも速く回転
しているが、第1ねじりコイルバネA17の歪エネルギ
ーの放出によりギヤA4が高速回転すると、ギヤA4の
回転を受けてより一層速く回転する。その結果、ギヤB
14との回転差が更に大きくなり、第2ねじりコイルバ
ネB13が巻き締められるサイクルが更に短くなる。そ
して、第2ねじりコイルバネB13が巻き締められると
、その歪エネルギーの放出により、出力軸B15が再び
高速回転する。このように、第2ねじりコイルバネB1
3の巻き締めと歪エネルギーの放出、第1ねじりコイル
バネA17の巻き締めと歪エネルギーの放出が交互に起
こり、しかも、そのサイクルが次第に短くなる。第2ね
じりコイルバネB13の歪エネルギーが放出される度に
出力軸B15が高速回転し、しかもそのサイクルが次第
に短くなるので、結果として出力軸B15は徐々に増速
されることになる。
【0036】なお、第1モータA1の駆動軸A2及び第
2モータA8の駆動軸A9を停止させたとき、あるいは
第2ねじりコイルバネB13の歪エネルギーが放出され
るとき、出力軸B15がオーバーランする虞れがある。 しかし、出力軸B15が高速回転すると、ワンウェイク
ラッチB8→クラッチハウジングB9→左巻きのねじり
コイルバネB10→クラッチハウジングB7→ワンウェ
イクラッチB6→分割シャフトB1の経路をとって、出
力軸B15の回転が分割シャフトB1に伝達される。更
に、分割シャフトB1は、ギヤB3→ワンウェイクラッ
チB4→クラッチハウジングB5→第2ねじりコイルバ
ネB13の経路をとって、第2ねじりコイルバネB13
に再び巻き締め力を作用させ、出力軸B15に制動力を
付与することとなる。また、前述したように、出力軸B
15が高速回転すると、第1ねじりコイルバネA17が
巻き締められるので、それによっても制動力が付与され
ることとなる。この結果、出力軸B15のオーバーラン
は、防止される。
【0037】上記実施例は、本発明を増速回転装置に適
用したものであるが、本発明の装置は、ギヤA4/ギヤ
B3のギヤ比及びギヤA11/ギヤB14のギヤ比や、
第1ねじりコイルバネA17及び第2ねじりコイルバネ
B13のバネ定数等を選択することにより、出力軸B1
5を徐々に減速させるように動作させることも可能であ
る。以下、その理由について説明する。
【0038】一般に、バネを距離xだけ押し縮めるのに
必要な力Fは、フックの法則により下記数1で求められ
る。
【0039】
【数1】F=kx (ここで、kはバネ定数、xはバネの変形距離である。 )
【0040】また、バネを距離0〜x0 まで縮めるの
に必要な仕事量Wは、下記数2で求められる。
【0041】
【数2】
【0042】そして、このバネ力で質量mの物体を上方
に打ち出したとすると、バネに蓄積された歪エネルギー
が物体に乗り移って、下記数3で表される速度vの速度
エネルギーになる。
【0043】
【数3】
【0044】一方、物体を振動させる力を復元力と表現
しているが、この復元力Fは、常に元に復するように働
くので下記数4で表すことができ、これと運動方程式で
ある下記数5とから、下記数6及び数7が導かれる。
【0045】
【数4】F=−kx (ここで、kはバネ定数、xはバネの変形距離である。 )
【0046】
【数5】F=ma (ここで、mは質量、aは加速度である。)
【0047
【数6】ma=−kx
【0048】
【数7】
【0049】ここで、k/mは、時間や変位によって変
わらない定数であるから、加速度は変位に比例し、中心
を向く。したがって、単振動する。そこで、上記数7を
下記数8と比べることにより、下記数9及び数10が導
かれる。
【0050】
【数8】a=−ω2 x (ここで、ωは回転速度を表す。)
【0051】
【数9】
【0052】
【数10】
【0053】したがって、バネを使った角振動数(回転
運動)を少なくするには、バネ定数を少なくするには、
バネ定数kを小さくすればよいことがわかる。バネ定数
kを小さくするには、例えばコイルバネの素線直径を小
さくしたり、コイルバネの径を大きくしたりすればよい
【0054】また、上記実施例では、ギヤA4の歯数が
65、ギヤB3の歯数が55、ギヤA11の歯数が60
、ギヤB14の歯数が60とされていたが、例えばギヤ
A4の歯数を55、ギヤB3の歯数を55、ギヤA11
の歯数を54、ギヤB14の歯数を56に変更すると、
上記実施例に比べて、第2ねじりコイルバネB13の変
位量が1/5になり、蓄積される歪エネルギーが減少す
る。
【0055】このように、各コイルバネのバネ定数kを
小さくして角振動数(回転運動)を少なくし、かつ、バ
ネに蓄積される歪エネルギーが小さくなるように各ギヤ
の歯数を設定すれば、減速動作を誘導させることが可能
となるのである。
【0056】なお、上記実施例において、各バネの巻き
方向及び各クラッチのかみ合い方向を逆にすれば、上記
実施例とは反対方向の回転(左回転)に対しても、同様
な増速又は減速動作が達成される。また、各ギヤの形状
は、通常の平歯車に限らず、各種の歯形のギヤを自由に
選択することができる。更に、ギャップ量の設定は、モ
ジュールサイズに比例させるため、異種モジュールサイ
ズの組み合わせが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定速度で回転する2つのモータの回転力を、ワンウェ
イクラッチ機構と、ギヤ伝達機構と、ねじりコイルバネ
の歪エネルギーとを利用して、一つの出力軸に合流させ
ることにより、増速あるいは減速を可能とした変速回転
装置を提供することができる。また、本発明の変速回転
装置は、速度の変化範囲を大きく設定でき、かつ、手動
あるいは電気制御などを要せずに、自動的に変速動作を
行わせることができる。このように無段変速が可能な装
置は、例えば帯状物を一定の速度で巻採る機構などにも
適用することができ、多くの応用分野が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速回転装置の一実施例を示す断面図
である。
【図2】図1のA−A矢示線に沿った断面図である。
【符号の説明】
A1  第1モータ A2  駆動軸 A3  ワンウェイクラッチ A4  ギヤ A5  フレーム A6  ポール A7  フレーム A8  第2モータ A9  駆動軸 A10  ワンウェイクラッチ A11  ギヤ A12  ワンウェイクラッチ A13  クラッチハウジング A14  円筒スリーブ A15  ワンウェイクラッチ A16  クラッチハウジング A17  第1ねじりコイルバネ B1  分割シャフト B2  軸受 B3  ギヤ B4  ワンウェイクラッチ B5  クラッチハウジング B6  ワンウェイクラッチ B7  クラッチハウジング B8  ワンウェイクラッチ B9  クラッチハウジング B10  ねじりコイルバネ B11  ワンウェイクラッチ B12  クラッチハウジング B13  第2ねじりコイルバネ B14  ギヤ B15  出力軸 B16  軸受 B17  スリーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1モータA1の駆動軸A2と、第2
    モータA8の駆動軸A9とを同軸的に突き合わせて配置
    し、分割シャフトB1と、出力軸B15とを同じく同軸
    的に突き合わせ、かつ、前記駆動軸A2、A9と平行に
    配置し、第1モータA1の駆動軸A2にはワンウェイク
    ラッチA3を介してギヤA4を装着し、更にギヤA4の
    ハウジング外周にはワンウェイクラッチA12を介して
    クラッチハウジングA13を装着し、第2モータA8の
    駆動軸A9にはワンウェイクラッチA10を介してギヤ
    A11を装着し、更にギヤA11のハウジング外周には
    ワンウェイクラッチA15を介してクラッチハウジング
    A16を装着し、分割シャフトB1にはギヤB3を固着
    し、ギヤB3のハウジング外周にはワンウェイクラッチ
    B4を介してクラッチハウジングB5を装着し、出力軸
    B15にはギヤB14を固着し、ギヤB14のハウジン
    グ外周にはワンウェイクラッチB11を介してクラッチ
    ハウジングB12を装着し、ギヤA4とギヤB3とを歯
    合させ、ギヤA11とギヤB14とを歯合させ、かつ、
    ギヤA4とギヤB3のギヤ比と、ギヤA11とギヤB1
    4のギヤ比とが異なるようにし、クラッチハウジングA
    13、A16の間に第1ねじりコイルバネA17を装着
    し、クラッチハウジングB5、B12の間に第2ねじり
    コイルバネB13を装着したことを特徴とする変速回転
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5653142A (en) * 1996-02-05 1997-08-05 Kato; Humio Intermittently rotary gearing
CN102537256A (zh) * 2011-12-22 2012-07-04 龙宏元 可控弹性能量释放与回收系统
JP2018009586A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 荏原実業株式会社 駆動力伝達装置及び駆動力伝達システム
CN108946607A (zh) * 2018-08-31 2018-12-07 湖南三德科技股份有限公司 用于样瓶自动旋盖器的单向扭力离合器及样瓶自动旋盖器

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CN108946607B (zh) * 2018-08-31 2023-07-14 湖南三德科技股份有限公司 用于样瓶自动旋盖器的单向扭力离合器及样瓶自动旋盖器

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