JPH04372613A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH04372613A
JPH04372613A JP17616291A JP17616291A JPH04372613A JP H04372613 A JPH04372613 A JP H04372613A JP 17616291 A JP17616291 A JP 17616291A JP 17616291 A JP17616291 A JP 17616291A JP H04372613 A JPH04372613 A JP H04372613A
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JP
Japan
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flame
resin composition
conjugated diene
resin
component
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Pending
Application number
JP17616291A
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English (en)
Inventor
Hiroo Muramoto
博雄 村本
Kimiharu Kimura
公治 木村
Isao Kurayama
倉山 勲
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04372613A publication Critical patent/JPH04372613A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性樹脂組成物に関
し、詳しくは、共役ジエン系重合体ブロックとN−置換
マレイミド重合体ブロックとからなる特定の共重合体と
熱硬化性樹脂及び/又はビニルモノマーと特定の難燃剤
からなる難燃性樹脂組成物に関する。本発明の難燃性樹
脂組成物は、機械的強度、耐熱性、耐湿性、電気特性等
に優れ、かつ難燃性に優れた硬化物を与えることから、
電気電子材料分野を始めとす広範な分野で有効に適用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】電気電子材料分野において、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬
化性樹脂が、従来から広く採用されている。例えば、プ
リント配線板用の積層板の含浸用樹脂として、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等が、また半導
体素子、ダイオード、コンデンサー、リレー、スイッチ
等の電気電子部品封止用として、エポキシ樹脂、シリコ
ン樹脂系等の低圧成形材料、エポキシ樹脂系、アクリル
樹脂系、シリコン樹脂系等の熱又は光硬化性の液状材料
が使用されている。
【0003】また、ポリブタジエン樹脂に代表される共
役ジエン系樹脂をラジカル硬化させた硬化物は、電気特
性、耐水性、耐湿性等に極めて優れていることが知られ
ている。例えば、数平均分子量が 1,000〜 5,
000程度の常温で液状の1,2−ポリブタジエン樹脂
とラジカル重合開始剤とからなる樹脂組成物を用いた積
層板及び成形材料の製造法(特公昭47−051952
号公報、特公昭48−014428号公報等参照) 、
数平均分子量が 50,000 〜 200,000程
度の常温で固体の1,2−ポリブタジエン樹脂とラジカ
ル重合開始剤とからなる樹脂組成物を用いた積層板の製
造法(特公昭58−021925号公報、特公昭58−
021926号公報等参照) 、ブタジエン−ビニル芳
香族化合物コポリマーとシアン酸エステル系樹脂組成物
とからなる硬化性樹脂組成物(特開昭61−23306
0号公報等参照) などが開示されている。
【0004】また、本発明者らは、既に、前記した特定
の共重合体と熱硬化性樹脂類及び/又はビニルモノマー
とを必須成分とする硬化性樹脂組成物について提案し、
その明細書の中で難燃性を必要とする場合には、難燃剤
として公知の無機系又は有機系の難燃剤、例えば水酸化
アルミニウム、酸化アンチモン、パークロロペンタシク
ロデカン、テトラブロモビスフェノールA、ペンタブロ
モフェノールメタクリレート、ハロゲン化エポキシ樹脂
等を使用できることを記述した(特開平2−25585
5号公報、特願平2−165750号、特願平2−27
0443号等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】近年、電子機器の小
型化が飛躍的に進展してきているが、それに伴い電気電
子部品の高性能化、高信頼性が要求されている。例えば
、高速演算回路や高周波回路に用いるプリント配線板用
の基板(積層板)には、低誘電率、低誘電正接等の誘電
特性に優れ、かつ難燃化された材料が要求されている。 また、電気電子回路部品の封止用材料には、接着性、耐
湿性、耐熱性、耐熱衝撃性、電気特性、難燃性等のバラ
ンスのとれた材料が要求されている。これらの要求に対
し、前記汎用樹脂を用いた積層板においては、要求され
る誘電特性を満足せず、また封止材料においても、要求
される諸特性、特に耐熱衝撃性及び電気特性の双方を満
足するものはない。
【0006】一方、ポリブタジエン樹脂を用いた積層板
は、極めて優れた誘電特性を有するが、液状ポリブタジ
エン樹脂を使用した積層板の製造法においては、基材に
含浸、乾燥させて得たプリプレグが粘着性を有すること
から、その積層成形が困難であった。また、固形ポリブ
タジエン樹脂を使用した積層板の製造法においては、汎
用溶媒への溶解性が悪く、かつ含浸用ワニスの粘度が著
しく高いことから、これも積層板製造の作業性が極めて
悪い。更に両者に共通して銅箔等の金属箔への接着性が
悪いため、工業的な実用化に至っていないのが現状であ
る。
【0007】また、ポリブタジエン樹脂を電気電子部品
に用いた場合、極めて優れた耐熱性、耐湿性及び電気特
性が得られるが、硬化時の収縮率が著しく大きく、かつ
接着性が劣ることから、液状封止材料として一部の特殊
用途を除いては使用されていない。更に、ポリブタジエ
ン樹脂は、他の熱硬化性脂との相溶性が極めて悪く、そ
れを改良する方法として前記ブタジエン−ビニル芳香族
化合物コポリマーを用いる方法が提案されているが、十
分な相溶性を得るためにはビニル芳香族化合物の共重合
比率を高める必要があり、その場合には耐熱性が低下す
る。一方、本発明者等が先に提案した方法は、高度に難
燃化するために前記難燃剤を多量に配合した場合、他の
特性、特に誘電特性や耐熱性を低下させる問題がある。 本発明は、機械的強度、耐熱性、耐湿性、耐熱衝撃性、
電気特性等に優れ、かつ高度に難燃化された難燃性樹脂
組成物を提供することを、その目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、前記目
的を達成すべく鋭意研究した結果、共役ジエン系重合体
ブロックとN−置換マレイミド重合体ブロックとからな
る特定の共重合体(以下、共重合体と略記す)と熱硬化
性樹脂及び/又はビニルモノマーと特定の難燃剤とから
なる難燃性樹脂組成物が、機械的強度、耐熱性、耐湿性
、耐熱衝撃性、電気特性等に優れ、かつ高度に難燃化さ
れた硬化物を与えることを見出して本発明を完成した。
【0009】本発明は、下記の成分A、B、及びC、成
分A:下記一般式〔1〕及び/又は〔2〕X(Y)m 
            ・・・〔1〕X(O−Y)n
         ・・・〔2〕(ここに、Xは共役ジ
エン系重合体ブロック、YはN−置換マレイミド重合体
ブロックを示し、mは1〜2、nは1〜5の正数で表さ
れ、XとYとの重量比が20/80/≦X/Y≦90/
10、数平均分子量が 500 〜 100,000で
ある共重合体である) 成分B:熱硬化性樹脂及び/又はビニルモノマー成分C
:下記一般式〔3〕で表されるブロモフェニルマレイミ
ド からなることを特徴とする難燃性樹脂組成物である。
【0010】
【化2】 (ここに、zは1〜5の正数を示す)
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて用いられる成分Aは、前記一般式〔1〕、〔2〕
の共重合体であり、一般式〔1〕の  X(Y)m で
表される共重合体とは、Xが、共役ジエン系の重合体ブ
ロック又は共役ジエンとビニルモノマーとの共重合体で
ある共役ジエン系重合体ブロックであり、式中のYが、
下記の一般式〔4〕
【0012】
【化3】 (ここに、Rは、炭素数1〜20のアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基又は置換アリール基を示す)で
表されるN−置換マレイミドの少なくとも1種  以上
の重合体ブロックであり、YがXの分子内に結合した共
重合体である。
【0013】前記共役ジエンとして、炭素数4〜12の
共役ジエンが一般的であり、例えば1,3−ブタジエン
、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン
、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ペンタ
ジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5−ジエチル−1
,3−オクタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエ
ン等が挙げられ、特に1,3−ブタジエン及びイソプレ
ンが好ましい。
【0014】また、前記ビニルモノマーとして、スチレ
ン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メ
チルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、1,3
−ジブチルスチレン、ビニルナフタレン、ジビニルベン
ゼン、1,1 −ジフェニルエチレン等のビニル芳香族
化合物類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル等の(メタ)ア
クリル酸エステル類;2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート等の分子内に水酸基を有する(メタ)アクリレート
類;グリシジルメタクリレート等の分子内にグリシジル
基を有する(メタ)アクリレート類;アクリロニトリル
などであり、これらの1種又は2種以上で用いられる。 この内、ビニル芳香族化合物類が好しく使用され、更に
好ましくはスチレン及びα−メチルスチレンが使用され
る。 なお、共役ジエン系重合体ブロック中の共役ジエン単位
のミクロ構造には、特に制限はない。
【0015】一方、N−置換マレイミド単量体として、
例えば、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド
、N−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイミ
ド、N−n−ヘキシルマレイミド、N−シクロヘキシル
マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(1−ナフ
チル)マレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−(2
−フルオレニル)マレイミド、N−1−(4−アセトキ
シナフチル)マレイミド、N−2−メチルフェニルマレ
イミド等が挙げられ、これらの単量体は1種又は2種以
上で用いられる。
【0016】成分Aの一般式〔1〕の共重合体は、公知
のアニオン重合により容易に合成することができる。共
役ジエン単独又は共役ジエンとビニルモノマーとを窒素
、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下、有機溶媒中におい
て、アルカリ金属又は有機アルカリ金属化合物を重合開
始剤とし、−100〜150℃、好ましくは−80〜7
0℃の温度で重合し、次いで、N−置換マレイミドを加
えて重合反応を継続することにより、共役ジエン系重合
体ブロックとN−置換マレイミド重合体ブロックからな
る共重合体が合成される。
【0017】重合開始剤のアルカリ金属として、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム等が、また有機アルカリ金属
化合物として、前記アルカリ金属のアルキル化物、アリ
ル化物、アリール化物等が使用される。有機アルカリ金
属化合物の具体例として、エチルリチウム、n−ブチル
リチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウ
ム、エチルナトリウム、ブタジエニルジリチウム、ブタ
ジエニルジナトリウム、リチウムビフェニル、リチウム
ナフタレン、リチウムトリフェニル、リチウムフルオレ
ン、ナトリウムビフェニル、ナトリウムナフタレン、ナ
トリウムトリフェニル、ナトリウムフルオレン、α−メ
チルスチレンナトリウムジアニオン等が挙げられ、これ
らは1種または2種以上の混合物として使用される。
【0018】反応溶媒として、n−ヘキサン、n−ヘプ
タン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサン、シクロペ
ンタン等の脂環族炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の
芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類など、アニオン重合に
おいて通常使用される有機溶媒が1種の単独溶媒又は2
種以上の混合溶媒として使用される。
【0019】前記反応において、分子鎖の片末端に炭素
−アルカリ金属結合を有する共役ジエン系重合体を用い
ることにより、下記一般式〔5〕 X−Y        ・・・〔5〕 (ここに、XおよびYは、前記と同じ意味を示す)で表
されるA−B型ブロック共重合体が得られる。また、分
子鎖の両末端に炭素−アルカリ金属結合を有する共役ジ
エン系重合体を用いることにより、下記一般式〔6〕Y
−X−Y    ・・・〔6〕 (ここに、X及びYは、前記と同じ意味を示す)で表さ
れるA−B−A型ブロック共重合体が得られる。
【0020】前記共重合体において、共役ジエン系重合
体ブロック:XとN−置換マレイミド重合体ブロック:
Yとの比率=X/Y(重量基準)は、20/80≦X/
Y≦90/10が好ましく、このX/Y比が過少な場合
には硬化物の電気特性が低下し、また過大な場合には異
種樹脂との相溶性が低下する。また、前記共重合体の数
平均分子量は、500 〜100,000 の範囲が好
ましく、過少な場合に硬化物の耐熱衝撃性が低下し、過
大な場合には異種樹脂との相溶性が低下する。
【0021】成分Aの一般式〔2〕の共重合体は、次の
方法などにより容易に合成することができる。(i)前
記のアニオン重合法により、共役ジエン又は共役ジエン
とビニルモノマーとを重合し、少なくとも1個の重合体
末端にアルカリ金属の結合した共役ジエン系重合体を合
成した後、下記の一般式〔7〕
【0022】
【化4】 (ここに、R’ は、水素原子又は炭素数1〜4のアル
キル基を示す)で表され、例えば、エチレンオキサイド
、プロピレンオキサイド等の環状エーテル化合物を加え
て重合体末端を酸素−アルカリ金属結合とし、次いでN
−置換マレイミド単量体を加えて共重合する方法。
【0023】(ii) 分子鎖中及び分子鎖末端に1〜
5個の水酸基及び/又はエポキシ基を有する共役ジエン
系重合体とアルカリ金属または有機アルカリ金属との反
応により、分子内に酸素−アルカリ金属結合を導入し、
次いでN−置換マレイミド単量体類を加えて共重合する
方法。前記 (ii) の合成方法における分子鎖中及
び/ 又は分子鎖末端に1〜5個水酸基及び/ 又はエ
ポキシ基を有する共役ジエン系重合体は、下記の方法等
で合成することができ、また下記以外の方法で合成され
たものであっても、分子鎖中及び/ 又は分子末端に水
酸基及び/ 又はエポキシ基を有する共役ジエン系重合
体であれば、本発明に用いることができる。 (a)前記第 (i)項の方法で合成される少なくとも
1個の末端にアルカリ金属の結合した共役ジエン系重合
体と環状エーテル化合物との反応生成物を、水、アルコ
ール、ルイス酸等を用いて処理し、少なくとも1個の末
端に水酸基を導入する方法。
【0024】この方法で製造された市販品として、NI
SSO PBG−1000, 同 −2000,同 −
3000(日本曹達 (株)製) 等がある。 (b)前記 (i)の方法において、環状エーテル化合
物に代えてエピクロルヒドリン等のハロゲン化環状エー
テルを用いて処理し少なくとも1個の重合体末端にエポ
キシ基を導入する方法。 (c)過酸化水素、アゾビス−4−シアノペンタノール
等の分子内に水酸基を有する化合物類、又はアゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル等のアゾ化合物類とメルカプトエタノール等の
水酸基含有メルカプタン類とを併用して重合開始剤とし
、共役ジエン又は共役ジエンとビニルモノマーとをラジ
カル重合し、分子鎖中に水酸基を有する共役ジエン系重
合体を得る方法。 (d)ビニルモノマーの一部又は全部に水酸基、エポキ
シ基を有する化合物と共役ジエンとをラジカル共重合す
る方法。 (e)分子内に官能基を有し又は有しない共役ジエンホ
モポリマー又はコポリマーの共役ジエン単位の一部を、
過酢酸等の公知の試剤を用いてエポキシ化し、分子鎖中
にエポキシ基を導入する方法。
【0025】前記した分子内に水酸基及び/又はエポキ
シ基を有する共役ジエン系重合体に、酸素−アルカリ金
属結合を導入するためのアルコキシド化剤として、前記
成分Aの一般式 [1] 共重合体の合成で用いられる
重合開始剤が使用でき、更に好ましくはn−ブチルリチ
ウム、sec−ブチルリチウム等のアルキルリチウム化
合物が使用される。分子内に水酸基及び/又はエポキシ
基を有する共役ジエン系重合体に、酸素−アルカリ金属
結合を導入する反応は、前記共役ジエン系重合体と有機
アルカリ金属化合物とを、通常有機溶媒中において−1
00〜+100℃、好ましくは−7〜0〜+50℃の温
度下で攪拌しながら、1秒〜5時間、好ましくは1分〜
3時間反応を行うことができる。
【0026】反応溶媒として、ベンゼン、トルエン等の
芳香族炭化水素系溶剤;ペンタン、シクロヘキサン等の
脂環族炭化水素系溶剤;ジメチルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、アニソール等のエーテル系溶剤;メチラール、
ジメトキシエタン等のアセタール系溶剤;トリメチルア
ミン、N−メチルモルホリン等のアミン系溶剤などが使
用でき、これらは1種の単独溶媒又は2種以上の混合溶
媒として使用される。
【0027】前記 (i) 又は(ii)の方法で得ら
れた分子内にに酸素−アルカリ金属結合を有する共役ジ
エン系重合体と、N−置換マレイミド単量体との共重合
反応は、前記例示した有機溶媒中において、反応温度−
100〜+100℃、好ましくは−70〜+50℃の温
度下で攪拌しながら、1分〜100時間、好ましくは1
〜50時間反応を行うことができる。前記反応において
、分子鎖の片末端に酸素−アルカリ金属結合を有する共
役ジエン系重合体を用いることにより、共役ジエン系重
合体ブロックの片末端にエーテル結合を介してN−置換
マレイミド重合体ブロックを有する一般式〔8〕X−O
−Y        ・・・〔8〕(ここに、X及びY
は、前記と同じ意味を示す)で表されるA−B型ブロッ
ク共重合体が得られる。
【0028】また、分子鎖の両末端に酸素−アルカリ金
属結合を有する共役ジエン系重合体を用いることにより
、共役ジエン系重合体ブロックの両末端にエーテル結合
を介してN−置換マレイミド重合体ブロックを有する下
記一般式
〔9〕 Y−O−X−O−Y      ・・・
〔9〕(ここに
、X及びYは、前記と同じ意味を示す)で表されるA−
B−A型ブロック共重合体が得られ、分子鎖中に酸素−
アルカリ金属結合を有する共役ジエン系重合体を用いる
ことにより、共役ジエン系重合体ブロックの分子鎖中か
らN−置換マレイミド重合体ブロックが分枝した下記の
一般式〔10〕
【0029】
【化5】 (ここに、X,Y及びnは、前記と同じ意味を示す)で
表されるグラフト共重合体が得られる。
【0030】更に分子鎖末端及び分子鎖中に酸素−アル
カリ金属結合を有する共役ジエン系重合体を用いること
により、共役ジエン系重合体ブロックの分子鎖末端及び
分子鎖中にエーテル結合を介してN−置換マレイミド重
合体ブロックを有する下記の一般式〔11〕
【0031
【化6】 (ここに、X,Y及びnは、前記と同じ意味を示す)で
表されるブロック−グラフ共重合体が得られる。
【0032】該共重合体において、前記A成分の一般式
〔1〕共重合体と同様に共役ジエン系重合体ブロック:
XとN−置換マレイミド重合体ブロック:Yとの比率=
X/Y(重量基準)は、20/80≦X/Y≦90/1
0が好ましく、このX/Y比が過少な場合には硬化物の
電気特性が低下し、また過大な場合には異種樹脂との相
溶性が低下する。また、前記共重合体の数平均分子量は
、500〜100,000 の範囲好ましく、過大な場
合には硬化物の耐熱衝撃性が低下し、過大な場合には異
種樹脂との相溶性が低下する。本発明の成分Bである難
燃性樹脂組成物として、耐熱性の優れた樹脂を用いるの
が好ましいが、特にその種類には制限はない。好ましい
熱硬化性樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、ポリブタ
ジエン樹脂、下記一般式〔12〕
【0033】
【化7】 (式中、Aは、p価の芳香族、脂環族又は脂肪族性の有
機基を示し、pは1〜6の整数を表す)で表されるマレ
イミド化合物、シアン酸エステル類などが挙げられる。
【0034】エポキシ樹脂として、2官能以上の多官能
性エポキシ樹脂が好ましく使用される。例えばビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、ポ
リグリコール型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂、グ
リシジルアミン型エポキシ樹脂、イソシアヌル酸型エポ
キシ樹脂、ハロゲン化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
、ハロゲン化フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ポ
リブタジエンエポキシ樹脂(特公昭−027093号公
報参照) 等が挙げられ、またこれらの変性体であるウ
レタン変性エポキシ樹脂、アクリル変性エポキシ樹脂等
も用いられる。これらは単独又は混合物で配合すること
ができる。
【0035】ポリブタジエン樹脂として、重合体鎖中の
ブタジエン単位の50%以上が1,2−結合でジエンの
ホモポリマー、コポリマー及びその誘導体を、成分Bと
して特に制限なく配合することができる。例えば、日本
曹達 (株) から市販されているNISS例えば、日
本曹達 (株) から市販されているNISSPB B
−1000 、同B−2000、同B−3000、同G
−1000、同G−2000、同G−3000、同C−
1000等、及びそれらの誘導体である TE−200
0 (アクリル化変性体)、GM−1000  (無水
マレイン酸半エステル変性体)、GQ−1000(ボイ
ル化変性体) 、TP−1001(ウレタン化変性体)
 、BF−1000(エポキシ化変性体) 、GI−1
000 、GI−3000(水素添加変性体) 、BN
−1010(マイン化変性体) 等が配合使用される。 前記一般式〔12〕で表されるマレイミド化合物は、通
常無水マレイン酸又はその誘導体類と1個以上のアミノ
基を有するアミン類とを反応させてマレアミド酸を合成
し、次いでマレアミド酸を脱水環化させる方法等による
公知の方法で合成される。
【0036】マレイミド化合物として、N−エチルマレ
イミド、N−ブチルマレイミド、N−ヘキシルマレイミ
ド、N−フェニルマレイミド、N−o,m又はp−メト
キシフェニルマレイミド、N−2−ニトロフェニルマレ
イミド、N−3,5−ジクロロフェニルマレイミド、N
−o,m又はp−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−
o,m又はp−カルボキシフェニルマレイミド、N−p
−アリルフェニルマレイミド、N−p−フルオロフェニ
ルマレイイミド、N−4−ピリジルマレイミド、N−(
2−メチル−4−ピリジル)マレイミド、N−ペンタク
ロロフェニルマレイミド、N−o,m又はp−アセトキ
シフェニルマレイミド、N−p−〔1−メチル−1−(
p’−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニルマレイミ
ド、N−2−メチル−4−〔1’−メチル−1’−(3
”−メチル−4”−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェ
ニルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−4−キ
ノリルマレイミド、N−1(又は2)−ナフチルマレイ
ミド等のモノマレイミド類;N,N’−エチレンビスマ
レイミド、N,N’−o,m又はp−フェニレンビスマ
レイミド、 N,N’−ヘキサメチレンビスマレイミド
、N,N’−(メチレン−ジ−p−フェニレン)ビスマ
レイミド、N,N’−(オキシ−ジ−p−  フェニレ
ン)ビスマレイミド、
【0037】N,N’ −(チオ
−ジ−pフェニレン)ビスマレイミド、N,N’−(ス
ルホニル−ジ−p−フェニレン)ビスマレイミド、N,
N’−(スルフィニル−ジ−p−フェニレン)ビスマレ
イミド、N,N’−(メチレン−ジ−1,4−シクロヘ
キシ? レン)ビスマレイミド、N,N’−(イソプロ
ピリデン−ジ−p−フェニレン)ビスマレイミド、N,
N’−m−キシリレンビスマレイミド、N,N’−p−
キシリレンビスマレイミド、N,N’−(イミノ−ジ−
p−フェニレン)ビスマレイミド、N,N’−2,4−
トリレンビスマレイミド、N,N’−(メチレン−ジ−
3−クロロ−p−フェニレン)ビスマレイミドN,N’
−(メチレン−ジ−3−メチル−1,4−フェニレン)
ビスマレイミド、N,N’−(ビニレン−ジ−p−フェ
ニレン)ビスマレイミド、4−メチル−2,4−ビス(
p−N−マレイミドフェニル)ペンタン、N,N’−1
,4−ナフチレンビスマレイミドN,N’−2,4−ピ
リジンビスマレイミド、トリス(4−N−マレイミドフ
ェニル)ホスフェート、トリス(4−N−マレイミドフ
ェニル)チオホスフェート、2,4,6−トリス(4’
−N−マレイミドフェノキシ)−s−トリアジン、5(
又は6)−N−マレイミド−1−(4’−N−マレイミ
ドフェニル)−1,3,3 −トリメチルインダン、ポ
リ(フェニレンメチレン)ポリマレイミド、ポリ(シク
ロヘキシレンメチレン)ポリマレミド等のポリマレイミ
ド類が挙げられ、またこれらのマレイミド化合物のマレ
イミド基中の不飽和炭素に結合した水素原子が、適宜塩
素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、フェニル基等
で置換された化合物も使用することができる。成分Bと
して、これらのマレイミド化合物も1種の単独又は2種
以上の混合物として配合使用される。
【0038】シアン酸エステル類とは、分子中にシアナ
ト基を有する多官能性シアン酸エスステル又はそのプレ
ポリマー単独又はこれら成分を必須成分として含有する
樹脂組成物であり、例えば、シアナト樹脂(特公昭41
−1928号公報、特公昭45−011712号公報、
特公昭44−1222号公報、DE−1,190,18
4 号明細書等参照) 、シアン酸エステル−マレイミ
ド樹脂、シアン酸エステル−マレイミド−エポキシ樹脂
(特公昭54−030440号公報、特公昭52−03
1279号公報、USP−4,110,364 号明細
書等参照) 、シアン酸エステル−エポキシ樹脂(特公
昭46−041112号公報等参照) 等で代表される
ものである。
【0039】   上記の多官能性シアン酸エステルとして、下記一般
式〔13〕       R”’( OCN )q  
     ・・・〔13〕(ここに、R”’ は、芳香
族の有機基を示し、q は5以下の整数である)で表さ
れ、シアナト基が芳香環に結合している化合物が好適に
使用される。例えば、1,3−又は1,4−ジシアナト
ベンゼン、1,3,5−トリシアナトベンゼン、1,3
−,1,4−,1,6−,1,8−,2,6−又は2,
7−ジシアナトナフタレン、1,3,6−トリシアナト
ナフタレン、4,4’−ジシアナトビフェニル、ビス(
4−シアナトフェニル)メタン、2,2−ビス (3,
5−ジクロロ−4−シアナトフェニル)プロパン、2,
2−ビス (3,5−ジブロモ−4−シアナトフェニル
)プロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エーテル、
ビス(4−シアナトフェニル)チオエーテル、ビス(4
−シアナトフェニル)スルホン、トリス(4−シアナト
フェニル)ホスファイト、トリス(4−シアナトフェニ
ル)ホスフェート等及び末端−OH含有ポリカーボネー
トオリゴマーとハロゲン化シアンとの反応より得られる
シアン酸エステル(USP−4,026,913 号公
報等参照) 、
【0040】ノボラックとハロゲン化シ
アンとの反応により得られるシアン酸エステル(USP
−4,022,755号、USP−3,448,079
号公報等参照) 等が挙げられる。また特公昭41−1
928号、特公昭43−18468 号、特公昭44−
4791号、特公昭45−011712号、特公昭46
−041112号、特公昭47−026853号、特開
昭51−063149号等の公報、USP−3,553
,244号、USP−3,755,402号、USP−
3,740,348号、USP−3,595,900号
、USP−3,694,410号、USP−4,116
,946号明細書等に記載されたシアン酸エステル類も
使用することができる。更に、前記シアン酸エステル類
を、鉱酸、ルイス酸、炭酸ナトリウム又は塩化リチウム
等の塩類、トリブチルホスフィン等のリン酸エステル類
などの触媒の存在下又は不存在下に重合させて得られる
プレポリマーも使用できる。これらのプレポリマーは、
前記シアン酸エステル中のシアン基が3量化することに
より形成されるsym−トリアジン環を、一般に分子中
に有している。
【0041】前記多官能性シアン酸エステルは、またア
ミンとのプレポリマーの形でも使用される。好適なアミ
ンとして、例えばm−又はp−フェニレンジアミン、m
−又はp−キシリレンジアミン、1,4−又は1,3−
シクロヘキサンジアミン、ヘキサヒドロキシリレンジア
ミン、4,4’−ジアミノビフェニル、ビス(4−アミ
ノフェニル)メタン、ビス(4−アミノフェニル)エー
テ  ル、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、ビス
(4−アミノ−3−メチルフェニル)メタン、ビス(4
−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)メタン、ビス(
4−アミノフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(
4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ア
ミノ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(
4−アミノ−3−クロロフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−アミノ−3−クロロフェニル)メタン、2,
2−ビス(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル)プ
ロパン、ビス(4−アミノフェニル)フェニルメタン、
1,1−ビス(4−アミノフェニル)−1−フェニルエ
タン等が挙げられる。
【0042】前記多官能性シアン酸エステル、そのプレ
ポリマー及びアミンとのプレポリマーは混合物の形でも
使用でき、単独及び混合物の数平均分子量 300〜6
,000 、好ましくは 1,500以下、更に好まし
くは 300〜1,000 の範囲で使用される。シア
ン酸エステル−マレイミド樹脂、シアン酸エステル−マ
レイミド−エポキシ樹脂等で代表されるシアン酸エステ
ル系樹脂組成物の成分として使用されるマレイミドとし
て、前記一般式[12]で表されるマレイミド化合物が
好適に用いられる。
【0043】成分Bであるビニルモノマーとして、スチ
レン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニルモノマー類;
アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート等の(メタ)アクリル酸
エステル類;ジメチルフマレート等のフタル酸エステル
類;ジメチルマレート等のマレイン酸エステル類;ジア
リルフタレート等のアリル化合物類;トリアリルイソシ
アヌレートなどのラジカル重合性モノマーが使用される
【0044】成分Cの前記一般式〔3〕のブロモフェニ
ルマレイミドとしては、4−ブロフェルマレイミド、2
,4−ジブロモフェニルマレイミド、2,4,6−トリ
ブロモフェニルマレイミド、2,3,4,5,6−ペン
タブロモフェニルマレイミド等が使用される。
【0045】本発明の難燃性樹脂組成物は、前記成分A
の共重合体と成分Bの熱硬化性樹脂及び/又はビニルモ
ノマーと成分Cのブロモフェニルマレイミドとを混合若
しくは予備反応させることにより調製する。調製方法と
して、(a) 無溶剤で常温又は加温下に単純に混合す
る方法、(b) 無溶剤で加熱し予備反応させる方法、
(c) アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、トルエン、キシレン等の単独又は2種以上
の混合溶媒に溶解し、溶液  として混合する方法、(
d) 前記  溶媒中において溶液として混合、予備反
応させる方法、(e) 前記溶媒中において予備反応さ
せたものを混合する方法などを採用することができる。
【0046】成分Aと成分Bとの組成比は、使用目的な
どにより異なり特に限定されないが、通常重量比で90
/10≧A/A+B≧5/95、好ましくは80/20
≧A/A+B≧10/90の範囲であり、また成分Cは
成分Aと成分Bの総量に対して50重量%以下の範囲で
ある。本発明の難燃性樹脂組成物は、組合せによっては
そのままでも硬化するが、硬化反応の促進剤として前記
成分Bの硬化触媒として公知の化合物を使用する。これ
らの硬化促進剤として、エポキシ樹脂用硬化剤、有機金
属塩類、有機過酸化物等が例示される。
【0047】エポキシ樹脂用硬化剤として、例えばベン
ジルジメチルアミン等の第3級アミン類、2−エチルイ
ミダゾール等のイミダゾール類、塩化コリン等の第4級
アンモニウム塩類、トリエチレンジアミン、トリエチレ
ンテトラミン等の脂肪族ポリアミン類、ジアミノフェニ
ルメタン、ジアミノジフェニルスルホン等の芳香族ポリ
アミン類、N−アミノエチルピペラジン、メンタンジア
ミン等の脂環族ポリアミン類、無水フタル酸、4−メチ
ルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水トリメリット酸、無
水ピロメリット酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン
酸等の酸無水物類、ジシアンジアミド、フェノールノボ
ラック樹脂、アニリン・ホルムアルデヒド樹脂、ポリア
ミド樹脂、トリフェニルホスフィン等が挙げられ、これ
らは1種の単独又は2種以上が併用される。
【0048】有機金属塩類として、ナフテン酸亜鉛、ス
テアリン酸鉛、ナフテン酸鉛、オクチル酸亜鉛、オレイ
ン酸錫、オクチル酸錫、ジブチル錫マレート、ナフテン
酸マンガン、ナフテン酸コバルト、アセチルアセトン鉄
、アセチルアセトンマンガン等が挙げられ、これらも1
種の単独又は2種以上が併用される。
【0049】有機過酸化物として、過酸化ベンゾイル、
2,4−ジクロル過酸化ベンゾイル、オクタノイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド等のジアシルパ
ーオキサイド類、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キシン−3、ジクミルパーオキサイド等のジアリルパー
オキサイド類;t−ブチルパーベンゾエート、t−ブチ
ルパーアセテート、ジ−t−ブチルパーフタレート、2
,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)
ヘキサン等のパーオキシエステル類;メチルエチルケト
ンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド等
のケトンパーオキサイド類;ジ−t−ブチルヒドロパー
オキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、α−フェ
ニルエチルヒドロパーオキサイド、シクロヘキセニルヒ
ドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類;1
,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、
1,1 −ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン等のパーオキシケタール類
などが挙げられ、それらの使用量は、一般的な意味での
触媒量の範囲で充分であり、例えば前樹脂量に対して1
0重量%以下、好ましくは5重量%以下が使用される。
【0050】本発明の難燃性樹脂組成物には、その特性
を損なわない範囲内で前記以外の成分を添加、配合する
ことができる。これらの配合成分として、前記例示した
以外の熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、ポリアリル化合物
、液状ゴム、溶剤、充填剤、難燃剤、可塑剤、光重合開
始剤、重合防止剤、カップリング剤、顔料等が挙げられ
る。
【0051】熱硬化性樹脂として、不飽和ポリエステル
樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシアクリレート
樹脂、ウレタンアクリレート樹脂等を性能の損なわない
範囲内で配合することもできる。
【0052】熱可塑性樹脂として、芳香族または脂肪族
系の石油樹脂、ロジン樹脂、テルペン樹脂、クマロン樹
脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂等が配合される。
【0053】ポリアリル化合物として、一分子中に少な
くとも2個以上のアリル基を有するものであれば特に制
限はないが、例えばトリアリルイソシアヌレート、 o
,o´−ジアリルビスフェノールA、 o,o´−ジア
リルビスフェノールF、1,1,1,3,3, 3−ヘ
キサフルオロ−2,2− ビス(p− ヒドロキシ−o
− アリルフェニル) プロパン等のビスフェノール類
のジアリル化合物; アリル化フェノールノボラック、
1,1,3−トリス−(4−ヒドロキシフェニル) プ
ロパンのアリル化物、1,1,2,2−テトラ(4− 
ヒドロキシフェニル) エタンのアリル化物 ;  α
, α, α´, α´−テトラ(4−ヒドロキシフェ
ニル)−p−キシレンのアリル化物及びフェノール類と
ヒドロキシベンズアルデヒドとの脱水縮合物のアリル化
物等の1種又は2種以上の混合物を使用することができ
る。
【0054】液状ゴムとして、1,4−ポリブタジエン
、たとえば日本ゼオン (株) 製のポリオイル110
 、同130 、同160、出光アーコ (株製のポリ
BDR−45HT、同R−45MA、同R−45EPT
 等、ポリイソプレ同R−45EPT 等、ポリイソプ
レン、例えば (株) クラレ製のクラプレンLTR−
290 、同−390、同−310、同−30、同−5
0 、同−403、同−410、同−503、同−50
6等、ニトリルゴム、例えばBFグッドリッチ社製のハ
イカーCTBN−1300 ×8 、同VTBN−13
00 ×14、同ATBN−1300×16、同CTB
−2000×162 等、クロロプレンゴム、例えば電
気  化学工業 (株) 製のデンカ LCRX−10
0、同X−050 、同C−タイプ、同CE− タイプ
  、同 H−タイプ、同XA− タイプ等を使用する
ことができる。
【0055】溶剤として、共重合体の合成に用いた反応
溶媒の他、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のエステル系溶剤、四塩化炭素、モノクロルベンゼ
ン等の塩素化炭化水素系溶剤を使用することができる。
【0056】充填剤として、溶融シリカ、結晶シリカ等
のシリカ粉末、アルミナ、酸化マグネシウム(マグネシ
ア)、ウォラストナイト、マイカ、炭酸カルシウム、タ
ルク等の無機充填剤が、好適に配合される。これらの充
填剤は、粉末状、粒子状、フレーク状または繊維状の充
填剤としてそのままで、若しくは前記カップリング剤で
表面処理したものを使用できる。
【0057】難燃剤として、公知の無機系又は有機系の
難燃剤、例えば水酸化アルミニウム、酸化アンチモン、
パークロロペンタシクロデカン、テトラブロモビスフェ
ノールA、ペンタブロモフェノールメタクリレート、ハ
ロゲン化エポキシ樹脂等が使用される。
【0058】可塑剤として、例えばジブチルフタレート
、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステル類;トリ
クレジルホスフェート、ジフェニルオクチルホスフェー
ト等のリン酸エステル類;ジブチルセバケート、ジオク
チルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート等
の二塩基酸エステル類などが使用される。
【0059】光重合開始剤として、ベンゾイン、ベンゾ
インイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエー
テル、ベンゾフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェ
ノン、2,2−ジメトキシフェニルアセトフェノン、2
−エチルアントラキノン等の光ラジカル重合開始剤が使
用できる。
【0060】重合防止剤として、4,4’−チオビス(
6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、3,5−ジ
−t−ブチルヒドロキシトルエン、2,2’−メチレン
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−クレゾー
ル)等のアルキルフェノール類;フェニル−C−ナフチ
ルアミン、N,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレ
ンジアミン等のアリルアミン類;p−t−ブチルカテコ
ール等のカテコール類;ハイドロキノン、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル等のハイドロキノン類などが使用
される。
【0061】カップリング剤として、一般式 XSiY
3(式中、Xはビニル基、メタクリロキシプロピル基、
アミノアルキル基、メルカプトアルキル基、エポキシア
ルキル基等の非加水分解型の有機基、Yはハロゲン、ア
ルコキシ基等の加水分解型の有機基を示す)で表される
シラン化合物、例えばγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、α−アミノプロピルトリエトキシシラン
等のシランカップリング剤、前記一般式中のSiをTi
に置き換えたチタンカップリング剤を使用できる。
【0062】前記本発明の難燃性樹脂組成物は、成分A
の共重合体、成分Bの熱硬化性樹脂及び/又はビニルモ
ノマー、及び成分Cのブロモフェニルマレイミドに所望
により硬化促進剤、各種添加剤等を配合したものであり
、塗料用、接着用、注型用等の組成物として調製され、
使用される。これらの難燃性樹脂組成物は、常温で硬化
することができる他、熱風、電熱、赤外線、遠赤外線、
高周波、マイクロ波等の各種エネルギーを用いて硬化す
ることができる。また、前記難燃性樹脂組成物を、適当
な溶剤に溶解し、含浸ワニスが調製される。このワニス
をシート状基材に含浸又は塗布し、必要に応じて風乾し
た後、60〜150℃の恒温空気中で乾燥することによ
り、B−ステージのプリプレグを調製することができる
【0063】シート状基材として、石英、ガラス、カー
ボン、アスベスト等の無機繊維、ポリエステル、ポリア
クリル、ポリアミド等の有機繊維の種々の織成による織
布、不織布、マット、ペーパー及びこれらを組み合わせ
た基材などが使用される。これらの基材は、充填材と同
様にカップリング剤を用いて表面処理を施し使用するの
が好ましい。このプリプレグの1枚又は複数枚を用い、
更に必要に応じて電解銅箔等の金属箔を重ねた構成とし
、通常成形圧力3〜100kg/cm2 、温度130
〜240℃の条件で一定時間加圧、加熱して成形するこ
とにより、金属箔との接着性が優れ、かつ耐熱性、誘電
特性の優れたプリント配線板用の積層板を製造すること
ができる。
【0064】更に、前記難燃性樹脂組成物を加熱溶融し
、必要に応じて充填剤、硬化剤等の添加剤を加えて十分
に混練することにより、成形用の難燃性樹脂組成物を調
製することができる。この成形用の樹脂組成物の成形条
件は、通常成形圧力0.1〜1,000kg/cm2 
、好ましくは3〜500kg/cm2 、温度100〜
300℃、好ましくは150〜240℃及び成形時間3
0秒〜30時間である。
【0065】
【作用】本発明の難燃性樹脂組成物は、前記したように
共役ジエン系重合体ブロックとN−置換マレイミド重合
体ブロックとからなる共重合体(成分A)と、熱硬化性
樹脂及び/又はビニルモノマー(成分B)と、ブロモフ
ェニルマレイミドム(成分C)とを含有することを特徴
とする。本発明において、成分Aの共重合体は、本質的
に無極性セグメントと極性セグメントとから構成される
。従って、それらのセグメントの構成比率、すなわち共
役ジエン系重合体ブロックとN−置換マレイミド重合体
ブロックとの共重合比率を選択することにより、ポリブ
タジエン樹脂等の無極性ポリマー、エポキシ樹脂,ポリ
イミド樹脂等の極性ポリマーの双方に相溶化することか
ら、従来相溶させることができなかった無極性ポリマー
と極性ポリマー間において相溶化剤として作用し、その
結果、新規の硬化性樹脂組成物の調製が可能となる。
【0066】また、前記構成を有する硬化性樹脂組成物
の硬化物においては、ミクロ相分離構造が形成され、硬
化物の強靱性や耐熱性が著しく向上するばかりでなく、
共役ジエン系重合体の持つ本来の優れた電気特性、耐水
性、耐湿性等も付与される。また、成分Cのブロモフェ
ニルマレイミドは、分子中に反応性、耐熱性に優れたマ
レイミド基及び難燃効果の大きい臭素原子を有し、また
誘電特性的にも優れる。その結果、本発明の難燃性樹脂
組成物は、注型用、成形用、積層用、含浸用、接着用、
塗料用等の各種態様の樹脂組成物として調製でき、それ
らを硬化することにより、機械的強度、耐水性、耐湿性
、耐熱性、電気特性、耐熱衝撃性等に優れ、かつ難燃性
にも優れた硬化物が得られる。
【0067】
【実施例】本発明を、実施例及び比較例により、更に具
体的に説明する。ただし、本発明の範囲は、これらの実
施例により何等制限を受けるものではない。なお、以下
の例中において「部」及び「%」は、特に断りのない限
り重量基準である。
【0068】<共重合体の合成>(a) 試料A−1窒
素シールした反応容器に、ナトリウム0.2 モルを含
むナトリウムーケロシン分散体をテトラヒドロフラン 
(以下 THFと記す) に溶解した溶液2500g 
を仕込み、−60℃に保持して攪拌しながら、予め−6
0℃に冷却したブタジエン6.29モル及びαーメチル
スチレン1.34モルのTHF 溶解液1500g を
4時間かけて滴下し、更に1時間保持した後、エチレン
オキサイド0.5 モルを加えて処理し、分子鎖の両末
端に酸素ーナトリウム結合を有するブタジエン系重合体
の溶液を得た。この反応液の一部を系外に取り出し、水
を加えて処理した後、減圧下に溶媒を留去して得られた
ブタジエン系重合体の特性を表1に示す。次いで、反応
系にN−フェニルマレイミド (以下PMI と記す)
1.45 モルをTHF に溶解した溶液1500g 
を4時間かけて滴下し、更に1時間保持した後、塩酸−
メタノール溶液を加えて反応を停止した。次いで、反応
液を大量のメタノール中へ投入してポリマーを析出させ
、濾過、洗浄した後、60℃で1昼夜乾燥し、黄白色粉
末状の共重合体 (試料A−1)を得た。重合収率は9
9.0%であった。試料A−1の特性を表1に示す。
【0069】(b) 試料A−2 窒素シールした反応容器に、市販の水酸基含有1,2−
ポリブタジエン(数平均分子量3100、1,2−結合
含有率91.0%、1分子当たりの水酸基含有量1.8
2、商品名NISSO PBG−3000、日本曹達 
(株) 製)500g をTHF に溶解した溶液33
00g を仕込み、0 ℃に保持して攪拌下で、n−ブ
チルリチウム0.29モル(OH/Li (モル比)=
1.0)を滴下して分子鎖の両末端に酸素−リチウム結
合を有するブタジエン系重合体の溶液を得た。次いで、
この重合体溶液の反応系を−60℃に保持し、攪拌しな
がら、o−メチルフェニルマレイミド2.67モルをT
HF に溶解した溶液3300g を4時間かけて滴下
し、更に1時間保持した後、試料A−1と同様に反応停
止、後処理を行い、黄白色粉末状の共重合体( 試料A
−2)を得た。重合収率は99.5%であった。試料A
−2の特性を表1に示す。
【0070】(c) 試料A−3 窒素シールした反応容器に、市販の水酸基含有1,4−
ポリブタジエン(数平均分子量2800、1,4−結合
含有率80%、1分子当たりの水酸基含有量2.35、
商品名poly−BD R−45HT、出光アーコ (
株) 製)300gをTHF に溶解した溶液2000
gを仕込み、0℃に保持して攪拌下で、n−ブチルリチ
ウム0.251 モル(OH/Li (モル比)=1.
0)を滴下して分子鎖の両末端及び分子中に酸素−リチ
ウム結合を有するブタジエン系重合体の溶液を得た。次
いで、この重合体溶液の反応系を−60℃に保持し、攪
拌しながら、PMI 1.73モルをTHF に溶解し
た溶液2000gを4時間かけて滴下し、更に1時間保
持した後、試料A−1 と同様に反応停止、後処理を行
い、黄白色粉末状の共重合体( 試料A−3)を得た。 重合収率は98.8%であった。試料A−3の特性を表
1に示す。
【0071】(d) 試料A−4 窒素シールした反応容器に、n−ブチルリチウム0.2
5モルを含むTHF 溶液3300gを仕込み、−40
℃に保持して攪拌下で、ブタジエン9.26モルを4時
間かけて導入し1時間保持した後、エチレンオキサイド
0.5 モルを加えて処理し、分子鎖の片末端に酸素−
リチウム結合を有するブタジエン系重合体の溶液を得た
。この反応液の一部を系外に取り出し、水を加えて処理
した後、減圧下で溶媒を除去して得られたブタジエン系
重合体の特性を第1表に示す。次いで、この重合体溶液
の反応系を−60℃に保持し、攪拌しながら、PMI 
0.72モルをTHF に溶解した溶液830gを4時
間かけて滴下し、更に1時間保持した後、塩酸−メタノ
ール溶液を加えて反応を停止した。次いで、反応液に水
を加えて分液後、上層のポリマー溶液から減圧下で溶媒
を留去して褐色エラストマー状の共重合体 (試料A−
4)を得た。重合収率は98.7%であった。試料A−
4の特性を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】実施例1〜6、比較例1〜4−難燃性樹脂
組成物(含浸ワニス)− (a) 含浸ワニスの調製(W−1〜W−6,比較用 
CW −1 〜 CW −4 ) 成分A;前記で合成した共重合体(試料A−1〜A−4
) 成分B;下記熱硬化性樹脂 CHN  :クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(商
品名YDCN−701、東都化成 (株) 製)SGM
  :無水マレイン酸半エステル化1,2−ポリブタジ
エン (商品名PBSG−2050M、日本曹達 (株) 製
)M20  :ポリフェニレンメチレンビスマレイミド
(商品名ビスマレイミドM−20、三井東圧化学 (株
) 製)PA    :o,o , − ジアリルビス
フェノールA(商品名BPA−CA、三井東圧化学 (
株) 製)成分C;下記ブロモフェニルマレイミドTB
PM:2,4,6−トリブロモフェニルマレイミドその
他;下記難燃剤 BREN:臭素化エポキシ樹脂 (商品名BREN,日本化薬 (株) 製)BMPP:
2,2−Bis(4−メタクリロキシ−フェニル) プ
ロパン 下記液状ゴム LR  :マレイン化1,4−ポリブタジエン(日本ゼ
オン (株) 製ポリオイル110 のマレイン化、マ
レイン化率10重量%品)
【0074】前記成分A,B,Cを適宜配合し、更に必
要に応じ、前記その他成分、硬化促進剤としてジクミル
パーオキサイド(DCPと記す)又は2−ウンデシルイ
ミダゾール(エポキシ硬化剤、商品名C11Z、四国フ
ァインケミカル(株)製、2UIと記す)を加え、シク
ロヘキサノンに加温溶解して樹脂分50%の含浸ワニス
:W−1〜W−6を調製した。また、比較試料として、
前記成分A,Bからなる組成物、又は、成分Bに前記難
燃剤及び硬化促進剤を加えてシクロヘキサノンに加温溶
解して樹脂分50%含浸ワニス:比較試料  CW−1
 〜CW−4 を調製した。調製した試料の配合組成を
表2に示す。
【0075】
【表2】
【0076】(b)積層板の作製及び評価前記(a) 
項で調製した含浸ワニス試料W−1〜W−6及び比較試
料 CW −1〜0.4のそれぞれを、厚さ0.2mm
のガラス繊維織布に含浸し、加熱乾燥してB−ステージ
のプリプレグを作製した。得られたプリプレグを8枚重
ね、更に両面に厚さ35μmの電解銅箔を重ねて180
℃×50kg/cm2 ×120分の条件で加圧成形し
、更に200℃で24時間硬化を行い、銅張り積層板を
作製した。
【0077】前記作製した銅張り積層板について、下記
の特性を測定した。 ■  誘電率(ε)及び電正接(tanδ) :1MH
z,25℃の条件で測定 ■  銅箔密着性(σs) :  kg/cm2■  
半田耐熱性: 300℃の半田浴で120秒間処理 ○:異常なし    ×:ふくれ発生 ■  吸水率: 沸騰水中2時間保持(%) ■  難燃性:UL法 測定結果を、表3に示す。
【0078】
【表3】 表3に示すように、本発明の難燃性樹脂組成物からなる
含浸ワニスを用いた積層板は、低誘電率であるばかりで
なく、銅箔密着性、半田耐熱性、耐水性、及び難燃性に
優れ、各特性が良くバランスしている。
【0079】実施例7 −難燃性樹脂組成物(成形材料)− 成分Aとして前記で合成した共重合体(試料A−2)5
0部、成分BとしてM20(前記)30部、成分Cとし
てTBPM(前出)20部及び硬化促進剤としてDCP
(前出)1部を混合し、更にシラン系カップリング剤で
表面処理を施した結晶シリカ粉末250部を天下して1
00〜110℃の温度下で混練した後、冷却、粉砕して
顆粒状の難燃性樹脂組成物:G−1を調製した。調製し
た試料G−1を、170℃×30kg/cm2 ×3分
の条件で圧縮成形し、更に成形品を230℃に2時間保
持して硬化させた。得られた成形品は、下記の特性を有
していた。 曲げ強度:  12.0  kg/cm2     (
20 ℃)9.8  kg/cm2     (200
℃)誘電率  :   3.3           
   (1MHz , 20℃)吸水率  :   0
.1  %          ( 沸騰水中2 時間
保持) 加熱減量:   0.1  %          (
180℃×24時間保持)難燃性  :  UL94V
−0
【0080】実施例8 −難燃性樹脂組成物(注型樹脂)− 成分Aとして前記で合成した共重合体(試料A−4)4
0部、成分Bとしてエポキシ樹脂(商品名YD−128
、東都化成 (株) 製)10部及びトリアリルイソシ
アヌレート20部、成分CとしてTBPM(前出)30
部を100℃で加温溶解して均一溶液とした後、硬化促
進剤としてDCP(前出)1部及び2UI(前出) 0
.5 部を加えて淡褐色透明液状の難燃性樹脂組成物:
試料T−1を得た。調製した注型用難燃性樹脂組成物T
−1を130℃で3時間、更に150℃において8時間
硬化した。得られた硬化物は下記の特性を有していた。
【0081】 硬化収縮率(Vs)  :  1.5 %Vs =( 
固体比重−液体比重) /固体比重×100曲げ強度 
 :  8.9 kg/cm2     (20℃)7
.2 kg/cm2      (200 ℃)誘電率
    :  2.6              (
1MHz , 20 ℃)吸水率    :  0.2
 %           (沸騰水中2 時間保持) 耐熱衝撃性:  120 ℃〜−30℃×10サイクル
以上100 mlポリカップ中に、30g の試験用樹
脂を用いて外径40mmΦのスプリングワッシャーを埋
め込み加熱硬化した後、120 ℃×1 時間、及び−
30℃×1 時間を1サイクルとし、クラックが入るま
で繰り返し試験を行った。
【0082】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物は、共役ジエ
ン系重合体ブロックとN−置換マイミド重合体ブロック
とから構成される共重合体と、熱硬化性樹脂及び/又は
ビニルモノマーと、ブロモフェニルマレイミドとからな
ることを特徴とする。実施例からも明らかなように、本
発明の難燃性樹脂組成物は、溶解性、相溶性に優れ、硬
化時の硬化収縮率が小さく、かつ、その硬化物は機械的
強度、耐熱性、耐水性、接着性、耐熱衝撃性、電気特性
に優れ、更に難燃性が優れる。従って、注型材料、成形
材料、封止材料、積層板用含浸ワニス、コイル含浸ワニ
ス、塗料、接着剤用等の広範な用途に使用することがで
きる。
【0083】特に、本発明の一態様である含浸ワニスを
用いたプリプレグは作業性が良好であり、それを用いて
製造した積層板は金属箔との接着性に優れ、かつ優れた
誘電特性、耐熱性、難燃性を有することから、低誘電率
を要求される高周波回路等のプリント配線板用の基板材
料として極めて有用である。本発明は、従来多様な分野
で多用されている熱硬化性樹脂の本来の特徴と、共役ジ
エン系重合体の本来の特徴とを併せ持ち、更に高度の難
燃性をも有する難燃性樹脂組成物を提供するものであり
、その電気・電子分野を始めとする産業上の意義は極め
て大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分A、B、及びCからなることを特
    徴とする難燃性樹脂組成物。 成分A:下記一般式〔1〕及び/又は〔2〕X(Y)m
                 ・・・〔1〕X(O−Y)
    n         ・・・〔2〕(ここに、Xは共役
    ジエン系重合体ブロック、YはN−置換マレイミド重合
    体ブロックを示し、(mは1〜2、nは1〜5の正数)
    で表され、XとYとの重量比が20/80/≦X/Y≦
    90/10、数平均分子量が500 〜 100,00
    0である共重合体である)成分B:熱硬化性樹脂及び/
    又はビニルモノマー成分C:下記一般式〔3〕で表され
    るブロモフェニルマレイミド 【化1】 (ここに、zは1〜5の正数を示す)
  2. 【請求項2】成分Bの熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂、
    ポリブタジエン樹脂、マレイミド化合物及びシアン酸エ
    ステルよりなる群から選択された少なくとも一種である
    請求項1記載の難燃性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005715A1 (en) * 1996-08-07 1998-02-12 Nippon Zeon Co., Ltd. Cross-linking polymer composition

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WO1998005715A1 (en) * 1996-08-07 1998-02-12 Nippon Zeon Co., Ltd. Cross-linking polymer composition
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