JPH04372628A - 地球低軌道飛行体の構造用樹脂系部材 - Google Patents

地球低軌道飛行体の構造用樹脂系部材

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JPH04372628A
JPH04372628A JP3148814A JP14881491A JPH04372628A JP H04372628 A JPH04372628 A JP H04372628A JP 3148814 A JP3148814 A JP 3148814A JP 14881491 A JP14881491 A JP 14881491A JP H04372628 A JPH04372628 A JP H04372628A
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JP
Japan
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resin
atomic oxygen
resin material
outer space
composite material
Prior art date
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Pending
Application number
JP3148814A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Kishi
岸   克 宏
Masaji Arita
有 田 正 司
Yoshiteru Yasuda
保 田 芳 輝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に宇宙空間におい
て曝露状態で使用される構造物や部品の素材として利用
するのに適した宇宙空間用樹脂系部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、宇宙飛行体の外部には金属材料を
用いるのが一般的であったが、1998年2月に、国際
的なプロジェクトとして宇宙ステーションを打ち上げよ
うとの計画が進められ、従来にない多くの新しい技術が
要求されている。
【0003】それらのうちの一つに、構造物があり、従
来と異なって宇宙ステーションの場合、スペースシャト
ルなどにより部品レベルで何回かに分けて打ち上げ、宇
宙空間において組み立てていく予定であり、あらゆる部
位,部品が可能な限りよりコンパクトでかつ軽量である
ことが要求されている。
【0004】このような理由から、宇宙空間で使用され
る構造物およびその素材もコンパクトでかつ軽量である
ことが要求されており、樹脂系複合材料を採用しようと
いう計画が増加している。
【0005】例えば、図9は、1998年に打ち上げが
予定されている宇宙ステーションの全体概要図であり、
中央に延びるトラス11,太陽電池パドル12,カナダ
のモジュール13,ヨーロッパのモジュール14,日本
の実験モジュール15,アメリカのモジュール16,付
設のペイロード17,電力系ラジエータ18などから構
成されるものとなっている。
【0006】また、図10はその中の日本の実験モジュ
ール(JEM)の概要図であって、与圧部21,補給部
与圧区22,マニピュレータ23,曝露部24,補給部
曝露区25などから構成されるものとなっている。
【0007】そして、図9におけるトラス11や図10
における補給部曝露区25の床26などには炭素繊維強
化樹脂(CFRP)よりなる有機系材料を用いる計画と
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように地上1000km以上の高高度を飛行していた通
信衛星などと異なり、宇宙ステーションにあっては、地
上300〜500kmの地球低軌道環境を飛行するため
、図11に参考として示した地上高と残存雰囲気ガス量
との関係を示したグラフからわかるように、この地上高
における環境下で最も多く存在する原子状酸素の衝突お
よび衝突時のエネルギによる酸化反応の発生のため、宇
宙ステーション表面の曝露部分に使用されている有機系
材料は劣化ないしは損傷が激しいという問題点があった
(例えば、AIAA  paper85−1066,N
ASA  Tech  Memo  10681,AI
AApaper  87−0105.AIAA  pa
per  90−0727など)。
【0009】上記文献のうちAIAA  paper 
 90−0727では、炭素繊維/炭素複合材料(C/
C材)の場合については、SiC被覆が耐原子状酸素対
策として有効であることを示しているが、このようなS
iC被覆処理はCVD法によって行うため、FRPのよ
うな軟化点の低い部材には適用することができず、現状
においてはFRPに適した耐原子状酸素対策被覆法は、
見いだされていないことから、FRPを基材とした耐原
子状酸素材料の開発が望まれているという課題があった
【0010】
【発明の目的】この発明は、このような従来の課題にか
んがみてなされたもので、有機系材料である樹脂材ない
しは樹脂系複合材よりなる基材の表面に前記樹脂製基材
の耐え得る低温域での被覆が可能である被覆を施すこと
により原子状酸素の衝突による有機系材料の劣化ないし
は損傷を防止することによって、上記課題を解決するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる宇宙空
間用樹脂系部材は、樹脂材ないしは樹脂系複合材よりな
る基材の表面に無機系酸化物被覆を施した構成としたこ
とを特徴としており、このような宇宙空間用樹脂系部材
に係わる発明の構成をもって前述した従来の課題を解決
するための手段としている。
【0012】本発明者らは、上記した目的を達成するた
めに種々の実験研究を行った結果、樹脂製基材の表面に
、この樹脂製基材の耐え得る低温域での被覆が可能であ
る無機系酸化物の被覆を施すことにより、原子状酸素に
対する抵抗性の優れた宇宙空間用樹脂系部材にできるこ
とを見い出した。
【0013】図1は、この発明に係わる宇宙空間用樹脂
系部材の断面構造を示す模型的説明図であって、この宇
宙空間用樹脂系部材1は、樹脂材ないしは樹脂系複合材
よりなる基材2の表面に、無機系酸化物被覆3を施した
構成をなすものである。
【0014】このような宇宙空間用樹脂系部材1におい
て、基材2を構成する樹脂部材としては、エポキシ樹脂
、フェノール樹脂,ポリイミド(商品名;カプトン等)
などが使用される。
【0015】また、同じく基材2を構成する樹脂系複合
材としては、繊維強化樹脂(FRP)が使用され、強化
用繊維としては炭素(カーボン,グラファイト)繊維(
商品名;トレカ等),芳香族ポリアミド繊維(商品名;
アラミド,ケブラー等),ボロン繊維,炭化けい素繊維
(商品名;ニカロン等)などが使用される。
【0016】さらに、前記基材の表面に施す無機系酸化
物被覆としては、水可溶性のアルカリシリケートを焼成
した酸化物よりなるものを用いることが可能であり、こ
のような水可溶性のアルカリシリケートを焼成した被覆
を施すことによって基材表面にSiO2 を主成分とす
る酸化物被膜が形成されることとなるので、原子状酸素
に対する抵抗の大きい耐候性に優れた宇宙空間用樹脂系
部材となり、500℃程度までならば耐熱性にも優れた
ものとなる。
【0017】また、水可溶性のアルカリシリケートを用
いる場合には、水溶性であることから顔料などを添加し
たのち塗布することも容易であるので、宇宙ステーショ
ンの外観の塗料を兼ねたものとすることも可能である。
【0018】
【発明の作用】この発明に係わる宇宙空間用樹脂系部材
は、上記した構成をなすものとなっているので、基材が
有機系の樹脂材ないしは樹脂系複合材よりなるものであ
るとしても、その表面に無機系酸化物被覆が施されてい
ることにより、原子状酸素の衝突があるとしても有機系
基材の劣化ないしは損傷が防止されるものとなって、宇
宙空間での長期間の使用に耐え得るものとなる。
【0019】
【実施例】樹脂材ないしは樹脂系複合材よりなる基材と
して、表1のNo.5に示した高強度グラファイト繊維
+エポキシ系樹脂(T300/5208)よりなる樹脂
系複合材と、同じく表1のNo.1に示したポリイミド
(kapton;商品名)よりなる樹脂材とを選んだ。
【0020】まず、上記二種類の基材の表面をガスバー
ナーによって粗面化したのち、水可溶性のアルカリシリ
ケート(Na2 O・mSiO2 ・nH2 O)を塗
布し、180℃にて焼成することによって本発明実施例
による宇宙空間用樹脂系部材を得た。
【0021】上記焼成によって得られた樹脂系部材の表
面に施された無機系酸化物被覆の厚さは2μmであり、
X線回折によって表面被覆を分析したところ、その主成
分は、SiO2 系の無機質酸化物であった。
【0022】次いで、上記2種類の供試材を10×40
mmの大きさに切断したあと、そのうちの半分をアルミ
ニウム箔によりシーリングして照射の影響を受けない部
分を確保し、次いで、CO2 レーザーを用いた原子状
酸素照射装置によって表2に示した条件で原子状酸素の
照射を行った。なお、表2に示した照射速度は、宇宙空
間での原子状酸素の衝突速度に合わせて8km/sec
にしている。
【0023】この結果、得られた表面の粒子構造を図2
に示す。
【0024】図2は表1のNo.5に示した樹脂系複合
材を基材とする樹脂系部材の表面観察結果を示すもので
あるが、表1のNo.1に示した樹脂材を基材とする樹
脂系部材の表面観察結果も表面被覆が同じものであるた
め図2に示す場合と同じであった。
【0025】図2に示すように、原子状酸素を照射した
部分の粒子構造とこれを照射しない部分の粒子構造とは
同じであり、原子状酸素の照射による損傷はほとんど認
められなかった。
【0026】
【比較例】宇宙空間用樹脂系部材として、表1に示すN
o.1の樹脂材および表1に示すNo.2〜5の樹脂系
複合材よりなるものを選んだ。
【0027】そして、上記5種類の供試材を10×40
mmの大きさに切断したあと、そのうちの半分をアルミ
ニウム箔でシーリングして照射の影響を受けない部分を
確保し、次いで、CO2 レーザーを用いた原子状酸素
照射装置によって表2に示した条件で原子状酸素の照射
を行った。
【0028】この結果、得られた表面の粒子構造を表1
のNo.1〜No.5の各樹脂系部材に対応して各々図
3〜図7に示す。
【0029】図3〜図7に示すように、No.1〜No
.5の樹脂系部材はいずれも原子状酸素の照射によって
表面部分が大きな損傷を受けており、樹脂の材質を選定
することによって原子状酸素による損傷を少なくするこ
とは不可能であった。
【0030】図8は、図4に示した原子状酸素を照射し
た部分とアルミニウム箔のシーリングにより照射しない
こととした部分とにおける表面粗さの違いを測定した結
果を示すものである。
【0031】図8より明らかなように、原子状酸素の照
射による損傷は、3μm程度の深さに及んでいることが
わかる。また、他の供試材の損傷深さもほぼ同程度であ
った。
【0032】したがって、樹脂材ないしは樹脂系複合材
よりなるいずれの樹脂系部材においても、そのままでは
原子状酸素による影響を無視できないものであることが
認められた。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】この発明に係わる宇宙空間用樹脂系部材
は、樹脂材ないしは樹脂系複合材よりなる基材の表面に
無機系酸化物被覆を施した構成となっているので、従来
の樹脂材ないしは樹脂系複合材の無処理品のように原子
状酸素の衝突および衝突時のエネルギによる酸化反応に
よって劣化ないしは損傷を生じるようなことがなくなり
、原子状酸素の影響の強い地球低軌道環境を飛行する宇
宙ステーションの曝露部分に用いたときでも、原子状酸
素との衝突による劣化ないしは損傷を生じない宇宙空間
用構造部材ならびに宇宙空間用樹脂部材を提供すること
ができるようになるという著しく優れた効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる宇宙空間用樹脂系部材の断面
構造を示す模型的説明図である。
【図2】この発明の実施例において表1のNo.5の基
材を用いた宇宙空間用樹脂系部材について原子状酸素の
照射による影響を調べた際の表面部分の粒子構造を示す
走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】この発明の比較例において表1のNo.1の樹
脂材について原子状酸素の衝突による影響を調べた際の
表面部分の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真である
【図4】この発明の比較例において表1のNo.2の樹
脂系複合材について原子状酸素の衝突による影響を調べ
た際の表面部分の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真
である。
【図5】この発明の比較例において表1のNo.3の樹
脂系複合材について原子状酸素の衝突による影響を調べ
た際の表面部分の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真
である。
【図6】この発明の比較例において表1のNo.4の樹
脂系複合材について原子状酸素の衝突による影響を調べ
た際の表面の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真であ
る。
【図7】この発明の比較例において表1のNo.5の樹
脂系複合材について原子状酸素の衝突による影響を調べ
た際の表面の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真であ
る。
【図8】この発明の比較例において表1のNo.2の樹
脂系複合材について原子状酸化物の衝突による影響を調
べた際の表面部分の粗さを示すグラフである。
【図9】1996年に打ち上げが予定されている宇宙ス
テーションの全体概要図である。
【図10】図9の中の日本の実験モジュールを拡大して
示す全体概要図である。
【図11】地上高と残存雰囲気ガス量との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1  宇宙空間用樹脂系部材 2  樹脂材ないしは樹脂系複合材よりなる基材3  
無機系酸化物被覆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  樹脂材ないしは樹脂系複合材よりなる
    基材の表面に無機系酸化物被覆を施したことを特徴とす
    る宇宙空間用樹脂系部材。
  2. 【請求項2】  無機系酸化物被覆が水可溶性のアルカ
    リシリケートを焼成したSiO2 系酸化物を主成分と
    するものである請求項1に記載の宇宙空間用樹脂系部材
JP3148814A 1991-06-20 1991-06-20 地球低軌道飛行体の構造用樹脂系部材 Pending JPH04372628A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3148814A JPH04372628A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 地球低軌道飛行体の構造用樹脂系部材

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JP3148814A JPH04372628A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 地球低軌道飛行体の構造用樹脂系部材

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JPH04372628A true JPH04372628A (ja) 1992-12-25

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JP3148814A Pending JPH04372628A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 地球低軌道飛行体の構造用樹脂系部材

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59152850A (ja) * 1983-02-21 1984-08-31 田中貴金属工業株式会社 窓用透明板
JPH0221858A (ja) * 1988-07-08 1990-01-24 Kyushu Refract Co Ltd 歯科用表面コーティング方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59152850A (ja) * 1983-02-21 1984-08-31 田中貴金属工業株式会社 窓用透明板
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