JPH04372703A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH04372703A JPH04372703A JP15001791A JP15001791A JPH04372703A JP H04372703 A JPH04372703 A JP H04372703A JP 15001791 A JP15001791 A JP 15001791A JP 15001791 A JP15001791 A JP 15001791A JP H04372703 A JPH04372703 A JP H04372703A
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- head
- magnetic
- magnetic disk
- disk
- carbon
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体と磁気ヘ
ッドとからなる磁気ディスク装置に適用して有効な技術
に関する。
ッドとからなる磁気ディスク装置に適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の信頼性を確保する上
での重要な課題は、ヘッド・クラッシュなどに起因する
磁気記録媒体(磁気ディスク)の劣化を防止し、情報の
記録および再生機能を長期にわたって円滑に維持するこ
とにある。ヘッド・クラッシュは、磁気ディスクと磁気
ヘッドとの間で、長期にわたって接触が繰り返されるこ
とにより発生する。
での重要な課題は、ヘッド・クラッシュなどに起因する
磁気記録媒体(磁気ディスク)の劣化を防止し、情報の
記録および再生機能を長期にわたって円滑に維持するこ
とにある。ヘッド・クラッシュは、磁気ディスクと磁気
ヘッドとの間で、長期にわたって接触が繰り返されるこ
とにより発生する。
【0003】磁気ディスクと磁気ヘッドとの接触誘発要
因は、ヘッド・ディスク・アセンブリ(HDA)内に浮
遊する硬質および軟質塵埃が支配的である。この2種類
の塵埃がヘッド浮上中にヘッド/ディスク間隙に侵入し
てヘッド浮上安定性を損ない、ヘッドとディスクとの間
で直接接触が発生する。この時、ヘッド浮上面およびデ
ィスク表面が摩耗し、前述の2種類の摩耗粉が浮上面に
移着し、正常な空気の流れを乱すことによりヘッド浮上
量が低下し、ヘッドとディスクとの直接接触の頻度が高
まり、ヘッド浮上面における摩耗粉の付着量増大ととも
に媒体の劣化(ヘッド・クラッシュ)へと進行する。従
って、ヘッド・クラッシュを未然に防止するためには、
ヘッド浮上面およびディスク表面に付着する摩耗粉を発
生させないことが重要である。また、ディスク側の摩耗
を抑止して、当該ディスクに格納されている情報の信頼
性を確保するためには、ヘッドを構成する材料の硬度を
ディスク表面の硬度よりも低くすることが必要である。
因は、ヘッド・ディスク・アセンブリ(HDA)内に浮
遊する硬質および軟質塵埃が支配的である。この2種類
の塵埃がヘッド浮上中にヘッド/ディスク間隙に侵入し
てヘッド浮上安定性を損ない、ヘッドとディスクとの間
で直接接触が発生する。この時、ヘッド浮上面およびデ
ィスク表面が摩耗し、前述の2種類の摩耗粉が浮上面に
移着し、正常な空気の流れを乱すことによりヘッド浮上
量が低下し、ヘッドとディスクとの直接接触の頻度が高
まり、ヘッド浮上面における摩耗粉の付着量増大ととも
に媒体の劣化(ヘッド・クラッシュ)へと進行する。従
って、ヘッド・クラッシュを未然に防止するためには、
ヘッド浮上面およびディスク表面に付着する摩耗粉を発
生させないことが重要である。また、ディスク側の摩耗
を抑止して、当該ディスクに格納されている情報の信頼
性を確保するためには、ヘッドを構成する材料の硬度を
ディスク表面の硬度よりも低くすることが必要である。
【0004】磁気ヘッド材料は磁性フェライト(MnZ
n材)およびアルミナ(Al2 O3 )と炭化チタン
(TiC)粒子を含む複合材セラミックス(ZrO2
材)が通常使用される。一方、磁気ヘッドと組み合わさ
れる磁気ディスクには、大別して2種類ある。その一つ
は、従来の磁性粉とバインダーおよび補強材(フィラー
)を混練した磁性材料を基板に塗布した塗布型媒体であ
り、他の一つは、磁性薄膜を用いた薄膜磁気記録媒体で
ある。
n材)およびアルミナ(Al2 O3 )と炭化チタン
(TiC)粒子を含む複合材セラミックス(ZrO2
材)が通常使用される。一方、磁気ヘッドと組み合わさ
れる磁気ディスクには、大別して2種類ある。その一つ
は、従来の磁性粉とバインダーおよび補強材(フィラー
)を混練した磁性材料を基板に塗布した塗布型媒体であ
り、他の一つは、磁性薄膜を用いた薄膜磁気記録媒体で
ある。
【0005】薄膜磁気記録媒体は、高記録密度用媒体と
して近年注目されているものであり、その構成はたとえ
ば以下のようなものである。基板は、アルミニウム合金
円板と、その上に形成された硬質な下地層とからなる。 基板の上には密着性の向上や磁性層の特性向上を目的と
して中間層が形成される。中間層の上には、磁性層が形
成される。磁性層の上には、保護層(一般にはカーボン
層)および潤滑層が形成されて、実際の使用に供される
。
して近年注目されているものであり、その構成はたとえ
ば以下のようなものである。基板は、アルミニウム合金
円板と、その上に形成された硬質な下地層とからなる。 基板の上には密着性の向上や磁性層の特性向上を目的と
して中間層が形成される。中間層の上には、磁性層が形
成される。磁性層の上には、保護層(一般にはカーボン
層)および潤滑層が形成されて、実際の使用に供される
。
【0006】磁気ヘッドと磁気ディスクの界面での接触
を考えると、塗布型媒体では、主としてヘッド材とフィ
ラーとが接触することとなる。この時、ヘッド材および
フィラーの双方が摩耗するが、摩耗の度合はヘッド材と
フィラーの相対硬度に依存する。そして、このヘッド材
およびフィラーの摩耗粉がヘッド浮上中に浮上面に付着
することとなる。
を考えると、塗布型媒体では、主としてヘッド材とフィ
ラーとが接触することとなる。この時、ヘッド材および
フィラーの双方が摩耗するが、摩耗の度合はヘッド材と
フィラーの相対硬度に依存する。そして、このヘッド材
およびフィラーの摩耗粉がヘッド浮上中に浮上面に付着
することとなる。
【0007】一方、薄膜磁気記録媒体では、ヘッド材と
媒体保護膜の双方が摩耗し、摩耗の度合はヘッド材と保
護膜材の相対硬度に依存することが知られている。
媒体保護膜の双方が摩耗し、摩耗の度合はヘッド材と保
護膜材の相対硬度に依存することが知られている。
【0008】なお、磁気ヘッドの浮上面の摩耗を防止す
る技術としては、たとえば、特開平1−285015公
報に開示される技術が知られている。この技術では、ヘ
ッドにおける浮上レールの浮上力発生面に露出する炭化
チタン粒子部分を二酸化珪素(SiO2 )で覆い、さ
らに水酸基を有するフッ素系の潤滑剤をその浮上面に強
固に付着させることにより、磁気ディスクに対する摺動
および浮上状態を安定に維持可能にしようとするもので
ある。
る技術としては、たとえば、特開平1−285015公
報に開示される技術が知られている。この技術では、ヘ
ッドにおける浮上レールの浮上力発生面に露出する炭化
チタン粒子部分を二酸化珪素(SiO2 )で覆い、さ
らに水酸基を有するフッ素系の潤滑剤をその浮上面に強
固に付着させることにより、磁気ディスクに対する摺動
および浮上状態を安定に維持可能にしようとするもので
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、ヘ
ッドとディスク間での接触による発熱およびヘッド浮上
力を発生させる空気流により潤滑剤が飛散した後の、二
酸化珪素保護層の摩耗に関しては考慮されておらず、こ
の二酸化珪素保護層の摩耗によって発生する異物が浮上
面に再付着する懸念があり、前述のようなヘッド・クラ
ッシュの要因となりうるという問題がある。一方、媒体
の摩耗を抑止して、記録される情報の信頼性を確保する
ためには、ヘッド材の硬度を媒体表面の硬度よりも相対
的に低く設定することが必要であるが、このことはヘッ
ド側の摩耗の促進による摩耗粉の増大の要因となり、発
生した摩耗粉のヘッドやディスクへの再付着防止の対策
が必要である。
ッドとディスク間での接触による発熱およびヘッド浮上
力を発生させる空気流により潤滑剤が飛散した後の、二
酸化珪素保護層の摩耗に関しては考慮されておらず、こ
の二酸化珪素保護層の摩耗によって発生する異物が浮上
面に再付着する懸念があり、前述のようなヘッド・クラ
ッシュの要因となりうるという問題がある。一方、媒体
の摩耗を抑止して、記録される情報の信頼性を確保する
ためには、ヘッド材の硬度を媒体表面の硬度よりも相対
的に低く設定することが必要であるが、このことはヘッ
ド側の摩耗の促進による摩耗粉の増大の要因となり、発
生した摩耗粉のヘッドやディスクへの再付着防止の対策
が必要である。
【0010】したがって、本発明の目的は、ヘッド・デ
ィスク・アセンブリにおける摩耗粉などの発生を抑止し
て、動作の信頼性を向上させた磁気ディスク装置を提供
することにある。
ィスク・アセンブリにおける摩耗粉などの発生を抑止し
て、動作の信頼性を向上させた磁気ディスク装置を提供
することにある。
【0011】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願に於いて開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0013】すなわち、本発明の磁気ディスク装置は、
密閉構造型のヘッド・ディスク・アセンブリを有する磁
気ディスク装置において、ヘッド・ディスク・アセンブ
リを構成する磁気ヘッドの磁気ディスクに対向する浮上
面に、たとえば、アモルファスカーボンなどからなるカ
ーボン保護膜を形成したものである。
密閉構造型のヘッド・ディスク・アセンブリを有する磁
気ディスク装置において、ヘッド・ディスク・アセンブ
リを構成する磁気ヘッドの磁気ディスクに対向する浮上
面に、たとえば、アモルファスカーボンなどからなるカ
ーボン保護膜を形成したものである。
【0014】
【作用】上記した本発明の磁気ディスク装置によれば、
磁気ヘッドと磁気ディスクとの接触時に磁気ヘッドから
発生する摩耗粉は、カーボン保護膜の一部が剥離したカ
ーボンからなるため、接触部位において発生する摩擦熱
によって当該摩耗粉が瞬時に燃焼し、炭酸ガスとなって
消失するので、摩耗粉のヘッド浮上面や磁気ディスク表
面に対する再付着に起因するヘッド・クラッシュなどの
障害の発生が確実に防止され、磁気ディスク装置の動作
の信頼性が向上する。
磁気ヘッドと磁気ディスクとの接触時に磁気ヘッドから
発生する摩耗粉は、カーボン保護膜の一部が剥離したカ
ーボンからなるため、接触部位において発生する摩擦熱
によって当該摩耗粉が瞬時に燃焼し、炭酸ガスとなって
消失するので、摩耗粉のヘッド浮上面や磁気ディスク表
面に対する再付着に起因するヘッド・クラッシュなどの
障害の発生が確実に防止され、磁気ディスク装置の動作
の信頼性が向上する。
【0015】また、磁気ディスクの硬度を磁気ヘッドよ
りも相対的に大きく設定して、磁気ディスク側の摩耗を
防止する場合、磁気ヘッド側のカーボン保護膜の摩耗は
相対的に大きくなるが、当該カーボン保護膜から発生す
る摩耗粉は、燃焼して消失するので、当該設定における
摩耗粉の低減がより効果的となる。
りも相対的に大きく設定して、磁気ディスク側の摩耗を
防止する場合、磁気ヘッド側のカーボン保護膜の摩耗は
相対的に大きくなるが、当該カーボン保護膜から発生す
る摩耗粉は、燃焼して消失するので、当該設定における
摩耗粉の低減がより効果的となる。
【0016】さらに、たとえば磁気ディスクが表面にカ
ーボン層からなる保護膜を有する薄膜磁気記録媒体の場
合には、磁気ヘッドおよび磁気ディスクの双方から発生
する摩耗粉がともにカーボンとなり、摩耗粉の低減に好
都合となる。
ーボン層からなる保護膜を有する薄膜磁気記録媒体の場
合には、磁気ヘッドおよび磁気ディスクの双方から発生
する摩耗粉がともにカーボンとなり、摩耗粉の低減に好
都合となる。
【0017】本発明者らは、ZrO2 系のセラミック
スを用い、浮上面にアモルファスカーボンからなるカー
ボン保護膜を形成した磁気ヘッドと、表面にカーボン保
護膜を有する薄膜磁気記録媒体からなる磁気ディスクと
の組み合わせによる、本発明の原理確認実験を以下の通
り実施した。
スを用い、浮上面にアモルファスカーボンからなるカー
ボン保護膜を形成した磁気ヘッドと、表面にカーボン保
護膜を有する薄膜磁気記録媒体からなる磁気ディスクと
の組み合わせによる、本発明の原理確認実験を以下の通
り実施した。
【0018】ヘッド浮上量0.03μmで、ディスク面
の同一半径位置、ディスク周速度30m/s、の条件下
でヘッド/ディスク浮上接触実験を行ったところ、ディ
スク総回転数15000回において磁気ディスク表面が
10〜20μm摩耗した。しかし、磁気ディスク表面に
は摩耗粉が付着せず、かつヘッド浮上面の付着物からは
カーボンは検出されなかった。
の同一半径位置、ディスク周速度30m/s、の条件下
でヘッド/ディスク浮上接触実験を行ったところ、ディ
スク総回転数15000回において磁気ディスク表面が
10〜20μm摩耗した。しかし、磁気ディスク表面に
は摩耗粉が付着せず、かつヘッド浮上面の付着物からは
カーボンは検出されなかった。
【0019】これに対して、酸素を遮断した窒素ガス雰
囲気下で同様の浮上接触実験を行った場合には、磁気デ
ィスク表面および磁気ヘッド浮上面の双方に摩耗粉の付
着が認められた。
囲気下で同様の浮上接触実験を行った場合には、磁気デ
ィスク表面および磁気ヘッド浮上面の双方に摩耗粉の付
着が認められた。
【0020】すなわち、浮上面にカーボン保護膜が形成
された磁気ヘッドと磁気ディスクの接触によって発生す
るカーボン粉はヘッドとディスクの接触時の摩擦熱によ
って燃焼し、炭酸ガスとなって消失することが確認され
た。
された磁気ヘッドと磁気ディスクの接触によって発生す
るカーボン粉はヘッドとディスクの接触時の摩擦熱によ
って燃焼し、炭酸ガスとなって消失することが確認され
た。
【0021】窒素ガス雰囲気下でのヘッド/ディスク浮
上接触実験後のカーボン保護膜表面のラマン分析では、
ヘッド側のZrO2 系のセラミックスと、ディスク側
のカーボン保護膜との接触温度は400℃であり、また
、同ヘッドと塗布型媒体のフィラーとの接触温度は、T
iC粒子のTiO2 への変色を分析することにより、
推定500〜600℃であることが判明した。いずれの
場合でもカーボンが燃焼するのに充分な温度である。
上接触実験後のカーボン保護膜表面のラマン分析では、
ヘッド側のZrO2 系のセラミックスと、ディスク側
のカーボン保護膜との接触温度は400℃であり、また
、同ヘッドと塗布型媒体のフィラーとの接触温度は、T
iC粒子のTiO2 への変色を分析することにより、
推定500〜600℃であることが判明した。いずれの
場合でもカーボンが燃焼するのに充分な温度である。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
である磁気ディスク装置について詳細に説明する。
である磁気ディスク装置について詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例である磁気ディ
スク装置を構成するヘッド・ディスク・アセンブリに含
まれる磁気ヘッドを取り出して示す拡大斜視図である。
スク装置を構成するヘッド・ディスク・アセンブリに含
まれる磁気ヘッドを取り出して示す拡大斜視図である。
【0024】本実施例の磁気ヘッド10は、図示しない
磁気ディスクに対する対向面に複数の浮上レール12(
浮上面)が突設され、たとえばZrO2 系フェライト
材からなるスライダ11と、このスライダ11の一部に
固定される記録/再生(R/W)素子13とで構成され
ている。
磁気ディスクに対する対向面に複数の浮上レール12(
浮上面)が突設され、たとえばZrO2 系フェライト
材からなるスライダ11と、このスライダ11の一部に
固定される記録/再生(R/W)素子13とで構成され
ている。
【0025】個々の浮上レール12は、図示しない磁気
ディスクの回転によって生じる空気流が到来する側の端
部に設けられた流入端テーパ部12aと、フラット部1
2bの2面で構成され、記録/再生素子13は、流入端
テーパ部12aの反対側のフラット部12bの後端部に
配置されている。また、記録/再生素子13は、たとえ
ばアルミナ(AlO3 )などからなる保護膜14によ
って覆われている。
ディスクの回転によって生じる空気流が到来する側の端
部に設けられた流入端テーパ部12aと、フラット部1
2bの2面で構成され、記録/再生素子13は、流入端
テーパ部12aの反対側のフラット部12bの後端部に
配置されている。また、記録/再生素子13は、たとえ
ばアルミナ(AlO3 )などからなる保護膜14によ
って覆われている。
【0026】この場合、スライダ11の、浮上レール1
2が突設された領域には、前述の各構成部材の形成後に
、たとえば、スパッタリングにより形成されるアモルフ
ァスカーボンからなるカーボン保護膜15が被着形成さ
れている。このカーボン保護膜15は、膜厚が、たとえ
ば5〜50nmの範囲に設定されている。
2が突設された領域には、前述の各構成部材の形成後に
、たとえば、スパッタリングにより形成されるアモルフ
ァスカーボンからなるカーボン保護膜15が被着形成さ
れている。このカーボン保護膜15は、膜厚が、たとえ
ば5〜50nmの範囲に設定されている。
【0027】なお、磁気ヘッドとしては、前述のような
形状の他に図2および図3に例示した形状のものでもよ
い。
形状の他に図2および図3に例示した形状のものでもよ
い。
【0028】すなわち、図2は、他の磁気ヘッド10A
を示す斜視図であり、図3はその側面図である。
を示す斜視図であり、図3はその側面図である。
【0029】この図2の磁気ヘッド10Aの場合には、
スライダ11aが、たとえばMnZnなどの磁性フェラ
イト材からなり、浮上レール12の間には、センターレ
ール(浮上面)16を配した構造となっている。またセ
ンターレール16の後端部には、スライダ11aに一端
がギャップ17cをなして固定されたコア17aと、こ
のコア17aに巻回された巻線17bからなる記録/再
生素子17が配置されている。
スライダ11aが、たとえばMnZnなどの磁性フェラ
イト材からなり、浮上レール12の間には、センターレ
ール(浮上面)16を配した構造となっている。またセ
ンターレール16の後端部には、スライダ11aに一端
がギャップ17cをなして固定されたコア17aと、こ
のコア17aに巻回された巻線17bからなる記録/再
生素子17が配置されている。
【0030】また、浮上レール12およびセンターレー
ル16の表面には、カーボン保護膜15が形成されてい
る。
ル16の表面には、カーボン保護膜15が形成されてい
る。
【0031】一方、上述のような磁気ヘッド10または
10Aと組み合わせて使用される磁気ディスク20の構
成の一例を図4に例示する。
10Aと組み合わせて使用される磁気ディスク20の構
成の一例を図4に例示する。
【0032】基板21は、アルミニウム合金よりなり、
その上に下地層22としてNi−P下地膜が形成されて
いる。下地層22の上には中間層23として、Cr膜が
形成されている。さらに中間層23の上には、磁性層2
4としてCo−Ni−Zrあるいは、Co−Cr−Ta
磁性膜が形成されている。磁性層24の上には、保護層
25として、たとえばi−カーボンの保護膜が形成され
、その上に、潤滑層26が形成される。
その上に下地層22としてNi−P下地膜が形成されて
いる。下地層22の上には中間層23として、Cr膜が
形成されている。さらに中間層23の上には、磁性層2
4としてCo−Ni−Zrあるいは、Co−Cr−Ta
磁性膜が形成されている。磁性層24の上には、保護層
25として、たとえばi−カーボンの保護膜が形成され
、その上に、潤滑層26が形成される。
【0033】このi−カーボンは、たとえばスパッタリ
ングなどにおいて、形成条件を適当に制御することによ
って得られるダイヤモンド状炭素薄膜であり、磁気ヘッ
ド10や10Aのカーボン保護膜15を構成するアモル
ファスカーボンよりも硬度がはるかに大きいものである
。
ングなどにおいて、形成条件を適当に制御することによ
って得られるダイヤモンド状炭素薄膜であり、磁気ヘッ
ド10や10Aのカーボン保護膜15を構成するアモル
ファスカーボンよりも硬度がはるかに大きいものである
。
【0034】図5は、磁気ヘッド10および10Aに形
成されたカーボン保護膜15を構成するアモルファスカ
ーボンと、磁気ディスク20の保護層25を構成するi
−カーボンの、熱処理温度における蛍光X線強度比を示
した線図である。
成されたカーボン保護膜15を構成するアモルファスカ
ーボンと、磁気ディスク20の保護層25を構成するi
−カーボンの、熱処理温度における蛍光X線強度比を示
した線図である。
【0035】磁気ヘッド10,10A側のカーボン保護
膜15を構成するアモルファスカーボンは、200℃以
上で蛍光X線強度比が低下し、当該温度以上において燃
焼することを示しているのに対して、磁気ディスク20
側の保護層25を構成するi−カーボンは、300℃以
上で燃焼することが知られる。すなわち、i−カーボン
は、アモルファスカーボンに比較して燃焼しにくく、ま
た、前述のように硬度も大きい。従って、磁気ヘッド1
0,10Aと、磁気ディスク20が接触する場合、磁気
ディスク20側の摩耗や損傷は軽微なものとなる。
膜15を構成するアモルファスカーボンは、200℃以
上で蛍光X線強度比が低下し、当該温度以上において燃
焼することを示しているのに対して、磁気ディスク20
側の保護層25を構成するi−カーボンは、300℃以
上で燃焼することが知られる。すなわち、i−カーボン
は、アモルファスカーボンに比較して燃焼しにくく、ま
た、前述のように硬度も大きい。従って、磁気ヘッド1
0,10Aと、磁気ディスク20が接触する場合、磁気
ディスク20側の摩耗や損傷は軽微なものとなる。
【0036】以下、本実施例における磁気ディスク装置
の作用の一例を説明する。
の作用の一例を説明する。
【0037】図6は、本実施例の磁気ディスク装置にお
けるヘッド浮上状態の一例を示す説明図である。
けるヘッド浮上状態の一例を示す説明図である。
【0038】まず、磁気ディスク20を回転方向30に
高速定常回転させて発生する空気流31により、磁気ヘ
ッド10(10A)は、浮上レール12に浮上力を受け
、磁気ディスク20の表面との間に一定の間隙を保持し
ながら浮上を続ける。ところが、磁気ヘッド10と磁気
ディスク20との間に、ヘッド・ディスク・アセンブリ
内の浮遊塵埃32が侵入すると、両者間に接触が起こる
。
高速定常回転させて発生する空気流31により、磁気ヘ
ッド10(10A)は、浮上レール12に浮上力を受け
、磁気ディスク20の表面との間に一定の間隙を保持し
ながら浮上を続ける。ところが、磁気ヘッド10と磁気
ディスク20との間に、ヘッド・ディスク・アセンブリ
内の浮遊塵埃32が侵入すると、両者間に接触が起こる
。
【0039】この時、従来では、この接触によって浮上
レール12が摩耗し、発生した摩耗粉が当該浮上レール
12の表面に再付着してヘッド浮上量の低下を引き起こ
す恐れがあった。
レール12が摩耗し、発生した摩耗粉が当該浮上レール
12の表面に再付着してヘッド浮上量の低下を引き起こ
す恐れがあった。
【0040】これに対して、本実施例の場合には、磁気
ヘッド10(10A)の浮上レール12などの表面が、
カーボン保護膜15によって覆われているので、ヘッド
/ディスク接触時に、当該カーボン保護膜15から発生
する摩耗粉は、接触部位において発生する摩擦熱によっ
て瞬時に燃焼し、炭酸ガスとなって消失する。このため
、摩耗粉が浮上レール12に再付着してヘッド浮上量の
低下を引き起こす懸念がなく、磁気ヘッド10と磁気デ
ィスク20との接触が繰り返されることなどによって発
生するヘッド・クラッシュが回避でき、磁気ディスク装
置の動作の信頼性が確実に向上する。
ヘッド10(10A)の浮上レール12などの表面が、
カーボン保護膜15によって覆われているので、ヘッド
/ディスク接触時に、当該カーボン保護膜15から発生
する摩耗粉は、接触部位において発生する摩擦熱によっ
て瞬時に燃焼し、炭酸ガスとなって消失する。このため
、摩耗粉が浮上レール12に再付着してヘッド浮上量の
低下を引き起こす懸念がなく、磁気ヘッド10と磁気デ
ィスク20との接触が繰り返されることなどによって発
生するヘッド・クラッシュが回避でき、磁気ディスク装
置の動作の信頼性が確実に向上する。
【0041】また、磁気ディスク20の側の保護層25
を構成するi−カーボンは、磁気ヘッド10(10A)
の側のカーボン保護膜15を構成するアモルファスカー
ボンよりも硬度および燃焼温度が高いので、両者の接触
に際して、磁気ディスク20の側の損傷は軽微となり、
当該磁気ディスク20に記録される情報の信頼性を確保
することができる。
を構成するi−カーボンは、磁気ヘッド10(10A)
の側のカーボン保護膜15を構成するアモルファスカー
ボンよりも硬度および燃焼温度が高いので、両者の接触
に際して、磁気ディスク20の側の損傷は軽微となり、
当該磁気ディスク20に記録される情報の信頼性を確保
することができる。
【0042】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例を基に具体的に説明したが、本発明は、前記実施例
に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
施例を基に具体的に説明したが、本発明は、前記実施例
に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0043】たとえば、磁気ヘッドや磁気ディスクの構
成は、前述の実施例に例示したものに限定されない。
成は、前述の実施例に例示したものに限定されない。
【0044】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0045】すなわち、本発明の磁気ディスク装置によ
れば、ヘッド・ディスク・アセンブリにおける摩耗粉な
どの発生を抑止して、動作の信頼性を向上させることが
できるという効果が得られる。
れば、ヘッド・ディスク・アセンブリにおける摩耗粉な
どの発生を抑止して、動作の信頼性を向上させることが
できるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例である磁気ディスク装置を構
成するヘッド・ディスク・アセンブリの磁気ヘッドを取
り出して示す拡大斜視図である。
成するヘッド・ディスク・アセンブリの磁気ヘッドを取
り出して示す拡大斜視図である。
【図2】磁気ヘッドの変形例を示す斜視図である。
【図3】その側面図である。
【図4】本発明の一実施例である磁気ディスク装置にお
ける磁気ディスクの構成を示す略断面図である。
ける磁気ディスクの構成を示す略断面図である。
【図5】磁気ヘッドに形成されたカーボン保護膜を構成
するアモルファスカーボンと、磁気ディスクの保護層を
構成するi−カーボンの、熱処理温度における蛍光X線
強度比を示した線図である。
するアモルファスカーボンと、磁気ディスクの保護層を
構成するi−カーボンの、熱処理温度における蛍光X線
強度比を示した線図である。
【図6】本発明の一実施例である磁気ディスク装置にお
けるヘッド浮上状態の一例を示す説明図である。
けるヘッド浮上状態の一例を示す説明図である。
10 磁気ヘッド
10A 磁気ヘッド
11 スライダ
11a スライダ
12 浮上レール(浮上面)
12a 流入端テーパ部
12b フラット部
13 記録/再生素子
14 保護膜
15 カーボン保護膜
16 センターレール(浮上面)
17 記録/再生素子
17a コア
17b 巻線
17c ギャップ
20 磁気ディスク
21 基板
22 下地層
23 中間層
24 磁性層
25 保護層
26 潤滑層
30 回転方向
31 空気流
32 浮遊塵埃
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉構造型のヘッド・ディスク・アセ
ンブリを有する磁気ディスク装置であって、前記ヘッド
・ディスク・アセンブリを構成する磁気ヘッドの磁気デ
ィスクに対向する浮上面に、カーボン保護膜を形成した
ことを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15001791A JPH04372703A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15001791A JPH04372703A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04372703A true JPH04372703A (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=15487665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15001791A Pending JPH04372703A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04372703A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017126394A (ja) * | 2016-01-07 | 2017-07-20 | ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド | 拡張三次元空気ベアリング面を有するスライダ及びそのスライダを製造するための方法 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP15001791A patent/JPH04372703A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017126394A (ja) * | 2016-01-07 | 2017-07-20 | ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド | 拡張三次元空気ベアリング面を有するスライダ及びそのスライダを製造するための方法 |
| CN107017009A (zh) * | 2016-01-07 | 2017-08-04 | 西部数据科技股份有限公司 | 滑块以及用于制作这种滑块的方法 |
| CN107017009B (zh) * | 2016-01-07 | 2020-09-01 | 西部数据技术公司 | 滑块以及用于制作这种滑块的方法 |
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