JPH043731Y2 - - Google Patents

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JPH043731Y2
JPH043731Y2 JP1985105565U JP10556585U JPH043731Y2 JP H043731 Y2 JPH043731 Y2 JP H043731Y2 JP 1985105565 U JP1985105565 U JP 1985105565U JP 10556585 U JP10556585 U JP 10556585U JP H043731 Y2 JPH043731 Y2 JP H043731Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スポツト溶接の作業中に被溶接物
に直接圧着通電するための電極チツプが脱落した
場合、これを通電不良検出装置で検出するように
したスポツト溶接機の電極チツプ脱落検出装置に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車車体の生産工程ではロボツトに
よる自動スポツト溶接作業が行なわれている。こ
の作業には、接合する両金属を接触させこれを一
対の電極チツプで挟んで機械的圧力を加えながら
電流を流し、スポツト状接触部を溶接する、スポ
ツト溶接機が用いられている。
このようなスポツト溶接機では、被溶接物に直
接圧着する電流チツプの摩耗が激しいので、従来
よりこの消耗部品である電極チツプを交換可能に
構成した、例えば実公昭49−6816号公報に記載さ
れたようなスポツト溶接機が用いられている。す
なわち、このスポツト溶接機の電極は、固定端部
に向つて先細りのテーパ軸部分を設けた電極チツ
プと、これを一端のテーパ穴に着脱可能に支持す
る電極ホルダとを具備して成り、電極チツプを交
換可能とするものである。
また、このようなスポツト溶接機で溶接作業を
行なう場合に、スポツト溶接部分において溶接電
流の不足に起因して不良溶接部分が作られるため
溶接強度が低下することがある。このため、従来
より実公昭54−4495号公報に記載されたような溶
接電流の不足個所を検出して警報器を作動し、ま
たはコンベヤ方式における被溶接物の搬送用コン
ベヤの停止を行なうリレーを作動する通電不良検
出装置が提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述したような従来の装置では、スポツト溶接
作業中に電極チツプが電極ホルダのテーパ穴から
脱落することがあり、このような場合電極ホルダ
が直接被溶接物に当接することになるので、溶接
不良、溶接剥れ、製品の変形又は溶接装置の損傷
が起る、しかし、電極ホルダが被溶接物に当接し
て通電するので溶接電流が不足することはなく、
従来の通電不良検出装置では、この電極チツプ脱
落を検出することができないという問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるスポツト溶接機の電極チツプ脱落
検出装置は、スポツトガンの電極ホルダ駆動部に
往復駆動可能に装着された電極ホルダ及びガンア
ームの各々に設けられ、かつ被溶接物に直接圧着
して通電するための電極チツプの少なくとも一方
が上記電極ホルダまたはガンアームから脱落した
際、通電不良を発生させ、これを通電不良検出装
置で検出するようにしたスポツト溶接機の電極チ
ツプ脱落検出装置において、スポツトガンのシリ
ンダ部とピストン部とからなる電極ホルダ駆動部
に往復駆動可能に装着された電極チツプを取り付
けるべく電極ホルダをもつ上記ピストン部にピス
トン部の前進を所定位置で制止するストツパをシ
リンダ部内に装着し、これら2つの電極チツプの
うち少なくとも1つが脱落したときガンアームと
上記電極ホルダとの対向部間にある被溶接部材に
絶縁空間を介在させて通電不良を発生せしめるよ
うにし、これを通電不良検出装置で検出するもの
である。
〔作用〕
上述のように構成することにより、溶接作業中
電極チツプが脱落した場合には、電極ホルダが駆
動部に設置されたストツパによつて所定位置で停
止されるので、被溶接物に電極ホルダが当接せ
ず、従つて溶接電流の流れない通電不良状態を検
出するので、これを通電不良検出装置で検出可能
にするという作用を有する。
〔実施例〕
以下、本考案のスポツト溶接機の電極チツプ脱
落検出装置の一実施例を、その要部であるスポツ
トガン部分を一部断面で示す部分断面図により説
明する。
図で、1はスポツトガン本体で、2はそのガン
アームである。このガンアーム2は、全体が鉤形
に形成されその自由端部にはガンアーム2の内側
の開口から先細り状のテーパを設けたテーパ穴3
を設ける。そして、このテーパ穴3には、電極チ
ツプ4のテーパ穴3に対応した固定端部に向つて
先細りのテーパ軸部分をはめ込んで電極チツプ4
を着脱可能に装着する。
また、このガンアーム2の長側部部分には、電
極ホルダ駆動部5を設置し、さらにその後端部に
は電源コード6を接続する。この電極ホルダ駆動
部5は、電極ホルダ7を空気圧で往復動するよう
駆動するもので、シリンダ部8とピストン部9と
により構成される。
このシリンダ部8は空気圧シリンダを構成する
もので、その前部には圧搾空気供給源からの送気
管に接続する前部送気口11を設け、その後部に
は同じく圧搾空気供給源からの送気管に接続する
後部送気口12を設ける。そして、このシリンダ
部8には、ピストン部9を往復駆動可能に装着す
る。すなわち、シリンダ部8の前端部中央に設け
た前軸孔14と、後端部中央に設けた後軸孔15
とにピストン棒9aを貫通して図示しない気密手
段により気密を保つとともに往復動可能に装着
し、このピストン棒9aには、そのシリンダ部8
内における所定位置にピストン棒9aに対しフラ
ンジ状となるピストン9bを一体的に設ける。さ
らに、このピストン9bの外周にはピストンリン
グ10を嵌め、シリンダ内壁との気密を保つよう
にする。
また、ピストン棒9aの先端部には電極ホルダ
7を一体的に形成し、この電極ホルダ7の自由端
部には、端部開口から奥に向けて先細り状のテー
パを設けたテーパ穴16を設け、電極チツプ17
のテーパ穴16に対応した固定端部に向つて先細
りのテーパ軸部分をはめ込んで電極チツプ17を
着脱可能に装着する。また、シリンダ部8の後軸
孔15から突出したピストン棒9aの後端部には
電源コード19を接続する。
更に、シリンダ部8内の前軸孔14とピストン
部9のピストン9bとの間に位置するピストン棒
9aに所定巾のリング状部材であるストツパ20
が装着されている。このストツパ20は、電極ホ
ルダ7の先端部がガンアーム2のテーパ穴3を設
けた部分に対して所定間隔以内に接近しないよう
にするための部材であり、ピストン部9をシリン
ダ部8に対し所定位置で前進動作を停止させる。
また、前述したスポツトガンの1の電源コード
6,19は図示しないスポツト溶接機の電源に、
図示しない通電不良検出装置を介して接続する。
次に、上述のように構成されたスポツト溶接機の
電極チツプ脱落検出装置の動作を説明する。ま
ず、この装置をスポツト溶接作業のための待機状
態とするために、圧搾空気供給源から前部送気口
11を通じてシリンダ部8の空気室a内に圧搾空
気を送る。なお、このとき空気室b内の空気は後
部送気口12を通じ図示しない弁等から大気中に
放出される。するとその圧力でピストン部9が矢
印A方向に駆動され、ピストン9bがシリンダ部
8の後壁に当接する位置で停止され待機状態とな
る。この状態では、スポツトガン1におけるガン
アーム2の電極チツプ4と電極ホルダ駆動部5の
電極チツプ17との間隔が広く開いており、この
間隙に被溶接物を重ね合わせた状態で所定位置に
位置決めして置く。
次に、スポツト溶接工程では圧搾空気供給源か
ら後部送気口12を通じて圧搾空気をシリンダ部
8の空気室b内に送るとともに、空気室a内の空
気は前部送気口11を通じ図示しない弁等から大
気中に放出する。これにより、ピストン部9は矢
印B方向に駆動され、被溶接物を一対の電極チツ
プ4と電極チツプ17とで所要の圧着力をもつて
挟むとともに、電源から電源コード6,19によ
つて通電しそのスポツト部分を溶着する。この
後、ピストン部9を前述したと同様に圧搾空気で
駆動して待機状態にもどす。
次に、図に破線で示す電極チツプ4が事故等に
よりガンアーム2より脱落した場合について説明
する。
この場合には、スポツトガン1の待機状態で挟
み置かれた被溶接物に対し、ピストン部9をB方
向に移動すると、ピストン部9が所定距離進んだ
状態でその動きをストツパ20によつて制止され
図示する状態となる。これにより、電極ホルダ駆
動部5の電極チツプ17の先端とガンアーム2に
おけるその対応部との間隔が被溶接物の厚さより
開いた状態となり、これらの間に空気絶縁層が介
在することとなつて溶接電流が流れない通電不良
を起す。
なお、このストツパ20の所定巾を、電流チツ
プ4,17の摩滅及び、電極チツプが脱落した状
態での空気絶縁層との関連から適切に選び確実に
空気絶縁層が形成され絶縁不良を起すように構成
する。
この通電不良状態はスポツト溶接機の通電不良
検出装置で無通電検出され、警報が発せられる。
又は、その場でスポツト溶接機の動作が停止され
る。なお、このようになつた場合には、作業員が
電極チツプ4をガンアーム2のテーパ穴3にもど
して修理を完了後溶接作業を再開すればよい。
このように、電極チツプ4の脱落後直ちにその
異常を検出して作業を中止できるので、この異常
な状態で作業を進めた場合に起る溶接剥れ、被溶
接物である製品の変形又は、スポツトガン1の損
傷を防止することができる。また、電極チツプ4
の脱落の検出を、リミツトスイツチや光電管等の
複雑な構成でしかも高価な装置を用いることなく
容易に検出できるものである。
なお、上述の動作説明では、一方の電極チツプ
4が脱落した場合について説明したが、他方の電
極チツプ17が脱落した場合又はその両者が脱落
した場合にも同様に動作すること勿論である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案のスポツト溶接機の
電極チツプ脱落検出装置によれば、電極チツプの
脱落を通電不良検出装置で検出してスポツト溶接
機の作業を停止させるので、電極チツプの脱落を
光電管等を用いて検知するための独自の装置を必
要とせず、ピストン部を制止させるための簡単な
ストツパを設置するだけの簡素な構成で確実に動
作させることができる。また電極チツプ脱落によ
る溶接剥れ、製品の変形やスポツトガンが損傷を
受けること等の不具合を防止できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のスポツト溶接機の電極チツプ脱落
検出装置の一実施例を示す要部の部分断面図であ
る。 1……スポツトガン、2……ガンアーム、4,
17……電極チツプ、5……電極ホルダ駆動部、
8……シリンダ部、9……ピストン部、20……
ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スポツトガンの電極ホルダ駆動部に往復駆動可
    能に装着された電極ホルダ及びガンアームの各々
    に設けられ、かつ被溶接物に直接圧着して通電す
    るための電極チツプの少なくとも一方が上記電極
    ホルダまたはガンアームから脱落した際、通電不
    良を発生させ、これを通電不良検出装置で検出す
    るようにしたスポツト溶接機の電極チツプ脱落検
    出装置において、スポツトガン1のシリンダ部8
    とピストン部9とからなる電極ホルダ駆動部5に
    往復駆動可能に装着された電極チツプ17を取り
    付けるべく電極ホルダ7をもつ上記ピストン部9
    にピストン部9の前進を所定位置で制止するスト
    ツパ20をシリンダ部8内に装着し、これら2つ
    の電極チツプ4,17のうち少なくとも1つが脱
    落したときガンアーム2と上記電極ホルダ7との
    対向部間にある被溶接部材に絶縁空間を介在させ
    て通電不良を発生せしめるようにし、これを通電
    不良検出装置で検出するようにしたことを特徴と
    するスポツト溶接機の電極チツプ脱落検出装置。
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