JPH0437760B2 - - Google Patents
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- JPH0437760B2 JPH0437760B2 JP58245265A JP24526583A JPH0437760B2 JP H0437760 B2 JPH0437760 B2 JP H0437760B2 JP 58245265 A JP58245265 A JP 58245265A JP 24526583 A JP24526583 A JP 24526583A JP H0437760 B2 JPH0437760 B2 JP H0437760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- tank
- anaerobic
- dephosphorization
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
技術分野
本発明は、BOD含有水から燐および窒素を除
去する方法に関する。 従来技術 湖沼等の閉鎖性水域の富栄養化現象は、燐およ
び窒素の存在が主原因であるとされており、この
ような水域への燐や窒素の流入を制限する技術の
開発が急務である。一方、都市下水や工場排水
は、一般に、活性汚泥法により処理されており、
BODは十分に除去されているけれども、燐や窒
素の除去は十分になされていないのが現状であ
る。 廃水からの窒素の除去方法については開発が進
み、廃水中のBODを有効に利用した循環式硝化
脱窒法が経済的でしかも有効な方法として確立し
た技術となりつつある。他方、廃水中の燐の除去
に関しては、近年になつて開発が急速に進められ
ている。従来よりよく知られた燐の除去法として
は、凝集剤を用いる凝集沈澱法があるが、この方
法は経済性の面からみて、満足すべき技術とは言
えない。近年開発が進められ、注目されている他
の方法として、活性汚泥の燐の過剰摂取現象を利
用する方法がある。この方法は、活性汚泥を嫌気
状態および好気状態に繰り返しさらすことによ
り、微生物の燐代謝機能を利用して、汚泥中に燐
を取り込むものである。 一方、有機性廃水から燐および窒素を除去する
ための経済的な方法として、生物学的脱窒と生物
学的脱燐とを組合せた方法が開発されており、完
全嫌気−嫌気−好気活性汚泥法がその代表的なも
のである。廃水と返送汚泥は、完全嫌気槽に流入
し、亜硝酸、硝酸等のNOx(窒素酸化物)や溶存
酸素の存在しない完全嫌気状態におかれ、活性汚
泥はPO4−Pを放出する。完全嫌気槽の流出混合
液は、溶存酸素の存在しない嫌気槽に流入し、循
環硝化液(好気性処理循環液)と接触混合する。
このとき、循環硝化液中のNOxは完全嫌気槽か
らの流出混合液中の有機物(BOD)と反応し、
還元脱窒される。嫌気槽の流出混合液は、好気槽
へ流入し、溶存酸素の存在下にアンモニアは酸化
されてNOxとなり、また液中に存在する燐は活
性汚泥に摂取される。好気槽の流出混合液は、最
終沈澱池へ導かれて固液分離に付され、固液分離
された上澄液は処理水として系外に排出され、一
方沈降汚泥は一部が返送汚泥として完全嫌気槽へ
送られ、残部が余剰汚泥として系外に排出され
る。しかるに、このような完全嫌気−嫌気−好気
活性汚泥法においては、燐の除去は、その全量が
余剰汚泥とともに系外に排出される燐のみによる
ために、廃水のP/BODが大きい場合や低負荷
運転のためにΔWSS/ΔBOD(余剰汚泥/除去
BOD)が小さい場合には、流入する燐の全部を
余剰汚泥中の燐として系外に排出することが困難
となり、処理水中に燐が漏出するという欠点があ
る。 発明の目的 本発明の主要な目的は、BOD含有水から燐お
よび窒素を効果的および経済的に除去する方法を
提供することにある。 発明の構成 本発明によればBOD含有水から燐および窒素
を除去する方法が提供されるのであつて、この方
法は、BOD含有水、活性汚泥および好気性処理
循環液の混合液を嫌気性処理に付し、この嫌気性
処理後の処理液を少なくとも50容量%の酸素を含
く供給ガス下の好気性処理に付し、この好気性処
理後の処理液を固液分離に付し、前記固液分離に
より得られる沈降汚泥が5mg/を越えるNOx
を含む場合において、前記沈降汚泥に有機物を加
え、これを嫌気状態で脱窒処理してNOxを5
mg/以下とし、次いでこの沈降汚泥を脱燐処理
に付すことを特徴とする。 発明の構成の具体的説明 BOD含有水、例えば、有機性廃水は嫌気槽へ
流入し、最終沈澱池からの直接返送汚泥および好
気槽終端からの循環硝化液(好気性処理循環液)
と接触混合し、このとき主に廃水中の有機物
(BOD)は循環硝化液中のNOx(亜硝酸および硝
酸)と反応してNOxが還元脱窒される。所望な
らば、嫌気槽には、脱燐槽で生ずる脱燐汚泥を脱
燐返送汚泥として返送してもよい。尚、嫌気槽に
おけるこのような嫌気性処理とは、この明細書に
おいては、溶存酸素(DO)が0.5mg/以下の環
境下における処理を言う。 嫌気槽よりの流出混合液は、次いで、好気槽へ
流入し、少なくとも50容量%の酸素を含む供給ガ
ス下の好気性処理に付されて、アンモニア等の被
酸化性物質が酸化され、アンモニアは亜硝酸、硝
酸等のNOxとなる。また、混合液中の溶解性燐
は活性汚泥中に摂取される。少なくとも50容量%
の酸素を含む供給ガスを用いるのは好気槽内に嫌
気性の環境を生成させないためであり、このよう
な雰囲気下においては好気槽終端における溶存酸
素は通常5mg/以上となる。また、従つて、好
気槽は当然ながら密閉式となる。 好気槽からの流出混合液は、最終沈澱池に流入
して固液分離され、上澄液は処理水として系外に
排出される。通常、重力沈降型の沈澱池を有利に
用いることができるけれども、このような手段に
限定されるものではなく、公知の固液分離手段の
いかなるものを用いてもよい。沈降汚泥の一部
は、前述したように、直接返送汚泥として嫌気槽
へ返送される。最終沈澱池上澄液の溶存酸素は
0.5mg/以上であるのが好ましく、溶存酸素が
0.5mg/未満になると処理水中に燐が漏出する
ことがある。 最終沈澱池からの沈降汚泥の残部の一部又は全
部は脱燐槽へ送られて脱燐処理に付され、その残
部は余剰汚泥として系外に排出される。このと
き、脱燐槽に流入する汚泥は、効率的な脱燐を行
うためには、NOxの合計量が5mg/以下であ
ることが必要である。本発明においては、沈降汚
泥中のNOxが5mg/を越える場合に、この汚
泥を脱窒処理してNOxを5mg/以下とした後
脱燐槽へ供給する。この脱窒処理は、汚泥を汚泥
脱窒槽に供給し、嫌気状態におくことにより行う
ことができる。この方法により、次の脱燐槽での
汚泥の浮上を防止し、また汚泥からの燐の放出を
速やかに進行させることができる。汚泥脱窒槽
は、単室または多画室のいずれでもよく、また開
放式でも密閉式でもよく、また汚泥の攪拌はガス
循環方式または機械攪拌方式のいずれによつても
よい。汚泥脱窒槽における脱窒効果を促進するた
めに、有機物を注入することは有効であり、有機
物としては有機性廃水、メタノール、酢酸等の多
くの物質を用いることができる。 脱燐処理は、公知の方法により行うことができ
る。例えば、特公昭54−38823号公報に開示の如
くして、嫌気性環境下に行うことができ、脱燐槽
には下層部から洗浄水を導入するのがよい。燐を
含む流出洗浄水は、次いで、化学的に処理されて
脱燐され、脱燐槽からの汚泥は所望により、前述
の如く、脱燐返送汚泥として嫌気槽に返送されて
もよく、あるいはその1部を系外に排出されても
よい。また、脱燐された洗浄水は、所望により、
嫌気槽へ供給されてもよい。 実施例 以下、実施例により本発明を更に説明する。 本発明者らは、ある下水処理場の初沈越流水を
用いて脱燐・脱窒試験を行つた。 この実施例に用いた実験設備のフローチヤート
を第1図に示す。また、主要実験装置の仕様の概
略を第1表に示す。
去する方法に関する。 従来技術 湖沼等の閉鎖性水域の富栄養化現象は、燐およ
び窒素の存在が主原因であるとされており、この
ような水域への燐や窒素の流入を制限する技術の
開発が急務である。一方、都市下水や工場排水
は、一般に、活性汚泥法により処理されており、
BODは十分に除去されているけれども、燐や窒
素の除去は十分になされていないのが現状であ
る。 廃水からの窒素の除去方法については開発が進
み、廃水中のBODを有効に利用した循環式硝化
脱窒法が経済的でしかも有効な方法として確立し
た技術となりつつある。他方、廃水中の燐の除去
に関しては、近年になつて開発が急速に進められ
ている。従来よりよく知られた燐の除去法として
は、凝集剤を用いる凝集沈澱法があるが、この方
法は経済性の面からみて、満足すべき技術とは言
えない。近年開発が進められ、注目されている他
の方法として、活性汚泥の燐の過剰摂取現象を利
用する方法がある。この方法は、活性汚泥を嫌気
状態および好気状態に繰り返しさらすことによ
り、微生物の燐代謝機能を利用して、汚泥中に燐
を取り込むものである。 一方、有機性廃水から燐および窒素を除去する
ための経済的な方法として、生物学的脱窒と生物
学的脱燐とを組合せた方法が開発されており、完
全嫌気−嫌気−好気活性汚泥法がその代表的なも
のである。廃水と返送汚泥は、完全嫌気槽に流入
し、亜硝酸、硝酸等のNOx(窒素酸化物)や溶存
酸素の存在しない完全嫌気状態におかれ、活性汚
泥はPO4−Pを放出する。完全嫌気槽の流出混合
液は、溶存酸素の存在しない嫌気槽に流入し、循
環硝化液(好気性処理循環液)と接触混合する。
このとき、循環硝化液中のNOxは完全嫌気槽か
らの流出混合液中の有機物(BOD)と反応し、
還元脱窒される。嫌気槽の流出混合液は、好気槽
へ流入し、溶存酸素の存在下にアンモニアは酸化
されてNOxとなり、また液中に存在する燐は活
性汚泥に摂取される。好気槽の流出混合液は、最
終沈澱池へ導かれて固液分離に付され、固液分離
された上澄液は処理水として系外に排出され、一
方沈降汚泥は一部が返送汚泥として完全嫌気槽へ
送られ、残部が余剰汚泥として系外に排出され
る。しかるに、このような完全嫌気−嫌気−好気
活性汚泥法においては、燐の除去は、その全量が
余剰汚泥とともに系外に排出される燐のみによる
ために、廃水のP/BODが大きい場合や低負荷
運転のためにΔWSS/ΔBOD(余剰汚泥/除去
BOD)が小さい場合には、流入する燐の全部を
余剰汚泥中の燐として系外に排出することが困難
となり、処理水中に燐が漏出するという欠点があ
る。 発明の目的 本発明の主要な目的は、BOD含有水から燐お
よび窒素を効果的および経済的に除去する方法を
提供することにある。 発明の構成 本発明によればBOD含有水から燐および窒素
を除去する方法が提供されるのであつて、この方
法は、BOD含有水、活性汚泥および好気性処理
循環液の混合液を嫌気性処理に付し、この嫌気性
処理後の処理液を少なくとも50容量%の酸素を含
く供給ガス下の好気性処理に付し、この好気性処
理後の処理液を固液分離に付し、前記固液分離に
より得られる沈降汚泥が5mg/を越えるNOx
を含む場合において、前記沈降汚泥に有機物を加
え、これを嫌気状態で脱窒処理してNOxを5
mg/以下とし、次いでこの沈降汚泥を脱燐処理
に付すことを特徴とする。 発明の構成の具体的説明 BOD含有水、例えば、有機性廃水は嫌気槽へ
流入し、最終沈澱池からの直接返送汚泥および好
気槽終端からの循環硝化液(好気性処理循環液)
と接触混合し、このとき主に廃水中の有機物
(BOD)は循環硝化液中のNOx(亜硝酸および硝
酸)と反応してNOxが還元脱窒される。所望な
らば、嫌気槽には、脱燐槽で生ずる脱燐汚泥を脱
燐返送汚泥として返送してもよい。尚、嫌気槽に
おけるこのような嫌気性処理とは、この明細書に
おいては、溶存酸素(DO)が0.5mg/以下の環
境下における処理を言う。 嫌気槽よりの流出混合液は、次いで、好気槽へ
流入し、少なくとも50容量%の酸素を含む供給ガ
ス下の好気性処理に付されて、アンモニア等の被
酸化性物質が酸化され、アンモニアは亜硝酸、硝
酸等のNOxとなる。また、混合液中の溶解性燐
は活性汚泥中に摂取される。少なくとも50容量%
の酸素を含む供給ガスを用いるのは好気槽内に嫌
気性の環境を生成させないためであり、このよう
な雰囲気下においては好気槽終端における溶存酸
素は通常5mg/以上となる。また、従つて、好
気槽は当然ながら密閉式となる。 好気槽からの流出混合液は、最終沈澱池に流入
して固液分離され、上澄液は処理水として系外に
排出される。通常、重力沈降型の沈澱池を有利に
用いることができるけれども、このような手段に
限定されるものではなく、公知の固液分離手段の
いかなるものを用いてもよい。沈降汚泥の一部
は、前述したように、直接返送汚泥として嫌気槽
へ返送される。最終沈澱池上澄液の溶存酸素は
0.5mg/以上であるのが好ましく、溶存酸素が
0.5mg/未満になると処理水中に燐が漏出する
ことがある。 最終沈澱池からの沈降汚泥の残部の一部又は全
部は脱燐槽へ送られて脱燐処理に付され、その残
部は余剰汚泥として系外に排出される。このと
き、脱燐槽に流入する汚泥は、効率的な脱燐を行
うためには、NOxの合計量が5mg/以下であ
ることが必要である。本発明においては、沈降汚
泥中のNOxが5mg/を越える場合に、この汚
泥を脱窒処理してNOxを5mg/以下とした後
脱燐槽へ供給する。この脱窒処理は、汚泥を汚泥
脱窒槽に供給し、嫌気状態におくことにより行う
ことができる。この方法により、次の脱燐槽での
汚泥の浮上を防止し、また汚泥からの燐の放出を
速やかに進行させることができる。汚泥脱窒槽
は、単室または多画室のいずれでもよく、また開
放式でも密閉式でもよく、また汚泥の攪拌はガス
循環方式または機械攪拌方式のいずれによつても
よい。汚泥脱窒槽における脱窒効果を促進するた
めに、有機物を注入することは有効であり、有機
物としては有機性廃水、メタノール、酢酸等の多
くの物質を用いることができる。 脱燐処理は、公知の方法により行うことができ
る。例えば、特公昭54−38823号公報に開示の如
くして、嫌気性環境下に行うことができ、脱燐槽
には下層部から洗浄水を導入するのがよい。燐を
含む流出洗浄水は、次いで、化学的に処理されて
脱燐され、脱燐槽からの汚泥は所望により、前述
の如く、脱燐返送汚泥として嫌気槽に返送されて
もよく、あるいはその1部を系外に排出されても
よい。また、脱燐された洗浄水は、所望により、
嫌気槽へ供給されてもよい。 実施例 以下、実施例により本発明を更に説明する。 本発明者らは、ある下水処理場の初沈越流水を
用いて脱燐・脱窒試験を行つた。 この実施例に用いた実験設備のフローチヤート
を第1図に示す。また、主要実験装置の仕様の概
略を第1表に示す。
【表】
嫌気槽1は密閉槽であり、2画室に仕切られて
いる。混合液の攪拌は機械攪拌により行つた。ま
た、好気槽2は密閉式であり、4画室に仕切られ
ている。この好気槽には純度99%以上の酸素ガス
が供給され、曝気は表面曝気により行われた。好
気槽2終端のDOは5mg/以上であり、最終沈
澱池3の上澄液のDOは0.5mg/以上であつた。
汚泥脱窒槽4は、実験当初から設置されており、
密閉槽であり、4画室に仕切られている。この汚
泥脱窒槽には、有機物として流入水(処理原水)
と同じ初沈越流水を若干量注入した。 第2表にこの実施例に用いた条件を示し、第3
表にはその処理成績を示す。なお、実験では、有
効容積5.1m3の脱燐槽5の汚泥ブランケツトを低
くすることにより、容積1.0m3として運転した。
いる。混合液の攪拌は機械攪拌により行つた。ま
た、好気槽2は密閉式であり、4画室に仕切られ
ている。この好気槽には純度99%以上の酸素ガス
が供給され、曝気は表面曝気により行われた。好
気槽2終端のDOは5mg/以上であり、最終沈
澱池3の上澄液のDOは0.5mg/以上であつた。
汚泥脱窒槽4は、実験当初から設置されており、
密閉槽であり、4画室に仕切られている。この汚
泥脱窒槽には、有機物として流入水(処理原水)
と同じ初沈越流水を若干量注入した。 第2表にこの実施例に用いた条件を示し、第3
表にはその処理成績を示す。なお、実験では、有
効容積5.1m3の脱燐槽5の汚泥ブランケツトを低
くすることにより、容積1.0m3として運転した。
【表】
【表】
* 汚泥量基準
【表】
【表】
本発明では、好気性処理を少なくとも50容量%
の酸素を含む供給ガスを用いて行い、好気槽終端
のDOを5mg/以上としているために、最終沈
澱池に流入した混合液は長時間に亘り好気的な雰
囲気を保ち、従つて混合液に同伴するNOxを還
元脱窒することが起りにくい。そのため窒素ガス
に起因する汚泥の浮上や微細SSの懸濁が極めて
少なくなり、処理水のSSは良好なものとなる。
即ち、第3表に示すように、処理水のSSは4
mg/と非常に良好であつた。また、このように
処理水のSSを良好に保つためには、最終沈澱池
の上澄液のDOを0.5mg/以上に保持するのが好
ましい。しかして、好気槽終端のDOが前述の如
く5mg/以上に保持されている場合には、この
最終沈澱池の上澄液のDOは通常の運転条件下に
おいては一般に0.5mg/以上に維持され得るの
である。処理水のSSが安定して低い値に保持さ
れる場合には、処理水のBOD等が低い値で安定
化することにもつながり、特に処理水のT−Pを
低い値で安定させるために重要である。 脱燐槽への脱燐供給汚泥中にNOxが5mg/
を越えるときは、脱燐槽ではNOxの還元脱窒に
より発生する窒素ガスにより汚泥の浮上が起り、
また汚泥からの燐の放出も遅れることとなる。し
かして、最終沈澱池からの沈降汚泥中にNOxが
5mg/を越えるときは、脱燐槽へ供給する前に
この汚泥を汚泥脱窒槽においてNOxを還元脱窒
する。これによつて、脱燐槽での汚泥の浮上は防
止され、かつ、燐の放出が促進されることとな
り、そのため脱燐後の汚泥を脱燐返送汚泥として
返送する場合には好気槽において再び活発に燐を
過剰摂取することとなるのである。 実施例の実験期間(18日間)中の脱燐槽での汚
泥の浮上は皆無であつた。 比較例 実施例に述べた操作を繰り返した。ただし、こ
こでは、脱燐供給汚泥10を、汚泥脱窒槽4を経
由せずに、直接脱燐槽5に供給した。 第4表に本実験に用いた条件を示し、第5表に
その処理成績を示す。
の酸素を含む供給ガスを用いて行い、好気槽終端
のDOを5mg/以上としているために、最終沈
澱池に流入した混合液は長時間に亘り好気的な雰
囲気を保ち、従つて混合液に同伴するNOxを還
元脱窒することが起りにくい。そのため窒素ガス
に起因する汚泥の浮上や微細SSの懸濁が極めて
少なくなり、処理水のSSは良好なものとなる。
即ち、第3表に示すように、処理水のSSは4
mg/と非常に良好であつた。また、このように
処理水のSSを良好に保つためには、最終沈澱池
の上澄液のDOを0.5mg/以上に保持するのが好
ましい。しかして、好気槽終端のDOが前述の如
く5mg/以上に保持されている場合には、この
最終沈澱池の上澄液のDOは通常の運転条件下に
おいては一般に0.5mg/以上に維持され得るの
である。処理水のSSが安定して低い値に保持さ
れる場合には、処理水のBOD等が低い値で安定
化することにもつながり、特に処理水のT−Pを
低い値で安定させるために重要である。 脱燐槽への脱燐供給汚泥中にNOxが5mg/
を越えるときは、脱燐槽ではNOxの還元脱窒に
より発生する窒素ガスにより汚泥の浮上が起り、
また汚泥からの燐の放出も遅れることとなる。し
かして、最終沈澱池からの沈降汚泥中にNOxが
5mg/を越えるときは、脱燐槽へ供給する前に
この汚泥を汚泥脱窒槽においてNOxを還元脱窒
する。これによつて、脱燐槽での汚泥の浮上は防
止され、かつ、燐の放出が促進されることとな
り、そのため脱燐後の汚泥を脱燐返送汚泥として
返送する場合には好気槽において再び活発に燐を
過剰摂取することとなるのである。 実施例の実験期間(18日間)中の脱燐槽での汚
泥の浮上は皆無であつた。 比較例 実施例に述べた操作を繰り返した。ただし、こ
こでは、脱燐供給汚泥10を、汚泥脱窒槽4を経
由せずに、直接脱燐槽5に供給した。 第4表に本実験に用いた条件を示し、第5表に
その処理成績を示す。
【表】
* 汚泥量基準
【表】
【表】
脱燐供給汚泥中に含まれるNOxは6.3mg/で
あり、汚泥からの燐の放出が遅れた結果、好気槽
における燐の摂取が不十分であつた。すなわち、
処理水T−P濃度は1.2mg/、T−P除去率は
67.6%であつた。
あり、汚泥からの燐の放出が遅れた結果、好気槽
における燐の摂取が不十分であつた。すなわち、
処理水T−P濃度は1.2mg/、T−P除去率は
67.6%であつた。
第1図は、本発明の実施例に用いた実験設備の
フローチヤートである。 1……嫌気槽、2……好気槽、3……最終沈澱
池、4……汚泥脱窒槽、5……脱燐槽、6……酸
素供給、7……流入水、8……循環硝化液、9…
…直接返送汚泥、10……脱燐供給汚泥、11…
…余剰汚泥、12……脱燐返送汚泥、13……洗
浄水、14……有機物供給、15……嫌気槽流出
混合液、16……好気槽流出混合液、17……処
理水、18……汚泥脱窒槽流出汚泥、19……脱
燐槽流出洗浄水。
フローチヤートである。 1……嫌気槽、2……好気槽、3……最終沈澱
池、4……汚泥脱窒槽、5……脱燐槽、6……酸
素供給、7……流入水、8……循環硝化液、9…
…直接返送汚泥、10……脱燐供給汚泥、11…
…余剰汚泥、12……脱燐返送汚泥、13……洗
浄水、14……有機物供給、15……嫌気槽流出
混合液、16……好気槽流出混合液、17……処
理水、18……汚泥脱窒槽流出汚泥、19……脱
燐槽流出洗浄水。
Claims (1)
- 1 BOD含有水から燐および窒素を除去する方
法であつて、BOD含有水、活性汚泥および好気
性処理循環液の混合液を嫌気性処理に付し、この
嫌気性処理後の処理液を少なくとも50容量%の酸
素を含む供給ガス下の好気性処理に付し、この好
気性処理後の処理液を固液分離に付し、前記固液
分離により得られる沈降汚泥が5mg/を越える
NOxを含む場合において、前記沈降汚泥に有機
物を加え、これを嫌気状態で脱窒処理してNOx
を5mg/以下とし、次いでこの沈降汚泥を脱燐
処理に付すことを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24526583A JPS60139396A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | Bod含有水から燐および窒素を除去する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24526583A JPS60139396A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | Bod含有水から燐および窒素を除去する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60139396A JPS60139396A (ja) | 1985-07-24 |
| JPH0437760B2 true JPH0437760B2 (ja) | 1992-06-22 |
Family
ID=17131105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24526583A Granted JPS60139396A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | Bod含有水から燐および窒素を除去する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60139396A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100319375B1 (ko) * | 1999-07-30 | 2002-01-09 | 채문식 | 하수처리장 반류수의 질소제거방법 및 그 장치 |
| KR20000024252A (ko) * | 2000-02-01 | 2000-05-06 | 김창수 | 회전식 고정상 정석탈인공정을 이용한 하수, 폐수 및오수의 고도처리방법 |
| CN100369834C (zh) * | 2004-12-30 | 2008-02-20 | 天津科技大学 | 厌氧折流板--好氧--吸附再生一体化污水处理装置 |
| CN102614840B (zh) * | 2012-04-12 | 2013-07-10 | 南昌航空大学 | 一种高效去除磷酸根、硝酸根的磁性纳米材料的制备方法 |
| CN102814165B (zh) * | 2012-09-10 | 2014-09-17 | 南昌航空大学 | 一种提高壳聚糖抗酸性能的方法 |
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| JPS5539258A (en) * | 1978-09-13 | 1980-03-19 | Ebara Infilco Co Ltd | Biologically treating method for waste water |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP24526583A patent/JPS60139396A/ja active Granted
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| Publication number | Publication date |
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| JPS60139396A (ja) | 1985-07-24 |
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