JPH0437883B2 - - Google Patents
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- JPH0437883B2 JPH0437883B2 JP59172313A JP17231384A JPH0437883B2 JP H0437883 B2 JPH0437883 B2 JP H0437883B2 JP 59172313 A JP59172313 A JP 59172313A JP 17231384 A JP17231384 A JP 17231384A JP H0437883 B2 JPH0437883 B2 JP H0437883B2
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B7/00—Barrages or weirs; Layout, construction, methods of, or devices for, making same
- E02B7/20—Movable barrages; Lock or dry-dock gates
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- Structural Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Barrages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、貯水池又は河川の の水位を自動的
に調節できるようにした自動水位調節方法および
その装置、更に詳しくは、貯水池において余水吐
けの高さを高くすることなく、設計計画洪水量を
設計計画通りの溢流を行いつつ、設計計画溢流水
深を最大限に活用して、余水吐けの高さに対応し
た既設従前満水位貯水量より多い貯水量、即ち、
設計計画溢流水深に対して最大限の貯水可能量を
貯水することができる自動水位調節方法およびそ
の装置に関する。
に調節できるようにした自動水位調節方法および
その装置、更に詳しくは、貯水池において余水吐
けの高さを高くすることなく、設計計画洪水量を
設計計画通りの溢流を行いつつ、設計計画溢流水
深を最大限に活用して、余水吐けの高さに対応し
た既設従前満水位貯水量より多い貯水量、即ち、
設計計画溢流水深に対して最大限の貯水可能量を
貯水することができる自動水位調節方法およびそ
の装置に関する。
[従来の技術]
従来、貯水池は一定水位以上の水は排出できる
ように余水吐けを設けて溢水させており、このよ
うな余水吐け高さ以内の貯水の限定は、自然水資
源を十分に利用せずに惜しくもそのまま捨ててい
るという結果をもたらしている。しかし、現在の
貯水池施設において、設計計画溢流水深の溢流に
蹉趺をもたらさない条件であるのならば現在の貯
水量より多くの水を貯水することができるのであ
る。
ように余水吐けを設けて溢水させており、このよ
うな余水吐け高さ以内の貯水の限定は、自然水資
源を十分に利用せずに惜しくもそのまま捨ててい
るという結果をもたらしている。しかし、現在の
貯水池施設において、設計計画溢流水深の溢流に
蹉趺をもたらさない条件であるのならば現在の貯
水量より多くの水を貯水することができるのであ
る。
従来、貯水池の満水位を高くする調節方法とし
てはつぎのような方法が実施されてきた。即ち、
余水吐けの高さを高くするために、(イ)土叺や板材
を使つて高くする方法、(ロ)ゴムダム(DAM)を
設ける方法、(ハ)テンターゲイトを設ける方法、(ニ)
サイホン(Syphon)を設ける方法等がある。
てはつぎのような方法が実施されてきた。即ち、
余水吐けの高さを高くするために、(イ)土叺や板材
を使つて高くする方法、(ロ)ゴムダム(DAM)を
設ける方法、(ハ)テンターゲイトを設ける方法、(ニ)
サイホン(Syphon)を設ける方法等がある。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、前記(イ)の場合は洪水の時に土叺
が流失されるので、降雨の際ごとにあらためて土
叺を積みなおさなければならず、従つて経済的損
失、人力の消耗および手間がかかる等不都合があ
る。(ロ)の場合、ゴムダムは洪水の時、ゴムダム自
体が倒伏されて洪水量が設計計画洪水量より以上
に増加されることにより下流放水路の被害と河川
の被害が甚しくなる。(ハ)の場合は洪水時に人為的
に水門開閉をしなければならず、水門を開けると
洪水がいつぺんに越流するために放水路と河川に
莫大な被害を与えるので、大型ダムではダム上流
の流量観測所でダムに随時流量報告をし、それに
従つて水門を作動せしめるといつた不都合がある
ばかりでなく、大型ダムにおいて冬季満水位と夏
季満水位を設定のうえ洪水のある以前にあらかじ
め調節するので水門の開閉使用頻度が少なく、一
方小規模ダムではダム管理人を置くことができな
いので、危急の時には水門の操作が困難である。
(ニ)の場合は、余水吐けにサイホンを設けるもので
あつて、サイホンが一定水位以上に上昇すると、
一時に作動して多くの洪水量が排出されるので、
下流の放水路と河川に与える被害が大きく、また
作動が中止されるときには当初の満水位よりも水
位が落ちる欠陥と施工上の難点、工事費の過多等
の欠点がある。これかといつて余水吐け自体をよ
り高くすると満水位は高くなるけれどもそれに伴
なつて設計計画溢流水深の上昇につれば堤防の増
高築造、水没地域の拡大等の問題が生ずる。
が流失されるので、降雨の際ごとにあらためて土
叺を積みなおさなければならず、従つて経済的損
失、人力の消耗および手間がかかる等不都合があ
る。(ロ)の場合、ゴムダムは洪水の時、ゴムダム自
体が倒伏されて洪水量が設計計画洪水量より以上
に増加されることにより下流放水路の被害と河川
の被害が甚しくなる。(ハ)の場合は洪水時に人為的
に水門開閉をしなければならず、水門を開けると
洪水がいつぺんに越流するために放水路と河川に
莫大な被害を与えるので、大型ダムではダム上流
の流量観測所でダムに随時流量報告をし、それに
従つて水門を作動せしめるといつた不都合がある
ばかりでなく、大型ダムにおいて冬季満水位と夏
季満水位を設定のうえ洪水のある以前にあらかじ
め調節するので水門の開閉使用頻度が少なく、一
方小規模ダムではダム管理人を置くことができな
いので、危急の時には水門の操作が困難である。
(ニ)の場合は、余水吐けにサイホンを設けるもので
あつて、サイホンが一定水位以上に上昇すると、
一時に作動して多くの洪水量が排出されるので、
下流の放水路と河川に与える被害が大きく、また
作動が中止されるときには当初の満水位よりも水
位が落ちる欠陥と施工上の難点、工事費の過多等
の欠点がある。これかといつて余水吐け自体をよ
り高くすると満水位は高くなるけれどもそれに伴
なつて設計計画溢流水深の上昇につれば堤防の増
高築造、水没地域の拡大等の問題が生ずる。
つぎに河川の〓の場合においては、河川を横切
る固定コンクリート〓を築造して取水位を高く
し、水路を通じた取水を利用するのであるが、〓
のためにその地点において洪水位が高くなり、堤
防の崩壊危険と河床の損傷流失等の問題点があ
る。
る固定コンクリート〓を築造して取水位を高く
し、水路を通じた取水を利用するのであるが、〓
のためにその地点において洪水位が高くなり、堤
防の崩壊危険と河床の損傷流失等の問題点があ
る。
従つて、本発明は、前述のような貯水池におい
ての貯水量の増大確保と河川〓においての取水位
調節の問題点を解決しようとするもので、既設貯
水池余水吐けの施設と堤防を増高築造することな
く、また水没地域の拡大する要もなく、さらに設
計計画溢流水量の溢流水量を設計計画のとおり行
なえると同時に、既設余水吐けに対応した従前満
水位貯水量よりも多量の水を貯水できるようにし
ながらも、計画貯水位(変更満水位)を自動的に
調節、確保できるようにした自動水位調節方法お
よびその装置を提供することを目的とするもので
ある。
ての貯水量の増大確保と河川〓においての取水位
調節の問題点を解決しようとするもので、既設貯
水池余水吐けの施設と堤防を増高築造することな
く、また水没地域の拡大する要もなく、さらに設
計計画溢流水量の溢流水量を設計計画のとおり行
なえると同時に、既設余水吐けに対応した従前満
水位貯水量よりも多量の水を貯水できるようにし
ながらも、計画貯水位(変更満水位)を自動的に
調節、確保できるようにした自動水位調節方法お
よびその装置を提供することを目的とするもので
ある。
[問題点を解決するための手段]
本発明によれば、貯水池の余水吐け上に水門を
設置して余水吐けより高い変更満水位に水を貯水
し、該変更満水位にフロートを浮遊せしめ、該フ
ロートの昇降に対応して前記水門を開閉するよう
になし、前記変更満水位から設計計画溢流水位ま
での水位の変動に伴う前記フロートの昇降に対す
る前記水門の作動割合を、前記変更満水位から設
計計画溢流水位までの水深H1対余水吐けから設
計計画溢流水位までの水深と該設計計画溢流水位
から異常洪水位までの水深との和H5に相当する
値に設定した自動水位調節方法が提供される。ま
た、本発明によれば、河床に水門を設置するとと
もにに、河川の取水位にフロートを浮遊せしめ、
該フロートの昇降に対応して前記水門を開閉する
ようになし、前記取水位から設計計画洪水位まで
の水位の変動に伴う前記フロートの昇降に対する
前記水門の作動割合を、取水位から設計計画洪水
位までの水深H6に相当する値対河床から設計計
画洪水位までの水深H7に相当する値に設定した
自動水位調節方法が提供される。更に、本発明に
よれば、余水吐け又は河床上に上下動可能に設置
した水門と、該水門の設置に伴う変更満水位又は
取水位に浮遊せしめたフロートと、該フロートと
水門とを連動連結しフロートの昇降に対応して前
記水門を開閉作動する駆動手段とからなる自動水
位調節装置が提供される。
設置して余水吐けより高い変更満水位に水を貯水
し、該変更満水位にフロートを浮遊せしめ、該フ
ロートの昇降に対応して前記水門を開閉するよう
になし、前記変更満水位から設計計画溢流水位ま
での水位の変動に伴う前記フロートの昇降に対す
る前記水門の作動割合を、前記変更満水位から設
計計画溢流水位までの水深H1対余水吐けから設
計計画溢流水位までの水深と該設計計画溢流水位
から異常洪水位までの水深との和H5に相当する
値に設定した自動水位調節方法が提供される。ま
た、本発明によれば、河床に水門を設置するとと
もにに、河川の取水位にフロートを浮遊せしめ、
該フロートの昇降に対応して前記水門を開閉する
ようになし、前記取水位から設計計画洪水位まで
の水位の変動に伴う前記フロートの昇降に対する
前記水門の作動割合を、取水位から設計計画洪水
位までの水深H6に相当する値対河床から設計計
画洪水位までの水深H7に相当する値に設定した
自動水位調節方法が提供される。更に、本発明に
よれば、余水吐け又は河床上に上下動可能に設置
した水門と、該水門の設置に伴う変更満水位又は
取水位に浮遊せしめたフロートと、該フロートと
水門とを連動連結しフロートの昇降に対応して前
記水門を開閉作動する駆動手段とからなる自動水
位調節装置が提供される。
[作 用]
前記自動水位調節方法およびその装置が提供さ
れることにより、貯水池又は河川に洪水が流入
し、その水位が変更満水位又は取水位より高くな
ると、フロートが上昇し、該フロートの上昇に対
応して駆動装置が作動し、水門が引き上げられて
開き、流入水量を自動的に排出して貯水池又は河
川の水位を変更満水位又は取水位に維持する。
れることにより、貯水池又は河川に洪水が流入
し、その水位が変更満水位又は取水位より高くな
ると、フロートが上昇し、該フロートの上昇に対
応して駆動装置が作動し、水門が引き上げられて
開き、流入水量を自動的に排出して貯水池又は河
川の水位を変更満水位又は取水位に維持する。
次に、本発明による自動水位調節方法およびそ
の装置を図示の実施例に基づいて説明する。
の装置を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は貯水池に適用する本発明方法の原理を
示すものである。同図において、Pは貯水池、Q
は余水吐け、Rは該余水吐けQと同一高さに設置
された水流案内台、Sは側溝である。このような
貯水池の満水位はD1(以下従前の満水位という)
である。この従前の満水位D1より更に貯水量を
増大するために、前記水流案内台R上に水門1が
設置され、これにより変更満水位をD2とするこ
とができる。この変更満水位D2以上貯水池Pに
水が流入した場合、その水量だけ貯水池Pから排
出し、貯水池Pの水位を変更満水位D2に自動的
に調節すべく前記水門1を開閉するために、前記
変更満水位D2から設計計画溢流水位D3間を貯水
池Pの水位に応じて浮動するフロート2が設置さ
れるとともに、該フロート2の上下動に対応して
前記水門1を作動開閉する後述する駆動手段3が
設置される。即ち、貯水池Pに洪水が流入し、そ
の水位が変更満水位D2より高くなり、フロート
2が上昇すると、前記駆動手段3はその水深H0
に対応して水門1を引き上げて開き、流入水量に
対応する水量を排出するようになつている。この
とき、排出量が流入量より多量であれば、水位が
次第に下がり、これに伴つてフロート2が降下す
ると、駆動手段3が水門1を下げて閉じるように
なつている。また、水門1が閉じられると、再び
水位が高くなりフロート2が上昇して前記のよう
に再び水門1が開かれるといつたフロート2の位
置に対応する水門の開閉動作が繰返し行われ、貯
水池Pの水位を変更満水位D2に自動的に維持す
べく調節される。
示すものである。同図において、Pは貯水池、Q
は余水吐け、Rは該余水吐けQと同一高さに設置
された水流案内台、Sは側溝である。このような
貯水池の満水位はD1(以下従前の満水位という)
である。この従前の満水位D1より更に貯水量を
増大するために、前記水流案内台R上に水門1が
設置され、これにより変更満水位をD2とするこ
とができる。この変更満水位D2以上貯水池Pに
水が流入した場合、その水量だけ貯水池Pから排
出し、貯水池Pの水位を変更満水位D2に自動的
に調節すべく前記水門1を開閉するために、前記
変更満水位D2から設計計画溢流水位D3間を貯水
池Pの水位に応じて浮動するフロート2が設置さ
れるとともに、該フロート2の上下動に対応して
前記水門1を作動開閉する後述する駆動手段3が
設置される。即ち、貯水池Pに洪水が流入し、そ
の水位が変更満水位D2より高くなり、フロート
2が上昇すると、前記駆動手段3はその水深H0
に対応して水門1を引き上げて開き、流入水量に
対応する水量を排出するようになつている。この
とき、排出量が流入量より多量であれば、水位が
次第に下がり、これに伴つてフロート2が降下す
ると、駆動手段3が水門1を下げて閉じるように
なつている。また、水門1が閉じられると、再び
水位が高くなりフロート2が上昇して前記のよう
に再び水門1が開かれるといつたフロート2の位
置に対応する水門の開閉動作が繰返し行われ、貯
水池Pの水位を変更満水位D2に自動的に維持す
べく調節される。
ここで、フロート2の昇降と水門1の作動関係
について説明する。
について説明する。
フロート2は変更満水位D2から設計計画溢流
水位D3までの間、即ち、水位調節用水深H1内を
浮動するものであり、この水位調節用水深H1は
大きいほど調節精度が高くなり好ましいのである
が、設計計画溢流水位D3は設計上決められてお
り、変更満水位D2から設計計画溢流水位D3まで
の間、即ち、設計計画溢流水深H2が一定である
ため、水位調節用水深H1を大きくすると、変更
満水位D2が低くなるため、水門1を設置して貯
水量を増加することができる水深(従前の満水位
D1から変更満水位D2までの水深)H3が相対的に
小さくなつてしまう。従つて、変更満水位D2の
高さを適切に調節すれば、それに伴つてフロート
2の浮動距離で水位調節用水深H1も調節される。
即ち、次のような等式が成立する。
水位D3までの間、即ち、水位調節用水深H1内を
浮動するものであり、この水位調節用水深H1は
大きいほど調節精度が高くなり好ましいのである
が、設計計画溢流水位D3は設計上決められてお
り、変更満水位D2から設計計画溢流水位D3まで
の間、即ち、設計計画溢流水深H2が一定である
ため、水位調節用水深H1を大きくすると、変更
満水位D2が低くなるため、水門1を設置して貯
水量を増加することができる水深(従前の満水位
D1から変更満水位D2までの水深)H3が相対的に
小さくなつてしまう。従つて、変更満水位D2の
高さを適切に調節すれば、それに伴つてフロート
2の浮動距離で水位調節用水深H1も調節される。
即ち、次のような等式が成立する。
D1から変更満水位D2までの水深H3
+水位調節用水深H1=設計計画溢流水深H2
一方、水門1は貯水池Pに流入する洪水の流入
量が増加し、フロート2が設計計画溢流水位D3
に達したとき、設計計画溢流水深H2より高く引
き上げられる必要がある。即ち、水門1は設計計
画溢流水深H2と設計計画溢流水位D3から異常洪
水位D4までの水深H4との和である異常洪水水深
H5に相当する量以上引き上げる必要がある。例
えば、設計計画溢流水深H2を1mとしたとき、フ
ロート2は設計計画溢流水位D3まで1m上昇する
が、水門1の開閉高さは設計計画溢流水位D3よ
り高くなくてはならず、設計計画溢流水位D3
(1m)の20%増をプラスした異常洪水位D4まで
の水位である1.2m以上でなくてはならない。な
ぜならば、もし、水門1の開閉高さが設計計画溢
流水位D3以下であると、水位が設計計画溢流水
位D3に上昇し、堤防の破壊の危険と水没地域範
囲の拡大等の問題が惹起される。
量が増加し、フロート2が設計計画溢流水位D3
に達したとき、設計計画溢流水深H2より高く引
き上げられる必要がある。即ち、水門1は設計計
画溢流水深H2と設計計画溢流水位D3から異常洪
水位D4までの水深H4との和である異常洪水水深
H5に相当する量以上引き上げる必要がある。例
えば、設計計画溢流水深H2を1mとしたとき、フ
ロート2は設計計画溢流水位D3まで1m上昇する
が、水門1の開閉高さは設計計画溢流水位D3よ
り高くなくてはならず、設計計画溢流水位D3
(1m)の20%増をプラスした異常洪水位D4まで
の水位である1.2m以上でなくてはならない。な
ぜならば、もし、水門1の開閉高さが設計計画溢
流水位D3以下であると、水位が設計計画溢流水
位D3に上昇し、堤防の破壊の危険と水没地域範
囲の拡大等の問題が惹起される。
そこで、水門1を設置することにより、貯水量
を増すことができる適切な水深H3をどの程度に
定めるか、即ち、水位調節用水深H1をどの位に
定めるかによつて水門1の開閉割合が定まるので
ある。
を増すことができる適切な水深H3をどの程度に
定めるか、即ち、水位調節用水深H1をどの位に
定めるかによつて水門1の開閉割合が定まるので
ある。
即ち、フロート2の上下浮動に対する水門1の
開閉割合を、変更満水位D2から設計計画溢流水
位D3までの水深H1(水位調節用水深)対余水吐け
Qから設計計画溢流水位D3までの水深H2(設計計
画溢流水深)と該設計計画溢流水位D3から異常
洪水位D4までの水深H4との和に相当する値に設
定した。このようなフロート2の昇降に対して水
門1を一定割合で作動するように前記駆動手段3
を構成することにより、変更満水位D2以上の流
入水量に対して同量の水量を排出することができ
るとともに、貯水池Pの水位が設計計画溢流水位
D3になるときには、水門1の位置は設計計画溢
流水位D3より高い異常洪水位D4まで開かれるた
め、設計計画洪水量は水門1を設置する以前と同
じ状態で排出されるので、洪水量の排出を円滑に
行うことができる。
開閉割合を、変更満水位D2から設計計画溢流水
位D3までの水深H1(水位調節用水深)対余水吐け
Qから設計計画溢流水位D3までの水深H2(設計計
画溢流水深)と該設計計画溢流水位D3から異常
洪水位D4までの水深H4との和に相当する値に設
定した。このようなフロート2の昇降に対して水
門1を一定割合で作動するように前記駆動手段3
を構成することにより、変更満水位D2以上の流
入水量に対して同量の水量を排出することができ
るとともに、貯水池Pの水位が設計計画溢流水位
D3になるときには、水門1の位置は設計計画溢
流水位D3より高い異常洪水位D4まで開かれるた
め、設計計画洪水量は水門1を設置する以前と同
じ状態で排出されるので、洪水量の排出を円滑に
行うことができる。
ここで、水位調節用水位H1と水門1の開閉割
合について例示する。
合について例示する。
設計計画溢流水深H2を1m、異常洪水位D4を設
計計画溢流水位D3の20%増とし、異常洪水水深
H5を1.2mとすると次のとおりである。
計計画溢流水位D3の20%増とし、異常洪水水深
H5を1.2mとすると次のとおりである。
水位調節用水深H1を10cm(水門1を設置す
ることによつて貯水量が増加できる水深H3は
90cm)にすると、水門1の開閉高さは水位調節
用水深H1の12倍以上になる。即ち、水位調節
用水深H1対水門1の開閉比は1:12以上にな
る。
ることによつて貯水量が増加できる水深H3は
90cm)にすると、水門1の開閉高さは水位調節
用水深H1の12倍以上になる。即ち、水位調節
用水深H1対水門1の開閉比は1:12以上にな
る。
水位調節用水深H1を20cm(H3は80cm)にす
ると、水門1の開閉高さは水位調節用水深H1
の6倍以上になる。即ち、水位調節用水深H1
対水門1の開閉比は1:6以上になる。
ると、水門1の開閉高さは水位調節用水深H1
の6倍以上になる。即ち、水位調節用水深H1
対水門1の開閉比は1:6以上になる。
水位調節用水深H1を30cm(H3は70cm)にす
ると、水門1の調節高さは水位調節用水深H1
の4倍以上になる。即ち、水位調節用水深H1
対水門1の開閉比は1:4以上になる。
ると、水門1の調節高さは水位調節用水深H1
の4倍以上になる。即ち、水位調節用水深H1
対水門1の開閉比は1:4以上になる。
水位調節用水深H1を50cm(H3は50cm)にす
ると、水門1の開閉高さは水位調節用水深H1
の約2.4倍以上になる。即ち、水位調節用水深
H1対水門1の開閉比は1:2.4以上になる。
ると、水門1の開閉高さは水位調節用水深H1
の約2.4倍以上になる。即ち、水位調節用水深
H1対水門1の開閉比は1:2.4以上になる。
ここで、水位調節用水深H1はあまり少なくす
ると貯水量は多く確保されるが、水面変動(流量
による水位変動でなく、波等による水面変動)の
微動でも水門1の昇降動作が大きくおこり、よつ
て貯水量が流出されるおそれがあり、逆にあまり
多くすると水門1の昇降動作は大きくないが、相
対的に貯水量の確保が少なくなるので、最小限の
調節用水深H1は、設計計画溢流水深H2の30%程
度が好適である。
ると貯水量は多く確保されるが、水面変動(流量
による水位変動でなく、波等による水面変動)の
微動でも水門1の昇降動作が大きくおこり、よつ
て貯水量が流出されるおそれがあり、逆にあまり
多くすると水門1の昇降動作は大きくないが、相
対的に貯水量の確保が少なくなるので、最小限の
調節用水深H1は、設計計画溢流水深H2の30%程
度が好適である。
従つて、設計計画溢流水深H2の高さが1mであ
つて水位調節用水深H1が30cmのとき、水門1は
駆動手段3によつて4倍の1.2m以上に開かれる。
即ち、水門1は余水吐けQの頂上から1.2mの位
置にあるので、当初の設計計画溢流水深H2を保
持しながら洪水量は排出されるのである。
つて水位調節用水深H1が30cmのとき、水門1は
駆動手段3によつて4倍の1.2m以上に開かれる。
即ち、水門1は余水吐けQの頂上から1.2mの位
置にあるので、当初の設計計画溢流水深H2を保
持しながら洪水量は排出されるのである。
このように、水位の昇降につれて水門1の開閉
割合を、変更満水位D2から設計計画溢流水位D3
までの水深H1(水位調節用水深)対余水吐けQか
ら設計計画溢流水位D3までの水深H2(設計計画溢
流水深)と該設計計画溢流水位D3から異常洪水
位D4までの水深H4との和H5(異常洪水水深)に
相当する値に設定したので、変更満水位D2を超
える流入水量に対して、その水位に従つて水門1
が自動的に開閉し流入水量と同量の水量を排出す
ることができ、貯水池Pの水を変更満水位D2に
維持することができる。
割合を、変更満水位D2から設計計画溢流水位D3
までの水深H1(水位調節用水深)対余水吐けQか
ら設計計画溢流水位D3までの水深H2(設計計画溢
流水深)と該設計計画溢流水位D3から異常洪水
位D4までの水深H4との和H5(異常洪水水深)に
相当する値に設定したので、変更満水位D2を超
える流入水量に対して、その水位に従つて水門1
が自動的に開閉し流入水量と同量の水量を排出す
ることができ、貯水池Pの水を変更満水位D2に
維持することができる。
次に、河川Tに適用する本発明方法の原理を第
2図に基づいて説明する。
2図に基づいて説明する。
河床Uに水門1を設置するとともに、河川Tの
取水位D6にフロート2を浮遊せしめ、該フロー
ト2の上下動に従い、前記駆動手段3によつて水
門1を開閉し、取水位D6を超える流入水量に対
して同量の水量を排出し、河川Tの水位を常に取
水位D6に維持するようにしたものである。
取水位D6にフロート2を浮遊せしめ、該フロー
ト2の上下動に従い、前記駆動手段3によつて水
門1を開閉し、取水位D6を超える流入水量に対
して同量の水量を排出し、河川Tの水位を常に取
水位D6に維持するようにしたものである。
ここでフロート2の昇降に対する水門1の作動
について説明する。
について説明する。
フロート2は取水位D6から設計計画洪水位D7
までの間(水位調節用水深H6)を上下に浮動す
る。
までの間(水位調節用水深H6)を上下に浮動す
る。
一方、水門1は河川Tに流入する洪水の流入量
が増加し、フロート2が設計計画洪水位D7に達
したとき、設計計画洪水水深H7に相当する量引
き上げられるように前記作動手段3を構成する。
が増加し、フロート2が設計計画洪水位D7に達
したとき、設計計画洪水水深H7に相当する量引
き上げられるように前記作動手段3を構成する。
即ち、フロート2の昇降に対する水門1の開閉
割合は、取水位D6から設計計画洪水位D7までの
水深H6(水位調節用水深)対河床Uから設計計画
洪水位D7までの水深H7(設計計画洪水水深)に設
定され、この作動割合になるように前記駆動手段
3は構成される。
割合は、取水位D6から設計計画洪水位D7までの
水深H6(水位調節用水深)対河床Uから設計計画
洪水位D7までの水深H7(設計計画洪水水深)に設
定され、この作動割合になるように前記駆動手段
3は構成される。
従つて、河川Tに洪水が流入し、その水位が取
水位D6を超えると、フロート2が上昇し、前記
駆動手段3を介してフロート2の上昇に対する前
記割合で水門1が引き上げられて開き、流入水量
に相当する水量を排出する。
水位D6を超えると、フロート2が上昇し、前記
駆動手段3を介してフロート2の上昇に対する前
記割合で水門1が引き上げられて開き、流入水量
に相当する水量を排出する。
そして、排出量が流入量よりも多すぎると水位
が次第に降下して水門1が前記駆動手段によつて
降下せしめられて閉じられる。水門1が降下し閉
じられると水位が上昇して再び水門1が前記駆動
手段により自動的に持ち上げられ開かれるといつ
た昇降運動の反復によつて取水位D6が自動的に
調節されるものである。
が次第に降下して水門1が前記駆動手段によつて
降下せしめられて閉じられる。水門1が降下し閉
じられると水位が上昇して再び水門1が前記駆動
手段により自動的に持ち上げられ開かれるといつ
た昇降運動の反復によつて取水位D6が自動的に
調節されるものである。
この際、流入水量が排出水量より次第に多くな
ると水は継続して排出されながらも取水位が継続
して上昇するが、設計計画洪水位D7になるとき
の水門1の位置は、設計計画洪水位D7より高く
開かれて設計計画洪水量は水門1を設置しないと
同様の状態で排出されるので、洪水量排除が円滑
になされるのである。ここにおいて、水門の開閉
高さは、河川においては取水位D6が固定されて
いる(従つて、水位調節用水深H6が固定される)
ので、水位調節用水深H6対設計計画洪水深H7の
割合は固定されるため、当該河川の実情に適した
値に設定すればよい。即ち、例えば、取水水深
H8を2mとし、水位調節用水深H6を5mとしたと
きは、設計計画洪水位水深H7は7mになる。即
ち、前記フロート2と水門1との作動割合は1:
1.4であればよい。この作動割合を前記貯水池の
場合のように1:4またはそれ以上にすると、設
計計画洪水の際水門1は20m以上引き上げられる
ことになり、不必要に水門を引き上げるという矛
盾が生ずるとともに、水門1を案内支持するガイ
ドレールも20m以上のものを設置しなければなら
ないという不都合が生ずる。
ると水は継続して排出されながらも取水位が継続
して上昇するが、設計計画洪水位D7になるとき
の水門1の位置は、設計計画洪水位D7より高く
開かれて設計計画洪水量は水門1を設置しないと
同様の状態で排出されるので、洪水量排除が円滑
になされるのである。ここにおいて、水門の開閉
高さは、河川においては取水位D6が固定されて
いる(従つて、水位調節用水深H6が固定される)
ので、水位調節用水深H6対設計計画洪水深H7の
割合は固定されるため、当該河川の実情に適した
値に設定すればよい。即ち、例えば、取水水深
H8を2mとし、水位調節用水深H6を5mとしたと
きは、設計計画洪水位水深H7は7mになる。即
ち、前記フロート2と水門1との作動割合は1:
1.4であればよい。この作動割合を前記貯水池の
場合のように1:4またはそれ以上にすると、設
計計画洪水の際水門1は20m以上引き上げられる
ことになり、不必要に水門を引き上げるという矛
盾が生ずるとともに、水門1を案内支持するガイ
ドレールも20m以上のものを設置しなければなら
ないという不都合が生ずる。
このように、取水位D6にフロート2を浮ばせ、
該フロート2の昇降に対する水門1の作動割合
を、取水位D6から設計計画洪水位D7までの水深
H6(水位調節用水深)対河床Uから設計計画洪水
位D7までの水深H7(設計計画洪水水深)となるよ
うに前記駆動手段3を構成したので、取水位D6
を超える流入水量に対して、フロート2が上昇す
るに従い水門1を前記作動割合によつて引き上げ
て開き、流入水量と同量の水量を排出するため、
河川Tの水位を常に取水位D6に維持することが
できる。
該フロート2の昇降に対する水門1の作動割合
を、取水位D6から設計計画洪水位D7までの水深
H6(水位調節用水深)対河床Uから設計計画洪水
位D7までの水深H7(設計計画洪水水深)となるよ
うに前記駆動手段3を構成したので、取水位D6
を超える流入水量に対して、フロート2が上昇す
るに従い水門1を前記作動割合によつて引き上げ
て開き、流入水量と同量の水量を排出するため、
河川Tの水位を常に取水位D6に維持することが
できる。
尚、第2図において符号D8は異常洪水位であ
る。
る。
次に、本発明による自動水位調節装置の具体例
を第3図および第4図により説明する。
を第3図および第4図により説明する。
第3図は本発明による自動水位調節装置を貯水
池に適用した状態を示す側面図、第4図は同装置
の斜視図である。流水案内台R上に設置した水門
1は、第4図に示すように流水案内台R上に設置
され断面コ字状をなし互いに対向して配置された
2つのガイドレール11,11にローラ12,1
2を介し上下動可能に支持される。
池に適用した状態を示す側面図、第4図は同装置
の斜視図である。流水案内台R上に設置した水門
1は、第4図に示すように流水案内台R上に設置
され断面コ字状をなし互いに対向して配置された
2つのガイドレール11,11にローラ12,1
2を介し上下動可能に支持される。
該水門1の上方には支柱9,9によつて支持さ
れる駆動手段3の架台31,31′が配置される。
該架台31,31′は断面コ字状をしたレール状
の枠材311によつて各々直方形状に構成され、
その上面には3つの軸受321,322,323
および321′,322′,323′が各々取付け
られている。該軸受321,321′にはチエー
ンホイール33,33′を各々備えた軸331,
331′が各々回転可能に軸支される。また、軸
受322,322′には前記チエーンホイール3
3,33′と同径のチエーンホイール34,3
4′および大径歯車35,35′を各々一体的に備
えた軸341,341′が各々回転可能に軸支さ
れる。更に、軸受323,323′には前記大径
歯車35,35′と各々噛合う小径歯車36,3
6′およびプーリ37,37′を各々一体的に備え
た軸361,361′が各々回転可能に軸支され
る。なお、前記大径歯車35,35′と小径歯車
36,36′との歯車比は、貯水池に適用する場
合は、前記余水吐けQの頂上D1から設計計画溢
流水位D3までの水深H2(設計計画溢流水深)と該
設計計画溢流水位D3から異常洪水位D4までの水
深H4との和H5(異常洪水水深)対変更満水位D2
から設計計画溢流水位D3までの水深H1(水位調節
用水深)との比率に、また、河川に適用する場合
は、河床Uから設計計画洪水位D7までの水深H7
(設計計画洪水水深)対取水位D6から設計計画洪
水位D7までの水深H6(水位調節用水深)との比率
に定められ、この歯車機構により増幅機構が構成
される。
れる駆動手段3の架台31,31′が配置される。
該架台31,31′は断面コ字状をしたレール状
の枠材311によつて各々直方形状に構成され、
その上面には3つの軸受321,322,323
および321′,322′,323′が各々取付け
られている。該軸受321,321′にはチエー
ンホイール33,33′を各々備えた軸331,
331′が各々回転可能に軸支される。また、軸
受322,322′には前記チエーンホイール3
3,33′と同径のチエーンホイール34,3
4′および大径歯車35,35′を各々一体的に備
えた軸341,341′が各々回転可能に軸支さ
れる。更に、軸受323,323′には前記大径
歯車35,35′と各々噛合う小径歯車36,3
6′およびプーリ37,37′を各々一体的に備え
た軸361,361′が各々回転可能に軸支され
る。なお、前記大径歯車35,35′と小径歯車
36,36′との歯車比は、貯水池に適用する場
合は、前記余水吐けQの頂上D1から設計計画溢
流水位D3までの水深H2(設計計画溢流水深)と該
設計計画溢流水位D3から異常洪水位D4までの水
深H4との和H5(異常洪水水深)対変更満水位D2
から設計計画溢流水位D3までの水深H1(水位調節
用水深)との比率に、また、河川に適用する場合
は、河床Uから設計計画洪水位D7までの水深H7
(設計計画洪水水深)対取水位D6から設計計画洪
水位D7までの水深H6(水位調節用水深)との比率
に定められ、この歯車機構により増幅機構が構成
される。
前記フロート2,2′は、比重の小さい浮材を
内部に充填した円筒状に構成され、前記チエーン
ホイール33,33′の下方において貯水池内に
立設された軸棒24,24′に各々摺動可動に嵌
合される。該フロート2,2′の中空所21,2
1′の上下部にはベアリングを装着しており、軸
棒24,24′に沿つて円滑に摺動し得るように
なつている。なお、該フロート2,2′を嵌合す
る軸棒24,24′には載置片25,25′が各々
上下位置調整可能に装着され、フロート2,2′
の下方への移動を規制している。前記フロート
2,2′の上端には各々結着具22,22′が取付
けられており、該結着具22,22′に各々ロー
プ4,4′の一端が連結される。該ロープ4,
4′の他端には各々チエーン5,5′の一端が連結
され、該チエーン5,5′は前記チエーンホイー
ル33,33′および34,34′と係合して、そ
の他端が重錘6,6′を各々連結したロープ7,
7′と各々連結している。
内部に充填した円筒状に構成され、前記チエーン
ホイール33,33′の下方において貯水池内に
立設された軸棒24,24′に各々摺動可動に嵌
合される。該フロート2,2′の中空所21,2
1′の上下部にはベアリングを装着しており、軸
棒24,24′に沿つて円滑に摺動し得るように
なつている。なお、該フロート2,2′を嵌合す
る軸棒24,24′には載置片25,25′が各々
上下位置調整可能に装着され、フロート2,2′
の下方への移動を規制している。前記フロート
2,2′の上端には各々結着具22,22′が取付
けられており、該結着具22,22′に各々ロー
プ4,4′の一端が連結される。該ロープ4,
4′の他端には各々チエーン5,5′の一端が連結
され、該チエーン5,5′は前記チエーンホイー
ル33,33′および34,34′と係合して、そ
の他端が重錘6,6′を各々連結したロープ7,
7′と各々連結している。
なお、前記水門1にはその上端に結着具13,
13′が取付けられ、該結着具13,13′には、
前記プーリ37,37′に一端が各々連結された
ロープ8,8′の他端が各々連結される。なお、
前記重錘6,6′の重量は水門1の持ち上げ荷重
と、前記歯車35,35′と36,36′との歯車
比(増速比)と、機械摩擦損失との和より大き
く、また、前記フロート2,2′の重量は重錘6,
6′の重量と、機械摩擦損失の和より大きく設定
されている。また、前記水門1に連結されたロー
プ8,8′は、波涛による水面の流動の際、水門
1が作動しないように張り過ぎないようゆとりの
ある長さにする。
13′が取付けられ、該結着具13,13′には、
前記プーリ37,37′に一端が各々連結された
ロープ8,8′の他端が各々連結される。なお、
前記重錘6,6′の重量は水門1の持ち上げ荷重
と、前記歯車35,35′と36,36′との歯車
比(増速比)と、機械摩擦損失との和より大き
く、また、前記フロート2,2′の重量は重錘6,
6′の重量と、機械摩擦損失の和より大きく設定
されている。また、前記水門1に連結されたロー
プ8,8′は、波涛による水面の流動の際、水門
1が作動しないように張り過ぎないようゆとりの
ある長さにする。
なお、流水案内台Rの上面長さLは、洪水量排
出のとき水圧のため水流Xが延びて直接側溝S
(第1図参照)に落下する水理現象を防止するよ
う適正な長さに設定する。
出のとき水圧のため水流Xが延びて直接側溝S
(第1図参照)に落下する水理現象を防止するよ
う適正な長さに設定する。
次に、前記実施例の作動について説明する。
貯水池Pの余水吐けQに設けた流水案内台R上
に水門1を設置することにより、結果的に余水吐
けQの高さを高める役割を果し、変更満水位D2
まで貯水することができる。洪水時に貯水池Pの
水位が変更満水位D2より上昇すると、フロート
2,2′は軸棒24,24′に沿つて上昇し、該フ
ロート6,6′とロープ4,4′、チエーン5,
5′およびロープ7,7′によつて連結されている
重錘6,6′が下降する。この過程において、チ
エーン5,5′はチエーンホイール34,34′を
第3図において矢印方向に回転するので、該チエ
ーンホイール34,34′と一体的に構成された
大径歯車35,35′が同一方向に回転せしめら
れる。従つて、該大径歯車35,35′と噛合つ
ている小径歯車36,36′が矢印方向に回転し、
該小径歯車36,36′と一体的に構成されてい
るプーリ37,37′が同一方向に回転するので、
該プーリ37,37′にロープ8,8′が巻き上げ
られ、これにより水門1がガイドレール11,1
1′(第4図参照)に沿つて引き上げられ、水門
1が開かれる。なお、前記重錘6と6′との合計
の重量は水門1の重量より重いので、フロート
2,2′が浮力によつて浮き上ることにより、水
門1は重錘6,6′に加わる重力によつて引き上
げられる。また、前記大径歯車35,35′と小
径歯車36,36′との歯車比を例えば4:1に
設定した場合、水位が10cm上昇すればフロート
2,2′が10cm上昇し、重錘6,6′が10cm下降す
るが、水門1は前記歯車比により4倍の40cm引き
揚げられる。即ち、水門1は水位上昇に対して4
倍の割合で引き揚げられることになる。
に水門1を設置することにより、結果的に余水吐
けQの高さを高める役割を果し、変更満水位D2
まで貯水することができる。洪水時に貯水池Pの
水位が変更満水位D2より上昇すると、フロート
2,2′は軸棒24,24′に沿つて上昇し、該フ
ロート6,6′とロープ4,4′、チエーン5,
5′およびロープ7,7′によつて連結されている
重錘6,6′が下降する。この過程において、チ
エーン5,5′はチエーンホイール34,34′を
第3図において矢印方向に回転するので、該チエ
ーンホイール34,34′と一体的に構成された
大径歯車35,35′が同一方向に回転せしめら
れる。従つて、該大径歯車35,35′と噛合つ
ている小径歯車36,36′が矢印方向に回転し、
該小径歯車36,36′と一体的に構成されてい
るプーリ37,37′が同一方向に回転するので、
該プーリ37,37′にロープ8,8′が巻き上げ
られ、これにより水門1がガイドレール11,1
1′(第4図参照)に沿つて引き上げられ、水門
1が開かれる。なお、前記重錘6と6′との合計
の重量は水門1の重量より重いので、フロート
2,2′が浮力によつて浮き上ることにより、水
門1は重錘6,6′に加わる重力によつて引き上
げられる。また、前記大径歯車35,35′と小
径歯車36,36′との歯車比を例えば4:1に
設定した場合、水位が10cm上昇すればフロート
2,2′が10cm上昇し、重錘6,6′が10cm下降す
るが、水門1は前記歯車比により4倍の40cm引き
揚げられる。即ち、水門1は水位上昇に対して4
倍の割合で引き揚げられることになる。
水門1が開かれることにより、貯水池Pの水位
が下がると、フロート2,2′が降下するが該フ
ロートの重量は重錘6,6′の重量より重いので、
重錘6,6′は上昇し、該重錘6,6′と連結した
チエーン5がチエーンホイール34,34′を第
3図において矢印と反対方向に回動する。これに
より大径歯車35,35′、小径歯車36,3
6′が各々矢印と反対方向に回動するので、小歯
車35,35′と一体的に構成されたプーリ37,
37′がロープ8,8′を巻き戻し、水門1はその
自重によりガイドレール11,11′(第4図参
照)に沿つて降下し閉じられる。
が下がると、フロート2,2′が降下するが該フ
ロートの重量は重錘6,6′の重量より重いので、
重錘6,6′は上昇し、該重錘6,6′と連結した
チエーン5がチエーンホイール34,34′を第
3図において矢印と反対方向に回動する。これに
より大径歯車35,35′、小径歯車36,3
6′が各々矢印と反対方向に回動するので、小歯
車35,35′と一体的に構成されたプーリ37,
37′がロープ8,8′を巻き戻し、水門1はその
自重によりガイドレール11,11′(第4図参
照)に沿つて降下し閉じられる。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば貯水池および余水
吐けの高さを高くすることなく、設計計画洪水量
を設計計画とおり円滑に溢流させながら設計計画
溢流水深を最大限に活用して余水吐けの高さに対
応した既設の従前の満水位の貯水量より多くの貯
水量、即ち設計計画溢流水深に対して最大限の貯
水可能量を貯水することができる。従つて当初計
画された設計計画溢流水位がそのまま保持される
ので、従前の満水位を高めて水をより多量に貯水
しても貯水池の余水吐けの高さや、堤防の高さの
増高築造や、水没地域を拡大しなくても、変更満
水位を自由自在に調節保持することができる。そ
して流入された洪水量も自動的に水門を調節開閉
しながら排出することができるのである。
吐けの高さを高くすることなく、設計計画洪水量
を設計計画とおり円滑に溢流させながら設計計画
溢流水深を最大限に活用して余水吐けの高さに対
応した既設の従前の満水位の貯水量より多くの貯
水量、即ち設計計画溢流水深に対して最大限の貯
水可能量を貯水することができる。従つて当初計
画された設計計画溢流水位がそのまま保持される
ので、従前の満水位を高めて水をより多量に貯水
しても貯水池の余水吐けの高さや、堤防の高さの
増高築造や、水没地域を拡大しなくても、変更満
水位を自由自在に調節保持することができる。そ
して流入された洪水量も自動的に水門を調節開閉
しながら排出することができるのである。
また、本発明によれば、貯水量を増やすために
従来設置した余水吐けに土壌叺を積んだり、ゴム
ダム、テンターゲート、サイホン等の問題点を解
決し、貯水池に流入した水量だけ自動水位調節し
ながら排出すべく水門の開閉を水位に対応して自
動的に行うので、危急の洪水が流入しても自動的
に水位を調節し洪水を排出するため、ダム自体を
安全に保護し河床の破壊を防止し、人手や動力を
要することもなく、他の施設、方法に比べて施工
の簡便は勿論、工費も極めて低廉であるので、そ
の作用効果は真に大なるものである。
従来設置した余水吐けに土壌叺を積んだり、ゴム
ダム、テンターゲート、サイホン等の問題点を解
決し、貯水池に流入した水量だけ自動水位調節し
ながら排出すべく水門の開閉を水位に対応して自
動的に行うので、危急の洪水が流入しても自動的
に水位を調節し洪水を排出するため、ダム自体を
安全に保護し河床の破壊を防止し、人手や動力を
要することもなく、他の施設、方法に比べて施工
の簡便は勿論、工費も極めて低廉であるので、そ
の作用効果は真に大なるものである。
また、本発明によれば、河川においても固定コ
ンクリートを築造することなく取水位を高くする
ことができ、取水位の高さを保持することができ
るとともに、該取水位を超えて洪水が流入した場
合には、自動的に水門を開いて流入水量に対応し
た量だけ排出するので、河川の水位を常に取水位
に維持することができる。
ンクリートを築造することなく取水位を高くする
ことができ、取水位の高さを保持することができ
るとともに、該取水位を超えて洪水が流入した場
合には、自動的に水門を開いて流入水量に対応し
た量だけ排出するので、河川の水位を常に取水位
に維持することができる。
第1図は本発明方法を貯水池に適用した場合の
原理を示す説明図、第2図は同河川に適用した場
合の原理を示す説明図、第3図は本発明装置一実
施例を示す側面図、第4図は同斜視図である。 Q…余水吐け、R…流水案内台、U…河床、1
…水門、2…フロート、3…駆動手段、D2…変
更満水位、D3…設計計画溢流水位、D4…異常洪
水位、D6…取水位、D7…設計計画洪水位。
原理を示す説明図、第2図は同河川に適用した場
合の原理を示す説明図、第3図は本発明装置一実
施例を示す側面図、第4図は同斜視図である。 Q…余水吐け、R…流水案内台、U…河床、1
…水門、2…フロート、3…駆動手段、D2…変
更満水位、D3…設計計画溢流水位、D4…異常洪
水位、D6…取水位、D7…設計計画洪水位。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 貯水池の余水吐け上に水門を設置して余水吐
けより高い変更満水位に水を貯水し、該変更満水
位にフロートを浮遊せしめ、該フロートの昇降に
対応して前記水門を開閉するようになし、前記変
更満水位から設計計画溢流水位までの水位の変動
に伴う前記フロートの昇降に対する前記水門の作
動割合を、前記変更満水位から設計計画溢流水位
までの水深H1対余水吐けから設計計画溢流水位
までの水深と該設計計画溢流水位から異常洪水位
までの水深との和H5に相当する値に設定したこ
とを特徴とする自動水位調節方法。 2 河床に水門を設置するとともに、河川の取水
位にフロートを浮遊せしめ、該フロートの昇降に
対応して前記水門を開閉するようになし、前記取
水位から設計計画洪水位までの水位の変動に伴う
前記フロートの昇降に対する前記水門の作動割合
を、取水位から設計計画洪水位までの水深H6対
河床から設計計画洪水位までの水深H7に相当す
る値に設定したことを特徴とする自動水位調節方
法。 3 余水吐け又は河床上に上下動可能に設置した
水門と、該水門の設置に伴う変更満水位又は取水
位に浮遊せしめたフロートと、該フロートと水門
とを連動連結しフロートの昇降に対応して前記水
門を開閉作動させるのにフロートの昇降に対する
水門の作動割合を、変更満水位から設計計画溢流
水位までの水深H1対余水吐けから設計計画溢流
水位までの水深と該設計計画溢流水位から異常洪
水位までの水深との和H5に相当する値にする増
幅機構を備えた駆動手段とからなることをと特徴
とする自動水位調節装置。 4 前記駆動装置は、フロートの昇降に対する水
門の作動割合を、取水位から設計計画洪水位まで
の水深H6対河床から設計計画洪水位までの水深
H7に相当する値にする増幅機構を備えたことを
特徴とする特許請求の範囲第3項記載の自動水位
調節装置。 5 前記増幅機構は、フロートの昇降に対応して
作動せしめられる大歯車と、該大歯車と噛合い水
門とロープによつて連結されたプーリと一体的に
構成された小歯車とからなる歯車機構によつて構
成したことを特徴とする特許請求の範囲第3項又
は第4項記載の自動水位調節装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019830003866A KR850001685B1 (ko) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 자동 수위 조절방법과 그 장치 |
| KR3866 | 1983-08-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6062316A JPS6062316A (ja) | 1985-04-10 |
| JPH0437883B2 true JPH0437883B2 (ja) | 1992-06-22 |
Family
ID=19229733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59172313A Granted JPS6062316A (ja) | 1983-08-18 | 1984-08-18 | 自動水位調節方法およびその装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6062316A (ja) |
| KR (1) | KR850001685B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007009632A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Ryozo Kimura | 調整池の放流量調整装置および調整池 |
| KR101362996B1 (ko) * | 2012-10-12 | 2014-02-20 | 주식회사 준수이앤텍 | 어류의 생태계 환경을 제공하기 위한 서식처 |
| JP6405939B2 (ja) * | 2014-11-27 | 2018-10-17 | 株式会社朝日技研 | 閉門装置 |
| JP2021110085A (ja) * | 2019-12-30 | 2021-08-02 | 仲二 和田 | 水門門扉の自動開閉装置。 |
-
1983
- 1983-08-18 KR KR1019830003866A patent/KR850001685B1/ko not_active Expired
-
1984
- 1984-08-18 JP JP59172313A patent/JPS6062316A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6062316A (ja) | 1985-04-10 |
| KR850001937A (ko) | 1985-04-10 |
| KR850001685B1 (ko) | 1985-11-22 |
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