JPH0438238Y2 - - Google Patents

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JPH0438238Y2
JPH0438238Y2 JP17564987U JP17564987U JPH0438238Y2 JP H0438238 Y2 JPH0438238 Y2 JP H0438238Y2 JP 17564987 U JP17564987 U JP 17564987U JP 17564987 U JP17564987 U JP 17564987U JP H0438238 Y2 JPH0438238 Y2 JP H0438238Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は窯炉内に棚組されて被焼成物が載置さ
れる窯炉用棚板に関する。
(従来の技術) 第4図に従来の棚組構造の一例を示した。1は
窯炉内に出入する台車で、その床上の四隅部には
夫々支柱2を立設し、これら各支柱の上に掛け渡
すようにして棚板3を載置することにより一段目
の棚が築かれる。次いで、この棚上の四隅部に立
設した各支柱2に棚板3を掛け渡すことにより二
段目の棚を築く。以後同様な作業を繰返して所望
段数の棚組が構成されている。また別の棚組構造
として、棚板の対向する二辺部の夫々の上面側と
下面側に、板幅と等長の脚部を一体的に突設した
縦断面がH字形をなす棚板を作製し、この棚板の
各脚部を重ね合わせて多段積するものも供されて
いる。
しかしながら、第4図に示した支柱2と棚板3
とを交互に組上げてゆく構造は棚組作業が甚だ非
能率であり、且つその自動化は相当に困難であ
る。そのうえ、支柱2と棚板3とは容易にずれ動
くから台車1上に築いた棚組は移動の際にぐらつ
いてずれ動いたり、ときには崩壊のおそれすら生
ずる。
一方、H字形の棚板を用いた構造は、棚組を極
めて能率的に行い得て、棚組作業の自動化も容易
である反面、この棚板は形状が比較的複雑である
ため、成形性の良好な例えばコージライト質或い
はムライト質のセラミツク材料を使わざるを得な
い。しかし、これらは熱間強度に劣るため、棚板
3が比較的早期に撓み変形を起し、被焼成物が例
えばタイルなどであれば棚板に沿つて変形して不
良品発生率が高まるという問題がある。
そこで、第5図及び第6図に示すように、熱間
強度を確保すべく棚板本体3には耐火度が十分に
高い材料を使用し、この棚板本体3に支柱部4,
6を耐火性接着材にて固着して一体化し、もつて
棚組作業の困難性と高耐火度材料の成形困難性と
を併せて解決しようとする試みも考えられる。
尚、第5図に示したものは、棚板本体3の四隅部
などの周辺部の適宜の個所において、その上下両
面の夫々に支柱部4を耐火性接着材5を用いてあ
らかじめ固着させた構造で、第6図は支柱6の側
面に棚板本体3の周縁部を挿入させる凹溝7を設
けておき、支柱部6を棚板本体3に嵌合状態で固
着した構造である。
(考案が解決しようとする問題点) 然しながら、第5図に示した支柱一体化棚板に
は次のような問題点がある。即ち、棚板本体3は
完全に一様な板厚に成形することが困難で、或る
特定方向の対向二辺間において、一辺側から他辺
側に向けて厚さが漸減(増)状態となる場合があ
る。そして、このような偏厚状の棚板本体3を使
用して構成した棚板を多段積していくと、板厚の
偏りの累積効果によつて棚組構造全体が傾いた
り、がたつきを生じることになる。
更に、第6図の支柱一体化棚板では、ロボツト
を用いて自動的に多段積しようとすると、ロボツ
トハンドがこの棚板の左右両側端部を把持する際
に、支柱部6が棚板本体3の側端面から突出して
いるため、その部分が妨げになつて安定的に把持
し難くなつたり、棚板の取扱い中にこの突出部分
を他の物に衝突させて支柱部6が脱落する可能性
が高まる。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであ
り、従つてその目的は、棚組の構築を能率的に且
つ正確に行い得ると共に、ロボツト等の自動棚組
装置による棚組も容易となり、且つ耐久性の高い
窯炉用棚板を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案による窯炉用棚板は、炭化珪素または窒
化珪素等の非酸化物系セラミツクを主体として構
成した棚板本体の周縁部の複数個所に切欠部を設
け、この切欠部の夫々に、支柱部を棚板本体の側
方へ非突出状態に耐火性接着材を用いて固着した
ことを特徴とするものである。
(作用) 上記構成によれば、棚板本体は熱間強度が高い
非酸化物系セラミツクを主体としているから、繰
返し使用しても撓み変形が少なく耐久性に優れ
る。しかも、それでいながら棚板本体と支柱部と
は別々に成形できるから、成形上の困難はない。
また、棚板本体と支柱部とは耐火性接着材により
一体化されているから、棚組作業が容易で、且つ
棚組構造が安定する。更に、棚板本体の偏厚があ
つても、これは支柱部の高さ寸法に全く影響を与
えないため、多段積した場合でも棚組構造が傾く
ことがない。加えて、支柱部は棚板本体の側方へ
非突出状態となつているから、ロボツト等による
自動棚組の際に支柱部が邪魔になることがない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図を
参照して説明する。
先ず、全体構成を示した第1図において、11
は棚板本体、12は支柱部であつて、この支柱部
12は、棚板本体11の周辺の複数個所この場合
は四隅に夫々以下に述べる嵌合構造により嵌着さ
れている。この嵌合構造を示した第2図及び第3
図において、13は切欠部であり、棚板本体11
の各四隅をなす一方の側端部分を欠如させるよう
にして形成している。そして、この切欠部13の
長さ及び奥行きは、夫々支柱部12の平面方向の
長さ及び幅寸法より短く設定している。14は棚
板本体11の上面において各切欠部13に並行状
に隣接させて設けた小溝であつて、その長さは支
柱部12の上記長さ寸法と同等以下としている。
そして、棚板本体11の材質としては、高温下で
の曲げ強度にすぐれた炭化珪素,窒化珪素などの
非酸化物系セラミツクを主体としている。
一方、15は各支柱部12の側面に設けた凹溝
で、支柱部12の高さ方向中間個所に位置し、そ
の内面形状は切欠部13の近傍における棚板本体
11の凹凸形状に対応させることによつて、この
凹溝15と切欠部13とを各々の内面を互に密接
して嵌着させ得るようにしている。そして切欠部
13及び凹溝15の奥行きは、両者を嵌合させた
とき、支柱部12の外側側面12aと棚板本体1
1の側端面11aとが略面一となるように設定し
ている。支柱部12の材質としては、特に優れた
耐火性能を要しないときには、例えばコージライ
ト質、ムライト質などの酸化物系セラミツクを使
用することができる。もつとも必要に応じて非酸
化物系セラミツクを用いてもよい。
上記の棚板本体11の各四隅部に夫々支柱部1
2を固着させるには、各切欠部13と凹溝15と
の当接面に耐火性接着材16例えば炭化珪素系モ
ルタルなどの窯炉用モルタルを第3図の如く施し
たうえ、各凹溝15を夫々の対応する切欠部13
に嵌め込み、これらを加熱して耐火性接着材16
を焼結されればよい。これによつて窯炉用棚板A
が第1図の如く完成する。
次に上記構成の作用を説明する。窯炉用棚板A
を台車上などに多段積して棚組を構築するには、
先ず一段目の窯炉用棚板Aを台車上の所定位置に
載置する。次いで二段目の窯炉用棚板Aを、その
各支柱12が一段目の窯炉用棚板Aの各支柱部1
2上に夫々重なるようにして載せる。以後は同様
な作業を反復することにより、所望段数の棚組が
簡単迅速に且つ確実に築かれる。
また、このような棚組作業をロボツト等により
自動化する場合でも、棚板本体11の側端面に
は、第6図に示したものと異つて、支柱部12の
一部が突出していないので、ロボツトハンドによ
る窯炉用棚板Aの左右両側面からの挾持を安定し
て行うことができ、且つロボツト操作も単純化す
ることができる。
更に、本考案の構造では支柱部12の凹溝15
に棚板本体11を嵌め込む形態となるから、第5
図に示した対をなす支柱部4により棚板本体5を
上下から挟む構造とは異なり、支柱部12の上下
両端部間の寸法は棚板本体11の厚さ寸法の影響
を全く受けず常に一定となる。従つて、棚板本体
11の成形誤差等によりその厚さ寸法にばらつき
が生じたとしても、その誤差が累積して多段組し
た棚組構造を傾かせたりすることを確実に防止で
き、もつて棚組構造の安定化に一層寄与する。
しかも、棚板本体11と支柱部12とは切欠部
13及び凹溝15により互に噛み合つた状態のも
とに嵌合されているので、支柱部12に及ぼされ
る可能性が特に高い衝撃力に対して十分耐えるこ
とができるようになる。また、特に本実施例では
棚板本体11に小溝14を設けたから、ここに充
填されている耐火性接着材16がいわば錨止め効
果を呈することにより、支柱部12の脱落が一層
確実に防止される。そして、棚板本体11は高価
ではあるが高温下での曲げ強度のすぐれた非酸化
物系セラミツクを主体として形成したから、棚板
と支柱が一体化されている点で特長が共通してい
る従来のH字型棚板に比べて繰返し使用しても撓
み変形し難く、耐久性を著しく向上させることが
できる。
尚、上記構成において切欠部13及び凹溝15
の形状、形成個所、形成個所の数は、単なる一実
施例の開示にとどまるものである。更に支柱部1
2に設ける凹溝15の高さ位置は、中央部に限ら
ず任意の位置を選んでもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、成形上の困難性なく耐久性に
優れ且つ棚組作業性に優れた窯炉用棚板を提供で
き、しかも棚板本体の板厚に偏りがあつても棚組
構造が傾くことを防止でき、更にはロボツト等に
よる自動棚組も容易に行い得るという多くの優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は全体の斜視図、第2図は要部の拡
大分解斜視図、第3図は支柱部と棚板本体との嵌
着状態を示す部分拡大縦断面図である。そして、
第4図は従来の棚組構造を例示した正面図、第5
図及び第6図は参考例を示す斜視図である。 図中、11は棚板本体、12は支柱部、13は
切欠部、15は凹溝、16は耐火性接着材であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棚板本体と、この棚板本体の周辺部の複数箇所
    に耐火性接着材により固着された支柱部とから成
    り、前記棚板本体を炭化珪素または窒化珪素等の
    非酸化物系セラミツクを主体として構成すると共
    に、前記支柱部を前記棚板本体の周辺部に形成し
    た切欠部内に嵌合して側方へ非突出状態に固着し
    たことを特徴とする窯炉用棚板。
JP17564987U 1987-11-16 1987-11-16 Expired JPH0438238Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17564987U JPH0438238Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

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JP17564987U JPH0438238Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

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JPH0178899U JPH0178899U (ja) 1989-05-26
JPH0438238Y2 true JPH0438238Y2 (ja) 1992-09-08

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JP2589789Y2 (ja) * 1991-02-15 1999-02-03 シスメックス株式会社 試料分析装置用の液温調整装置

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JPH0178899U (ja) 1989-05-26

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