JPH0439039B2 - - Google Patents

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JPH0439039B2
JPH0439039B2 JP61141289A JP14128986A JPH0439039B2 JP H0439039 B2 JPH0439039 B2 JP H0439039B2 JP 61141289 A JP61141289 A JP 61141289A JP 14128986 A JP14128986 A JP 14128986A JP H0439039 B2 JPH0439039 B2 JP H0439039B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、差分吸収方式のガス探知を目的と
した赤外線FM−CWレーザ・レーダに関し、特
に受信光の周波数のみならず振幅の検出が必要と
なるガス濃度検出のためのレーザ・レーダ用ヘテ
ロダイン受信機の改良に関するものである。
(概要) この発明は、差分吸収方式のガス探知を目的と
した赤外線FM−CWレーザ・レーダにおいて、
ヘテロダイン受信機の性能向上を図るため、アナ
ログ掛算器を利用して特定期間の受信信号を周期
的に検出し、かつ反射対象物までの距離を算出す
る期間と、ガス塊の濃度を算出する期間とで、信
号検出経路に挿入したろ波器のモードを走査モー
ドと固定モードに帯域幅を切り換えて、高安定、
高感度の受信動作を達成するようにしたものであ
る。
(従来の技術) 大気中の対象物、殊に特定のガス塊を探知する
方式として、赤外線レーザ・レーダを用いた差分
吸収方式の計測式が周知である。このレーザ.レ
ーダには、レーザ光をパルス状に出射して目標ガ
ス塊までの距離を測定するやり方と、周波数変調
したレーザ光を連続的に出射して受信光と送信光
とのビート周波数から反射物体までの距離を測定
するとともにその間のレーザ光の吸収量からガス
塊の濃度を知るFM−CW方式である。
第3図は、上記FM−CW(周波数変調した連続
波)形式の赤外線レーザ光を用いた差分吸収式レ
ーザ・レーダの動作原理を説明する図であつて、
レーザ・レーダ本体1より送信パワーPtで異な
る波長λ0,λ1の赤外線レーザ光を所定時間毎に交
互に切り換えて目標ガス塊2を含む空間に出射し
ている。各波長のレーザ光は、それぞれ所定の周
波数幅内を上下に掃引する形で周波数変調されて
おり、かつ本体1内ではこの送信光の一部をロー
カル光として分岐して反射物体3からの反射によ
る受信光(受信パワーPr)と混合することによ
りヘテロダイン方式でビート周波数を得るように
している。
第4図は、送信光と受信光と周波数関係を示す
図であつて、それらの差として取り出されるビー
ト周波数frが、第3図に示した反射物体3までの
距離d1の関数となる。すなわち、ローカル光とし
ての送信光と、反射物体3からの散乱反射による
受信光との周波数偏差は、送信光の反射位置が遠
くなるほど大きくなる関係にあるので、ビート周
波数frの受信信号のパワースペクトラムを解析す
ることにより、反射物体3までの距離d1を識別す
ることができる。
ここで、探知すべきガス(例えばCO2)塊2の
赤外線透過(吸収)特性は、一般に第5図のよう
に特定の波長で透過率が急激に低下する特性を持
つ。従つて、その吸収波長λ1とその近辺の非吸収
波長λ0の2派をそれぞれ周波数変調して時分割で
交互に目標とするガス塊2に向け放射すると、各
波長について得られるビート周波数frの受信信号
のパワースペクトラムは第6図のようになる。つ
まり、波長λ0による計測時には、ビート周波数
fr1に対応した距離d1の位置で反射物体3による
レーザ光の反射が起こり、それが受信パワースペ
クトルのピークPrpとして観測される。ところ
が、波長λ1の吸収波長による計測時には、当該波
長が目標ガスで吸収されて反射分が減少し、距離
d1点での受信パワーのスペクトルのレベルは低下
する。かくして、ビート周波数fr1を解析識別す
ることによつて目標とするガス塊をはさんだ反射
物体までの距離を算出することができ、またレー
ザ・レーダからの送信光の波長をλ0に設定した時
のビート周波数fr1の受信信号パワーと送信光の
波長をλ1に設定した時のビート周波数fr1の受信
信号パワーとを比較演算することにより、当該ガ
ス塊による吸収量の差からガス塊の濃度を測定す
ることができる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記のようなFM−CW方式のレー
ザ・レーダにおいては、第4図のように完全にリ
ニアなFM変調が実際には困難であり、実調特性
の直線性が悪いので、変調周期の特定期間(比較
的直線性の良い部分)を切り出してその間での受
信周波数のパワースペクトラムを計測するのが一
般的である。このために従来はアナログスイツチ
を用いて有効期間を切り出した後、ろ波・検波を
行う方式や、有効期間内のみA/D変換を実施し
てそのデータを離散フーリエ変換してパワースペ
クトラムを算出するやり方をとつていた。しかし
アナログスイツチを用いる方法は、サイドローブ
が大きくなる不都合があるほか、スイツチのオ
ン・オフに伴うスパイク雑音がろ波器を通過して
S/Nが劣化する問題があつた。またA/D変換
方式は、A/D変換器の分解能によりダイナミツ
クレンジが制限される問題があつた。
一方、上記のような送信光と受信光のビート周
波数frの受信パワースペクトラムを解析するレー
ザ・レーダ用のヘテロダイン受信機としては、広
い帯域にわたつて高い感度が要求されるけれど
も、通常受信機の感度と帯域とは逆比例の関係に
あつて両立し難い問題である。
そこでこの発明は、差分吸収方式による大気中
のガス探知を目的としたFM−CWレーザ・レー
ダにおいて高精度で目標ガス塊の情報を含んだ反
射信号光を受信・解析することのできるレーザ・
レーダ用ヘテロダイン受信機の提供を目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 簡単に述べるとこの発明は、レーザ光に対する
FMの変調周期に同期した所定パターンの窓関数
を発生させ、その窓関数パターンをゲート信号と
して受信光と送信光より得たビート周波数信号の
通過期間を制限する点と、その信号経路に挿入し
た帯域ろ波器の中心周波数を走査モードと固定モ
ードに切り換えて受信光のパワースペクトルの計
測を行うようにした点を特徴とするものである。
(作用) すなわち、受信光と送信光とのビート周波数信
号の受信経路にアナログ掛算器を挿入して、所定
の窓関数パターンを持つたゲート信号との積をと
ることにより、変調周期の特定期間の信号のみを
雑音の発生なしに周期的に取り出すことができ
る。そして、まず目標ガス塊と探知と、反射物体
までの距離を識別するため特定期間で通過した受
信信号のビート周波数frを帯域ろ波器の通過帯域
を走査することによつて解析し、2波長間での受
信パワーの差が最も大きく現われる点に、当該ろ
波器の中心周波数を固定する。ついでこの固定モ
ードにおいて2波長間の受信パワーの差を積算す
ることにより高精度の計測を実施することができ
る。
(実施例) 第1図は、この発明によるFM−CWレーザ・
レーダ用へテロダイン受信機の1実施例構成を示
す要部ブロツク図である。
炭酸ガスレーザのような赤外線レーザ光源10
の光軸上に、変調用発振源11に連なる光学変調
器12が設けられ、変調されたレーザ光である送
信光Ltがビームスプリツタ13を通して目標空
間へ放射されるようになつている。ビームスピリ
ツタ13で分岐された送信光の一部はローカル光
として光合成ミラー14で目標空間からの反射に
よる受信光Lrと混合されて、赤外線検知器15
に入り、両光信号の周波数差に相当するビート周
波数成分をもつた電気信号である受信信号Risに
変換される。この受信信号Risは増幅器16で増
幅された後、この発明の特徴とするアナログ掛算
器17の一方の入力Xに加えられる。アナログ掛
算器17の他方の入力Yには、上記受信信号Ris
の通過タイミングを規制する所定パターンのゲー
ト信号Gsを発生するための回路18が接続され
ている。そしてこのゲート信号発生回路18は、
上記変調用発振源11と変調周期に同期したタイ
ミングで所定のアドレスを発生するためのタイミ
ング・アドレス発生回路19と、指定されたアド
レスごとに複数の窓関数のパターンを記憶した
ROM(読みだし専用メモリ)20、およびPOM
20からの読みだしデータを逐次アナログ電圧に
変換してROMの記憶内容に応じた所定の窓関数
パターンのアナログゲート信号Gsを発生する
D/A変換器21を含んでいる。
ここで第2図は、上記送信光Ltの周波数変調
の模様とアナログゲート信号Gsとの関係を示す
タイミングチヤートで、送信光の光周波数はレー
ザ光の波長λ0又はλ1に対応する周波数f0又はf1を
中心として所定の変調幅内での線ftのように周期
的に変化している。この変調周期の中で最も変調
特性の安定した中心周波数付近の特定期間τを取
り出して信号処理をするため、この発明では前述
のようなゲート信号発生回路18を設けて第2図
のGsで示すようなゲート信号を作つている。
各部の同期をとるためのクロツク信号CLは前
記タイミング・アドレス発生回路19で作成され
て前記変調用発振源11に加えられていて、ゲー
ト信号の発生タイミングはレーザ光に対する変調
周期と同期をとられており、またゲート信号のパ
ターンはROM20に対するアドレス指定を変更
することにより任意に(例えばサイドローブが最
小となるように)変更できるようになつている。
かくして、掛算器17の出力にはビート周波数成
分の受信信号Risと所定の窓関数パターンのゲー
ト信号Gsとの積の信号Ris′が特定のタイミングで
出力される形となる。
再び第1図を参照すると、掛算器17の出力側
には中心周波数可変型の帯域ろ波器22が接続さ
れている。この帯域ろ波器22にはモード制御回
路23が接続され、その通過帯域の中心周波数を
信号処理回路26からの制御信号に基づいて走査
モードと固定モードに切り換えできるようになつ
ている。すなわち、走査モードにおいては受信信
号のビート周波数frを距離分解可能な範囲にわた
つてろ波器22の通過帯域の中心周波数を走査す
る。そして、その間の受信パワーを周波数対応で
測定すべく、ろ波器の出力を次の検波回路24と
A/D変換器25を通して信号処理回路26に入
れ、第6図について先に説明したような受信信号
のパワースペクトラムの関係から、反射物体まで
の距離を算出する。なお、ろ波器22の出力以降
は信号処理回路26を含めて通常のスペクトルア
ナライザで構成しても良い。なお、前記クロツク
信号CLはモード制御回路23及びA/D変換器
25にも加えられている。
走査モードでの数回のデータ取り込みで反射物
体までの距離を算出した後、その距離識別信号を
制御信号としてモード制御回路23に与えてろ波
器22の中心周波数を反射物体までの距離に対応
したビート周波数fr1に固定する。このような制
御は電子同調型のろ波器を用い、距離識別信号を
制御電圧に変換して供給することにより容易に実
現できる。ろ波器22を固定モードに切り換えた
後その出力には、レーザ光の周波数変調周期に同
期した上記ゲート信号Gsとタイミング毎に反射
物体からの反射に基づくビート周波数fr1の信号
のみがとり出される。かくしてレーザ光の波長を
λ0,λ1と交互に切り換えて、それぞれの波長での
目標ガス塊により吸収量を示す受信パワー(受信
信号の振幅)のデータを多数回(100〜1000回)
取り込み、このデータを信号処理回路26で積算
して目標ガス塊の濃度を求めることができる。
(効果) 一般に、この発明の対象とするようなFM−
CWレーザ・レーダを用いて特定ガス塊の濃度を
実施するには、受信パワーを精密に測定すればよ
いのであるが、反射物体との間に介在するガス塊
は不安定であつて受信パワーは原理的にスペクト
ルゆらぎを有している。従つて測定精度を上げる
には多数回のデータ取得と積算が不可決である
が、受信周波数(ビート周波数)を走査すると同
時に、受信信号の積算を実施することは、測定に
長時間を要することとなつて現実的でない。この
点この発明では、数回の走査で反射物体までの距
離(ビート周波数)を識別した後、その周波数に
帯域ろ波器の中心周波数を固定することによつて
濃度測定のためのデータを狭い帯域で取り込むよ
うにしているので、信号の処理を高感度かつ高速
度で実行することができる。またこの発明によれ
ば、ゲート信号のパターンを与える窓関数を
ROMの記憶内容から任意に選択することができ
るので、サイドローブの発生を低くおさえること
ができる他、スパイク雑音の障害もないので、精
度の高い計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるFM−CWレーザ・レ
ーダ用ヘテロダイン受信機の1実施例構成を示す
ブロツク図、第2図はレーザ光の周波数変調の模
様とゲート信号の関係を示すタイムチヤート、第
3図はFM−CWレーザ・レーダの動作原理を説
明するための説明図、第4図は周波数変調された
送信光周波数と受信光周波数の関係を示すタイム
チヤート、第5図はレーザ波長とガスに対するレ
ーザ光の透過率の関係を示す線図、第6図は受信
信号のビート周波数と受信信号のパワースペクト
ラムの関係を示す線図である。 1……レーザ・レーダ本体、2……目標ガス
塊、3……反射物体、10……赤外線レーザ光
源、11……変調用発振源、12……光学変調
器、13……ビームスプリツタ、14……光合成
ミラー、15……赤外線検知器、16……増幅
器、17……アナログ掛算器、18……ゲート信
号発生回路、22……帯域ろ波器、23……モー
ド制御回路、24……検波回路、25……A/D
変換器、26……信号処理回路、Lt……送信光、
Lr……受信光。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 周波数変調されたレーザ光を送信光として連
    続的に出射し、その反射光を受信して送信光と混
    合することにより送信光と受信光とのビート周波
    数を検出するレーザ・レーダ用ヘテロダイン受信
    機において、前記ビート周波数信号の信号経路中
    に、当該ビート周波数信号を一方の入力とするア
    ナログ掛算器と、この出力を受ける周波数可変型
    の帯域ろ波器を挿入し、かつ前記アナログ掛算器
    の他方の入力に上記周波数変調の繰り返し周期に
    同期した所定のパターンのゲート信号を供給する
    回路を接続するとともに、前記帯域ろ波器の中心
    周波数を走査モードと固定モードに切り換える制
    御回路を付設し、走査モードで検出された反射対
    象物までの距離に応じたビート周波数の検出信号
    を前記制御回路に与えて前記帯域ろ波器の中心周
    波数を当該ビート周波数に固定することにより固
    定モードに切り換えることを特徴とするレーザ・
    レーダ用ヘテロダイン受信機。
JP61141289A 1986-06-19 1986-06-19 レ−ザ・レ−ダ用ヘテロダイン受信機 Granted JPS62298789A (ja)

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JP7026857B1 (ja) * 2021-02-26 2022-02-28 三菱電機株式会社 ライダ装置

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