JPH0439180Y2 - - Google Patents

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JPH0439180Y2
JPH0439180Y2 JP1987122466U JP12246687U JPH0439180Y2 JP H0439180 Y2 JPH0439180 Y2 JP H0439180Y2 JP 1987122466 U JP1987122466 U JP 1987122466U JP 12246687 U JP12246687 U JP 12246687U JP H0439180 Y2 JPH0439180 Y2 JP H0439180Y2
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cap
mouth edge
nozzle mouth
container
nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば清涼飲料水や液体調味料等を
収容する容器のノズル口縁部に装着されて容器を
密封するキヤツプ、特にノズル口縁部がプラスチ
ツク製である容器に使用されるキヤツプに関す
る。
(従来の技術) 従来、プラスチツク容器のキヤツプとしては、
ガラス容器の場合と同様に天井壁内面に容器のノ
ズル口縁部に対して密接する軟質樹脂製のシール
部材を添着せしめたキヤツプが用いられている。
ところが、プラスチツク容器は温度環境の変化に
晒された場合クリープ現象によりノズル口縁部を
半径方向内方へ収縮させることがあり、このとき
にノズル口縁部とシール部材との接触面圧が変化
して容器の密封性能が低下するおそれがあつた。
そこで、ノズル口縁部の傾斜を所定の角度以内
に規制することによつて常に安定した密封性能を
維持しようとする対策が特開昭58−203851号公報
に提案されている。斯かる提案においては、キヤ
ツプのシール部材は同心状の2条の環状突条を有
し、容器のノズル口縁部外周に外側環状突条を、
ノズル口縁部内周に内側環状突条を密接せしめる
と共に、シール部材からノズル口縁部に加わる総
合力の方向をノズル中心軸線に対して40度以内と
なるようにシール部材の形状が決定されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例においては、シール
部材として軟質の部材を用い、容器のノズル口縁
部の内倒れを所定の範囲以内で許容する構成とな
つているため、口縁部の内倒れによつてシール部
材と口縁部との接触面積の減少を完全になくする
ことはできなかつた。そして、この接触面積が小
さくなるにつれてキヤツプの開栓トルクが小さく
なるため、このときにキヤツプを握つて容器を不
用意に持ち上げようとすると、誤つてキヤツプが
開いてしまうおそれがあつた。
また、上記従来例にあつては、シール部材と口
縁部の接触面積が減少するのと同時に両者の接触
面圧が減少してしまうので、密封性能の低下も避
けられなかつた。特に、内容物を高温度(83〜97
℃)で充填しボルトを転倒させることにより又は
常温で充填後熱水シヤワーにより滅菌を施す場合
には上記理由に基づく密封性能の低下や開栓トル
クの低下は無視できない程度に大きくなるという
問題点があつた。
そこで、本考案は従来技術の上記した問題点を
解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、容器のノズル口縁部の上端内周面をシ
ール部材を介して支持するバツクアツプ部を備え
ることによつて、温度環境が変化したとしても誤
つてキヤツプが開いてしまうことがなく、且つ常
に安定した密封性能を維持できるキヤツプを提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案にあつて
は、容器本体のノズル口縁部外周に装着されるキ
ヤツプ本体の天井壁内面に、前記ノズル口縁部の
上端内周面をシール部材を介して支持する環状の
バツクアツプ部を備え、該バツクアツプ部をキヤ
ツプ本体と別体の硬質部材によつて構成してなる
ことを特徴とする。
(作用) 上記の構成を有する本考案においては、キヤツ
プ本体の天井壁内面に、容器本体のノズル口縁部
の上端内周面をシール部材を介して支持する環状
のバツクアツプ部を備えたことによつて、温度環
境の変化に伴つてノズル口縁部が半径方向内方へ
収縮しようとした場合に、このノズル口縁部の半
径方向内方への収縮を完全に規制するので、ノズ
ル口縁部の収縮すなわち内倒れを阻止することが
できる。このため、シール部材とノズル口縁部と
の接触状態は温度環境の変化によつてはほとんど
変化せず、シール部材のノズル口縁部に対する接
触面積並びに接触面圧は安定して維持されること
となるので、容器の密封性、キヤツプの締めつけ
状態は安定している。また、バツクアツプ部をキ
ヤツプ本体と別体の硬質部材によつて構成したの
で、キヤツプ本体の天井壁には何ら加工を施すこ
となく、内倒れを規制することができる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。本考案の第一実施例を示す第1図及び第2図
において、1は例えばポリエチレンテレフタレー
ト(PET)から形成されるプラスチツク製の容
器本体で、容器本体1のノズル口縁部10の外周
には雄螺子部11が形成されている。
一方、2は容器本体1のノズル口縁部10に装
着されるキヤツプで、該キヤツプ2は天井壁20
と該天井壁20の周縁より垂下される円筒状の側
壁21をアルミニウム基合金、ブリキ或いはクロ
ム酸処理鋼のような金属により形成されている。
そして、キヤツプ2はその側壁21に螺子部を有
さない未成形の状態で容器本体1のノズル口縁部
10に装着され、ノズル口縁部10の雄螺子部1
1に沿つて側壁21を押圧成形するシーリング工
程により雌螺子部22を形成して、容器の開口部
を密封する。
23はキヤツプ2の天井壁20内面に添着され
たシール部材で、該シール部材23は天井壁20
の隅部に外側と内側に同心状に形成された2条の
環状突起24,25を有している。ここで、シー
ル部材23は例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン或いはポリ塩化ビニル等の軟質樹脂で形成され
ている。さらに、本実施例においてはキヤツプ2
の天井壁20にノズル口縁部10より小径であつ
て、天井壁20内面側に突出する金属または温度
によつて変化しにくい硬質樹脂よりなるリング状
のライナー30を一体的に備えている。このライ
ナー30は天井壁20内面に添着されたシール部
材23の内側環状突条25を介して容器本体1の
ノズル口縁部10の上端内周面を支持するバツク
アツプ部として機能する。
以上述べたように、一旦キヤツプ2にシーリン
グ工程を施すと、キヤツプ2側のシール部材23
はその外側環状突条24をノズル口縁部10外周
に、内側環状突条25をノズル口縁部10内周に
夫々所定の接触面圧で密接せしめ閉蓋状態とす
る。仮に、この閉蓋状態において容器本体1の晒
されている温度環境が変化して、クリープ現象に
よりノズル口縁部10が半径方向内方へ収縮しよ
うとしても、このノズル口縁部10はシール部材
23の内側環状突条25を介してライナー30に
よつて支持されているのでノズル口縁部10の縮
径は完全に規制される。而して、上記構成による
と、環境温度が変化してもシール部材23とノズ
ル口縁部10の接触面積が小さくなることはな
く、キヤツプ2の開栓トルクが低下するような事
態は生じない。従つて、容器本体1のノズル口縁
部10にキヤツプ2を一旦緊締め状態とすれば、
温度環境が変化しても充分に大きな開栓トルクを
維持することができる。また、シール部材23と
ノズル口縁部10の接触面積が変化しないように
したので、両者の接触面圧が変化することもな
く、依つて密封性能が低下するおそれはない。
次に、上記実施例の作用をさらに具体的に説明
する。第3図a,bは各々本実施例のキヤツプ2
を結晶化ノズルを有する耐熱容器に装着した場合
と、未結晶ノズルを有する耐熱以外の容器に装着
した場合における、温度環境の変化に対するノズ
ル口縁部10の内倒れ量の変化及びキヤツプ2の
開栓トルクの変化の実験結果を示している。一
方、第4図a,bは各々第3図a,bの比較例と
してバツクアツプ部(第一実施例においてはビー
ド26)を備えていない従来のキヤツプを適用し
た場合について、各々第3図a,bと同一条件下
にて実験した結果を示している。
先ず、第3図aと第4図aに基づいてキヤツプ
の滅菌工程に相当する70℃〜95℃程度の温度環境
変化があつた場合における本実施例と比較例との
影響の程度を比較してみると、第3図aに示す本
実施例においては温度環境が70℃から95℃に上昇
した際のノズル口縁部内倒れ量は0.1mm以下であ
り、このときのキヤツプの開栓トルクは18Kg・cm
から12Kg・cmまで、約6Kg・cm低下する。これに
対して、第4図aに示す比較例においては、ノズ
ル口縁部の内倒れ量は0.25mm程度と大きく、開栓
トルクは18Kg・cmから5Kg・cmまで約13Kg・cm急
激に低下してしまい、不用意にキヤツプを持つて
もキヤツプが回動して緩まないとされる開栓トル
ク7〜8Kg・cm以下になることが分かる。尚、温
度環境の設定は容器を3分間湯浴させて行なわれ
た。
次に、第3図bと第4図bに基づいて流通市場
における温度環境に相当する30℃〜70℃の範囲に
おいて、本実施例と比較例との影響の程度を比較
してみると、第3図bに示す本実施例においては
温度環境が30℃から70℃に上昇した際のノズル口
縁部の内倒れ量は0.1mm程度てあり、このときの
キヤツプの開栓トルクは18Kg・cmから12Kg・cmま
で約6Kg・cm低下する。これに対して、第4図b
に示す比較例においてはノズル口縁部の内倒れ量
は0.6mmと大きく、30℃の温度環境下において18
Kg・cmに設定された開栓トルクは略0Kg・cmまで
低下してしまうことが分かる。尚、温度環境の設
定は容器を24時間保管して行なわれた。
以上の結果より、従来品では容器のノズル口縁
部の内倒れ量が極めて大きくなつて、密封性能の
低下や開栓トルクの低下が許容できない程度現わ
れてしまう温度変化に対しても、本実施例のキヤ
ツプを使用することによつて内倒れ量0.1mm以下、
開栓トルク12Kg・cm以上を維持することができ、
密封性能及び開栓トルクを充分高く維持できるこ
とが分かる。
第5図には本考案の第二実施例が示されてお
り、上記第一実施例と同一の構成部分については
同一の符号を付して説明すると、第二実施例にあ
つては、シール部材並びにバツクアツプ部が第一
実施例とは相違している。すなわち、本第二実施
例では天井壁20に備えられるシール部材は硬質
樹脂よりなるライナー28上に軟質樹脂層29を
モールド成形により一体的に設けた構成となつて
いる。そしてライナー28は軟質樹脂層29を介
してノズル口縁部10を支持する環状突条28a
を有している。第二実施例においてはシール部材
を構成する軟質樹脂層29としてはポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピレン
共重合体或いはポリ塩化ビニル等が用いられ、ラ
イナー28としては温度変化によつて変化しにく
いポリカーボネイト、ナイロン、ポリアセター
ル、変性ポリフエニレンオキシド、ポリブチレン
テレフタレート、ポリプロピレン等の硬質樹脂が
用いられる。その他の構成及び作用は第一実施例
と同一であるので、その説明は省略する。
(考案の効果) 本考案に係るキヤツプは以上の構成及び作用よ
りなるもので、内容物を充填された容器のノズル
口縁部に一端所定の回動トルクでキヤツプを装着
すれば、市場に出荷された後の環境温度の変化や
容器高温の内容物を充填したり、常温の内容物を
充填した後加熱して滅菌する場合等の温度変化に
晒されても、密封性能を低下させることはなく、
内容物がこぼれ出たり、外部から異物が浸入する
おそれがない。さらに、本考案のキヤツプを装着
すれば、温度変化に伴う開栓トルクの低下を生じ
ることはなく、キヤツプを不用意に持つたとして
もキヤツプが外れて容器を落下させてしまうよう
な不測の事態を起こさないようにできる。さらに
また、バツクアツプ部をキヤツプ本体と別体の硬
質部材によつて構成したので、キヤツプ本体の天
井壁には何ら加工を施すことなく、内倒れを規制
することができる等の種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るキヤツプの第一実施例を
示す縦断面図、第2図は同実施例の要部を拡大し
て示す要部縦断面図、第3図a,bは各々同実施
例を用いた場合の温度環境変化に対するノズル口
縁部内倒れ量と開栓トルクの変化の様子を示すグ
ラフ図、第4図a,bは各々第3図a,bの比較
例として従来品のキヤツプを用いた場合の温度環
境変化に対するノズル口縁部内倒れ量と開栓トル
クの変化の様子を示すグラフ図、第5図は第二実
施例を示す要部縦断面図である。 符号の説明、1……容器本体、10……ノズル
口縁部、11……雄螺子部、2……キヤツプ、2
0……天井壁、21……側壁、22……雌螺子
部、23……シール部材、24……外側環状突
条、25……内側環状突条、28,30……ライ
ナー(バツクアツプ部)、29……軟質部材(シ
ール部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体のノズル口縁部の外周に装着されるキ
    ヤツプ本体の天井壁内面に、前記ノズル口縁部の
    上端内周面をシール部材を介して支持する環状の
    バツクアツプ部を備え、該バツクアツプ部をキヤ
    ツプ本体と別体の硬質部材によつて構成してなる
    ことを特徴とするキヤツプ。
JP1987122466U 1987-08-12 1987-08-12 Expired JPH0439180Y2 (ja)

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JP1987122466U JPH0439180Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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JPS6429165U JPS6429165U (ja) 1989-02-21
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