JPH0439224B2 - - Google Patents

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JPH0439224B2
JPH0439224B2 JP13003386A JP13003386A JPH0439224B2 JP H0439224 B2 JPH0439224 B2 JP H0439224B2 JP 13003386 A JP13003386 A JP 13003386A JP 13003386 A JP13003386 A JP 13003386A JP H0439224 B2 JPH0439224 B2 JP H0439224B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体素子のエツチング装置に係り、
特にデイスク状の半導体素子のシリコン材外周端
面部のみにバラツキのない均一量のエツチングを
施し、かつエツチング後のクエンチ、洗浄を確実
に行なうのに好適な半導体素子のエツチング装置
に関する。
(従来の技術) デイスク状のサイリスタ半導体素子は、例えば
第4図に示されるように、主としてタングステン
材質又はモリブデン材質より成るアノード電極
1、主としてアルミニユム材膜より成る接着部材
2、拡散にてPNPNの4層構造に形成されたシ
リコン材本体部分3、アルミ膜のカソード電極
4、およびゲート電極5、ならびにシリコン材外
周端面部3′を被覆する表面処理剤6の各部分よ
り構成される。
このような半導体素子7の耐圧及び漏れ電流等
の電気特性は、シリコン材本体部分3の内部構
造、及び主として研磨機によつて形成される外周
端面部3′の形状、表面仕上状態、加工ひずみ層
厚、不純物の付着状況、電気絶縁用の表面処理剤
6の膜厚、密着度等によつて大きく左右される。
特にこの種の半導体素子7は、大電圧・大電流
制御用に用いられ、加えて長期にわたつて微小の
漏れ電流値と高信頼性特性とが要求される製品で
あるので、該半導体素子7は、極めて厳密な精度
および処理状態で製作される必要がある。
さて、研磨機等により形成されたシリコン材外
周端面部3′の内部に発生する加工ひずみ層は、
シリコン材外周端面部3′のみをエツチングする
ことにより、除去されることができる。
以下に、第5〜8図を参照して、従来のシリコ
ン材外周端面部3′のエツチング方法を説明する。
第5図は、エツチング前に行なわれるカソード
電極面4およびゲート電極面5のマスキングの様
子を示す、当該半導体素子7の断面図、第6〜8
図は半導体素子7のエツチング方法を説明するた
めの図である。
エツチングを行なう前には、まず第5図に示さ
れるように、当該半導体素子7のカソード電極面
4およびゲート電極面5に、手作業にて、アピエ
ゾンワツクス8(コールタールと同様の材質)を
マスキング塗布する。前記アピエゾンワツクスは
酸に侵されず、トリクロールエチレンに侵される
特性を有する。
このようにワツクスを用いてマスシングし、そ
の後エツチングを行なう手法は、例えば特開昭55
−153338号公報に開示されている。
その後、第6図に示されるように、半導体素子
7をエツチング液9中に浸し、上下に揺動させ
る。この動作を所定時間タンク15内で行なうこ
とにより、浸漬エツチングが施され、シリコン材
外周端面部3′の加工ひずみ層が除去される。
なおこの時、当然のことながら、アノード電極
面1も同時にエツチングされる。しかし、アピエ
ゾンワツクス8はエツチング液に侵されない特性
を有しているので、カソード電極面4、およびゲ
ート電極面5はエツチングされない。
タンク15内で所定時間エツチングを行なつた
ならば、その後極めてすばやく(例えば0.5秒以
内に)第7図のタンク16内に充満している純水
10中へ半導体素子7を浸漬し、エツチング時と
同様に上下に揺動させ、エツチング反応を止める
クエンチ洗浄作業を行なう。
次いで第8図に示されるように、タンク17に
満たされたトリクロールエチレン11中へ半導体
素子7を浸漬し、所定の時間上下に揺動させ、ア
ピエゾンワツクス8の除去を行なう。これによつ
て、所定のシリコン材外周端面部3′のエツチン
グ工程が終了する。
(発明が解決しようとする問題点) 前述の作業は全て手作業であり、次のような問
題点を有している。
(1) 作業者各々の個人差により、半導体素子7の
上下方向への揺動スピード、揺動ストローク
長、揺動・浸漬時間にばらつきが生じ、均一な
エツチング量が得られない。
(2) 第6図に示された浸漬エツチング時において
は、半導体素子7とエツチング液9との化学反
応により、該エツチング液9の温度が上昇す
る。
この結果、次々とエツチングを行なう場合、
エツチング液9の温度が徐々に高くなるのと、
エツチング液9が劣化し、エツチング液9内に
投入される順番が遅くなる半導体素子7ほど、
エツチング量にばらつきが発生するおそれがあ
る。
(3) 第7図に示されたクエンチ作業においては、
タンク16内に満たされた純水内で浸漬クエン
チを行なうため、微少ではあるが、タンク16
内にエツチング液が残留する。この残留したエ
ツチング液は、半導体素子への不純物付着の要
因となり、電気的な特性不良をもたらす。
加えて半導体素子7を上下に揺動してクエン
チ洗浄する方式では、半導体素子とエツチング
液との間の相対的な流速が弱いため、完全なエ
ツチング液の除去が困難で、ときどきシリコン
外周端面部3′にしみが残り、電気的な特性不
良となる。この結果、歩留りが低下する。
(4) 第5図に示されたアピエゾンワツクス塗布
(マスキング)作業及び第8図のトリクロール
エチレンによるアピエゾンワツクス除去作業の
2工程は、主目的であるシリコン材外周端面部
3′のエツチング作業の、いわば前処理および
後処理工程であり、当該エツチング作業には直
接関係のない作業である。そして、これらの工
程が、生産性低下の要因となる。
本発明の目的は、前述の問題点を解消すべく、
ワツクスを塗布することなくマスキングを行な
い、かつ均一量のエツチング、ならびに高清浄ク
エンチおよび洗浄を行なうことのできる高信頼性
の半導体素子のエツチング装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、本発明は、その下
部にドレン穴が形成されたタンクと、前記ドレン
穴を開閉するドレン穴開閉手段と、前記タンク内
に支持され、半導体素子を載置するためのワーク
ホルダと、該ワークホルダの上方に配置され、該
ワークホルダに載置された半導体素子をマスキン
グするためのシール部材と、該シール部材を前記
ワークホルダに載置された半導体素子のマスキン
グ部に押圧させる押圧手段とを具備し、半導体素
子が前記シール部材に押圧されているときに、エ
ツチング液を前記タンク内に注入し、所定量注入
後、該エツチング液を撹拌し、そして所定時間経
過して前記エツチング液を排出した後、前記半導
体素子に純水を噴射してクエンチを行なうと共
に、前記タンク内を純水で洗浄するという手段を
講じた。
(作用) 前記手段を講じたことにより、ワツクスを塗付
することなく半導体素子にマスキングを施すこと
ができ、また当該エツチング作業を手作業で行な
うことなく、常に一定の条件で行なうことができ
るので、極めて信頼性の高いエツチングを行なう
ことができるという作用効果が達成される。さら
にまた、エツチングを効率良く行なうことができ
るという作用効果も達成される。
(発明の実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図
の図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るエツチング装置の一実施
例を示す全体縦断面図、第2図は第1図のA−A
矢視図である。
第1図においては、デイスク状の半導体素子7
(以下、試料7と称す)のカソード電極面7およ
びゲート電極面5は、シリンダ201の先端に固
着された、例えばフツ素ゴム等と耐薬品性ゴムリ
ング202により押圧・シールされている。
試料7は、この状態でエツチング液300に浸
漬され、モータ213の付勢により回転し、そし
て、そのシリコン材外周端面部3′がエツチング
される。
エツチング液を満たすための円筒タンク101
は、ベース100上にネジ止め固定されている。
前記円筒タンク101の底部130は、エツチン
グ液及び純水の排出がすばやくスムーズに行なわ
れるようにロート状に形成されている。
ドレン穴131は前記底部130の最下部に形
成され、制御装置400から出力される制御信号
にて開閉動作する耐薬品性の電磁弁110に接続
されている。前記電磁弁110には、さらにパイ
プ111が接続され、用済みのエツチング液、純
水等は該パイプ111より排出される。
オーバーフローせき132は、円筒タンク10
1の側面部に形成され、該オーバーフローせき1
32を越えた液体は、オーバーフローパイプ10
2を通つて排出される。
円筒タンク101の内部には、液を瞬時に排出
するために、その底部4ケ所に切込み部133が
設けられたベツド103がネジ止め固定されてい
る。
前記ベツド103上には耐薬品性のボール(こ
の実施例ではフツ素樹脂製)105が載置され、
さらにその上には、円筒タンク101内に供給さ
れたエツチング液を撹拌するための、プロペラ羽
根104Aを有するワークホルダ104が載置さ
れている。
前記ボール105は、後述するエアシリンダ2
07のシール押圧力に耐える強度を有し、ワーク
ホルダ104がスムーズに回転できるように、い
わゆる玉軸受として機能する。
前記円筒タンク101には、エツチング液供給
口106、および純水供給口111が形成されて
いる。前記エツチング液供給口106および純水
供給口111は、第2図に示されるように、前記
円筒タンク101内壁の接線方向に、かつ試料7
の回転方向(矢印a方向)にエツチング液および
純水が流出するように、円筒タンク101内に開
口している。
また、前記エツチング液供給口106は、第1
図に示されるように、ベツド103、およびワー
クホルダ104に形成されたプロペラ羽根の10
4Aの間にエツチング液を流出させることができ
るように形成されている。
したがつて、前記エツチング液供給口106か
ら流出するエツチング液は、ワークホルダ104
が回転しても、円筒タンク101内壁に沿つて、
ほぼ定常流に近い状態で流れることができ、また
前記流出時にエツチング液が点滴となつて飛散し
たりしない。この結果、エツチングむらやしみが
生じない。
前記純水供給口111は、試料7の斜め上方か
ら純水を流出させることができるように形成さ
れ、また流出された純水は、前記エツチング液と
同様に、前記円筒タンク101内壁に沿つて、ほ
ぼ定常流に近い状態で流れることができる。
当該エツチング装置は、更にエツチング終了
時、瞬時にエツチング反応を止めるクエンチのた
めの、ジエツト噴射の純水噴射ノズル115、及
び洗浄完了後、試料7の水切り乾燥を行なうため
の窒素噴射ノズル118を具備している。
前記純水噴射ノズル115は、第1図より明ら
かなように、試料7の斜め上方から、該試料7の
シリコン材外周端面部3′にジエツト水流を噴出
させることができるように配置されている。
次に試料7をシールする押圧機構、及び該試料
7を回転させる回転機構について説明する。
試料7をシールするゴムリング202は、前述
したように耐薬品性ゴムより成型され、シリンダ
201の先端に形成された溝部にはめこまれてい
る。
ハウジング204,206はボデイ200に組
付けられ、前記シリンダ201は、ハウジング2
04に内蔵されたすべり軸受203、およびハウ
ジング206に内蔵されたすべり軸受205に支
持されている。
比較的小ストロークのエアーシリンダ207
は、前記シリンダ201の上方で、ボデイ200
に取付けられている。そして、前記エアーシリン
ダ207のプランジヤ207Aは、ブロツク22
1により、前記シリンダ201の後端に接続され
ている。
前記シリンダ201の外周には、歯車211が
形成または固着されている。そして前記歯車21
1は、ボデイ200に固着されたモータ213の
出力軸に固着された歯車212にかみ合つてい
る。
ここで、前記歯車211の歯幅は、エアーシリ
ンダ207が動作し、前記シリンダ201が上下
動した場合においても、該歯車211が歯車21
2からはずれないように十分大きく設定されてい
る。
この構成を有することにより、モータ213を
付勢してシリンダ201を回転させている時で
も、エアーシリンダ207を動作させて、該シリ
ンダ201を上下動させることが可能になる。す
なわち、試料7を所定の力で押圧しながら回転さ
せることが可能になる。
当該エツチング装置の壁面250には、スクリ
ユー215が軸受216,217に回動自在に支
持されている。前記スクリユー215の一端は、
モータ220の出力軸に接続されている。
ブロツク214は前記スクリユー215に螺合
していて、かつ、前記ボデイ200に固着されて
いる。前記ブロツク214は、スクリユー215
が回動(矢印b方向)することにより、上下動
(矢印c方向)することができる。
センサ218および219は、ブロツク214
の位置検知用センサである。
前記ボデイ200に固着されたブロツク21
4、スクリユー215、軸受216,217、セ
ンサ218,219、およびモータ220は、所
定のエツチング処理が完了後、円筒タンク101
内の試料7が容易にとりだせるようにボデイ20
0を大きなストロークで上下動させる機構を構成
する。
なお、これらの構成要素を用いるかわりに、大
ストロークの動作が可能なエアーシリンダ等を用
いることによつても、本機能を達成することがで
きる。
制御装置400は、シーケンスコントローラを
主体とした当該エツチング装置の制御回路を備え
ている。
前記制御装置400には、円筒タンク101内
の液体ドレン用の電磁弁110、エアーホース2
08および209により前記エアーシリンダ20
7に接続され、該エアーシリンダに加圧空気を供
給する電磁弁210、前記シリンダ201を回転
させるモータ213、ボデイ200を大きく上下
動させるモータ220、ならびにボデイ200の
上限および下限の位置検出用のセンサ218,2
19が接続されている。
またさらに、前記制御装置400には、チユー
ブ108およびチユーブ継手107により前記エ
ツチング液供給口106に接続され、円筒タンク
101内にエツチング液を供給する耐薬品性の電
磁弁109、同様にチユーブ113およびチユー
ブ継手112により前記純水供給口111に接続
され、円筒タンク101内に洗浄のための純水を
供給する電磁弁114、クエンチ用の純水噴射ノ
ズル115にチユーブ116で接続された電磁弁
117、ならびに水切り乾燥用の窒素噴射ノズル
118にチユーブ119で接続された電磁弁12
0が接続されている。
以上の構成を有する本発明の一実施例のエツチ
ング処理動作を、前掲した第1図および第2図、
ならびに第3図を参照して説明する。
第3図は本発明の一実施例の動作を示すフロー
チヤートである。
なお、第3図に示された動作に入る前は、シリ
ンダ201、およびブロツク214(すなわちボ
デイ200)は上限位置に停止しているものと
し、また電磁弁110はドレン穴131を閉塞し
ているものとする。
この状態のとき、ワークホルダ104上に、カ
ソード電極面4およびゲート電極面5が上向きに
なるように、試料7をセツトする。そして、作業
者が制御装置400のスイツチを投入することに
より、以下に述べるように、自動にてエツチング
処理が行なわれる。
最初にステツプS1において、モータ220が
正回転動作し、ボデイ200が下降する。
そして、ステツプS2において、ブロツク21
4がセンサ219をオンにしたことが判別される
と、ステツプS3において、前記モータ220が
停止する。
つぎに、ステツプS4において、電磁弁210
が開となり、エアーシリンダ207が動作し、シ
リンダ201を下降させ、ゴムリング202で試
料7のカソード電極面4及びゲート電極面5を押
圧、シールする。
ステツプS5においては、モータ213が後述
するエツチング液供給方向と同方向(矢印a方
向)へワークホルダ104を回転させる。ワーク
ホルダ104は、試料7の押圧力及びボール10
5の回転によつて、スムーズに試料7とスリツプ
することなしに回転することができる。以下、説
明があるまで試料7は、このシール・回転状態を
保つ。
この押圧シール及び回転状態時、ステツプS6
において、電磁弁109が開となり、円筒タンク
101の接続方向に設けられたエツチング液供給
口106より、該円筒タンク101の内壁に沿つ
てエツチング液300(弗酸、硝酸を主成分とす
る混酸)が供給される。
そして、ステツプS7において、あらかじめプ
ログラミングされた制御装置400のタイマによ
つて所定の時間が計測されるまで、電磁弁109
は開状態を保ち、オーバーフローせき132の位
置付近までエツチング液300が供給される。
その後、ステツプS8において、前記電磁弁1
09は閉となる。以下、説明があるまでドレン用
電磁弁109は閉状態を保つ。
なお、前述したように、エツチング液供給口1
06は、ワークホルダ104のプロペラ羽根10
4A及びベツド103の中間に位置し、更にエツ
チング液300は円筒タンク101の内壁に沿つ
て供給される。
したがつて、エツチング液300は、円筒タン
ク101の底部から静的に徐々に上方に満たさ
れ、試料7も、その下部から徐々にエツチング液
300に浸漬される。このエツチング液300の
流入の際に、該エツチング液が点滴となつて試料
7に飛散しないので、エツチングむらやしみが発
生することがない。
ステツプS9において、予定のエツチング時間
が経過したと判断されるまで、この状態が維持さ
れ、試料7のシリコン材外周端面部3′のエツチ
ングが行なわれる。エツチングの際には、シリコ
ン材外周端面部3′とエツチング液300との化
学反応により、該反応部の温度が上昇し、またエ
ツチング液300の劣化も生ずる。
しかし、この実施例においては、ワークホルダ
104の外周4ケ所にプロペラ羽根104Aを設
け、エツチング液300の撹拌を行なつているの
で、常に均一量のエツチングが得られる。
予定のエツチング時間が経過すると、ステツプ
S10において、大口径オリフイスを有するドレン
用電磁弁110が開動作し、ベツド103の切込
部133及びロート状の底部130を通つて、エ
ツチング液300が瞬時に排出される。
ステツプS11においては、その後すばやく電磁
弁117が開動作し、純水を試料7のシリコン材
外周端面部3′めがけて純水噴射ノズル115よ
り噴出させ、クエンチ作用を施す。
ステツプS12において、予定時間経過するまで
クエンチを行なつたのち、ステツプS13において
電磁弁114も開動作する。前記電磁弁114の
開動作により、円筒タンク101の接続方向に設
けられた純水供給口111から、円筒タンク10
1内の残エツチング液300を洗浄するためのド
レン量を上まわる量の純水が円筒タンク内壁から
傾斜して供給され、これにより試料7のクエンチ
及び円筒タンク101内の洗浄が同時に行なわれ
る。
ステツプS14において、この電磁弁114が開
動作してから所定の時間(約2〜5秒)経過した
ことが判断されると、つぎにステツプS15におい
てドレン用電磁弁110が閉動作し、円筒タンク
101内に純水が満たされる。所定量以上の純水
はオーバーフローせき132より排出される。
ステツプS16において、前記電磁弁110の閉
動作から予定時間経過したことが判別されると、
ステツプS17においてクエンチ用電磁弁117が
閉動作する。その後は純水供給口111から連続
供給される純水にて試料7の洗浄を行なう。
この純水によるオーバーフロー洗浄は、ステツ
プS18に関して後述するように、あらかじめプロ
グラミングされた制御装置400によつて所定時
間行なわれる。
ここで重要なことは、この実施例においては、
クエンチ時に、ドレン用電磁弁110を開動作さ
せ、また、純水噴出ノズル115及び純水供給口
111は試料7の斜上方から純水を供給し、エツ
チング液を上方から下方へと流下させる、いわゆ
る流下洗浄法が採用されていることである。
このように、流下洗浄法を採用したことによ
り、シリコン材外周端面部3′に付着したエツチ
ング液が、その上部へまわりこまず下方へ流下
し、同時にエツチング液内に懸濁した微量のシリ
コン残も流下されるので、クエンチを確実に行な
うことができると同時に、高い洗浄度を得ること
ができる。
また、ワークホルダ104の回転方向と同方向
へ純水を流出させることができるように純水供給
口111を設置し、円筒タンク101内を、純水
が定常流でうず巻状に流動させるので、さらに高
清浄の洗浄を達成することができる。
更に、クエンチは純水を比較的高速でシリコン
材外周端面部3′にぶつけることにより行なわれ
るので、すなわち高エネルギのクエンチ法を採用
したので、さらに、確実にクエンチを行なうこと
ができる。
さて、ステツプS18において、電磁弁117が
閉となつてから予定時間が経過したことが判断さ
れ、洗浄が終了したならば、ステツプS19におい
て、洗浄用の電磁弁114が閉動作する。
そして、ステツプS20において、ドレン用電磁
弁110が開動作し、円筒タンク101内の純水
が排出される。さらに、ステツプS21において、
水切り乾燥用の電磁弁120が開動作し、窒素噴
射ノズル118より試料7のシリコン材外周端面
部3′をめがけて窒素が噴出される。この窒素噴
出により、試料7が乾燥される。
ステツプS22において、電磁弁120が開いて
から予定時間が経過したことが計測されると、ス
テツプS23およびS24において、水切り乾燥用の
電磁弁120及びドレン用電磁弁110が閉動作
する。
つぎに、ステツプS25において、モータ213
が停止される。
そして、ステツプS26において、モータ213
が完全に停止したことが判別されると、すなわち
試料7の回転が完全に停止したことが判断される
と、ステツプS27において電磁弁210が閉動作
し、シリンダ201が上昇する。このシリンダ2
01の上昇により、試料7への押圧およびシール
が解除される。
つぎに、ステツプS28において、モータ220
が逆回転し、ボデイ200が上昇する。
そして、ステツプS29において、ボデイ200
が上限位置に達し、ブロツク214がセンサ21
8をオンにしたことが判別されると、ステツプ
S30において、前記モータ220が停止する。
これにて当該エツチング装置による一連のエツ
チング処理が終了し、あとは作業者が試料7を取
りだし、次工程への処理へと進むことになる。
このように、本発明の一実施例により、一連の
エツチング処理がすべて自動的に処理される。ま
た、極めて安定したエツチング量を得ることがで
きると共に、高洗浄度のクエンチを行なうことが
できる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ばつぎのような効果が達成される。
(1) 一連のエツチング処理動作をすべて自動的に
行ない、またエツチング時にエツチング液の撹
拌を行なうので、常に均一のエツチング量を得
ることができる。
(2) 試料をエツチングする毎に、エツチング液を
入換えるので、エツチング処理を行なう毎にエ
ツチング液の温度が変化することがない。した
がつて、常に所定のエツチング量を得ることが
できる。
(3) 試料のエツチング部に、純水を高速で噴付け
ることによりクエンチを行なうので、該クエン
チ処理を確実に行なうことができる。
また、前記クエンチ時に、タンク内壁に沿つ
て純水を流出させるので、タンク内壁に付着し
たシリコン等の不純物を除去し、該タンク内を
洗浄することができる。この結果、次回のエツ
チング処理を確実に行なうことができる。
(4) シリンダ先端部に配置されたシール部材を試
料のエツチング不要部に当接させてマスキング
を行なうので、従来行なわれていたマスキング
剤の塗付、およびその除去作業が不要となる。
この結果、当該エツチング処理を安価に行なう
ことができ、またエツチング処理に要する時間が
短縮されるので、半導体素子の生産性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略縦断面図、第
2図は第1図のA−A矢視図、第3図は本発明の
一実施例の動作を示すフローチヤート、第4図は
デイスク状のサイリスタ半導体素子の一部破断断
面図、第5図は従来の手法によりマスキングされ
たデイスク状半導体素子の一部破断断面図、第6
図ないし第8図は従来の半導体素子のエツチング
の手法を説明するための図である。 3′……シリコン材外周端面部、7……半導体
素子、101……円筒タンク、104……ワーク
ホルダ、104A……プロペラ羽根、106……
エツチング液供給口、109,110,114,
117,120,210……電磁弁、111……
純水供給口、115……純水噴射ノズル、118
……窒素噴射ノズル、131……ドレン穴、20
1……シリンダ、202……ゴムリング、207
……エアシリンダ、211,212……歯車、2
13……モータ、300……エツチング液、40
0……制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 その下部にドレン穴が形成されたタンクと、 前記ドレン穴を開閉するドレン穴開閉手段と、 前記タンク内に支持され、半導体素子を載置す
    るためのワークホルダと、 前記ワークホルダの上方に配置され、該ワーク
    ホルダに載置された半導体素子をマスキングする
    ためのシール部材と、 前記シール部材を、前記ワークホルダに載置さ
    れた半導体素子のマスキング部に押圧させる押圧
    手段と、 前記タンク内にエツチング液を供給するエツチ
    ング液供給手段と、 前記タンク内に純水を供給する純水供給手段
    と、 前記ワークホルダに載置された半導体素子に純
    水を噴射する純水噴射手段と、 前記タンク内に満たされたエツチング液および
    純水を撹拌する撹拌手段と、 半導体素子が前記押圧手段により前記シール部
    材に押圧されているときに、前記エツチング液供
    給手段を付勢し、エツチング液を供給させる手段
    と、 前記タンク内に満たされたエツチング液が前記
    ドレン穴から排出された後に、前記純水供給手段
    および前記純水噴射手段を付勢し、純水を供給さ
    せ、噴射させる手段とを具備したことを特徴とす
    る半導体素子のエツチング装置。 2 前記撹拌手段は、前記ワークホルダおよび前
    記シール部材の少なくとも一方を回動させ、前記
    シール部材に押圧された半導体素子を回動させる
    回動手段と、前記ワークホルダに形成されたプロ
    ペラ羽根とであることを特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項記載の半導体素子のエツチング装
    置。 3 前記エツチング液供給手段は、前記タンクの
    内壁に沿つて、かつ前記プロペラ羽根の回動方向
    にエツチング液を供給することを特徴とする前記
    特許請求の範囲第2項記載の半導体素子のエツチ
    ング装置。 4 前記純水供給手段は、前記タンクの内壁に沿
    つて、かつ前記プロペラ羽根の回動方向に純水を
    供給することを特徴とする前記特許請求の範囲第
    2項あるいは第3項記載の半導体素子のエツチン
    グ装置。 5 前記純水噴射手段による純水の噴射が停止さ
    れた後に、前記半導体素子を乾燥させる乾燥手段
    をさらに備えたことを特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の半導
    体素子のエツチング装置。
JP13003386A 1986-06-06 1986-06-06 半導体素子のエッチング装置 Granted JPS62287624A (ja)

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