JPH0439587Y2 - - Google Patents

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JPH0439587Y2
JPH0439587Y2 JP14987086U JP14987086U JPH0439587Y2 JP H0439587 Y2 JPH0439587 Y2 JP H0439587Y2 JP 14987086 U JP14987086 U JP 14987086U JP 14987086 U JP14987086 U JP 14987086U JP H0439587 Y2 JPH0439587 Y2 JP H0439587Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、船舶が実際の航行時に受けるロー
リング(横揺れ)、ピツチング(立揺れ)等の動
揺状態を作りだす模擬試験架台であつて、船舶の
模型を動揺させ、この動揺時に発生する船体模型
の磁気を検知するのに使用される船体模型動揺試
験器用架台に関する。
(ロ) 従来の技術 現在、船舶が実際の航行時に波浪より受ける各
種の模擬動揺状態を作り出し、船舶模型の磁気状
態を試験する専用の試験架台は存在していない。
船舶等の移動物体を各種な動揺状態下に置くた
めには、通常、例えば船舶の模型を基台に載置
し、この基台を油圧シリンダ装置にて揺動させる
方式が考えられる。
この油圧シリンダ装置を用いた場合には、ピス
トンロツドの駆動力で、架台(基台)を各種な揺
動状態に設定し、船体模型を揺動させるることが
可能と考えられる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 船舶が実際の航行時に波浪より受ける各種の動
揺状態、例えばピツチング、ローリング及びヨー
イング(水平方向の回動動揺)は、いずれも単振
動運動である。
ところが、例えば油圧シリンダの駆動力を架台
に直接作用させた場合には、架台の揺動は得られ
ても、本来、船体が波浪より受ける動揺の正弦運
動が得られず、船舶航行時と動揺な模擬試験装置
を達成し得ない。また、船舶航行時の動揺状態下
に於ける船舶の磁気を検出するためには、模擬動
揺装置は非磁性材料及び非金属材料で成形されて
いる必要がある。しかし、油圧シリンダ装置で
は、現在、非磁性材料及び非金属材料で形成する
ことは不可能に近く、精確な磁気を検出し得ない
不利がある。
これらの理由に基づき、従来は航行時の動揺状
態下で船舶模型の磁気状態を試験する適正な試験
装置が存在しなかつたものと考えられる。
この考案は、以上の問題点を解消させ、船舶模
型を航行時と同様な動揺状態下に置き、船体模型
の磁気試験が適正に実行し得る船体模型動揺試験
器用架台を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の船体
模型動揺試験用架台は、次のような構成としてい
る。
船体模型動揺試験器用架台は、適所に磁気検知
器を備える非磁性基台と、この非磁性基台に回動
可能に軸承された非磁性ピツチング体と、このピ
ツチング体に配備され、両端部にベルト溝を備え
た回動可能なローリング体と、前記ピツチング体
と基台との間に軸支され、駆動源に連続したアー
ムを備えた非磁性回動板と、上記ピツチング体に
備えた複数のプーリを介して回動板とローリング
体の一端部のベルト溝及び回動板とローリング体
の他端部のベルト溝とをそれぞれ連繋する伝達ベ
ルトと、前記基台とピツチング体間を連結する脱
着可能なローリング用連結ピンと、上記回動板と
ピツチング体間を連結する脱着可能なピツチング
用連結ピンとから構成されている。
このような構成を有する動揺試験器用架台を使
用して、船体模型を航行時の動揺状態下に置き船
舶の磁気状態を試験する場合、先ず船体模型をロ
ーリング体の内部に配置する。そして、例えばロ
ーリングさせる時は、ローリング用連結ピンにて
基台とピツチング体とを連結固定する。そして、
駆動源を作動させる時、アームが傾斜往復動、つ
まり回動板が正逆方向へ回動する。この時、回動
板の回動運動により、複数のプーリを介して伝達
ベルトにて回動板と連繋されているローリング体
が横揺れし、ローリング体の内部に実装される船
体模型が正弦運動状に横揺れする。
一方、船体模型をピツチングさせる時は、ロー
リング用連結ピンを外し、基台に対しローリング
体を自由な軸承状態とし、且つピツチング用連結
ピンにて回動板とピツチング体とを連結固定す
る。この状態で駆動源を作動させる時、アームが
傾動状に往復動し、回動板が回動する。これによ
り、この回動板に一体に止着するピツチング体が
上下動する。つまり、ピツチング体の内部に内装
されるローリング体がピツチング体と一体となつ
て立ち揺れし、ローリング体内部に実装される船
体模型が正弦運動状に立揺れする。
(ホ) 実施例 第1図は、この考案に係る船体模型動揺試験器
用架台の具体的な一実施例を示す斜視図であり、
第2図は平面図である。
動揺試験器用架台は、適所に磁気検知器11を
備えた基台1と、この基台1に回動可能に軸承配
備されるピツチング体2と、このピツチング体2
の内部に回動可能に配備され、両端部にベルト溝
を備えたローリング体3と、基台1とピツチング
体2との間に配備され、ピツチング体2に軸支さ
れた回動板4(第2図参照)とから成る。
基台1は、非磁性材料、例えばプラスチツク材
にて基板12の両端部に垂直壁部13,13aを
立設した断面コ字状に形成し、基板12に磁気検
知器11を取付けている。また、基台1の側壁1
3,13aには、貫通孔14,14を設けて軸1
5を嵌挿し、この軸15にて後述するピツチング
体2及び回動板4を軸承している。更に、基台1
の側壁13,13aにはそれぞれバカ孔16,1
6aを設け、後述するピツチング体2及び回動板
4を連結ピン5,5aにて適宜、連結固定するよ
うに設定している。
上記ピツチング体2は、プラスチツク等の非磁
性材料で成形された両端部開口の筒体で、筒外周
面を8面体に形成している。このピツチング体2
の外周垂直面部21,21の面内中央部に孔部2
2,22を設け(第2図参照)、この孔部22に
前記基台1の軸15を嵌挿して、基台1に対して
回動可能に配備されている。また、両垂直壁面2
1,21には、前記基台1のバカ孔16に対応す
る位置に、ピン受け穴23,23aをそれぞれ形
成している。
更に、ピツチング体2の一方の垂直壁面部21
の両端部には、第3図に示すようにそれぞれ上下
方向へ二つのプーリ24,24と24a,24a
を回転可能に外方へ突出配備している。そして、
この一方の垂直壁面部21側、つまり垂直壁面部
21と基台1の側壁13との間に後述する回動板
4を配置し、この回動板4は、前記軸15上に配
備されている。
前記ローリング体3は、プラスチツク等の非磁
性材料にて成形された両端部開口の円筒体で、上
記ピツチング体2に対し両端部を臨出させた状態
で、ピツチング体2の筒内部に嵌挿配備されてい
る。ピツチング体2とローリング体3間には、ピ
ツチング体2に対しローリング体3が回動可能と
なるように、ベアリング等の軸受部が設けられて
いる(図示せず)。また、ローリング体3の両端
部(臨出両端部)の外周部には、それぞれベルト
溝31,31aが凹設されている。このローリン
グ体3の筒内部に船体模型8が挿脱可能に配備さ
れ、筒内部は船体模型8の外形状にほぼ対応した
形状に設定し、船体模型8の余分な動揺を抑制す
るようしてある。また、ローリング体3の筒底に
は両端部から外方へ突出する水平板32が突設さ
れ、この水平板32によつて船体模型8の両端部
を支承するように設定している。
上記回動板4は、プラスチツク等の非磁性材料
にて形成された円板で、外周部にベルト溝41を
形成している。また、この回動板4の中心部には
平板状アーム42が一体に止着してあり、このア
ーム42の基端(下端)には、直角方向の駆動杆
43を取付け、この駆動杆43の先端部に駆動源
(モータ及びモータの回転力を直進往復動に変換
する駆動装置)44が連繋されている。
このアーム42の先端部が回動板4に止着さ
れ、アーム42及び回動板4が前記軸15で軸承
されている。そして、回動板4には前記ピツチン
グ体2のピン受け孔23に対応する位置にピン受
け孔44が設けられてあり、前記基台1側壁13
のパカ孔16と連通するように設定してある。
そして、このバカ孔16側からピツチング用の
ピツチング体2のピン受け孔23に対し嵌挿し
て、回動板4とピツチング体2とを連結固定する
ように設定してある。また、前記ピツチング体2
のピン受け孔23aには、基台1のバカ孔16a
からローリング用連結ピン5aが嵌挿され、基台
1(側壁13)に対し、ピツチング体2が連結固
定されるように設定されている。
前記ローリング体3と回動板4との間には、第
3図で示すように、回動板4の回動変位をローリ
ング体3に伝える2本の環状伝達ベルト6,6a
が張設してある。
第3図で示すように、1本の無端伝達ベルト
(Vベルト)6は、プーリ24,24を介して、
回動板4とローリング体3の一方の突出端部のベ
ルト受け溝31との間に巻回させてある。また、
他方の無端伝達ベルト6aは、プーリ24a,2
4aを介して、回動板4とローリング体3の他方
の突出端部のベルト受け溝31aとの間に巻回さ
せ、回動板4の回動力がローリング体3に伝達す
るように設定されている。
尚、第3図の仮想線で示すように、実施に際し
ては基台1の下方に円板台7を配備し、この円板
台7にて基台1を支承し、この円板台7を別途の
駆動源(図示せず)にて回動可能に設定すること
で基台1を水平回動し、船体模型8のヨーイング
(水平回動動揺)状態を作り出すことができる。
この場合、円板台7の凹陥底部に磁気検知器11
を配置し、基台1の基板12に窓孔を開口するよ
うに設定する。
このような構成を有する船体模型動揺試験器用
架台では、船体模型8を航行時の動揺状態下に置
き、船舶の磁気状態を試験する場合は、先ず、船
体模型8をローリング体3の筒内に挿入し、水平
台32にて支承させる。
今、船体模型8を、例えばローリングさせる時
は、ローリング用連結ピン5aを、基台1側壁1
3aのバカ孔16aからピツチング体2のピン受
け孔23aに挿入し、基台1とピツチング体2と
を連結固定する。この状態で、ピツチング体2は
完全に移動(回動)が阻止される。そして、駆動
源44を作動させ、アーム42を駆動源44側へ
引張る時、アーム42が傾斜動、つまり回動板4
が正転(時計方向と逆方向)方向へ回動する。こ
の時、回動板4の回動運動により、この回動力が
プーリ24,24を介して、伝達ベルト6にてロ
ーリング体3の一端部(ベルト受け溝31側)を
正転方向へ回動させ、同時に他端側(ベルト受け
溝31a側)もベルト6aによつて同方向(正
転)へ回動する。ここにおいて、船体模型7が片
側へ傾斜する。
更に、アーム42が原状位置へ復帰した後、駆
動源44と反対方向へ押される時、回動板4が逆
転方向へ回動し、それぞれ伝達ベルト6,6aに
よつてローリング体3に回動力が伝えられ、ロー
リング体3が逆転方向へ回動する。この動作が繰
り返されることで、船体模型8は正弦動状にロー
リングさせられ、船体模型8のローリング状態下
での磁気が磁気検出器11によつて計測される。
一方、船体模型8をピツチングさせる時は、ロ
ーリング用連結ピン5aを外し、基台1に対しロ
ーリング体3を自由な軸承状態とし、且つピツチ
ング用連結ピン5を、基台1側壁13のバカ孔1
6からピツチング体2のピン受け孔23側へ挿入
し、回動板4とピツチング体2とを連結固定す
る。この状態で駆動源44を作動させ、アーム4
2を駆動源44側へ引張る時、アーム42が傾動
し、回動板4が正転方向へ回動する。しかし、回
動板4は連結ピン5にてピツチング体2に一体に
固着されている。従つて、回動板4の回動力は直
接ピツチング体2に伝えられ、回動板4と共にピ
ツチング体2が正転方向へ回動する。ここで、船
体模型8の船首が下降し船尾が上昇する。そし
て、アーム42が原状位置に復帰した後、更に駆
動源44のよつてアーム42が駆動源44と反対
方向へ押されると、アーム42が逆方向へ傾動
し、回動板4が逆転方向へ回動する。この回動力
によつてピツチング体2も同時に逆転方向へ回動
し、船体模型8の船首が上昇、船尾が下降する。
この動作の繰返しによつて、船体模型8が正弦運
動状に立揺れする。そして、この立揺れ状態下で
の船体模型8の磁気が、磁気検知器11によつて
検出される。
尚、実施例では、回動板4の回動運動をピツチ
ング及びローリング運動にそれぞれ別個に変換す
る例を示したが、別途、往復運動する駆動軸を2
系統容易してピツチング体2を動揺させることに
よりローリング及びピツチング運動を同時に実施
することも可能である。
(ヘ) 考案の効果 この考案では、以上のように、基台に対し回動
可能にピツチング体を配備し、このピツチング体
に回動可能なローリング体を配備して、ピツチン
グ体と基台との間に駆動源を備えた回動板を設
け、この回動板とローリング体との間に回動板の
回動力を伝達するベルトを張設することとした。
この考案によれば、船体模型をローリングさせ
る場合には、基台とピツチング体とを連結ピンに
一体に止着し、また、船体模型をピツチングさせ
る場合には、回動板とピツチング体とを連結ピン
にて一体に止着するだけの簡易な操作で、船体模
型を波浪により受ける正弦運動状の動揺状態下に
設置することが可能となる。
しかも、この考案では、船体が航行時に受ける
動揺状態を作りだすのに、油圧シリンダを使用し
ないから、動揺機構の非磁性化、非金属化が達成
でき、磁気特性の試験器として最適となる。
また、船体模型は、単にローリング体筒部に嵌
挿配備する構造としたから、重量物である磁気処
理コイル及び船体模型の挿脱が極めて容易となる
等、考案目的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例船体模型動揺試験用架台の斜
視図、第2図は、同実施例試験器用架台の平面
図、第3図は、回動板とピツチング体及びローリ
ング体の連繋関係を示す斜視図である。 1……基台、2……ピツチング体、3……ロー
リング体、4……回動板、5,5a……連結ピ
ン、6,6a……ベルト、8……船体模型、11
……磁気検知器、24,24a……プーリ、42
……アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適所に磁気検知器を備える非磁性基台と、この
    非磁性基台に回動可能に軸承された非磁性ピツチ
    ング体と、このピツチング体に配備され、両端部
    にベルト溝を備えた回動可能なローリング体と、
    前記ピツチング体と基台との間に軸支され、駆動
    源に連続したアームを備えた非磁性回動板と、上
    記ピツチング体に備えた複数のプーリを介して回
    動板とローリング体の一端部のベルト溝及び回動
    板とローリング体の他端部のベルト溝とをそれぞ
    れ連繋する伝達ベルトと、前記基台とピツチング
    体間を連結する脱着可能なローリング用連結ピン
    と、上記回動板とピツチング体間を連結する脱着
    可能なピツチング用連結ピンとから成る船体模型
    動揺試験用架台。
JP14987086U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0439587Y2 (ja)

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JP14987086U JPH0439587Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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JP14987086U JPH0439587Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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Publication Number Publication Date
JPS6355185U JPS6355185U (ja) 1988-04-13
JPH0439587Y2 true JPH0439587Y2 (ja) 1992-09-16

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ID=31065485

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JP14987086U Expired JPH0439587Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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