JPH0440290Y2 - - Google Patents

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JPH0440290Y2
JPH0440290Y2 JP600286U JP600286U JPH0440290Y2 JP H0440290 Y2 JPH0440290 Y2 JP H0440290Y2 JP 600286 U JP600286 U JP 600286U JP 600286 U JP600286 U JP 600286U JP H0440290 Y2 JPH0440290 Y2 JP H0440290Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は半導体レーザ装置に関する。
(ロ) 従来の技術 現在、半導体レーザチツプは光フアイバ(情報
が光学的に読出し可能に記録されているデイス
ク)に対して利用される光学式ピツクアツプ装置
の光源として利用されている。
光学式ピツクアツプ装置として、第3図に示す
構造を有するものが知られている(例えば、実開
昭58−75342号公報参照)。図に於いて、半導体レ
ーザ1より出たレーザ光は回折格子2によつて回
折され、三つのビームP0(主ビーム)、P1,P2(補
助ビーム)となつて、ビームスプリツタ(透過光
と反射光との比が同一のもの、或いは比が相違す
るもの)3、対物レンズ4を経てデイスクDに入
射する。デイスクDにて反射されたビームは反射
光P′0,P′1,P′2となつて、元の光路を逆に戻り
(補助ビームP1,P2はデイスクに対して垂直では
なく若干角度をもつて入射するがこの角度は極め
て小さい為、反射光P′1,P′2は実質的に元の光路
を戻ると考えて良い)。対物レンズ4を経てビー
ムスプリツタ3に至る。ビームスプリツタ3にて
反射された反射ビーム(P′0,P′1,P′2)は、凹
レンズ5、シリンドリカルレンズ6を経てフオト
センサ7に至る。フオトセンサ7は反射主ビーム
P′0を受けるセンサ7c、反射補助ビームP′1を受
けるセンサ7a及び反射補助ビームP′2を受ける
センサ7bより構成されている。そして、センサ
7cより情報信号及びフオーカスエラー信号が得
られ、またセンサ7a,7bの出力差としてラジ
アルエラー信号が得られることは、既に知られて
いる。
さて、第4図は、従来のピツクアツプ装置に於
けるラジアルエラー信号REの変化を示している。
ラジアルエラー信号REの直流成分はデイスクの
1回転に対応して変動し、この変動は面振れの大
きいデイスク程大きくなる。デイスクに記録され
ている曲を検索する等の特殊なデイスク再生を行
う場合、ラジアルエラー信号の直流成分RE,DC
の変動許容範囲は、直流成分の変動振幅をA、ラ
ジアルエラー信号の振幅をREp−pとすれば、
A/REp−p≦0.2を満足する必要がある。従来
のピツクアツプ装置は、必ずしも上記条件を満足
するものではなかつた。
上述したラジアルエラー信号の直流成分の変動
の原因は、ピツクアツプ装置より出力されるビー
ムの光軸のデイスクに対する垂直度が、特にデイ
スクのタンジエンシヤル方向に於いて、デイスク
の面振れに応じて1回転周期にて変動し、この垂
直度の変動に応じて、信号再生に必要なビームと
不要なビーム(迷光)との間に於いて生じる光の
干渉度合が変化することにあると考えられる。以
下、この点について、第5図を参照して更に詳述
する。
第5図に於いて、8は半導体レーザチツプを示
しており、このチツプ8はチツプ取付台(サブマ
ウント)9にロウ付け又は導電性接着剤にて固定
されている。チツプ8の放射点0より放射された
レーザビームP0は、回折格子2により、そのま
ま直進する(回折を受けない)主ビームP0と、
回折により生じる補助ビームP1,P2(±1次回折
光)に分かれて、デイスクに向う。デイスクにて
反射されたビーム(P0′,P1′,P2′)は、その一
部が〔第3図に於いて示すビームスプリツタ3を
透過した分が〕回折格子2に戻る。これ等のビー
ムは回折格子2を経て、レーザチツプ8側に向
う。これ等のビームのうち、Xの光路をたどるビ
ーム〔P0′(+1),P2′(0)〕はレーザチツプ
8の放射面N(この面は鏡面となつている)のQ
点にて反射され、元の光路Xを戻る〔光路Xは放
射面(結晶へき開面)Nに対して垂直ではなく若
干の角度を持つているが、この角度は極めて小さ
い為、反射光は元の光路を戻ると考えて良い〕。
この反射戻り光(迷光)がビームP′2と干渉を起
し、斯かる干渉を受けたビームP2′がフオトセン
サ7bに向う為、このフオトセンサ7bの出力信
号Sbの直流成分に変動を生じる(第6図参照)。
第θ図に於いて横軸θは、対物レンズの光軸がデ
イスク面に対する垂直線に対してタンジエンシヤ
ル方向に於いてなす角度を示しており、出力信号
Sbの1波長が約1.3度となつている。
ここで、回折後のビームの光量について考える
と、0次回折光(回折を受けない光)と±1次回
折光の光量比は1:1/3〜1/8となる為、2
回以上回折を受けた光は、その光量レベルが小さ
く、干渉を考慮する必要がない。第5図に於い
て、ビームP0′(+1)は、デイスクからの反射
光P0′の+1次回折光であり、1回の回折を受け
たのみであるから、干渉に影響を及ぼす、ビーム
P2′(0)は、レーザ光P0が回折格子2を第6図
に於いて下から上に通過するとき生じた第1次回
折光P2のデイスクによる反射光P2′の0次光〔即
ち、回折格子2を上から下に通過するときに、回
折を受けずに直進した光〕であるから、同じく1
回の回折を受けたのみであり、干渉に影響を及ぼ
す。
尚、光路Yに向うビーム〔P0′(−1)(ビー
ムP0′の1次光)、P1′(0)(ビームP1′の0次
光)〕は、共に1回の回折を受けたビームである
が、第5図に示す如くレーザチツプ8に入射する
ことがないので、ビームP1′に干渉が生じること
がない。それ故、ビームP1′を受けるフオトセン
サ7aの出力信号Saの直流成分の変動は第6図
に示す通り、小さくなつている。
以上の説明により、光路XのビームP2′(0)
及びP0′(+1)がレーザチツプ8の放射面Nに
より反射した反射光が、ラジアルエラー信号〔フ
オトセンサ7a,7bの出力信号Sa,Sbの差〕
の直流成分の変動の原因となつていることが分
る。
そこで、レーザチツプ8の放射面Nでの反射を
防止するために第7図に示す如く放射面N上に低
光反射材料からなる膜22を設ける構造が特願昭
60−157604号等で提案されている。
第7図中、11はCuからなるステム、12は
Si単結晶からなるヒートシンクであり、該ヒート
シンクは上記ステムの一主面上に熱的電気的に固
着されている。13は半導体レーザチツプであ
り、該チツプはp型GaAS基板14の一主面上に
p型Ga1−XA1XAS(0<X<1)からなる第1
グラツド層15、ノンドープGa1−YA1YAS(0
≦Y<X)からなる活性層16、n型Ga1−
XAlxASからなる第2グラツド層17及びn型
GaASからなるキヤツプ層18を順次積層してな
り、また放射面Nとなる端面はへき開により形成
され、そのへき開面上にはSiO2等からなる保護
膜19が形成されている。尚、上記基板及び各層
15〜18の層厚は夫々90μm,2μm,0.1μm,
1.5μm,2μmである。22は放射点Oを除く放射
面N上に形成された膜であり、該膜は例えば黒色
シリコン樹脂等の低光反射材料からなる。20,
21は夫々基板14の他主面及びキヤツプ層18
表面に夫々形成されたオートミツク性の第1、第
2電極、23は該第1電極20をヒートシンク1
2上に固着するための導電性接着剤である。
斯る構成によれば、第7図において示す戻り光
P2′(0)、P0′(+1)がレーザチツプ8の放射
面Nに入射した場合、反射防止膜22により大部
分は吸収され一部は反射されても乱反射され、光
路Xを戻る量は極めて少なくなる。従つて、戻り
光P0′(0)が放射面Nにて反射され、回折格子
2にて回折された後P2′方向に向う光〔P0′(0)
の放射面による反射光の1次回折光〕が、P2′と
干渉を起すのみであり、フオトセンサ7bの出力
信号Sbの変動は第8図に示す如く大幅に低減さ
れることになる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 然るに斯る構成では、膜22は顕微鏡等を見な
がら手作業で付ける必要があるため生産歩留りが
悪く、また、上記膜22は樹脂性であるため、高
温下でははがれや蒸発を生じ易く、信頼性に欠け
るという問題があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑みて為されたもので
あつて、その特徴とするところは、1対の共振器
面を有する半導体レーザチツプと、一主面が金属
により黒色化されると共に該黒色化面と直交する
面に溝が形成された金属製ブロツクと、を備え、
上記半導体レーザチツプは上記金属製ブロツクの
溝内に、その放射点が該ブロツクの黒色化面と直
交する面より上方に位置するように配されたこと
にある。
(ホ) 作用 斯る構成によりラジアルエラー信号の直流成分
の変動が抑圧される。
(ヘ) 実施例 第1図は本考案の実施例を示し、31は例えば
銅製のブロツク、32は該ブロツクの一主面31
a上に形成された黒色層であり、該層はクロムメ
ツキもしくはブロツク表面の酸化により形成でき
る。33は溝部であり、該溝部は上記一主面31
aと直交する面31bに形成される。尚、斯る溝
部33は例えばレーザ加工により精度良く形成で
きる。34はレーザチツプであり、該レーザチツ
プは上記溝部33底面に導電性接着剤35等によ
り固着される。尚、斯るレーザチツプ34は第7
図で説明したものと同一であるので同一箇所には
同一番号を付し、説明を省略する。
斯る構成において、面31bに対するレーザチ
ツプ34の放射点Oの高さhを50μmとし、かつ
黒色層32表面からレーザチツプ34の放射面N
までの距離を50μm〜150μmとするように上記溝
部33を形成すると、通常の半導体レーザの出力
光の垂直方向の光拡がり角θは20°〜40°であるの
で、斯る出力光が溝部33側壁33aにより遮断
されることはない。
また、戻り光P2′(0)、P0′(+1)はブロツ
ク31の黒色層32によつて大部分は吸収される
ので光路Xを戻る量は極めて少なくなる。従つて
従来の構成と同様にフオトセンサ7の出力信号の
変動は大幅に低減される。
更に、斯る構成では戻り光を吸収する黒色層3
2はクロムもしくは酸化銅により形成されている
ため、高温下でもはがれや蒸発を生じない。
第2図にレーザチツプとして発振波長7900Åの
VSIS型レーザを用いた際の本実施例装置の寿命
試験結果(図中A)及び放射面に黒色シリコン樹
脂を塗布した従来装置の寿命試験結果(図中B)
を示す。尚、斯る寿命試験は60℃の雰囲気中で
4mwの連続発振を行なつた際の駆動電流の経時
変化を調べたものである。
第2図より明らかな如く、従来装置では7000時
間を超えると駆動電流が急激に上昇するのに対し
て、本実施例装置では10000時間を超えても駆動
電流に変化は見受けられない。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の説明から明らかなように、半導
体レーザチツプを金属製ブロツクの溝内に、その
放射点が該ブロツクの黒色化面と直交する面より
上方に位置するように配されているので、戻り光
の大部分がその黒色化面で吸収され、フオトセン
サの出力信号の変動は大幅に低減される。またそ
の戻り光を吸収するための黒色化面はブロツク表
面に形成されるので、その形成工程が従来に比し
て簡単なものとなると共に、この黒色化面は金属
により黒色化されているので、その寿命が長く、
信頼性の高い半導体レーザ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は寿命特性を示す特性図、第3図は従来のピツク
アツプ装置を示す図、第4図は従来装置のラジア
ルエラー信号を示す図、第5図は干渉が起る原理
の説明に供する図、第6図は従来装置のフオトセ
ンサの出力信号の変化を示す図、第7図は改良さ
れた従来装置を示す断面図、第8図はフオトセン
サの出力変化を示す図である。 31……ブロツク、32……黒色層、33……
溝、34……半導体レーザチツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1対の共振器面を有する半導体レーザチツプ
    と、一主面が金属により黒色化されると共に該黒
    色化面と直交する面に溝が形成された金属製ブロ
    ツクと、からなり、 上記半導体レーザチツプは上記金属製ブロツク
    の溝内に、その放射点が該ブロツクの黒色化面と
    直交する面より上方に位置するように配されたこ
    とを特徴とする半導体レーザ装置。
JP600286U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH0440290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP600286U JPH0440290Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP600286U JPH0440290Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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Publication Number Publication Date
JPS62118468U JPS62118468U (ja) 1987-07-28
JPH0440290Y2 true JPH0440290Y2 (ja) 1992-09-21

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ID=30788105

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