JPH0440670Y2 - - Google Patents
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- JPH0440670Y2 JPH0440670Y2 JP1668190U JP1668190U JPH0440670Y2 JP H0440670 Y2 JPH0440670 Y2 JP H0440670Y2 JP 1668190 U JP1668190 U JP 1668190U JP 1668190 U JP1668190 U JP 1668190U JP H0440670 Y2 JPH0440670 Y2 JP H0440670Y2
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Description
[産業上の利用分野]
本考案は、身体障害者用の車椅子の改良に関す
る。 [従来の技術] (1) 背景 外傷、疾病などで下半身の機能を失つた身体障
害者(身体障害者)は極めて不幸な境遇下にあ
る。そこでこれらの人々に最低限の移動能力を与
えることにより、彼らに生きる喜びを与える目的
で、古くから車椅子が広く利用されている。 (2) 従来技術問題点 しかし従来の車椅子は、専ら平地用に設計され
ているので、道路の段差を乗り越えは無論、殊に
階段の昇降は事実上不可能である。従つて、社会
福祉の観点から公共の機関、施設などをできるだ
け平坦化する努力が払われてはいるが、予算、実
用性等の面で全部に徹底することは困難であり、
更に問題を身体障害者の居住する家屋の新築や改
造まで拡張すると、事実上解決不能であると云つ
てもよい。 そこで、従来から車椅子にキヤタピラを付加す
る試みも行われているが、市販のものは、単に昇
降時における介護者の労力を減らす目的で、用時
車椅子に取り付けるように設計されているので、
不要時にキヤタピラを持ち歩く介護者を必要とす
る。 [考案が解決しようとする課題] そこで本考案が解決しようとする課題は、車椅
子自体に段差乗り越え能力を付与して階段等の昇
降を可能とすることにより、下半身障害者の行動
の自由を大幅に拡大すると共に、彼らに生きる喜
びを与え、延いては介護者の労力を軽減させる手
段を提供することである。
る。 [従来の技術] (1) 背景 外傷、疾病などで下半身の機能を失つた身体障
害者(身体障害者)は極めて不幸な境遇下にあ
る。そこでこれらの人々に最低限の移動能力を与
えることにより、彼らに生きる喜びを与える目的
で、古くから車椅子が広く利用されている。 (2) 従来技術問題点 しかし従来の車椅子は、専ら平地用に設計され
ているので、道路の段差を乗り越えは無論、殊に
階段の昇降は事実上不可能である。従つて、社会
福祉の観点から公共の機関、施設などをできるだ
け平坦化する努力が払われてはいるが、予算、実
用性等の面で全部に徹底することは困難であり、
更に問題を身体障害者の居住する家屋の新築や改
造まで拡張すると、事実上解決不能であると云つ
てもよい。 そこで、従来から車椅子にキヤタピラを付加す
る試みも行われているが、市販のものは、単に昇
降時における介護者の労力を減らす目的で、用時
車椅子に取り付けるように設計されているので、
不要時にキヤタピラを持ち歩く介護者を必要とす
る。 [考案が解決しようとする課題] そこで本考案が解決しようとする課題は、車椅
子自体に段差乗り越え能力を付与して階段等の昇
降を可能とすることにより、下半身障害者の行動
の自由を大幅に拡大すると共に、彼らに生きる喜
びを与え、延いては介護者の労力を軽減させる手
段を提供することである。
[課題を解決するための手段]
(1) 概要
上記の課題を解決するため、本考案に係る自走
式身体障害者用椅子は、原動機により駆動される
無限軌道を備えた座席付の軽車両であつて、該車
両は、その前部及び後部に車台に対し軸着された
各一対の扛重装置を備え、該両扛重装置は、階段
等の障害物の乗り越えに際して車台が水平面に対
して傾いたとき、単独で又は協同して車台を水平
に保つよう動作することを特徴とする。 以下、考案の構成に関連する主要な要素事項等
につき項分けして説明する。 (2) 構成部材の種類 本案自走式椅子は、本質的に以下の主要部材か
らなる。 (a) 車台及び無限軌道 (b) 原動機、動力伝達手段等 (c) 座席及び座席傾動手段 (d) 車台扛重装置(扛重装置) 更に望ましくは以下の部材を備える。 (e) 傾斜検出手段 (f) 障害物の高さ検出手段 (g) 補助車輪及び切り替え装置 以下、各部材について説明する。 (3) 車台及び無限軌道 車台は金属板を用いて枠状、梯子状等に作ら
れ、その前後各両側に軸着された駆動輪及び従動
輪に対し凹凸付きゴムベルト等の無限軌道が張設
される。接地面の不陸を考慮し、接地面は複数の
トーシヨンバー付きテンシヨンローラにより支承
されているのが望ましい。 (4) 原動機、動力伝達手段等 原動機としては、好ましくは直流モータが採用
される。野外用だけを対象とするもであればガソ
リンエンジンでもよいが、排気ガス、騒音など、
屋内用としては欠点が大きい。 駆動軸に対する原動機からの動力の伝達は、ト
ランスミツシヨンギヤ又はプーリー等を介して行
われるが、通常は駆動輪との間にクラツチが必要
である。しかし同等のモータを左右の駆動輪毎に
設けておくと、各モータ毎の回転を制御すること
によつて、クラツチ無しに自由に前後進及び左右
旋回が可能である。 操縦装置は、搭乗者である身体障害者の便宜を
考慮して、可及的簡単であるのがよい。適当と考
えられる一形式は、後記[実施例]中示すよう
に、一方の操縦杆で前後進、左右旋回及び速度変
更を、他方の操縦杆で車体の上下動を行わせる方
式である。 (5) 座席及び座席傾動手段 座席は在来の車椅子の座席と同様でよいが、本
考案の椅子は、座褥面を車台の傾斜に拘らず常に
水平に保つように構成されていることが特色であ
る。このため、該座褥面は、後記傾斜検出センサ
からの信号に応じて、好ましくは該座褥の後縁部
を軸として自動的に揺動するように構成される。
この揺動のための動力としては油圧が好適であ
り、後述車台扛重装置用の動力を兼ねて油圧駆動
系が積載される。 (6) 車台扛重装置(扛重装置) 扛重装置は、車台の両側に各一対づつ軸着さ
れ、搭乗者の操作で又は自動的に車台の前部又は
後部を持ち上げる。この扛重動作は、椅子が階段
を昇降したり又は障害物を乗り越えたりする際、
単独で又は協同して行われ、車台の傾斜が急速に
変動するのを防止する。扛重にはネジ軸又は油圧
シリンダが利用される。好ましくは、本扛重装置
は傾斜センサにより自動的に垂直方向を指向する
如く構成されているのが望ましい。 本扛重装置は、原則として車台に対し揺動自在
に軸着されるが、所望により、減速ギヤ等を介し
て調整できるようにしてもよい。なお、扛重装置
の先端には車輪又はボール等の転がりの摩擦手段
を付しておくのが好適である。 (7) 傾斜検出手段 上記(5)項の座席水平肘手段を動作させるために
は、車台の前後方向の傾斜を検出する手段が必要
である。このための手段としては、例えば重錘付
ポテンシヨメータを利用した傾斜センサが利用さ
れる。本センサからの信号電流は、好ましくはサ
ーボ機構を介して扛重装置駆動手段に伝達され、
常に車台を水平状態又はそれに近い状態に保持す
るように該手段を駆動させる。 (8) 障害物の高さ検出手段 無限軌道の前部は、ある程度の障害物を乗り越
えできるように下向きの勾配を付すのが望ましい
が、実用的な大きさを考慮すれば、階段の蹴上げ
部を簡単に踰越できる程の高さを与えるのは困難
である。そこで、望ましくは障害物、殊に階段の
蹴上げ部の高さを検出する手段を具備するのが好
ましい。本手腕は、椅子の走行方向に位置する階
段の蹴上げ部等の高さを自動的に検出し、該高さ
に応じて前記車台扛重装置を動作させ、適当な高
さだけ車台の前部を扛重させる。 以上の検出手段は、例えば超音波又は触針を利
用したセンサを利用することより実現できる。 (9) 補助車輪及び切り替え装置 本案椅子における走行手段としての無限軌道
は、転がり摩擦に比べて摩擦抵抗が大きいため、
不整地又は階段扛重装置としての無限軌道以外に
一対以上の補助輪を有するのが望ましい。本補助
車輪は手動式で充分であるが、少なくとも使用時
に車台を無限軌道の下面より持ち上げる手段を備
えている必要がある。このように補助車輪を具備
することにより、重量当たりのエネルギー容量が
小さいバツテリーの消耗を防ぐことができる。 [作用] 本考案に係る自走式の椅子は、扛重装置を備え
ているため、階段の蹴上げ面等の障害物に遭つて
も前部の該杆を延長させることによりキヤタピラ
の踏面を踏み板面まで持ち上げることができるか
ら、高さの低い小型のキヤタピラでも階段を上が
ることができる。また階段を上り終わつて重心点
が階段の最上段を過ぎる直前に後部の扛重装置を
動作させて車台の後部を持ち上げることにより、
急激な着地を防止することができる。 同様に、階段を降りる場合も前部の扛重装置を
動作させて車台を徐々傾斜させることにより、車
台を徐々に傾斜させることができる。 [実施例] 以下、実施例により考案具体化の例を述べる
が、例示は単に説明用のものであつて、考案精神
の限定を意図したものではない。 (イ) 構造 第1図は、本考案に係る自走式身体障害者用椅
子の一例の側面図、第2図は、同平面図、第3図
は、駆動杆揺動機構の原理を示す模型図である。 全体1は、車台2に取り付けられたキヤタピラ
装置3と、前記車台2の後部上面に配設された一
対の減速モータ4,4′と、同じく該床板2の中
央上面に固定された座席5と、該座席の前方に配
置された一対の操縦杆6,6′と、前記記車台2
の前部及び後部各側面に軸着された二対の扛重装
置7,7及び7′,7′を主要な構成要素として構
成される。 上記キヤタピラ装置3は、前記車台2の後部に
軸着された一対の歯付駆動輪8,8′と、同じく
車台2の前部に軸着された一対の従動輪9,9と
の間に夫々渡し掛けられた一対のゴムベルト1
0,10′と、該ベルトを張設するための複数対
のテンシヨンローラ11,11……と、複数対の
アイドラローラ12,12……とから構成され、
前者のローラ11は、前記車台2に取り付けられ
たトーシヨンバー11′,11′……により夫々揺
動自在に弾支されている。 モータ4,4′の各出力は、夫々歯付ベルト1
3,13′を経て駆動輪8,8′に対し減速、伝達
される。 操縦杆6,6′は、車台2の前後線に対し左右
対称に配置され、右側の操縦杆6の前傾又は後傾
によりモータ4,4′が正転又は逆転し、左傾又
は右傾によりモータ4又は4′のみが回転し、操
縦杆6′の前傾又は後傾により扛重装置7,7が
前傾又は後傾する(機構後述)。なお、モータ4,
4′の回転及び扛重装置のプランジヤ駆動用油圧
モータ(図示省略)の回転は、操縦杆6の頭部の
押し釦スイツチ6a及び操縦杆6′のレバースイ
ツチ6′a及び6′bの押圧により夫々制御され
る。 扛重装置7,7′は、第3図に示すように、
夫々車台2に軸着された可動枠14,14の前後
に軸着された二対の油圧シリンダ15,15及び
15′,15′と各シリンダのプランジヤ16,1
6,16′,16′と各プランジヤの先端に軸支さ
れたキヤスタ17とからなる。そして操縦杆6′
の一端は、前記枠14に軸着されている。従つ
て、該操縦杆6′を前後させることにより、前記
扛重装置7,7′は車台の垂直二等分面に沿つて
揺動する。 座席5は、車台2に対し固定されているが、所
望により、例えばポテンシヨメータ式角度サンサ
のような簡単な角度検出手段とサーボ機構とを組
み合わせて座席面を常に水平に保つように構成し
てもよい。 (ロ) 動作 操縦杆6を前述の如く操作すると、蓄電池
18からの電力により、椅子は自由に前進し、後
退し、左折し又は右折する。本例では左右のキヤ
タピラが夫々別々に駆動されるので、クラツチを
必要としない。 階段を登ろうとするとき、最初の段の手前
で操縦杆6′を前傾させると共に、スイツチ6′a
を押すと、シリンダ15,15′がX方向へ傾く
と共にプランジヤ16が油圧装置19からの油圧
により突出し、車台2の前部を踏面まで持ち上げ
るから、キヤタピラ10,10′が階段を昇ると
ができる。なおスイツチ6′aを離すとプランジ
ヤ16は原位置まで後退する。 このようにして殆ど階段を登りきり、車台が重
心点を過ぎる直前スイツチ6′bを押すとプラン
ジヤ16′が前進して車台の後部を持ち上げるか
ら着地がスムーズに行われる。 階段を降りようとする場合は、車台が重心
点を過ぎる直前に操縦杆6′Y側へ倒すと共に、
スイツチ6′aを押すとプランジヤ16が伸張し
て急激な車台の傾きを抑える。車台重心が最初の
段部の隅角部を通過してしまえば、プランジヤ1
6を引つ込め、以下と同様に階段を降りる。
式身体障害者用椅子は、原動機により駆動される
無限軌道を備えた座席付の軽車両であつて、該車
両は、その前部及び後部に車台に対し軸着された
各一対の扛重装置を備え、該両扛重装置は、階段
等の障害物の乗り越えに際して車台が水平面に対
して傾いたとき、単独で又は協同して車台を水平
に保つよう動作することを特徴とする。 以下、考案の構成に関連する主要な要素事項等
につき項分けして説明する。 (2) 構成部材の種類 本案自走式椅子は、本質的に以下の主要部材か
らなる。 (a) 車台及び無限軌道 (b) 原動機、動力伝達手段等 (c) 座席及び座席傾動手段 (d) 車台扛重装置(扛重装置) 更に望ましくは以下の部材を備える。 (e) 傾斜検出手段 (f) 障害物の高さ検出手段 (g) 補助車輪及び切り替え装置 以下、各部材について説明する。 (3) 車台及び無限軌道 車台は金属板を用いて枠状、梯子状等に作ら
れ、その前後各両側に軸着された駆動輪及び従動
輪に対し凹凸付きゴムベルト等の無限軌道が張設
される。接地面の不陸を考慮し、接地面は複数の
トーシヨンバー付きテンシヨンローラにより支承
されているのが望ましい。 (4) 原動機、動力伝達手段等 原動機としては、好ましくは直流モータが採用
される。野外用だけを対象とするもであればガソ
リンエンジンでもよいが、排気ガス、騒音など、
屋内用としては欠点が大きい。 駆動軸に対する原動機からの動力の伝達は、ト
ランスミツシヨンギヤ又はプーリー等を介して行
われるが、通常は駆動輪との間にクラツチが必要
である。しかし同等のモータを左右の駆動輪毎に
設けておくと、各モータ毎の回転を制御すること
によつて、クラツチ無しに自由に前後進及び左右
旋回が可能である。 操縦装置は、搭乗者である身体障害者の便宜を
考慮して、可及的簡単であるのがよい。適当と考
えられる一形式は、後記[実施例]中示すよう
に、一方の操縦杆で前後進、左右旋回及び速度変
更を、他方の操縦杆で車体の上下動を行わせる方
式である。 (5) 座席及び座席傾動手段 座席は在来の車椅子の座席と同様でよいが、本
考案の椅子は、座褥面を車台の傾斜に拘らず常に
水平に保つように構成されていることが特色であ
る。このため、該座褥面は、後記傾斜検出センサ
からの信号に応じて、好ましくは該座褥の後縁部
を軸として自動的に揺動するように構成される。
この揺動のための動力としては油圧が好適であ
り、後述車台扛重装置用の動力を兼ねて油圧駆動
系が積載される。 (6) 車台扛重装置(扛重装置) 扛重装置は、車台の両側に各一対づつ軸着さ
れ、搭乗者の操作で又は自動的に車台の前部又は
後部を持ち上げる。この扛重動作は、椅子が階段
を昇降したり又は障害物を乗り越えたりする際、
単独で又は協同して行われ、車台の傾斜が急速に
変動するのを防止する。扛重にはネジ軸又は油圧
シリンダが利用される。好ましくは、本扛重装置
は傾斜センサにより自動的に垂直方向を指向する
如く構成されているのが望ましい。 本扛重装置は、原則として車台に対し揺動自在
に軸着されるが、所望により、減速ギヤ等を介し
て調整できるようにしてもよい。なお、扛重装置
の先端には車輪又はボール等の転がりの摩擦手段
を付しておくのが好適である。 (7) 傾斜検出手段 上記(5)項の座席水平肘手段を動作させるために
は、車台の前後方向の傾斜を検出する手段が必要
である。このための手段としては、例えば重錘付
ポテンシヨメータを利用した傾斜センサが利用さ
れる。本センサからの信号電流は、好ましくはサ
ーボ機構を介して扛重装置駆動手段に伝達され、
常に車台を水平状態又はそれに近い状態に保持す
るように該手段を駆動させる。 (8) 障害物の高さ検出手段 無限軌道の前部は、ある程度の障害物を乗り越
えできるように下向きの勾配を付すのが望ましい
が、実用的な大きさを考慮すれば、階段の蹴上げ
部を簡単に踰越できる程の高さを与えるのは困難
である。そこで、望ましくは障害物、殊に階段の
蹴上げ部の高さを検出する手段を具備するのが好
ましい。本手腕は、椅子の走行方向に位置する階
段の蹴上げ部等の高さを自動的に検出し、該高さ
に応じて前記車台扛重装置を動作させ、適当な高
さだけ車台の前部を扛重させる。 以上の検出手段は、例えば超音波又は触針を利
用したセンサを利用することより実現できる。 (9) 補助車輪及び切り替え装置 本案椅子における走行手段としての無限軌道
は、転がり摩擦に比べて摩擦抵抗が大きいため、
不整地又は階段扛重装置としての無限軌道以外に
一対以上の補助輪を有するのが望ましい。本補助
車輪は手動式で充分であるが、少なくとも使用時
に車台を無限軌道の下面より持ち上げる手段を備
えている必要がある。このように補助車輪を具備
することにより、重量当たりのエネルギー容量が
小さいバツテリーの消耗を防ぐことができる。 [作用] 本考案に係る自走式の椅子は、扛重装置を備え
ているため、階段の蹴上げ面等の障害物に遭つて
も前部の該杆を延長させることによりキヤタピラ
の踏面を踏み板面まで持ち上げることができるか
ら、高さの低い小型のキヤタピラでも階段を上が
ることができる。また階段を上り終わつて重心点
が階段の最上段を過ぎる直前に後部の扛重装置を
動作させて車台の後部を持ち上げることにより、
急激な着地を防止することができる。 同様に、階段を降りる場合も前部の扛重装置を
動作させて車台を徐々傾斜させることにより、車
台を徐々に傾斜させることができる。 [実施例] 以下、実施例により考案具体化の例を述べる
が、例示は単に説明用のものであつて、考案精神
の限定を意図したものではない。 (イ) 構造 第1図は、本考案に係る自走式身体障害者用椅
子の一例の側面図、第2図は、同平面図、第3図
は、駆動杆揺動機構の原理を示す模型図である。 全体1は、車台2に取り付けられたキヤタピラ
装置3と、前記車台2の後部上面に配設された一
対の減速モータ4,4′と、同じく該床板2の中
央上面に固定された座席5と、該座席の前方に配
置された一対の操縦杆6,6′と、前記記車台2
の前部及び後部各側面に軸着された二対の扛重装
置7,7及び7′,7′を主要な構成要素として構
成される。 上記キヤタピラ装置3は、前記車台2の後部に
軸着された一対の歯付駆動輪8,8′と、同じく
車台2の前部に軸着された一対の従動輪9,9と
の間に夫々渡し掛けられた一対のゴムベルト1
0,10′と、該ベルトを張設するための複数対
のテンシヨンローラ11,11……と、複数対の
アイドラローラ12,12……とから構成され、
前者のローラ11は、前記車台2に取り付けられ
たトーシヨンバー11′,11′……により夫々揺
動自在に弾支されている。 モータ4,4′の各出力は、夫々歯付ベルト1
3,13′を経て駆動輪8,8′に対し減速、伝達
される。 操縦杆6,6′は、車台2の前後線に対し左右
対称に配置され、右側の操縦杆6の前傾又は後傾
によりモータ4,4′が正転又は逆転し、左傾又
は右傾によりモータ4又は4′のみが回転し、操
縦杆6′の前傾又は後傾により扛重装置7,7が
前傾又は後傾する(機構後述)。なお、モータ4,
4′の回転及び扛重装置のプランジヤ駆動用油圧
モータ(図示省略)の回転は、操縦杆6の頭部の
押し釦スイツチ6a及び操縦杆6′のレバースイ
ツチ6′a及び6′bの押圧により夫々制御され
る。 扛重装置7,7′は、第3図に示すように、
夫々車台2に軸着された可動枠14,14の前後
に軸着された二対の油圧シリンダ15,15及び
15′,15′と各シリンダのプランジヤ16,1
6,16′,16′と各プランジヤの先端に軸支さ
れたキヤスタ17とからなる。そして操縦杆6′
の一端は、前記枠14に軸着されている。従つ
て、該操縦杆6′を前後させることにより、前記
扛重装置7,7′は車台の垂直二等分面に沿つて
揺動する。 座席5は、車台2に対し固定されているが、所
望により、例えばポテンシヨメータ式角度サンサ
のような簡単な角度検出手段とサーボ機構とを組
み合わせて座席面を常に水平に保つように構成し
てもよい。 (ロ) 動作 操縦杆6を前述の如く操作すると、蓄電池
18からの電力により、椅子は自由に前進し、後
退し、左折し又は右折する。本例では左右のキヤ
タピラが夫々別々に駆動されるので、クラツチを
必要としない。 階段を登ろうとするとき、最初の段の手前
で操縦杆6′を前傾させると共に、スイツチ6′a
を押すと、シリンダ15,15′がX方向へ傾く
と共にプランジヤ16が油圧装置19からの油圧
により突出し、車台2の前部を踏面まで持ち上げ
るから、キヤタピラ10,10′が階段を昇ると
ができる。なおスイツチ6′aを離すとプランジ
ヤ16は原位置まで後退する。 このようにして殆ど階段を登りきり、車台が重
心点を過ぎる直前スイツチ6′bを押すとプラン
ジヤ16′が前進して車台の後部を持ち上げるか
ら着地がスムーズに行われる。 階段を降りようとする場合は、車台が重心
点を過ぎる直前に操縦杆6′Y側へ倒すと共に、
スイツチ6′aを押すとプランジヤ16が伸張し
て急激な車台の傾きを抑える。車台重心が最初の
段部の隅角部を通過してしまえば、プランジヤ1
6を引つ込め、以下と同様に階段を降りる。
以上説明した通り、本考案は、階段を自由に昇
降できる自走式車椅子を提供できたことにより、
多くの身体障害者の福祉に貢献しうる。
降できる自走式車椅子を提供できたことにより、
多くの身体障害者の福祉に貢献しうる。
第1図は、本考案に係る自走式身体障害者用椅
子の一例の側面図、第2図は、同平面図、第3図
は、駆動杆揺動機構の原理を示す模型図である。 図中の符号の意味は以下の通り:――1……本
案車椅子の全体、2……車台、3……キヤタピラ
装置、8,8′……歯付駆動輪、9……従動輪、
10,10′……ゴムベルト、11……テンシヨ
ンローラ、12,12′……アイドラローラ、1
1′……11のトーシヨンバー、4,4′……減速
モーター、13,13′……伝動用歯付ベルト、
5……座席、6,6′……操縦杆、6a……6の
釦スイツチ、6′a,6′b……6′のレバースイ
ツチ、7,7′……扛重装置、14……可動枠、
15,15′……油圧シリンダ、16,16′……
15,15′のプランジヤ、17……16,1
6′のキヤスタ、18……電源用蓄電池、19…
…油圧装置。
子の一例の側面図、第2図は、同平面図、第3図
は、駆動杆揺動機構の原理を示す模型図である。 図中の符号の意味は以下の通り:――1……本
案車椅子の全体、2……車台、3……キヤタピラ
装置、8,8′……歯付駆動輪、9……従動輪、
10,10′……ゴムベルト、11……テンシヨ
ンローラ、12,12′……アイドラローラ、1
1′……11のトーシヨンバー、4,4′……減速
モーター、13,13′……伝動用歯付ベルト、
5……座席、6,6′……操縦杆、6a……6の
釦スイツチ、6′a,6′b……6′のレバースイ
ツチ、7,7′……扛重装置、14……可動枠、
15,15′……油圧シリンダ、16,16′……
15,15′のプランジヤ、17……16,1
6′のキヤスタ、18……電源用蓄電池、19…
…油圧装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 原動機により駆動される無限軌道を備えた座
席付の軽車両であつて、該車両は、その前部及
び後部に車台に対し軸着された各一対の扛重装
置を備えていることを特徴とする自走式身体障
害者用椅子。 2 階段の蹴上げ部の高さの検出が、距離センサ
により行われる請求項1記載の椅子。 3 座席が車台に対し揺動可能に枢着されてい
て、座褥面を車台の傾斜に拘らず常に水平に保
つように構成されている請求項1記載の椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1668190U JPH0440670Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1668190U JPH0440670Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03107921U JPH03107921U (ja) | 1991-11-06 |
| JPH0440670Y2 true JPH0440670Y2 (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=31519937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1668190U Expired JPH0440670Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0440670Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP1668190U patent/JPH0440670Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03107921U (ja) | 1991-11-06 |
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