JPH0440839A - 不定胚の大量培養方法 - Google Patents

不定胚の大量培養方法

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JPH0440839A
JPH0440839A JP2147293A JP14729390A JPH0440839A JP H0440839 A JPH0440839 A JP H0440839A JP 2147293 A JP2147293 A JP 2147293A JP 14729390 A JP14729390 A JP 14729390A JP H0440839 A JPH0440839 A JP H0440839A
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JP
Japan
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embryos
culture
embryo
shaped
differentiation
Prior art date
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Pending
Application number
JP2147293A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Osuge
康一 大菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は植物組織培養による双子葉植物の大量増殖方法
に関する。
〔従来の技術〕
双子葉植物の不定胚に関して最も知見が多く、研究の進
んでいるニンジンを例にとると、培養細胞(カルス)誘
導用の培地、すなわち植物ホルモンとしてオーキシンの
1つである2、4D(2,4−ジクロロフェノキシ酢酸
)を含む培地で誘導、増殖した培養細胞を不定胚分化用
の培地、すなわち植物ホルモンを含まない培地で培養す
ることにより誘導できることはよく知られていることで
ある。
このとき不定胚分化の最終段階である魚雷型胚への分化
率、すなわち用いた培養細胞に対して得られる魚雷型胚
数は他の双子葉植物に比べ分化し易いとされているニン
ジンでも約半数で残りの不定胚は魚雷型胚への発達途中
である球状型胚や心臓型胚の状態にある。また、魚雷型
胚への分化にはニンジンでおよそ2週間を要し、ニンジ
ン以外の双子葉植物では分化に要する期間も最短でも2
週間もしくはこれ以上である。
〔発明が解決しようとする課題〕
双子葉植物から不定胚を誘導する方法は先に示したよう
に公知であるが、この方法では(1)魚雷型胚にまで分
化する割合は分化開始時に用いた培養細胞のうちの約半
数以下であるため、魚雷型胚への分化効率が低かった。
(2)培養を開始してから一定の時期に魚雷型胚のみを
集めようとすると不定胚への分化が非同調的に起こるた
め、種々の発達段階の不定胚が混在した中から(=球状
型胚や心臓型胚が混在した中から)魚雷型胚をメツシュ
(網)などでふるい分ける等の手段により選別する必要
があった。
不定胚は産業上、種苗生産などとくに人工種子の作製に
利用されるが、このとき上記のような不定胚発達の制御
、すなわち均一な不定胚を一定の時期にし功も大量に得
ることや不定胚の成長度を揃えるなどの技術は極めて重
要であるにもかかわらず、殆ど知られていないのが現状
である。
上述した人工種子とは茎頂や胚のよう植物体へ再生し得
る組織をアルギン酸等のゲル化剤でカプセル状に埋包し
たもので、用いる組織としては再生能力の点から不定胚
が最も有力とされている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は双子葉植物の不定胚分化にはその発達に培地
量当りの培養細胞数又は不定胚数、すなわち培養密度が
極めて大きく影響することを以下に示すことから確認し
た。
〔1〕不定胚分化の同調化を図るに当っては、まず成長
度に差が生ずる原因を考察した。培養細胞から魚雷型胚
へ至る分化の培養においてその変化を経時的に観察、把
握し、下記のことが明らかになっかだ。
(1)培養細胞から球状型胚への発達までは用いた培養
細胞の約90%が分化し、しかも成長度が揃っているこ
と。
(2)不定胚分化の後期すなわち球状型胚から魚雷型胚
への発達の段階ではpHが培養開始時の5.70から6
.71にまで上昇していること。
これらの結果から成長度に差が生ずる原因として次のこ
とを予想した。
■ 培養終了後に球状型胚或いは心臓型胚の状態にある
不定胚は分化能が低下もしくは死滅している。
■ 用いる培地中の栄饗が不足し、全ての不定胚が魚雷
型胚にまで発達できない。
■ 培養中pHの上昇が不定胚の分化を阻害する。
■ 発達の速い不定胚が成長を阻害する物質を培地中に
放出する。
〔2〕予想した各項目が原因であるか否かを確認・する
ため各実験を実施し、下記のことが分かった。
■ 不定胚分化のため培養の終了後、球状型胚の状態に
ある不定胚を集め新しい培地で培養したところ、約3割
が心臓型胚に残りの約7割が魚雷型胚へ分化した。従っ
て培養終了後に球状型胚や心臓型胚の状態にある不定胚
は分化能を消失したり、死滅したりしたわけではないこ
と。
■ 不定胚分化のための培養の中間、すなわち球状型胚
が得られた時点で、これを新しい培地に移し換えて培養
した。その結果、魚雷型胚への分化率は僅かに7%上が
っただけであり、pHの変化も開始時5.70に対し5
.88であった。従って上記〔1〕の■■■の予想が直
接の原因とは考え難いと判断した。
[3]  [2)lまでは不定胚分化のための培養のう
ち培地中の栄養源、PHなど化学的な要因について検討
したが、次にこれ以外に考えられる要因として物理的な
要因を検討することにより原因を考察した。
現状の方法では不定胚分化のための培養において培養細
胞の密度は、培養細胞の体積1に対して体積400〜1
000倍の体積の培地、もしくは培地1艷に対し培養細
胞500個である。しかし、これら密度が不定胚分化に
与える影響についての知見はこれまで知られておらず、
そこで密度が与える影響について検討した。
不定胚分化のための培養において高い培養密度、例えば
1000〜2000個/dで培養すると用いた培養細胞
の約90%が球状型胚、心臓型胚へ分化した。このとき
球状型胚と心臓型胚が混在した状態でそのまま培養を続
けたが、これ以上分化しなかった。この結果から培養細
胞から魚雷型胚への発達においては培養密度が極めて大
きく影響することを知った。
さらに培養開始時の培養細胞の大きさ及び魚雷型胚の大
きさから、それぞれ両者の体積を比較したところ、魚雷
型胚のそれは培養細胞のおよそ20倍であることを知っ
た。従って不定胚が分化するにつれて培地中に占める組
織体の体積が大きくなることからも不定胚分化のための
培養において培養密度が重要であることをさらに認識し
た。
本発明は以上の知見に基いて完成されたもので、双子葉
植物の一部から培養細胞を誘導し、この誘導細胞を培養
して球状型胚、心臓型胚、魚雷型胚を発達させて不定胚
を分化させる不定胚の大量培養方法において、上記誘導
細胞を高密度状態で培養して球状型胚と心臓型胚を混在
した状態で得た後、同球状胚と心臓型胚の混在物を低密
度状態で培養して魚雷型胚へと発達させることを特徴と
する不定胚の大量培養方法である。
本発明は双子葉植物の培養細胞を不定胚分化用の培地で
高い培養密度、例えば2000個/iで培養し約90%
の分化率で球状型胚、心臓型胚を得た後、これらを低い
培養密度、例えば以下の実施例で示すように150個/
a1!以下で培養すにようにした双子葉植物の不定胚の
大量培養方法である。
〔作用〕
本発明は不定胚誘導用の培地で培養細胞を誘導・増殖し
、これを例えば2000個1mもの高密度で不定胚分化
用の培地を用いて不定胚を分化させる技術は従来方法に
よるが、不定胚が球状型胚、心臓型胚へ発達した時点で
これらを回収し、低密度例えば150個/mlで培養す
ることにより、これ以降魚雷型胚への発達を同調化でき
る。
分化の初期過程すなわち培養細胞から球状型胚付近まで
は従来の技術によって高頻度に分化させることは可能で
あるが、本発明方法を用いることにより分化の後期すな
わち魚雷型胚まで同調化を図ることができ、しかも用い
た培養細胞のおよそ80%近い高頻度で分化できる。さ
らに培養期間すなわち分化に要する日数は従来に比べ短
縮できる。なお、得られた魚雷型胚を光照射下で培養す
ると幼植物体を得ることができる。
〔実施例〕
以下双子葉植物の1つであるニンジンを例にとり実施例
を説明する。用いたニンジンの品種は黒田五寸であり、
この種子を0.8%の寒天を含む培地で発芽させ、約1
週間後に得られた幼植物体の下胚軸を約1 cmの大き
さに切断した。
この下胚軸を第1表に示すような5X10(M)の2.
4− Dを含むLin & 5tabaの改変培地(以
下LS培地)で培養し、培養細胞を誘導した。なお、培
養は暗黒下で温度25℃とした(以下同じ)。
得られた培養細胞のうち30〜50μmの大きさの培養
細胞を2000個/rnlの培養密度で植物ホルモンを
含まないLS培地で培養した。
なお、培養は300m1容フラスコに培養液8〇−であ
った。培養を開始して7日後、培地1ml当り球状型胚
、心臓型胚がそれぞれ1074個、718個得られた。
このときの分化率は90%であった。
得られた球状型胚及び心臓型胚を50〜500個/rn
lの培養密度でLS培地で培養した。その結果、第2表
に示すように培養密度150個/d以下では用いた球状
型胚、心臓型胚は魚雷型胚へ90%という高頻度で分化
した(第2表二分化率4)の欄参照)。しかもこの結果
は、例えば5日後、6日後にそれぞれ分化した魚雷型胚
を合わせて90%というのではなく、培養開始から5日
後という一定時期に得られた分化率であり同調的に分化
させることができた。
次に最初に用いた単位培地量<= i yte>当りの
培養細胞数に対して得られた魚雷型杯数及び分化率も各
培養密度について第2表に併せて示した(それぞれ全魚
雷型杯数5)、培養細胞に対する分化率6)の欄参照)
  150個/m7!以下では用いた培養細胞をおよそ
80%近い高頻度で目的とする魚雷型胚へ分化させるこ
とができた。
なお、得られた魚雷型胚を不定胚の分化に用いたものと
同じ培地を用いて光照射下で培養すると幼植物体が得ら
れた。
表−1 in taba の改変培地 〔発明の効果〕 双子葉植物の不定胚、ここでは不定胚分化の最終段階で
ある魚雷型胚を大量に得るに当たって (1)用いる培養細胞を魚雷型胚へ高頻度で分化できる
ため、増殖した培養細胞を無駄なく有効に利用できる。
(2)成長度の揃った魚雷型胚を得ることができるた杓
、とくにこれのみを回収することなしにそのまま利用で
きる。例えば人工種子の生産においてはとくに魚雷型胚
のみを選別する工程が省け、直接カプセル化の工程へ移
ることができる。
(3)分化に要する期間が従来よりも短く、培養期間が
短縮できるため不定胚の生産効率を上げられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 双子葉植物の一部から培養細胞を誘導し、この誘導細胞
    を培養して球状型胚、心臓型胚、魚雷型胚を発達させて
    不定胚を分化させる不定胚の大量培養方法において、上
    記誘導細胞を高密度状態で培養して球状型胚と心臓型胚
    を混在した状態で得た後、同球状胚と心臓型胚の混在物
    を低密度状態で培養して魚雷型胚へと発達させることを
    特徴とする不定胚の大量培養方法。
JP2147293A 1990-06-07 1990-06-07 不定胚の大量培養方法 Pending JPH0440839A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5776999A (en) * 1994-09-06 1998-07-07 Ciba Vision Corporation Methods of using and screening extended wear ophthalmic lenses

Non-Patent Citations (1)

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Title
BIOCHEM PHYSIOL PFLANZEN *

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