JPH044103B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH044103B2
JPH044103B2 JP60005095A JP509585A JPH044103B2 JP H044103 B2 JPH044103 B2 JP H044103B2 JP 60005095 A JP60005095 A JP 60005095A JP 509585 A JP509585 A JP 509585A JP H044103 B2 JPH044103 B2 JP H044103B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alumina
particles
abrasive
abrasive grains
mgo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60005095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60231462A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Publication of JPS60231462A publication Critical patent/JPS60231462A/ja
Publication of JPH044103B2 publication Critical patent/JPH044103B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の分野 本発明は高密度の多結晶質アルミナまたはその
ようなアルミナとその他の添加物を含有するアル
ミナ質砥粒及びその砥粒を用いた研摩製品に関す
る。 発明の背景 砥石、可撓性研摩布紙(「サンドペーパー」)あ
るいはバラバラの砥粒用の硬質高強度砥粒は、商
業的には、アルミナ含有原材料を用いて、電気炉
で溶融するかあるいは原材料の融点より充分に低
い温度でアルミナの微粉砕物を含む成形体を焼成
することによつて製造されている。この低温の方
の処理を焼結と呼び、本発明は焼結法で作成した
アルミナ質研摩材に係る。 初めて商業的に大規模に製造された焼結研摩材
はUeltzの米国特許第3079243号に教示された方
法で製造された。この特許の教示によると、仮焼
ボーキサイトを粉砕して微細な粒径の原料を作成
し、それを砥粒寸法の粒子にし、約1500℃で焼成
することによつて、硬く、強く、靭性の多結晶質
アルミナのペレツトを作成する。 最近、おそらくは米国特許第4314827号の教示
に従い、また1982年12月1日に公表された英国出
願公開第2099012号の教示に従つて、アルミナと
マグネシアスピネルから成る砥粒による研摩材料
が市場に登場した。これらの材料は乾燥アルミナ
ゲル粒子を(約1400℃)で焼結して製造される。
また、Bugoshの米国特許第3108888号は、アルフ
アアルミナ一水和物(ベーマイト)から作つた乾
燥アルミナゲルを焼成するかあるいはそうしたゲ
ルから作つた乾燥粉末をホツトプレスすることに
よる高密度アルミナ(またはアルミナ含有)製品
の製造を教示している。 ゲルから作成したアルミナ/マグネシア−スピ
ネルの市販研摩材は直径5〜15マイクロメートル
のセルの形のアルミナ結晶を含む。セルまたは
「サンバースト(日輪)」は直径0.2〜0.4マイクロ
メートルで長尺状のアルミナをアーム(腕状物)
とする群からなり(しかし、これらの一部は1マ
イクロメートルの大きさの略球状の「ブロツブ」
の形であることができる)、各セルのアームはセ
ルの中心から概して放射状に伸びているように見
える。所与のセルのアームは全て明らかに結晶学
的に同一方向に配向している。すなわち、各セル
は単一の結晶子である。このような配向は透過光
顕微鏡で垂交偏光板の間で観察したとき試料を回
転すると所与のセルのすべての領域が同時に消え
るという事実によつて示される。 アルミナゲルから作成した市販研摩材を示す第
1図の走査型電子顕微写真に見られるように、略
星形のアルミナ結晶セルは実質的量の気孔を有し
ている。気孔は電子顕微写真においてアルミナ結
晶内の暗点として示される。アルミナ結晶の腕の
間及び隣接するアルミナ結晶セルの間を充たす微
結晶はマグネシアスピネルである。 アルミナとマグネシアを含む焼結ゲルから作成
した市販の研摩材は高品質の研摩材であるが、従
来、ゲルを介すると高純度のアルミナ砥粒を製造
することが不可能であつた。これは、米国特許第
4314827号の対照例13が、金属酸化物または金属
塩の添加なしでアルミナゲルで作成されている
が、比較的柔らかくかつ研摩材としての利用性が
欠如していることで示される。 本発明は高強度研摩体の製造技術の分野におけ
る改良によつて、ジルコニアまたはマグネシアの
ようなスピネル形成体を添加しまたは添加せずに
アルミナゲルから有用な研摩材製品を製造し得る
ようにするものである。 発明の開示 本発明によれば、焼成製品の微細組織を制御し
て従来技術の砥粒中のアルミナのセル構造を除去
することによつて、製品の性能が改良された。得
られる製品は、直径5〜10マイクロメートルのセ
ル領域に代つて、サブミクロン寸法(0.2〜0.4マ
イクロメートル)のアルフアアルミナ粒子(微結
晶)を含有する。 こうして、本発明によれば、実質的に同一の結
晶学的配向を有する中心から放射状に広がる腕状
物の群からなるセルを構成しないα−Al2O3粒子
で構成されかつ実質的に全てのα−Al2O3粒子の
粒径が1μm以下である高密度多結晶相から本質
的になり、少なくとも18GPaの硬度を有する砥
粒、ならびにこの砥粒を用いたビトリフアイド砥
石、可撓性研摩デイスク、研摩布紙及び加硫繊維
基材研摩布紙が提供される。 本発明の砥粒はサブミクロンの微結晶から構成
されていながら、非常に高密度な組織であり、そ
れによつてビツカース圧子で測定して18GPa以
上、さらには20〜21GPa以上の高硬度および強靭
性を有する。硬度が18GPaより低いと砥粒として
有用ではない。逆に、本発明の砥粒は砥粒として
有用な18GPa以上の高硬度を有しながら、サブミ
クロンの微結晶からなる微細組織であることによ
つて、独特の破砕特性を示し、この高硬度(強靭
性)と破砕特性により、常に鋭利な切刃が持続さ
れ、また切味が向上する。 MgOの添加は必要ではないが、高濃度(例え
ば、場合によつては5%)のMgOを添加した場
合、上記のアルミナ粒子はスピネルのマトリツク
スで包囲される。 本発明の有用なアルミナ質砥粒は、アルフアア
ルミナ一水和物(ベーマイト)のゾルを乾燥して
得たゲルを焼成してアルミナとし、これを粉砕し
て砥粒にするに際し、このゲルの乾燥前にゲル又
はゲル前駆体にサブミクロンの粒子を種付けする
ことによつて製造される。 本発明が完成された経過にもとづいて説明する
と、本発明の効果を奏する砥粒を得るためのゲル
の条件の形成は、ミル中に粉砕媒体としてアルミ
ナ体を用い、ゾル状または希薄ゲル状の混合物を
振動ミリングすることによつて達成された。この
ミリングの主要な効果はアルミナ製粉砕媒体から
物質がアルミナゲル中へ導入されたことであると
考えられる。同様に、亜鉛および鉄のような不純
物がパイプおよび関連装置から導入されたと考え
られる。一方、例えばジルコニア体によるミリン
グでは、所望の本質的に非セル状構造を形成する
のに有効ではなかつた。 我々が最初に見い出した有効で再現性のある方
法はアルミナ体によるゲルの振動ミリングでゲル
中に上記のような物質を発生させることであつ
た。適当な振動ミルは米国特許第3100088号に示
されている。典型的には、粉砕媒体は直径1/2イ
ンチ、長さ1/2〜3/4インチであることができる。
スプリング上に設置したタブと同心に装着したモ
ータの軸体に接続した不均衡重量で、粉砕媒体と
混合物を含むタブを水平面内で振動させる。不均
衡重量はタブの底の面の近くに取付け、その下に
第2の重量を取付ける。モータは典型的には
1200rpmで回転する。複合した振動によつて粉砕
媒体が内容物に対して粉砕作用を行なう。ミルの
内面は、金属壁が浸蝕されて汚染が起きるのを防
止するために、ゴムなどで内張りすることが好ま
しい。 米国特許第4314827号および英国出願公開第
2099012号に教示されたようないろいろの添加物
を、必須ではないが、ゲル化の前あるいは後にア
ルミナに添加してもよい。今日知られている最も
有用な添加物は適合性のあるMgO先駆体のいず
れかであつて、それによつて最終製品が5%位の
MgOを含むことが好ましい。MgOは製品中にス
ピネル(アルミン酸マグネシウムMgAl2O4)と
して存在するが分析ではMgOとして計算される。
本発明により製造した添加物のないアルミナはそ
れ自身優れた研摩材であるから、より少ない量の
MgOを添加してもよいことは明らかである。本
発明における粉砕(ミリング)処理したゲルはい
ろいろな添加材料あるいは研摩材粒子のマトリツ
クスとして働くことができる。 粉砕(ミリング)処理した混合物は単純に容器
中に注ぎあるいは入れて乾燥し、それから圧潰し
て適当な寸法に砕くとともに、小さすぎる材料は
プロセスの最初に再循環することができる。選択
的に、材料押出成形によるように成形またはモー
ルデングして成形粒子にすることができる。押出
成形の場合、形成したロツドを後で適当な寸法に
砕く。最低の有用な焼成温度は、通常アルフアア
ルミナに変化する変態温度と考えられている1200
℃より実質的に低い。焼成温度の上限は溶融温度
に達しない限り重要ではない。焼成時間が長すぎ
たり、焼成温度が高すぎると結晶成長が過剰にな
ることがある。また、より高い温度は処理のコス
トを増加するので、好ましい焼成温度範囲は1200
〜1500℃である。 第2図の走査型電子顕微写真は本発明のアルフ
アアルミナ砥粒の結晶構造を示す。この場合、材
質は100%アルフアアルミナである。この写真に
明らかな如く、このような砥粒は比較的狭い粒径
分布を持つアルフアアルミナの多結晶相から本質
的に構成されている。これは本発明のアルフアア
ルミナ砥粒の結晶構造と従来技術の他の微粒セラ
ミツクスの結晶構造とのもう一つの重要な相違点
である。これは、特に砥粒の貝殻的破砕特性に貢
献するので、本発明の砥粒の重要な因子である。
砥粒が広い粒径分布を持つと、粒界相の強度が低
下し、セラミツク体が角砂糖と同様に崩壊する傾
向がある。そうすると、新しい切り刃が再生せ
ず、砥粒が切削能力を失い、砥粒として有用でな
くなる。 本発明の砥粒の異常に高い密度も第2図に明ら
かである。20000倍でも、実質的に気孔が見られ
ない。 例 1 大きい重合体プラスチツク混合容器でCondea
SB Pural Alumina(Condea社)・30ポンド
(13.6Kg)と水13英ガロン(136リツトル)を混合
した。次に14重量%のHNO3を4.11添加してこの
材料をゲル化した。次に水3ガロン(13.7リツト
ル)に溶解した硝酸マグネシウム水和物7.5ポン
ド(3.4Kg)をアルミナゲルに添加して最終製品
中に5重量%のMgOを与えた。それを15分間混
合し、Model M451 Sweco ミル(商品名)に
移して、1700ポンドのアルミナ媒体で1時間粉砕
した。混合物はミルで約4ガロン毎分の速度で1
時間の粉砕時間で再循環した。粉砕後それをポン
プでアルミニウム製トレーに移し、約3インチ
(7.6cm)の厚さにし、電気ストリツプ乾燥機で乾
燥する。 アルミナ媒体の組成は約90%のアルフアアルミ
ナと主要不純物としてのシリカであつた。 上記の調製により一連のバツチを作成し混合し
て圧潰および焼成に供する。 乾燥したゲルをローラで圧潰し、焼成前に分級
して14メツシユを通る寸法にし、所望の最終粒径
にした。それから400℃で16時間予備焼成し、
1400℃で30分間焼成した(ロータリーキルン)。 焼成後、すべての製品は19GPa(ビツカース圧
子、負荷500g)の硬度と非常に微細な微細組織
を有し、セル状の微細組織は全く存在せず、アル
フアアルミナのほとんど全部はほぼ等軸の粒子
(微結晶)であり、直径0.2〜0.4μmであり、まれ
に直径約5μmの角ばつたごつい形状のものが見
られるにすぎなかつた。ごつい形状のものは汚染
物であることが示された。走査型電子顕微鏡で調
べたところ製品はスピネルのマトリツクスとアル
フアアルミナの不連続相とから成つていた。 ある特定の研摩布紙にして研摩に適用したとこ
ろ、この材料は溶融アルミナジルコニアより優れ
ておりかつ市販されているアルミナ−スピネル組
成の焼結ゲルタイプの砥粒よりも優れていた。 例 2 プーラル微結晶質ベーマイトアルミナ22.7Kgを
水225リツトルおよび14%−HNO313.5リツトル
と10〜15分間混合した。 ゲル混合物の半分をCoors Porelain社から入
手可能な1/2×1/2インチのセラミツク結着アルミ
ナ、88Al2O3(主要不純物はMgO1.74%、SiO28.9
%、Fe2O30.18%、TiO20.2%、CaO0.8%、
Ma2O0.34%)を含むSweco mill(商品名)で2
時間粉砕し、乾燥した。これは例1で用いたのと
同じ媒体であつた。残りの半分は粉砕せずに単純
に乾燥した。これらの乾燥したゲルを圧潰し、16
時間450℃で予備焼成し、1時間1400℃で焼成し
た。 粉砕(ミリング)処理を行なつた材料は
19.1GPaの硬度を有し、粉砕(ミリング)処理を
しなかつた材料は11.0GPaの硬度であつた。 各バツチから材料を分級して50グリツトの砥粒
を作成し、それを用いて加硫繊維基地の研摩布デ
イスクを作成した。粉砕した材料は市販のアルミ
ナジルコニア砥粒と比べて1020鋼の研削において
10%以上優れた性能を示した(試験では金属研削
量が14%高かつた)。 粉砕(ミリング)処理しなかつた材料はすべて
の研削試験で溶融砥粒より劣つていたが、それは
硬度が低いからと考えられた。 例 3 例1の粉砕(ミリング)処理を行なつた製品と
類似の例でゲルを0.2時間粉砕した。1時間1400
℃で焼成した製品は主として微細で不規則な0.2
〜0.3mmの結晶組織であるが、セル様の外観がい
くらか見られた。 例 4〜9 1400℃における焼成時間の効果を検討するため
にさらに実験を行なつた。試料は全部概略例1に
おける手順に従つて作成した。コンデア微結晶質
ベーマイトアルミナを用い、粉砕を2時間行なつ
たが、乾燥後ゲルを750℃で30分間予備焼成した。
焼成時間が増加すると共に、製品に、微細な0.2
〜0.4μmのアルミナ粒子の中に不規則に分散した
アルミナの粗なラス状(棒状)の結晶があらわれ
始めた。 結果を表にすると下記のようになる。
【表】 粗な部分の存在は好ましくないと考えられるの
で、好ましい製品を得るためには材料を750℃30
分間予備焼成する場合に1400℃における焼成時間
は5分間を越えるべきではない。 即ち、アルミナ粒子及び棒状アルミナ結晶はそ
の中に実質的に気孔を有していない。 すべての場合にセル状の組織は見られなかつ
た。微細組織は小平面なしのサブミクロン粒子と
小平面のあるラス状(棒状)の粗な結晶とからな
つており、但し焼成時間が1分間の場合だけラス
状結晶が見られなかつた。 「小平面なし(non−faceted)」とは、微結晶
が例えば角柱状の如く平面で構成された形状では
なく、そのため走査電子顕微鏡で5000倍で観察し
て破断表面に微結晶を構成する規則的な小平面
(faceting)が全く見られないことを意味する。
アルフアアルミナの粒子は、むしろ、無定形であ
るが、等軸で(equiaxed)、略曲線的輪郭を有
し、非常にまれに直線的輪郭が見られた。倍率を
20000倍にすると小平面組織が明らかに見え始め
た。 本発明による砥粒は、500グラムの負荷でビツ
カース圧子により測定した硬度が、添加物のない
アルミナで少なくとも18GPaあり、2モル%以上
のスピネル先駆体の存在であるいはその他の添加
物で改質した砥粒は14GPa以上の硬度を有する
が、本発明の目的には硬度18GPa以上のものに限
定される。純粋に緻密なアルフアアルミナは約20
〜21GPaの硬度を有しているが、特定の用途では
それより低い硬度を有するようなある気孔率のも
のが望ましいことがある。アルミナ自体13GPa以
下の硬度を有しうるが、本発明の目的には多孔質
すぎる。500gの負荷のビツカース圧子で測定し
て18GPa以上の硬度が必要である。 例 10 いろいろなマグネシア含有量の一連の研摩材を
作成した。 アルミナ媒体による粉砕(但し2時間)を含
め、概略例1の手順を採用した。すべての場合
に、ゲルを200℃で約30時間乾燥した後、圧潰し、
分級し、それから450℃で16時間仮焼した。得ら
れる砥粒寸法の粒子をロータリーキルンで1400℃
にて焼成した。1400℃への昇温時間は約15分間で
あり、1400℃の保持時間は約15分間であつた。 ゲル化する前にいろいろな量の硝酸マグネシウ
ムを添加した。1つの実験では硝酸マグネシウム
を全く添加しなかつた。研摩材のMgO含有量と
硬度は下記の通りであつた。
【表】 54グリツトサイズ(46グリツトサイズと60グリ
ツトサイズの混合)の砥粒を用いるビトリフアイ
ド(ガラス結合)砥石の一連の試験において、上
記の砥粒で作成した砥石を公知の溶融アルミナ研
摩材(スルフイド法研摩材)の最高級品と比較し
た。 試験は工具鋼(D3)の棒をいろいろな送り速
度で研削して行なつた。0.5ミル(0.0005インチ)
の下送りの乾式研削でMgOを添加物なしの研摩
材(MgO0.14%)は溶融研摩材の研削比の16.1−
8倍の研削比を有した(G比は砥石の摩耗量に対
する被研削物の研削量の体積比である)。乾式研
削試験においてMgO添加のものは全部溶融研摩
材よりも優れた性能を示した。湿式研削試験では
MgOを添加した実験用研摩材は溶融研摩材より
劣るか同等であつた。2ミルではマグネシア添加
なしの研摩材が溶融研摩材より優れていた。 50グリツトサイズの砥粒(CMI規格)を用い
る研摩布紙試験では、例10に従つて作成し0.6%
のMgOを含有する砥粒を可撓性砥粒デイスクに
付けたものは1020鋼について共溶融アルミナジル
コニア砥粒より性能が優れ(136%)、ステンレス
鋼については溶融アルミナジルコニアとほとんど
同等であつた。2.5%のMgOおよび7.59%のMgO
を含有する砥粒もまた1020鋼に対してより優れて
いた。さらに多量にMgOを添加するとステンレ
ス鋼に対して有効性を低下した。 アルミナの他にSiO20.25%、Fe2O30.18%、
TiO20.28%、CaO0.05%およびNa2O0.04%を含
むMgO0.14%の砥粒を粉砕操作でおそらく主と
して導入した。これらの不純物は同様なレベルで
他の砥粒に存在する。 例 11 本発明の種付けしたゲルによる砥粒で作つたビ
トリフアイド砥石の研削比を、従来技術の種付け
しないゾル−ゲル砥粒及び高価な溶融アルミナと
比較した。研削試験はスロツトを持つD3工具鋼
の4分の1インチを0.14in3/minの金属除去率で
研削するプランジ研削試験であつた。
【表】 このように、この用途では種付けゲル砥石の性
能は高品位溶融アルミナのほぼ5倍、種付けしな
いゾル−ゲル砥石の4倍以上であり、そのいずれ
よりも著しく低い圧力を必要とするだけである。 我々は本発明を特定の理論と結び付ける気持は
ないが、アルミナ媒体から粒子状物質が導入され
ることが焼成時にアルフアアルミナの結晶化の種
として作用するのであろうと考える。従つて、粉
砕工程で導入されるその他の不純物はアルフアア
ルミナ粒子間の粒界にそれらが存在することによ
つて最終製品の結晶成長を抑制するであろう。 ゲルが約1400℃で焼成したときに所望の高密
度、微結晶質、非セル状アルフアアルミナを生成
するように条件付けるのに有効なものは粉砕媒体
からの破片粉であることの証拠として、ゲルを粉
砕(ミリング)処理せずに、ミリング処理した水
をアルミナ一水和物と酸に添加した。 例2におけるように水、硝酸、および微結晶質
ベーマイトを混合した。但し、(水以外の添加物
なしで)水で数時間ミリング処理したときにアル
ミナ粉砕媒体から摩耗した破片粉を含む下記の如
くいろいろの水を添加して6つのバツチを作成し
た。 アルミナ一水和物(Condea)への「ミリング
処理した水」の添加:
【表】 約10分間1400℃±20℃で焼成した焼成製品の硬
度を測定した。炉は電気的加熱であり、雰囲気は
空気であつた。 ミリング処理した破片粉を調べたところ約39平
方メートル/グラムの表面積(約0.04μmの粒径
に対応する)を持つアルフアアルミナが殆んどで
あることが示された。 一般に、種(核)材料が細かいほど所与の種材
料の重量当りの核発生数が多いので好ましい。用
いるアルミナ粉砕媒体の種類に応じて、種は約
125平方メートル/グラム(約0.01ミクロン)ほ
どの微細さであることができる。上記の表に示さ
れる如く、僅かに0.1重量%(最終製品基準)の
種で望まれる高度の砥粒が得られるが、約1重量
%の種材料が最良の結果を与えるので好ましい。
約5重量%より多い種材料の使用は最終製品の特
性を悪くすることがある。 非常に微細なアルミナ粉末を水と混合した後沈
澱させたときに懸濁液中に残る微細懸濁アルミナ
粒子を回収して得た高純度アルミナも、同様に、
焼成ゲル固体の少なくとも約0.1%の量で用いる
と有効である。 市販の微細アルフアアルミナ粉末による試験、
および非常に高純度の溶融アルミナをそのような
アルミナ自身を粉砕媒体として用いて粉砕するこ
とによつて得た微細アルミナによる試験を行なつ
たところ、本発明による緻密な微結晶質製品の製
造に非常に有効であることが示された。 例 12 ワーリング工業混合機を用いて、16Nの硝酸で
PH16に酸性化した3リツトルの水に1.5キログラ
ムのアルフアアルミナ粉末(住友化学製AKP−
50)を、高速度で2分間分散させてアルフアアル
ミナ種粒子の懸濁液を調製した。この懸濁液を重
力の1000倍の力で10、20および30分間遠心し、そ
れぞれの操作から上澄みだけを残し、次の遠心操
作に用いた。 ゾルを調製するために、48グラムの硝酸で酸性
化した2400ミリリツトルの水に800グラムの
Condea SB Pural Alumina(Condea製)を混合
して、アルミナ一水和物粉末を分散した。これ
に、12グラムのアルミナ粉末を含む遠心した懸濁
液を添加した。アルフアアルミナ粒子の粒径は
Nicomp model 200 Laser Particle Sizerで測
定して120ナノメートルであつた。この混合物を
ワーニング混合機の6リツトルのステンレス製容
器中で2分間高速度で混合した。それからゾルを
ガラストレーに注いで、100℃に保持してゲル化
し乾燥した。次いで乾燥物をロールで粉砕し14メ
ツシユのスクリーンを通して焼成時に所望の粒径
にした。篩分けした材料を400℃で1時間仮焼し、
1350℃で5分間焼成した。 焼成後、粒子は全部アルフアアルミナの理論密
度の95%以上の密度を有した。粒子を構成するア
ルフアアルミナ結晶子は走査電子顕微鏡で20000
倍で観察して約0.4ミクロン以下の最大粒径を有
し、セル状組織を有していなかつた。 示差熱分析によると、ゲル状アルミナの多分ガ
ンマ形からアルフア形への変態はアルフアアルミ
ナの種粒子が存在すると約1090℃で起きるが、そ
のような種物質が存在しないと約1190℃で起きる
ことが示された。こうして、本発明による製品の
理論的焼成温度は普通報告されている変態温度よ
りも低いことが可能である。 本発明によつて初めて、サブミクロンの粒径と
95%より大きい密度を有しかつ18GPaより大きい
硬度を与える高純度アルフアアルミナ体を低温の
焼成で製造することが可能になる。本発明の方法
によれば、研摩材以外の製品、例えば、コーテイ
ング、薄膜、繊維、ロツド、あるいは小成形部材
を製造することも可能である。 SiO2、Cr2O3、MgOおよびZrO2のような粒成
長抑制剤を条件を整えたゲルに添加した。MgO
を添加した実験では、アルフアアルミナと反応し
て、スピネルが生成し、残りの未反応アルフアア
ルミナを包囲しているのが観察された。その他の
添加物ではアルフアアルミナとの化合物生成は最
小限であり、それらは結晶粒界に残つていると考
えられた。行なつた実験から拡散および再結晶化
による結晶成長が添加物により抑制されたことが
明らかに示される。これは焼結製品の時間−温度
関係により大きい自由度を与える点で価値があ
る。粒成長抑制剤の使用はセラミツクスの分野に
おいてよく知られており、本発明の必須の部分で
はないが、高純度のアルフアアルミナが必要でな
い場合に、広範囲の焼結時間−温度において所望
の微細組織を保持するために非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルミナゲルから作成した市販研摩材
を示す走査型電子顕微写真、第2図は本発明のア
ルフアアルミナ砥粒の結晶構造を示す走査型電子
顕微写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 実質的に同一の結晶学的配向を有する中心か
    ら放射状に広がる腕状物の群からなるセルを構成
    しないα−Al2O3粒子で構成されかつ実質的に全
    てのα−Al2O3粒子の粒径が1μm以下である高密
    度多結晶相から本質的になり、少なくとも18GPa
    の硬度を有する砥粒。 2 前記砥粒がサブミクロン粒子間に不規則に分
    散した平面で構成された棒状の粗アルミナ結晶を
    含む請求項1記載の砥粒。 3 前記α−Al2O3の一部がスピネルとして存在
    するMgOまたはジルコニアで置換されている請
    求項1又は2記載の砥粒。 4 サブミクロンのα−Al2O3種粒子が分散して
    いる請求項1、2又は3記載の砥粒。 5 サブミクロンのα−Al2O3粒子が0.4μm以下
    の粒径を有する請求項1、2、3又は4記載の砥
    粒。 6 実質的に同一の結晶学的配向を有する中心か
    ら放射状に広がる腕状物の群からなるセルを構成
    しないα−Al2O3粒子で構成されかつ実質的に全
    てのα−Al2O3粒子の粒径が1μm以下である高密
    度多結晶相から本質的になり、少なくとも18GPa
    の硬度を有するアルミナ質砥粒を含むビトリフア
    イド砥石。 7 前記アルミナ質砥粒がサブミクロン粒子間に
    不規則に分散した平面で構成された棒状の粗アル
    ミナ結晶を含む請求項6記載のビトリフアイド砥
    石。 8 前記α−Al2O3の一部がスピネルとして存在
    するMgOまたはジルコニアで置換されている請
    求項6又は7記載のビトリフアイド砥石。 9 実質的に同一の結晶学的配向を有する中心か
    ら放射状に広がる腕状物の群からなるセルを構成
    しないα−Al2O3粒子で構成されかつ実質的に全
    てのα−Al2O3粒子の粒径が1μm以下である高密
    度多結晶相から本質的になり、少なくとも18GPa
    の硬度を有するアルミナ質砥粒を含む可撓性研摩
    デイスク。 10 前記アルミナ質砥粒がサブミクロン粒子間
    に不規則に分散した平面で構成された棒状の粗ア
    ルミナ結晶を含む請求項9記載の可撓性研摩デイ
    スク。 11 前記α−Al2O3の一部がスピネルとして存
    在するMgOまたはジルコニアで置換されている
    請求項9又は10記載の可撓性研摩デイスク。 12 実質的に同一の結晶学的配向を有する中心
    から放射状に広がる腕状物の群からなるセルを構
    成しないα−Al2O3粒子で構成されかつ実質的に
    全てのα−Al2O3粒子の粒径が1μm以下である高
    密度多結晶相から本質的になり、少なくとも
    18GPaの硬度を有するアルミナ質砥粒を含む研摩
    布紙。 13 前記アルミナ質砥粒がサブミクロン粒子間
    に不規則に分散した平面で構成された棒状の粗ア
    ルミナ結晶を含む請求項12記載の研摩布紙。 14 前記α−Al2O3の一部がスピネルとして存
    在するMgOまたはジルコニアで置換されている
    請求項12又は13記載の研摩布紙。 15 実質的に同一の結晶学的配向を有する中心
    から放射状に広がる腕状物の群からなるセルを構
    成しないα−Al2O3粒子で構成されかつ実質的に
    全てのα−Al2O3粒子の粒径が1μm以下である高
    密度多結晶相から本質的になり、少なくとも
    18GPaの硬度を有するアルミナ質砥粒を含む加硫
    繊維基材研摩布紙。 16 前記アルミナ質砥粒がサブミクロン粒子間
    に不規則に分散した平面で構成された棒状の粗ア
    ルミナ結晶を含む請求項15記載の加硫繊維基材
    研摩布紙。 17 前記α−Al2O3の一部がスピネルとして存
    在するMgOまたはジルコニアで置換されている
    請求項15又は16記載の加硫繊維基材研摩布
    紙。
JP60005095A 1984-01-19 1985-01-17 研摩材料および製法 Granted JPS60231462A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US57210684A 1984-01-19 1984-01-19
US572106 1984-10-19
US662869 1984-10-19
US592689 1984-10-19

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3310263A Division JPH0686326B2 (ja) 1984-01-19 1991-09-17 セラミックス製品の製造方法
JP8331395A Division JP2812928B2 (ja) 1984-01-19 1996-11-28 セラミックス成形体およびその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60231462A JPS60231462A (ja) 1985-11-18
JPH044103B2 true JPH044103B2 (ja) 1992-01-27

Family

ID=24286367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60005095A Granted JPS60231462A (ja) 1984-01-19 1985-01-17 研摩材料および製法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPS60231462A (ja)
IN (1) IN163564B (ja)
MX (1) MX204007A (ja)
ZA (1) ZA85230B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1254238A (en) * 1985-04-30 1989-05-16 Alvin P. Gerk Process for durable sol-gel produced alumina-based ceramics, abrasive grain and abrasive products
US5192339A (en) * 1988-08-25 1993-03-09 Showa Denko K.K. Abrasive grain and method for manufacturing the same
US4898597A (en) * 1988-08-25 1990-02-06 Norton Company Frit bonded abrasive wheel
DE69002557T2 (de) * 1989-02-01 1993-12-23 Showa Denko Kk Keramik aus aluminiumoxyd, schleifmittel und deren verfahren zur herstellung.
US4997461A (en) * 1989-09-11 1991-03-05 Norton Company Nitrified bonded sol gel sintered aluminous abrasive bodies
DE4119183C2 (de) * 1990-12-07 1994-02-24 Starck H C Gmbh Co Kg Gesinterter Verbundschleifkörper, Verfahren zu seiner Herstellung sowie dessen Verwendung
JP3609144B2 (ja) * 1995-03-22 2005-01-12 昭和電工株式会社 アルミナ質焼結砥粒およびその製造方法
JP2005205542A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Noritake Co Ltd サファイア研磨用砥石およびサファイア研磨方法
DE102005033392B4 (de) * 2005-07-16 2008-08-14 Center For Abrasives And Refractories Research & Development C.A.R.R.D. Gmbh Nanokristalline Sinterkörper auf Basis von Alpha-Aluminiumoxyd, Verfahren zu Herstellung sowie ihre Verwendung
US11667574B2 (en) 2017-12-27 2023-06-06 Showa Denko K.K. Precursor of alumina sintered body, method for producing alumina sintered body, method for producing abrasive grains, and alumina sintered body

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60231462A (ja) 1985-11-18
IN163564B (ja) 1988-10-08
MX204007A (es) 1994-03-31
ZA85230B (en) 1985-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2812928B2 (ja) セラミックス成形体およびその製法
US4623364A (en) Abrasive material and method for preparing the same
US5514631A (en) Alumina sol-gel fiber
US5395407A (en) Abrasive material and method
US5453104A (en) Process for durable sol-gel produced alumina-based ceramics and abrasive grain
RU2127292C1 (ru) Модифицированные частицы альфа оксида алюминия
KR950002333B1 (ko) 소결 알루미나 지립 및 그 제조방법
JP2542014B2 (ja) 窒化アルミニウムセラミツク複合体
EP0324513B1 (en) Ceramic shaped article and methods of making same
US5304226A (en) Abrasive grain and manufacture for the same
JPH044103B2 (ja)
US6499680B2 (en) Grinding media
JPH05117636A (ja) α−三酸化アルミニウムを基礎とする多結晶性の焼結研磨粒子、この研磨粒子からなる研磨剤、研磨粒子の製造法および耐火性セラミツク製品の製造法
EP0409991B1 (en) Abrasive grain and method of producing same
CA1326688C (en) Abrasive material and method
JPH0544428B2 (ja)
JP7517571B1 (ja) 多結晶アルミナ質砥粒及びその製造方法、並びに砥石
DK175226B1 (da) Keramisk materiale, fremgangsmåde til fremstilling deraf og sliberedskab fremstillet deraf
JPS6211558A (ja) 粉砕機用部材

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term