JPH044165B2 - - Google Patents
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- JPH044165B2 JPH044165B2 JP61205001A JP20500186A JPH044165B2 JP H044165 B2 JPH044165 B2 JP H044165B2 JP 61205001 A JP61205001 A JP 61205001A JP 20500186 A JP20500186 A JP 20500186A JP H044165 B2 JPH044165 B2 JP H044165B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- rubber
- spikes
- layer
- slip
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Tires In General (AREA)
Description
<発明の利用分野>
この発明は、積雪路面や氷結路面を車両が走行
する際にタイヤに装着する防滑具に関する。 <従来の技術> 従来の金属性タイヤチエンが雪や氷のない舗装
路を走行すると路面を損傷し易く又騒音が大きい
などの理由で近年ゴム又は合成樹脂製のタイヤ防
滑具が提案されている。例えば、特公昭51−
14763号公報のタイヤ滑り止め装置、実公昭56−
1444号公報の滑り止め用タイヤカバー、実開昭50
−90305号公報のタイヤチエーン、実開昭60−
160214号公報のタイヤ滑止め具がある。これらは
いずれも、従来のタイヤ接地面に装着されていた
金属製チエンの代りにゴム製のベルト状体あるい
はカバーを設けた構成であり、その接地部にはス
パイク又はスパイクに相当するものが設けられて
いる。そのスパイクの設け方は、従来のスパイク
タイヤにおけるように接地部のゴム部分に抜け止
め部を有するスパイクを埋設固定した状態となつ
ている。 <発明が解決しようとする問題点> 従来ゴム製タイヤ防滑具におけるスパイクは使
用によつて短期間で脱落し易くスパイク効果を損
なうという問題がある。 <問題点を解決するための手段> 本発明は上記問題点を解決するためにゴム又は
合成樹脂等の弾性体に補強材を埋設するとともに
抜け止め部を有するスパイクを設けて防滑部材を
形成し、その防滑部材の両端部を索条と固定金具
によりタイヤに装着してなる車両用タイヤの防滑
具であつて、前記補強材が合成繊維の織物からな
り、その補強材間にスパイクの抜け止め部を位置
づけてスパイクを固定したことを主たる特徴とす
るものである。 <作用> この発明によれば、ゴム又は合成樹脂製の防滑
具に設けられたスパイクが抜け止め部を合成繊維
の織物からなる補強材と補強材との間に位置せし
められておりその抜け止め部から伸延して接地面
側で滑り止め作用をする部分が補強材等を貫通し
て接地面に達しているので、スパイクが抜け出よ
うとする作用力に対して補強材で抜け止め部を強
力に固定された状態となつており、特に補強材が
合成繊維の織物からなるものであることからゴム
又は合成樹脂等の弾性体と高い親和性をもつて埋
設できるから補強材と弾性体との接合強度が大き
く、ゴムのみで保持するよりもまた片側にのみ織
物からなる補強材が位置するものよりもスパイク
の拘束作用が大きくて確実な防滑作用を発揮する
と共に保持強度が増大し、長期間の使用によつて
もスパイクが脱落しない。 <実施例> この発明の1実施例を図面を参照して説明す
る。第1図及び第2図は防滑部材としてのゴム製
クロスベルト1を示す。2は第1ゴム層、3はゴ
ム被覆織物コード層、4は織物コード層の一方折
返し層、5は織物コード層の他方折返し層、6は
第2ゴム層、7はスパイク、8は固定金具結合
部、9は溝部、10はスパイクの抜け止め部、1
1はスパイク本体部、12はタイヤである。 クロスベルト1全体は図示のように逆U字状を
なしタイヤ12のトレツド面及び両側面に適合す
る内面形状と所要幅を有していて、第6図に示す
ように、多数がタイヤ周面に適宜間隔を置いて配
置されるようになつている。 クロスベルト1の全体を断面逆U字状に形成す
ることにより、走行使用中にクロスベルト1がタ
イヤ半径方向にづれる危険を防止し、又、タイヤ
に装着する際、各クロスベルト1をトレツドに嵌
め込むだけで容易にセンタリング良く装着するこ
とができる。尚、クロスベルト1の接地部の厚さ
TDと側部の厚さSDはほぼ同一で約5mm以上とす
ることにより走行中の接地部のねじれを効果的に
防止することができる。 第1ゴム層2と第2ゴム層6とは双方の間の織
物コード層3及びその折返し層4,5をタイヤの
接触側(逆U字状の内側)と接地側(逆U字状の
外側)とから保護するものであり、両端では連続
している。尚、第2ゴム層6は接地部と非接地部
の2層構造としてもよい。織物コード層3,4,
5はナイロン、ポリエステル、ケブラー等合成繊
維のコードのすだれ織りにゴムを被覆したもので
ある。尚、平織りを用いてもよい。平織りゴム被
覆コード層を用いたときは、スパイク下の亀裂防
止に一層有効である。スパイク7はピン型スパイ
クであり、抜け止め部10として円形フランジを
有し、その抜け止め部10から一方へ短円柱状の
本体部11が伸延している。その抜け止め部10
側端面が織物コード層3に接し、本体部11が織
物コード層3の折返し層4,5及び第2ゴム層6
を貫通して接地面に達している。従つて、抜け止
め部10が織物コード層間に挟持されている。な
お、第2ゴム層6の表面の凹凸はタイヤのトレツ
ドの凹凸に略相当するもので溝9は横滑り防止機
能を果たす。溝9間の凸部13にスパイク7が配
置される。金具結合部8は円孔の形で示してある
が、後述する固定金具の一部が挿通状態で連結さ
れる。この円孔部分を織物コード層3が周回して
一方折返し層4及び他方折返し層5となり、その
外側を第1ゴム層2が周回し更に、織りものコー
ド層の折返し層4,5及び第1ゴム層2の折返し
部をカバーして第2ゴム層6が配置されている。 このクロスベルト1の製造方法の1例を次に第
3図〜第5図を用いて説明する。この方法には、
第3図に見られる成形板20と当て板21と第5
図の金型22とが使用され、成形板20には予め
上面に固定金具固定位置A1、A2及びスパイク固
定位置B1、B2、B3等が例えば平行線の形でマー
クしてあり、当て板21はプラスチツク製で全ス
パイク位置をカバーできる大きさである。 (イ) まず、成形板20上に予め所定寸法に裁断さ
れた帯状の第1ゴム層31、織物コード層32
を順に積層して貼付ける。 (ロ) 織物コード層32上に当て板21を置く。 (ハ) 織物コード層32上に取付位置A1、A2に従
つて左右1対の固定金具34,35の取付部3
6,37を織物コード層32の長手方向に対し
て直角に置く。 (ニ) 金具34の取付部36の周りに織物コード層
32の一方の外方端側を巻き上げるように折返
してその折返し部分(層)38を重ねて仮接着
する(ゴム引きしてあるので接着可能)。 (ホ) さらに織物コード層32の他方の外方端側を
巻き上げるように折返してその折返し部分
(層)39を重ねて仮接着する。そして、第1
ゴム層31の両端部41,42も織物コード層
32の折返し部分38,39の上に巻き上げ
る。 (ヘ) 別に用意した帯状の第2ゴム層40を第1ゴ
ム層31の両端部41,42及び織物コード層
32の折返し部分38,39をカバーするよう
に仮接着する。 (ト) 第2ゴム層40の中央部に、別に用意したト
レツドゴム43,44を順に積層し仮接着す
る。 (チ) 得られた仮接着体に前記スパイク固定位置
B1、B2、B3のマークに従つて幅方向中央にポ
ンチを当て当て板21に当るまで打込んでスパ
イク接地孔45,46,47を穿設する。かく
して第3図に示すものが得られる。 (リ) 次にトレツドゴム層44,43、第2ゴム層
40、織物コード層32の折返し部分39,3
8の順に仮接着を引剥し、当て板21を除去す
る。このとき、両側の金具34,35を取付部
36,37を巻き上げた近傍の部分38,39
及び第1ゴム層31を両端部41,42はその
ままとする。要は当て板21の上側の仮接着を
剥離する。 (ヌ) 露出した織物コード層32の上面の各スパイ
ク固定位置B1,B2,B3にスパイク7a,7b,
7cに抜け止め部10を下にして押し立てる。 (ル) 前記仮接着を引き剥がした場合と逆の順序
で、織物コード32の折返し部分38,39、
第2ゴム層40、トレツドゴム層43,44を
夫々のスパイク設置孔をスパイクの本体部11
に嵌合させながら本接着すると、第4図に示す
ものが得られる。 (ヲ) 第4図の状態は成形を完了した状態であ
り、これを第5図に示すような逆U字型のキヤ
ビテイを有する金型22内に収容し、加熱加圧
して加硫する。図中上金型22aの凹所23は
スパイク受孔であり、その深さDでスパイク突
出度が決まる。なお、凸所62は横滑り防止溝
形成用リブである。なお、又、下金型22bに
仮想線で示す凸所24は、必要に応じスパイク
位置の裏側に凹所を形成するためのもので使用
時にタイヤとの間に空気室が形成されることに
なり、これによつてクツシヨン作用を生じスパ
イクの摩耗防止効果が得られる。 このようにして第1図及び第2図に示したもの
に固定金具34,35を取付けたものと同じゴム
製クロスベルトが製造される。このクロスベルト
1は、第6図に示すように両端を互に接続して環
状体にできるように接続金具50,51を有する
1対の索条としてのロープ52,53に固定金具
34,35のフツク部34a,35aをかしめて
結合し、はしご状にして一つのタイヤ防滑具70
とされる。第7図aはタイヤ内側に位置するロー
プ52のロープ端の接続例を示す。ロープ52の
両端を折返して係合孔54,55を形成しその折
返し重合部で固定金具34のフツク部34aをカ
シメて係止すると共に接続金具50を係合孔5
4,55に引掛けて接続した状態である。この金
具50はナツト56を移動させて第7図bに示す
ように抜けを防止し取外し可能となる。 第8図はタイヤの外側に位置するロープ53の
ロープ端接続金具の事例であり、金具57はロー
プ53の一端をスライド部材57a,57bを用
いて直接係止し、他端のロープ係合孔62に金具
57のフツク58を引掛け、そのフツク58に抜
け止め用ゴム製キヤツプ59を嵌着してある。こ
のキヤツプ59は第8図bに示すように中心に小
孔60が設けられ、その小孔に達する切込み61
を有している。 実施例のゴム製のクロスベルト1を用いた第6
図のタイヤ防滑具70の実車耐久テストの結果を
表1に示す。テスト条件は、路面が乾燥舗装路、
テスト車が小型乗用自動車、テストタイヤサイズ
が165SR13、装着方法が駆動輪(左右共に)に装
着、平均速度が30Km/hであり、表中の比較例は
加硫成形後に孔を設けてスパイクを打込んだ形式
の従来のものであり、数値はスパイク抜けの割合
を%で示す。
する際にタイヤに装着する防滑具に関する。 <従来の技術> 従来の金属性タイヤチエンが雪や氷のない舗装
路を走行すると路面を損傷し易く又騒音が大きい
などの理由で近年ゴム又は合成樹脂製のタイヤ防
滑具が提案されている。例えば、特公昭51−
14763号公報のタイヤ滑り止め装置、実公昭56−
1444号公報の滑り止め用タイヤカバー、実開昭50
−90305号公報のタイヤチエーン、実開昭60−
160214号公報のタイヤ滑止め具がある。これらは
いずれも、従来のタイヤ接地面に装着されていた
金属製チエンの代りにゴム製のベルト状体あるい
はカバーを設けた構成であり、その接地部にはス
パイク又はスパイクに相当するものが設けられて
いる。そのスパイクの設け方は、従来のスパイク
タイヤにおけるように接地部のゴム部分に抜け止
め部を有するスパイクを埋設固定した状態となつ
ている。 <発明が解決しようとする問題点> 従来ゴム製タイヤ防滑具におけるスパイクは使
用によつて短期間で脱落し易くスパイク効果を損
なうという問題がある。 <問題点を解決するための手段> 本発明は上記問題点を解決するためにゴム又は
合成樹脂等の弾性体に補強材を埋設するとともに
抜け止め部を有するスパイクを設けて防滑部材を
形成し、その防滑部材の両端部を索条と固定金具
によりタイヤに装着してなる車両用タイヤの防滑
具であつて、前記補強材が合成繊維の織物からな
り、その補強材間にスパイクの抜け止め部を位置
づけてスパイクを固定したことを主たる特徴とす
るものである。 <作用> この発明によれば、ゴム又は合成樹脂製の防滑
具に設けられたスパイクが抜け止め部を合成繊維
の織物からなる補強材と補強材との間に位置せし
められておりその抜け止め部から伸延して接地面
側で滑り止め作用をする部分が補強材等を貫通し
て接地面に達しているので、スパイクが抜け出よ
うとする作用力に対して補強材で抜け止め部を強
力に固定された状態となつており、特に補強材が
合成繊維の織物からなるものであることからゴム
又は合成樹脂等の弾性体と高い親和性をもつて埋
設できるから補強材と弾性体との接合強度が大き
く、ゴムのみで保持するよりもまた片側にのみ織
物からなる補強材が位置するものよりもスパイク
の拘束作用が大きくて確実な防滑作用を発揮する
と共に保持強度が増大し、長期間の使用によつて
もスパイクが脱落しない。 <実施例> この発明の1実施例を図面を参照して説明す
る。第1図及び第2図は防滑部材としてのゴム製
クロスベルト1を示す。2は第1ゴム層、3はゴ
ム被覆織物コード層、4は織物コード層の一方折
返し層、5は織物コード層の他方折返し層、6は
第2ゴム層、7はスパイク、8は固定金具結合
部、9は溝部、10はスパイクの抜け止め部、1
1はスパイク本体部、12はタイヤである。 クロスベルト1全体は図示のように逆U字状を
なしタイヤ12のトレツド面及び両側面に適合す
る内面形状と所要幅を有していて、第6図に示す
ように、多数がタイヤ周面に適宜間隔を置いて配
置されるようになつている。 クロスベルト1の全体を断面逆U字状に形成す
ることにより、走行使用中にクロスベルト1がタ
イヤ半径方向にづれる危険を防止し、又、タイヤ
に装着する際、各クロスベルト1をトレツドに嵌
め込むだけで容易にセンタリング良く装着するこ
とができる。尚、クロスベルト1の接地部の厚さ
TDと側部の厚さSDはほぼ同一で約5mm以上とす
ることにより走行中の接地部のねじれを効果的に
防止することができる。 第1ゴム層2と第2ゴム層6とは双方の間の織
物コード層3及びその折返し層4,5をタイヤの
接触側(逆U字状の内側)と接地側(逆U字状の
外側)とから保護するものであり、両端では連続
している。尚、第2ゴム層6は接地部と非接地部
の2層構造としてもよい。織物コード層3,4,
5はナイロン、ポリエステル、ケブラー等合成繊
維のコードのすだれ織りにゴムを被覆したもので
ある。尚、平織りを用いてもよい。平織りゴム被
覆コード層を用いたときは、スパイク下の亀裂防
止に一層有効である。スパイク7はピン型スパイ
クであり、抜け止め部10として円形フランジを
有し、その抜け止め部10から一方へ短円柱状の
本体部11が伸延している。その抜け止め部10
側端面が織物コード層3に接し、本体部11が織
物コード層3の折返し層4,5及び第2ゴム層6
を貫通して接地面に達している。従つて、抜け止
め部10が織物コード層間に挟持されている。な
お、第2ゴム層6の表面の凹凸はタイヤのトレツ
ドの凹凸に略相当するもので溝9は横滑り防止機
能を果たす。溝9間の凸部13にスパイク7が配
置される。金具結合部8は円孔の形で示してある
が、後述する固定金具の一部が挿通状態で連結さ
れる。この円孔部分を織物コード層3が周回して
一方折返し層4及び他方折返し層5となり、その
外側を第1ゴム層2が周回し更に、織りものコー
ド層の折返し層4,5及び第1ゴム層2の折返し
部をカバーして第2ゴム層6が配置されている。 このクロスベルト1の製造方法の1例を次に第
3図〜第5図を用いて説明する。この方法には、
第3図に見られる成形板20と当て板21と第5
図の金型22とが使用され、成形板20には予め
上面に固定金具固定位置A1、A2及びスパイク固
定位置B1、B2、B3等が例えば平行線の形でマー
クしてあり、当て板21はプラスチツク製で全ス
パイク位置をカバーできる大きさである。 (イ) まず、成形板20上に予め所定寸法に裁断さ
れた帯状の第1ゴム層31、織物コード層32
を順に積層して貼付ける。 (ロ) 織物コード層32上に当て板21を置く。 (ハ) 織物コード層32上に取付位置A1、A2に従
つて左右1対の固定金具34,35の取付部3
6,37を織物コード層32の長手方向に対し
て直角に置く。 (ニ) 金具34の取付部36の周りに織物コード層
32の一方の外方端側を巻き上げるように折返
してその折返し部分(層)38を重ねて仮接着
する(ゴム引きしてあるので接着可能)。 (ホ) さらに織物コード層32の他方の外方端側を
巻き上げるように折返してその折返し部分
(層)39を重ねて仮接着する。そして、第1
ゴム層31の両端部41,42も織物コード層
32の折返し部分38,39の上に巻き上げ
る。 (ヘ) 別に用意した帯状の第2ゴム層40を第1ゴ
ム層31の両端部41,42及び織物コード層
32の折返し部分38,39をカバーするよう
に仮接着する。 (ト) 第2ゴム層40の中央部に、別に用意したト
レツドゴム43,44を順に積層し仮接着す
る。 (チ) 得られた仮接着体に前記スパイク固定位置
B1、B2、B3のマークに従つて幅方向中央にポ
ンチを当て当て板21に当るまで打込んでスパ
イク接地孔45,46,47を穿設する。かく
して第3図に示すものが得られる。 (リ) 次にトレツドゴム層44,43、第2ゴム層
40、織物コード層32の折返し部分39,3
8の順に仮接着を引剥し、当て板21を除去す
る。このとき、両側の金具34,35を取付部
36,37を巻き上げた近傍の部分38,39
及び第1ゴム層31を両端部41,42はその
ままとする。要は当て板21の上側の仮接着を
剥離する。 (ヌ) 露出した織物コード層32の上面の各スパイ
ク固定位置B1,B2,B3にスパイク7a,7b,
7cに抜け止め部10を下にして押し立てる。 (ル) 前記仮接着を引き剥がした場合と逆の順序
で、織物コード32の折返し部分38,39、
第2ゴム層40、トレツドゴム層43,44を
夫々のスパイク設置孔をスパイクの本体部11
に嵌合させながら本接着すると、第4図に示す
ものが得られる。 (ヲ) 第4図の状態は成形を完了した状態であ
り、これを第5図に示すような逆U字型のキヤ
ビテイを有する金型22内に収容し、加熱加圧
して加硫する。図中上金型22aの凹所23は
スパイク受孔であり、その深さDでスパイク突
出度が決まる。なお、凸所62は横滑り防止溝
形成用リブである。なお、又、下金型22bに
仮想線で示す凸所24は、必要に応じスパイク
位置の裏側に凹所を形成するためのもので使用
時にタイヤとの間に空気室が形成されることに
なり、これによつてクツシヨン作用を生じスパ
イクの摩耗防止効果が得られる。 このようにして第1図及び第2図に示したもの
に固定金具34,35を取付けたものと同じゴム
製クロスベルトが製造される。このクロスベルト
1は、第6図に示すように両端を互に接続して環
状体にできるように接続金具50,51を有する
1対の索条としてのロープ52,53に固定金具
34,35のフツク部34a,35aをかしめて
結合し、はしご状にして一つのタイヤ防滑具70
とされる。第7図aはタイヤ内側に位置するロー
プ52のロープ端の接続例を示す。ロープ52の
両端を折返して係合孔54,55を形成しその折
返し重合部で固定金具34のフツク部34aをカ
シメて係止すると共に接続金具50を係合孔5
4,55に引掛けて接続した状態である。この金
具50はナツト56を移動させて第7図bに示す
ように抜けを防止し取外し可能となる。 第8図はタイヤの外側に位置するロープ53の
ロープ端接続金具の事例であり、金具57はロー
プ53の一端をスライド部材57a,57bを用
いて直接係止し、他端のロープ係合孔62に金具
57のフツク58を引掛け、そのフツク58に抜
け止め用ゴム製キヤツプ59を嵌着してある。こ
のキヤツプ59は第8図bに示すように中心に小
孔60が設けられ、その小孔に達する切込み61
を有している。 実施例のゴム製のクロスベルト1を用いた第6
図のタイヤ防滑具70の実車耐久テストの結果を
表1に示す。テスト条件は、路面が乾燥舗装路、
テスト車が小型乗用自動車、テストタイヤサイズ
が165SR13、装着方法が駆動輪(左右共に)に装
着、平均速度が30Km/hであり、表中の比較例は
加硫成形後に孔を設けてスパイクを打込んだ形式
の従来のものであり、数値はスパイク抜けの割合
を%で示す。
【表】
次に、同様なタイヤ防滑具70について行つた
登板力、制動力、騒音、振動テストの結果を表2
に示す。テスト条件は前記耐久テストの場合と路
面が異なるが他のテスト車、タイヤサイズ、装着
方は同一である。表中の比較例は従来の鋼製チエ
ンであり、数値は比較例を100として指数化して
表わしたもので値の大きい方が性能良好であるこ
とを示す。
登板力、制動力、騒音、振動テストの結果を表2
に示す。テスト条件は前記耐久テストの場合と路
面が異なるが他のテスト車、タイヤサイズ、装着
方は同一である。表中の比較例は従来の鋼製チエ
ンであり、数値は比較例を100として指数化して
表わしたもので値の大きい方が性能良好であるこ
とを示す。
【表】
表1、表2の結果から、この発明の実施例のも
のがテスト項目の全てにおいて良好な結果が得ら
れ、特にスパイクの抜けがなく、耐久性に優れ、
又、騒音と振動が少ない点が認められる。前記登
板力テストは、テスト車の変速機をローギヤーに
し、坂道の途中から発進、加速させて20mを通過
するのに要する時間を調べた。路面は10cm以上圧
雪された平坦路でこう配は7%であつた。 前記制動力テストは、JIS D 1013に規定され
ている方法により行い、初速度が50Km/h、路面
が10cm以上圧雪された平坦路であつた。合図によ
り加速ペダルを離し急ブレーキをかけて停止さ
せ、合図時の車の位置から停止位置までの距離を
測定した。 前記騒音テストは、JASO C 606に規定され
た実車惰行試験により、試験速度が40Km/h、路
面が平坦乾燥アスフアルト100m直線路であり、
JIS C 1505型騒音計を用い、走行中心線から
7.5m離れた位置にマイクロフオンを設置し、試
験路を通過する間の騒音を読みとつた。 前記振動テストは、平坦で乾燥したアスフアル
トコンクリート舗装の直進路を速度40Km/hで走
行中の車軸の上下振動を圧電型加速度ピツクアツ
プを使用して計測した。 前記実施例において、織物コード層3,4,5
を一連の一枚の織物32で形成したが、場合によ
つては両端の折返し部の終端が一方は固定金具3
4,35の取付部36,37付近に位置し、他方
がスパイク取付位置をすべてカバーして終端する
ようにしてもよく、又、一枚でなく複数枚で形成
してもよい。その積層程度を増加してもよい。
尚、固定金具34,35のロープ係止方法は上記
実施例に限定されるものではない。 尚又、製造方法の別の実施例では、積層すべき
各構成材料即ちゴム層や織物コード層に予め所定
位置にスパイク挿通孔を穿設しておくこともで
き、この場合は勿論、当て板21が不要となり、
量産化に適している。 更に又、本発明におけるスパイク全体に予め加
硫接着剤、例えばケムロツク(商標)をコーテイ
ングしておけば、クロスベルト1内のスパイク係
留度が一層向上して使用中の抜け落ちがより防止
される。 尚、スパイクの抜け止め部を上下から挟持する
繊維コード層は別の実施例では上方のコード層と
下方のコード層とが一連でなく、互いに独立分離
している構成でもよい。 尚又、本発明の防滑具は上記実施例のラダー型
の他に、いわゆるネツト型(繊維コード補強層を
有する)でもよく、ネツト型の場合は網目の交点
部分にピン型スパイクを配置し、その抜け止め部
は繊維コード層間で挟持するようにする。 <発明の効果> この発明によれば、補強材即ち織物コード層間
にスパイクの抜け止め部を挟持した構成によつて
抜け落ちがなく極めて耐久性が良く、又、騒音や
振動が少ないタイヤ防滑具が得られる。又、クロ
スベルトを逆U字状に形成することによつて、タ
イヤ防滑具としてタイヤに装着する際にセンタリ
ング良く装着できる効果も得られる。
のがテスト項目の全てにおいて良好な結果が得ら
れ、特にスパイクの抜けがなく、耐久性に優れ、
又、騒音と振動が少ない点が認められる。前記登
板力テストは、テスト車の変速機をローギヤーに
し、坂道の途中から発進、加速させて20mを通過
するのに要する時間を調べた。路面は10cm以上圧
雪された平坦路でこう配は7%であつた。 前記制動力テストは、JIS D 1013に規定され
ている方法により行い、初速度が50Km/h、路面
が10cm以上圧雪された平坦路であつた。合図によ
り加速ペダルを離し急ブレーキをかけて停止さ
せ、合図時の車の位置から停止位置までの距離を
測定した。 前記騒音テストは、JASO C 606に規定され
た実車惰行試験により、試験速度が40Km/h、路
面が平坦乾燥アスフアルト100m直線路であり、
JIS C 1505型騒音計を用い、走行中心線から
7.5m離れた位置にマイクロフオンを設置し、試
験路を通過する間の騒音を読みとつた。 前記振動テストは、平坦で乾燥したアスフアル
トコンクリート舗装の直進路を速度40Km/hで走
行中の車軸の上下振動を圧電型加速度ピツクアツ
プを使用して計測した。 前記実施例において、織物コード層3,4,5
を一連の一枚の織物32で形成したが、場合によ
つては両端の折返し部の終端が一方は固定金具3
4,35の取付部36,37付近に位置し、他方
がスパイク取付位置をすべてカバーして終端する
ようにしてもよく、又、一枚でなく複数枚で形成
してもよい。その積層程度を増加してもよい。
尚、固定金具34,35のロープ係止方法は上記
実施例に限定されるものではない。 尚又、製造方法の別の実施例では、積層すべき
各構成材料即ちゴム層や織物コード層に予め所定
位置にスパイク挿通孔を穿設しておくこともで
き、この場合は勿論、当て板21が不要となり、
量産化に適している。 更に又、本発明におけるスパイク全体に予め加
硫接着剤、例えばケムロツク(商標)をコーテイ
ングしておけば、クロスベルト1内のスパイク係
留度が一層向上して使用中の抜け落ちがより防止
される。 尚、スパイクの抜け止め部を上下から挟持する
繊維コード層は別の実施例では上方のコード層と
下方のコード層とが一連でなく、互いに独立分離
している構成でもよい。 尚又、本発明の防滑具は上記実施例のラダー型
の他に、いわゆるネツト型(繊維コード補強層を
有する)でもよく、ネツト型の場合は網目の交点
部分にピン型スパイクを配置し、その抜け止め部
は繊維コード層間で挟持するようにする。 <発明の効果> この発明によれば、補強材即ち織物コード層間
にスパイクの抜け止め部を挟持した構成によつて
抜け落ちがなく極めて耐久性が良く、又、騒音や
振動が少ないタイヤ防滑具が得られる。又、クロ
スベルトを逆U字状に形成することによつて、タ
イヤ防滑具としてタイヤに装着する際にセンタリ
ング良く装着できる効果も得られる。
第1図はこの発明のクロスベルトの1実施例の
平面図、第2図は第1図のA−A断面端面図、第
3図は同実施例のクロスベルト製造途中の仮接着
体の部分省略縦断正面図、第4図は同クロスベル
ト製造途中の成形完了状態を示す部分省略縦断正
面図、第5図はクロスベルトの加硫に使用する金
型の概略縦断面図、第6図は同実施例のクロスベ
ルトを用いたタイヤ防滑具の斜視図、第7図aは
クロスベルトを結合するタイヤ内側ロープ端の接
続構造の1例を示す斜視図、第7図bは接続金具
を示す斜視図、第8図aはタイヤ外側ロープ端の
接続構造を示す斜視図、第8図bは抜け止め用ゴ
ム製キヤツプの拡大斜視図である。 1……ゴム製クロスベルト、2……第1ゴム
層、3……織物コード層、4……織物コード層の
一方折返し層、5……織物コード層の他方折返し
層、6……第2ゴム層、7、(7a,7b,7c)
……スパイク、10……スパイクの抜け止め部、
11……スパイク本体部、20……成形板、21
……当て板、31,40,43,44……ゴム
層、32……織物コード層、34,35……固定
金具、45,46,47……スパイク設置孔。
平面図、第2図は第1図のA−A断面端面図、第
3図は同実施例のクロスベルト製造途中の仮接着
体の部分省略縦断正面図、第4図は同クロスベル
ト製造途中の成形完了状態を示す部分省略縦断正
面図、第5図はクロスベルトの加硫に使用する金
型の概略縦断面図、第6図は同実施例のクロスベ
ルトを用いたタイヤ防滑具の斜視図、第7図aは
クロスベルトを結合するタイヤ内側ロープ端の接
続構造の1例を示す斜視図、第7図bは接続金具
を示す斜視図、第8図aはタイヤ外側ロープ端の
接続構造を示す斜視図、第8図bは抜け止め用ゴ
ム製キヤツプの拡大斜視図である。 1……ゴム製クロスベルト、2……第1ゴム
層、3……織物コード層、4……織物コード層の
一方折返し層、5……織物コード層の他方折返し
層、6……第2ゴム層、7、(7a,7b,7c)
……スパイク、10……スパイクの抜け止め部、
11……スパイク本体部、20……成形板、21
……当て板、31,40,43,44……ゴム
層、32……織物コード層、34,35……固定
金具、45,46,47……スパイク設置孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ゴム又は合成樹脂等の弾性体に補強材を埋設
するとともに抜け止め部を有するスパイクを設け
て防滑部材を形成し、その防滑部材の両端部を索
条と固定金具によりタイヤに装着してなる車両用
タイヤの防滑具であつて、前記補強材が合成繊維
の織物からなり、その補強材間にスパイクの抜け
止め部を位置づけてスパイクを固定したことを特
徴とする車両用タイヤの防滑具。 2 防滑部材がタイヤのトレツド面及び両側面に
適合する内側形状と所要幅を有し、タイヤに適宜
間隔をおいて配置されるベルト状体である特許請
求の範囲第1項記載の車両用タイヤの防滑具。 3 補強材がすだれ織りゴム被覆コード層である
特許請求の範囲第1項又は第2項記載の車両用タ
イヤの防滑具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20500186A JPS6361614A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 車両用タイヤの防滑具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20500186A JPS6361614A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 車両用タイヤの防滑具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6361614A JPS6361614A (ja) | 1988-03-17 |
| JPH044165B2 true JPH044165B2 (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=16499807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20500186A Granted JPS6361614A (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 車両用タイヤの防滑具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6361614A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04970Y2 (ja) * | 1986-09-10 | 1992-01-14 | ||
| JP2685190B2 (ja) * | 1987-06-09 | 1997-12-03 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ滑り止め装置 |
| JPH0212905U (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-26 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5537109Y2 (ja) * | 1975-10-22 | 1980-09-01 | ||
| JPS5742083Y2 (ja) * | 1977-12-29 | 1982-09-16 | ||
| JPS60168609U (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-08 | 株式会社ゴムチエ−ン | 車両用スパイク付滑り止め部材 |
| JPS62128806A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-11 | Bridgestone Corp | タイヤ滑り止め装置 |
-
1986
- 1986-08-30 JP JP20500186A patent/JPS6361614A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6361614A (ja) | 1988-03-17 |
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