JPH0441740A - 樹脂被覆シートに用いる基布 - Google Patents
樹脂被覆シートに用いる基布Info
- Publication number
- JPH0441740A JPH0441740A JP2144219A JP14421990A JPH0441740A JP H0441740 A JPH0441740 A JP H0441740A JP 2144219 A JP2144219 A JP 2144219A JP 14421990 A JP14421990 A JP 14421990A JP H0441740 A JPH0441740 A JP H0441740A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- warp
- weft
- base fabric
- fibers
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Tents Or Canopies (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、土木シートやテント地等の用途に供せられる
樹脂被覆シートに用いる基布に関するものである。
樹脂被覆シートに用いる基布に関するものである。
従来より、土木シート等に使用されている樹脂被覆シー
トとしては、基布に樹脂がコーティング。 トッピング又はラミネートされてなるものが採用されて
いる。そして、この基布としてはマルチフィラメント糸
条を製織してなる帆布、綿糸を製織してなる帆布等の織
物が用いられている。 ところで、樹脂被覆シートの基布には、以下の如き性能
が要求される。即ち、樹脂被覆シートには一般に高い強
力が要求されるため、基布にも高い引張強度や引裂強度
が要求される。また、樹脂コーティング時における作業
性の低下を防止するため、或いは得られた樹脂被覆シー
トの品位低下を防止するために、基布に目ずれや目面が
りの少ないことが要求される。 しかしながら、従来使用されている織物基布は、製織さ
れているために、経糸及び緯糸が浮沈しているというこ
とがあった。つまり、経糸と緯糸が真っ直くの状態で交
差しておらず、その交差部で経糸が浮き上がり又は緯糸
が沈み込み、全体としてみれば経糸も緯糸も波状になっ
ているということがあった。従って、基布に高い引張強
力が加わると、経糸と緯糸の交差部において、経糸の軸
方向に対して垂直な方向から緯糸による応力が加わリ、
又は緯糸の軸方向に対して垂直な方向から経糸による応
力が加わり、糸切れが生しやすいという欠点があった。 また、織物の糸密度が粗になると、目ずれや目曲がりが
生じやすいという欠点もあった。 このため、緯糸を経糸で搦めた、搦み織組織のマルチフ
ィラメント織物が、樹脂被覆シートの基布として提案さ
れている。この搦み織物は、緯糸に経糸が搦めであるた
め、平織物等に比べて、目ずれや目曲がりは生じにくい
ものである。しかし、経糸の浮沈状態が激しく、更に経
糸には捩じれも生じているため、基布に高い引張強力が
加わると、経糸が切れやすいという欠点があった。 また、挿入糸を用いてラッセル編することによって、鎖
編糸が経糸となり挿入糸が緯糸となる編物を、樹脂被覆
シートの基布に用いることが提案されている。この場合
、緯糸は経糸の編目内を通過しているため、経糸及び緯
糸の浮沈は少なく、従って糸切れの生じにくいものであ
る。しかしながら、鎖編糸で形成された編目は緯糸に沿
って移動しやすいため、目ずれや目曲がりが生じやすい
という欠点があった。
トとしては、基布に樹脂がコーティング。 トッピング又はラミネートされてなるものが採用されて
いる。そして、この基布としてはマルチフィラメント糸
条を製織してなる帆布、綿糸を製織してなる帆布等の織
物が用いられている。 ところで、樹脂被覆シートの基布には、以下の如き性能
が要求される。即ち、樹脂被覆シートには一般に高い強
力が要求されるため、基布にも高い引張強度や引裂強度
が要求される。また、樹脂コーティング時における作業
性の低下を防止するため、或いは得られた樹脂被覆シー
トの品位低下を防止するために、基布に目ずれや目面が
りの少ないことが要求される。 しかしながら、従来使用されている織物基布は、製織さ
れているために、経糸及び緯糸が浮沈しているというこ
とがあった。つまり、経糸と緯糸が真っ直くの状態で交
差しておらず、その交差部で経糸が浮き上がり又は緯糸
が沈み込み、全体としてみれば経糸も緯糸も波状になっ
ているということがあった。従って、基布に高い引張強
力が加わると、経糸と緯糸の交差部において、経糸の軸
方向に対して垂直な方向から緯糸による応力が加わリ、
又は緯糸の軸方向に対して垂直な方向から経糸による応
力が加わり、糸切れが生しやすいという欠点があった。 また、織物の糸密度が粗になると、目ずれや目曲がりが
生じやすいという欠点もあった。 このため、緯糸を経糸で搦めた、搦み織組織のマルチフ
ィラメント織物が、樹脂被覆シートの基布として提案さ
れている。この搦み織物は、緯糸に経糸が搦めであるた
め、平織物等に比べて、目ずれや目曲がりは生じにくい
ものである。しかし、経糸の浮沈状態が激しく、更に経
糸には捩じれも生じているため、基布に高い引張強力が
加わると、経糸が切れやすいという欠点があった。 また、挿入糸を用いてラッセル編することによって、鎖
編糸が経糸となり挿入糸が緯糸となる編物を、樹脂被覆
シートの基布に用いることが提案されている。この場合
、緯糸は経糸の編目内を通過しているため、経糸及び緯
糸の浮沈は少なく、従って糸切れの生じにくいものであ
る。しかしながら、鎖編糸で形成された編目は緯糸に沿
って移動しやすいため、目ずれや目曲がりが生じやすい
という欠点があった。
そこで、本発明は、ある特殊な布帛を樹脂被覆シートの
基布とすることにより、基布の糸切れを防止して高い引
張強度や引裂強度を得ると共に目ずれや目曲がりを防止
しようというものである。 (課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、所定間隔で配列された経糸群と所定間
隔で配列された緯糸群とが編織されずに積層されると共
に、経糸と緯糸の交差部が搦み糸で固定され、原振み糸
と経糸及び緯糸とは熱融着されており、且つ該熱融着は
原振み糸の表面を軟化又は溶融せしめることによって行
われていることを特徴とする樹脂被覆シートに用いる基
布に関するものである。 本発明に係る基布は、所定間隔で配列された経糸(1)
群と所定間隔で配列された緯糸(2)群とが編織されず
に積層されている。経糸(1)或いは緯糸(2〕として
は、従来公知の各種糸が用いられる。即ち、比較的強度
の高い合成繊維、天然繊維、無機繊維等よりなる糸が用
いられる。特に、トータル繊度が250〜50000デ
ニールのマルチフィラメント糸を経糸(1)及び緯糸(
2)として用いるのが好ましい。 そして、このマルチフィラメント糸の単糸繊度は3デニ
一ル以上であり、且つ引張強度が5 g/d(dはデニ
ール)以上であるのが最も好ましい。 経糸(1)群及び緯糸(2〕群は、各々所定間隔で配列
されているが、この間隔は、0.1〜30本/吋当りの
糸本数となる如き間隔であるのが好ましい。 経糸(1)群と緯糸群(2)とは、編織されずに単に積
層されているのみであるため、第1図や第2図に示す如
く、両糸(1)、 (2)共真っ直ぐの状態になってい
る。 経糸(1)と緯糸(2)との交差部においては、搦み糸
(3)が両糸(1)、 (2)に搦められ、交差部が固
定されている。搦み糸(3)を両糸(1)、 (2)に
搦めるには、第1図に示す如く、経糸(])に搦み糸(
3)を欅掛けすると共に交差部における緯糸(2)を抱
き合わせればよい。 また、第1図に示す以外の方法で両糸(])、 (2)
を搦めて、交差部を固定してもよい。 一般的に、搦み糸(3)としては、トータル繊度が15
デニ一ル以上のマルチフィラメント糸が用いられる。特
に、トータル繊度が30〜200デニールのマルチフィ
ラメント糸を用いるのが好ましし゛。そして、搦み糸(
3)としては、熱接着性繊維を含有する糸が用いられる
。即ち、熱接着性繊維100重量%よりなる糸、或いは
熱接着性繊維と非熱接着性繊維とが混繊されてなる糸が
用いられる。熱接着性繊維と非熱接着性繊維とを混繊す
る場合には、熱接着性繊維を30重量%以上使用するの
が好ましい。熱接着性繊維としては、ポリオレフィン繊
維。 ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルブチラ
ール繊維、ポリアクリル酸繊維、ポリエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体繊維、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体繊維、ポリウレタン繊維等が用いられる。また、溶
融温度240°C以上のポリエステル成分を芯とし、溶
融温度100〜200″Cのポリエステル成分を鞘とす
る芯−鞘型複合繊維、溶融温度180°C以上のポリア
ミド成分を芯とし、溶融温度80〜150°Cのポリア
ミド成分を鞘とする芯−鞘型複合繊維が用いられる。非
熱接着性繊維としては、前記の熱接着性繊維が接着性を
呈する温度では接着力を発現しない繊維が使用される。 例えば、前記の熱接着性繊維よりも軟化点が高い合成繊
維、天然繊維、無機繊維等が使用される。 搦み糸(3)は、経糸(1)及び緯糸(2)と熱融着さ
れている。この熱融着は、搦み糸(3)の表面を軟化又
は溶融せしめることによって行われるものである。 即ち、搦み糸(3)を構成する熱接着性繊維を軟化又は
溶融させて、搦み糸(3)の表面に接着力を発現させ、
この接着力によって搦み糸(3)と経糸(1)及び緯糸
(2)とを熱融着せしめるのである。 本発明に係る基布は、例えば第3図に示す如き方法で製
造することができる。第3図は、搦み装置を具備したレ
ピア織機である。経糸(1)と緯糸(2)とは、各々製
織されずに単に積層されるだけである。そして、搦み糸
(3)が経糸(1)に欅掛けされると共に緯糸(2)を
抱合してゆくのである。次に、これを加熱装置に導入し
て、搦み糸(3)の表面を軟化又は溶融させて経糸(1
)及び緯糸(2)に熱融着させるのである。 本発明に係る基布は、その表面に合成樹脂製フィルムを
接着剤によって貼合して、樹脂被覆シートとすることが
できる。また、樹脂を主成分とするペースト又は液状物
等を、本発明に係る基布の表面に含浸、コーティング、
トッピング等の方法で付与し、樹脂被覆シートとするこ
とができる。 この場合の樹脂としては、天然ゴム、合成ゴム。 ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体。 ポリアクリル酸、ポリウレタン等を用いることができる
。また、樹脂中には、顔料、充填材、可塑剤、安定剤等
の添加剤を含んでいてもよい。
基布とすることにより、基布の糸切れを防止して高い引
張強度や引裂強度を得ると共に目ずれや目曲がりを防止
しようというものである。 (課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、所定間隔で配列された経糸群と所定間
隔で配列された緯糸群とが編織されずに積層されると共
に、経糸と緯糸の交差部が搦み糸で固定され、原振み糸
と経糸及び緯糸とは熱融着されており、且つ該熱融着は
原振み糸の表面を軟化又は溶融せしめることによって行
われていることを特徴とする樹脂被覆シートに用いる基
布に関するものである。 本発明に係る基布は、所定間隔で配列された経糸(1)
群と所定間隔で配列された緯糸(2)群とが編織されず
に積層されている。経糸(1)或いは緯糸(2〕として
は、従来公知の各種糸が用いられる。即ち、比較的強度
の高い合成繊維、天然繊維、無機繊維等よりなる糸が用
いられる。特に、トータル繊度が250〜50000デ
ニールのマルチフィラメント糸を経糸(1)及び緯糸(
2)として用いるのが好ましい。 そして、このマルチフィラメント糸の単糸繊度は3デニ
一ル以上であり、且つ引張強度が5 g/d(dはデニ
ール)以上であるのが最も好ましい。 経糸(1)群及び緯糸(2〕群は、各々所定間隔で配列
されているが、この間隔は、0.1〜30本/吋当りの
糸本数となる如き間隔であるのが好ましい。 経糸(1)群と緯糸群(2)とは、編織されずに単に積
層されているのみであるため、第1図や第2図に示す如
く、両糸(1)、 (2)共真っ直ぐの状態になってい
る。 経糸(1)と緯糸(2)との交差部においては、搦み糸
(3)が両糸(1)、 (2)に搦められ、交差部が固
定されている。搦み糸(3)を両糸(1)、 (2)に
搦めるには、第1図に示す如く、経糸(])に搦み糸(
3)を欅掛けすると共に交差部における緯糸(2)を抱
き合わせればよい。 また、第1図に示す以外の方法で両糸(])、 (2)
を搦めて、交差部を固定してもよい。 一般的に、搦み糸(3)としては、トータル繊度が15
デニ一ル以上のマルチフィラメント糸が用いられる。特
に、トータル繊度が30〜200デニールのマルチフィ
ラメント糸を用いるのが好ましし゛。そして、搦み糸(
3)としては、熱接着性繊維を含有する糸が用いられる
。即ち、熱接着性繊維100重量%よりなる糸、或いは
熱接着性繊維と非熱接着性繊維とが混繊されてなる糸が
用いられる。熱接着性繊維と非熱接着性繊維とを混繊す
る場合には、熱接着性繊維を30重量%以上使用するの
が好ましい。熱接着性繊維としては、ポリオレフィン繊
維。 ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルブチラ
ール繊維、ポリアクリル酸繊維、ポリエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体繊維、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体繊維、ポリウレタン繊維等が用いられる。また、溶
融温度240°C以上のポリエステル成分を芯とし、溶
融温度100〜200″Cのポリエステル成分を鞘とす
る芯−鞘型複合繊維、溶融温度180°C以上のポリア
ミド成分を芯とし、溶融温度80〜150°Cのポリア
ミド成分を鞘とする芯−鞘型複合繊維が用いられる。非
熱接着性繊維としては、前記の熱接着性繊維が接着性を
呈する温度では接着力を発現しない繊維が使用される。 例えば、前記の熱接着性繊維よりも軟化点が高い合成繊
維、天然繊維、無機繊維等が使用される。 搦み糸(3)は、経糸(1)及び緯糸(2)と熱融着さ
れている。この熱融着は、搦み糸(3)の表面を軟化又
は溶融せしめることによって行われるものである。 即ち、搦み糸(3)を構成する熱接着性繊維を軟化又は
溶融させて、搦み糸(3)の表面に接着力を発現させ、
この接着力によって搦み糸(3)と経糸(1)及び緯糸
(2)とを熱融着せしめるのである。 本発明に係る基布は、例えば第3図に示す如き方法で製
造することができる。第3図は、搦み装置を具備したレ
ピア織機である。経糸(1)と緯糸(2)とは、各々製
織されずに単に積層されるだけである。そして、搦み糸
(3)が経糸(1)に欅掛けされると共に緯糸(2)を
抱合してゆくのである。次に、これを加熱装置に導入し
て、搦み糸(3)の表面を軟化又は溶融させて経糸(1
)及び緯糸(2)に熱融着させるのである。 本発明に係る基布は、その表面に合成樹脂製フィルムを
接着剤によって貼合して、樹脂被覆シートとすることが
できる。また、樹脂を主成分とするペースト又は液状物
等を、本発明に係る基布の表面に含浸、コーティング、
トッピング等の方法で付与し、樹脂被覆シートとするこ
とができる。 この場合の樹脂としては、天然ゴム、合成ゴム。 ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体。 ポリアクリル酸、ポリウレタン等を用いることができる
。また、樹脂中には、顔料、充填材、可塑剤、安定剤等
の添加剤を含んでいてもよい。
実施例
経糸及び緯糸の両者共に、1000d/192fのポリ
エステルマルチフィラメント糸を用いた。このマルチフ
ィラメント糸は、引張強度9.5g/dであり、引張伸
度16%であった。 一方、搦み糸として100d/24fのポリエステルマ
ルチフィラメント糸を用いた。このマルチフィラメント
糸を構成する繊維は、溶融温度252℃のポリエステル
成分を芯とし、溶融温度110°Cのポリエステル成分
を鞘とする芯−鞘型複合繊維である。また、芯と鞘との
重量比は芯:鞘=1:3である。 以上の如き糸を使用し、搦み組織装置(津田駒工業■製
)を装備したレピア織機TVA−H(津田駒工業■製)
を用いて製織し、生地を得た。ここで、経糸群及び緯糸
群の配列状態は、両者共10本/吋とした。 そして、製織後巻き取り前に、赤外線ヒーターを装備し
た加熱装置に生地を導入し、この生地を150°Cに加
熱した。この加熱によって、搦み糸を構成している芯−
鞘型複合繊維の鞘成分が溶融し、搦み糸と経糸及び搦み
糸と緯糸とが熱融着した。 この結果、樹脂被覆シートに用いる基布が得られた。 この基布の片面に半透明のポリ塩化ビニルフィルムを、
二〇基布の他面に不透明のポリ塩化ビニルフィルムを、
ラミネート加工機(平野金属■製)でラミネートして、
樹脂被覆シートを得た。 なお、ラミネート条件は、プレス圧2.0kg/cii
l温度170°C1時間1分間であった。基布及び樹脂
被覆シートの評価を第1表に示した。 比較例 実施例で用いた経糸及び緯糸を用いて、経糸を緯糸に搦
めて製織し、搦み組織織物を得た。この搦み組織織物を
基布として、実施例と同様の条件で樹脂被覆シートを得
た。この基布及び樹脂被覆シートの評価を第1表に示し
た。 第1表 (注)1)第1表中において、○、Δ、×の評価は、次
のとおりである。即ち、〇−良、△−・普通、×−不良
である。 2)第1表中において、各強力の値は、経方向と緯方向
の強力の積で表した。 第1表から明らかなとおり、実施例に係る基布を用いれ
ば、比較例に係る基布を用いた場合に比べ、目ずれや目
曲がりが少なく、またラミネート時の作業性も良好であ
る。また、実施例に係る基布を用いて得られた樹脂被覆
シートは、比較例に係る基布を用いて得られた樹脂被覆
シートに比べ、引張強力が高く且つ引裂強力も高いもの
である。
エステルマルチフィラメント糸を用いた。このマルチフ
ィラメント糸は、引張強度9.5g/dであり、引張伸
度16%であった。 一方、搦み糸として100d/24fのポリエステルマ
ルチフィラメント糸を用いた。このマルチフィラメント
糸を構成する繊維は、溶融温度252℃のポリエステル
成分を芯とし、溶融温度110°Cのポリエステル成分
を鞘とする芯−鞘型複合繊維である。また、芯と鞘との
重量比は芯:鞘=1:3である。 以上の如き糸を使用し、搦み組織装置(津田駒工業■製
)を装備したレピア織機TVA−H(津田駒工業■製)
を用いて製織し、生地を得た。ここで、経糸群及び緯糸
群の配列状態は、両者共10本/吋とした。 そして、製織後巻き取り前に、赤外線ヒーターを装備し
た加熱装置に生地を導入し、この生地を150°Cに加
熱した。この加熱によって、搦み糸を構成している芯−
鞘型複合繊維の鞘成分が溶融し、搦み糸と経糸及び搦み
糸と緯糸とが熱融着した。 この結果、樹脂被覆シートに用いる基布が得られた。 この基布の片面に半透明のポリ塩化ビニルフィルムを、
二〇基布の他面に不透明のポリ塩化ビニルフィルムを、
ラミネート加工機(平野金属■製)でラミネートして、
樹脂被覆シートを得た。 なお、ラミネート条件は、プレス圧2.0kg/cii
l温度170°C1時間1分間であった。基布及び樹脂
被覆シートの評価を第1表に示した。 比較例 実施例で用いた経糸及び緯糸を用いて、経糸を緯糸に搦
めて製織し、搦み組織織物を得た。この搦み組織織物を
基布として、実施例と同様の条件で樹脂被覆シートを得
た。この基布及び樹脂被覆シートの評価を第1表に示し
た。 第1表 (注)1)第1表中において、○、Δ、×の評価は、次
のとおりである。即ち、〇−良、△−・普通、×−不良
である。 2)第1表中において、各強力の値は、経方向と緯方向
の強力の積で表した。 第1表から明らかなとおり、実施例に係る基布を用いれ
ば、比較例に係る基布を用いた場合に比べ、目ずれや目
曲がりが少なく、またラミネート時の作業性も良好であ
る。また、実施例に係る基布を用いて得られた樹脂被覆
シートは、比較例に係る基布を用いて得られた樹脂被覆
シートに比べ、引張強力が高く且つ引裂強力も高いもの
である。
本発明に係る基布は、経糸群と緯糸群とが編織されずに
積層されているだけなので、経糸及び緯糸が浮沈状態と
ならず、比較的真っ直ぐの状態となっている。従って、
この基布に引張張力を加えても、経糸又は緯糸に糸軸方
向と垂直の方向から加わる応力が低く、経糸又は緯糸の
糸切れが生しにくい。依って、本発明に係る基布を用い
て得られた樹脂被覆シートは、引張強力や引裂強力が向
上するという効果を奏するものである。 また、本発明に係る基布は、経糸と緯糸の交差部が搦み
糸で固定され、且つ搦み糸と経糸、搦み糸と緯糸とが熱
融着されているので、交差部が動きにくい。従って、樹
脂被覆を行う際に、目ずれや目曲がりが生じにくく、ま
た樹脂被覆の際の作業性も良好であるという効果を奏す
る。更に、目ずれ等が少ないために、得られた樹脂被覆
シートの商品品位も良好になるという効果を奏するもの
である。
積層されているだけなので、経糸及び緯糸が浮沈状態と
ならず、比較的真っ直ぐの状態となっている。従って、
この基布に引張張力を加えても、経糸又は緯糸に糸軸方
向と垂直の方向から加わる応力が低く、経糸又は緯糸の
糸切れが生しにくい。依って、本発明に係る基布を用い
て得られた樹脂被覆シートは、引張強力や引裂強力が向
上するという効果を奏するものである。 また、本発明に係る基布は、経糸と緯糸の交差部が搦み
糸で固定され、且つ搦み糸と経糸、搦み糸と緯糸とが熱
融着されているので、交差部が動きにくい。従って、樹
脂被覆を行う際に、目ずれや目曲がりが生じにくく、ま
た樹脂被覆の際の作業性も良好であるという効果を奏す
る。更に、目ずれ等が少ないために、得られた樹脂被覆
シートの商品品位も良好になるという効果を奏するもの
である。
第1図は、本発明に係る樹脂被覆シートに用いる基布の
一例を示す斜視図であり、第2図はその横断面図である
。第3図は、本発明に係る樹脂被覆シートに用いる基布
を製造するための一製造装置を示すものであり、搦み装
置を具備するレピア織機の概略斜視図を示したものであ
る。
一例を示す斜視図であり、第2図はその横断面図である
。第3図は、本発明に係る樹脂被覆シートに用いる基布
を製造するための一製造装置を示すものであり、搦み装
置を具備するレピア織機の概略斜視図を示したものであ
る。
Claims (1)
- 所定間隔で配列された経糸群と所定間隔で配列された緯
糸群とが編織されずに積層されると共に、経糸と緯糸の
交差部が搦み糸で固定され、該搦み糸と経糸及び緯糸と
は熱融着されており、且つ該熱融着は該搦み糸の表面を
軟化又は溶融せしめることによって行われていることを
特徴とする樹脂被覆シートに用いる基布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2144219A JP2897783B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 樹脂被覆シートに用いる基布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2144219A JP2897783B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 樹脂被覆シートに用いる基布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0441740A true JPH0441740A (ja) | 1992-02-12 |
| JP2897783B2 JP2897783B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=15357017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2144219A Expired - Fee Related JP2897783B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 樹脂被覆シートに用いる基布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2897783B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008169022A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | コンベヤベルト |
| CN103541119A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-01-29 | 吴江市森豪纺织品有限公司 | 一种多功能纱罗面料 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP2144219A patent/JP2897783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008169022A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | コンベヤベルト |
| CN103541119A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-01-29 | 吴江市森豪纺织品有限公司 | 一种多功能纱罗面料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2897783B2 (ja) | 1999-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU582482B2 (en) | Warp knit weft inserted fabric | |
| US10703069B2 (en) | Stab and ballistic resistant articles and the process of making | |
| CA1101196A (en) | Aramid yarn fabrics and method of dimensional stabilization | |
| EP1941089A1 (en) | Moldable fabric with variable constituents | |
| CA2173705A1 (en) | Hybrid yarn and permanent deformation capable textile material produced therefrom, its production and use | |
| JP7281174B2 (ja) | 芯鞘型複合熱接着性繊維 | |
| JP2013104161A (ja) | 織物 | |
| JP2023054180A (ja) | 繊維シート積層体の製造方法 | |
| US7378359B2 (en) | Moldable fibrous construction incorporating non-woven layers | |
| EP1669486B1 (en) | Nonwoven base fabric for reinforcing | |
| EP0747518B1 (en) | Heat-bondable woven or knitted fabric | |
| JP3977722B2 (ja) | 目崩れ防止布帛 | |
| WO2004035440A2 (en) | Method for forming chenille yarns and the chenille yarns produced thereby | |
| JP5616610B2 (ja) | 織物 | |
| JPH0441740A (ja) | 樹脂被覆シートに用いる基布 | |
| JP7712662B2 (ja) | 建築工事用メッシュシートの補修方法 | |
| JP7027661B2 (ja) | 難燃性の面ファスナー | |
| JP2010189810A (ja) | 耳部ほつれ防止織物 | |
| JP2004360106A (ja) | 強化繊維シート材およびその製造方法 | |
| JP4355101B2 (ja) | 多軸繊維シート及びそれを基材とした樹脂複合材料 | |
| JP2023161911A (ja) | 建築工事用メッシュシートの補修方法 | |
| JPH0625939A (ja) | 熱収縮性織編物 | |
| JP2911162B2 (ja) | 複合積層シート | |
| JP7831976B2 (ja) | 建築工事用シート | |
| JPH02229263A (ja) | 格子状合成繊維編織物およびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080312 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312 Year of fee payment: 11 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |