JPH0441922Y2 - - Google Patents

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JPH0441922Y2
JPH0441922Y2 JP16671487U JP16671487U JPH0441922Y2 JP H0441922 Y2 JPH0441922 Y2 JP H0441922Y2 JP 16671487 U JP16671487 U JP 16671487U JP 16671487 U JP16671487 U JP 16671487U JP H0441922 Y2 JPH0441922 Y2 JP H0441922Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、土壌の化学性を検定するに際して
土壌中の各成分を抽出し、濾過して土砂等から分
離するのに用いられる抽出濾過器に関する。
「従来の技術」 近代農業においては、集約化や生産の効率化な
どに伴い、土壌の化学性状の検定、すなわち土壌
中に含まれる有効成分等の定性、定量が必要とさ
れている。
このような土壌の検定には、現地にて簡便かつ
迅速に行えるのが望ましいなどの理由により、
種々の簡易土壌検定器が採用されている。
この種の簡易土壌検定器として、例えば採取試
料より検定成分、すなわちアンモニア態窒素、硝
酸態窒素、有効リン酸、石炭、苦土などを抽出す
るための抽出液と、上記各検定成分に感応してこ
れらを発色せしめ、あるいは懸濁せしめる試薬
と、検定成分の発色度、あるいは懸濁度から検定
成分の濃度を換算するための比色表、比濁表とを
備え、さらには抽出、発色・懸濁等の操作を行う
ための、試験管、漏斗、濾紙、ゴム栓、メスシリ
ンダー等の種々の器具を具備したものが知られて
いる。
そして、上記簡易土壌検定器を用いて土壌中の
各検定成分の定量を行うには、試験管に所定量の
試料(土壌)を取り、次に検定成分に対応した抽
出液を試験管内に注入し、ゴム栓をしたうえで試
験管を振蘯して試料中の検定成分を抽出する。次
いで、試験管立てに立て掛けてある別の試験管に
差し込んだ漏斗上の予め折りたたんで装着してあ
る濾紙の中に、抽出した試料の混濁液をあけて濾
過する。濾紙を通して土砂等から清澄な抽出濾液
が十分量得られたら、さらにこれから所定量を別
の試験管に移しかえ、検定成分に応じた試薬を加
え均一に混ぜ合わせて発色あるいは懸濁せしめ、
対応する比色表、懸濁表と比較して土壌中の検定
成分の量を推算する。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記簡易土壌検定器の使用に際して
は、以下に述べるような不都合がある。
試料(土壌)と抽出液を同一試験管内で振蘯混
合した後に懸濁した土砂等から清澄な抽出濾液を
得るためには、試験管立てと試験管、漏斗および
濾紙を組み立てておかねばならず、しかも濾紙は
漏斗に装着するにあたつて四つ折りや十六折りな
どに折りたたんでおく必要がある。さらにまた、
懸濁液の移しかえにおいては、これを誤つて濾紙
の外にこぼしたり、濾紙からあふれさせて土砂等
を濾紙と漏斗の間を通じて濾液の中に混入させ、
清澄な抽出濾液が得られないこともあり、簡易土
壌検定器の目的、すなわち操作の熱練性を問わず
素人によつても簡易かつ迅速に検定できるという
目的を損なう結果となる。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、操作を繁雑にしあるい
は使用器具を増やすことなく、簡便に抽出・濾過
が行える抽出濾過器を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 この考案の簡易抽出濾過器では、筒状の濾過本
体とこの濾過本体に接続する一対の有底筒状容器
とからなり、上記濾過本体内中間部に該濾過本体
の中心軸に直交する濾紙支持板を設け、この濾紙
支持板に該濾紙支持板を貫通する濾液落下部を設
け、かつ該濾紙支持板上に濾紙を着脱可能に配置
し、上記濾紙支持板によつて分割された濾過本体
の、濾紙が配置された側と反対の側の内壁面に濾
過本体の軸方向に沿つて脱気溝を設け、濾紙支持
板の脱気溝が設けられた側に該脱気溝に連通する
脱気凹部を設け、上記一対の容器を同一に構成
し、これら容器の底部にそれぞれ脱気孔を設け、
該脱気孔に着脱自在かつ液密に嵌合する栓体を設
け、該容器と濾過本体との少なくとも一方に容器
と濾過本体とを液密に接続せしめるための液密手
段を設けたことを上記問題点の解決手段とした。
「実施例」 以下、図面を利用してこの考案の簡易抽出濾過
器を詳しく説明する。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
す図であつて、図中符号1は簡易抽出濾過器であ
る。この簡易抽出濾過器1は、円筒状の濾過本体
2と該濾過本体2に嵌合して取り付けられる一対
の有底円筒状の容器3,3とからなる透明合成樹
脂製のものである。
濾過本体2はポリエチレン等の軟質合成樹脂か
らなるもので、その内部には第2図に示すように
中間部に該濾過本体2の中心軸に直交する濾紙支
持板4が形成されている。この濾過支持板4の中
心部には該濾紙支持板4を貫通する濾液落下孔
(濾液落下部)5が形成されており、濾紙支持板
4上には濾紙6が着脱可能に配置されている。濾
紙6が配置される面には、第3図に示すように濾
液落下孔5を中心とし、これと同心円状でありか
つ半径方向に延びる排出溝7が形成されている。
また、濾紙支持板4の、濾紙6が配置された側
と反対の面には、上記濾液落下孔5の開口部外周
部に濾紙支持板4より突出する突出部8が形成さ
れており、この突出部8によつて該突出部8側の
面に誤つて濾紙6が配置されることが防止され
る。さらに、上記濾紙支持板4によつて分割され
た濾過本体2の、上記突出部8が形成された側の
内壁面には、濾過本体2の軸方向に沿つて複数の
脱気溝9……が形成されている。そして、濾紙支
持板4の脱気溝9……が設けられた側の面には、
該脱気溝9……に連通する脱気凹部10……が形
成されている。また、濾過本体2には、濾紙支持
板4を挟んで両側の内壁面に、周方向に沿つて断
面U字状の嵌合溝11,11がそれぞれ形成され
ている。
容器3,3は、同一形状、同一寸法に構成され
たもので、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる
ものである。これら容器3,3には、第4図に示
すようにその底部に該底部を貫通する脱気孔12
が形成されており、該脱気孔12には栓体13が
着脱自在かつ液密に嵌合して取り付けられてい
る。また、容器3の外壁面の開口部近傍には、上
記濾過本体2の嵌合溝11に嵌合する嵌合条14
が、壁面より突出しかつ壁面の周方向に沿つて形
成されている。このような構成のもとに容器3
は、その開口部側を濾過本体2に嵌合し取り付け
固定した際、上記嵌合条14が濾過本体2の嵌合
溝11に嵌合して濾過本体2に液密に取り付けら
れる。さらに、容器3の外壁面には、容器3内の
底面からの容量を示す目盛り15が形成されてい
る。
このような構成の簡易抽出濾過器1を用いて土
壌中の各検定成分を抽出・濾過するには、まず栓
体13を取り付けた状態の一方の容器3内に所定
量の試料(土壌)を取り、さらにこの容器3内に
検定成分に対応した抽出液を所定量注入する。次
に、予め濾紙6をセツトした濾過本体2の脱気溝
9……が形成されていない側を、上記試料を入れ
正置させたままの容器3に嵌合被着し、さらにこ
の濾過本体2の脱気溝9……が形成されており濾
紙6をセツトしていない側に、栓体13を取り付
けたもう一方の容器3の開口部側を嵌合せしめて
取り付け、第1図に示したように組み立てる。こ
の場合、濾過本体2と容器3,3とは、嵌合溝
9,9と嵌合条14,14とが嵌合することによ
り液密に接続され試料を入れた側の容器3は下方
に位置している。
次いで、このように組み立てられた簡易抽出濾
過器1の試料を入れた側の容器3を下方にしたま
ま、それぞれの容器3,3の栓体13,13を同
時に指で押さえつつ、該簡易抽出濾過器1をその
軸方向に数分間振蘯する。
次いで、この簡易抽出濾過器1を逆にし、試料
を入れた側の容器3を上方に、他方の容器3を下
方にして静置し、さらに試料を入れた側の容器3
の栓体13を取り外す。すると、下方の容器3内
が濾過本体2の脱気凹部10、脱気溝9を介して
外気に通じていることにより、上方の容器3中の
抽出液が濾紙6を通過しさらに濾過本体2の排出
溝7、濾液落下孔5を通つて下方の容器3内に導
かれる。
なお、試料の土壌粒子が細かく、濾過に時間が
かかる場合には、加圧用スポイト(図示せず)を
用い、上方の容器3の脱気孔12より該容器3内
を加圧し、濾過を早めるようにしてもよい。
濾過が終了した後、下方の容器3より濾過本体
2を取り外し、該容器3内の濾液を予め用意した
試験管等の小容器に小分けする。さらに、これら
小容器中の濾液を適宜蒸留水等で希釈し、検定成
分に対応した試薬を加え、振蘯して発色あるいは
懸濁せしめ、対応する比色表、懸濁表と比較して
土壌中の検定成分の量を推算する。この場合、必
ずしも濾液を小分けする必要はなく、抽出液や検
定成分に応じまたは単なる成分の定性が目的の場
合は、濾液に直接試薬を入れるようにしてもよ
い。
このような構成の簡易濾過抽出器1にあつて
は、濾過を行いその濾液に試薬を加えることによ
り、明瞭な発色度、懸濁度が得られ、よつて良好
な検定を行うことができる。また、抽出・濾過の
操作が一連の操作により簡便かつ短時間によつて
行うことができ、さらに容器3,3を同一に構成
したことなどにより簡易抽出濾過器1の組み立て
が容易となることなどから、簡便迅速かつ確実に
検定することを目的とする簡易土壌検定器に用い
るのに好適な器具となる。
なお、上記実施例においては、濾過本体2と容
器3,3とを液密に接続せしめるための液密手段
として、嵌合溝11と嵌合条14とを形成しこれ
らを嵌合するようにしたが、他に例えば、濾過本
体2と容器3,3とを螺合により接続したり、濾
過本体2あるいは容器3,3にOリングを設け、
このOリングにより濾過本体2と容器3,3との
接続を液密に保持するようにしてもよい。
また、この簡易注出濾過器1は、土壌検定用に
限ることなく、作物体分析の抽出操作や固液分離
を要する一般の化学分析等に用いてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案の簡易濾過抽出
器は、筒条の濾過本体とこの濾過本体に接続する
一対の有底筒状容器とからなり、容器に試料およ
び抽出液を入れて振蘯し、さらに濾過本体上に配
置した濾紙によつて濾過するものであるから、濾
液に検定試薬を入れることにより明瞭な発色度、
懸濁度が得られ、よつて良好な検定を行うことが
できる。また、抽出・濾過の操作が一連の操作に
より簡便かつ短時間によつて行うことができ、さ
らに一対の容器を同一に構成したことなどにより
簡易抽出濾過器の組み立てが容易となることなど
から、簡便かつ迅速に検定することを目的とする
簡易土壌検定器に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の簡易抽出濾過
器の一実施例を示すもので、第1図は簡易抽出濾
過器の概略構成を示す斜視図、第2図は濾過本体
の側断面図、第3図は脱気溝を形成した側より見
た濾過本体の平面図、第4図は容器の概略構成を
示す部分断面図である。 1……簡易抽出濾過器、2……濾過本体、3…
…容器、4……濾紙支持板、5……濾液落下孔、
6……濾紙、7……排出溝、8……突出部、9…
…脱気溝、10……脱気凹部、11……嵌合溝、
12……脱気孔、13……栓体、14……嵌合
条、15……目盛り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の濾過本体とこの濾過本体に接続する一対
    の有底筒状容器とからなり、上記濾過本体内中間
    部に該濾過本体の中心軸に直交する濾紙支持板を
    設け、この濾紙支持板に該濾紙支持板を貫通する
    濾液落下部を設け、かつ該濾紙支持板上に濾紙を
    着脱可能に配置し、上記濾紙支持板によつて分割
    された濾過本体の、濾紙が配置された側と反対の
    側の内壁面に濾過本体の軸方向に沿つて脱気溝を
    設け、濾紙支持板の脱気溝が設けられた側に該脱
    気溝に連通する脱気凹部を設け、上記一対の容器
    を同一に構成し、これら容器の底部にそれぞれ脱
    気孔を設け、該脱気孔に着脱自在かつ液密に嵌合
    する栓体を設け、該容器と濾過本体との少なくと
    も一方に容器と濾過本体とを液密に接続せしめる
    ための液密手段を設けたことを特徴とする簡易注
    出濾過器。
JP16671487U 1987-10-30 1987-10-30 Expired JPH0441922Y2 (ja)

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WO2007105312A1 (ja) * 2006-03-14 2007-09-20 Gast Japan Co., Ltd 土壌検査システム、土壌検査装置、土壌検査プログラム及び記録媒体

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