JPH0445276B2 - - Google Patents

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JPH0445276B2
JPH0445276B2 JP2042027A JP4202790A JPH0445276B2 JP H0445276 B2 JPH0445276 B2 JP H0445276B2 JP 2042027 A JP2042027 A JP 2042027A JP 4202790 A JP4202790 A JP 4202790A JP H0445276 B2 JPH0445276 B2 JP H0445276B2
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JP
Japan
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aluminum
plating
layer
thickness
case
Prior art date
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JP2042027A
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JPH02247094A (ja
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Shigeki Okamoto
Tsutomu Iikawa
Katsuhide Natori
Isao Kawamura
Takeaki Sakai
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウムパツケージに関し、例
えばGaAsFETなどのような半導体を利用したマ
イクロ波用アンプを密封収容するアルミニウムパ
ツケージの製法に関する。
従来のこの種マイクロ波用アンプパツケージ
は、周知の通り、鉄系材料、主としてステンレス
鋼から製作されている。
このようなパツケージは、熱放散性は乏しいば
かりでなく非常に重いため、かかるパツケージに
近年求められている2つの課題、すなわち、軽量
化(特に航空機に搭載する場合などに必要であ
る)と良熱伝導性(これが悪いと、高出力アンプ
の場合、その発熱に原因して回路素子の損傷がひ
きおこされる)を満たすことができない。
近年、アンプに対する高出力化と小型軽量化へ
の要求が高まつており、熱放散性が良く、軽量な
アルミニウムパツケージが着目されているがアル
ミニウムは熱放散性が極めて良いためにパルスレ
ーザによりシーム溶接による密封封止する際、急
冷によるクラツクが生じて、要求される気密が保
てないのが現状である。
〔従来技術と問題点〕
本発明者はかかる問題を解決する為に、それぞ
れがアルミニウム又はアルミニウム合金からなる
ケースとカバーとの間に中間金属層を介在させレ
ーザ溶接したアルミニウムパツケージを既に特願
昭57−106150特開昭58−223350号公報に出願して
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は工程数を少なくし、耐食性を向上させ
たアルミニウムパツケージの製法を提供せんとす
るものである。本発明者出願の上記特願昭57−
106150(特開昭58−223350号公報)には中間金属
層としてCu+Ni複合メツキ層を用いる実施例も
示した。即ちアルミニウムもしくはアルミニウム
合金上に直接Niメツキ層を形成することはめつ
き前のAlの表面が清浄化されていない場合剥離
しやすいという理由でアルミニウムもしくはアル
ミニウム合金とNi層との間にCuメツキ層を設け
たものであり、工程数が多いと云うことの他Cu
とAlとは大きな電位差があるので、耐食性が悪
い。
そこで、この問題を改決する方法としてAlに
直接Niとめつきを施すことが考えられるが、Al
とNiとの金属間化合物の発生などにより溶接が
困難であるという問題があつた。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題点はそれぞれがアルミニウム又はアル
ミニウム合金からなるケースとカバーとの間に介
在させる中間金属層として、溶接部のNi量が1.5
〜10wt%となる厚さのNi層を用いてレーザ溶接
により密封結合される本発明によるアルミニウム
パツケージの製法により達成される。
〔作用〕
アルミニウム、又はアルミニウム合金からなる
ケース、カバー間の溶接部のNi量が1.5〜10wt%
の範囲にあるとき溶接部におけるクラツクの生じ
る危険が殆んどない、これ以下、あるいはこれ以
上の場合は後述のように共に溶接による接合強度
が低下する。
又Ni層はCuの如くAlとの間に大きい電位差は
なく耐食性も向上し信頼性の高いこの種パツケー
ジが得られる。
以下に本発明の実施例を説明する。
実施例 1 第1図に斜視図で示すアルミニウムからなるふ
た1とケース2の全面にそれぞれ電気めつきによ
り、封止後の溶接部のNi量が3〜10wt%となる
ようにNi層を形成した。
アルミニウムのふた1とケース2の全面にNi
メツキ層を形成するのは次の如き利点を有する。
(1) Al−Siなどのろう材なしで溶接ができる。
(2) 耐食性を向上することができる。
(3) 直接、端子などをはんだ付けできる。
その後、ふた1とケース2を第2図に側面図で
示すように配置し、窒素ガス雰囲気中にてレーザ
発振器4からレンズ系5を介して接合部にパルス
レーザビームを照射してシーム溶接する。ここ
で、パルスレーザビームは例えばパルス幅4m
sec、パルスレート20pps、平均出力310W、ビー
ム速度5.4mm/secの条件で0.1mm中に集光して照射
する。
このような条件で気密封止したアルミニウムパ
ツケージの気密性をヘリウムリークデイテクター
により調べたところ、1×10-10atm・c.c./s以
下の高い気密性を有することを確認した。
なお、電解ニツケルメツキによる場合封止後の
溶接部のNi層を3〜10wt%とするのは次の理由
による。
Ni量が3wt%より少い場合、アルミニウムもし
くはアルミニウム合金にNiを加えることにより
接合部での強度を高める効果が低下する。
一方Ni量が10wt%より多い場合ニツケルアル
ミニウム金属間化合物Al3Ni等が形成されもろく
なり、接合部での強度が低下する。
第3図は中間金属層としての最適Ni層厚さを
規定する為の実験データを示す。
第3図aは、純アルミニウム(1100)1′、他方
がアルミニウム合金(5052)2′であるアルミパツ
ケージ材料の各々にNiメツキ層6を形成した後
に、レーザ溶接した溶接部の側断面拡大図であ
る。接合部7ではレーザビーム照射により溶融し
たアルミニウムニツケル合金となつている。1′,
2′は厚さ3mmであるのに溶融部は約1mm程度の深
さまで達している。アルミニウムパツケージの接
合部の信頼性を調べるために、電解Niメツキ層
の膜厚を変えた場合の接合部の引張強度の変化を
第3図bに示す。
図は、縦軸に引張強度(Kgf/mm2)で、横軸に
電解Niメツキ層厚さ(μm)でプロツトしたも
のである。
純アルミニウム1100の引張強度は9Kgf/mm2
あり、又、アルミニウム合金5052の引張強度は
19.5Kgf/mm2であるが、純アルミニウム1100とア
ルミニウム合金5052をNi層を介して接合された
接合部の引張強度はNi層厚さが約15μm程度の時
最大強度を示し、厚さ9〜18μmのNi層厚さでク
ラツクを生ずることなく接合することができる。
Ni層厚さが9μmより薄い場合、純アルミニウ
ム1100の接合部近傍の熱影響部で切断が生じ、強
度が低下する。
又一方Ni層厚さが18μmよりも厚い場合、
Al3Ni等の金属間化合物が生じ、もろくなり、ク
ラツクが生じ、強度が低下する。
第4図は接合部の合金層中のNi含有量が異な
る2つの合金層a,bのX線回折の状態を縦軸に
X線強度を、横軸にX線回折角で示し、aは合金
層中のNi含有量が7wt%のもの、bは合金層中の
Ni含有量が15wt%のX線回折を示す。aではAl
の回折ピークが主であるが、bではAlのピーク
の他にAl3Niのピークが多く検出される。
電解Niメツキによるクラツクが生じない接合
部でのNi含有量は3〜10wt%であることが判つ
た。
上記実施例については、電気めつきによるもの
である。
実施例 2 電気めつきでは、めつき厚さは被めつき材の周
縁部に厚く着きやすく、平坦な部分でも膜厚のバ
ラツキが大きい。
これに対し、無電解めつきでは、めつき厚さの
均一性は電気めつきに比べ優れており、めつき膜
厚のバラツキも小さい。
これを明らかにする為第5図の如くNiめつき
53がほぼ全面均一に行われ、めつき厚にバラツ
キが生じない無電解めつきをケース側51及びフ
タ側52の両方に行つた試料を用いレーザ溶接を
行つた。
結果を第6図、第7図、第8図に示す。
クラツクの生じないアルミニウムニツケル合金
中のNi含有量は第7図に示されるように、1.5〜
10wt%であつた。又この値はトータルのNiめつ
き厚が2.4〜18μmであり、ケース側、フタ側各々
の無電解Niめつき厚は1.2〜9μmである。
電解めつきによる場合とほぼ同じ結果をより精
度よく得ることができた。
第6図はケース側、フタ側各々のNi無電解め
つき膜厚と引張強度及び引張応力の関係を示す図
である。第7図はNi無電解めつき膜厚t2とレーザ
溶融溶接部のNi含有量(wt%)の関係を示す図
である。
第8図はレーザ溶融溶接部のNi含有量(wt%)
と引張強度(MPa)の関係を示す図である。
引張試験は英国インストロン社製1195型万能引
張試験機を用いて、引張速度0.5mm/minで行な
つた。溶接部の組織観察は、2%HF溶液で10秒
エチチングした後、光学顕微鏡を用いて行なつ
た。その後、XMA分析によつて、溶接部のNi量
を求めた。硬さ試験はマイクロビツカース硬度計
を用いて荷重50gで行なつた。
クラツク発生の有無とNiめつき厚の関係につ
いて考えると、NiとAlは、NiAl3,NiAl,
Ni3Alなどの金属間化合物を形成する。また、Al
とNiAl3は、Ni量が5.7%で共晶組織となる。ク
ラツクのない良好な溶接ができるのはNi量が6
%前後のときなので、この部分では共晶組織とな
つており、その結果、強度が上がりクラツクが発
生しなかつたものと考えられる。
Ni量の増加に伴い硬さが大きくなるのは、硬
くて脆いNiAl3の初晶が晶出するためである。高
Ni側でクラツクが発生するのは、この金属間化
合物の塑性変形能が極めて低いために、急冷時に
導入される内部応力が吸収できずに起こると考え
る。また、低Ni側でクラツクが発生するのは、
Ni量が少ないために、溶接部に熱間強度の低い
Alが晶出するためである。
〔発明の効果〕
本発明はケースとふたからなるアルミニウムパ
ツケージにおいて該ケースとふたに直接、封止後
の溶接部のNi量が1.5〜10wt%になるように電気
めつきあるいは無電解めつきによりNi層を形成
し、この封止部をパルスレーザ溶接することによ
り溶接部にクラツクの生じない安定な気密封止を
可能とし、熱放散性が良く、電蝕の危険もなく、
高出力素子を搭載できる軽量なパツケージが安定
に容易な工程で得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のアルミニウムパツケージ
の、気密封止溶接前の状態を示した斜視図、第2
図は、本発明のアルミニウムパツケージをレーザ
溶接により気密封止する方法を示した側面図、第
3図、第4図は本発明効果を説明する特性図、第
5図は無電解Niメツキを行つた試料のレーザ溶
接を説明する図、第6図はNiめつき膜厚と引張
強度、応力の関係を示す図、第7図はNi無電解
めつき膜厚とレーザ溶融溶接部のNi含有量の関
係を示す図、第8図はレーザ溶融溶接部のNi含
有量と、引張強度との関係を示す図である。 図中、1はカバー、2はケース、3は入出力端
子、4はレーザ発振器、5はレンズ系、6はNi
メツキ層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれがアルミニウム又はアルミニウム合
    金からできているケースとカバーとの間に介在さ
    せる中間金属層として、溶接部のNi量が1.5〜
    10wt%になる厚さのNi層を用いることを特徴と
    する特にレーザ溶接により密封結合されたアルミ
    ニウムパツケージの製法。
JP2042027A 1990-02-22 1990-02-22 アルミニウムパッケージの製法 Granted JPH02247094A (ja)

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