JPH0445557B2 - - Google Patents
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- JPH0445557B2 JPH0445557B2 JP2963390A JP2963390A JPH0445557B2 JP H0445557 B2 JPH0445557 B2 JP H0445557B2 JP 2963390 A JP2963390 A JP 2963390A JP 2963390 A JP2963390 A JP 2963390A JP H0445557 B2 JPH0445557 B2 JP H0445557B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- weight
- lubricating composition
- present
- sliding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubricants (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は摺動兼金属加工用潤滑組成物に関す
る。 〔従来の技術、発明が解決しようとする課題〕 工作機械にはその使用部位、使用目的に応じて
多種の異なつた性能をもつ潤滑剤が使用されてい
る。これらの潤滑剤は互いに混ざり合うことによ
り、それぞれの性能を低下させ、致命的な問題を
惹き起こす虞れがあるので、本来絶対的に避けな
ければならない。 しかしなが、多くの工作機械、特にトランスフ
アーマシン等にあつてはその機構上、切削油剤、
研削油剤などの金属加工用潤滑剤に摺動面油剤が
混入することが多く、水系エマルジヨンタイプの
金属加工用潤滑剤に摺動面油剤が混入すると、
該金属加工用潤滑剤の均一性が保たれなくなり、
そのため金属加工性能が変動し高精度の金属加工
ができなくなる、腐敗が促進され金属加工液の
寿命が極度に低下する等の問題があつた。 〔課題を解決するための手段〕 そこで本発明者らは上記従来の問題点を解消す
べく鋭意研究を重ねた結果、特定の組成を有する
潤滑組成物が摺動面油剤としても金属加工用油剤
としても用いることができることを見出し、該知
見に基いて本発明を完成するに到つた。 すなわち本発明は、摺動面油剤と金属加工用油
剤の有効成分を同一とすることにより、上記従来
の問題点の解消された摺動兼金属加工用潤滑組成
物を提供することを目的とするものである。 本発明は、鉱油および/または合成油、炭素数
14〜28の脂肪族ジカルボン酸と炭素数2〜4のア
ルカノール基を有するアルカノールアミンとの反
応生成物、極圧剤および乳化剤からなり、かつ全
量に対し前記脂肪族ジカルボン酸とアルカノール
アミンとの反応生成物2〜50重量%、前記極圧剤
5〜30重量%および前記乳化剤5〜30重量%の割
合で配合してなる摺動兼金属加工用潤滑組成物で
ある。 本発明においては第1の成分として鉱油およ
び/または合成油を用いる。ここでは鉱油およ
び/または合成油は本発明の潤滑組成物のベース
となるもので、特に制限はないが、40℃の粘度が
5〜70cstのものがよい。具体的には鉱油として
ナフテン系鉱油、中間系鉱油、パラフイン系鉱油
の潤滑油留分あるいはこれら鉱油類の分解によつ
て得られる高芳香族成分などを例示することがで
き、合成油として長鎖アルキルベンゼン、分枝ア
ルキルベンゼン、あるいはポリブデンなどのポリ
オレフイン油、アルキルナフタリン、エステル油
あるいはポリグリコール油などを例示することが
できる。これらの中でもナフテン系鉱油が好まし
い。上述の油は単独であるいは二種類以上を混合
して用いることができる。 また、本発明においては第2の成分として炭素
数14〜28の脂肪族ジカルボン酸と炭素数2〜4の
アルカノール基を有するアルカノールアミンとの
反応生成物を用いる。ここで脂肪族ジカルボン酸
の具体例としては、 例えば式
る。 〔従来の技術、発明が解決しようとする課題〕 工作機械にはその使用部位、使用目的に応じて
多種の異なつた性能をもつ潤滑剤が使用されてい
る。これらの潤滑剤は互いに混ざり合うことによ
り、それぞれの性能を低下させ、致命的な問題を
惹き起こす虞れがあるので、本来絶対的に避けな
ければならない。 しかしなが、多くの工作機械、特にトランスフ
アーマシン等にあつてはその機構上、切削油剤、
研削油剤などの金属加工用潤滑剤に摺動面油剤が
混入することが多く、水系エマルジヨンタイプの
金属加工用潤滑剤に摺動面油剤が混入すると、
該金属加工用潤滑剤の均一性が保たれなくなり、
そのため金属加工性能が変動し高精度の金属加工
ができなくなる、腐敗が促進され金属加工液の
寿命が極度に低下する等の問題があつた。 〔課題を解決するための手段〕 そこで本発明者らは上記従来の問題点を解消す
べく鋭意研究を重ねた結果、特定の組成を有する
潤滑組成物が摺動面油剤としても金属加工用油剤
としても用いることができることを見出し、該知
見に基いて本発明を完成するに到つた。 すなわち本発明は、摺動面油剤と金属加工用油
剤の有効成分を同一とすることにより、上記従来
の問題点の解消された摺動兼金属加工用潤滑組成
物を提供することを目的とするものである。 本発明は、鉱油および/または合成油、炭素数
14〜28の脂肪族ジカルボン酸と炭素数2〜4のア
ルカノール基を有するアルカノールアミンとの反
応生成物、極圧剤および乳化剤からなり、かつ全
量に対し前記脂肪族ジカルボン酸とアルカノール
アミンとの反応生成物2〜50重量%、前記極圧剤
5〜30重量%および前記乳化剤5〜30重量%の割
合で配合してなる摺動兼金属加工用潤滑組成物で
ある。 本発明においては第1の成分として鉱油およ
び/または合成油を用いる。ここでは鉱油およ
び/または合成油は本発明の潤滑組成物のベース
となるもので、特に制限はないが、40℃の粘度が
5〜70cstのものがよい。具体的には鉱油として
ナフテン系鉱油、中間系鉱油、パラフイン系鉱油
の潤滑油留分あるいはこれら鉱油類の分解によつ
て得られる高芳香族成分などを例示することがで
き、合成油として長鎖アルキルベンゼン、分枝ア
ルキルベンゼン、あるいはポリブデンなどのポリ
オレフイン油、アルキルナフタリン、エステル油
あるいはポリグリコール油などを例示することが
できる。これらの中でもナフテン系鉱油が好まし
い。上述の油は単独であるいは二種類以上を混合
して用いることができる。 また、本発明においては第2の成分として炭素
数14〜28の脂肪族ジカルボン酸と炭素数2〜4の
アルカノール基を有するアルカノールアミンとの
反応生成物を用いる。ここで脂肪族ジカルボン酸
の具体例としては、 例えば式
HOOC・(CH2)6・CH=CH(CH2)6COOH,
HOOC・(CH2)6・CH=CH(CH2)2CH=CH・
(CH2)6COOH, HOOC・(CH2)6−C(CH3)=CH−(CH2)2−CH
=C(CH3)−(CH2)6−COOHなどを挙げること
ができる。 上記脂肪族ジカルボン酸と反応させるアルカノ
ールアミンとしては、アルカノール基が2〜4の
炭素数を有するものが用いられる。このようなア
ルカノールアミンとしては例えばモノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノール
アミン、トリプロパノールアミン、モノブタノー
ルアミン、ジブタノールアミン、トリブタノール
アミン、モノメチルジエタノールアミン、モノメ
チルジプロパノールアミン、モノメチルジブタノ
ールアミン、モノエチルジエタノールアミンなど
を挙げることができる。 上記脂肪族ジカルボン酸とアルカノールアミン
は前者1に対し後者0.5〜5(モル比)の割合で混
合し、室温〜200℃の温度で5〜100分間反応させ
て、反応生成物を得ることができる。 本発明においては上記脂肪族ジカルボン酸とア
ルカノールアミンとの反応生成物を第2の成分と
して用いる。この脂肪族ジカルボン酸とアルカノ
ールアミンとの反応生成物は全量に対し2〜50重
量%、好ましくは5〜30重量%配合される。ここ
でこの第2の成分の配合量が2重量%未満である
と、金属加工用油剤として用いた場合、錆が発生
しやすく、しかも金属加工性能が低下するので好
ましくない。また、50重量%を越えて配合しても
効果の向上が期待できないので経済的に好ましく
ない。 次に、本発明においては第3の成分として極圧
剤を用いる。極圧剤としては特に制限はなく、硫
化ラード、硫化抹香鯨油、硫化ひまし油などの硫
化油脂;トリブチルホスフエート、トリクレジル
ホスフエート、トリオクチルホスフエート、トリ
フエニルホスフエート、ラウリルアシツドホスフ
エート、オレイルアシツドホスフエートなどのリ
ン酸エステル;オクチルアシツドホスフエートの
牛脂アミン塩、オレイルアシツドホスフエートの
オレイルアミン塩などのリン酸エステル・アミン
塩等を例示することができ、これらを単独で若し
くは二種類以上を組合せて用いることができる。
これらは極圧剤は全量に対し5〜30重量%、好ま
しくは5〜20重量%配合される。ここでこの極圧
剤の配合量が5重量%未満のときは乳化剤として
リンを含有する界面活性剤を用いるのが好まし
い。摺動面油剤として用いた場合、ステイツクス
リツプの発生を防止すると共に、その希釈液を金
属加工部位に用いた場合、切削性の低下を防止す
る効果が付与されるからである。また、30重量%
を越えて配合すると摺動面油として使用した場
合、オイルステインを生じやすく金属加工油剤と
して用いた場合、錆が発生しやすく、かつ腐敗を
促進するので好ましくない。 さらに、本発明においては第4の成分として乳
化剤を用いる。ここで乳化剤としては特に制限は
なく、例えば脂肪族せつけん、ナフテン酸せつけ
ん、長鎖アルコール硫酸エステル塩、脂肪族アル
キル硫酸エステル塩などのアニオン系界面活性
剤;長鎖第一アミン塩、アルキルトリメチルアン
モニウム塩などのカチオン系界面活性剤;ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアル
キルフエニルエステルなどの非イオン系界面活性
剤、さらにジポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルホスフエート、ジポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテルホスフエート、トリポリオキシ
エチレンアルキルエーテルホスフエート、トリポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテルホス
フエートなどのリン含有界面活性剤等を挙げるこ
とができる。これら乳化剤は全量に対し5〜30重
量%、好ましくは10〜20重量%配合される。ここ
で、この乳化剤の配合量が5重量%未満である
と、得られる潤滑組成物が分離してしまうため、
摺動面油剤として用いることができなくなるとと
もに金属加工液の乳化安定性が悪く金属加工に用
いることができなくなる。また、30重量%を越え
て配合すると、摺動面油剤として用いた場合、ス
テイツクスリツプが発生するので好ましくない。 なお、本発明においては必要により酸化防止
剤、銅不活性化剤、消泡剤、バクテリア防止剤等
を適宜添加することができる。 本発明の摺動兼金属加工用潤滑組成物は叙上の
成分を混合することにより得ることがきる。 本発明の摺動兼金属加工用潤滑組成物を摺動面
油剤として用いる場合は通常原液のまま、金属加
工用油剤として用いる場合は水で3〜100倍、好
ましくは20〜50倍に希釈することが好ましい。 本発明の潤滑組成物を使用して工作機械の潤滑
を行なう場合は、前記潤滑組成物を工作機械の摺
動面に用い、該潤滑組成物の水希釈液を金属加工
部位に用いる。ここで、対象とする工作機械とし
てはその内部に摺動面と金属加工部位を有するも
のであるが、特に、その機構上金属加工用油剤に
摺動面油剤が混入しやすいトランスフアーマシン
が挙げられる。 本発明の潤滑組成物を使用して工作機械の潤滑
を行なう場合は、潤滑組成物の原液を工作機械の
摺動面に用いる。また、該潤滑組成物の希釈液を
金属加工部位に用いる。ここで、切削、研削など
の金属加工に用いる場合には水で3〜100倍程度
に希釈した水希釈液が用いられる。トランスフア
ーマシンの潤滑を行なう場合、まず前記本発明の
潤滑組成物の原液を摺動面に用い、次いで該潤滑
組成物の希釈液を用いて金属加工を行なう。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例により説明する。 実施例1〜6および比較例1〜6 第1表に示す所定の鉱油または合成油(第1成
分)に、第1表に示す所定の化合物を所定割合で
配合して潤滑組成物を調製した。 次に、これら潤滑組成物について下記に示す各
種試験を行ない、摺動面油剤としての性能および
金属加工用油剤としての性能を評価した。結果を
第1表に示す。 〔試験方法〕 摺動面試験 出光法〔ASTM D 2877−70に準拠して条件
を以下のようにした方法(出光トライボレビユー
Vol.1 No2 P141〜144に記載されている方法)〕
により行ない、動摩擦係数(μ)とステイツクス
リツプの発生の有無を測定した。なお、条件は次
の通りである。 面 圧:0.54Kg/cm2 滑り速度:12mm/minおよび160mm/min すべり面材質:ベツト S45C研磨鋼板 (JIS G 4051) サドル FC−20 キサゲ面 (JIS G 5501) オイルステイン性能試験 上記潤滑組成物の原液に蒸留水5重量%を加え
て撹拌し、エマルジヨン化した液を2枚のFC−
20板(JIS G 5501)(30×70×10mm)にはさん
で60℃の温度で5日間保持した。開放後、オイル
ステインの有無を観察した。 銅板腐敗試験 JIS K 2513に準じて行なつた。但し、条件は
50℃×3時間で行なつた。 切削試験 超硬チツプ(P20…JIS B 4104)を使用し、
施盤により切削する試験を行ない、このときの工
具摩耗を計測した。なお、試料は30%エマルジヨ
ンを使用し、切削条件は以下の通りであつた。 切削速度:100m/min 送り量:0.1mm/rev. 切り込み量:2mm 切削距離:4800m 初期乳化安定性試験 100mlのメスシリンダーに水97mlを取り、その
水面上に上記潤滑組成物の原液3mlを投入し、30
分後上層に油(原液)が浮遊、分離していないか
(初期乳化性)を観察した。また、水中に油剤が
分散または溶解した割合(容量)(溶解性)を測
定した。なお、本発明に適用しうる原液は上層に
油が分散せず、油剤の分散または溶解割合が
30ml以上であることが必要である。 防錆試験 各エマルジヨン濃度の試料を用いて切削試験を
行ない、7日後被削材(切粉)の錆の有無を観察
した。なお、切削試験はボール盤でエンドミル工
具を用い、FCD−40材(JIS G 5502)を切削
することにより行なつた。 比較例 7 市販品を用いたこと以外は実施例1と同様にし
て各種試験を行ない、性能を評価した。結果を第
1表に示す。
(CH2)6COOH, HOOC・(CH2)6−C(CH3)=CH−(CH2)2−CH
=C(CH3)−(CH2)6−COOHなどを挙げること
ができる。 上記脂肪族ジカルボン酸と反応させるアルカノ
ールアミンとしては、アルカノール基が2〜4の
炭素数を有するものが用いられる。このようなア
ルカノールアミンとしては例えばモノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノール
アミン、トリプロパノールアミン、モノブタノー
ルアミン、ジブタノールアミン、トリブタノール
アミン、モノメチルジエタノールアミン、モノメ
チルジプロパノールアミン、モノメチルジブタノ
ールアミン、モノエチルジエタノールアミンなど
を挙げることができる。 上記脂肪族ジカルボン酸とアルカノールアミン
は前者1に対し後者0.5〜5(モル比)の割合で混
合し、室温〜200℃の温度で5〜100分間反応させ
て、反応生成物を得ることができる。 本発明においては上記脂肪族ジカルボン酸とア
ルカノールアミンとの反応生成物を第2の成分と
して用いる。この脂肪族ジカルボン酸とアルカノ
ールアミンとの反応生成物は全量に対し2〜50重
量%、好ましくは5〜30重量%配合される。ここ
でこの第2の成分の配合量が2重量%未満である
と、金属加工用油剤として用いた場合、錆が発生
しやすく、しかも金属加工性能が低下するので好
ましくない。また、50重量%を越えて配合しても
効果の向上が期待できないので経済的に好ましく
ない。 次に、本発明においては第3の成分として極圧
剤を用いる。極圧剤としては特に制限はなく、硫
化ラード、硫化抹香鯨油、硫化ひまし油などの硫
化油脂;トリブチルホスフエート、トリクレジル
ホスフエート、トリオクチルホスフエート、トリ
フエニルホスフエート、ラウリルアシツドホスフ
エート、オレイルアシツドホスフエートなどのリ
ン酸エステル;オクチルアシツドホスフエートの
牛脂アミン塩、オレイルアシツドホスフエートの
オレイルアミン塩などのリン酸エステル・アミン
塩等を例示することができ、これらを単独で若し
くは二種類以上を組合せて用いることができる。
これらは極圧剤は全量に対し5〜30重量%、好ま
しくは5〜20重量%配合される。ここでこの極圧
剤の配合量が5重量%未満のときは乳化剤として
リンを含有する界面活性剤を用いるのが好まし
い。摺動面油剤として用いた場合、ステイツクス
リツプの発生を防止すると共に、その希釈液を金
属加工部位に用いた場合、切削性の低下を防止す
る効果が付与されるからである。また、30重量%
を越えて配合すると摺動面油として使用した場
合、オイルステインを生じやすく金属加工油剤と
して用いた場合、錆が発生しやすく、かつ腐敗を
促進するので好ましくない。 さらに、本発明においては第4の成分として乳
化剤を用いる。ここで乳化剤としては特に制限は
なく、例えば脂肪族せつけん、ナフテン酸せつけ
ん、長鎖アルコール硫酸エステル塩、脂肪族アル
キル硫酸エステル塩などのアニオン系界面活性
剤;長鎖第一アミン塩、アルキルトリメチルアン
モニウム塩などのカチオン系界面活性剤;ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアル
キルフエニルエステルなどの非イオン系界面活性
剤、さらにジポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルホスフエート、ジポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテルホスフエート、トリポリオキシ
エチレンアルキルエーテルホスフエート、トリポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテルホス
フエートなどのリン含有界面活性剤等を挙げるこ
とができる。これら乳化剤は全量に対し5〜30重
量%、好ましくは10〜20重量%配合される。ここ
で、この乳化剤の配合量が5重量%未満である
と、得られる潤滑組成物が分離してしまうため、
摺動面油剤として用いることができなくなるとと
もに金属加工液の乳化安定性が悪く金属加工に用
いることができなくなる。また、30重量%を越え
て配合すると、摺動面油剤として用いた場合、ス
テイツクスリツプが発生するので好ましくない。 なお、本発明においては必要により酸化防止
剤、銅不活性化剤、消泡剤、バクテリア防止剤等
を適宜添加することができる。 本発明の摺動兼金属加工用潤滑組成物は叙上の
成分を混合することにより得ることがきる。 本発明の摺動兼金属加工用潤滑組成物を摺動面
油剤として用いる場合は通常原液のまま、金属加
工用油剤として用いる場合は水で3〜100倍、好
ましくは20〜50倍に希釈することが好ましい。 本発明の潤滑組成物を使用して工作機械の潤滑
を行なう場合は、前記潤滑組成物を工作機械の摺
動面に用い、該潤滑組成物の水希釈液を金属加工
部位に用いる。ここで、対象とする工作機械とし
てはその内部に摺動面と金属加工部位を有するも
のであるが、特に、その機構上金属加工用油剤に
摺動面油剤が混入しやすいトランスフアーマシン
が挙げられる。 本発明の潤滑組成物を使用して工作機械の潤滑
を行なう場合は、潤滑組成物の原液を工作機械の
摺動面に用いる。また、該潤滑組成物の希釈液を
金属加工部位に用いる。ここで、切削、研削など
の金属加工に用いる場合には水で3〜100倍程度
に希釈した水希釈液が用いられる。トランスフア
ーマシンの潤滑を行なう場合、まず前記本発明の
潤滑組成物の原液を摺動面に用い、次いで該潤滑
組成物の希釈液を用いて金属加工を行なう。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例により説明する。 実施例1〜6および比較例1〜6 第1表に示す所定の鉱油または合成油(第1成
分)に、第1表に示す所定の化合物を所定割合で
配合して潤滑組成物を調製した。 次に、これら潤滑組成物について下記に示す各
種試験を行ない、摺動面油剤としての性能および
金属加工用油剤としての性能を評価した。結果を
第1表に示す。 〔試験方法〕 摺動面試験 出光法〔ASTM D 2877−70に準拠して条件
を以下のようにした方法(出光トライボレビユー
Vol.1 No2 P141〜144に記載されている方法)〕
により行ない、動摩擦係数(μ)とステイツクス
リツプの発生の有無を測定した。なお、条件は次
の通りである。 面 圧:0.54Kg/cm2 滑り速度:12mm/minおよび160mm/min すべり面材質:ベツト S45C研磨鋼板 (JIS G 4051) サドル FC−20 キサゲ面 (JIS G 5501) オイルステイン性能試験 上記潤滑組成物の原液に蒸留水5重量%を加え
て撹拌し、エマルジヨン化した液を2枚のFC−
20板(JIS G 5501)(30×70×10mm)にはさん
で60℃の温度で5日間保持した。開放後、オイル
ステインの有無を観察した。 銅板腐敗試験 JIS K 2513に準じて行なつた。但し、条件は
50℃×3時間で行なつた。 切削試験 超硬チツプ(P20…JIS B 4104)を使用し、
施盤により切削する試験を行ない、このときの工
具摩耗を計測した。なお、試料は30%エマルジヨ
ンを使用し、切削条件は以下の通りであつた。 切削速度:100m/min 送り量:0.1mm/rev. 切り込み量:2mm 切削距離:4800m 初期乳化安定性試験 100mlのメスシリンダーに水97mlを取り、その
水面上に上記潤滑組成物の原液3mlを投入し、30
分後上層に油(原液)が浮遊、分離していないか
(初期乳化性)を観察した。また、水中に油剤が
分散または溶解した割合(容量)(溶解性)を測
定した。なお、本発明に適用しうる原液は上層に
油が分散せず、油剤の分散または溶解割合が
30ml以上であることが必要である。 防錆試験 各エマルジヨン濃度の試料を用いて切削試験を
行ない、7日後被削材(切粉)の錆の有無を観察
した。なお、切削試験はボール盤でエンドミル工
具を用い、FCD−40材(JIS G 5502)を切削
することにより行なつた。 比較例 7 市販品を用いたこと以外は実施例1と同様にし
て各種試験を行ない、性能を評価した。結果を第
1表に示す。
【表】
【表】
本発明の潤滑組成物によれば一つの油剤で摺動
面油剤と金属加工用油剤としての機能を果たすこ
とができる。すなわち、摺動面油剤として用いた
場合にもオイルステインなどの発生がなく、また
金属加工用油剤として用いた場合にも高精度の金
属加工を行なうことができるとともに錆などが発
生しにくい。 また、このような一つの油剤で摺動面油剤と金
属加工用油剤とを兼用できるため、摺動面油剤が
金属加工用油剤に混入しても、工作機械の金属加
工性能が低下したり、金属加工用油剤の寿命が極
度に低下するなどの従来見られた潤滑上の障害が
ない。したがつて、金属加工用油剤を循環給油方
式で用いる場合に特に有効である。 さらに、本発明の摺動兼金属加工用潤滑組成物
はエマルジヨンタイプ潤滑剤であるが、前記の如
く摺動面油剤として用いた場合にも良好ば性能を
示す。したがつて、工作機械の潤滑、特にトラン
スフアーマシン等の潤滑に有効に用いることがで
きる。
面油剤と金属加工用油剤としての機能を果たすこ
とができる。すなわち、摺動面油剤として用いた
場合にもオイルステインなどの発生がなく、また
金属加工用油剤として用いた場合にも高精度の金
属加工を行なうことができるとともに錆などが発
生しにくい。 また、このような一つの油剤で摺動面油剤と金
属加工用油剤とを兼用できるため、摺動面油剤が
金属加工用油剤に混入しても、工作機械の金属加
工性能が低下したり、金属加工用油剤の寿命が極
度に低下するなどの従来見られた潤滑上の障害が
ない。したがつて、金属加工用油剤を循環給油方
式で用いる場合に特に有効である。 さらに、本発明の摺動兼金属加工用潤滑組成物
はエマルジヨンタイプ潤滑剤であるが、前記の如
く摺動面油剤として用いた場合にも良好ば性能を
示す。したがつて、工作機械の潤滑、特にトラン
スフアーマシン等の潤滑に有効に用いることがで
きる。
Claims (1)
- 1 鉱油および/または合成油、炭素数14〜28の
脂肪族ジカルボン酸と炭素数2〜4のアルカノー
ル基を有するアルカノールアミンとの反応生成
物、極圧剤および乳化剤からなり、かつ全量に対
し前記脂肪族ジカルボン酸とアルカノールアミン
との反応生成物2〜50重量%、前記極圧剤5〜30
重量%および前記乳化剤5〜30重量%の割合で配
合してなる摺動兼金属加工用潤滑組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2963390A JPH02269197A (ja) | 1984-12-14 | 1990-02-13 | 摺動兼金属加工用潤滑組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59262920A JPS61141793A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 摺動兼金属加工用潤滑組成物を用いた工作機械の潤滑方法 |
| JP2963390A JPH02269197A (ja) | 1984-12-14 | 1990-02-13 | 摺動兼金属加工用潤滑組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59262920A Division JPS61141793A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 摺動兼金属加工用潤滑組成物を用いた工作機械の潤滑方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH02269197A JPH02269197A (ja) | 1990-11-02 |
| JPH0445557B2 true JPH0445557B2 (ja) | 1992-07-27 |
Family
ID=26367853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2963390A Granted JPH02269197A (ja) | 1984-12-14 | 1990-02-13 | 摺動兼金属加工用潤滑組成物 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPH02269197A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1990
- 1990-02-13 JP JP2963390A patent/JPH02269197A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02269197A (ja) | 1990-11-02 |
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