JPH0445584A - 相転移型メモリ素子およびその製造方法 - Google Patents

相転移型メモリ素子およびその製造方法

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JPH0445584A
JPH0445584A JP2152677A JP15267790A JPH0445584A JP H0445584 A JPH0445584 A JP H0445584A JP 2152677 A JP2152677 A JP 2152677A JP 15267790 A JP15267790 A JP 15267790A JP H0445584 A JPH0445584 A JP H0445584A
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hole
insulating film
memory element
diameter
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JP2152677A
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Makoto Sasaki
誠 佐々木
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カルコゲナイド系半導体を用いた相転移型メ
モリ素子およびその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、不揮発性メモリ素子として、カルコゲナイド系半
導体を用いた相転移型のメ゛モリ素子が開発されている
この相転移型メモリ素子は、基本的には一対の電極間に
カルコゲナイド系の半導体層を介在させたもので、この
相転移型メモリ素子としては、従来、第4図に示すよう
な構造のものが知られている。
この相転移型メモリ素子の構造を説明すると、図中1は
ガラス板等からなる絶縁性基板であり、この基板1上に
は下部電極2とそのライン部2aが形成され、さらにこ
の基板1上には、前記下部電極2およびライン部2aを
覆う層間絶縁膜3が形成されている。この絶縁膜3には
、下部電極2の一部を露出させる開口4が形成されてお
り、この間口4は一般に直径5μm〜10μmの大きさ
に形成されている。そして、カルコゲナイド系の半導体
層5は、前記絶縁膜3の開口4内からその周囲の絶縁膜
上面にわたって形成されており、開口4内の部分の下面
において前記下部電極2の上面に接している。また、前
記絶縁膜3の上には前記半導体層5を覆って上部電極6
が形成されており、前記半導体層5の上面はこの上部電
極6に接している。なお、6aは上部電極6のライン部
である。
この相転移型メモリ素子は、カルコゲナイド系半導体の
アモルファス状態から結晶状態および結晶状態からアモ
ルファス状態への相転移を利用してオン状態とオフ状態
とに書換えられるもので、例えば半導体層5の層厚を0
.3μmとした相転移型メモリ素子は、パルス幅30μ
See〜200μsec 、波高5v〜IOVのセット
パルスの印加によりオン状態となり、パルス幅0.3μ
sec 。
電流値100mAのリセットパルスの印加によりオフ状
態に戻される。すなわち、下部電極2と上部電極6との
間に前記セットパルスを印加すると、この電極2.6間
の半導体層5中に生じるフィラメント状の電流バスAを
流れる電流によりジュール熱が発生して半導体層5の電
流パスA部分がアモルファス状態から結晶状態に相転移
し、電流バスAの抵抗値が低くなってメモリ素子がオン
状態となる。なお、第4図では半導体層5中に生ずる電
流バスAを半導体層5の中央部に図示しているが、この
電流バスAは、半導体層5の最も電流が流れやすい箇所
に形成される。また、カルコゲナイド系半導体は、結晶
化した後は印加電圧を下げてジュール熱をなくしてもア
モルファス状態には戻らず、したがってメモリ素子のオ
ン状態は−そのまま保持される。また、電極2,6間に
前記リセットパルスを印加すると、半導体層5の電流バ
スA部分が一旦溶融した後その熱を周囲の半導体層5に
奪われて急冷され、この電流バスA部分が結晶状態から
アモルファス状態に戻って電流バスAの抵抗値が高くな
り、メモリ素子がオフ状態となる。また、読出しは、電
極2,6の一方に読出しパルスを印加し、メモリ素子の
オン、オフ状態に応じて変化する他方の電極の出力を読
取ることで行なわれる。
ところで、この相転移型メモリ素子においては、その半
導体層5中に生ずるフィラメント状の電流バスAの直径
φは2μm〜3μm程度であり、半導体層5のアモルフ
ァス状態と結晶状態との相転移は電流パスA部分に発生
するだけであるが、半導体層5の相転移領域(電流バス
Aが形成される部分)を除く部分がその全域にわたって
アモルファス状態であれば、半導体層5の相転移領域以
外の部分は常に高抵抗であるから、半導体層5の面積が
どのような大きさであっても、メモリ素子の特性にはほ
とんど差がない。このため従来の相転移型メモリ素子で
は、電極2.6間を絶縁する層間絶縁膜3に直径5μm
′〜10μmの大きさの開口4を設けてこの部分全体に
半導体層5を形成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来の相転移型メモリ素子は、その
半導体層5中に生ずる電流バスAの直径φが2μm〜3
μm程度であり、この電流バスA部分の半導体が結晶状
態とアモルファス状態とに相転移するため、この相転移
領域の体積が大きく、したがって、半導体層5の相転移
領域を結晶状態からアモルファス状態に戻してメモリ素
子をオン状態からオフ状態に書換えるリセットパルスと
して大きな電流パルス(半導体層5の層厚がO13μm
の場合で100mA)を必要とするという問題をもって
いた。
また、前記従来の相転移型メモリ素子は、半導体層5の
相転移領域を除く部分がその全域にわたってアモルファ
ス状態となっていることが必要であるため、その製造時
のプロセス温度に制約があるという問題ももっていた。
これは、相転移型メモリ素子の製造過程においてプロセ
ス温度がカルコゲナイド半導体の結晶化温度(アモルフ
ァス状態から結晶状態に相転移する温度)Tcを越え、
しかもその後に徐冷されると、半導体層5がその全体に
わたって結晶化してしまうためである。なお、半導体層
5が結晶化しても、これを溶融して急冷すれば半導体層
5をアモルファス状態に戻すことができるが、面積の大
きな半導体層5の全体をアモルファス状態に戻すには大
きな電流パルス(例えば半導体層5の幅が10μm1層
厚が0.3umの場合は、数100mA)を電極26間
に印加しなければならないため、電極2.6間を絶縁し
ている絶縁膜3に絶縁破壊を発生させるおそれがある。
このため、従来の相転移型メモリ素子は、前記結晶化温
度Tcを越えないようなプロセス温度で製造されている
が、カルコゲナイド半導体の結晶化温度Tcは、この半
導体の組成にもよるが50℃〜200℃であるため、こ
の温度以下にプロセス温度を抑えるには製造プロセスの
自由度が大きく制約され、したがって、例えば同じ基板
1上に相転移型メモリ素子をマトリックス状に配列形成
するとともにその駆動回路を構成する薄膜トランジスタ
を形成する場合に、前記薄膜トランジスタの製造プロセ
スも温度上の制約を受けてしまう。
さらに、前記従来の相転移型メモリ素子は、半導体層5
の面積が大きいため、メモリの素子面積を小さくして集
積度を上げることができないという問題ももっていた。
本発明はこのような実情にかんがみてなされたものであ
って、その目的とするところは、カルコゲナイド系半導
体を結晶状態からアモルファス状態にしてメモリ素子を
オン状態からオフ状態に書換えるリセットパルスの電流
値を小さくすることができるとともに、製造時のプロセ
ス温度の制約もなくして製造プロセスの自由度を広げる
ことができ、しかも素子面積も小さくして集積度を上げ
ることができる相転移型メモリ素子を提供す−るととも
に、あわせてその製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の相転移型メモリ素子は、絶縁性基板上に形成さ
れた下部電極と、この下部電極を覆って前記基板上に形
成された層間絶縁膜と、この絶縁膜に前記下部電極の一
部に対応させて設けられた貫通孔と、この貫通孔内に充
填され下端面において前記下部電極に接するカルコゲナ
イド系の半導体層と、前記絶縁膜の上に形成され一部に
おいて前記半導体層の上端面に接する上部電極とからな
り、かつ前記貫通孔の直径を1.5μm〜0.1μmの
範囲にしたことを特徴とするものである。
また、本発明の相転移型メモリ素子、の製造方法は、絶
縁性基板上に下部電極とこの下部電極を覆う層間絶縁膜
を形成するとともにこの絶縁膜に前記下部電極の一部に
対応させて直径1.5μm〜0.1μmの貫通孔を形成
する工程と、前記絶縁膜上およびその貫通孔内にカルコ
ゲナイド系の半導体層を堆積させ、この後前記絶縁膜上
の半導体層をエツチング除去して前記貫通孔内のみに半
導体層を残す工程と、前記絶縁膜の上に前記貫通孔内の
半導体層を覆って上部電極を形成する工程とからなるこ
とを特徴とするものである。
この製造方法においては、前記絶縁膜上およびその貫通
孔内にカルコゲナイド系の半導体層を堆積させた後に、
この半導体層をその融点以上の温度に加熱し、この後前
記絶縁膜上の半導体層をエツチング除去するのが望まし
い。
〔作用〕
すなわち、本発明の相転移型メモリ素子は、下部電極と
上部電極との間を絶縁する層間絶縁膜に、従来の相転移
゛型メモリ素子においてその半導体層に形成される電流
バスの直径(2μm〜3μm)より小さな直径(1,5
μm−0,1μm)の貫通孔を設けて、この貫通孔内に
カルコゲナイド系の半導体層を充填する゛ことにより、
この半導体層の全域が電流パスとなるようにしたもので
あり、この相転移型メモリ素子によれば、前記貫通孔の
直径すなわちこの貫通孔内に充填された半導体層の直径
が小さく、シたがって電流パスの体積(半導体層全体の
体積)が小さいため、カルコゲナイド系半導体を結晶状
態からアモルファス状態にしてメモリ素子をオン状態か
らオフ状態に書換えるリセットパルスの電流値を小さく
することができる。なお、本発明において前記貫通孔の
直径を1.5μm〜0.1μmの範囲としているのは、
貫通孔の直径を1.5μmより大きくすると、この貫通
孔内に充填される半導体層の直径が大きくなってリセッ
トパルスの電流値をあまり小さくすることができなくな
り、また貫通孔の直径を0.1μmより小さくすると、
この貫通孔内に充填される半導体層の直径が小さくなり
すぎて安定した相転移が得られなくなるためである。ま
た、この相転移型メモリ素子では、半導体層の全域が電
流パスとなってこの半導体層全体がアモルファス状態と
結晶状態とに相転移するため、半導体層の初期状態はア
モルファス状態でも結晶状態でもよく、シたがって、そ
の製造過程でプロセス温度が半導体の結晶化温度を越え
ても構わないから、製造時のプロセス温度の制約もなく
して製造プロセスの自由度を広げることができる。しか
も、この相転移型メモリ素子では、半導体層の直径を小
さくしているため、素子面積も小さくして集積度を上げ
ることができる。
また、本発明の相転移型メモリ素子の製造方法によれば
、層間絶縁膜に下部電極の一部に対応させて直径1,5
μm〜0.1μmの貫通孔を形成し、この絶縁膜上およ
びその貫通孔内にカルコゲナイド系の半導体層を堆積さ
せた後に、前記絶縁膜上の半導体層をエツチング除去し
て前記貫通孔内のみに半導体層を残しているから、前記
絶縁膜の貫通孔内に半導体層を充填した前記相転移型メ
モリ素子を製造することができる。
また、この製造方法において、前記絶縁膜上およびその
貫通孔内にカルコゲナイド系の半導体層を堆積させた後
、この半導体層をその融点以上の温度に加熱すれば、半
導体層の堆積時における貫通孔内への半導体の充填が不
完全であっても、半導体層が加熱により流動状態となっ
て絶縁膜上の半導体が貫通孔に流入するから、貫通孔内
に半導体を完全に充填して、貫通孔内に緻密な膜質の半
導体層を形成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの実施例の相転移型メモリ素子の断面図であ
り、ガラス板等からなる絶縁性基板11の上には下部電
極12およびそのライン部12aが形成され、さらにこ
の基板11上には、前記下部電極12およびライン部1
2aを覆う層間絶縁1i13が0.1μm〜0.5μm
の厚さに形成されている。この層間絶縁膜13は、下部
電極12に対応する部分に直径が2μm〜5μm程度の
円形開口14を形成した基板はぼ全面を覆う第1の絶縁
膜13aと、この第1の絶縁膜13aの開口14内に第
1の絶縁膜13aと同じ膜厚に形成された第2の絶縁膜
13bとからなっており、前記第2の絶縁膜13bの中
央には、直径aが1.5μm〜0.1μmのほぼ円形な
貫通孔15が形成されている。そして、この貫通孔15
内には、カルコゲナイド系の半導体層16が密に充填さ
れており、この半導体層16はその下端面において前記
下部電極12に接している。なお、カルコゲナイド系半
導体としては、例えばGe−Te、In−5e 、Sb
 −Ge−Te等の各種組成の半導体があり、この実施
例でもこれら半導体を用いている。また、前記層間絶縁
膜13の上には、その貫通孔15内に充填した半導体層
16を覆って上部電極17が形成されており、前記半導
体層16の上面はこの上部電極17に接している。なお
、17aは上部電極17のライン部である。
第2図は前記相転移型メモリ素子の製造工程図であり、
この相転移型メモリ素子は次のようにして製造される。
まず、第2図(a)に示すように、基板11上にCr等
の金属膜を堆積し、この金属膜をフォトリソグラフィ法
によりバターニングして下部電極12とそのライン部1
2aを形成する。
次に、第2図(b)に示すように、前記基板11上にそ
の全面にわたってSINまたは510□等の第1の絶縁
膜13aを0.1μm〜0.5μmの厚さに堆積させる
次に、第2図(C)に示すように、前記第1の絶縁膜1
3Hの下部電極12と対応する部分に、フォトリソグラ
フィ法によって直径すが2μm〜5μm程度の円形開口
14を形成する。
次に、第2図(d)に示すように、第1の絶縁膜13a
の上とその開口14の壁面およびこの開口14内に露出
した下部電極12の上に第2の絶縁膜13bを堆積させ
る。なお、この第2の絶縁膜13bの材質は任意でよい
が、例えば、第1の絶縁膜13aと同じ絶縁材料(St
 Nまたは8102等)とする。この第2の絶縁膜13
bの堆積厚さは、前記開口14の中心部に、カルコゲナ
イド系半導体を充填する貫通孔15の直径aに相当する
径の縦穴部15′を残す厚さに制御する。
また、この第2の絶縁膜13bの堆積はCVD法によっ
て行なう。このCVD法による被膜の堆積では、原料ガ
スが被膜堆積面の表面で化学反応し、膜となって成長す
るため、第2の絶縁膜13bは、第1の絶縁膜13aの
上面および下部電極12の上面にも、また開口14の壁
面にも、これらの面に対して垂直な方向にそれぞれ均一
な膜厚dに堆積する。
次に、第2図(e)に示すように、前記第2の絶縁膜1
3bを、基板11面に対して垂直な方向にエツチングが
進行するエツチング条件で第1の絶縁膜13aおよび下
部電極12の上面を露出させるまでエツチングバックす
る。この第2の絶縁膜13bのエツチングバックは、R
IE法またはスパッタエツチング法等の異方性エツチン
グで行なう。このように第2の絶縁膜13bを異方性エ
ツチングによってエツチングバックすると、第2の絶縁
膜13bのうち、第1の絶縁!I 13 aの上面に堆
積した部分と、前記縦穴部15′の底部分がエツチング
除去され、最終的に、開口14の壁面に堆積した絶縁膜
13bだけが残るとともに、前記縦穴部15′が下部電
極12に達する貫通孔15となる。なお、前記貫通孔4
の直径aは−a+wl)−2Xdであり、例えば第1の
絶縁膜13aにフォトリソグラフィ法で形成した開口1
4の直径すを3μmとし、この開口14の壁面に残す第
2の絶縁膜13bの膜厚dを1.45μmとすると、貫
通孔4の直径aは、a−3−2X1.45μm−0,1
μmとなる。
このようにして、第1の絶縁膜13aと貫通孔15を有
する第2の絶縁膜13bとからなる層間絶縁膜13を形
成した後は、第2図(f)に示すように、前記層間絶縁
膜13上およびその貫通孔15内にカルコゲナイド系の
半導体層16をCVD法等により堆積させ、前記貫通孔
15内に前記半導体層16を充填する。
ただし、この場合、前記貫通孔15のアスペクト比、す
なわち孔高(層間絶縁膜13の膜厚)hと孔径aとの比
(h/a)が1程度以上であると、貫通孔15内に堆積
する半導体層16が貫通孔15内に完全に充填されずに
、この半導体層16中に、第2図(f)に示すような空
孔Sができることがある。
そこで、この実施例では、前記層間絶縁膜13上および
その貫通孔15内にカルコゲナイド系半導体層16を堆
積させた後、この半導体層16をその融点以上の温度に
加熱(リフロー)して、貫通孔15内に半導体を完全に
充填させている。
第2図(g)はこの状態を示しており、堆積させた半導
体層16をその融点以上の温度に加熱すれば、半導体層
16の堆積時における貫通孔15内への半導体の充填が
不完全であっても、半導体層16が加熱により流動状態
となって絶縁膜13上の半導体が貫通孔15に流入する
から、貫通孔内に半導体を完全に充填して、貫通孔内に
緻密な膜質の半導体層を形成することができる。なお、
この場合、半導体層16の加熱後にこの半導体層16を
徐冷すると、半導体層16が結晶状態となリ、また急冷
すると半導体層16がアモルファス状態となるが、この
半導体層16の冷却は徐冷と急冷のいずれによってもよ
い。
この後は、第2図(h)に示すように、層間絶縁膜13
上の半導体層16をエツチング除去して前記貫通孔15
内のみに半導体層16を残す。
次に、第2図(i)に示すように、前記層間絶縁膜13
の上にCr等の金属膜を堆積し、この金属膜をフォトリ
ングラフィ法によりパターニングして、前記貫通孔15
内の半導体層16を覆う下部電極17とそのライン部1
7aを形成し、相転移型メモリ素子を完成する。
すなわち、この実施例の相転移型メモリ素子は、下部電
極12と上部電極17との間を絶縁する層間絶縁膜13
に、直径aが1.5μm〜0.1μmの貫通孔15を設
けて、この貫通孔15内にカルコゲナイド系の半導体層
16を充填したものであり、この相転移型メモリ素子で
は、その半導体層16の直径(貫通孔15の直径a)が
、従来の相転移型メモリ素子においてその半導体層に形
成される電流バスの直径(2μm〜3μm)より小さい
ため、半導体層16の全域が電流バスとなる。
そして、この相転移型メモリ素子によれば、半導体層1
6の直径が小さく、したがって電流バスの体積(半導体
層16全体の体積)が小さいため、カルコゲナイド系半
導体を結晶状態からアモルファス状態にしてメモリ素子
をオン状態からオフ状態に書換えるリセットパルスの電
流値を小さくすることができる。
すなわち、下記の表は、半導体層16の厚さ(貫通孔1
5の花鳥)を0,3μmにした場合の、半導体層16の
直径と、この半導体層16を結晶状態からアモルファス
状態に相転移させるのに必要なリセットパルスの電流値
との関係を示している。
二の表のように、半導体層16の直径が従来の相転移型
メモリ素子においてその半導体層に形成される電流バス
の直径と同程度(2μm)である場合は、半導体層16
を結晶状態からアモルファス状態に相転移させるのに必
要なリセットパルスの電流値は100mAと従来の相転
移型メモリ素子とほぼ同じであるが、半導体層16の直
−径を1.5μmにすると、前記リセットパルスの電流
値は56.3mAと、従来の相転移型メモリ素子のほぼ
1/2程度ですみ、さらに半導体層16の直径を小さく
すると、リセットパルスの電流値もさらに小さくてすむ
なお、この実施例において、前記貫通孔15の直径aを
1.5μm〜0.1μmの範囲としているのは、貫通孔
15の直径aを1,5μmより大きくすると、この貫通
孔15内に充填される半導体層16の直径が大きくなっ
てリセットパルスの電流値をあまり小さくすることがで
きなくなり、また貫通孔15の直径を0.1μmより小
さくすると、この貫通孔15内に充填される半導体層1
6の直径が小さくなりすぎて安定した相転移が得られな
くなるためである。
また、この相転移型メモリ素子では、半導体層16の全
域が電流バスとなってこの半導体層全体がアモルファス
状態と結晶状態とに相転移するため、半導体層16の初
期状態はアモルファス状態でも結晶状態でもよく、した
がって、その製造過程でプロセス温度が半導体16の結
晶化温度を越えても構わないから、製造時のプロセス温
度の制約もなくして製造プロセスの自由度を広げること
ができる。したがって、例えば同じ基板11上に相転移
型メモリ素子をマトリックス状に配列形成するとともに
その駆動回路を構成する薄膜トランジスタを形成する場
合でも、前記薄膜トランジスタの製造プロセスに温度上
の制約を受けることはない。
しかも、この相転移型メモリ素子では、半導体層16の
直径を小さくしているため、素子面積も小さくして集積
度を上げることができる。
また、前記実施例の相転移型メモリ素子の製造方法では
、層間絶縁膜13に下部電極12の一部に対応させて直
径1.5μm〜0,1μmの貫通孔14を形成し、この
絶縁膜13上およびその貫通孔15内にカルコゲナイド
系の半導体層16を堆積させた後に、前記絶縁膜13上
の半導体層16をエツチング除去して前記貫通孔15内
のみに半導体層16を残しているから、絶縁膜13の貫
通孔15内に半導体層16を充填した前記相転移型メモ
リ素子を製造することができる。
しかも、この製造方法では、層間絶縁膜13に設ける貫
通孔15を、まず第1の絶縁膜13aを形成してこの第
1の絶縁膜13aに開口14を形成し、この開口14の
壁面に第2の絶縁膜13bを堆積させる方法で形成して
いるため、前記第2の絶縁膜13bの堆積厚さを制御す
ることで、直径aが1,5μm〜0.1μmの非常に小
さな貫通孔15を形成することができる。
また、前記実施例の製造方法では、前記絶縁膜13上お
よびその貫通孔14内にカルコゲナイド系の半導体層1
6を堆積させた後、この半導体層16をその融点以上の
温度に加熱しているため、半導体層16の堆積時におけ
る貫通孔15内への半導体の充填が不完全であっても、
半導体層16を加熱により流動状態にして絶縁膜13上
の半導体が貫通孔15に流入させ、貫通孔15内に半導
体を完全に充填して、貫通孔15内に緻密な膜質の半導
体層16を形成することができる。
なお、前記実施例では、層間絶縁膜13に設ける貫通孔
15を、第1の絶縁膜13aに形成した開口14の壁面
に第2の絶縁膜13bを堆積させる方法で形成している
が、この貫通孔15はフォトリソグラフィ法によって形
成してもよく、現在のフォトリングラフィ技術でも、1
μmより僅かに小さい孔径までの貫通孔の形成は可能で
ある。
第3図は貫通孔15をフォトリソグラフィ法によって形
成した相転移型メモリ素子の実施例を示しており、この
実施例は、層間絶縁膜13を単一の絶縁膜とし、この絶
縁膜13にフォトリソグラフィ法によって貫通孔15を
形成したものである。
また、前記実施例の製造方法では、層間絶縁膜13上お
よびその貫通孔14内にカルコゲナイド系の半導体層1
6を堆積させた後、この半導体層16をその融点以上の
温度に加熱して、絶縁膜13上の半導体を貫通孔15に
流入させているが、貫通孔15の花鳥(層間絶縁膜13
の膜厚)hが貫通孔15の孔径aより小さくてアスペク
ト比(h/a)が1より小さい場合は、半導体層−16
の堆積時にこの半導体層16が貫通孔15内に完全に充
填されるから、この場合は前記加熱工程は省略してもよ
い。
〔発明の効果〕
本発明の相転移型メモリ素子は、下部電極と上部電極と
の間を絶縁する層間絶縁膜に、従来の相転移型メモリ素
子においてその半導体層に形成される電流パスの直径(
2μm〜3μm)より小さな直径(1,5μm〜0.1
μm)の貫通孔を設けて、この貫通孔内にカルコゲナイ
ド系の半導体層を充填することにより、この半導体層の
全域が電流パスとなるようにしたものであるから、カル
コゲナイド系半導体を結晶状態からアモルファス状態に
してメモリ素子をオン状態からオフ状態に書換えるリセ
ットパルスの電流値を小さくすることができるし、また
、半導体層の全域が電流パスとなってこの半導体層全体
がアモルファス状態と結晶状態とに相転移するために半
導体層の初期状態はアモルファス状態でも結晶状態でも
よいから、製造時のプロセス温度の制約もなくして製造
プロセスの自由度を広げることができるシしかも、この
相転移型メモリ素子では、半導体層の直径を小さくして
いるため、素子面積も小さくして集積度を上げることが
できる。
また、本発明の相転移型メモリ素子の製造方法によれば
、層間絶縁膜に下部電極の一部に対応させて直径1,5
μm〜0.1μmの貫通孔を形成し、この絶縁膜上およ
びその貫通孔内にカルコゲナイド系の半導体層を堆積さ
せた後に、前記絶縁膜上の半導体層をエツチング除去し
て前記貫通孔内のみに半導体層を残しているから、前記
絶縁膜の貫通孔内に半導体層を充填した前記相転移型メ
モリ素子を製造することができる。
また、この製造方法において、前記絶縁膜上およびその
貫通孔内にカルコゲナイド系の半導体層を堆積させた後
、この半導体層をその融点以上の温度に加熱すれば、半
導体層の堆積時における貫通孔内への半導体の充填が不
完全であっても、半導体層が加熱により流動状態となっ
て絶縁膜上の半導体が貫通孔に流入するから、貫通孔内
に半導体を完全に充填して、貫通孔内に緻密な膜質の半
導体層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す相転移型
メモリ素子の断面図およびその製造工程図、第3図は本
発明の他の実施例を示す相転移型メモリ素子の断面図、
第4図は従来の相転移型メモリ素子の断面図である。 11・・・基板、12・・・下部電極、13・・・層間
絶縁膜、13a・・・第1の絶縁膜、13b・・・第2
の絶縁膜、14・・・開口、15・・・貫通孔、15・
・・カルコゲナイド系半導体層、17・・・上部電極。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁性基板上に形成された下部電極と、この下部
    電極を覆って前記基板上に形成された層間絶縁膜と、こ
    の絶縁膜に前記下部電極の一部に対応させて設けられた
    貫通孔と、この貫通孔内に充填され下端面において前記
    下部電極に接するカルコゲナイド系の半導体層と、前記
    絶縁膜の上に形成され一部において前記半導体層の上端
    面に接する上部電極とからなり、かつ前記貫通孔の直径
    を1.5μm〜0.1μmの範囲にしたことを特徴とす
    る相転移型メモリ素子。
  2. (2)絶縁性基板上に下部電極とこの下部電極を覆う層
    間絶縁膜を形成するとともにこの絶縁膜に前記下部電極
    の一部に対応させて直径1.5μm〜0.1μmの貫通
    孔を形成する工程と、前記絶縁膜上およびその貫通孔内
    にカルコゲナイド系の半導体層を堆積させ、この後前記
    絶縁膜上の半導体層をエッチング除去して前記貫通孔内
    のみに半導体層を残す工程と、前記絶縁膜の上に前記貫
    通孔内の半導体層を覆って上部電極を形成する工程とか
    らなることを特徴とする相転移型メモリ素子の製造方法
  3. (3)絶縁膜上およびその貫通孔内にカルコゲナイド系
    の半導体層を堆積させた後、この半導体層をその融点以
    上の温度に加熱し、この後前記絶縁膜上の半導体層をエ
    ッチング除去することを特徴とする請求項2に記載の相
    転移型メモリ素子の製造方法。
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