JPH0448295B2 - - Google Patents

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JPH0448295B2
JPH0448295B2 JP590987A JP590987A JPH0448295B2 JP H0448295 B2 JPH0448295 B2 JP H0448295B2 JP 590987 A JP590987 A JP 590987A JP 590987 A JP590987 A JP 590987A JP H0448295 B2 JPH0448295 B2 JP H0448295B2
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earth station
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Akio Saburi
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は1つの衛星中継器の帯域内で複数の搬
送波を用いるTDMA衛星通信方式に関し、特に
ビジネス衛星通信に使用する複数搬送波TDMA
方式に関する。
〔従来の技術〕
当初、国際通信に使用された衛星通信も、技術
の進歩とともに利用コストも低下し、国内公衆通
信のみならず、私企業における所謂ビジネス通信
の分野にも使用されるようになつてきた。
ビジネス通信の1つの特徴は、トラヒツクが音
声信号意外に各種のデータ信号や画像信号等を含
み多様であり、これらがデイジタル信号として統
合的に取扱われること、地球局が市街地のビルの
屋上等、身辺に設置する必要があることから、既
存の地上マイクロ波中継回線との干渉を避けるた
め、14/11GHz(Kuバンド)とか、30/20GHz
(Kaバンド)等の高い周波数帯が使用されること
である。
デイジタル信号を運ぶ衛星通信方式としては、
単位チヤネル(通常64kbps)毎に搬送波を用い
るSCPC(Single Channel Per Carrier)方式や、
複数チヤネルを多重化(1.5Mbpsや2.0Mbps等)
した上で1つの搬送波を用いるMCPC(Multiple
Channel Per Carrier)方式がある。しかし前者
は、1チヤネル当たりの最大伝送容量が、例えば
64kbpsに限定されること、後者は1地球局の伝
送容量が必ずしも1.5Mbpsや2.0Mbpsに満たない
かもしれないこと等の問題があり、多様なデイジ
タル信号を統合的に取扱う場合に融通性に欠ける
面がある。
これらの問題を解決し、デイジタル信号を効率
良くかつ統合的に取扱える方式としてTDMA
(Time Division Multple Access:時分割多元
接続)方式がある。
第2図は、TDMA通信方式の原理を示したも
のである。図では簡単のために3つの地球局30
が示されている。地球局の1つは基準局となり、
周期的に基準バースト10と呼ばれる信号を送信
し、衛星上にTDMAフレームと呼ばれる基準タ
イミングを定義する。各局は基準バースト10を
受信することで基準タイミングを知り、このタイ
ミングに対して予め割当てられた位置にデータ・
バースト20と呼ばれるトラヒツクを運ぶための
信号を送信し、衛星上に搭載された中継器(通
常、トランスポンダと呼ばれる)を時分割的に共
用する。
この方式は、全ての地球局が共通の周波数の搬
送波を使用するため、1つの受信器で全ての信号
を受信することができ、各局の伝送容量、各局間
の回線容量を柔軟に変更可能であること、各局の
送信するバーストの長さも柔軟に変更できるの
で、取扱うチヤネルの大きさに制約が少ないこと
等利点が多い。
即ち、各地球局が送信するバーストのTDMA
フレーム内における位置や幅、その中に含まれる
各種トラヒツクの宛先等はバースト・タイム・プ
ラン(Burst Time Plan)と呼ばれる1組のデ
ータで与えられる。一方、受信するバーストやそ
の内容の処理方法もやはりバースト・タイム・プ
ランで与えられる。これ等のデータは記憶回路に
記憶できるため、新たなプランのデータを例えば
基準局から関係各局にダウン・ロードして記憶さ
せ、全システムで一斉に古いプランから新しいプ
ランに切替えることにより、伝送中のトラヒツク
に影響することなくネツトワークの構成を瞬時に
変更することも可能である。したがつて、バース
ト・タイム・プランをネツトワーク内のトラヒツ
ク需要の変動、その他の条件の変化に合わせて随
時に作成し、必要な箇所に配布して使用すること
により、ネツトワーク構成を常に最適に保つこと
も可能である。なお、バースト・タイム・プラン
を用いたTDMA方式の具体例としては昭和60年
秋より国際衛星通信回線で実用化されたインテル
サツトのTDMA方式は著名である。
TDMA方式の本来の形は、衛星の1つのトラ
ンスポンダに対して1波の搬送波を使用し、トラ
ンスポンダの全帯域、全利用可能な全電力を使用
するものである。
このようにすると、他の方式に比べてトランス
ポンダの利用可能な電力を最も効率よく使用でき
ることが知られている。この方式ではシステム全
体で60〜120Mbps程度の伝送容量が得られる。
しかし、各局は時分割とはいえ、一時的にトラン
スポンダの全帯域、全電力を利用するので、それ
だけの能力を必要とし、大型の地球局を必要とす
る。このため比較的少数の地球局間の大束のトラ
ヒツクの伝送に適する。
これに対し、ビジネス通信用のシステムでは、
1局当たりの伝送容量は数Mbps程度であるの
で、衛星トランスポンダの周波数帯域を幾つかに
分割し、その一部を用いて数〜20Mbps程度の低
速でTDMA方式を使用することが行われる。
この場合、衛星トランスポンダの電力を有効に
利用するという特徴は失われるが、前述の
MCPC方式や、多数のチヤネルを扱うSCPC方式
の地球局と同程度の規模の地球局が利用でき、か
つシステムを柔軟に構築できという前述の利点は
残される。
低速のTDMA方式の1つの利点は、拡張性に
優れていることである。第2図からも判るよう
に、もし3つの地球局がTDMA方式で運用され
たとしたら、各局は平均して3分の1の時間だけ
電波を送信する。通常の回線は双方向であるか
ら、このことは各局が受信する必要のある信号も
時間にして3分の1を占めに過ぎないことを意味
する。つまり、各局の設備は3分の1の利用効率
しかないことになる。しがつて、もし外に利用で
きる周波数帯があり、各局が設備を遊ばせている
3分の2の時間にこれを利用できるとすれば、各
局の伝送容量は3倍になり、設備の利用効率も
100%に近付くことになる。この効果はそのシス
テムに含まれる地球局の数が増える程著しくな
る。これを実現する技術として、周波数ホツピン
グがある。周波数ホツピングとは同一トランスポ
ンダの中で複数の搬送波を選び、それ等を
TDMAフレームの中で周期的に切替えながら使
用するものである。
第3図a及びbは周波数ホツピングでの運用を
説明するものである。ここでは衛星トランスポン
ダの周波数帯域の中にf1,f2,f3の3波の
搬送波40を仮定する。同図aではA,B,Cの
3局が夫々特定の搬送波を用いて送信している。
ここでは基準バーストは省略しデータ・バースト
20のみを示してある。但し、異なつた局向けの
バーストは、夫々独立したバーストとしている。
一方、受信側では、自局向けのバーストを周波数
ホツピングの技術を用いて受信搬送波を切替えな
がら受信する。当然のことながら、1つの地球局
から同時に2つ以上の搬送波で送信することはで
きないし、また同時に2つ以上の搬送波を受信す
ることもできないから、バースト・タイム・プラ
ンの作成においては各々の局の送信するバースト
の位置やそのバーストの宛先については矛盾のな
いように配慮して決定されなければならない。
同図bでは、受信搬送波の周波数が各局に割当
てられており、送信側では送るべきトラヒツクの
宛先に応じて対応する搬送波を用いて送信する。
即ち、送信側で周波数ホツピング技術を使用した
場合である。
これらの図は、いずれも簡略化したものである
が、実際のシステムでは地球局の数も多く、各局
の伝送容量も異なるのでもつと複雑になる。ま
た、周波数ホツピングも送信側、受信側のどちら
か一方だけでなく、双方で実施することを要求さ
れる場合が多い。
しかし、いずれにしても各局の伝送容量はその
局が殆ど連続的に信号を送信した場合の近くにま
で拡張できることになる。
なお、複数の搬送波を用いたTDMAシステム
に対するバースト・タイム・プランを作成する方
法(アルゴリズム)に就いては既に公知であり、
例えば第7回デイジタル衛星通信国際会議(1986
−5−12〜西独ミユンヘン)で発表された論文
“THE DST−1100 TDMA SYSTEM”に報告
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のようにTDMA衛星通信方式は、複数の
搬送波を用いた低速TDMA方式とすることによ
りビジネス通信にも適した通信方式とすることが
できる。しかし、残された1つの難点は地球局の
伝送容量に関わらずシステム内の全ての地球局が
同等の規模を必要とすることである。これは
SCPC方式では、各地球局の規模がその地球局の
伝送容量に略比例して決められることと対比して
みると、1つの欠点ともいえる。このため、1つ
の通信システムとしてまとめた方が好ましい場合
でも、スター型のネツトワーク部分にはSCPC方
式を使用し、メツシユ型のネツトワーク部分にの
みTDMA方式を使用する例もある。なお、ここ
でいう規模とは地球局のアンテナの大きさ、送信
器の出力の大きさ、受信器の感度の良さ等の複合
機能の程度を指す。
本発明の目的の1つは規模の異なる地球局を含
むTDMA衛星通信システムを実現させることで
ある。
前述のようにビジネス通信では各種のデータが
混在して処理されるが、その中には伝送において
音声信号のように10-4程度のビツト誤り率でも使
用できるものと、帯域圧縮されて冗長度の少ない
データのように10-8程度のビツト誤り率を要求さ
れるものとがある。従来の衛星通信においては音
声信号の伝送が中心であつたから、音声信号を対
象に回線を設計し、高品質伝送の要求には誤り訂
正機能を付加して対処していた。しかし、ビジネ
ス通信の場合は所要アンテナの小型化等地球局の
経済設計のため、初めから誤り訂正機能を含めて
いる場合があり、全てのデータを同じ回線品質で
伝送する結果、音声信号の伝送等では無駄が生じ
ることもある。
本発明の他の目的の1つは、このような異なつ
た伝送品質の要求に対して最も効率的なシステム
を提供することである。
ビジネス衛星通信の他の問題は、Ku/Kaバン
ドの使用と関係がある。即ち、この周波数帯は降
雨に対する減衰が大きいことである。
第4図は、各周波数帯において、降雨による減
衰量とその減衰量以上になる年間の確率を示した
ものである。現実には降雨の傾向は地域によつて
大きく異なるので、このような図は地域毎に異な
つたものとなる。したがつて、この図は単に降雨
特性の1つの例である。
同図にCバンドとして示された6/4GHzの周波
数帯は、国際衛星通信で使用されている周波数帯
であり、降雨減衰の影響は少ないが、国内では既
存マイクロ波中継回線との干渉の問題から使用が
節約されている。したがつて、降雨減衰の大きい
Ku/Kaバンドを使用することになる。
降雨減衰の対策としては、数十Km離れて降雨
の相関性の少ない地点に設置された2つの地球局
を連動して使用するサイト・ダイバーシテイや、
搬送波が降雨で減衰した分だけ送信電力を増やす
制御や、回線設計の段階で降雨減衰の分を見込ん
で予め余裕を持たせておく等の方法がある。
しかし、サイト・ダイバーシテイでは地球局を
身辺におきたいというビジネス通信の要望に合致
しない。送信電力の制御では衛星トランスポンダ
の出力電力に限界があることから、トランスポン
ダ入力を一定に保つことが行われているだけで、
衛星から地球局への下り回線の降雨減衰までは保
証できないのが普通である。
また、回線設計で電力に余裕を持たせようとす
れば、第4図から明らかなように、例えばKuバ
ンドで降雨減衰による回線障害を年率で0.1%以
下にしようとすれば10dBもの余裕を見なければ
ならず、これは平常時には本来伝送できる容量の
10分の1しか伝送していないことを相当し、極め
て不経済である。
以上の降雨減衰の問題は、通信方式に関わらぬ
問題であるが、本発明の他の目的はこの問題を複
数の搬送波を用いたTDMA通信方式で解決使用
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題を解決するための本発明の特徴の1
つは、TDMA方式でありながら、相手地球局の
条件、伝送する内容により、送信するバーストの
電力レベルを変更することである。本来、個々の
バースト、すなわち搬送波の送信電力レベルは一
定であり、回線設計の段階において定められるべ
きものであるが、本発明ではシステムで使用する
複数の搬送波全体として衛星トランスポンダ内で
許された帯域幅、利用可能電力の割当て条件を満
たすものとし、搬送波の数、個々の搬送波で送信
されるバーストの電力レベル等はネツトワークの
状況に応じて柔軟に変更可能とし、これをバース
ト・タイム・プランによりネツトワーク内に徹底
させようとするものである。
即ち、衛星の同一トランスポンダ内で最大N
(N≧2)波までの搬送波を使用することができ
るTDMA衛星通信システムにおいて、相互に両
立性のあるバースト・タイム・プランに基づき動
作する複数の地球局の内、少なくとも1つの地球
局はその送信側において同時にまたは周波数ホツ
ピングにより時分割的に複数の搬送波を受信する
ことが可能であり、一方システム内で使用できる
搬送波の電力レベルの合計を示す特定の値に対し
て、N波の内で搬送波の電力レベルの合計がいか
なる瞬間にも、この特定の値を越えない範囲で、
M波の搬送波(N≧M≧1)を使用し、かつ各搬
送波を用いて伝送される各バーストの電力レベル
を個別に設定することである。
ここでは基本的には第3図のaに示したよう
な、各地球局に受信の搬送波周波数が割当てられ
ているシステムを想定する。なお、同図のbに示
したような各地球局に受信の搬送波周波数が割当
てられているシステムは、構成がやや異なるので
ここでは省略する。
なお、複数搬送波利用のTDMAシステムにお
けるバースト・タイム・プランの作成を容易に
し、特にトラヒツクの需要に応じて回線を柔軟に
割り当てるデマンド・アサイン方式の導入を容易
にするため、複数の復調器を用意して、複数の搬
送波を同時に受信するシステムも可能であるの
で、そのようなシステムも考慮の対象としてい
る。
Nの値はトランスポンダ内に許された周波数帯
域の幅と使用可能な電力を、晴天時にネツトワー
ク内の規模の大きな地球局間で通常品質でトラヒ
ツクを伝送するのに使用した場合に可能な搬送波
の最大値と考える。
システム内に規模の小さい地球局が混在した場
合には、各地球局は規模の小さい地球局が受信す
べきバーストの送信電力レベルを適当に増やすこ
とで同一ネツトワークでの運用が可能となる。こ
の場合は当然電力の配分が変わりシステム内の搬
送波の数は少なくならざるを得ない。
より、高品質でトラヒツクの伝送をする必要が
ある場合には、やはりそのトラヒツクを運ぶバー
ストの送信電力レベルを増加させることにより高
品質の伝送を行う事ができる。この場合もやはり
システム全体の搬送波の数を減らす要因となる。
また、後に述べるように降雨減衰を想定して電
力の配分に余裕を持たせた場合も搬送波数を減ら
す原因となる。
各バーストの電力レベルの設定の方法の1つ
は、その搬送波を受信する地球局の受信条件に応
じて恒久的に或いは随時に設定することである。
恒久的な電力レベルの設定条件としては受信地
球局の規模、即ち信号の受信能力がある。この中
にはその地方の降雨特性が加味されてもよい。こ
れ等の条件はバースト・タイム・プランのデータ
作成時に考慮されるから、ある地球局の受信すべ
きトラヒツクを含むデータ・バーストが決まれば
各地球局のそのバーストの送信電力レベルが決ま
ることになる。伝送すべきトラヒツクの伝送品質
の要求がバースト・タイム・プランで規定される
時は、これも電力レベル設定の条件となる。
トラヒツクの内容まではバースト・タイム・プ
ランで管理しないときは、各地球局が受け入れる
トラヒツクの伝送品質の要求に関して各地球局が
監視し、その結果をバースト・タイム・プラン作
成に対する各地球局の要求として提出させること
により必要な電力を配分することが可能である。
随時の電力レベルの設定は、主として降雨減衰
対策である。前述のように地球局から衛星への上
り回線において、降雨減衰を補償する送信電力制
御の技術は既に実用に供されている。問題は下り
回線の降雨減衰の補償である。ここでは2つの方
法が考えられる。1つの方法は各地球局が受信信
号の品質、即ちビツト誤り率を監視し、ある地球
局がその受信信号の品質が基準を越えて劣化した
ことを検知した時にアラーム信号を送信し、それ
を受信した各地球局がその受信局が受信している
バーストの電力レベルを規定の手順にしたがつて
自主的に変更することである。
他の方法は基準局が間に介在し、基準局がアラ
ーム信号を受信し、基準局の指令として各局の送
信電力を変更させることである。この場合は、基
準局の監視機能を利用することにより前述の送信
電力制御の機能も基準局からの指令の形で実行で
き、各局の関連設備は簡単化される。
この方法が可能となる前提として、バースト・
タイム・プラン作成時に、降雨に対する電力の余
裕を見込んでおく必要がある。しかし、この電力
の余裕はトランスポンダ上で同時に存在する複数
のバーストのどれに対しても適用可能である。し
たがつて、この方法を採用すると、晴天時に電力
を余裕として全ての回線に対して確保しておくよ
うな無駄を省くことができ、衛星電力の有効利用
の点で顕著な効果を上げることができる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の原理を示すものであり、同時
に最も代表的な実施例でもある。図では衛星トラ
ンスポンダの利用可能周波数帯域の中にf1,f
2及びf3の3波の搬送波40を想定しており、
3つの局、A局,B局,C局の送信搬送波として
割り当てられている。すなわち、f3はA局送信
用、f2はB局送信用、f1はA局,B局より規
模が小さいか、あるいは降雨など他より劣悪な受
信条件にあるC局の送信用である。それぞれの搬
送波の電力レベルは、その目的に応じて、即ち音
声伝送用か、高伝送品質を要求されるデータ伝送
用か、あるいは受信条件の悪い地球向けかによつ
て適当に設定される。勿論、搬送波全体の電力の
合計は衛星トランスポンダでこのシステムに割り
当てられた電力以内でなければならない。
A局送信のバーストの中で、「放送」と示した
バーストは衛星通信の特徴である放送モードでデ
ータを分配するものである。この場合、B局やC
局等、A局以外の全ての局がこのバーストを受信
するとすると、このタイム・スロツトはA局以外
の局の送信には使用できないことになる。しかし
その分だけ放送用バーストの電力レベルを高める
ことが可能であり、降雨等で最悪の受信条件にあ
る局に対しても充分に高い伝送品質でデータを分
配することが可能になる。この場合は、このタイ
ム・スロツトだけ搬送波の数が3波から1波に減
つたと考えることができる。
図には示していないが、基準局から特定の搬送
波周波数で送信される基準バーストも全局が受信
すべき信号であるから、やはり一種の放送モード
のバーストであり、上と同じ理由で、電力レベル
を高めることが可能であり、その結果としてシス
テムの信頼性を向上させることができる。
第5図は本発明を適用するTDMA衛星通信シ
ステムの構成例である。図には地球局A30と地
球局B30′とが多くの地球局を代表して示され
ており、地球局A30は基準局である。地球局A
30は地上回線102と地上回線接続装置36を
介して接続され、送信すべきトラヒツクは通信端
局装置34により、地球局装置32を通して衛星
54に向けて送信される。また、受信すべきトラ
ヒツクは、これと逆のルートにより地上回線10
2に供給される。監視制御装置38は小型のコン
ピユータ機能を含む装置であり、地球局内の各装
置の動作状態、回線状態の監視を始め、制御機
能、データ処理機能等を保有する。地球局B3
0′の構成も基本的には上と同じであり、(′)を
付した番号により示してある。
基準局装置52は地球局A30に基準局として
の機能を付加するための装置であり、同一地球局
内或いは離れた地点にある中央運用監視制御施設
50と専用データ回線104で結ばれ、基準バー
ストの作成、送信を始め、システム内の各地球局
から報告される状態情報の受信、各地球局バース
トの監視等によりデータ収拾を行い、中央運用監
視制御施設50に対するフロント・エンド・プロ
セツサの役割を果たす。
中央運用監視制御施設50はシステム全体の運
用に係わる監視制御機能をもち、通常は基準局装
置52を介して必要な情報を収集するが、これが
かなわない時には公衆電話回線106を用いて直
接各地球局にアクセスし、情報を収集することも
できる。この外に、バースト・タイム・プランの
作成機能を有し、作成したバースト・タイム・プ
ランは基準局装置52を通して、衛星経由各地球
局に配布され、適当な記憶回路にダウン・ロード
される。前述のように、本発明においてはバース
ト・タイム・プラン作成時に、各地球局の規模、
受信条件、伝送すべきトラヒツクに要求される伝
送品質等も加味される。
第6図は本発明に使用する制御回路構成の一例
である。この回路は主として通信端局装置34の
中に含まれる。即ち、フレーム周期カウンタ20
4は送信側の基準タイミングを決定するカウンタ
であり、TDMAフレームの周期で各種のタイミ
ング信号を発生し、通信端局装置内部の各種回路
の動作を制御する。基準局より衛星を経由してダ
ウン・ロードされたバースト・タイム・プラン
は、例えば監視制御装置38により処理された
後、記憶回路202にロードされる。記憶回路2
02の内容は、フレーム周期カウンター204に
応じて遂次読み出され、バースト形成回路206
におけるデータ・バースト作成に用いられる外、
減衰器制御回路216も加えられる。発振器21
2は最大N個の周波数シンセサイザを含み、適当
な方法により選ばれた一つの出力が変調器208
に加えられ変調器の出力の周波数を規定する。地
上回線102より供給されたトラヒツク・データ
を地上回線接続装置36を経てバースト形成回路
206によりデータ・バーストの形となり変調器
208により搬送波を変調する。通常、変調器出
力は地球局装置32に加えられ、周波数変換と大
電力増幅が行われた後、衛星に向けて送信される
が、本発明では変調器208の出力に減衰器21
0を設け、減衰器制御回路216の出力により減
衰量を制御することにより、地球局装置32から
の搬送波の出力電力を制御する。
なお、減衰器制御回路はバースト・タイム・プ
ランのデータに含まれた減衰器制御情報を減衰器
を直接制御する信号に変換するものであるが、こ
の信号の発生には、別途与えられた制御情報11
0も加味することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、複数の搬送波を
使用するTDMA衛星通信方式において、受信局
の規模、受信状態、伝送するトラヒツクの内容等
により送信するバーストの電力レベルを個別に設
定することにより、ビジネス通信における多くの
問題を解決し、かつ衛星の利用可能電力を効率的
に使用することを可能とし、衛星通信の全体とし
てのコスト低減に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を原理とともに示す
図、第2図はTDMA通信方式の原理図、第3図
a及びbは夫々複数搬送波TDMA通信方式の原
理図、第4図は降雨による減衰量を示す図、第5
図は本発明を適用する通信システムの一例を示す
ブロツク図、第6図は本発明を実現するための制
御回路構成の一例を示すブロツク図である。 10……基準バースト、20……データ・バー
スト、30……地球局、40……搬送波、32…
…地球局装置、34……通信端局装置、36……
地上回線接続装置、38……監視制御装置、50
……中央運用監視制御施設、52……基準局装
置、54……衛星、102……地上回線、110
……制御情報、202……記憶回路、204……
フレーム周期カウンタ、206……バースト形成
回路、208……変調器、210……減衰器、2
12……発振器、216……減衰器制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 相互に両立性のあるバースト・タイム・プラ
    ンに基づき動作する複数の地球局を含み、少なく
    とも1つの地球局は基準局として動作し、更に少
    なくとも1つの地球局はその受信側において同時
    に、または周波数ホツピングにより時分割的に複
    数の搬送波を受信することが可能であり、衛星の
    同一トランスポンダ内で最大N(N≧2)波まで
    の搬送波を使用することができるTDMA衛星通
    信システムにおいて、使用できる搬送波の電力レ
    ベルの合計を示す特定の値が割当てられており、
    前記N波の内で搬送波の電力レベルの合計がいか
    なる瞬間においても前記特定の値を越えない範囲
    でM波の搬送波(但しN≧M≧1)を使用し、か
    つ各搬送波を用いて伝送される各バーストの電力
    レベルを個別に設定することを特徴とする複数搬
    送波TDMA方式。 2 各バーストの電力レベルを、そのバーストを
    受信する地球局の受信条件に応じて恒久的に或い
    は随時に設定するとこを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の複数搬送波TDMA方式。 3 各バーストの電力レベルの設定条件の少なく
    とも一部がバースト・タイム・プランにより関係
    地球局に与えられることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の複数搬送波TDMA方式。 4 各バーストの電力レベルの設定条件の少なく
    とも一部が、基準局或いはそのバーストを受信し
    ている地球局からの情報に基づいて定められてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    複数搬送波TDMA方式。 5 少なくとも1つの地球局の送信する各バース
    トの電力レベルの設定条件の少なくとも一部が、
    送信信号の内容に関係して定められることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の複数搬送波
    TDMA方式。
JP590987A 1987-01-16 1987-01-16 複数搬送波tdma方式 Granted JPS63175527A (ja)

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DE88100527T DE3881063T2 (de) 1987-01-16 1988-01-15 TDMA-System und Methode geschickt zur individuellen Kontrolle der elektrischen Stärke von Data-bursts.
EP88100527A EP0275118B1 (en) 1987-01-16 1988-01-15 Tdma system and method capable of individually controlling electric power of bursts
CA000556743A CA1288180C (en) 1987-01-16 1988-01-18 Tdma system capable of individually controlling electric power of bursts
AU10362/88A AU599191B2 (en) 1987-01-16 1988-01-18 Tdma system capable of individually controlling electric power of bursts
US07/145,114 US4905235A (en) 1987-01-16 1988-01-19 TDMA system capable of individually controlling electric power of bursts

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