JPH044892A - メタン生成細菌を用いたコリノイド生産方法および生産装置 - Google Patents

メタン生成細菌を用いたコリノイド生産方法および生産装置

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JPH044892A
JPH044892A JP2107139A JP10713990A JPH044892A JP H044892 A JPH044892 A JP H044892A JP 2107139 A JP2107139 A JP 2107139A JP 10713990 A JP10713990 A JP 10713990A JP H044892 A JPH044892 A JP H044892A
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corrinoid
culture
bioreactor
bacteria
culture solution
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JP2107139A
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English (en)
Inventor
Takaaki Narutomi
成富 隆昭
Yuichi Tanimoto
祐一 谷本
Seiji Minami
南 清司
Kazuo Okamura
和夫 岡村
Hajime Yamaguchi
一 山口
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、メタン生産細菌を用いたコリノイド(ビタ
ミンn、、)の生産方法およびそれに用いられる生産装
置に関する。
「従来の技術」 ビタミンB1.(以下コリノイドという)は、化学合成
が極めて困難であるために、その生産は、酢酸菌、プロ
ピオン酸菌などの嫌気性菌やストレブトマイセス(S 
treptmyees)、バチルス(B acillu
s)といった好気性菌などを、グルコース等の基質を用
いて培養し、コリノイドを菌体内に蓄積さ11、破砕菌
体からコリノイドを抽出して回収する発酵法によって行
なわれている。
従来の発酵法によるコリノイドの生産方法の一例を説明
すれば、まず、使用するコリノイド生産菌に適した培養
液を満たした培養槽内に、コリノイド生産菌を植菌し、
必要に応じて撹拌しながら培養する。次に、培養槽内の
培養液を遠心分能して培養菌体を集め、更にこれを乾燥
、破砕する(培養菌はこの時点で死滅する)。次に、破
砕菌体から熱抽出、溶媒抽出によってコリノイドを抽出
し、更に抽出液を電気泳動法、イオン交換法、逆相クロ
マト法などの精製手段を用いて精製し、コリノイドを生
産する。
[発明が解決しJ−うとする課題j しかしながら、従来の酢酸菌やプロピオン酸菌を用いる
発酵法にあっては、生成する有機酸による生産物阻害が
起こり易く、又ストレプトマイセスやバチルスとい−、
j−好気性菌を用いた方法でも、適切な培養時間を過ぎ
る2−生産されたコリノイドが変性してしまう等の問題
があった。
さらに、これらの菌による発酵生産法では、生産される
コリノイドが菌体内に蓄積されるので、コリノイドを得
るには培養菌体を破砕してコリノ、イドを回収しなけれ
ばならず、連続生産が困難であり、生産効率か悪いとい
う問題があっj二。
この発明は上記事情に鑑みてなきれたもので、発酵法に
よるコリノイドの生産において、コリノイドの連続培養
を可能とし、高い生産効率を達成することのできる生産
方法およびそれにに−f適な生産装置の提供を目的とし
ている。
[−課題を解決するための手段] 本発明は、メタン生成細菌を高濃度に保持するバイオリ
アクター内に、メタン生成細菌のコリノイド生産促進物
質を含む培養液を供給しつつ該バイオリアクター内でメ
タン生成細菌の嫌気的培養を行い、バイオリアクター出
口から菌体を含まない培養液を取り出し、該培養液中の
コリノイドを回収することを、上記課題を解決するため
の手段とした。
また、」二足バイオリアクター出口から取り出した培養
液中のコリノイドを回収した後、このコリノイド回収残
液を培養原液として使用することが望ましい。
さらに、上記培養液に、メタン生成細菌のコリノイドの
菌体外代謝を促進させるコリノイド代謝促進物質を添加
して培養を行うこともできる。
また、この発明に係わるコリノイド生産方法に使用され
る生産装置としては、メタン生成細菌を高濃度に保持し
たバイオリアクターと、該バイオリアクター内にメタン
生産細菌の培養液を供給する培養液供給手段と、バイオ
リアクターの出口から取り出される菌体を含まない培養
液中のコリノイドを回収するとともに、コリノイド回収
残液を培養原液として上記培養液供給手段に送るコリノ
イド回収手段とを備えた生産装置が好適に使用される。
以下、本発明の詳細な説明する。
この発明において使用されるメタン生成細菌は、M e
thanosarcinaなどのメタン菌である。また
、この発明によるコリノイド生産には、中温メタン生成
細菌、高温メタン生成細菌のい一4゛れも使用可能であ
る。
このメタン生成細菌の培養に用いられる培養液としては
、培養基質(炭素源)、栄養成分(窒素源、ビタミン等
)、無機塩類などの各成分の他、メタン生成細菌のコリ
ノイド生産促進物質なとの添加剤を含み、必要に応じて
p I−1を調整し7た培養液が用いられる。また連続
培養を行うには、バイオリアクターから取り出12てコ
リ、ノイドを回収した後のコリノイド回収残液を培養原
液とし、この培養原液に不足する上記各成分を添加、混
合してバイオリアクターに供給する培養液とする。
メタン生成細菌の培養基質として好適なものは、酢酸、
メタノール、メヂルアミン、炭酸ガスと水素、ギ酸など
であり、使用するメタン生成細菌の種類に応じ、これら
のうちの1種あるいは2種以−Lを選択して使用する。
また、培養液として、上記培養基質を含んだ有機性産業
廃水を用いることもてきる。
培養液に添加されるメタン生成細菌のコリノイド生産促
進物質としては、Co”  L−グルタミン酸、グリノ
ン、5−アミルプリン酸、ボルホビリノーゲン、ウロポ
ルフィリン、ロイノン、イソロイノン、ノステイン、ノ
スチン、ヒドロキノプロリン、L−グルタミン、ヒスチ
ジン、α−ケトグルタル酸、トリプトファンなどがあげ
られ、これらのうちの1種あるいは2種以上を選択して
使用する。
上記コリノイド生産促進物質の添加量は、後述する実験
例において詳しく述べるが、一般に微量でよく、バイオ
リアクター内での濃度で0.1〜100mM程度が適当
である。またこのコリノイド生産促進物質は、高濃度で
添加するとメタン生成細菌の生育に阻害的作用を及ぼす
ものもあるので、このコリノイド生産促進物質の添加は
、低濃度域から開始し、メタンガスの発生などからバイ
オリアクター内の菌の生育状態を判断しながら、徐々に
濃度を上げてい(のが望ましい。
また、上記コリノイド生産促進物質を含んた有機性産業
廃水を培養液の原液として、液中のコリノイド生産促進
物質を利用することもできる。
本発明では、メタン生成細菌を高濃度に保持するバイオ
リアクターを用いるか、バイオリアクターにメタン生成
細菌を高濃度に保持するための方法としては、 ■担体を用いて菌体を保持するバイオリアクターを用い
る。
■菌体の自己造粒作用を利用して菌体を保持する上向流
式嫌気性汚泥床バイオリアクターを用いる。
■菌体をゲルなとで包括固定化することによって菌体保
持するバイオリアクターを用いる。
■バイオリアクター出口に菌体製画用分離膜を設ける。
■遠心分離による。
■自然(重力)沈降槽を設置する。
等の方法があり、これらの方法は使用菌の種類や培養条
件により適宜選択して用いられる。これらの方法を用い
ることによって、培養系外への培養菌(メタン生成細菌
)の流出を防ぐことができる。
またバイオリアクターより培養菌を含まない培養液を取
り出すことができる。
メタン生成細菌は、バイオリアクター内で嫌気的培養さ
れることによってコリノイドを生成し、かつ生成したコ
リノイドの一部は菌体外に代謝される。そしてバイオリ
アクター出口からは、培養菌の生産したコリノイドを含
む培養液が取り出される。
バイオリアクター出口から取り出された培養液中のコリ
ノイドを回収する方法としては、■疎水性樹脂を充填し
たカラムを用い、コリノイドを吸着させて回収する方法
、 ■イオン交換樹脂を用いて吸着させる方法、■溶媒抽出
法、 などの方法が使用されるが、特に■の疎水性樹脂充填カ
ラムを用いる方法では、 )メンテナンス、樹脂の再生が容易、 1ンメタン生成細菌の生育に必要なイオン性物質を吸着
しない、 iii )カラムからのコリノイド回収にメタン生成細
菌の培養基質であるメタノールが使用できる、などの点
で有利である。しかし疎水性樹脂を用いたコリノイド回
収方法では、培養液中のコリノイドだけを選択吸着する
ことができず、疎水性物質ずへてを吸着してしまうため
、回収装置には複数系列のカラムが必要である。
このように培養液中から回収されたコリノイドは、電気
泳動法、イオン交換法、逆相クロマト法などの精製法を
用いて精製し、精製コリノイドとする。
なお、バイオリアクター内での培養によって生成したメ
タンガスは、ガスホルダーに貯留し、燃料用ガスなどと
して利用可能である。
上述したように、コリノイド生産にメタン生成細菌を用
いれば、培養菌の乾燥菌体重量当たりのコリノイドが多
(なる。培養基質や培養液が安価である。生産物阻害が
起こらないもしくは起こり難い。生産されるコリノイド
の多くが菌体外(培養液中)へ代謝されるため、コリノ
イドの回収が容易て連続生産に適している。また、メタ
ン生成細菌は、従来、主として有機性廃水の水処理に利
用されているため、廃水処理とコリノイド生産を組み合
わせたプロセス開発の可能性がある。さらに、バイオリ
アクター内での培養で生産されるメタンガスをエネルギ
ーに利用できるという利点をも有している。
以上の点から、バイオリアクター内にメタン生成細菌を
高農度に保持し、コリノイド生産促進物質を含む培養液
を供給して連続培養すれば、コリノイドを大量生産でき
、かつその回収も従来プロセスに比べて容易となり、コ
リノイドの生産効率が極めて高い生産ンステムを構築す
ることが可能となる。
次に、本発明に係わるコリノイド生産方法の他の例を説
明する。
上述したメタン生成細菌を用いたコリノイド生産方法の
一例では、コリノイド生産促進物質を含む培養液中でメ
タン生成細菌を培養し、菌のコリノイド生産能を高める
ことができる。ここで述へるコリノイド生産方法では、
培養液中に、メタン生成細菌のコリノイドの菌体外代謝
を促進させるコリノイド代謝促進物質を添加して培養を
行い、メタン生成細菌が生産するコリノイドのうち、菌
体内に蓄積する分を菌体外に代謝させ、コリノイドの生
産効率を一層向上させることを可能とする方法である。
メタン生成細菌は、本来、生産したコリノイドの約60
%を菌体外へ代謝するが、残りの40%は菌体内に残存
している。
メタン生成細菌の菌体内からのコリノイド代謝を促進さ
せる方法としては、 ■菌体内から化学的、物理的作用を利用して強制代謝さ
せる方法、 ■物質透過しやすい細胞質膜を形成することによって代
謝を容易にさせる方法、 などがある。
これら2つの観点から、界面活性剤や菌体の細胞質膜合
成障害を起こさせる抗生物質を、メタン生成細菌の生育
阻害が起こらない程度の濃度(これらの物質は過剰に添
加するとメタン生成細菌の生育を阻害してしまう働きを
持つ)で添加し、培養することによって、菌体内のコリ
ノイドの代謝を促進させることができる。
上記界面活性剤として好適なものを、市販品から例示す
れば、トリトンX−100、SDSなどであり、抗生物
質として好適なものは、コリスチン、ポリミキシンなど
である。これら各物質は微生物に影響のある重金属等が
混入していない程度の純度を持っていれば良い。
これらの界面活性剤や抗生物質を培養液中に適量添加す
ることによって、メタン生成細菌を高β度に保持したバ
イオリアクターによるコリノイドの高効率生産が可能と
なる。
この例によるコリノイド生産方法では、メタン生成細菌
の培養液中に、メタン生成細菌のコリノイド菌体外代謝
を促進させるコリノイド代謝促進物質を添加して培養を
行うことにより、コリノイドの生産効率を一層向上させ
ることができる。
次に、本発明に係わる生産装置について述べる。
第1図は、本発明に係わるコリノイド生産装置の一例と
して、メタン生成細菌を用いた連続培養に好適に使用さ
れる連続培養装置を示すものである。
この連続培養装置は、メタン生成細菌を高濃度に保持す
るバイオリアクターlと、このバイオリアクター1内に
培養液り、を供給する培養液供給装置2と、バイオリア
クターl出口に接続され、バイオリアクタ−1出口から
取り出される培養液Lt中の固形分を分離する固液分離
装置3と、この固液分離装置3で分離された菌体を含ま
ない培養液L3中のコリノイドを回収するとともに、コ
リノイド回収残液L4を培養原液として上記培養液供給
装置2に送るコリノイド回収装置4を主な構成要素とし
て備えて構成されている。
上記バイオリアクター1の形式については特に限定され
ず、固定床、流動床、tJAsB法など各種形式のりア
クタ−を使用することができる。好適なバイオリアクタ
ーを例示すれば、担体を用し)たバイオリアクター、菌
体の自己造粒作用を利用して菌体を保持する上向流式嫌
気性汚泥床ノくイオリアクター或いは菌体をゲル等で包
括固定化するバイオリアクターなどである。なお、上記
固液分離装置3に限外濾過膜を用いる場合には、適時固
定化法を用いずに培養することも可能である。
このバイオリアクター1の上部には、培養により生成す
るメタンガスを回収するガスホルダー5が設けられてい
る。またノくイオリアクターl(こ(よ、その内部の温
度をコントロールして培養温度を使用菌の至適温度に保
つための温度制御機構を設(することか望ましい。
また上記培養液供給装置2は、培養基質を添加するため
の基質貯槽6と、栄養因子を添加するための栄養因子貯
槽7と、メタン生成細菌のコリノイド生産促進物質ある
いはコリノイド生産促進物質とコリノイド代謝促進物質
の双方を添加するための添加剤貯槽8と、培養液のpH
を調整するための酸やアルカリを添加するためのpH調
整剤貯槽9と、上記コリノイド回収装置4から送られる
コリノイド回収残液(培養原液り、)に上記各貯槽の添
加剤を添加して培養液を再生し、この培養液L1をバイ
オリアクター1に供給する混合調整槽10を備えて構成
されている。
上記基質貯槽6は、酢酸、メタノールなど使用する細菌
に適する基質を1種あるいは2種以上供給するためのも
のであって、複数種の基質を濃度を変えて供給する場合
には、各基質毎に供給槽を設ける。
また栄養因子貯槽7は、窒素源や無機塩類、ビタミン類
、増殖促進因子など種々の栄養物質を添加するためのも
のである。上記培養基質と栄養因子とを混合して使用す
る場合には、1つの貯槽て培養基質と栄養因子を供給す
ることができる。
また添加剤貯槽8は、コリノイド生産促進物質やコリノ
イド代謝促進物質など2種以上の添加剤の濃度をコント
ロールする必要がある場合には、それぞれの添加剤毎に
貯槽を増設する。
またpHl11整剤貯槽9は、培養液のp)Iの測定結
果に基づいて、バイオリアクターlに供給する培養液り
、が使用菌の至適pHの範囲となるように、所定量の酸
性溶液あるいはアルカリ性溶液を自動的に添加する機能
を有している。酸性溶液としては酢酸などの有機酸の他
、塩酸、硫酸などの無機酸も使用可能である。アルカリ
性溶液としては水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、
アンモニア水などが好適である。
上記混合調製槽lOは、コリノイド回収装置4から送ら
れる培養原液L4と各貯槽6.7.8.9の添加剤を混
合して培養液Llを再生するためのものである。この混
合調製槽lOには培養原液L4中の培養基質、各栄養因
子あるいはコリノイド生産促進物質の濃度をセンサで計
測し、不足する成分を培養原液L4の量に合わせて自動
的に各貯槽から所定量添加し、上記pH調製剤貯槽9に
よるpHEIM製と合わせて、一定の組成の培養液り、
をノ(イオリアクターlに供給できるような構成とする
のが望ましい。
上記固液分離装置3は、遠心分離装置や自然(重力)沈
降槽を用いてバイオリアクタ−1出口から取り出される
培養液り、から固形分・を分離し、分離した固形分S(
菌体等の固形分を多く含む濃厚液)を混合調製槽10に
返送するとともに、固形分Sを分離した培養液L3をコ
リノイド回収装置4に送るようになっている。また固液
分離装置3としては、上記装置の他に、バイオリアクタ
ー1の出口に限外濾過膜などの菌体分離膜を配設し、バ
イオリアクターl内からの菌の流出を防ぐとともに、こ
の膜から菌を含まない培養液1− yのみを取り出すよ
うに構成することもできる。この場合には固形分Sの返
送工程は省略される。
上記コリノイド回収装置4は、望ましくは疎水性樹脂充
填カラムを複数つないたものが用いられるが、充填樹脂
としてイオン交換樹脂の使用も可能である。
また、この図中符号+1は回収溶剤貯槽であって、一定
時間コリノイド回収装置4で培養液L3中のコリノイド
を吸収させた後、コリノイド回収装@4に回収溶剤を供
給し、樹脂に吸着されたコリノイドを溶出させ、溶出し
たコリノイドを精製工程12に送るようになっている。
コリノイド回収装置4の樹脂に疎水性樹脂を用いた場合
の回収溶剤としてはメタノールが特に好ましい。
」−述したように構成された連続培養装置は、バイオリ
アクターl内に高濃度にメタン生成細菌を保持させた状
態で、この菌の培養に適した培養液り、をバイオリアク
ター人口から供給し、バイオリアクターl内で嫌気的培
養を行い、バイオリアクター出口から固液分離装置3を
通し、菌を含まない培養液L3を取り出してコリノイド
回収装置4に送り、培養液り、中のコリノイドを回収し
、培養残液を培養原液L4として培養液供給装置2に送
り、この培養液供給装置2で各種の添加剤を混合して培
養液り、を再生し、この培養液L1をバイオリアクター
lに供給することでメタン生成細菌を連続培養する。コ
リノイド回収装置4て回収されたコリノイドは、適当な
時期に回収溶剤で溶出させて精製工程に送り、電気泳動
、イオン交換、逆相クロマトなどの手法を用いて精製し
、コリノイド精製物とする。
なお、この連続培養装置において使用されるコリノイド
生産菌としては、メタン生産菌(Methanogen
ic bacteria)が主であるが、バイオリアク
ター中にこのメタン生成細菌以外のコリノイド生産嫌気
性菌(例えば、S ultate−reducLing
 bacteriaやA cetogenic bac
teriaなと)が混在した状態で培養することも可能
である。
この連続培養装置によれば、培養系外に培養菌を流出さ
せることなくメタン生産菌を連続培養してコリノイドを
連続的に生産、回収することができるので、コリノイ1
−を高効率で生産できる。
また系外に流れ出す液体が殆どなく、高温で培養するメ
タン生産細菌の培養に際しては熱損失か少なくなり、熱
効率の点ても有利となる。
また系外に流れ出す液体が殆どなく、コリノイド回収残
液を再生利用して培養を行うので、栄養因子やコリノイ
ド生産促進物質などの添加剤を大幅に節約できる。特に
栄養因子の一部、コリノイド生産促進物質、コリノイド
代謝促進物質等は高価なものが多く、従来は回収利用が
出来ないために使用できなかった添加剤であっても、こ
の連続培養装置であれば使用することができる。
またコリノイドの回収効率が良く、精製が容易となる。
また菌体を破砕する必要がなく、コリノイドの生産工程
を大幅に省略することができる。
以下に本発明に係わる実験例を記す。
(実験例) ■コリノイド生産促進物質の効果についてビタミンB1
.(コリノイド)、イーストエキス、ポリペプトンを無
添加としたミネラル培地(炭素源:メタノール)で継代
培養したM ethanosarcinasp、 (0
M92906)を用い、上記培地に第1表に示す各種の
物質を添加した培地に植菌し、培養温度53度で4日間
培養した。評価法としては、基本培地で培養した系の菌
体外コリノイド量と物質添加の系の菌体外コリノイド量
をTLCで比較した。結果を第1表に示した。
第1表 また、第1表に示した物質のうち、Co’+の添加量と
コリノイド生産量との関係を第2図に示した。
第1表および第2図から明らかなように、基本培地にコ
リノイド生産促進物質を添加して培養することにより、
コリノイド生産能が向上することが確認された。
■コリノイド代謝促進物質の効果について上述した菌を
用い、上記培地に界面活性剤(トリトンX−100,5
DS)、抗生物質(コリスチン、ポリミキシン)の各コ
リノイド代謝促進物質を添加して培養し、各代謝促進物
質の菌体外コリノイド代謝促進効果を調べた。その結果
を第3図ないし第6図に示した。
これらの図かられかるように、トリトンX−100では
100+ng/f2添加で生育阻害が起こり、メタン生
成細菌の増殖が行なわれず、菌体外コリノイド代謝率は
ゼロであるが、それ以外では実験濃度域で、無添加の系
(上記第3〜6図の各図の濃度Oのプロット 55%)
に比べ、コリノイド代謝率が極めて高くなっていること
が分かる。
次に、上記物質の実験濃度における、メタン生成細菌の
増殖への影智を調へ、その結果を第2表に示した。
(以下余白) 第2表 第2表に示した結果から、トリトンx−to。
の添加系において添加量の増加とともに生育阻害が見ら
れるが、それ以下は無添加の系に比べ、08以上の増殖
を示した。
これらの事実から、トリトン以外の3つの物質(S D
 S、コリスチン、ポリミキシン)を本実験^度域で使
用すればメタン生成細菌は、はぼ増殖阻害なしに、効率
よくコリノイドを菌体外へ代謝させる効果が得られるこ
とが確認された。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、つぎのような効
果が得られる。
コリノイドの生産にメタン生成細菌を用い、この菌のコ
リノイド生産性を高めるコリノイド生産促進物質を添加
して培養するので、培養菌の菌体重量当たりのコリノイ
ド生産量が多くなる。また培養基質や培養液が安価であ
る。また生産物阻害が起こり難い。さらに、生産される
コリノイドの多くが菌体外(培養液中)へ代謝されるた
め、コリノイドの回収が容易て連続生産に適している。
また、メタン生成細菌は、従来、主として有機性廃水の
水処理に利用されているため、廃水処理とコリノイド生
産を組み合わせたプロセス開発の可能性がある。さらに
また、バイオリアクター内での培養で生産されるメタン
ガスをエネルギーに利用できるという利点もある。
以上の点から、バイオリアクター内にメタン生成細菌を
高濃度に保持し、コリノイド生産促進物質を含む培養液
を供給して連続培養すれば、コリノイドを大量生産でき
、かつその回収も従来プロセスに比べて容易となり、コ
リノイドの生産効率が極めて高い生産ンステムを構築す
ることが可能となる。
また、メタン生成細菌のコリノイド菌体外代謝を促進さ
せるコリノイド代謝促進物質を添加して培養することに
より、コリノイドの回収率が向上し、生産効率を一層高
めることができる。
さらに、本発明に係わるコリノイドの生産装置にあって
は、培養系外に培養菌を流出させることなくメタン生産
菌を連続培養してコリノイドを連続的に生産、回収する
ことができ、コリノイドの生産効率が高い。系外に流れ
出す液体が殆どなく、高温で培養するメタン生産細菌の
培養に際しては熱損失が少なくなり、熱効率の点でも有
利となる。
系外に流れ出す液体が殆どなく、コリノイド回収残液を
再生利用して培養を行うので、栄養因子やコリノイド生
産促進物質なとの添加剤を大幅に節約でき、特に栄養因
子の一部、コリノイド生産促進物質、コリノイド代謝促
進物質等は高価なものが多く、従来は回収利用が出来な
いために使用できなかった添加剤であっても、この連続
培養装置であれば使用することができる等の優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わるコリノイド生産装置の一例を
説明するためのもので、メタン生産細菌の連続培養装置
の概略構成図、第2図ないし第6図は本発明の詳細な説
明図であって、第2図はCo’“濃度とコリノイド生成
量との関係を示すグラフ、第3図ないし第6図は、各種
のコリノイド代謝促進物質の濃度と菌体外代謝率との関
係を示すグラフである。 2 ・・ 4 ・・ し L 4・・ バイオリアクター 培養液供給装置 コリノイド回収装置 Lx、Ls・・培養液 培養原液 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタン生成細菌を高濃度に保持するバイオリアク
    ター内に、メタン生成細菌のコリノイド生産促進物質を
    含む培養液を供給しつつ該バイオリアクター内でメタン
    生成細菌の嫌気的培養を行い、バイオリアクター出口か
    ら菌体を含まない培養液を取り出し、該培養液中のコリ
    ノイドを回収することを特徴とするメタン生成細菌を用
    いたコリノイド生産方法。
  2. (2)上記バイオリアクター出口から取り出した培養液
    中のコリノイドを回収した後、このコリノイド回収残液
    を培養原液として使用することを特徴とする請求項1に
    記載のメタン生成細菌を用いたコリノイド生産方法。
  3. (3)上記培養液に、メタン生成細菌のコリノイドの菌
    体外代謝を促進させるコリノイド代謝促進物質を添加す
    ることを特徴とする請求項1記載のメタン生成細菌を用
    いたコリノイド生産方法。
  4. (4)メタン生成細菌を高濃度に保持したバイオリアク
    ターと、該バイオリアクター内にメタン生産細菌の培養
    液を供給する培養液供給手段と、バイオリアクターの出
    口から取り出される菌体を含まない培養液中のコリノイ
    ドを回収するとともに、コリノイド回収残液を培養原液
    として上記培養液供給手段に送るコリノイド回収手段と
    を備えてなるコリノイド生産装置。
JP2107139A 1990-04-23 1990-04-23 メタン生成細菌を用いたコリノイド生産方法および生産装置 Pending JPH044892A (ja)

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